JP2006298631A - 搬送ベルト - Google Patents

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Eiki Tamura
栄樹 田村
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Mitsuboshi Belting Ltd
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Mitsuboshi Belting Ltd
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Abstract

【課題】 搬送物のひっかかりをよくし、より確実に搬送物をすくいあげることが可能であり、また搬送安定性を確保し落下を防ぐことができる搬送ベルトを提供する。
【解決手段】 ベルト2の背面に突設した支持突部1に、支持突部1を突起体4の基部分の接合部で挟んだ状態で、突起体4をベルトの背面に起立させて設けた突起付きベルトであって、突起体4は、そのベルト走行方向前面に凹凸部10aと平面部10bで構成される搬送面10を有している。凹凸部は櫛歯状であり、突起体4起立方向(ベルト背面垂直方向)に延びる凸体3を所定間隔で配設することにより形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ベルト背面に搬送用突起体を設けた搬送ベルトに関するものである。
硬貨や紙葉類などを搬送するベルトとして、搬送物を係止して送るための突起体をベルト背面に設けた搬送ベルトが広く用いられている。
例えば、ベルト背面に一体に立設された支持部と、支持部を挟持する一対の脚部を有し且つ搬送面がベルト走行方向を向くように支持部に固設された搬送用突起部材とを備えたベルトが知られている。そして搬送面上部に、搬送物のはみだしを規制するはみ出し規制部をベルト長さ方向に突設することが提案されている。(例えば特許文献1参照)
特開2002−87567号公報
しかし、上述の搬送ベルトは、突体が上部全体に連続して配設されているため、一旦、搬送物をすくいあげて内側(下部)部分に載せてしまえば安定性は良好な一方、搬送物のすくい時に上部突体が障害となってすくいあげ難かったり、上部突体にひっかかった状態ですくいあげてしまった場合に安定感に乏しく、搬送物が落下し易かったりという問題があった。特に、X−Y軸方向搬送(水平搬送)では問題がない場合でも、X−Z軸方向搬送(上下搬送)においてその傾向が顕著であった
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、搬送物のひっかかりをよくし、より確実に搬送物をすくいあげることが可能であり、また安定性を確保し落下を防ぐことができる搬送ベルトを提供することを目的とするものである。
即ち本発明は、ベルト背面に搬送面を有する突起体を備えた搬送ベルトであって、搬送面先端部分に、複数の凸体を配設した凹凸部を設けたことを特徴とする。また本発明は、前記ベルトにあって、凹凸部が櫛歯状であることを特徴とする。
本発明によれば、搬送面の先端部分を複数の凸体を形成した凹凸部で構成しているため、すくい時にも突体が障害となり難く、より確実に搬送物をすくいあげることができ、また搬送物のひっかかりが良くなり、搬送安定性に優れるといった利点がある。
また前記搬送ベルトにおいて、凹凸部を櫛歯状としたため、よりすくい性、搬送安定性に優れると共に、機械接触等により一部分に負荷が集中しても、その部分のみが劣化となるため、結果としてベルト本体寿命が長くなるといった利便性がある。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は本発明の実施の形態の一例を示すものであり、(A)はイ−イ線部分の断面図である。ベルト2は、ベルト長手方向(ベルト2の走行方向)に所定間隔で複数の歯を設けた内周側の歯部12と、心線13が埋設された外周側の背部14で構成されている。またベルト2の背部14には、ベルト背面と垂直に突起体4が起立して設けられており、突起体4は、そのベルト走行方向前面に凹凸部10aと平面部10bで構成される搬送面10を有している。
ここで、突起体4は、ベルト2の背部14に一体に突設した支持突部1に、突起体4をアウトサート成形することによって、ベルト2の背面に突起体4を設けることができるものである。突起体4は、その基部分の接合部5が支持突部1を挟むようしてアウトサート成形されている。本実施形態においては、支持突部1には、ベルト長手方向の両面で開口するように貫通した貫通孔6が設けられており、アウトサート成形の際に、突起体4を構成する樹脂の一部が支持突部1の貫通孔6に流入し、そして該樹脂が硬化することにより貫通孔6に形成される貫通成形部7によって、支持突部1と突起体4が連接一体化している。これにより、突起体4は支持突部1から外れることがなくなり、支持突部1にアウトサート成形した突起体4の取付強度を高く得ることができるものである。
搬送面10は、複数の凸体3を配設することにより凹凸を形成した領域、即ち凹凸部10aと、平面からなる領域、即ち平面部10bで構成される。尚、本実施例において凹凸部は櫛歯状であり、突起体4起立方向(ベルト背面垂直方向)に延びる凸体3を所定間隔で配設することにより形成されているが、各凸体の形状や配置は限定されず、搬送物の形状、大きさなどにより適宜選択することができる。
また、凹凸部10aは突起体4の先端部分に設けることが望ましく、平面部10bは突起体4の基部分に設けることが望ましい。凹凸部10aを突起体4の先端部分に設けることで、搬送物のかきあげ効果が高まり、搬送物の落下やすくい損ねを防止することができる。また平面部10bを突起体4の基部分に設けることで、搬送物を安定して搬送することができる。ここで搬送面10の面積100に対して、凹凸部10aは20〜50の面積を占めることが望ましく、また凹凸部10aの面積100に対して、凸体3は40〜80の面積を占めることが望ましい。
尚、突起体4は、ベルト長手方向の両面がベルト背面と垂直であるが、ベルト長手方向の両面がベルト背面に対して傾斜していてもよく、また一方の面が垂直で他方の面が傾斜するなど所望に応じて設計可能である。
上記の如きベルトは、ベルト2を射出成形金型30にセットして射出成形し、突起体4をアウトサート成形することにより得られるが、ここで使用する成形金型30を構成する複数の型部16,17の各パーティング面には成形用凹所18が形成してある。この射出成形金型30にあって、型部16,17を開いて成形用凹所18内にベルト2をセットした後、型部16,17を閉じると、図3に示すように支持突部1の部分においてベルト2の背面と成形用凹所18の間に樹脂が充填可能なキャビティ19が形成されるようになっている。このキャビティ19はベルト2に設けた各支持突部1に対応して形成されるものである。
そして、図2のように射出成形金型30にベルト2をセットした後、射出成形機から熱可塑性樹脂を射出成形金型30に射出すると、樹脂は射出成形金型30に形成したスプルーからランナー20に分岐し、ゲート7から各キャビティ19内に流入して充填される。このように各キャビティ19に充填される樹脂によって、各支持突部1に突起体4をアウトサート成形することができるものである。
以上の構成を有する搬送ベルトは、ベルト背面に設けられた突起体4により硬貨や紙葉類等の搬送物を押圧して水平搬送したり、突起体4により搬送物を支持して上下搬送するのに使用されるものである。
次に、ベルトの製造方法について説明する。
まず始めに、背面に支持突部を立設したベルト本体が形成されるように構成されたキャビティを有する注型金型を準備する。該金型に、心線を螺旋状にスピニングしてセットした後、ウレタンプレポリマー組成物を注入し、加熱硬化させる。これによって、背面に支持突部を立設したベルト本体が成形される。
次に、支持突部の中央部にベルト長手方向に沿って貫通孔を設ける。
そして、突起体を形成する為の射出成形金型内に、貫通孔を設けた支持突部のみをインサートし、所定位置にセットする。
次いで、該金型内に溶融した樹脂(例えばアセタール樹脂)を射出成形する。このとき貫通孔には溶融樹脂が流入充填されると共に、ベルト背面に突起体が成形されることとなる。
そして、射出成形金型から脱型することにより、突起体が取り付けられたベルトを得る。
尚、突起体4の成形方法は、前記のようなアウトサート成形に限るものではなく、ベルト本体と一体成形するなども可能である。このとき、突起体4とベルト2は同じ素材で構成されることになる。
歯部12と背部14は、例えば熱硬化性ポリウレタン組成物で形成することができる。しかし、これに限定されるものではなく、ゴムで形成されたものであっても良い。
心線3として、アラミド、スチール、ポリエステルなどからなるコードを用いることができる。
突起体4は、例えば硬質の熱可塑性樹脂にて形成することができる。アセタール樹脂(POM)が好ましく用いられるが、特に限定されるものではなく、ポリアミド樹脂(PA)、ポリカーボネート樹脂(PC)、アクリロニトリル‐ブタジエン‐スチレン樹脂(ABS)等であっても良い。
上記実施形態では、ベルト本体を歯付ベルトとしたが、これに限定されるものではなく、平ベルト、Vベルト等であってもよい。
次に、本発明を実施例によって具体的に説明する。
(実施例)
図1に示す構成の搬送ベルトを作製した。尚、搬送面の面積100に対して、凹凸部が35の面積を占め、また凹凸部の面積100に対して、凸体が50の面積を占めるよう構成した。ここでベルト本体はウレタン組成物、突起体はアセタール樹脂で形成されている。
(比較例)
凹凸部を設けない(搬送面が全て平面部である)以外は図1と同構成の搬送ベルトを作製した。ここでベルト本体はウレタン組成物、突起体はアセタール樹脂で形成されている。
コイン搬送機を用いてスロットマシン用コイン(φ25,30)の搬送を実施し、コインの落下率を調べた。結果、比較例では100枚/8時間であったのに対して、実施例では0.3枚/8時間であり、優れた搬送安定性を示すことが確認された。
本発明の一実施形態を示すものであり、(A)はイ‐イ線部分の断面図である。 本発明のアウトサート成形に用いる射出成形金型の一実施形態を示す一部断面図である。
符号の説明
1 支持突部
2 ベルト
3 凸体
4 突起体
5 接合部
6 貫通孔
7 貫通成形部
10 搬送面
10a 凹凸部
10b 平面部

Claims (2)

  1. ベルト背面に搬送面を有する突起体を備えた搬送ベルトであって、搬送面先端部分に、複数の凸体を配設した凹凸部を設けたことを特徴とする搬送ベルト。
  2. 凹凸部が櫛歯状である請求項1記載の搬送ベルト。
JP2005126303A 2005-04-25 2005-04-25 搬送ベルト Pending JP2006298631A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009190240A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Mitsuboshi Belting Ltd 突起付ウレタンベルトの製造方法と、突起付ウレタンベルト
JP2010205230A (ja) * 2009-03-06 2010-09-16 Bando Chem Ind Ltd 硬貨搬送用ベルト

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