JP4313286B2 - ヒンジ装置を用いた携帯電話機 - Google Patents

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Description

本発明は、ヒンジ装置を用いた携帯電話、特に蓋体部を水平方向に回動させて本体部に対して蓋体部を重ね合わせた閉位置と、蓋体部と本体部とがほぼ一直線状となる展開位置で該蓋体部を位置決め保持することが可能なヒンジ装置を用いた携帯電話機に関する。
例えば従来の折り畳み式の携帯電話は特許文献1などで示すように、数字キーやファンクションキーを配列した操作部を下側となる本体部の上面側に設け、この操作部のキー操作等により所定の表示がなされる液晶パネルなどのディスプレイ部を上側となる蓋体部の内面側に設け、この本体部と蓋体部とをヒンジ装置を介して連結している。そして、携帯電話の使用に際し、二つ折りに折り畳ん状態からヒンジ装置により蓋体部を起伏回動して蓋体部を開くことによって操作部とディスプレイ部とを外面側に露出させるように構成している。
このような起伏回動する蓋体部で本体部の操作部を覆う折り畳み式の携帯電話においては、蓋体部を折り畳んだ状態で操作部及びディスプレイ部が内側に隠れてしまうため、折り畳んだ状態ではディスプレイ部を見ることができないから使用が制限され、不便である場合も多い。そこで、近年では、例えば特許文献2で示すように、起伏回動により開閉動作するのではなく、蓋体部を略水平方向に回動して開閉動作するように構成した携帯電話も知られている。このような蓋体部を略水平方向に回動する携帯電話は、蓋体部の外面側にディスプレイ部が設けられており、蓋体部を閉じた状態でもディスプレイ部が外面側に確認できるようになっている。
特開2004−11718号公報 特開2003−336620号公報
ところで、特許文献1に示す携帯電話機は、蓋体部を本体部に対して略水平方向に回動して開閉動作するためのヒンジ装置は、図7に示すように、U字状に折り返した板材100を本体部101の端部に取付固定し、蓋体部102に回動軸部104を一体化した取付ベース105を固定し、回動軸部104を板材100の上側片中央に形成した取付孔106に貫通させて上下方向に配される回動軸部104を回動支軸として本体部101に対して蓋体部102を略水平回動自在に連結する構成としている。また、回動軸部104の下端側にはリング状の板バネ107を介在して抜け止め連結部108で締め付けて回動軸部104を抜け止めするとともに、板バネ107に形成した突起部109を板材100に弾圧当接するように構成している。板材100の取付孔106には前記突起部109と係合するU字状に切り欠いた一対の係止孔110が形成され、蓋体部102を閉じた位置及び蓋体部102を180°回転させて蓋体部102が本体部101に対して一直線上に並んだ状態で係止孔110と突起部109とが係合し、蓋体部102の回転を規制するように構成している。これにより、蓋体部102を閉じた状態と180°回転させた状態で蓋体部102が保持されるようになっている。
このように、特許文献1に示す携帯電話機は、閉じた状態と180°回転させた状態で蓋体部102の位置を保持できるものの、蓋体部102を本体部101に対して一直線上に並んだ状態で保持するためには、蓋体部102を手動により180°回転操作する必要がある。同様に蓋体部102を180°回転させた状態で蓋体部102を閉じるためには、手動により蓋体部102が本体部101と重なり合う位置まで操作し続ける必要があるが、この操作は片手で行うことができず、必ず片手で本体部101を持った状態で蓋体部102を回転させることになる。したがって、片手に荷物を持っている時などにおいて操作が極めて面倒である。さらに、リング状の板バネ107に形成する係止孔110と突起部109との係合が外れた状態においては、突起部109が板バネ107に圧接することから、蓋体部102を回転させる際、突起部109と板バネ107とが擦れ、長期使用に伴って突起部109が磨耗する虞れもある。このように、突起部109が磨耗した場合、蓋体部102の取り付けが不安定となり、蓋体部102にガタツキが生じるなどの耐久性にやや劣るという課題を有していた。
本発明は、前記事情に鑑みなされたもので、蓋体部を本体部に対して略水平方向に回動して開閉動作するためのヒンジ装置を用いた携帯電話において、片手でワンタッチで蓋体部を回転操作できるとともに、蓋体部の取り付けを長期に渡って安定的に維持することが可能なヒンジ装置を用いた携帯電話を提供することを目的とする。
本発明の請求項1記載のヒンジ装置を備えた携帯電話機は、本体部に対して蓋体部を重ね合わせた状態から、その重ね合わせ面に対して蓋体部を略平行に回動できるように枢着するヒンジ装置であって、このヒンジ装置は、前記本体部と蓋体部の一方に固定された支持部を有するホルダと、前記支持部に回動自在に枢着される回動軸部を有して前記本体部と蓋体部の他方に固定された取付ベースと、この取付ベースに同心円上に配したアウターカムとインナーカムと、このアウターカムとインナーカムにそれぞれ形成された外側カム面及び内側カム面と係合するよう前記ホルダ内に上下動自在に組み付けられた環状のカム部材と、このカム部材を前記アウターカムとインナーカムの外側カム面及び内側カム面に押圧するために該アウターカムとインナーカムにそれぞれ対応させて同心円上に配置したコイルバネとを備え、前記回動軸部を前記支持部に対して回動自在に枢着することで、前記本体部に対して蓋体部が相対的に回動し得るように構成するとともに、前記アウターカムとインナーカムの外側カム面及び内側カム面に左右対称の第1及び第2傾斜カムをV字型に形成し、その第1及び第2傾斜カムの境界部に位置してそれぞれ180°の位相差を保って係合カムを形成するとともに、該係合カムは前記カム部材を付勢するコイルバネの付勢方向に対して逆V字型となる左右対称の第3及び第4傾斜カムを備え、前記カム部材には、前記アウターカムとインナーカムの各カム面に形成された前記第3及び第4傾斜カムからなる係合カムのそれぞれと係合する山型カムを180°の位相差を保って形成し、このアウターカムとインナーカムの前記係合カムと前記山型カムとの係合によって、本体部に対して蓋体部を重ね合わせた閉位置又は展開位置で蓋体部を位置決めするとともに、この閉位置から蓋体部を180°回転させることによってアウターカムとインナーカムの前記第1及び第2傾斜と前記山型カムとが係合して前記蓋体部と本体部とがほぼ一直線状となる展開位置で該蓋体部を位置決めし、かつ、前記係合カムと山型カムとが係合する閉位置又は展開位置から蓋体部を左回り又は右回りのいずれの方向に回転操作させた際、前記山型カムが前記第3及び第4傾斜カムを乗り越えるまでは、前記コイルバネによって、蓋体部には反回転操作方向の回転トルクが付与され、前記山型カムが前記第3及び第4傾斜カムを乗り越えると、前記第1又は第2傾斜カムにより蓋体部には回転操作方向に回転トルクが付与されて自動的に回動することによって蓋体部が展開位置又は閉位置にて保持されるように構成したことを特徴とする。
本発明の請求項2記載のヒンジ装置は、請求項1記載のヒンジ装置を備えた携帯電話機において、前記第3及び第4傾斜カムの中心から第3及び第4傾斜カムの外端までの角度が前記アウターカムとインナーカムの径方向において概ね25°として、前記係合カムと山型カムとが係合した閉位置及び展開位置から蓋体部を左回り又は右回りのいずれの方向に回転操作させた際、前記25°までの角度領域において第3又は第4傾斜カムと前記山型カムとの係合により、前記コイルバネによって蓋体部に反回転操作方向の回転トルクを与えるとともに、25°を超えて前記山型カムが第3及び第4傾斜カムから外れて第1又は第2傾斜カムへと切り換わってからは蓋体部に回転操作方向の回転トルクを与えて閉位置から展開位置又は展開位置から閉位置に自動回転するように構成したこと特徴とする。
本発明の請求項3記載のヒンジ装置は、請求項1又は2記載のヒンジ装置を備えた携帯電話機において、前記回動軸部が貫通孔を有する中空状に形成され、前記貫通孔を通して本体部と蓋体部とに配線部材を引き回すように配線処理したことを特徴とする。
本発明の請求項4記載のヒンジ装置は、請求項1〜3の何れか1項に記載のヒンジ装置を備えた携帯電話機において、前記カム部材の外周に位置決めピンを固定するとともに、前記ホルダに前記位置決めピンを上下動自在に案内する長孔を設けたことを特徴とする。
本発明の請求項1記載のヒンジ装置を備えた携帯電話によれば、本体部に対して蓋体部を重ね合わせた状態から、その重ね合わせ面に対して蓋体部を略平行に回動できるように枢着するヒンジ装置であって、このヒンジ装置は、前記本体部と蓋体部の一方に固定された支持部を有するホルダと、前記支持部に回動自在に枢着される回動軸部を有して前記本体部と蓋体部の他方に固定された取付ベースと、この取付ベースに同心円上に配したアウターカムとインナーカムと、このアウターカムとインナーカムにそれぞれ形成された外側カム面及び内側カム面と係合するよう前記ホルダ内に上下動自在に組み付けられた環状のカム部材と、このカム部材を前記アウターカムとインナーカムの外側カム面及び内側カム面に押圧するために該アウターカムとインナーカムにそれぞれ対応させて同心円上に配置したコイルバネとを備え、前記回動軸部を前記支持部に対して回動自在に枢着することで、前記本体部に対して蓋体部が相対的に回動し得るように構成するとともに、前記アウターカムとインナーカムの外側カム面及び内側カム面に左右対称の第1及び第2傾斜カムをV字型に形成し、その第1及び第2傾斜カムの境界部に位置してそれぞれ180°の位相差を保って係合カムを形成するとともに、該係合カムは前記カム部材を付勢するコイルバネの付勢方向に対して逆V字型となる左右対称の第3及び第4傾斜カムを備え、前記カム部材には、前記アウターカムとインナーカムの各カム面に形成された前記第3及び第4傾斜カムからなる係合カムのそれぞれと係合する山型カムを180°の位相差を保って形成し、このアウターカムとインナーカムの前記係合カムと前記山型カムとの係合によって、本体部に対して蓋体部を重ね合わせた閉位置又は展開位置で蓋体部を位置決めするとともに、この閉位置から蓋体部を180°回転させることによってアウターカムとインナーカムの前記第1及び第2傾斜と前記山型カムとが係合して前記蓋体部と本体部とがほぼ一直線状となる展開位置で該蓋体部を位置決めし、かつ、前記係合カムと山型カムとが係合する閉位置又は展開位置から蓋体部を左回り又は右回りのいずれの方向に回転操作させた際、前記山型カムが前記第3及び第4傾斜カムを乗り越えるまでは、前記コイルバネによって、蓋体部には反回転操作方向の回転トルクが付与され、前記山型カムが前記第3及び第4傾斜カムを乗り越えると、前記第1又は第2傾斜カムにより蓋体部には回転操作方向に回転トルクが付与されて自動的に回動することによって蓋体部が展開位置又は閉位置にて保持されるように構成したものであるから、本体部に対して蓋体部を水平方向に回動自在に連結でき、本体部を操作しない時には本体部上に蓋体部を重ね合わせてコンパクト化することが可能となる。しかも、本体部上に蓋体部を重ね合わせた状態において、蓋体部の表面側にディスプレイなどを露出することが可能となるから、常にディスプレイを視認することができ、例えば、放送受信やインターネットの閲覧など様々な使用が可能となり、使用用途が広がり、機能性も向上する。また、本体部を操作する際、右利き、左利きを問わず片手で受話部を備えた蓋体部を回転させることができ、かつ、蓋体部の閉位置あるいは180°回転させた展開位置において、所定角度領域では、蓋体部は回転操作方向に対して逆方向の回転トルクが付与されることになるから、例えば蓋体部と他の部材とが干渉したとしても蓋体部が不用意に開く虞れもない。そして、所定角度領域を超えると、付勢部材によって蓋体部を180°展開した位置までワンタッチで回転することができ、片手での操作が可能であるため、操作が極めて容易である。
本発明の請求項2記載のヒンジ装置を備えた携帯電話によれば、請求項1記載のヒンジ装置を備えた携帯電話機において、前記第3及び第4傾斜カムの中心から第3及び第4傾斜カムの外端までの角度が前記アウターカムとインナーカムの径方向において概ね25°として、前記係合カムと山型カムとが係合した閉位置及び展開位置から蓋体部を左回り又は右回りのいずれの方向に回転操作させた際、前記25°までの角度領域において第3又は第4傾斜カムと前記山型カムとの係合により、前記コイルバネによって蓋体部に反回転操作方向の回転トルクを与えるとともに、25°を超えて前記山型カムが第3及び第4傾斜カムから外れて第1又は第2傾斜カムへと切り換わってからは蓋体部に回転操作方向の回転トルクを与えて閉位置から展開位置又は展開位置から閉位置に自動回転するように構成したものであるから、取付ベースとホルダとの重なり部に負荷がかかることもなく、また、磨耗によって蓋体部の取り付けがガタ付くなどといった虞れもなく、耐久性にも優れる。さらに、180°の位相差を持ってアウターカムとインナーカム及びこれと係合するカム部材を形成することによって、ヒンジ装置を小型化できるとともに、取付ベースとホルダとの間にカム部材と、これを付勢する付勢部材を組付けてヒンジ装置をユニット化することができるから、組付け作業性にも優れる。また、蓋体部の閉位置あるいは180°回転させた展開位置において、25°までの角度領域では、係合カムと山型カムとの係合によって、蓋体部は回転操作方向に対して逆方向の回転トルクが付与されることになるから、例えば蓋体部と他の部材とが干渉したとしても蓋体部が不用意に開く虞れもない。
本発明の請求項3記載のヒンジ装置を備えた携帯電話によれば、請求項1又は2記載のヒンジ装置を備えた携帯電話において、前記回動軸部が貫通孔を有する中空状に形成され、前記貫通孔を通して本体部と蓋体部とに配線部材を引き回すように配線処理したものであるから、配線コードが邪魔にならずスッキリを配線処理することができるとともに、配線コードの噛み込みも防止することができ、配線コードの断線などを防止することができる。
本発明の請求項4記載のヒンジ装置を備えた携帯電話によれば、請求項1〜3の何れか1項に記載のヒンジ装置を備えた携帯電話において、前記カム部材の外周に位置決めピンを固定するとともに、前記ホルダに前記位置決めピンを上下動自在に案内する長孔を設けたものであるから、カム部材が位置決めピンと長孔との係合によってカム部材を確実かつ安定的に案内することができ、カム部材の動作が安定する。
本発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。図1は、本発明を適用した携帯電話機の斜視図であり、同図で示すように、携帯電話機1は、複数の操作キー2を有する本体部3と、液晶パネルなどのディスプレイ4を備えた蓋体部5と、これら本体部3と蓋体部5を回動自在に連結するヒンジ装置6とで構成される。本体部3と蓋体部5には通話の際の送話部7と受話部8を備えており、蓋体部5はディスプレイ4と受話部8を外面側に向けた状態で本体部3に連結され、かつ、蓋体部5はヒンジ機構6によって本体部3によって略水平方向に回動自在に連結されている。なお、蓋体部5と重ね合わせる本体部3の取付面は傾斜しており、蓋体部5を略180°水平回動して本体部3と蓋体部5とを一直線状に連設させた状態で、蓋体部5が本体部3に対して上向き傾斜となって使用時に通話し易いように構成している。
次に本実施例のヒンジ装置6について図2の分解斜視図、図3の断面図などに基づいて説明する。ヒンジ装置6は、前記本体部3に固定されたホルダ10と、前記蓋体部5に固定される取付ベース20と、前記ホルダ1内に上下動自在に組み付けられた環状のカム部材30と、このカム部材30を前記取付ベース20に形成する外側カム面52,内側カム面53に押圧する付勢部材としての外側コイルバネ40,内側コイルバネ41とを主要構成部品としている。
前記ホルダ10は有底筒状の収容部8を有し、この収容部8の底部中央に支持部たる取付孔9を形成するとともに、収容部8の外周に前記本体部3に固定するフランジ部1を形成している。このホルダ10に形成する前記取付孔9には前記取付ベース20の中央部から下方に向かって突出した回動軸部21が枢着され、回動軸部21を回動支軸として本体部3に対して蓋体部5を略水平回動自在に連結する構成としている。回動軸部21は中央に貫通孔22を有する中空状に形成され、その貫通孔22にケーブルなど配線部材23を通すことによって本体部3と蓋体部5との間に配線部材23を引き回すように配線処理することが可能である。
前記カム部材30は、周縁部が前記収容部8の内周面に沿って摺動自在に案内されるとともに、その中心には前記回動軸部21を挿通する案内孔31が形成され、ホルダ10に形成する収容部8と取付ベース20の回動軸部21に沿ってカム部材30が摺動自在に案内される。このように、ホルダ10と回動軸部21によって案内される案内孔31の外周には位置決めピン32が固定され、前記ホルダ10にはその位置決めピン32を上下動自在に案内する長孔33が設けられており、この長孔33と位置決めピン32との係合により、カム部材30はホルダ10に対して径方向に位置決めされた状態でホルダ10に形成する収容部8と取付ベース20の回動軸部21に沿って上下動自在に案内される。また、カム部材30の下部周縁部と案内孔31の下部周縁には環状凹部34,35が同心円状に形成されており、外側の凹部34に外側コイルバネ40が、内側の凹部35に内側コイルバネ41が位置決め状態で収容されており、これらの外側コイルバネ40,内側コイルバネ41によってカム部材30が取付ベース20に形成される外側カム面52,内側カム面53に押圧されるようになっている。また、ホルダ10から突出した回動軸部21の下端には、ホルダ10に対して取付ベース20を保持する抜け止めリング42が固定されるとともに、ホルダ10と取付ベース20との間には、これらホルダ10と取付ベース20の間隔を保持する筒状のスペーサ43が介在している。
次に、図4のカムの展開図を参照してカム部材30と取付ベース20に形成される外側カム面52,内側カム面53との関係について説明する。取付ベース20には同心円上に配した二重のアウターカム50とインナーカム51が形成され、これらアウターカム50とインナーカム51の下端面全周が外側カム面52,内側カム面53となっている。外側カム面52,内側カム面53は、左右対称の第1及び第2傾斜カム54,55がV字状に連続し、その第1及び第2傾斜カム54,55の境界部分に左右対称の第3及び第4傾斜カム60,61を逆V字状に連続させた外側係合カム65と内側係合カム66を形成している。これらアウターカム50とインナーカム51の外側カム面52,内側カム面53及び外側係合カム65,内側係合カム66は相対的に180°の位相差を保って形成されている。
また、外側係合カム65,内側係合カム66は、その中心から第3及び第4傾斜カム60,61の外端までの角度が前記アウターカム50とインナーカム51の径方向において概ね25°に設定されている。一方、カム部材30は外側係合カム65,内側係合カム66の第3及び第4傾斜カム60,61と同傾斜の外側山型カム70,内側山型カム71が相対的に180°の位相差を保って形成されている。なお、カム部材30は、その中心から、その外端までの角度はカム部材30の径方向において概ね110°に設定されている。
以上のように構成される携帯電話機1は、図5(a)に実線で示すように、携帯電話機1を折り畳んだ状態において、アウターカム50とインナーカム51に形成する外側係合カム65又は内側係合カム66がカム部材30の外側山型カム7、内側山型カム71に係合する(つまり、外側係合カム65が外側山型カム70、内側係合カム66が内側山型カム71に係合する)。具体例として図4のカムの展開図においては、アウターカム50の外側係合カム65に係合部材30の外側山型カム70が係合した状態を示している。また、携帯電話機1を折り畳んだ状態においてインナーカム51の内側係合カム66内側山型カム71に係合しても構造上、支障ないが説明上、アウターカム50の外側係合カム65に外側山型カム70が係合した状態を例として以下、説明する。
携帯電話機1を折り畳んだ閉位置で一方のアウターカム50(インナーカム51)外側係合カム65(内側係合カム66)がカム部材30の外側山型カム70(内側山型カム71)に係合した位置にあり、これを0°とする。そして、閉位置から蓋体部5を左回り又は右回りに回転操作させた際、蓋体部5に固定された取付ベース20が蓋体部5と一体的に回転する。これにより、取付ベース20に形成するアウターカム50(インナーカム51)が径方向に移動し、カム部材30の外側山型カム70(内側山型カム71)外側係合カム65(内側係合カム66)の中心から外側係合カム65(内側係合カム66)の第3又は第4傾斜カム60,61の何れかに移動する。すなわち、図4において、蓋体部5を左回りに回転すれば外側山型カム70(内側山型カム71)が第3傾斜カム60と係合し、右回りに回転すれば外側山型カム70(内側山型カム71)は第4傾斜カム61と係合する。これら第3又は第4傾斜カム60,61は外側コイルバネ40,内側コイルバネ41の付勢力Fに対して逆方向となる逆V字状に形成されているから、外側山型カム70(内側山型カム71)によってアウターカム50(インナーカム51)が押されることになる。これにより、第1の係合カム65から外側山型カム70(内側山型カム71)が外れる0°から25°までの角度領域においては蓋体部5は回転操作力に抗して蓋体部5が戻る付勢力が作用する。
そして、蓋体部5を25°以上回転操作すると、外側山型カム70(内側山型カム71)が第3又は第4傾斜カム60,61から外れ、外側山型カム70(内側山型カム71)はアウターカム50(インナーカム51)の第1又は第2の傾斜カム54,55の何れかに切り換わる。すなわち、蓋体部5を左方向に回転すれば外側山型カム70(内側山型カム71)は第2傾斜カム55と係合し、蓋体部5を右方向に回転すれば外側山型カム70(内側山型カム71)は第1傾斜カム54と係合する。第1及び第2傾斜カム54,55は外側コイルバネ40,内側コイルバネ41の付勢力Fに対して同方向となるV字状に傾斜しているから、外側山型カム70(内側山型カム71)外側係合カム65(内側係合カム66)から外れた時点で外側山型カム70(内側山型カム71)が第1傾斜カム54又は第2傾斜カム55を滑り降りようとする力が作用し、これに伴う回転トルクによって、蓋体部5は開く方向に付勢される。この付勢力によって蓋体部5は回転し、蓋体部5が180°回転すると、外側係合カム65(内側係合カム66)に対して180°の位相差を持って形成された第1及び第2傾斜カム54,55の谷部とカム部材30に形成される外側山型カム70(内側山型カム71)とが係合する(図4中、一点鎖線で示す)。これにより、図5(b)で示すように、蓋体部5が180°回転した展開位置、すなわち、蓋体部5は本体部3と一直線上に並んだ状態で位置決め保持されることになる。
そして、蓋体部5を閉じるために、蓋体部5を180°回転させた展開位置から第1及び第2傾斜カム54,55までの角度範囲内においては、前述した蓋体部5を閉位置から開く動作と同様、インナーカム51に形成する第1及び第2傾斜カム54,55から外側山型カム70(内側山型カム71)が外れるまでは外側コイルバネ40,内側コイルバネ41によって外側山型カム70(内側山型カム71)が押され、蓋体部5を閉じる回転操作力に抗して蓋体部5を開く方向の回転トルクが作用し、それ以上閉じると、蓋体部5は外側コイルバネ40,内側コイルバネ41によって180°回転し、再びアウターカム50(インナーカム51)外側係合カム65(内側係合カム66)に係合部材30の外側山型カム70(内側山型カム71)が係合し、蓋体部5は閉位置で位置決め保持される。
以上のように、本発明では、本体部3に対して蓋体部5を水平方向に回動自在に連結でき、本体部3を操作しない時には本体部3上に蓋体部5を重ね合わせてコンパクト化することが可能となる。しかも、本体部3上に蓋体部5を重ね合わせた状態において、蓋体部5の表面側にディスプレイ4が露出していることから、ディスプレイ4を視認することができ、例えば、放送受信やインターネットの閲覧など様々な使用が可能となり、使用用途が広がり、機能性も向上する。
また、本体部3を操作する際、本体部3を片手で持った状態で親指などで蓋体部5を25°以上回転すれば外側コイルバネ40,内側コイルバネ41によって蓋体部5を180°展開した位置までワンタッチで回転することができ、片手での操作が可能であるため、操作が極めて容易である。しかも、蓋体部5の閉位置において、25°までの角度領域では、外側係合カム65,内側係合カム66と外側山型カム70,内側山型カム71との係合によって、蓋体部5は回転操作方向に対して逆方向の回転トルクが付与されることになるから、開くつもりが無い状態において例えば蓋体部5と他の部材とが干渉して蓋体部5に開く方向の力が作用したとしても、蓋体部5が不用意に開く虞れもない。
また、カム部材30をホルダ10に形成する収容部8と取付ベース20の回動軸部21に沿って摺動自在に案内し、これを外側コイルバネ40,内側コイルバネ41によってホルダ10に形成するアウターカム50とインナーカム51に押し付け、カム部材30とアウターカム50とインナーカム51に形成する外側カム面52,内側カム面53との係合によって、蓋体部5の回転を制御するように構成しているため、取付ベース20とホルダ10との重なり部に負荷がかかることもなく、また、磨耗によって蓋体部5の取り付けがガタ付くなどといった虞れもなく、耐久性にも優れる。さらに、180°の位相差を持ってアウターカム50とインナーカム51及びこれと係合するカム部材30を形成することによって、ヒンジ装置6を小型化できるとともに、取付ベース20とホルダ10との間にカム部材30と、これを付勢する外側コイルバネ40,内側コイルバネ41を組付けてヒンジ装置6をユニット化することができるから、組付け作業性にも優れる。
また、本体部32と蓋体部5とに跨がるように接続する配線コード23を中空状に形成した回動軸部21の貫通孔22を通して配することができるため、配線コード23が邪魔にならずスッキリを配線処理することができるとともに、配線コード23の噛み込みも防止することができ、配線コード23の断線などを防止することができる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、前記実施の形態では、また、カムの形状によって蓋体部の角度をどの位置で規制するか等は適宜選定すればよい。さらに、前記実施例では、配線コード23を通すために回動軸部21を中空状に形成した例を示したが、図6に示すように、回動軸部70を中実状としてもよい。このように回動軸部70を中実状とすれば回動軸部70の剛性が向上し、より耐久性を高めることが可能となる。また、カム部材30とアウターカム50とインナーカム51に押し付ける付勢手段もコイルバネに限らず、適宜選定すればよい。
本発明の一実施例を示す携帯電話機の斜視図である。 同上、ヒンジ機構の分解斜視図である。 同上、ヒンジ機構の断面図である。 同上、アウターカムとインナーカムの展開図であり、実線は外側山型カム70がアウターカム50の第3及び第4傾斜カム60,61に係合した状態を示し、一点鎖線は内側山型カム71がインナーカム51の第1及び第2傾斜カム54,55に係合した状態を示している。 同上、携帯電話の蓋体部の動作を示す正面図である。 本発明の回転軸部の変形例を示すヒンジ機構の断面図である。 従来の水平回動型のヒンジ装置を示す断面図である。
符号の説明
1 携帯電話機
3 本体部
5 蓋体部
6 ヒンジ装置
7 受話部
8 送話部
9 取付孔(支持部)
10 ホルダ
20 取付ベース
21,21a 回動軸部
22 貫通孔
23 配線部材
30 カム部材
31 案内孔
32 位置決めピン
33 長孔
40,41 コイルバネ(付勢手段)
50 アウターカム
51 インナーカム
52 外側カム面
53 内側カム面
54,55 第1及び第2傾斜カム
60,61 第3及び第4傾斜カム
65 外側係合カム
66 内側係合カム
70 外側山型カム
71 内側山型カム

Claims (4)

  1. 本体部に対して蓋体部を重ね合わせた状態から、その重ね合わせ面に対して蓋体部を略平行に回動できるように枢着するヒンジ装置であって、このヒンジ装置は、前記本体部と蓋体部の一方に固定された支持部を有するホルダと、前記支持部に回動自在に枢着される回動軸部を有して前記本体部と蓋体部の他方に固定された取付ベースと、この取付ベースに同心円上に配したアウターカムとインナーカムと、このアウターカムとインナーカムにそれぞれ形成された外側カム面及び内側カム面と係合するよう前記ホルダ内に上下動自在に組み付けられた環状のカム部材と、このカム部材を前記アウターカムとインナーカムの外側カム面及び内側カム面に押圧するために該アウターカムとインナーカムにそれぞれ対応させて同心円上に配置したコイルバネとを備え、前記回動軸部を前記支持部に対して回動自在に枢着することで、前記本体部に対して蓋体部が相対的に回動し得るように構成するとともに、前記アウターカムとインナーカムの外側カム面及び内側カム面に左右対称の第1及び第2傾斜カムをV字型に形成し、その第1及び第2傾斜カムの境界部に位置してそれぞれ180°の位相差を保って係合カムを形成するとともに、該係合カムは前記カム部材を付勢するコイルバネの付勢方向に対して逆V字型となる左右対称の第3及び第4傾斜カムを備え、前記カム部材には、前記アウターカムとインナーカムの各カム面に形成された前記第3及び第4傾斜カムからなる係合カムのそれぞれと係合する山型カムを180°の位相差を保って形成し、このアウターカムとインナーカムの前記係合カムと前記山型カムとの係合によって、本体部に対して蓋体部を重ね合わせた閉位置又は展開位置で蓋体部を位置決めするとともに、この閉位置から蓋体部を180°回転させることによってアウターカムとインナーカムの前記第1及び第2傾斜と前記山型カムとが係合して前記蓋体部と本体部とがほぼ一直線状となる展開位置で該蓋体部を位置決めし、かつ、前記係合カムと山型カムとが係合する閉位置又は展開位置から蓋体部を左回り又は右回りのいずれの方向に回転操作させた際、前記山型カムが前記第3及び第4傾斜カムを乗り越えるまでは、前記コイルバネによって、蓋体部には反回転操作方向の回転トルクが付与され、前記山型カムが前記第3及び第4傾斜カムを乗り越えると、前記第1又は第2傾斜カムにより蓋体部には回転操作方向に回転トルクが付与されて自動的に回動することによって蓋体部が展開位置又は閉位置にて保持されるように構成したことを特徴とするヒンジ装置を備えた携帯電話機。
  2. 前記第3及び第4傾斜カムの中心から第3及び第4傾斜カムの外端までの角度が前記アウターカムとインナーカムの径方向において概ね25°として、前記係合カムと山型カムとが係合した閉位置及び展開位置から蓋体部を左回り又は右回りのいずれの方向に回転操作させた際、前記25°までの角度領域において第3又は第4傾斜カムと前記山型カムとの係合により、前記コイルバネによって蓋体部に反回転操作方向の回転トルクを与えるとともに、25°を超えて前記山型カムが第3及び第4傾斜カムから外れて第1又は第2傾斜カムへと切り換わってからは蓋体部に回転操作方向の回転トルクを与えて閉位置から展開位置又は展開位置から閉位置に自動回転するように構成したこと特徴とする請求項1記載のヒンジ装置を備えた携帯電話機。
  3. 前記回動軸部が貫通孔を有する中空状に形成され、前記貫通孔を通して本体部と蓋体部とに配線部材を引き回すように配線処理したことを特徴とする請求項1又は2記載のヒンジ装置を備えた携帯電話機。
  4. 前記カム部材の外周に位置決めピンを固定するとともに、前記ホルダに前記位置決めピンを上下動自在に案内する長孔を設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のヒンジ装置を備えた携帯電話機。
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