JP4313254B2 - 多機能携帯枕 - Google Patents

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Description

本発明は、硬質基板と所要の内包材を充填したパッドとを組み合わせて、通気性が良好にして、悪臭や湿気を除去し、睡眠時の呼吸気障害や鼾の発生を予防することができ、さらに頭部に対する血行や毛髪の成長を促進して、安眠効果を高めることができると共に、健康増進に寄与することができ、しかも携帯に便利な構成からなる多機能携帯枕に関するものである。
従来において、例えば、ヤシ殻活性炭を枕に用いることにより、その多孔質による吸着効果によって、臭いや湿気を除去し、マイナスイオン効果や、遠赤外線効果により血行の促進を図り、頭痛、肩凝り等を解消することができる枕として、枕の上面に活性炭を配するものであって、ヤシ殻活性炭を袋の幾つかの室に分けられたものに入れ、使用中1個所に片寄らず、万遍なく活性炭があるようにして、その袋の両端に布カバーを付けたものからなり、この袋を枕の上に載せて布カバーを枕に巻き付けて、活性炭がずれないように構成配置したものである(特許文献1参照)。
また、汗等を吸収でき、使い心地が良く、衛生的で、所定の温度範囲を維持できる枕として、(1) 列状に形成された開口を持つ袋状部を有する通気性及び通水性を備える被覆体と、(2) 前記被覆体の袋状部の開口から挿脱自在に収容され、吸水性質及び断熱性及び脱臭性を有する内容物を封止材料内に封入してなる保温脱臭体と、(3) 前記被覆体の袋状部に前記保温脱臭体を収容した状態で、保冷材または温熱材を収容する空間を形成自在な前記被覆体を覆うカバー体とを、具備した枕構成体が提案されている(特許文献2参照)。
さらに、睡眠時の頭や体の向きを横向きに誘導して鼾の発生を抑止すると共に、旅行時の携帯性に優れ、また不使用時の片付け保管においても省スペースで保管できる枕として、(1) 合成樹脂板を上方へ山形となる蒲鉾状に湾曲形成した主基体の上面をクッション材で覆ってこれを袋状のカバーに出し入れ自在に収めた主部材と、(2) 平板状の基板の上面をクッション材で覆ってこれを袋状のカバーに出し入れ自在に収めた2個の翼部材を備え、(3) 前記2個の翼部材は共に蒲鉾状に湾曲した前記主部材の凹所に収容し得る大きさとし、前記各翼部材が前記主部材の両下縁のそれぞれに沿う状態で、前記各翼部材が前記主部材に対し回動自在なるよう、且つまた前記各翼部材が前記主部材から分離可能なるように、平面ファスナーを介して前記各翼部材を前記主部材に着脱自在に連結した構成からなる枕が提案されている(特許文献3参照)。
実用新案登録第3092041号公報 特開平9−121998号公報 特開2001−161532号公報
しかしながら、前記の提案に係るそれぞれの枕において、前記特許文献1に記載の枕においては、活性炭を封入した袋を枕の上に載せるように構成したものであり、この場合に袋を幾つかの室に分けて、それぞれ活性炭を充填したものであって、使用中に活性炭がずれないように工夫したものであって、単に活性炭を使用したことによる効果を得るものであり、頭部に対する健康を目的とした多機能性を発揮するものではない。
また、前記特許文献2に記載の枕構成体においては、通気性及び通水性の良い材質からなる被覆体に形成した複数列の袋状部の開口から、保温脱臭体を挿入するように構成したものであり、保温脱臭体には活性炭が80〜90%収容されており、挿入に道具を必要とすることなく、保温脱臭体を被覆体に形成した複数列の袋状部に挿入できるようにしたものである。そして、この被覆体を保温脱臭体の長さ方向に2つ折りして、その間に保冷材または温熱材を挟んで、身体の所要部位に対する冷却用または温熱用として使用するものである。従って、枕本来の機能よりも、冷却用または温熱用としての多用途を意図したものであって、頭部に対する健康を目的とした多機能性を発揮するものではない。
さらに、特許文献2に記載の枕においては、合成樹脂板とクッション材とを組み合わせて携帯可能な健康枕を提案するものであるが、合成樹脂板からなる主基体の上面にクッション材を貼着して主基体の上面をクッション材で覆い、帯状ばね板の両端を主基体の両下縁にねじ止めで固定すると共に、帯状ばね板のく字状折曲部を高さ調整用の調整ねじを介して主基体の裏面に当接させ、これらの一体物を袋状のカバーに出し入れ自在に収めて主部材として構成している。また、前記と同様に、合成樹脂板からなる基板にクッション材を貼着して2個の翼部材を構成し、これらの翼部材を前記主部材の両下縁に沿うようにして、平面ファスナーを介して着脱自在に連結して枕を構成したものである。しかしながら、このような構成からなる枕は、構成が複雑であり、製造コストが増大するばかりでなく、頭部に対する健康を目的とした多機能性を十分に発揮するものではない。
そこで、本発明者は、種々検討並びに試作を重ねた結果、矩形状の平板からなる多孔性硬質基板と、活性炭等のパッド充填材を通気性袋に充填して扁平筒状に形成してなる複数のパッドとを設け、前記多孔性硬質基板と複数のパッドとを、前記多孔性硬質基板の一側面に沿って前記複数のパッドがそれぞれ平行に配置されるように、通気性を有する布地等で構成した矩形状の袋体に、それぞれ出し入れ可能に収納してパッド・基板収納体を構成し、このパッド・基板収納体を、通気性を有する枕カバーに出し入れ自在に収納することにより、前記多孔性硬質基板と複数のパッドとの作用によって、通気性が良好にして、悪臭や湿気を除去し、睡眠時の呼吸気障害や鼾の発生を予防することができ、さらに頭部に対する血行や毛髪の成長を促進して、安眠効果を高めることができると共に、健康増進に寄与することができ、しかも携帯に便利な構成からなる多機能携帯枕を得ることができることを突き止めた。
この場合、前記パッド・基板収納体は、通気性を有する布地等で構成した矩形状の袋体の外側の一側面あるいは両側面、または内側の一側面あるいは両側面において、複数のパッドを収納するためのポケットを、袋体の長手方向に、あるいは短手方向に、それぞれ平行となるように構成配置し、前記各ポケットの全部もしくはいずれか一部を除いてパッドを収納配置することにより、前述した多機能携帯枕としての各種機能を有効に発揮させることができることを突き止めた。
また、本発明の多機能携帯枕は、前記パッド・基板収納体として、通気性を有する布地等で構成した矩形状の袋体からなり、この袋体の少なくとも一側縁部に多孔性硬質基板を挿入するための開口部を設けると共に、前記袋体の外側の一側面あるいは両側面、または内側の一側面あるいは両側面に複数のパッドをそれぞれ収納するための複数のポケットを形成した構成とすること、あるいは通気性を有する布地等で構成した矩形状の袋体と、パッド・基板組合せ体とからなり、前記袋体の少なくとも一側縁部にパッド・基板組合せ体を挿入するための開口部を設けると共に、前記パッド・基板組合せ体は多孔性硬質基板通気性を有する被覆部材で囲繞されると共にその外側の一側面または両側面に複数のパッドをそれぞれ収納するための複数のポケットを形成した構成とすることにより、多孔性硬質基板の出し入れとその交換および複数のパッドの出し入れとその交換を、それぞれ容易化すると共に、携帯枕としての機能をより有効に発揮させることができることを突き止めた。
さらに、本発明の多機能携帯枕は、前記パッド・基板収納体において、扁平筒状に形成してなる複数のパッドにそれぞれ充填されるパッド充填材として、活性炭を1/3〜1/2の容量とし、蕎麦殻、籾殻、桧や檜葉等の木材チップ、小豆、プラスチックの小粒体、乾燥したハーブ類等を適宜選択して2/3〜1/2の容量で混合したものとすることにより、前述した多機能携帯枕としての各種機能を有効に発揮させることができることを突き止めた。
従って、本発明の目的は、平板からなる多孔性硬質基板と、活性炭等のパッド充填材を通気性袋に充填して扁平筒状に形成してなる複数のパッドとの組み合わせを種々変化させることを可能とし、これにより通気性が良好にして、悪臭や湿気を除去し、睡眠時の呼吸気障害や鼾の発生を予防することができ、さらに頭部に対する血行や毛髪の成長を促進して、安眠効果を高めることができると共に、健康増進に寄与することができ、取扱いが簡便にして前記複数のパッドの出し入れとその交換を容易化し、しかも携帯に便利な構成からなる多機能携帯枕を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載の多機能携帯枕は、平板からなる多孔性硬質基板の側面に沿って、活性炭等のパッド充填材を通気性袋に充填して扁平筒状に形成してなる複数本のパッドを配置し、これらの多孔性硬質基板とパッドとを通気性を有する枕カバーに出し入れ自在に収納してなる携帯枕において、
通気性を有する布地等で構成した矩形状の袋体を設け、この袋体の少なくとも一側縁部に前記多孔性硬質基板を挿入するための開閉自在な開口部を設けて基板収納部を形成し、
前記袋体の外側の一側面にその短手方向に平行して2つのパッドを所定間隔(d)離間させて個別に収納し得る第1のパッド収納部としてのポケットを形成すると共に、前記袋体の外側の他側面にその長手方向に平行して2つのパッドをそれぞれ隣接させて個別に収納し得る第2のパッド収納部としてのポケットを形成し、
前記袋体の基板収納部に多孔性硬質基板を挿入すると共に前記ポケットにパッドをそれぞれ収納して、この袋体を枕カバーに収納するように構成したことを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の多機能携帯枕は、前記通気性を有する布地で構成した矩形状の袋体に出し入れ自在に収納する多孔性硬質基板は、複数に分割した基板をヒンジ結合して、折曲げ自在に構成したものからなることを特徴とする。
本発明の多機能携帯枕によれば、通気性が良好にして、悪臭や湿気を除去し、睡眠時の呼吸気障害や鼾の発生を予防することができ、さらに頭部に対する血行や毛髪の成長を促進して、安眠効果を高めることができると共に、健康増進に寄与することができる、取扱いの簡便な多機能携帯枕を得ることができる。また、本発明に係る多機能携帯枕によれば、長期の寝たきり病人や老人に対して使用した場合において、枕上面における頭の移動が極めて容易になることから、この移動に伴ってベッドや布団上での身体全体の寝返り運動も容易となり、床ずれ等の弊害を未然に防止することができる。さらに、本発明に係る多機能携帯枕によれば、継続的に使用することにより、頭と背骨との位置関係を適正な状態に保持することができるため、寝ている間に自然に背筋を伸ばす格好となり、苦労することなく美しい姿勢を維持することができ、身体の矯正グッズとしても有効に利用することができる等、多くの優れた利点を有する。
また、本発明の多機能携帯枕によれば、矩形状の平板からなる多孔性硬質基板と、活性炭等のパッド充填材を通気性袋に充填して扁平筒状に形成してなる複数のパッドとの組み合わせ構成を種々に変化させて使用することができると共に、前記複数のパッドの出し入れとその交換も容易化して、携帯性に優れた多機能携帯枕を得ることができる。
なお、本発明の請求項に記載の多機能携帯枕によれば、比較的簡単な構成にして、取扱いが簡便であり、前述した多機能性をより有効に発揮し得る多機能携帯枕を得ることができる。
次に、本発明に係る多機能携帯枕の実施例につき、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
図1ないし図4は、本発明に係る多機能携帯枕の一実施例を示すものである。すなわち、図1は本実施例の多機能携帯枕の外観斜視図、図2は図1のA−A線断面図、図3は多機能携帯枕の分解斜視図、図4は図3のB−B線断面図である。しかるに、本実施例の多機能携帯枕10は、枕カバー12(図1参照)と、この枕カバー12に出し入れ可能なパッド・基板収納体20(図1参照)とから構成される。前記枕カバー12は、通気性を有する布地等により矩形状(例えば、ほぼA4サイズ)の袋体として構成し、その短手方向の一側縁部に開閉ファスナ14によって開閉される開口部12aを備えている(図1、図3参照)。また、パッド・基板収納体20は、通気性を有する布地等で構成した矩形状の袋体からなり、この袋体の短手方向の一側縁部に多孔性硬質基板23を挿入するための開口部22aを設けた基板収納部22と、前記袋体の外側の一側面に複数のパッド26をそれぞれ長手方向に平行に並列させて収納するための複数のポケット25を形成したパッド収納部24とを、備えた構成からなる(図2、図3参照)。
しかるに、前記パッド・基板収納体20の基板収納部22には、多孔性硬質基板23を出し入れするための開口部22aを閉塞するための折り返し片22bが設けられ、この折り返し片22bの内側面と基板収納部22の外側面に、それぞれ相互に密着係合する面ファスナ28a、28bが設けられる。また、前記基板収納部22に出し入れ可能に設けられる前記多孔性硬質基板23としては、現在市販されている図示のような合成樹脂材料等からなる多孔板を好適に使用することができる(図3参照)。
さらに、前記パッド・基板収納体20のパッド収納部24に形成した複数のポケット25の開口部25aに対し、それぞれ出し入れ可能に設けられるパッド26は、活性炭等のパッド充填材29を織布、不織布または紙等の通気性被覆材27a、27b等で形成した通気性袋に密封充填して、扁平筒状に形成した構成からなる。
なお、前記パッド26にそれぞれ充填されるパッド充填材29としては、活性炭を1/3〜1/2の容量とし、蕎麦殻、籾殻、桧や檜葉等の木材チップ、小豆、プラスチックの小粒体、乾燥したハーブ類等を適宜選択して2/3〜1/2の容量で混合したものを使用することができる。
図5は、本発明に係る多機能携帯枕の別の実施例を示すものである。本実施例の多機能携帯枕は、前記実施例1のパッド・基板収納体20の変形例である。すなわち、本実施例のパッド・基板収納体20は、前記実施例1と同様に通気性を有する布地等で構成した矩形状の袋体からなり、この袋体の短手方向の一側縁部に多孔性硬質基板23(図3参照)を挿入するための開口部に開閉ファスナ32aを設けた基板収納部32と、前記袋体の外側の一側面に複数のパッド26をそれぞれ短手方向に平行に並列させて収納するための複数のポケット35を形成したパッド収納部34とを、備えた構成からなる(図5参照)。
従って、このように構成したパッド・基板収納体30は、前記実施例1と同様にして、枕カバー12に収納することにより(図1参照)、本実施例の多機能携帯枕を得ることができる。
図6は、本発明に係る多機能携帯枕の前記実施例1に示すパッド・基板収納体20の変形例である。すなわち、本実施例のパッド・基板収納体20は、通気性を有する布地等で構成した矩形状の袋体の外側の一側面に、長手方向に平行させて比較的幅広の2つのパッド26をそれぞれ収納し得る、2つのポケット35a、35bを形成したパッド収納部34を備えた構成からなる(図6参照)。
このように構成したパッド・基板収納体30は、前記パッド収納部34のいずれか一方のポケット35aにパッド26を収納し、前記実施例1と同様にして枕カバー12に収納する(図1参照)。このよう設定した本実施例の多機能携帯枕は、前記パッド26の中央部に頭部を載せて有効に使用することができる。
図7は、本発明に係る多機能携帯枕の前記実施例2に示すパッド・基板収納体20の変形例を示すものである。すなわち、本実施例のパッド・基板収納体20は、通気性を有する布地等で構成した矩形状の袋体の外側の一側面に、短手方向に平行させると共に、所要の間隔dを設けて、比較的幅広の2つのパッド26をそれぞれ収納し得る、2つのポケット35a、35bを形成したパッド収納部34を備えた構成からなる(図7参照)。
このように構成したパッド・基板収納体30は、前記パッド収納部34のポケット35a、35bにそれぞれパッド26を収納し、前記実施例1と同様にして枕カバー12に収納する(図1参照)。このよう設定した本実施例の多機能携帯枕は、前記2つのパッド26の中央部(間隔d部分)を中心に頭部を載せることにより、有効に使用することができる。
図8は、本発明に係る多機能携帯枕の特に好適な実施例であって、前記実施例3および実施例4のパッド・基板収納体20を複合化した変形例を示すものである。すなわち、本実施例のパッド・基板収納体20は、通気性を有する布地等で構成した矩形状の袋体の外側の一側面に、長手方向に平行させて比較的幅広の2つのパッド26をそれぞれ収納し得る、2つのポケット35a、35bを形成した第1のパッド収納部34Aを備えた構成とし(図6および図8参照)、また前記袋体の外側の他側面に、短手方向に平行させると共に所要の間隔dを設けて、比較的幅広の2つのパッド26をそれぞれ収納し得る、2つのポケット35a、35bを形成した第2のパッド収納部34Bを備えた構成とする(図7および図8参照)。
このように構成したパッド・基板収納体30は、1つの多機能携帯枕によって、前述した実施例3または実施例4の多機能携帯枕としての有効な使用ができると共に、実施例3と実施例4の複合的な多機能携帯枕として、より有効に使用することができる。
図9は、本発明に係る多機能携帯枕において使用する多孔性硬質基板23の変形例を示すものである。すなわち、図9に示す多孔性硬質基板23は、複数に分割(図示例では2分割)した基板33a、33bを、蝶番37等によりヒンジ結合して、折曲げ自在に構成したものである。このように、多孔性硬質基板23を構成することにより、これを折り畳んで寸法を縮小させれば、旅行等において携帯する際に便利となる。
図10および図11は、本発明に係る多機能携帯枕のさらに別の実施例を示すものである。本実施例の多機能携帯枕は、前記実施例1のパッド・基板収納体20のさらに別の変形例である。すなわち、本実施例のパッド・基板収納体40は、前記実施例1と同様に通気性を有する布地等で構成した矩形状の袋体からなり、この袋体の短手方向の一側縁部に多孔性硬質基板23を挿入するための開口部42aを設けた基板収納部42と、前記袋体の内側の一側面に複数のパッド26をそれぞれ長手方向に平行に並列させて収納するための複数のポケット45を形成したパッド収納部44とを、備えた構成からなる。なお、前記基板収納部42には、多孔性硬質基板23を出し入れするための開口部42aを閉塞するための折り返し片42bが設けられ、この折り返し片42bの内側面と基板収納部42の外側面に、それぞれ相互に密着係合する面ファスナ48a、48bが設けられる。
従って、このように構成したパッド・基板収納体40は、前記実施例1と同様にして、枕カバー12に収納することにより(図1参照)、本実施例の多機能携帯枕を得ることができる。
なお、本実施例6の多機能携帯枕において、前記通気性を有する布地等で構成した矩形状の袋体の内側の一側面または両側に、前記実施例3ないし実施例5に示すパッド収納部34の構成とそれぞれ同様にして、パッド収納部44を構成することにより、それぞれ前記各実施例と同様の多機能携帯枕として、有効に使用することができる。
図12および図13は、本発明に係る多機能携帯枕の他の実施例を示すものである。本実施例の多機能携帯枕は、前述した実施例のパッド・基板収納体20、30、40とは異なる変形例である。すなわち、本実施例のパッド・基板収納体50は、通気性を有する布地等で構成した矩形状のパッド・基板収納袋体51Aと、パッド・基板組合せ体51Bとからなり、前記パッド・基板収納袋51Aの一側縁部にパッド・基板組合せ体51Bを挿入するための開口部52aを設けると共に、前記パッド・基板組合せ体51Bは、多孔性硬質基板23を織布、不織布または紙等の通気性被覆材で囲繞する基板被覆部52と、その外側一側面に複数のパッド26をそれぞれ収納するための複数のポケット55を形成したパッド収納部54とを、備える。なお、前記複数のポケット55は、図示のように、パッド・基板組合せ体51Bの短手方向に平行に並列させて設ける場合だけでなく、パッド・基板組合せ体51Bの長手方向に平行に並列させて設けることも可能である。
また、前記パッド・基板収納袋体51Aには、パッド・基板組合せ体を出し入れするための開口部52aを閉塞するための折り返し片52bが設けられ、この折り返し片52bの内側面とパッド・基板収納袋体51Aの外側面に、それぞれ相互に密着係合する面ファスナ58a、58bが設けられる。代案として、前記パッド・基板収納袋体51Aには、前記折り返し片52bを設けることに代えて、パッド・基板組合せ体を出し入れするための開口部52aに、図5に示すように、開閉ファスナを設けて、前記開口部を開閉自在に構成することもできる。
従って、このように構成したパッド・基板収納体50は、前記各実施例と同様にして、枕カバー12に収納することにより(図1参照)、本実施例の多機能携帯枕を得ることができる。
なお、本実施例7の多機能携帯枕において、前記多孔性硬質基板23を織布、不織布または紙等の通気性被覆材で囲繞する基板被覆部52の一側面または両側に、前記実施例3ないし実施例5に示すパッド収納部34の構成とそれぞれ同様にして、パッド収納部54を構成することにより、それぞれ前記各実施例と同様の多機能携帯枕として、有効に使用することができる。
前述した各実施例に記載される本発明の多機能携帯枕10は、多孔性硬質基板23を収納した側面を下にして、例えば既存の枕や座布団、あるいは敷き布団またはマットレスの上面に配置し、パッド24を収納した側面を上にして、枕として使用することにより、通気性が良好にして、悪臭や湿気を除去し、睡眠時の呼吸気障害や鼾の発生を予防することができ、さらに頭部に対する血行や毛髪の成長を促進して、安眠効果を高めることができると共に、健康増進に寄与することができる。しかも、本発明の多機能携帯枕10は、多孔性硬質基板およびパッド24を、それぞれ出し入れおよび交換可能に設けられているため、携帯に便利であるばかりでなく、前記多孔性硬質基板およびパッド24を収納保持する各構成部材についても、選択および洗浄等を簡便に行うことが可能であり、衛生管理の面においても有効である等、多くの優れた利点を有する。
以上、本発明の好適な実施例についてそれぞれ説明したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、例えば多孔性硬質基板の形状を単に矩形状の平板とするだけでなく、台形や多角形等としてそれぞれ角部を湾曲形成したり、その他円形、楕円形、ハート形等も可能であり、特に頭部と肩部との関係から肩部に邪魔にならないように部分的に湾曲状の切欠きを設けたり、あるいはパッドの収納面積に比べて縮小した面積となるように基板寸法を設定したり平板面を緩やかな傾斜面ないし湾曲面とする等も可能であるさらには、前述した実施例において、図8に示す多機能携帯枕のパッド・基板収納体において、基板収納部に対し、図6または図7に示すパッド・基板収納体を、それぞれパッド収納部の収納方向(長手方向または短手方向)が重ならないように、パッドを多重にした状態にして多孔性硬質基板を収納して使用することもできる。その他、本発明の精神を逸脱しない範囲内において、多くの設計変更を行うことができる。
本発明に係る多機能携帯枕の一実施例を示す概略斜視図である。 図1に示す多機能携帯枕のA−A線断面図である。 図1に示す多機能携帯枕の分解斜視図である。 図3に示す多機能携帯枕を構成するパッドのB−B線断面図である。 本発明に係る多機能携帯枕の別の実施例であって、パッド・基板収納体の変形例を示す概略斜視図である。 本発明に係る多機能携帯枕におけるパッド・基板収納体の変形例を示す概略斜視図である。 本発明に係る多機能携帯枕におけるパッド・基板収納体の別の変形例を示す概略斜視図である。 本発明に係る多機能携帯枕におけるパッド・基板収納体のさらに別の変形例を示す概略斜視図である。 本発明に係る多機能携帯枕におけるパッド・基板収納体を構成する多孔性硬質基板の変形例を示す概略斜視図である。 本発明に係る多機能携帯枕のさらに別の実施例であって、パッド・基板収納体の別の構成例を示す概略斜視図である。 図10に示す本発明に係る多機能携帯枕におけるパッド・基板収納体の一部を切開して示した概略斜視図である。 本発明に係る多機能携帯枕におけるパッド・基板収納体の別の構成例を示す概略斜視図である。 図12に示す本発明に係る多機能携帯枕におけるパッド・基板収納体を構成するパッド基板組合せ体の分解斜視図である。
符号の説明
10 多機能携帯枕
12 枕カバー
13 開閉ファスナ
20 パッド・基板収納体
22 基板収納部
22a 開口部
22b 折り返し片
23 多孔性硬質基板
24 パッド収納部
25 ポケット
25a 開口部
26 パッド
27a、27b 通気性被覆材
28a、28b 面ファスナ
29 パッド充填材
30 パッド・基板収納体
32 基板収納部
32a 開閉ファスナ
33a、33b 分割基板
34 パッド収納部
34A、34B パッド収納部
35 ポケット
35a、35b ポケット
37 蝶番
40 パッド・基板収納体
42 基板収納部
42a 開口部
42b 折り返し片
44 パッド収納部
45 ポケット
45a 開口部
48a、48b 面ファスナ
50 パッド・基板収納体
51A パッド・基板収納袋体
51B パッド・基板組合せ体
52 基板被覆部
52a 開口部
52b 折り返し片
54 パッド収納部材
55 ポケット
55a 開口部
58a、58b 面ファスナ

Claims (2)

  1. 平板からなる多孔性硬質基板の側面に沿って、活性炭等のパッド充填材を通気性袋に充填して扁平筒状に形成してなる複数本のパッドを配置し、これらの多孔性硬質基板とパッドとを通気性を有する枕カバーに出し入れ自在に収納してなる携帯枕において、
    通気性を有する布地等で構成した矩形状の袋体を設け、この袋体の少なくとも一側縁部に前記多孔性硬質基板を挿入するための開閉自在な開口部を設けて基板収納部を形成し、
    前記袋体の外側の一側面にその短手方向に平行して2つのパッドを所定間隔(d)離間させて個別に収納し得る第1のパッド収納部としてのポケットを形成すると共に、前記袋体の外側の他側面にその長手方向に平行して2つのパッドをそれぞれ隣接させて個別に収納し得る第2のパッド収納部としてのポケットを形成し、
    前記袋体の基板収納部に多孔性硬質基板を挿入すると共に前記ポケットにパッドをそれぞれ収納して、この袋体を枕カバーに収納するように構成したことを特徴とする多機能携帯枕。
  2. 前記通気性を有する布地で構成した矩形状の袋体に出し入れ自在に収納する多孔性硬質基板は、複数に分割した基板をヒンジ結合して、折曲げ自在に構成したものからなることを特徴とする請求項1記載の多機能携帯枕。
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