JP4313939B2 - 搬送用突起付きベルト - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、搬送用突起付きベルトに関する。
【0002】
【従来の技術】
搬送用突起付きベルトは、ベルト背面に搬送用突起が設けられたベルトであり、紙葉類等の搬送に広く用いられている。
【0003】
そして、かかる搬送用突起付きベルトの搬送用突起は、ベルト背面に一体に設けられているものの他、突起強度の向上を図るべく突起厚さを厚くすると、ベルトを小プーリに適正に巻き掛けることが困難となることから、ベルト背面に支持部を立設し、その支持部を外嵌又は挟持するように搬送用突起部材を支持部に固設したものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、支持部に搬送用突起部材を固設した搬送用突起付きベルトを用いて紙葉類等の搬送物を搬送しようとすると、搬送用突起部材が搬送物によってベルト走行方向後側に押圧され、搬送用突起部材に支持部基端を支点としてベルト走行方向後側に倒そうとする押圧力が作用し、それによって搬送用突起部材とベルト背面との間に隙間が形成され、その隙間に搬送物が挟み込まれるという問題がある。
【0005】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、搬送用突起部材とベルト背面との間に搬送物が挟み込まれることのない構造の搬送用突起付きベルトを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、搬送用突起部材とベルト背面との間に隙間が形成されない若しくはその形成が抑制されるベルト構造、又はかかる隙間が形成されても搬送物がその隙間に進入するのを阻止する部材を設けたベルト構造により、搬送用突起部材とベルト背面との間に搬送物が挟み込まれるのを防止しようとするものである。
【0007】
具体的には、本出願の解決手段は
ベルト背面に一体に立設された支持部と、該支持部を外嵌又は挟持する一対の脚部を有し且つ搬送面がベルト走行方向を向くように該支持部に固設された搬送用突起部材と、を備え、
上記搬送用突起部材の上記支持部を外嵌又は挟持する一対の脚部のうち該支持部のベルト走行方向前側に位置する前側脚部と、ベルト背面の該前側脚部に対応する前側脚部対応部と、が接触している搬送用突起付きベルトを前提とする。
【0008】
そして、第1の解決手段は、
上記前側脚部は、その脚部長さが上記支持部を挟んでベルト走行方向後側に位置する後側脚部より長く設定されている一方、上記前側脚部対応部は、該前側脚部が緩嵌する凹部に形成されていることを特徴とする。
【0009】
具体的には、本出願の解決手段は
ベルト背面に一体に立設された支持部と、該支持部を外嵌又は挟持する一対の脚部を有し且つ搬送面がベルト走行方向を向くように該支持部に固設された搬送用突起部材と、を備え、
上記搬送用突起部材の上記支持部を外嵌又は挟持する一対の脚部のうち該支持部のベルト走行方向前側に位置する前側脚部と、ベルト背面の該前側脚部に対応する前側脚部対応部と、が接触し
ベルト走行によって上記搬送用突起部材が紙葉類を押圧して水平搬送する紙葉類の搬送用突起付きベルトを前提とする。
【0010】
第2の解決手段は、
上記前側脚部対応部のベルト走行方向前側端部又は該端部近傍には突起が設けられている一方、上記前側脚部底面には該突起を収容する欠切部が設けられていることを特徴とする
上記の構成によれば、前側脚部と前側脚部対応部との間に隙間が形成されても、欠切部に収容されていた突起が現れて搬送物の進入を阻止し、それらの間に搬送物が挟み込まれるのが防止されることとなる。
【0011】
ここで、前側脚部対応部に設けられる突起の形状は特に限定されるものではないが、ベルト全幅に渡って搬送物の進入を阻止しうるという観点から、ベルト幅方向に延びる突条とすることが好ましい。
【0012】
第3の解決手段は、
上記前側脚部側面には、そのベルト走行方向前側端部乃至端部近傍からベルト側面を覆うように垂下した側方突起が設けられていることを特徴とする。
【0013】
上記の構成によれば、前側脚部と前側脚部対応部との間に隙間が形成されても、前側脚部側面のベルト走行方向前側端部乃至端部近傍からベルト側面を覆うように垂下した側方突起が搬送物の進入を阻止し、それらの間に搬送物が挟み込まれるのが防止されることとなる。
【0014】
ここで、側方突起は、一方の前側脚部側面にのみ設けるようにしてもよいが、より確実に搬送物の進入を阻止しうるという観点から、前側脚部の両側面に設けることが好ましい。
【0015】
第4の解決手段は、
ベルト背面の上記前側脚部対応部よりベルト走行方向前側に突起が設けられていることを特徴とする。
【0016】
上記の構成によれば、前側脚部と前側脚部対応部との間に隙間が形成されても、ベルト背面の前側脚部対応部よりベルト走行方向前側に設けられた突起が搬送物の進入を阻止し、それらの間に搬送物が挟み込まれるのが防止されることとなる。
【0017】
ここで、突起の形状は特に限定されるものではないが、ベルト全幅に渡って搬送物の進入を阻止しうるという観点から、ベルト幅方向に延びる突条とすることが好ましい。
【0018】
第5の解決手段は、
上記ベルト背面に一体に立設された支持部は、ベルト背面に対してベルト走行方向前側に傾いていることを特徴とする。
【0019】
上記の構成によれば、支持部が搬送用突起部材をつっかい棒的に支持することとなり、搬送用突起部材がベルト走行方向後側に押圧され、搬送用突起部材に支持部基端を支点としてベルト走行方向後側に倒そうとする押圧力が作用しても、その支持部のつっかい棒的支持が押圧力に抵抗し、それによって前側脚部と前側脚部対応部との間の隙間の形成が抑止され、それらの間に搬送物が挟み込まれるのが防止されることとなる。
【0020】
第6の解決手段は、
上記前側脚部は、上記前側脚部対応部を予圧縮するように構成されていることを特徴とする。
【0021】
上記の構成によれば、搬送用突起部材には支持部基端を支点としてベルト走行方向前側に回動させようとする力が常時作用することとなり、搬送用突起部材がベルト走行方向後側に押圧され、搬送用突起部材に支持部基端を支点としてベルト走行方向後側に倒そうとする押圧力が作用しても、その力が押圧力に抵抗し、それによって前側脚部と前側脚部対応部との間の隙間の形成が抑止され、それらの間に搬送物が挟み込まれるのが防止されることとなる。
【0022】
具体的構成としては、前側脚部を、その脚長さが上記支持部よりも長くなるように設定すればよい。
【0023】
また、支持部を、支持部がベルト走行方向前側に復帰しようとする弾性力を発現するようにベルト走行方向後側に変位された状態で搬送用突起部材の一対の脚部に外嵌又は挟持するようにしてもよい。このとき、ベルト背面に垂直に立設された支持部をベルト走行方向後側に変位させるようにしてもよく、また、ベルト背面にベルト走行方向前側に傾いて立設された支持部をベルト走行方向後側に変位させるようにしてもよく、さらに、ベルト背面にベルト走行方向後側に傾いて立設された支持部をさらにベルト走行方向後側に変位させるようにしてもよい。
【0024】
さらに、ベルト背面における搬送用突起部材の一対の脚部のうち支持部のベルト走行方向後側に位置する後側脚部に対応する後側脚部対応部を凸部に形成し、後側脚部対応部が後側脚部を押圧するようにしてもよい。
【0025】
第7の解決手段は、
上記搬送用突起部材の一対の脚部のうち上記支持部のベルト走行方向後側に位置する後側脚部が、ベルト背面の該後側脚部に対応する後側脚部対応部を予圧縮するように構成されていることを特徴とする。
【0026】
上記の構成によれば、後側脚部の後側脚部対応部への当接支持が常時維持されることとなり、搬送用突起部材がベルト走行方向後側に押圧され、搬送用突起部材に支持部基端を支点としてベルト走行方向後側に倒そうとする押圧力が作用しても、その当接支持が押圧力に抵抗し、それによって前側脚部と前側脚部対応部との間の隙間の形成が抑止され、それらの間に搬送物が挟み込まれるのが防止されることとなる。
【0027】
具体的構成としては、後側脚部を、その脚部長さが支持部よりも長くなるように設定すればよい。
【0028】
また、支持部を、支持部がベルト走行方向後側に復帰しようとする弾性力を発現するようにベルト走行方向前側に変位された状態で搬送用突起部材の一対の脚部で外嵌又は挟持するようにしてもよい。このとき、ベルト背面に垂直に立設された支持部をベルト走行方向前側に変位させるようにしてもよく、また、ベルト背面にベルト走行方向後側に傾いて立設された支持部をベルト走行方向前側に変位させるようにしてもよく、さらに、ベルト背面にベルト走行方向前側に傾いて立設された支持部をさらにベルト走行方向前側に変位させるようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の第1の解決手段によれば、前側脚部が前側脚部対応部に嵌まった状態が維持されることにより、搬送面下端に搬送物が進入可能な隙間が形成されず、それらの間への搬送物の挟み込みを防止することができる。
【0030】
また、第2の解決手段によれば、前側脚部と前側脚部対応部との間に隙間が形成されても、欠切部に収容されていた突起が現れて搬送物の進入を阻止することとなり、それらの間への搬送物の挟み込みを防止することができる。
【0031】
また、第3の解決手段によれば、前側脚部と前側脚部対応部との間に隙間が形成されても、前側脚部側面のベルト走行方向前側端部乃至端部近傍からベルト側面を覆うように垂下した側方突起が搬送物の進入を阻止することとなり、それらの間への搬送物の挟み込みを防止することができる。
【0032】
また、第4の解決手段によれば、前側脚部と前側脚部対応部との間に隙間が形成されても、ベルト背面の前側脚部対応部よりベルト走行方向前側に設けられた突起が搬送物の進入を阻止することとなり、それらの間への搬送物の挟み込みを防止することができる。
【0033】
また、第5の解決手段によれば、支持部が搬送用突起部材をつっかい棒的に支持することとなり、搬送用突起部材がベルト走行方向後側に押圧され、搬送用突起部材に支持部基端を支点としてベルト走行方向後側に倒そうとする押圧力が作用しても、その支持部のつっかい棒的支持が押圧力に抵抗し、それによって前側脚部と前側脚部対応部との間の隙間の形成が抑止されることとなり、それらの間への搬送物の挟み込みを防止することができる。
【0034】
また、第6の解決手段によれば、搬送用突起部材には支持部基端を支点としてベルト走行方向前側に回動させようとする力が常時作用することとなり、搬送用突起部材がベルト走行方向後側に押圧され、搬送用突起部材に支持部基端を支点としてベルト走行方向後側に倒そうとする押圧力が作用しても、その力が押圧力に抵抗し、それによって前側脚部と前側脚部対応部との間の隙間の形成が抑止されることとなり、それらの間への搬送物の挟み込みを防止することができる。
【0035】
また、第7の解決手段によれば、後側脚部の後側脚部対応部への当接支持が常時維持されることとなり、搬送用突起部材がベルト走行方向後側に押圧され、搬送用突起部材に支持部基端を支点としてベルト走行方向後側に倒そうとする押圧力が作用しても、その当接支持が押圧力に抵抗し、それによって前側脚部と前側脚部対応部との間の隙間の形成が抑止されることとなり、それらの間への搬送物の挟み込みを防止することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0037】
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る搬送用突起付きベルトを示す。この搬送用突起付きベルトは、歯付ベルトの一種であって、内面に所定ピッチのベルト歯2,2,…を有するポリウレタン組成物製のベルト本体1を備え、そのベルト本体1の各ベルト歯2の歯元部に沿って抗張体としてのアラミド繊維からなる心線3が埋設されている。
【0038】
ベルト背面には、板面がベルト走行方向を向いた板状支持部4がベルト本体1のベルト歯2対応位置に一体に立設されている。板状支持部4がベルト歯2対応位置に設けられているのは、ベルト曲げ剛性に対する影響を少なくするためである。また、その板状支持部4には、ベルト幅方向に並ぶ3つの貫通穴4a,4a,4aが設けられており、それらの貫通穴にステンレス(SUS)製ピン5,5,5が挿入装着されている。さらに、板状支持部4を挟持し且つピン5,5,5を埋設するようにアセタール樹脂(POM)製の搬送用突起部材6が設けられている。かかる構成によって、ベルトの耐屈曲性を損なうことなく強度の高い肉厚の搬送用突起部材が強固に設けられることとなり、例えば、ベルト歯ピッチ3mmのS3Mタイプのベルトであれば、搬送用突起部材の固定強度が40N以上であり、且つ20万回の屈曲にも耐えうるものが得られることとなる。
【0039】
搬送用突起部材6の板状支持部4よりベルト走行方向前側、すなわち、搬送面6a側の部分を構成する前側脚部7は、前側脚部7の板状支持部4を挟んでベルト走行方向後側に位置する後側脚部8よりも長く形成されている。また、ベルト背面の前側脚部7に対応する部分をなす前側脚部対応部9は、ベルト幅方向に延びる断面コの字状の凹状溝に形成されている。そして、前側脚部7下部が凹状溝の前側脚部対応部9に緩嵌した状態となり、これによって、前側脚部7と前側脚部対応部9との間への搬送物の進入を阻止する搬送物進入阻止部10が構成されている。さらに、搬送面6a上部には、搬送物のはみ出しを規制するはみ出し規制部6bがベルト長さ方向に突設されている。
【0040】
この搬送用突起付きベルトは、ベルト背面に設けられた搬送用突起部材6により紙葉類等の搬送物を押圧して水平搬送したり、搬送用突起部材6により搬送物を支持して上下搬送するのに使用されるものである。
【0041】
上記構成の搬送用突起付きベルトによれば、前側脚部7が前側脚部対応部9に嵌まった状態が維持されることにより、搬送面6a下端に搬送物が進入可能な隙間が形成されず、それらの間に搬送物が挟み込まれるのが防止されることとなる。
【0042】
次に、この搬送用突起付きベルトの製造方法について説明する。
<ベルト本体成形工程>
まず、歯付ベルト形成用の円筒状の内型と、ベルト背面に板状支持部とそれに隣接した凹状溝とが形成されるように構成された円筒孔状の外型とが同心状に配置されてなる注型用金型に、ウレタンプレポリマー組成物を注入し、それを加熱して硬化させる。これによって、ベルト内面にベルト歯が所定ピッチで設けられ、ベルト背面に板状支持部と凹状溝とが設けられたベルト本体が成形されることとなる。なお、内型には上記組成物の注入前に予め心線を緊張状態でセットしておき、ベルトに心線が埋設されるようにしておく。
<ピン装着工程>
次いで、板状支持部に穴を開け、その穴の双方から棒状部材としてのステンレス(SUS)製ピンを通し、ピンが板状支持部を貫通して保持された状態とする。
<射出成形用金型セット工程>
続いて、搬送用突起部材を成形するためキャビティが設けられた射出成形用金型内にピンを装着した板状支持部のみをインサートして所定位置にセットする。
<樹脂射出工程>
そして、射出成形用金型内に溶融したアセタール樹脂(POM)を射出する。これによって、板状支持部に装着されたピンは樹脂内に埋設されると共に、板状支持部は樹脂が硬化して形成された搬送用突起部材によってベルト走行方向に挟持され、且つ搬送用突起部材のベルト走行方向前側部分(前側脚部)がベルト背面の凹状溝(前側脚部対応部)に緩嵌した状態となる。
<脱型工程>
最後に、射出成形用金型からベルトに取り付けられた突起部材を取り出す。
【0043】
(実施形態2)
図2は、本発明の実施形態2に係る搬送用突起付きベルトを示す。なお、実施形態1と同一部分は同一符号で示している。
【0044】
この搬送用突起付きベルトでは、前側脚部対応部9のベルト走行方向前側近傍にベルト幅方向に延びる断面略半円状の突条11が一体に設けられている一方、前側脚部7底面にはその突条11を収容するためのベルト幅方向に延びる断面略半円状の凹溝12が設けられ、その突条11が凹部12に緩嵌状に収容されることにより、前側脚部7と前側脚部対応部9との間への搬送物の進入を阻止する搬送物進入阻止部13が構成されている。
【0045】
その他、前側脚部7と後側脚部8とが同一長さに形成され、前側脚部対応部9が凹状溝に形成されていない点を除いては、実施形態1と同一構成である。
【0046】
上記構成の搬送用突起付きベルトによれば、前側脚部7と前側脚部対応部9との間に隙間が形成されても、凹溝12に収容されていた突条11が現れて搬送物の進入を阻止し、それらの間に搬送物が挟み込まれるのが防止されることとなる。
【0047】
(実施形態3)
図3は、本発明の実施形態3に係る搬送用突起付きベルトを示す。なお、実施形態1と同一部分は同一符号で示している。
【0048】
この搬送用突起付きベルトでは、前側脚部対応部9のベルト走行方向前側端部にベルト幅方向の断面が波形状の突起14が一体に設けられている一方、前側脚部7前端にはその突起14を収容するための欠切部15が設けられ、その突条14が欠切部15に収容されることにより、前側脚部7と前側脚部対応部9との間への搬送物の進入を阻止する搬送物進入阻止部16が構成されている。
【0049】
その他の構成、作用及び効果は実施形態2と同一である。
【0050】
(実施形態4)
図4は、本発明の実施形態4に係る搬送用突起付きベルトを示す。なお、実施形態1と同一部分は同一符号で示している。
【0051】
この搬送用突起付きベルトでは、前側脚部対応部9のベルト走行方向前側端部のベルト幅方向両端にそれぞれ断面矩形状の突起17が一体に設けられている一方、前側脚部7前端のベルト幅方向両端には各突起17を収容するための欠切部18がそれぞれ設けられ、その突起17,17が欠切部18,18に収容されることにより、前側脚部7と前側脚部対応部9との間への搬送物の進入を阻止する搬送物進入阻止部19が構成されている。
【0052】
その他の構成、作用及び効果は実施形態2と同一である。
【0053】
(実施形態5)
図5は、本発明の実施形態5に係る搬送用突起付きベルトを示す。なお、実施形態1と同一部分は同一符号で示している。
【0054】
この搬送用突起付きベルトでは、前側脚部対応部9のベルト走行方向前側端部のベルト幅方向中央部に断面矩形状の突条20が一体に設けられている一方、前側脚部7前端のベルト幅方向中央部にはその突条20を収容するための欠切部21が設けられ、その突条20が欠切部21に収容されることにより、前側脚部7と前側脚部対応部9との間への搬送物の進入を阻止する搬送物進入阻止部22が構成されている。
【0055】
その他の構成、作用及び効果は実施形態2と同一である。
【0056】
(実施形態6)
図6は、本発明の実施形態6に係る搬送用突起付きベルトを示す。なお、実施形態1と同一部分は同一符号で示している。
【0057】
この搬送用突起付きベルトでは、板状支持部4に、上下方向に並ぶ2つの貫通穴4a,4aが設けられており、それらの貫通穴4a,4aにステンレス(SUS)製ピン5,5が挿入装着されている。そして、前側脚部7側面のベルト走行方向前側端部からベルト側面を覆うように垂下した側方突起23が一体に設けられている。
【0058】
その他、前側脚部7と後側脚部8とが同一長さに形成され、前側脚部対応部9が凹状溝に形成されていない点を除いては、実施形態1と同一構成である。
【0059】
上記構成の搬送用突起付きベルトによれば、前側脚部7と前側脚部対応部9との間に隙間が形成されても、前側脚部7側面のベルト走行方向前側の端部からベルト側面を覆うように垂下した側方突起23が搬送物の進入を阻止し、それらの間に搬送物が挟み込まれるのが防止されることとなる。
【0060】
(実施形態7)
図7は、本発明の実施形態7に係る搬送用突起付きベルトを示す。なお、実施形態1と同一部分は同一符号で示している。
【0061】
この搬送用突起付きベルトでは、板状支持部4に、上下方向に並ぶ2つの貫通穴4a,4aが設けられており、それらの貫通穴にステンレス(SUS)製ピン5,5が挿入装着されている。そして、ベルト背面の前側脚部対応部9よりベルト走行方向前側にベルト幅方向に延びる断面略台形状の突条24が一体に設けられている。
【0062】
その他、前側脚部7と後側脚部8とが同一長さに形成され、前側脚部対応部9が凹状溝に形成されていない点を除いては、実施形態1と同一構成である。
【0063】
上記構成の搬送用突起付きベルトによれば、前側脚部7と前側脚部対応部9との間に隙間が形成されても、ベルト背面の前側脚部対応部9よりベルト走行方向前側に設けられた突条24が搬送物の進入を阻止し、それらの間に搬送物が挟み込まれるのが防止されることとなる。
【0064】
(実施形態8)
図8は、本発明の実施形態8に係る搬送用突起付きベルトを示す。なお、実施形態1と同一部分は同一符号で示している。
【0065】
この搬送用突起付きベルトでは、板状支持部4がベルト背面に対してベルト走行方向前側に傾くように立設されている。すなわち、板状支持部4がベルト走行方向前側に傾いてベルト背面に立設されたベルト本体1が成形されている。
【0066】
その他、前側脚部7と後側脚部8とが同一長さに形成され、前側脚部対応部9が凹状溝に形成されていない点を除いては、実施形態1と同一構成である。
【0067】
上記構成の搬送用突起付きベルトによれば、板状支持部4が搬送用突起部材6をつっかい棒的に支持することとなり、搬送用突起部材6がベルト走行方向後側に押圧され、搬送用突起部材6に板状支持部4基端を支点としてベルト走行方向後側に倒そうとする押圧力が作用しても、その板状支持部4のつっかい棒的支持が押圧力に抵抗し、それによって前側脚部7と前側脚部対応部9との間の隙間の形成が抑止され、それらの間に搬送物が挟み込まれるのが防止されることとなる。
【0068】
(実施形態9)
図9は、本発明の実施形態9に係る搬送用突起付きベルトを示す。なお、実施形態1と同一部分は同一符号で示している。
【0069】
この搬送用突起付きベルトでは、前側脚部7の脚部長さが板状支持部4及び後側脚部8よりも長く設定され、板状支持部4の弾性力によって前側脚部7が前側脚部対応部9を予圧縮するようになっている。
【0070】
その他、前側脚部対応部9が凹状溝に形成されていない点を除いては、実施形態1と同一構成である。
【0071】
上記構成の搬送用突起付きベルトによれば、板状支持部4の弾性力により搬送用突起部材6には板状支持部4基端を支点としてベルト走行方向前側に回動させようとする力が常時作用することとなり、搬送用突起部材6がベルト走行方向後側に押圧され、搬送用突起部材6に板状支持部4基端を支点としてベルト走行方向後側に倒そうとする押圧力が作用しても、その力が押圧力に抵抗し、それによって前側脚部7と前側脚部対応部9との間の隙間の形成が抑止され、それらの間に搬送物が挟み込まれるのが防止されることとなる。
【0072】
(実施形態10)
図10は、本発明の実施形態10に係る搬送用突起付きベルトを示す。なお、実施形態1と同一部分は同一符号で示している。
【0073】
この搬送用突起付きベルトでは、後側脚部対応部25がベルト走行方向後側上方に向かって傾斜する凸部に形成され、後側脚部対応部25が後側脚部を押圧し、それによって前側脚部7が前側脚部対応部9を予圧縮するように構成されている。また、ベルト製造時の樹脂射出工程においては、図10(c)に示すように、ベルト本体1を撓ませた状態で搬送用突起部材6の成形を行い、図10(a)示すようにベルト本体1を真っ直ぐにした際に後側脚部8が後側脚部対応部25に若干干渉して予圧縮するように後側脚部8の脚部長さが設定されている。なお、後側脚部8下端は後側脚部対応部25に対応した傾斜面に形成されており、これによって後側脚部8下端全面が後側脚部対応部25に当接するようにされている。また、前側脚部7下端も後側脚部8下端と同方向に延びる傾斜面に形成されており、これによって前端に力を集中させて前側脚部7が強い押圧力で前側脚部対応部9を予圧縮するようにされている。
【0074】
その他、前側脚部7と後側脚部8とが同一長さに形成され、前側脚部対応部9が凹状溝に形成されていない点を除いては、実施形態1と同一構成である。
【0075】
上記構成の搬送用突起付きベルトによれば、後側脚部対応部25が後側脚部8を押圧することにより搬送用突起部材6には板状支持部4基端を支点としてベルト走行方向前側に回動させようとする力が常時作用することとなり、搬送用突起部材6がベルト走行方向後側に押圧され、搬送用突起部材6に板状支持部4基端を支点としてベルト走行方向後側に倒そうとする押圧力が作用しても、その力が押圧力に抵抗し、それによって前側脚部7と前側脚部対応部9との間の隙間の形成が抑止され、それらの間に搬送物が挟み込まれるのが防止されることとなる。
【0076】
(実施形態11)
図11は、本発明の実施形態11に係る搬送用突起付きベルトを示す。なお、実施形態1と同一部分は同一符号で示している。
【0077】
この搬送用突起付きベルトでは、ベルト背面に垂直に立設された板状支持部4をベルト走行方向前側に傾けるように変位させた状態として射出成形により搬送用突起部材6を形成し、板状支持部4がベルト走行方向後側に復帰しようとする弾性力を常時発現するようにして、後側脚部8が後側脚部対応部25を予圧縮するように構成されている。
【0078】
その他、前側脚部7と後側脚部8とが同一長さに形成され、前側脚部対応部9が凹状溝に形成されていない点を除いては、実施形態1と同一構成である。
【0079】
上記構成の搬送用突起付きベルトによれば、後側脚部8の後側脚部対応部25への当接支持が常時維持されることとなり、搬送用突起部材6がベルト走行方向後側に押圧され、搬送用突起部材6に板状支持部4基端を支点としてベルト走行方向後側に倒そうとする押圧力が作用しても、その当接支持が押圧力に抵抗し、それによって前側脚部7と前側脚部対応部9との間の隙間の形成が抑止され、それらの間に搬送物が挟み込まれるのが防止されることとなる。
【0080】
(その他の実施形態)
上記実施形態1〜11では、ベルト本体1を歯付ベルトとしたが、これに限定されるものではなく、平ベルト、Vベルト等であってもよい。
【0081】
また、上記実施形態1〜11では、ベルト本体1を熱硬化性ポリウレタンで形成したものとしたが、これに限定されるものではなく、ゴムで形成されたものであってもよい。
【0082】
また、上記実施形態1〜11では、ピン5を用いたが、特にこれに限定されるものではなく、ボルト等の棒状のものであればよい。また、棒状部材はステンレス(SUS)、砲金材(BSBM)、アルミニウム等の金属製の他、樹脂製等であってもよい。
【0083】
また、上記実施形態1〜11では、搬送用突起部材6をアセタール樹脂(POM)製としたが、特にこれに限定されるものではなく、ポリアミド樹脂(PA)、ポリカーボネート樹脂(PC)、アクリロノトリル−ブタジエン−スチレン樹脂(ABS)等であってもよい。
【0084】
また、上記実施形態1〜11では、板状支持部4に装着したピン5,5,…により、搬送用突起部材6を板状支持部4に固設した構成としたが、特にこれに限定されるものではなく、例えば板状支持部を挿入できる挿入孔を設けた搬送用突起部材を予め形成し、その挿入孔に接着剤を流し込み、それに板状支持部を挿入して接着剤を硬化させる等の構成であってもよい。
【0085】
また、上記実施形態2〜5では、突条11又は突起14,17,20をベルト背面の前側脚部対応部9に一体に設け、上記実施形態6では、側方突起23を搬送用突起部材6に一体に設け、上記実施形態7では、突条24をベルト背面に一体に設けたが、特にこれらに限定されるものではなく、突条、突起、側方突起を別体に形成し、搬送用突起部材又はベルト背面に装着固定するようにしてもよい。
【0086】
また、上記実施形態6では、側方突起23を搬送用突起部材6の一方の側面のみに設けたが、特にこれに限定されるものではなく、両側面に設けるようにしてもよい。この場合、搬送物の進入がより確実に阻止されることとなる。
【0087】
また、上記実施形態9では、前側脚部7の脚部長さを板状支持部4及び後側脚部8よりも長く設定して、上記実施形態10では、後側脚部対応部25を凸部に形成し、後側脚部8が後側脚部対応部25を押圧するようにして、前側脚部7が前側脚部対応部9を予圧縮するようにしたが、板状支持部がベルト走行方向後側に復帰しようとする弾性力を発現するようにベルト走行方向前側に変位された状態で板状支持部を搬送用突起部材の一対の脚部で外嵌又は挟持するようにしてもよい。このとき、ベルト背面に垂直に立設された板状支持部をベルト走行方向後側に変位させるようにしてもよく、また、ベルト背面にベルト走行方向前側に傾いて立設された板状支持部をベルト走行方向後側に変位させるようにしてもよく、さらに、ベルト背面にベルト走行方向後側に傾いて立設された板状支持部をさらにベルト走行方向後側に変位させるようにしてもよい。
【0088】
また、上記実施形態11では、ベルト背面に垂直に立設された板状支持部4をベルト走行方向前側に傾けるように変位させた状態で搬送用突起部材6の一対の脚部7,8で挟持することにより、板状支持部4がベルト走行方向後側に復帰しようとする弾性力を常時発現するようにしたが、ベルト背面にベルト走行方向後側に傾いて立設された板状支持部をベルト走行方向前側に変位させるようにしてもよく、さらに、ベルト背面にベルト走行方向前側に傾いて立設された板状支持部をさらにベルト走行方向前側に変位させるようにしてもよい。
【0089】
また、上記実施形態11では、板状支持部4がベルト走行方向後側に復帰しようとする弾性力を常時発現するようにして、後側脚部8が後側脚部対応部25を予圧縮するようにしたが、後側脚部の脚部長さを支持部よりも長く設定するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る搬送用突起付きベルトの(a)正面図及び(b)側面図である。
【図2】本発明の実施形態2に係る搬送用突起付きベルトの(a)正面図及び(b)側面図である。
【図3】本発明の実施形態3に係る搬送用突起付きベルトの(a)正面図及び(b)側面図である。
【図4】本発明の実施形態4に係る搬送用突起付きベルトの(a)正面図及び(b)側面図である。
【図5】本発明の実施形態5に係る搬送用突起付きベルトの(a)正面図及び(b)側面図である。
【図6】本発明の実施形態6に係る搬送用突起付きベルトの(a)正面図及び(b)側面図である。
【図7】本発明の実施形態7に係る搬送用突起付きベルトの(a)正面図及び(b)側面図である。
【図8】本発明の実施形態8に係る搬送用突起付きベルトの(a)正面図及び(b)側面図である。
【図9】本発明の実施形態9に係る搬送用突起付きベルトの(a)正面図及び(b)側面図である。
【図10】本発明の実施形態10に係る搬送用突起付きベルトの(a)正面図、(b)側面図及び(c)ベルト本体を撓ませた状態の側面図である。
【図11】本発明の実施形態11に係る搬送用突起付きベルトの(a)正面図及び(b)側面図である。
【符号の説明】
1 ベルト本体
2 ベルト歯
3 心線
4 板状支持部
4a 貫通穴
5 ピン
6 搬送用突起部材
6a 搬送面
6b はみ出し規制部
7 前側脚部
8 後側脚部
9 前側脚部対応部
10,13,16,19,22 搬送物進入阻止部
11,24 突条
12 凹溝
14,17,20 突起
15,18,21 欠切部
23 側方突起
25 後側脚部対応部

Claims (10)

  1. ベルト背面に一体に立設された支持部と、該支持部を外嵌又は挟持する一対の脚部を有し且つ搬送面がベルト走行方向を向くように該支持部に固設された搬送用突起部材と、を備え、
    上記搬送用突起部材の上記支持部を外嵌又は挟持する一対の脚部のうち該支持部のベルト走行方向前側に位置する前側脚部と、ベルト背面の該前側脚部に対応する前側脚部対応部と、が接触し、
    ベルト走行によって上記搬送用突起部材が紙葉類を押圧して水平搬送する紙葉類の搬送用突起付きベルトであって、
    上記前側脚部は、その脚部長さが上記支持部を挟んでベルト走行方向後側に位置する後側脚部より長く設定されている一方、上記前側脚部対応部は、該前側脚部が緩嵌する凹部に形成されていることを特徴とする搬送用突起付きベルト。
  2. ベルト背面に一体に立設された支持部と、該支持部を外嵌又は挟持する一対の脚部を有し且つ搬送面がベルト走行方向を向くように該支持部に固設された搬送用突起部材と、を備え、
    上記搬送用突起部材の上記支持部を外嵌又は挟持する一対の脚部のうち該支持部のベルト走行方向前側に位置する前側脚部と、ベルト背面の該前側脚部に対応する前側脚部対応部と、が接触し、
    ベルト走行によって上記搬送用突起部材が紙葉類を押圧して水平搬送する紙葉類の搬送用突起付きベルトであって、
    上記前側脚部対応部のベルト走行方向前側端部又は該端部近傍には突起が設けられている一方、上記前側脚部には該突起を収容する欠切部が設けられ、該前側脚部と該前側脚部対応部との間に隙間が形成された際に、該欠切部に収容されていた該突起によりその隙間への紙葉類の進入を阻止するように構成されていることを特徴とする搬送用突起付きベルト。
  3. ベルト背面に一体に立設された支持部と、該支持部を外嵌又は挟持する一対の脚部を有し且つ搬送面がベルト走行方向を向くように該支持部に固設された搬送用突起部材と、を備え、
    上記搬送用突起部材の上記支持部を外嵌又は挟持する一対の脚部のうち該支持部のベルト走行方向前側に位置する前側脚部と、ベルト背面の該前側脚部に対応する前側脚部対応部と、が接触し、
    ベルト走行によって上記搬送用突起部材が紙葉類を押圧して水平搬送する紙葉類の搬送用突起付きベルトであって、
    上記前側脚部側面には、そのベルト走行方向前側端部乃至該端部近傍からベルト側面を覆うように垂下した側方突起が設けられ、上記前側脚部と上記前側脚部対応部との間に隙間が形成された際に、該側方突起によりその隙間への紙葉類の進入を阻止するように構成されていることを特徴とする搬送用突起付きベルト。
  4. ベルト背面に一体に立設された支持部と、該支持部を外嵌又は挟持する一対の脚部を有し且つ搬送面がベルト走行方向を向くように該支持部に固設された搬送用突起部材と、を備え、
    上記搬送用突起部材の上記支持部を外嵌又は挟持する一対の脚部のうち該支持部のベルト走行方向前側に位置する前側脚部と、ベルト背面の該前側脚部に対応する前側脚部対応部と、が接触し、
    ベルト走行によって上記搬送用突起部材が紙葉類を押圧して水平搬送する紙葉類の搬送用突起付きベルトであって、
    ベルト背面の上記前側脚部対応部よりベルト走行方向前側に突起が設けられていることを特徴とする搬送用突起付きベルト。
  5. ベルト背面に一体に立設された支持部と、該支持部を外嵌又は挟持する一対の脚部を有し且つ搬送面がベルト走行方向を向くように該支持部に固設された搬送用突起部材と、を備え、
    上記搬送用突起部材の上記支持部を外嵌又は挟持する一対の脚部のうち該支持部のベルト走行方向前側に位置する前側脚部と、ベルト背面の該前側脚部に対応する前側脚部対応部と、が接触し、
    ベルト走行によって上記搬送用突起部材が紙葉類を押圧して水平搬送する紙葉類の搬送用突起付きベルトであって、
    上記ベルト背面に一体に立設された支持部は、ベルト背面に対してベルト走行方向前側に傾いており、上記搬送用突起部材がベルト走行方向後側に押圧され、該搬送用突起部材に該支持部基端を支点としてベルト走行方向後側に倒そうとする押圧力が作用した際に、その押圧力に抵抗して上記前側脚部と上記前側脚部対応部との間の隙間の形成を規制することを特徴とする搬送用突起付きベルト。
  6. ベルト背面に一体に立設された支持部と、該支持部を外嵌又は挟持する一対の脚部を有し且つ搬送面がベルト走行方向を向くように該支持部に固設された搬送用突起部材と、を備え、
    上記搬送用突起部材の上記支持部を外嵌又は挟持する一対の脚部のうち該支持部のベルト走行方向前側に位置する前側脚部と、ベルト背面の該前側脚部に対応する前側脚部対応部と、が接触し、
    ベルト走行によって上記搬送用突起部材が紙葉類を押圧して水平搬送する紙葉類の搬送用突起付きベルトであって、
    上記前側脚部の脚部長さが上記支持部よりも長く設定され、該支持部の弾性力によって該前側脚部が該前側脚部対応部を予圧縮するように構成されていることを特徴とする搬送用突起付きベルト。
  7. ベルト背面に一体に立設された支持部と、該支持部を外嵌又は挟持する一対の脚部を有し且つ搬送面がベルト走行方向を向くように該支持部に固設された搬送用突起部材と、を備え、
    上記搬送用突起部材の上記支持部を外嵌又は挟持する一対の脚部のうち該支持部のベルト走行方向前側に位置する前側脚部と、ベルト背面の該前側脚部に対応する前側脚部対応部と、が接触し、
    ベルト走行によって上記搬送用突起部材が紙葉類を押圧して水平搬送する紙葉類の搬送用突起付きベルトであって、
    上記支持部が、該支持部がベルト走行方向前側に復帰しようとする弾性力を発現するようにベルト走行方向後側に変位された状態で上記搬送用突起部材の一対の脚部に外嵌又は挟持され、それによって該前側脚部が該前側脚部対応部を予圧縮するように構成されていることを特徴とする搬送用突起付きベルト。
  8. ベルト背面に一体に立設された支持部と、該支持部を外嵌又は挟持する一対の脚部を有し且つ搬送面がベルト走行方向を向くように該支持部に固設された搬送用突起部材と、を備え、
    上記搬送用突起部材の上記支持部を外嵌又は挟持する一対の脚部のうち該支持部のベルト走行方向前側に位置する前側脚部と、ベルト背面の該前側脚部に対応する前側脚部対応部と、が接触し、
    ベルト走行によって上記搬送用突起部材が紙葉類を押圧して水平搬送する紙葉類の搬送用突起付きベルトであって、
    ベルト背面における上記搬送用突起部材の一対の脚部のうち上記支持部のベルト走行方向後側に位置する後側脚部に対応する後側脚部対応部が、該後側脚部を押圧する凸部に形成され、それによって該前側脚部が該前側脚部対応部を予圧縮するように構成されていることを特徴とする搬送用突起付きベルト。
  9. ベルト背面に一体に立設された支持部と、該支持部を外嵌又は挟持する一対の脚部を有し且つ搬送面がベルト走行方向を向くように該支持部に固設された搬送用突起部材と、を備え、
    上記搬送用突起部材の上記支持部を外嵌又は挟持する一対の脚部のうち該支持部のベルト走行方向前側に位置する前側脚部と、ベルト背面の該前側脚部に対応する前側脚部対応部と、が接触し、
    ベルト走行によって上記搬送用突起部材が紙葉類を押圧して水平搬送する紙葉類の搬送用突起付きベルトであって、
    上記搬送用突起部材の一対の脚部のうち上記支持部のベルト走行方向後側に位置する後側脚部の脚部長さが該支持部よりも長く設定され、該支持部の弾性力によって該後側脚部がベルト背面の該後側脚部に対応する後側脚部対応部を予圧縮するように構成されていることを特徴とする搬送用突起付きベルト。
  10. ベルト背面に一体に立設された支持部と、該支持部を外嵌又は挟持する一対の脚部を有し且つ搬送面がベルト走行方向を向くように該支持部に固設された搬送用突起部材と、を備え、
    上記搬送用突起部材の上記支持部を外嵌又は挟持する一対の脚部のうち該支持部のベルト走行方向前側に位置する前側脚部と、ベルト背面の該前側脚部に対応する前側脚部対応部と、が接触し、
    ベルト走行によって上記搬送用突起部材が紙葉類を押圧して水平搬送する紙葉類の搬送用突起付きベルトであって、
    上記支持部が、該支持部がベルト走行方向後側に復帰しようとする弾性力を発現するようにベルト走行方向前側に変位された状態で上記搬送用突起部材の一対の脚部に外嵌又は挟持され、それによって該搬送用突起部材の一対の脚部のうち該支持部のベルト走行方向後側に位置する後側脚部がベルト背面の該後側脚部に対応する後側脚部対応部を予圧縮するように構成されていることを特徴とする搬送用突起付きベルト。
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