JP4313963B2 - スイッチング電源装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スイッチング電源装置に関し、さらに詳細には、ハーフブリッジ型のスイッチング電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、スイッチング電源装置の1次側回路としてバックコンバータ回路とハーフブリッジ回路の直列回路を用い、バックコンバータ回路によって入力電圧Vinを降圧してこれをハーフブリッジ回路に供給し、これを受けるハーフブリッジ回路によってトランスの1次巻線を励磁する手法が提案されている(Buck + Half Bridge (d=50%) Topology Applied to very Low Voltage Power Converters, IEEE APEC ‘01, 2001)。
【0003】
スイッチング電源装置の1次側回路としてこのような回路を用いた場合、ハーフブリッジ回路に含まれるスイッチング素子のデューティはある決まった量に固定される一方、バックコンバータ回路に含まれるスイッチング素子のデューティは出力電圧Voに基づいて所定量となるように制御される。これにより、出力電圧Voとして比較的低い電圧を高効率且つ安定的に得ることができるので、例えばコンピュータ用の電源として最適に用いることができる。
【0004】
図7は、このような1次側回路を有する従来のスイッチング電源装置の回路図である。
【0005】
図7に示されるように、従来のスイッチング電源装置は、トランス1と、入力電源2に接続されたバックコンバータ回路3と、バックコンバータ回路3に接続されトランス1の1次巻線を励磁するハーフブリッジ回路4と、トランス1の2次側に設けられた整流回路5と、整流回路5の後段に設けられ負荷6に接続された平滑回路7と、絶縁回路8を介して出力電圧Voを監視しこれに基づいてバックコンバータ回路3に含まれる第1及び第2のメインスイッチ9、10のオン/オフを制御するとともに、ハーフブリッジ回路4に含まれる第3及び第4のメインスイッチ11、12のオン/オフを制御する制御回路13とを備える。
【0006】
バックコンバータ回路3は、第1及び第2のメインスイッチ9、10の他にインダクタ14を備えており、ハーフブリッジ回路4は、第3及び第4のメインスイッチ11、12の他に、バックコンバータ回路3の出力端間に直列に接続された第1及び第2の入力コンデンサ15、16を備え、第3及び第4のメインスイッチ11、12の節点と第1及び第2の入力コンデンサ15、16の節点との間に、トランス1の1次巻線が接続されている。また、整流回路5は、第1及び第2のダイオード17、18からなり、平滑回路7は、平滑用インダクタ19及び平滑用コンデンサ20からなる。これら整流回路5と平滑回路7は、出力回路を構成している。
【0007】
さらに、バックコンバータ回路3には、トランス1の1次側に流れる電流Iinを検出する電流検出回路21が備えられており、その検出結果は制御回路13に供給されている。電流検出回路21としては、抵抗が一般的に用いられる。
【0008】
このような構成において、バックコンバータ回路3に含まれる第1及び第2のメインスイッチ9、10は、制御回路13による制御のもと所定のデッドタイムをはさんで交互にオンし、これによって、バックコンバータ回路3の出力端間には、入力電圧Vin1及び第1及び第2のメインスイッチ9、10のデューティにより決まる一定の内部電圧Vin2が現れる。一方、ハーフブリッジ回路4に含まれる第3及び第4のメインスイッチ11、12は、制御回路13による制御のもと、いずれもある決まった量のデューティにて交互にオン/オフする。これにより、負荷6の両端には、内部電圧Vin2及びトランス1の巻数比により決まる一定の出力電圧Voが与えられる。
【0009】
また、制御回路13は、電流検出回路21により検出された電流Iinを参照することによって出力電流Ioを間接的に監視し、これにより出力電流Ioが過電流状態となっているか否かを知ることができる。ここで、過電流状態とは、スイッチング電源装置の最大定格出力を実質的に越える出力電流が流れている状態を指す。制御回路13は、出力電流Ioが過電流状態であると判断した場合、バックコンバータ回路3に含まれる第1及び第2のメインスイッチ9、10のデューティを低下させ、これによって出力電圧Voを垂下させる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のスイッチング電源装置においては、出力電流Ioの過電流状態を検出するために、抵抗からなる電流検出回路21が設けられていることから、かかる電流検出回路21において大きな電力損失が発生するという問題があった。
【0011】
このような問題を回避するためには、電流検出回路21としてカレントトランスを用いることが有効であるが、この場合には、実装面積の増大をもたらすという問題が発生する他、カレントトランスが有するインダクタンス成分によってバックコンバータ回路3に含まれる第1及び第2のメインスイッチ9、10にサージ電圧が発生することから、第1及び第2のメインスイッチ9、10として逆方向耐圧の高い素子を用いなければならないという問題が発生してしまう。
【0012】
したがって、本発明の目的は、1次側のハーフブリッジ回路の前段にバックコンバータ回路等の変圧回路が備えられたスイッチング電源装置であって、出力電流Ioの過電流状態を効率的に検出することができるスイッチング電源装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明のかかる目的は、トランスと、前記トランスの1次側に設けられたハーフブリッジ回路と、前記ハーフブリッジ回路の前段に設けられた変圧回路と、前記トランスの2次側に設けられた出力回路と、前記出力回路の出力電圧に基づいて少なくとも前記変圧回路の変圧動作を制御する制御回路と、前記ハーフブリッジ回路の中点電位に含まれるリップル成分の振幅の大きさを検出するリップル検出回路とを備え、前記制御回路が、前記リップル検出回路により検出されたリップル成分の振幅の大きさが、所定の閾値よりも大きくなったときに前記出力回路の出力電流が過電流状態と判断し、前記変圧回路の出力電圧を低下させるように変圧動作を制御するように構成されたことを特徴とするスイッチング電源装置によって達成される。
【0014】
本発明によれば、リップル成分に基づいて変圧回路の変圧動作を制御していることから、抵抗やカレントトランスを用いことなく、効率的に出力電流の過電流状態を検出し、これに基づいた適切な制御を行うことが可能となる。
また、本発明によれば、過電流時に出力電圧を垂下させることが可能となる。
【0016】
本発明の好ましい実施態様によれば、過電流時に出力電圧を垂下させることが可能となる。
【0017】
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記変圧回路がバックコンバータ回路である。
【0018】
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記制御回路は、さらに、前記出力回路の出力電圧若しくはこれに対応する電圧が第2のしきい値電圧を越えたことに応答して、前記バックコンバータ回路のディーティを変更する。
【0019】
本発明のさらに好ましい実施態様によれば、所望の電圧垂下特性を得ることが可能となる。
【0022】
本発明の好ましい実施態様においては、前記手段が、リップル成分を抽出しその振幅を検出する手段と、前記振幅を増幅する手段とを少なくとも備える。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施態様について詳細に説明する。
【0024】
図1は、本発明の好ましい実施態様にかかるスイッチング電源装置30の回路図である。
【0025】
図1に示されるように、本実施態様にかかるスイッチング電源装置30は、従来のスイッチング電源装置と同様、1次側回路としてバックコンバータ回路とハーフブリッジ回路の直列回路を用いたスイッチング電源装置であり、従来のスイッチング電源装置に備えられている電流検出回路21が削除され、代わりにリップル検出回路32が備えられている点において異なる。その他の構成については従来のスイッチング電源装置と同様であるので、従来のスイッチング電源装置と同じ構成要素については、図7と同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0026】
リップル検出回路32には、第2の入力コンデンサ16の両端間の電圧が与えられており、第1及び第2の入力コンデンサ15、16の中点電位V4に含まれるリップルが観測される
図2は、ハーフブリッジ回路4に含まれる第3及び第4のメインスイッチ11、12の動作と中点電位V4のリップルとの関係を示すタイミング図である。図2において、Vgs11とは制御回路13より第3のメインスイッチ11のゲート電極に供給される制御パルスの電圧を意味し、Vgs12とは制御回路13より第4のメインスイッチ12のゲート電極に供給される制御パルスの電圧を意味する。また、Vds11とは第3のメインスイッチ11のソース−ドレイン間電圧を意味し、Vds12とは第4のメインスイッチ12のソース−ドレイン間電圧を意味する。さらに、Id11とは第3のメインスイッチ11に流れる電流を意味し、Id12とは第4のメインスイッチ12に流れる電流を意味する。
【0027】
図2に示されるように、中点電位V4の電位は、第3のメインスイッチ11がオンし第4のメインスイッチ12がオフしている期間において上昇し、逆に、第3のメインスイッチ11がオフし第4のメインスイッチ12がオンしている期間において低下する。このため、中点電位V4は、第3及び第4のメインスイッチ11、12のスイッチング周期に一致した周期を持つリップルが現れる。
【0028】
図3は、リップル検出回路32の回路図である。
【0029】
図3に示されるように、リップル検出回路32は、中点電位V4の直流成分をカットするコンデンサ40と、直流成分がカットされた中点電位V4を整流するブリッジ回路41と、ブリッジ回路41の出力に直流バイアスを与える抵抗42及び43からなる抵抗回路と、基準電圧を生成する抵抗44及び45からなる抵抗回路と、直流バイアスが与えられたブリッジ回路41の出力が非反転入力端子(+)に供給され基準電圧が反転入力端子(−)に供給される増幅器46とを備えている。
【0030】
このような構成からなるリップル検出回路32によれば、第1及び第2の入力コンデンサ15、16の中点電位V4からリップル成分が抽出され、これが増幅された信号である制御信号C1が生成される。かかる制御信号C1は、図1に示されるように制御回路13に供給される。
【0031】
ここで、中点電位V4のリップル成分の振幅は、出力電流Ioと実質的に比例関係にある。このため、制御信号C1を受ける制御回路13は、制御信号C1の振幅(VC1pp)を監視することにより、出力電流Ioが過電流状態となっているか否かを知ることができる。
【0032】
図4は、本実施態様にかかるスイッチング電源装置30の動作を示すフローチャートである。
【0033】
まず、制御回路13は、制御信号C1の振幅VC1ppを監視し、これが所定のしきい値電圧Vt1を超えたか否かを判断する(ステップS1)。ここで、しきい値電圧Vt1とは、出力電流Ioが過電流状態となった場合における制御信号C1の振幅VC1ppに相当する。上述の通り、制御信号C1の振幅VC1ppと出力電流Ioとは実質的に比例関係にあることから、制御信号C1の振幅VC1ppがしきい値電圧Vt1を越えて上回った場合、制御回路13は、出力電流Ioが過電流状態であると判断することができる。
【0034】
かかる判断の結果、制御信号C1の振幅VC1ppがしきい値電圧Vt1を越えて上回っており、出力電流Ioが過電流状態であると判断された場合、制御回路13は、第1のメインスイッチ9のデューティを低下させる(ステップS2)。具体的には、第1のメインスイッチ9のゲート電極に供給される電圧Vgs9がハイレベルである時間を短縮する。これにより、バックコンバータ回路3の出力である内部電圧Vin2のレベルが低下し、その結果、出力電圧Voが垂下する。
【0035】
このように、本実施態様にかかるスイッチング電源装置30においては、第1及び第2の入力コンデンサ15、16の中点電位V4に含まれるリップル成分を検出し、これに基づいて間接的に出力電流Ioが過電流状態であるか否かを判断していることから、損失の発生を効果的に抑制しつつ、出力電流Ioの過電流状態を検出することができる。
【0036】
尚、本実施態様において、出力電流Ioが過電流状態であると判断された場合に、第3及び第4のメインスイッチ11、12のデューティを低下させるべきではない。第3及び第4のメインスイッチ11、12のデューティを低下させると、これに応じて第1及び第2の入力コンデンサ15、16の中点電位V4に含まれるリップルの振幅が小さくなってしまうことから、出力電流Ioの過電流状態を正しく検出できなくなるからである。このことは、本発明が、1次側のハーフブリッジ回路の前段にバックコンバータ回路等の変圧回路が備えられたスイッチング電源装置において有効であることを暗示している。
【0037】
次に、本発明の好ましい他の実施態様について説明する。
【0038】
図5は、本発明の好ましい他の実施態様にかかるスイッチング電源装置50の回路図である。
【0039】
図5に示されるように、本実施態様にかかるスイッチング電源装置50は、上記実施態様にかかるスイッチング電源装置30に、内部電圧検出回路51が付加された構成を有する。内部電圧検出回路51は、内部電圧Vin2の直流レベルを検出する回路であり、その検出結果は制御信号C2として制御回路13に供給される。
【0040】
ここで、内部電圧Vin2は、出力電圧Voと実質的に比例関係にある。このため、制御信号C2を受ける制御回路13は、制御信号C2のレベル(VC2)を監視することにより、出力電圧Voのレベルを間接的に検出することができる。
【0041】
図6は、本実施態様にかかるスイッチング電源装置50の動作を示すフローチャートである。
【0042】
まず、制御回路13は、制御信号C1の振幅VC1ppを監視し、これがしきい値電圧Vt1を超えたか否かを判断する(ステップS11)。上述の通り、制御信号C1の振幅VC1ppと出力電流Ioとは実質的に比例関係にあることから、制御信号C1の振幅VC1ppがしきい値電圧Vt1を越えて上回った場合、制御回路13は、出力電流Ioが過電流状態であると判断することができる。
【0043】
かかる判断の結果、制御信号C1の振幅VC1ppがしきい値電圧Vt1を越えて上回っており、出力電流Ioが過電流状態であると判断された場合、制御回路13は、第1のメインスイッチ9のデューティを低下させる(ステップS12)。これにより、バックコンバータ回路3の出力である内部電圧Vin2のレベルが低下し、その結果、出力電圧Voが垂下する。
【0044】
次に、制御回路13は、制御信号C2のレベルVC2を監視し、これがしきい値電圧Vt2を越えて下回ったか否かを判断する(ステップS13)。上述の通り、制御信号C2のレベルVC2と出力電圧Voとは実質的に比例関係にあることから、制御信号C2のレベルVC2がしきい値電圧Vt2を越えて下回った場合、制御回路13は、出力電圧Voが所定のレベルまで垂下したと判断することができる。
【0045】
かかる判断の結果、制御信号C2のレベルVC2がしきい値電圧Vt2を越えて下回っており、出力電圧Voが所定のレベルまで垂下したと判断された場合、制御回路13は、第1のメインスイッチ9のデューティをさらに低下させる(ステップS14)。これにより、バックコンバータ回路3の出力である内部電圧Vin2のレベルはいっそう低下し、その結果、出力電圧Voがより急峻な角度を持って垂下する。
【0046】
このように、本実施態様にかかるスイッチング電源装置50においては、上記実施態様における効果に加え、出力電圧Voが所定のレベルまで垂下したと判断されたことに応答して、その垂下特性を調節していることから、所望の垂下特性を得ることができる。
【0047】
本発明は、以上の実施態様に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
【0048】
例えば、上記実施態様にかかるスイッチング電源装置30、50においては、トランス1の1次側回路として、バックコンバータ回路3とハーフブリッジ回路4の直列回路を用いているが、ハーフブリッジ回路4の前段回路としてはバックコンバータ回路3に限定されず、フォワードコンバータ回路等、他の種類の変圧回路を用いても構わない。
【0049】
また、上記実施態様にかかるスイッチング電源装置30、50においては、トランス1の2次側回路として、第1及び第2のダイオード17、18からなる整流回路5を用いているが、本発明においてトランス1の2次側回路には特に制限はなく、他の種類の回路、例えば、トランジスタを用いた同期整流型の整流回路を用いても構わない。
【0050】
さらに、上記実施態様にかかるスイッチング電源装置30、50においては、リップル検出回路32として図3に示した回路を用いたが、第1及び第2の入力コンデンサ15、16の中点電位V4からリップル成分を抽出可能であれば、どのような回路を用いても構わない。例えば、リップル検出回路32から増幅器46を削除し、ブリッジ回路41の出力をそのまま制御信号C1とする回路を用いても構わない。
【0051】
また、上記実施態様にかかるスイッチング電源装置30、50においては、中点電位V4のリップル成分を抽出するリップル検出回路32を用いて制御信号C1を生成しているが、トランス1の2次側に現れるリップル成分を抽出することによって制御信号C1を生成しても構わない。かかる構成は、制御回路13が2次側に属する場合に適している。
【0052】
さらに、上記実施態様にかかるスイッチング電源装置50においては、制御信号C2のレベルVC2がしきい値電圧Vt2を越えて下回ったことに応答して、第1のメインスイッチ9のデューティをさらに低下させているが(ステップS14)、要求される垂下特性に応じ、第1のメインスイッチ9のデューティを上昇させても構わない。
【0053】
また、上記実施態様にかかるスイッチング電源装置50においては、内部電圧Vin2の直流レベルを検出する内部電圧検出回路51を用いて制御信号C2を生成し、これによって出力電圧Voの間接的な検出を可能としているが、出力電圧Voを直接検出しても構わない。かかる構成は、制御回路13が2次側に属する場合に適している。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、出力電流Ioの過電流状態を効率的に検出することができるスイッチング電源装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施態様にかかるスイッチング電源装置30の回路図である。
【図2】ハーフブリッジ回路4の動作と中点電位V4のリップルとの関係を示すタイミング図である。
【図3】リップル検出回路32の回路図である。
【図4】本発明の好ましい実施態様にかかるスイッチング電源装置30の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の好ましい他の実施態様にかかるスイッチング電源装置50の回路図である。
【図6】本発明の好ましい実施態様にかかるスイッチング電源装置50の動作を示すフローチャートである。
【図7】従来のスイッチング電源装置の回路図である。
【符号の説明】
1 トランス
2 入力電源
3 バックコンバータ回路
4 ハーフブリッジ回路
5 整流回路
6 負荷
7 平滑回路
8 絶縁回路
9 第1のメインスイッチ
10 第2のメインスイッチ
11 第3のメインスイッチ
12 第4のメインスイッチ
13 制御回路
14 インダクタ
15 第1の入力コンデンサ
16 第2の入力コンデンサ
17 第1のダイオード
18 第2のダイオード
19 平滑用インダクタ
20 平滑用コンデンサ
21 電流検出回路
30 スイッチング電源装置
32 リップル検出回路
40 コンデンサ
41 ブリッジ回路
42〜45 抵抗
46 増幅器
50 スイッチング電源装置
51 内部電圧検出回路

Claims (2)

  1. トランスと、前記トランスの1次側に設けられたハーフブリッジ回路と、前記ハーフブリッジ回路の前段に設けられた変圧回路と、前記トランスの2次側に設けられた出力回路と、前記出力回路の出力電圧に基づいて少なくとも前記変圧回路の変圧動作を制御する制御回路と、前記ハーフブリッジ回路の中点電位に含まれるリップル成分の振幅の大きさを検出するリップル検出回路とを備え、前記制御回路が、前記リップル検出回路により検出されたリップル成分の振幅の大きさが、所定の閾値よりも大きくなったときに前記出力回路の出力電流が過電流状態と判断し、前記変圧回路の出力電圧を低下させるように変圧動作を制御するように構成されたことを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 前記リップル検出回路が、少なくとも、ハーフブリッジ回路の中点電位の直流電圧成分を除去して得られた振幅を検出する手段と、前記振幅を増幅する手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源装置。
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