JP4312880B2 - テレビカメラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として監視目的に使用されるテレビカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
監視用テレビカメラは、通常、カメラマウントとして知られる延長アームを用いて壁面、柱、天井あるいは他の固定ベース位置に取り付けられる。この延長アームあるいはカメラマウントは、意図した観察地点にカメラレンズを向けるためカメラの水平軸および垂直軸の位置決めを許容するスイベルジョイントを有する。他の監視カメラは、壁、柱あるいは天井に取り付けられた固定本体と、テレビカメラが取り付けられた可動本体とで構成されるパン・チルトヘッド等の遠隔制御式位置決め装置に取り付けられる。この遠隔制御式パン・チルトヘッドは、モータと、ギヤ又はローラ又はベルトおよびプーリあるいはチェーン等からなる動力伝達アセンブリを採用しており、テレビカメラがその水平および垂直角軸を中心に回転できるよう構成されている。多くの場合、テレビカメラは嵩張ったハウジングによって被覆されており、その結果、遠隔制御式であれ、固定配置式であれ、カメラアセンブリは、全体として大きく且つ重くなるので、建物の構造および内装にとって極めて厄介なものとなる。
【0003】
いくつかの周知のテレビカメラ用ドームハウジングおよび/又はドーム包囲体内に取り付けられたテレビカメラは、通常、カメラを隠し、建築物あるいは内装の損傷を軽減するのに使用される。しかし、プラスチック材で形成されたこのようなドームハウジングおよび包囲体を、完全な光透通性(障害を与えずに光を通す性質)を備えるように製造することは困難であり、従って、このようなドーム体は、光歪曲を生起せしめ、テレビカメラレンズの光路に他の光学的欠陥を導入するものとなる。
【0004】
他の周知のテレビカメラは、ドームカバーおよび/又はドーム包囲体からなるハウジング内に固定されており、そのレンズは、良好な光透通性を有するドーム部分に向いている。このようなドーム状テレビカメラは、ドーム全体をテレビカメラと共に回転させることによって再位置決めされ、テレビカメラレンズは、同じ光透通性の光路、即ち、ドーム部分に向く位置を保持することができる。しかし、回転式ドームでさえも完全な光透通性の光路を提供することはできず、しかも、テレビカメラと共に回転するドームは構造が複雑になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、一定の光景を観察するため固定可能であり、或は異なる光景を観察するためドーム構造物をその水平軸および垂直軸を中心に角度方向に回転させることによってテレビカメラレンズを再位置決めすべく遠隔制御可能であり、完全な光透通性の光路を有するドーム状包囲体に包囲されるテレビカメラを提供することを目的とする。
【0006】
また、本発明は、壁面又は他の垂直面上に取り付けられた際、或は壁又は他の垂直構造物に部分的に填め込まれた際に、ドーム状ケースに包囲されて隠れるテレビカメラを提供することを目的とする。
【0007】
本発明は、完全な光透通性の光路を有するドーム状包囲体に包囲されたテレビカメラのパンおよびチルト軸を遠方から位置決めするための直接駆動式パンおよびチルトモータを提供することを更に別の課題とする。モータのセンタシャフトにスリップリングアセンブリを内蔵する直接駆動位置決め装置は1998年8月7日付けの米国特許第09/112,120号に開示されている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成すべくなされたものであり、半球状底部と、その上部に連続され、上面を平坦としてなる円筒形本体により構成され、半球状底部には撮像用のレンズと画像ピックアップ素子が備えられ、円筒形本体には所定の取付部位に取付けるための取付手段が備えられ、該円筒形本体は少なくともその底部が半球状底部の直径と略等しくされ、その中心の軸線方向に沿って第1軸が備えられるとともに、上記レンズの光軸に沿う第3軸と前記第1軸とが交差し、これら第1軸と第3軸とにそれぞれ直交する半球状底部の略中心に位置する第2軸に沿ってレンズの光軸が回転可能とされるテレビカメラにあって、半球状底部は、円筒形本体の下方に備えられるプラットフォームに相互に間隙を形成する状態でそれぞれ固定され、外方を半球状底部を構成する曲面を備え、内方を互いに平行に対峙する弓形弦面を備えるとともに、各弓形弦面の第2軸対応位置には揺動ジョイントを備える一対の対称部と、上記対称部間に配置され、各弓形弦面に対峙する端面部を外方に備えた全体ドラム形状とされ、各端面部の中心には対向する弓形弦面に備えられる揺動ジョイントに係合するための符号ジョイントを備え、係合状態において第2軸を中心に全体が対称部間で回転可能とされるとともに、内部に画像ピックアップ素子を、ドラム胴部に前記光軸に沿う第3軸に沿ってレンズを備えてなるドラム体と、からなり、取付手段は天井や壁のような構造物に対し、円筒形本体を回転可能に支持することとしてなるテレビカメラとしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1に示される実施形態に係るテレビカメラ1は、下方に半球状底部を、その上部に連続され、上面を平坦としてなる円筒形本体により構成される。このテレビカメラ1は、図2に示すように天井又は棚あるいは他の水平面に支持可能とされ、該支持のための全体平坦なベースプレート3を備える。ベースプレート3には天井又は棚あるいは他の水平面から配線されるケーブルに接続される電気接点4Aが備えられ、接点は電力、制御信号、ビデオ信号、その他の信号の伝送のため4つ備えられる(図2参照)。一方、円筒形本体としてのカメラホルダ5には該電気接点4Aに接続し、電力並びに各信号をカメラホルダ5側に伝送するための電気接点4Bが備えられる。カメラホルダ5はベースプレート3に配設される取付手段としての一対のホルダフック3Aに保持され、ベースプレート3と一体化される。
【0010】
円筒形本体としてのカメラホルダ5は、図3に示すように下方に半球状底部としてのカメラ本体7を備えてなり、カメラホルダ5はその底部の直径をカメラ本体7の直径と略等しくし、中心が相互に同一になるよう配置される。
【0011】
カメラホルダ5は図3に示されるカメラ本体7内のモータ7D(図4参照)のロータに固定される。これによりカメラ本体7は、後述するようにカメラホルダ5内で水平軸(第1軸)を中心に回転可能とされる。カメラ本体7は、円筒形本体としてのカメラホルダ5に連続するよう、その上部を円筒形とし、またその下部は半球形状部をなすドーム状とされる。そして、このドーム状の部分をなす上部外方にはカバー9が配設され(図1、図2参照)、該カバー9はスナップフック3Bおよびスナップ係止受容体9Bを介してベースプレート3に係止されると、ベースプレート3、カメラホルダ5およびカメラ本体7の一部を被覆するので、テレビカメラ1は全体ドーム状テレビカメラの様相を呈する。
【0012】
図3においてカメラホルダ5は、一組の電気接点4Bと、カメラホルダ5を図2に示されるベースプレート3に取り付けた際にホルダフック3Aが係止される一組の突出凸部5Aと、カメラホルダ5をベースプレート3のスタッド3Cに永久ボルト結合するための二重アーム5Dを備える。
【0013】
カメラ本体7は、図4に示すようにアッパベース7Bおよびアッパベースカバー7Aと、電気パンニングモータ7Dと、スリップリングアセンブリ7Cを備える。スリップリングアセンブリ7Cは、パンニングモータ7Dのロータシャフトの真心の内側に取り付けられ(請求項3に対応)、パンニングモータは、アッパベース7Bの真心の内側に取り付けられており、もってスリップリングアセンブリ7Cの中心回転は水平軸Hと対応する。スリップリングアセンブリ7Cは、回転導電性金属リングと、この金属リングの回転時に該金属リングに連続電流を流すための圧力を提供する相補取付け導電性金属ブラシとの組合せ体である(請求項10に対応)。
【0014】
スリップリングアセンブリ7Cは、PCBアセンブリ4Pの導電層4Cを介してスリップリングアセンブリ7Cのブラシを接続するためアッパベースカバー7Aの開口7Rおよびパンニングモータ7Dの中空シャフト7Sを介してカメラ側(後述する画像ピックアップ素子側)からビデオ信号、オーディオ信号およびデータ信号を、また、カメラ側に電力、制御信号および外部同期信号を供給する。スリップリングアセンブリ7Cの他端は、回転リングをテレビカメラの内部回路に接続するためソケットおよびプラグ(図示せず)を使用している。1998年7月8日付け米国特許出願第09/112,120号は、テレビカメラを直接駆動するためモータのセンターシャフトの内側にスリップリングアセンブリを使用することを開示する。
【0015】
モータ7Dは、電子的に制御される速度で、極めて正確な位置決めを実現するため精密制御が可能な周知のステッピングモータを採用することができる。
【0016】
モータ7Dのシャフトの中心にスリップリングアセンブリ7Cを内蔵する直接駆動モータ7Dを使用すると、ギヤ、ベルトおよびプーリ、チェーンおよびスプロケット、ローラー等を使わずにカメラ本体7を水平軸Hを中心に回転させることができ、更に、カメラ本体7のようなスリムな円筒形カメラ本体の構成が可能となる。
【0017】
電気接点4Bは、図3に示すカメラホルダ5の内側に点線で示された銅線5Cを介して延びており、該電気接点4B(電気接点群)に対応する数の導電層4Cで構成されたスリップリングアセンブリ7CのPCB4P(導電性層状端子)は対向配置される電気接点4Bの延長銅線5Cと電気的に接触する。従って、カメラホルダ5がカメラ本体7のモータ7Dのロータにねじ5Eを介して取り付けられると、接点4Bは、カメラ本体7が水平軸Hを中心に自在に回転する間、延長銅線5Cおよび導電層4Cを介してスリップリングアセンブリ7Cと電気的に接触する(請求項8に対応)。
【0018】
半球状底部を構成するカメラ本体7の下部は、図4に示すように外方を半球状底部を構成する曲面とし、内方を互いに平行に対峙する弓形弦面とする左右一対の対称部8L並びに8Rを備える(図4参照)。また一対の対称部8L、8R間には、各弓形弦面に対峙する端面部を備えた全体ドラム形状からなるドラム体8(図7参照)が配置される。ドラム体8は左右一対のカバー体8B並びに8Dをネジを用いて一体化して構成され、内部を中空としてなる。
【0019】
ドラム体8の各端面部の中心には符号ジョイント8Eが備えられ、該符号ジョイント8Eは対峙する対称部8L、8Rの弓形弦面に備えられる揺動ジョイント8Fと係合し、一対の対称部8L、8R間で垂直軸V(第2軸、図1参照)を中心に該ドラム体8が回転可能とされる。ドラム体8はドラム胴部に撮像用のレンズ体8Cを備え(図8参照)、ドラム体8の内部には既知のCCD装置からなる画像ピックアップ素子8Eが備えられる。このレンズ体8Cの光軸(図1のレンズ軸L)はドラム体8の前記回転中心(図1の垂直軸V)と交差するように設定される。
【0020】
実施形態においてドラム体8は一方の対称部8Rに内蔵されるチルトモータ8Aの駆動により、前記垂直軸Vを中心に回動されることとなる。すなわちチルトモータ8Aはドラム体8を垂直軸(第2軸)を中心に回転させるため、該モータ8Aのセンタシャフトを対称部8Rの揺動ジョイント8Fに連結させている(請求項4に対応)。
【0021】
さらに間にドラム体8を回転可能に支持する一対の対称部8L、8Rは、後述するアッパベース7B内に配設されるプラットフォーム15に支持されることとなる。すなわち、各対称部8L、8Rは、間にドラム体8を配設する間隙を形成する状態でプラットフォーム15に固定され、こうして固定された各対称部8L、8Rの弓形弦面は相互に平行状態となる。こうしてカメラ本体7を水平軸H(第1軸)を中心に回転させるパンニングモータ7Dは、カメラ本体7を直接回転あるいは駆動して周知のパンニング運動をさせる。一方、垂直軸V(第3軸)を中心にドラム体8を直接回転させるチルトモータ8Aによって、ドラム体8は周知のチルト動作を行う。これによりドラム体8の胴部に備えられたレンズ体8Cは、レンズ軸L(第2軸)を、V軸およびH軸と交差し、その交差位置を半球形状部を構成するカメラ本体7の略中心に位置させてなる。
【0022】
このようにしてなるテレビカメラは、後述するカメラマウントにより天井や壁などの構造物に設置され、テレビカメラの周辺で支障なくパンニングおよびチルト動を行うため、水平軸H(パン、第1軸)と直交する垂直軸V(チルト、第2軸)、並びに、垂直軸V(チルト)および水平軸H(パン)と直交するレンズ軸L(レンズ、第3軸)は、テレビカメラのドーム状部あるいは半球部の中心部で交差し、広い監視領域を監視することができる。
【0023】
さらに本実施形態を詳しく説明するため、以下図5および図6に示すテレビカメラ10を例示して説明する。図5の固定テレビカメラ10は、上記テレビカメラ1に類似する半球形状部を備える。テレビカメラ10は、周辺の光景を固定的に観察するため手動で位置又は方向が決定される。この位置決めには2段階あり、先ず、V軸を中心に垂直方向の傾斜を調節し、次に、水平軸Hを中心にカメラ本体17を回転させる。
【0024】
図5のテレビカメラ10は、図6に示すように、テレビカメラ1と同様、カメラを天井、棚、その他の水平表面に取り付けるためのベースプレート13(取付手段並びに円筒形本体)と、カメラ本体17(半球形状部)をベースプレート13に取り付けるためのアッパベースあるいはプラットフォーム15と、カメラ本体17の左右の対称部18Lおよび18Rと、ドラム体18とから構成される。ちなみに前記テレビカメラ1もアッパベース7B内に同様の構成に係るプラットフォーム15を備えてなる。
【0025】
ドラム体18は、前記実施形態と同様画像ピックアップ素子8Eおよびレンズ体8Cを含み、これらを内蔵する。このレンズ体8Cは球状本体の曲率に沿う湾曲部とされる。ドラム体18を支持する対称部18Lおよび18Rは、ドラム体18の回転中心であるV軸に沿ってドラム体18の軸線方向に延びるシャフトあるいは他の周知の揺動回転ジョイント(図示せず)により、ドラム体を軸支する。
【0026】
左右の対称部18Lおよび18Rは、その外方が半球状部の一部を構成し、またドラム体18も同様に半球状部の一部を構成する曲率外径を備え、ベースプレート13の直径と一致する外径を有しているので(半球状底部の直径と円筒形本体の直径が略同一)、対称部18L、18R、ドラム体18およびベースプレート13を組み合わせると、全体縦長からなるドーム状テレビカメラ10が形成される。
【0027】
円筒形本体としてのベースプレート13の内部下方に位置されるプラットフォーム15は、図6に示されるベースプレート13のリム13Bの二重切欠き13Aに対応する二重突出フック15Aからなる。フック15Aは、切欠き13Aに挿通され、リム13Bとベースプレート上部13Cの内面との間にスライド嵌合される。これにより、テレビカメラ10が水平軸Hを中心に自由回転し、レンズ軸Lが任意の周辺光景に対して位置決めされる。
【0028】
一方、ドラム体18は、垂直軸Vを中心とする任意の傾斜角度に手動で回動・調節される。これにより、レンズ体8Cを任意方向に指向させ、テレビカメラ10の周囲を観察するための全方位の位置決めが可能となる。
【0029】
プラットフォーム15は、更に、垂直軸Vを中心とする角度方向に沿う垂直位置にドラム体18を固定するための2つの舌部15Bと、水平軸Hを中心とする角度方向に沿うプラットフォームの水平位置を固定するための2つのリム15Cを備える。この垂直および水平固定のための手段は、必須のものではないが、ドラムカバー19の背後の対向側からの固定を実現することが可能となる。ドラムカバー19はプラットフォームより下方に延びる状態でベースプレート13とカメラ本体17間における対称部18L、18Rの間に配設され、ドラム体18の厚さに略等しく、外方をベースプレート13の外形の曲率に沿うよう構成される。この結果、ベースプレート13の外形に連続した湾曲面となり、ドラム体18の上方を被覆することが可能となる(請求項2に対応)。
【0030】
テレビカメラ10の水平および垂直セット位置の固定は、カメラ取り付け後の最終工程で行うものであり、これにより、カメラ固定設備へのアクセスが容易となる。従って、2つのドラムカバー19は、2つのスナップフック19Aにより、対称部18Lおよび18Rのリム18Zの間に係止され、固定ねじ13Dおよび15Dを含むベースプレート13と中心部との間の2つの空間を被覆する。ドラムカバー19は、スナップフック19Aを解除することによって取外され、水平リム15Cのための固定ねじ13Dおよび垂直舌部15Bのための固定ねじ15Dへのアクセスを許容する(図6参照)。
【0031】
角度支持体13Eに取り付けられる水平固定ねじ13Dは、リム15Cの角度と一致する角度でリム15Cに向かって配置されている。ねじ13Dを締め付けると、ねじ13Dは、その締め付け圧力でアッパベース15を水平軸Hを中心とする水平セット位置に固定することができる(図6参照)。
【0032】
垂直固定ねじ15Dは、舌部15Bと平行なホルダ15Eに取り付けられる。ねじ15Dを締め付けると、舌部がねじ圧力によってドラム体18の本体に付勢され、ドラム体18が垂直軸Vを中心とする垂直セット位置に固定される(請求項7に対応)。
【0033】
上記各実施形態において、ドラム体8、18のレンズ体8Cのサイズおよび形状は、一般に使用されるサングラスと同様であり、このようなレンズ体を、歪みのない、完全な光透通性を備えるように製造するものとされる。また、レンズ体8Cおよび中心部半体8Bおよび8Dを同一の暗さに色付けすることも極めて容易であり、レンズ体8Cが目立たなくすることができる。
【0034】
図6のドラム体18も、図8に示されるドラム体8と構成としては実質同一である。しかし、ドラム体8では、これをチルト動させるチルトモータ8Aに連結された揺動回転ジョイント部品(図示せず)があるのに対し、ドラム体18では、チルトモータに対するそのような連結が不要とされる点で両者は異なる。またドラム体8および18は、固定的にセットあるいは垂直軸Vを中心として遠隔回転することができる。図3のカメラ本体7および図5のテレビカメラ10は、カメラ本体7の方が円筒形本体の部分が上下に長い点を除き、外観は略同一である。カメラ本体7およびテレビカメラ10は、下端若しくは光学ピックアップ端部がドーム状で、上端若しくは機械取り付け端部が直角方向に平らな円筒又は長尺ドームの外観を有し、カメラ周囲の光景を観察するため水平軸Hを中心に遠隔回転又は固定セットされる。
【0035】
また、カメラ本体7およびテレビカメラ10は、壁、柱等の垂直構造物に取り付けるため、後述するカメラマウントあるいはベースプレートに連結することができる。
【0036】
上記実施形態に係るテレビカメラは、さらに図9、図10のように垂直構造物に埋め込んで利用することも可能とされる。すなわち、図9のテレビカメラ20は、図10に示すようにカメラ本体7と、壁面取付け板23と、ディスク状のカメラホルダ25(壁面上部ホルダ)と、トップカバー29と、壁あるいは柱内に埋め込まれる取り付け箱21とからなる。壁面取り付け板23は、これを取り付け穴23Dを介して取り付け箱21(凹状壁マウント)に取り付けるためのねじ21Dあるいは他の止め具を使用する。同様に、中心25Aを有するカメラホルダ25を壁面取り付け板の外側面23Eに当ててカメラホルダ25を壁面取り付け板23に対して直角に取り付けるためねじ25Eあるいは他の止め具を使用してもよい。
【0037】
また、カメラホルダ25は、図3に示されるカメラ本体7のモータ7Dのロータにねじ5Eを用いて固定される。これによりカメラ本体7は、カメラホルダ25の下で且つ壁面取り付け板23の切欠き23Fの内側で水平軸Hを中心に回転することができる。
【0038】
図10に示されるカメラホルダ25は、カメラホルダ25の下に点線で示された銅線25Cを介して延長された1組の電気端子25Bからなり、もって電気端子25Bと一致する数の導電層状端子4Cで構成される図4のスリップリングアセンブリ7Cの上部が対向配置される電気端子25Bの延長銅線25Cと電気接触をする。従って、カメラホルダ25がカメラ本体7のモータ7Dのロータにねじ5Eによって取り付けられると、電気端子25Bは、延長銅線25Cおよび導電層4Cを介してスリップリングアセンブリ7Cと電気的に接続され、カメラ本体7が水平軸Hを中心として遠隔回転する。
【0039】
カメラ本体7の直径よりも僅かに大きい直径を有する半円カバーであるトップカバー29がねじ29Dを用いてカメラホルダ25に係止されると、このカバーは、ワイヤおよび取り付けねじが貫通し、視認可能である壁面取り付け板の切欠き領域23Gと共にカメラホルダ25およびカメラ本体7の上部を被覆する。従って、半露出テレビカメラ20は、壁のような垂直面に取り付けられ、壁前方の様々な光景を観察するため遠隔回転するいわば被覆された全体縦長のドーム状テレビカメラの外観を呈する。
【0040】
このテレビカメラ20は、水平軸Hを中心とするカメラ本体7の回転角度を180゜以下に、あるいはレンズ体8Cが壁面取り付け板23によって光学的妨害を受けないような角度に制限し、レンズ体8Cによる撮影に妨害を与えることなく第1軸を中心に180°回転させることとしている(請求項13に対応)。
【0041】
図11のテレビカメラ20Aは、図9に示すテレビカメラ20の変形例に係り、図12に示すようにカメラ本体7と、壁面取付け板23Aと、ディスク状のカメラホルダ25(壁面上部ホルダ)と、トップカバー29Aと、壁あるいは柱のような垂直構造物に埋設される取り付け箱21A(壁マウント)とからなる。壁面取り付け板23Aは、これを取り付け箱21Aに取り付け穴23Dを介して取り付けるためのねじ21Dあるいは他の止め具を使用する。同様に、ねじ25E或は他の止め具を用いて、レンズ体8Cが壁面取付け板23Aによって撮影上妨害を受けることなしにカメラ本体7がその水平軸Hを中心に180゜回転できるように、壁面取付け板23Aの外側面23Hから突出する中心25Aを有するカメラホルダ25を壁面取付け板23Aに対して直角に取り付けるようにしてもよい。
【0042】
壁面取付け板23Aの切り抜き23Jは、壁面取付け板23の切り抜き23Fよりも小さく、取付け箱21Aに収容するカメラ本体7の部分と一致する。同様に、取付け箱21Aは、取付け箱21よりも浅い。
【0043】
壁面取り付け板23Aは、更に、外側面23Hからカメラ本体7の半円線7Lまで延びるカメラ本体7の部分の一側を被覆するため、外側面23Hから突出する2つのリム23K(張出し部)を有する。各リム23Kは、カメラ本体が左又は右の極限位置まで回転したときにレンズ8Cが撮影上干渉を受けないよう設けられた切欠き部23Mを有するので、光学的妨害のない水平軸Hを中心とする180°の水平位置決め角が提供される。
【0044】
長尺半円カバー29Aは、図10の半円トップカバー29に類似するが、カメラ本体7の中心が壁取り付け面23Hから突出するのと同程度に延伸しており、トップカバー29Aがカメラホルダ25に係止されたとき、ワイヤおよび取付けねじをアクセスおよび視認可能とする壁面取り付け板23Aの切り抜き領域23Nと共にカメラ本体7の上部およびカメラホルダ25を被覆する。もって、テレビカメラ20Aは、壁のような垂直面に取り付けられ、壁の前方の光景に対して水平軸Hを中心に180゜まで自由回転できる全体縦長のドーム状テレビカメラの様相を呈する(請求項14に対応)。
【0045】
図13のテレビカメラ20Bも、図10のテレビカメラ20の変形例に係り、その光路を遮断することなく水平軸Hを中心に180゜回転可能な上下に縦長のドーム状テレビカメラの様相を呈する。しかし、このテレビカメラ20Bは、取付け箱を埋設できない部位に、取付け箱を使用せずに壁あるいは柱のような垂直面に面一に取り付けることができる(請求項15に対応)。
【0046】
図13のテレビカメラ20Bも、図14に示すようにカメラ本体7と、壁面取付け板23Bと、ディスク状のカメラホルダ25(壁面上部ホルダ)と、トップカバー29Bとを備える。壁面取付け板23Bは、これを壁のような垂直構造物に取付け穴23Dを介して直接取り付けるためのねじ21Vあるいは他の止め具を使用する。同様に、ねじ25E或は他の止め具を用いて、カメラ本体7が取付け板23Bによって遮断されずに水平軸Hを中心に自由回転できるように、壁面取付け板の外側面23Pから突出する中心部25Aを備えるカメラホルダ25を壁面取付け板23Bに対して直角に取り付けてもよい。
【0047】
カメラ本体7の両側を被覆するため突出する壁面取付け板23Aの2つのリム23Kの代わりに、壁面取付け板23Bは、カメラ本体7を包囲し、壁面取付け板の外側面23Pからカメラ本体7の半円線7Lまで延び、カメラ本体が左あるいは右の極限位置まで回転したときにレンズ体8Cが撮影上妨害を受けることがないよう形成された切欠き部23Sを有する単一リム23R(張出し部)からなり、もって光学的障害のない、水平H軸を中心とする180°の水平位置決め角が提供される。
【0048】
長尺のトップカバー29Bは、図12のトップカバー29Aと類似しているが、カメラ本体7の中心が壁面取付け板の外側面23Pから突出するのと同程度に長くなっている。トップカバー29Bは、カメラホルダ25に係止されると、ワイヤおよび取付けねじをアクセスおよび視認可能とする壁面取付け板23Bの切り抜き領域23Tと共にカメラ本体7の上部およびカメラホルダ25を被覆する。これにより、テレビカメラ20Bは、壁などの垂直面に取り付けられ、壁の前方の光景に対して水平軸Hを中心に180゜自由に遠隔回転する全体縦長の長尺ドーム状テレビカメラの様相を呈する。
【0049】
図15、図17および図19の各テレビカメラ30、30A、30Bも上記図9のテレビカメラ20の変形例に係り、カメラホルダ25とカメラ本体7を除き、それぞれテレビカメラ20、20Aおよび20Bに類似する。テレビカメラ30、30Aおよび30Bは、図16、図18、図20に示すように水平軸Hおよび垂直軸Vを中心として固定配置できるも遠隔回転しない図5のテレビカメラ10からなる(請求項16、17、18に対応)。テレビカメラ10の長さがカメラ本体7よりも短いので、壁面取付け板33、33A、33Bおよびテレビカメラ30、30A、30Bの取り付け箱31、31A(凹状壁マウント)の高さは、短尺テレビカメラ10と填るように小さくなっている。同様に、テレビカメラ30Aの2つのリム33Kおよびテレビカメラ30Bの単一リム33R(各々張出し部)は、テレビカメラ20Aのリム23Kおよびテレビカメラ20Bのリム23Rよりも短くなっている。
【0050】
カメラマウント35、35A、35B(壁面上部ホルダ)は、電気信号あるいは電力をスリップリングに伝達するための端子あるいは銅線を有していないので、ねじ35Dあるいは他の止め具を用いてテレビカメラ10をカメラマウントに固定するための単純な機械ホルダである。カメラマウントは、ねじ35Eあるいは他の止め具を用いて壁面取付け板33、33A、33Bに対して直角に取り付けられる。
【0051】
半円形のトップカバー29あるいは長尺の半円形からなるトップカバー29A、29Bは、それぞれ壁面取付け板33、33A、33Bの切り抜き33G、33N、33Tと共にカメラマウント35およびテレビカメラ10の上部を被覆するために使用される。これにより、半露出テレビカメラ30は、壁等の垂直面に固定セットされて壁の前方を観察する全体縦長のドーム状テレビカメラとなる。一方、テレビカメラ30Aおよび30Bは、光学的妨害を受けることなく壁の前方の光景に対して水平軸Hを中心に180゜まで回転するよう壁等の垂直面に固定セットされた全体縦長のドーム状テレビカメラの様相を呈する。
【0052】
図21および図22のテレビカメラ40は、図1に係る実施形態のテレビカメラを、ドロップシーリング(drop ceiling)として知られる下降天井層に取り付けられたドーム包囲体に応用してなるものである(請求項11に対応)。このテレビカメラ40は、全体凹状のドロップシーリングベース41(凹状ベース)と、カメラユニット7と、円形カバー49とからなる。ドロップシーリングベース41は、ドロップシーリングの切欠き部にリム41B(天井下包囲リム)まで挿入され、1組のラッチ41Aのねじ41Cを締め付けることによってドロップシーリングベース41のリム41Bをドロップシーリングに挟持して固定される。ドロップシーリングベース41は、それぞれ図2のテレビカメラ1のベースプレート3のホルダフック3A(自己係止フック)、スタッド3Cおよび電気接点4Aに類似する2つのホルダフック3Aと、二重スタッド3Cと、電気接点4Aとからなる。
【0053】
カメラホルダ5は、図2のベースプレート3への取り付け方法と同じ手法でドロップシーリングベース41に取り付けられ、ホルダフック3Aによって係止され、スタッド3Cにボルト締めされる。ねじ、その他の止め具を用いてカバーリング49(リング状カバー)をドロップシーリングベースリム41Eに取り付けると、テレビカメラ40は、リムおよびカメラユニット7のドーム部のみがドロップシーリングの下方に突出した状態でドロップシーリングに取り付けられたドームに包囲された既知のテレビカメラの様相を呈する。
【0054】
同じく図23および図24のテレビカメラ50は、雨あるいは雪にさらされる屋外に設置できるように防水包囲体に包囲されている(請求項12に対応)。このテレビカメラ50は、天井あるいはその他の水平面に固定されたベースプレート51(円筒形本体、取付手段)を備える。ベースプレート51(屋外ベース)は、図2のベースプレート1と同様に、電力、制御信号、ビデオ信号およびその他の信号をカメラホルダ5の電気接点に伝達するための電気接点4Aと、カメラホルダ5をベースプレート51に自己係止するための一対のホルダフック3Aと、カメラホルダ5をベースプレート51にボルト締めするための2つのスタッド3Cとを有する。ベースプレート51は、更に、カバー59をベースプレート51に4つのねじ59Sによって締着するための4つのスタッド51Cと、水密ケーブル口51Dと、Oリングシール51Gを包囲するための周囲溝51Fとからなる。各スタッドは水がカバー59の取付け穴を介してベースプレート51に進入するのを防ぐラバーワッシャ51Sを収容する(図24参照)。
【0055】
また、図24のカメラホルダ5を包囲する溝5Fは、Oリング5Gを包囲する。図24のカメラホルダ5は、図3のカメラホルダ5に類似しており、1組の電気接点4Bと、カメラホルダ5をベースプレート51に取り付けた際にホルダフック3Aが係止される一組の突出する凸部5Aと、カメラホルダ5をベースプレート51のスタッド3Cにボルト締めするための2つのアーム5Dとからなる。
【0056】
カメラホルダ5は、ねじ5Eを用いて図3に示されるカメラ本体7のモータ5Dのロータに固定されている。これにより、カメラ本体7は、カメラホルダ5内で水平軸Hを中心に自由回転でき、屋外に取り付けて直接雨あるいは雪にさらすことができるようにOリング、オイルシールおよび他のシール部材を備えていることを除いてカメラ本体7と同様である。
【0057】
カバー59(屋外カバー)は、Oリングシール51Gを包囲するベースプレート51の溝51FおよびOリングシール5Gを包囲するカメラホルダ5の溝5Fと一致(符号)するリム59A(第1リム)および59B(第2リム)と、それぞれラバーワッシャ51Sを収容する4つのスタッド51Cと一致する内側スタッド59Cを備える4つのねじ穴とからなる。従って、ねじ59Sを用いてカバー59をベースプレート51に取着、固定すると、各リム59A、59Bが対応するオイルシール51G、5Gを加圧し、内側スタッド59Cがラバーワッシャ51Sに圧力をかけ、ベースプレート51とカメラホルダ5により画成された内部空間並びにカメラホルダ5とカバー59との間の内部空間を全体的に完全にシールする。
【0058】
図26のカメラ本体70は、構成が図3のカメラ本体7と同じであるが、このカメラ本体70は、対称部8L、8Rをシールするための2つのOリング70Bと、ドラム体8をシールするためのOリング70Cと、トップベース7BをシールするためのOリング70Dと、ドラム体8と対称部8L、8Rとの間の回転ジョイントをシールするための1対のシール70Eと、カメラホルダ5とカメラ本体7との間の回転ジョイントをシールするためのオイルシール70Gと、トップベース7Bと対称部8L、8Rとの間の固定ジョイントをシールするための2つのラバーシール70V、70Wとからなる。
【0059】
対称部8L、8Rは、左ベース8Hと、左ベース8Hに類似する右ベース8Kと、同一構成の2分割の各カバー8Gとからなる。カバー8Gは、Oリング70Bを包囲する溝8Mからなり、各ベース8H、8Kは、カバー8Gを左右のベース8H、8Kに取り付けた際にOリングを加圧する溝8Mと一致するリム8Sからなり、かくして対称部8L、8Rの内部空間が密閉されることとなる(請求項5、6に対応)。
【0060】
ドラム体8の左カバー8Bは、Oリング70Cを包囲する溝8Pからなり、右カバー8Dは、溝8Pと一致するリム8Qからなる。右カバー8Bは、更に、ラバーワッシャシール70Fをそれぞれ収容する6つのスタッド8Uからなり、左カバー8Bは、締め付けねじ8Nの穴の中心にそれぞれが位置する符合スタッド8Yからなる。かくして、左右のカバー8B、8Dが共にねじ8Nによって締め付けられた際、リム8QがOリングシール70Cを加圧し、スタッド8Yがラバーワッシャシール70Fを加圧するので、ドラム体8へ配線されるケーブルの周囲が密閉され、さらにドラム体8をシールして内部への水の進入を防ぐ(請求項5に対応)。
【0061】
トップベースカバー7Aは、Oリングシール70Dを包囲する溝70Rからなり、トップベース7Bのリム7Qは、溝70Rと符合しているので、トップベースカバー7Aをトップベース7Bに固定すると、リム7Qは、Oリング70Dを加圧してアッパベース7Bをシールする(請求項9に対応)。
【0062】
トップベースカバー7Aは、更に、そのねじ穴7Tに水が進入するのを防止するため該ねじ穴7Tをシールするラバーワッシャ70Sを収容する4つのスタッド7Uを含む。
【0063】
トップベース7Bは、更に、4つの符合スタッド7Mを含む。各スタッド7Mは、トップベースカバー7Aをねじ7Nで固定したとき、ラバーワッシャ70Sに圧力が掛かってねじ穴がシールされるようにねじ穴7Tの中心に向いている。
【0064】
左右の対称部8L、8Rは、ラバーシール70V、70Wおよびねじ7Zを用いてトップベース7Bに固定され、トップベース7Bの底面と左右の対称部8L、8Rの上面との間にシール70V、70Wを固定する。従って、トップベース7Bと左右の対称部8L、8Rとの間にある取り付け領域を全体的にシールするので、対称部およびトップベースに水が漏れ込むことはない。
【0065】
左右の対称部8L、8Rの2つの回転ジョイントと、ドラム体8と、カメラユニットの回転ジョイントと、カメラホルダ5は、回転ジョイントを水漏れから保護するためにオイルシールを用いている。対称部8L、8Rの左右の各ベース8K、8Hは、該ジョイントを包囲し且つ弓形弦面を構成するサイドホルダ8Vから延びてオイルシール70Eを包囲するリング8Fを含む。すなわち、各対称部8L、8Rはサイドホルダ8Vと半球状底部の一部を構成するサイドカバー8Gと、ベース8K、8Hにより画成される内部空間が密閉されることとなる(請求項5、6に対応)。ドラム体8は、更に、2分割の各カバー8B、8Dに、オイルシール70Eの内側に嵌合するリング8Eと、リング8Fの直径よりも大きい直径を有するくぼみ部8Yとを有する。くぼみ部8Yは、リング8Fの高さよりも大きい深さを有し、リング8Eは、くぼみ部8Yの表面から隆起してオイルシール70Eの内側穴と接触して良好なシールを達成する。従って、オイルシールは、水が回転ジョイントに漏れるのを防止し、突出リング8Fは、垂直軸Vを中心とするドラム体8の回転を妨害することはない(請求項5に対応)。
【0066】
図25に示すカメラホルダ5は、水平軸Hを中心とする内側リング5Gを更に含み、この内側リング5Gは、カメラホルダ5の上面の内側面5Mから突出してオイルシール70Gを包囲する(図25参照)。トップベースカバー7Aは、図4のスリップリングアセンブリ7CのPCBアセンブリ4Pを包囲するリング7Eを更に含む。リング7Eは、オイルシール70Gの内側穴と接触して良好にシールするためアッパベースカバー7Aの上面から突出しており、この結果、水がカメラホルダ5とカメラユニット7との間の回転ジョイントに漏れることはない。したがって、プラットフォーム15のうち電気パンニングモータ7Dを収容する内部空間を画成するカメラホルダ5とトップベースカバー7Bの間がシールされ、内部空間を密閉することができる(請求項6に対応)。
【0067】
さらに図24に示すケーブル口51Dは、表面縒りケーブルをケーブル口51Dに通すためケーブル入り口51Kを切り欠くことによってベースプレート51に側壁51Jを介して挿入するか、あるいはコンジットランケーブル(conduit run cable)をベースプレート後側の開口キャビティ51Vに通してケーブル口51Dに直接供給する2方向ケーブルフィード(two-way cable feed)からなる。ケーブル口51Dは、ケーブル51Mを通す穴51Lと、テーパ状ケーブルグロメット51Qを収容するためのテーパ部51Nと、グロメット固定ナット51Wを固定し、ケーブルグロメット51Qをケーブル51Mに締着するためのねじ部51Pとからなり、もってケーブル口がシールされ、ケーブル通路への水漏れが防止される。
【0068】
これにより、カメラ本体70は、その基本部材のジョイント部、ケーブル口および回転ジョイント部がシールされる。また、テレビカメラ50は、水の進入を受けることなく雨および雪にさらされる屋外に設置することができる。
【0069】
図27のテレビカメラ60は、図26のカメラユニット70と、屋外カバー68と、パイプ65と、フランジアセンブリ63とからなり、全体でペンダント取り付けドーム型テレビカメラの様相を呈する(請求項19に対応)。
【0070】
屋外カバー68は、ベル又はどんぐりカップ状のカバー67と、ベースアセンブリ61(ペンダント状ベース)と、円形カバー69とからなる。図23のベースプレート51と構成が類似するベースアセンブリ61は、電力、制御信号、ビデオ信号および他の信号をカメラホルダ5の電気接点に伝達するための電気接点4Aと、カメラホルダ5をベースアセンブリ61に係止するための1対のホルダフック3Aと、カメラホルダ5をベースアセンブリ61にボルト締めするための2つのスタッド3Cとからなる。
【0071】
ベースアセンブリ61は、更に、円形カバー69をベースアセンブリ61のリムに4つのねじ69Sで固定するための4つのスタッド61Cと、Oリングシール61Gおよびベースアセンブリ61の外側リム61Mを包囲するOリングシール61Nを包囲するための周囲溝61Fとからなる。ベースアセンブリ61は、カバー67の4つのスタッド67Dと符合する取付け穴61Dを介してカバー67に取り付けられる。ねじ61Pを締め付けることにより、ベースアセンブリ61の外側リム61Mとカバー67のリム67Mとの間のOリング61Nに圧力が掛かり、カバー67の全周辺がシールされる。
【0072】
このカメラの内部は前記図24に示すように、カメラホルダ5を囲む溝5FがOリング5Gを包囲する。カメラホルダ5は、1組の電気接点4Bと、カメラホルダ5をベースアセンブリ61に取り付けたときにホルダフック3Aが係止される1組の突出凸部5Aと、カメラホルダ5をベースアセンブリ61のスタッド3Cにボルト締めするための2つのアーム5Dと、からなる。
【0073】
また図23のテレビカメラ50と同様、カメラホルダ5は、ねじ5Eを用いてカメラ本体70の図3のモータ5Dのロータに固定されているので、カメラ本体70は、カメラホルダ5の内側で水平軸Hを中心に自由に回転できる。また、カメラ本体70は、Oリング、オイルシールおよび他のシール部材を備え、もってカメラ本体70は、屋外での設置が可能となり、雨あるいは雪に直接露出することができる。
【0074】
円形カバー69は、Oリングシール61Gを包囲するベースプレート61の溝61Fと符合するリム69AおよびOリングシール5Gを包囲するカメラホルダ5の溝5Fと符合するリム69Bと、4つのねじ穴69Cとからなる。従って、カバー69をねじ69Sでベースアセンブリ61に固定すると、リム69Aおよび69Bは、オイルシール69Gおよび5Gに圧力を加えてベースアセンブリ61およびカメラホルダ5をシールする。
【0075】
屋外カバー68は、図28の(A)〜(C)に示すようにパイプ65の先端の中心にあるねじ部68Tを備えた開口からなる(図27参照)。パイプ65は、テレビカメラ60を天井又は他の水平な面若しくは構造物にペンダント式に取り付けるため真直な形状を有する。パイプは、テレビカメラ60を壁あるいは他の垂直な構造物に取り付けるためL字状部65Lのように形成あるいは曲げられる。或はこのパイプを、テレビカメラ60を柱の上部又は他の水平な面若しくは構造物の上部に取り付けるためU字に曲げてもよい(図28(A)〜(C)の各態様参照、請求項20、22、24、26、29、31に対応)。
【0076】
パイプ65は、水がテレビカメラ60に漏れ入らないように周知の配管工事用シールテープを用いて開口68Tに螺入される。パイプ65は、更に2つのナット65Nを含んでおり、このナットの一方はパイプを屋外カバー68にカウンタロックし、他方はパイプをフランジアセンブリ63にカウンタロックする(請求項23に対応)。
【0077】
フランジアセンブリ63は、フランジ本体63Aと、フランジカバー63Bと、PCBアセンブリ63Eと、ケーブル口63Fとからなる(請求項25、28に対応)。
【0078】
フランジ本体63Aは、図29に示すようにねじ63Jを用いて垂直あるいは水平構造物にフランジアセンブリを取り付けるための取付け穴63Hを含む。ケーブル口63Fは、図24のベースプレート51のケーブル口51Dに類似する防水ケーブル口であり、表面縒りケーブルあるいはコンジットランケーブルがその中に挿通され、ケーブルグロメット51Qおよびグロメット固定ナット51Wを用いてフランジの内側部からシールされる。PCBアセンブリ63Eは、ケーブル口63Fを通るケーブルとソケット63Mとを接続するための端子63Kを含む。
【0079】
テレビカメラ60をフランジアセンブリ63に接続するケーブル63Cは、パイプ65とフランジカバー63Bの開口とを通過し、ソケット63Mに接続されたコネクタ63Nで終結する。このように、フランジアセンブリに提供されるケーブルとテレビカメラ60との接続がケーブル63Cおよびパイプ65によって完成する。
【0080】
フランジ本体63Aは、更に、ボルト63Sがフランジカバー63Bをフランジ本体63Aに締め付ける際、フランジアセンブリの上面とフランジカバー63Bとの間をシールするための円形シール63Gを含む。
【0081】
パイプ65は、水がフランジアセンブリ63に漏れ入らないようにするため、配管工事用の周知のシーラントテープを用いて開口63Yに螺入され、ナット65Nは、パイプをフランジアセンブリ63のカバー63Bにカウンタロックするのに使用される。
【0082】
このように、カメラユニット70と、パイプ65およびフランジアセンブリ63に支持された屋外カバー68とからなるテレビカメラ60は、雨あるいは雪にさらされる屋外への設置が可能となり、水がカメラユニット、パイプあるいはフランジアセンブリに漏れることはない。
【0083】
また、テレビカメラを屋内に設置した場合、テレビカメラ60およびカメラユニット70のシールは全く不要である(請求項21に対応)。同様にフランジアセンブリ63は、パイプを天井、壁、あるいは柱、又は屋内あるいは屋外に取り付けるための他のタイプのフランジに置き換えてもよい(請求項27に対応)。
【0084】
図30のテレビカメラ80は、図5の変形テレビカメラ17であるカメラ85と、屋外カバー88と、パイプ65と、フランジアセンブリ63とからなり、全体ペンダント取り付けドーム状テレビカメラの様相を呈する。
【0085】
屋外カバー88は、ベルあるいはどんぐりカップ状のカバー87と、対称部18L、18Rが取り付けられるベースアセンブリ81(ペンダント状ベース)とからなる。ベースアセンブリ81は、カバー87に取り付けられ、ねじ81Aによってカバー87のスタッド87Aに固定されると、Oリングシール81Dが底面リム87Bに押圧されるので、カップ状のカバー87の周辺全域がシールされる。
【0086】
屋外カバー88は、その先端の中央にパイプ65のためのねじ88T付き開口を有する。パイプ65は、水平構造物の下にテレビカメラ80をペンダント式取付けするため真直に延ばしても、カメラ60の取付けと同要領でテレビカメラ80を取り付けるためLあるいはU字状部65L、65Uのように曲げてもよい(図31の(A)〜(C)の各態様参照、請求項20、22、24、26、29、31に対応)。
【0087】
パイプ65は、テレビカメラ60の取付法と同様に、配管工事用シーラントテープを用いて開口に螺入され、水がテレビカメラ80に漏れることはない。しかし、屋外カバー88をパイプ65を中心に回転させてナット65Nでテレビカメラ80を正しい位置にカウンタロックすることにより、固定配置テレビカメラ80は、水平軸Hを中心に回転可能となる。これにより、テレビカメラ17を水平位置にセットする方法は不要となるので、カメラ85の対称部18L、18Rは、図3のプラットフォーム15の代わりにベースアセンブリ81に直接取り付けられることとなる。
【0088】
図30のカメラ85は、ケーブル口85Lを除き、図26の対称部8L、8Rおよびドラム体8と構造が同じであり、対称部18L、18Rをシールするための2つのOリング70Bと、中心部18をシールするOリング70Cと、中心部18と長尺部18L、18Rとの間の回転ジョイントをシールするための2つのオイルシール70Eとからなる(図32参照、請求項23に対応)。
【0089】
左右の対称部18L、18Rは、ねじ81Zを用いてベースアセンブリ81に固定される。この構成により、上記シールが対称部18L、18、あるいはドラム体、あるいは対称部とドラム体との間の回転ジョイントへの水漏れを防止する。
【0090】
カメラ85は、その電子部品、アセンブリおよびコネクタを対称部18L、18Rのシールされたキャビティ内に有し、中心部18のシールされたキャビティは、光学部品およびアセンブリ並びに残りの電子部品およびアセンブリを有する。従って、カメラ85を対称部18L、18Rの一方あるいは両方に水密ケーブル口85Lを介して直接接続するための電気ケーブルあるいはケーブルを設けるため、水がケーブル通路を通ってカメラに漏れ入ることはない。ケーブル口85は、図23のベースプレート51のケーブル口51Dに類似しており、ケーブルが通過する穴51Lと、テーパ状ケーブルグロメット51Qを収容するテーパ部51Nと、グロメット固定ナット51Wを固定してケーブルグロメット51Qをケーブルに締め付けるねじ部51Pとからなり、もってケーブル口がシールされる。
【0091】
ベースアセンブリ81は、更に、垂直軸Vを中心とするドラム体18の垂直設定を固定する舌部81Eを含む。可撓舌部は固定ねじ81Fに支持されており、このねじ81Fは締め付けることによって舌部を中心部に押しつけ、中心部材を所定位置に固定する(請求項27に対応)。
【0092】
テレビカメラ80に使用されるフランジアセンブリ63は、テレビカメラ60に使用されるフランジアセンブリ63と同じものである(請求項25、28、30に対応)。
【0093】
カメラ85と、フランジアセンブリ63およびパイプ65によって支持された屋外カバー88とからなるテレビカメラ80は、雨あるいは雪にさらされる屋外に設置でき、水がカメラ、パイプあるいはフランジアセンブリに進入することはない。
【0094】
図33のテレビカメラ90は、アッパベース15に取り付けられた図30のカメラユニット85と図5のベースプレート13とを接続するカメラユニット95と、屋外カバー98と、パイプ65と、フランジアセンブリ63とからなり、楕円カップあるいはどんぐり状ペンダント式に取り付けられたドーム状テレビカメラである。
【0095】
外径および円周がカメラ85と等しい屋外カバー98は、Oリングシール98Bを包囲するためのリム98Aと、4つのねじ98Dを用いてベースプレート13を屋外カバー98に取り付けるための4つのスタッド98Cとからなる。ねじ98Dを締め付けるとベースプレート13の外側リム13Fと屋外カバー98のリム98Aとの間のOリング98Bを加圧するので、屋外カバーの周辺全域をシールすることができる(請求項35参照)。
【0096】
屋外カバー98は、更に、パイプ65の先端の中心にねじ部98Tを備える開口を含む。パイプ65は、水平構造物の下にテレビカメラ80をペンダント取り付けるため真直にすればよく、カメラ60と同じ方法でテレビカメラ80を取り付けるためLあるいはU字状に形成又は曲げてもよい(図34の(A)〜(C)の各態様参照、請求項20、22、24、26、29、31に対応)。
【0097】
パイプ65は、周知の配管工事用シーラントテープを用いて開口88Tに螺入され、テレビカメラ60を取り付けた場合と同様にテレビカメラ90に水が漏れることはない。しかし、固定配置されたテレビカメラ80は、パイプ65を中心として屋外カバー98を回転させ、テレビカメラ90をナット65Nによって正しい位置にカウンタロックすることにより、水平軸Hを中心に回転可能となる。これにより、カメラ95の対称部18L、18Rが水平位置決めに使用されるアッパベースに取り付けられたとしても、テレビカメラ17の水平位置セッティング方法が不要となる。
【0098】
図33のカメラ95は、ケーブル口85Lを除き、その構造が図26の対称部8L、8Rおよびドラム体8と同じであり、対称部18L、18Rをシールするための2つのOリング70Bと、中心部18をシールするためのOリング70Cと、ドラム体18と対称部18L、18Rとの間にある回転ジョイントをシールするための2つのオイルシール70Eとからなる(図32参照、請求項23に対応)。
【0099】
図30のカメラ80のベースアセンブリ81の代わりにアッパベース15に固定された左右の対称部18L、18Rに支持されているドラム体18の構成により、水が対称部18L、18R、あるいはドラム体18、あるいは対称部18L、18Rとドラム体18との間にある回転ジョイントに漏れることはない。
【0100】
従って、アッパベース15に取り付けられたカメラ95と、ベースプレート13と、フランジアセンブリ63およびパイプ65に支持された屋外カバー98と、からなるどんぐり状テレビカメラ90は、雨あるいは雪に晒される屋外に設置でき、水がカメラ、パイプあるいはフランジアセンブリに漏れることはない。
【0101】
上記各実施形態に係るテレビカメラは、半球状底部の外方をカバーで被包することが可能とされる(請求項32、33、34、35に対応)。すなわち、図36は図1のテレビカメラのためのカバー9、図37は図21のテレビカメラのための円形カバー59、図38は図24のテレビカメラのためのカバー81、図39は図27のテレビカメラのための円形カバー69および図40は図30のテレビカメラのための円形カバー99である。各カバーは、透明、色付き又は半透明からなるドーム部99を備える。半球状のドーム部99は、その中心がテレビカメラ1、40、50、60、80の中心と交差し、接着あるいは超音波溶接等の方法によって各カメラに取り付けられる。また、各カバーのうち、図38ないし図40のカバーはリング状部を備え、該リング状部を対応するカメラにビス等を用いて接続される。
【0102】
【発明の効果】
このように、本実施形態に係る各テレビカメラは、所定の光景を観察するために固定することが可能、あるいは他の光景を観察するためのドーム構造物を水平および垂直軸を中心に角度方向に回転させることにより、テレビカメラのレンズ体を移動させるべく遠隔制御が可能であり、完全な光透通性の光路からなるドーム状包囲体に包囲されるテレビカメラを提供することができる。
【0103】
また、壁面若しくは他の垂直な構造物上に、あるいは壁面若しくは他の垂直構造物内部に取り付けた際に外部から見えないようにするドーム状ケースに包囲されたテレビカメラを提供することができる。
【0104】
更に、完全な光透通性の光路からなるドーム状包囲体に包囲されたテレビカメラを遠隔パンニングおよびチルトし位置決めする直接駆動パン・チルトモータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適実施形態によるドーム状ケースに包囲された遠隔再配置テレビカメラの斜視図である。
【図2】 同分解斜視図である。
【図3】 本発明の好適実施形態による図1のカメラ本体の斜視図である。
【図4】 同分解斜視図である。
【図5】 本発明の別の好適実施形態によるドーム状ケースに包囲された固定配置テレビカメラの斜視図である。
【図6】 同分解斜視図である。
【図7】 本発明の好適実施形態によるカメラのレンズを内蔵するドームの部分を示す斜視図である。
【図8】 同分解斜視図である。
【図9】 本発明の好適実施形態による図1のカメラ本体を壁面に取付けた状態のテレビカメラを示す斜視図である。
【図10】 同分解斜視図である。
【図11】 本発明の好適実施形態による図1のカメラ本体を壁面に取付けた状態を示す別のテレビカメラの斜視図である。
【図12】 同分解斜視図である。
【図13】 本発明の好適実施形態による図1の更に別のテレビカメラを示す斜視図である。
【図14】 同分解斜視図である。
【図15】 図5のテレビカメラを壁面取付けタイプに応用した固定配置テレビカメラの斜視図である。
【図16】 同分解斜視図である。
【図17】 図5のテレビカメラを壁面取付けタイプに応用した固定配置テレビカメラの別の例を示す斜視図である。
【図18】 同分解斜視図である。
【図19】 図5のテレビカメラを壁面取付けタイプに応用した固定配置テレビカメラの更に別の例を示す斜視図である。
【図20】 同分解斜視図である。
【図21】 本発明の好適実施形態による図1のカメラ本体をドロップシーリングに取付けた状態を示す斜視図である。
【図22】 同分解斜視図である。
【図23】 本発明の好適実施形態による図1のカメラ本体を屋外に取付けた状態を示す斜視図である。
【図24】 同分解斜視図である。
【図25】 屋外に設置するためシールされた図1のカメラ本体の変形例を示す斜視図である。
【図26】 同カメラの全体構成を示す斜視図である。
【図27】 屋外用カバーに包囲され、パイプによって支持された図26のカメラ本体の別の斜視図である。
【図28】 カメラの設置態様を示す正面図である。
【図29】 パイプへの取付状態を示す斜視図である。
【図30】 屋外用カバーに包囲され、パイプによって支持された図5に示されたカメラ本体の変形例の斜視図である。
【図31】 カメラの設置態様を示す正面図である。
【図32】 カメラ本体の分解斜視図である。
【図33】 屋外用カバーに包囲され、パイプによって支持された図30の変形カメラ本体の別の斜視図である。
【図34】 カメラの設置態様を示す正面図である。
【図35】 カメラ本体の分解斜視図である。
【図36】 図1、21、23、27および30のカメラを被覆するための異なるドームカバーの斜視図である。
【図37】 図1、21、23、27および30のカメラを被覆するための異なるドームカバーの斜視図である。
【図38】 図1、21、23、27および30のカメラを被覆するための異なるドームカバーの斜視図である。
【図39】 図1、21、23、27および30のカメラを被覆するための異なるドームカバーの斜視図である。
【図40】 図1、21、23、27および30のカメラを被覆するための異なるドームカバーの斜視図である。
【符号の説明】
1 テレビカメラ
5 カメラホルダ
5A 突出凸部
5D アーム
7 カメラ本体
7B アッパベース
8 ドラム体
8R 対称部
8L 対称部
8A チルトモータ
8C レンズ体
8D カバー
10 テレビカメラ
15 アッパベース
25 カメラホルダ
20 テレビカメラ
20A テレビカメラ
20B テレビカメラ
30 テレビカメラ
30A テレビカメラ
30B テレビカメラ
33 壁面取付け板
35 カメラマウント
35A カメラマウント
35B カメラマウント
40 テレビカメラ
51J 側壁
51K ケーブル入口
51M ケーブル
51Q グロメット
51W グロメット固定ナット
63 フランジアセンブリ
63A フランジ本体
63B フランジカバー
63C ケーブル
63E PCBアセンブリ
63F ケーブル口
63G 円形シール
63K 端子
63N コネクタ
63M ソケット
65 パイプ
80 テレビカメラ
H 水平軸
V 垂直軸
L レンズ軸

Claims (35)

  1. 半球状底部と、その上部に連続され、上面を平坦としてなる円筒形本体により構成され、半球状底部には撮像用のレンズと画像ピックアップ素子が備えられ、円筒形本体には所定の取付部位に取付けるための取付手段が備えられ、該円筒形本体は少なくともその底部が半球状底部の直径と略等しくされ、その中心の軸線方向に沿って第1軸が備えられるとともに、上記レンズの光軸に沿う第3軸と前記第1軸とが交差し、これら第1軸と第3軸とにそれぞれ直交する半球状底部の略中心に位置する第2軸に沿ってレンズの光軸が回転可能とされるテレビカメラにあって、半球状底部は、円筒形本体の下方に備えられるプラットフォームに相互に間隙を形成する状態でそれぞれ固定され、外方を半球状底部を構成する曲面を備え、内方を互いに平行に対峙する弓形弦面を備えるとともに、各弓形弦面の第2軸対応位置には揺動ジョイントを備える一対の対称部と、上記対称部間に配置され、各弓形弦面に対峙する端面部を外方に備えた全体ドラム形状とされ、各端面部の中心には対向する弓形弦面に備えられる揺動ジョイントに係合するための符号ジョイントを備え、係合状態において第2軸を中心に全体が対称部間で回転可能とされるとともに、内部に画像ピックアップ素子を、ドラム胴部に前記光軸に沿う第3軸に沿ってレンズを備えてなるドラム体と、からなり、取付手段は天井や壁のような構造物に対し、円筒形本体を回転可能に支持することとしてなるテレビカメラ。
  2. プラットフォームに配設され、プラットフォームより下方に延びる状態で円筒形本体と半球状底部間における2つの対称部間に配設され、ドラム体の厚さに略等しく、円筒形本体の外形の曲率に沿い、円筒形本体に連続する湾曲面を備え、ドラム体上方部を被覆するドラムカバーを備えてなる請求項1に記載のテレビカメラ。
  3. 円筒形本体のプラットフォームには電気パンニングモータが備えられ、このパンニングモータのセンタシャフトの内側にはスリップリングアセンブリが備えられ、円筒形本体をスリップリングアセンブリと共に前記第1軸を中心に回転させるため、センタシャフトおよびスリップリングアセンブリを第1軸に対応させ、パンニングモータはプラットフォームに支持し、パンニングモータのセンタシャフトは円筒形本体を回転可能とするため、取付手段として構造物に支持されるカメラマウントに結合されるものである請求項1に記載のテレビカメラ。
  4. 対称部の少なくとも一方の揺動ジョイントには、第2軸に対応する電気チルトモータのセンタシャフトに連結され、このチルトモータはドラム体を第2軸を中心に回転させるため、該対称部内に配設・支持されるものである請求項1に記載のテレビカメラ。
  5. 各対称部は内部を空間とし、弓形弦面を構成するサイドホルダと、半球状底部の一部を構成するサイドカバーとからなり、サイドホルダとサイドカバーにより画成される内側空間を密閉するためにサイドホルダとサイドカバーとの間にシールを備え、ドラム体は内部を空間とする2分割のカバーにて構成され、2分割の各カバーの間に内部空間を密閉するシールを備え、弓形弦面を構成する対称部のサイドホルダとこれに対峙するドラム体のカバーの各々には、揺動ジョイントを包囲するリングが配設され、該リングには揺動ジョイントをシールするためのオイルシールが付設され、一対の対称部における少なくとも一方のサイドホルダは、ケーブルの周囲を密閉するケーブル口を備え、もって画像ピックアップ素子が内蔵されるドラム体の内部空間と揺動ジョイントとケーブル口が全て密閉されることを特徴とする請求項1に記載のテレビカメラ。
  6. 各対称部は内部を空間とし、弓形弦面を構成するサイドホルダと、半球状底部の一部を構成するサイドカバーとからなり、サイドホルダとサイドカバーにより画成される内側空間を密閉するためにサイドホルダとサイドカバーとの間にシールを備え、ドラム体は内部を空間とする2分割のカバーにて構成され、2分割の各カバーの間に内部空間を密閉するシールを備え、プラットフォームは、電気パンニングモータを収容する内部空間を画成する本体と、トップカバーとからなり、該本体とトップカバーとの間には内部空間を密閉するシールが配設され、もって電気パンニングモータを収容する内部空間が密閉されることを特徴とする請求項3に記載のテレビカメラ。
  7. 天井あるいは他の水平面に取り付けるため、円筒形本体の直径と略等しい直径のディスク状のカメラマウントを備え、取付手段はフックからなり、ディスク状のカメラマウントは切欠きおよびスリットを備え、フックはプラットフォームを第1軸を中心に回転させるため、切欠きに挿入されてスリットに沿ってスライドする状態で係合し、プラットフォームは、各対称部を支持する舌部と舌部に対称部をネジ止めする係止手段を備え、もって円筒形本体をディスク状のカメラマウントに取り付け、第1軸および/又は第2軸を中心にセット位置に固定することとしてなる請求項1に記載のテレビカメラ。
  8. カメラマウントにはスリップリングアセンブリに対向する状態でその中心側に電気接点群を備え、該カメラマウントを天井あるいは他の水平面に支持されるベースにラッチおよびボルト止めするためのアームを備えるとともに、スリップリングアセンブリには上記対向配置される電気接点群の各端子と一致するように配置された導電層状端子が備えられ、円筒形本体は電気接点群を導電層状端子に対向接触させる状態でカメラマウントに軸支され、円筒形本体がカメラマウントに対して回転する際にスリップリングアセンブリと電気接点群とが電気的に接続されることを特徴とする請求項3に記載のテレビカメラ。
  9. カメラマウントにはスリップリングアセンブリに対向する状態でその中心側に電気接点群を備え、該カメラマウントを天井あるいは他の水平面に支持されるベースにラッチおよびボルト止めするためのアームを備えるとともに、スリップリングアセンブリには上記対向配置される電気接点群の各端子と一致するように配置された導電層状端子が備えられ、円筒形本体は電気接点群を導電層状端子に対向接触させる状態でカメラマウントに軸支され、円筒形本体がカメラマウントに対して回転する際にスリップリングアセンブリと電気接点群とが電気的に接続され、プラットフォームにおける本体とトップカバーは、電気接点群および導電層状端子を備えたスリップリングアセンブリをシールするためのオイルシールを包囲するリングを備えたことを特徴とする請求項6に記載のテレビカメラ。
  10. カメラマウントを天井あるいは他の水平面に支持するための平坦なベースを備え、カメラマウントとともに平坦なベースを被覆するための屋内カバーを備えるとともに、ベースには天井あるいは他の水平面に支持するための自己係止フックとカメラマウントの電気接点群の各端子と電気的に接続するための電気ブラシが備えられ、該電気ブラシと天井あるいは他の水平面側に支持される電気ケーブルと電気的に接続することによりケーブルとスリップリングアセンブリとを電気的に接続することとしてなる請求項8に記載のテレビカメラ。
  11. カメラマウントをドロップシーリングからなる天井に支持するための凹状ベースを備え、該凹状ベースは、天井下包囲リムと、凹状ベースをドロップシーリングに備えられる切欠きに取り付け、ドロップシーリングを天井下包囲リムとともに挟持固定するための1組のラッチと、自己係止フックと、カメラマウントの電気接点群の各端子と電気的に接続するための電気ブラシと、該電気ブラシと天井側に支持される電気ケーブルとを接続することにより電気ケーブルと前記スリップリングアセンブリとを電気的に接続するとともに、ドロップシーリングに取り付けられる円筒形本体をドーム状にするためカメラマウントと共に前記天井下包囲リムとを被覆するリング状カバーを有することとしてなる請求項8に記載のテレビカメラ。
  12. カメラマウントを天井あるいは他の水平面に支持するための屋外ベースを備え、該屋外ベースは、オイルシールを包囲する溝を備えた屋外リムと、天井あるいは他の水平面に支持するための自己係止フックと、カメラマウントの電気接点群の各端子と電気的に接続するための電気ブラシと、該電気ブラシを天井あるいは他の水平面に支持される電気ケーブルに接続することにより、電気ケーブルとスリップリングアセンブリとを電気的に接続するとともに、ケーブルグロメットシールと該ケーブルグロメットシールをケーブルの周囲に締め付けるための係止ナットを備えるケーブル口をそれぞれ備え、屋外カバーは、屋外ベースと符合する第1リムとカメラマウントの外側の周囲のシール溝と符合する第2リムの2つの符合リムを備え、屋外カバーを屋外ベースに取り付けた状態で屋外ベースとカメラマウントと屋外カバーとにより画成された内部空間がシールされることを特徴とする請求項9に記載のテレビカメラ。
  13. 円筒形本体を垂直構造物に取り付けるための凹状壁マウントを備え、円筒形本体の半分は、垂直構造物内に収容され、凹状壁マウントは凹状取付け箱と、円筒形本体を取付け箱に収容するための切欠き部と、壁面上部ホルダと、半円トップカバーとをそれぞれ備え、壁面上部ホルダはその底面に電気接点群が配設され、スリップリングアセンブリには、対向配置される電気接点群の各端子と一致するように配置された導電性層状端子が備えられ、円筒形本体は電気接点群を導電性層状端子に対向接触させる状態で壁面上部ホルダに配設され、上部ホルダは円筒形本体の半分が凹状壁マウントの表面から突出した状態で凹状壁マウントに直角に取り付けられ、半円トップカバーは、壁面上部ホルダおよびスリップリングと電気接点群と導電層状端子の接続部を被覆し、円筒形本体は切欠き部の内側で第1軸を中心に回転可能であることを特徴とする請求項3に記載のテレビカメラ。
  14. 円筒形本体を垂直構造物に取り付けるための半凹状壁マウントを備え、円筒形本体の半分以下の部分が垂直構造物内に収容され、半凹状壁マウントは凹状取付け箱と、円筒形本体の一部を取付け箱内に収めるための切欠き部と、壁面上部ホルダと、一部が長尺な半円トップカバーをそれぞれ備え、壁面上部ホルダはその底面に電気接点群が配設され、スリップリングアセンブリには、対向配置される電気接点群の各端子と一致するように配置された導電性層状端子が備えられ、円筒形本体は、電気接点群を導電性層状端子に対向接触させる状態で壁面上部ホルダに配設され、上部ホルダは円筒形本体の半分以上の部分が壁マウントの表面から突出した状態で前記半凹状壁マウントに直角に取り付けられ、一部が長尺な半円トップカバーは、スリップリングと導電性層状端子の接続部および壁面上部ホルダを被覆し、円筒形本体はレンズによる撮影に妨害を与えることなく、第1軸を中心に180゜回転することを特徴とする請求項3に記載のテレビカメラ。
  15. 円筒形本体を垂直構造物に取り付けるための壁マウントを備え、壁マウントはその外側面からレンズによる撮影領域に干渉しないための切欠き部と共に円筒形本体を2等分する中心線まで突出される張出し部と、壁面上部ホルダと、長尺の半円トップカバーとを備え、壁面上部ホルダはその底面に電気接点群が配設され、スリップリングアセンブリには、対向配置される電気接点群の各端子と一致するように配設された導電性層状端子が備えられ、円筒形本体は、電気接点群を導電性層状端子に対向接触させる状態で壁面上部ホルダに配設され、上部ホルダは円筒形本体の半分が張出し部から突出した状態で壁面マウントに直角に取り付けられ、長尺半円トップカバーは、スリップリングと導電層状端子の接続部および壁面上部ホルダを被覆し、前記円筒形本体はレンズによる撮影に妨害を与えることなく、張出し部の内側で第1軸を中心に回転可能であることを特徴とする請求項3に記載のテレビカメラ。
  16. 円筒形本体を垂直構造物に取り付けるための凹状壁マウントを備え、円筒形本体の半分は垂直構造物内に収容され、凹状壁マウントは、凹状取付け箱と、円筒形本体を凹状取付け箱内に収めるための切欠き部と、円筒形本体の半分が凹状壁マウントの表面から突出した状態でディスク状カメラマウントを凹状壁マウントに直角に取り付けるための壁面上部マウントと、壁面上部マウントを被覆するための半円トップカバーをそれぞれ備え、円筒形本体は、切欠き部の内側で第1軸を中心に回転可能であることを特徴とする請求項7に記載のテレビカメラ。
  17. 円筒形本体を垂直構造物に取り付けるための半凹状壁マウントを備え、円筒形本体の半分以下の部分が垂直構造物内に収容され、半凹状壁マウントは凹状取付け箱と、円筒形本体の一部を凹状取付け箱に収容するための切欠き部と、円筒形本体の半分以上が凹状壁マウントの表面から突出した状態でディスク状カメラマウントを半凹状壁マウントに直角に取り付けるための壁面上部マウントと、壁面上部マウントを被覆するための一部長尺な半円トップカバーとを備え、円筒形本体はレンズによる撮影に妨害を与えることなく、第1軸を中心に回転可能であることを特徴とする請求項8に記載のテレビカメラ。
  18. 円筒形本体を垂直構造物に取り付けるための壁マウントを備え、壁マウントはその外側面からレンズによる撮影領域に干渉しないための切欠き部と共に円筒形本体を2等分する中心線まで突出される張出し部と、円筒形本体の半分が張出し部から突出した状態でディスク状カメラマウントを壁マウントに直角に取り付けるための上部マウントと、上部マウントを被覆するための長尺半円トップカバーとを備え、円筒形本体はレンズによる撮影に妨害を与えることなく張出し部の内側で第1軸を中心に180゜回転可能であることを特徴とする請求項7に記載のテレビカメラ。
  19. 円筒形本体をシール付きパイプに取り付けるためのベル又は全体どんぐり形のカップ状カバーと、第1軸を中心としてシール付きパイプにカップ状カバーを固定するためのナットと、シール付きパイプを天井あるいは他の水平構造物の下に取り付けるためのシール付きフランジと、カップ状カバーに取り付けられるペンダント状ベースと、ペンダント底カバーを備えたカメラマウントを有し、ペンダント状のベースは外側リムと、カップ状カバーの周囲をシールするため外側リムの周囲に配設されたシールと、ペンダント状ベースの内側をシールするためのシールを包囲する溝を備えた内側リムと、自己係止フックと、スタッドと、電気接点群の各端子と電気的に接続するための電気ブラシと、該電気ブラシとシール付きパイプ内を壁あるいは水平構造物側から配線される電気ケーブルとスリップリングアセンブリとの電気的な接続を行う電気端子とからなり、ペンダント底カバーは、外側リムと符合する第1リムとカメラマウントを包囲するシール溝と符合する第2リムとの2つの符合リムからなり、ペンダント底カバーがペンダント状ベースに取り付けられた際にペンダント状ベースとカメラマウントとの間に画成された内部空間がシールされることを特徴とする請求項9に記載のテレビカメラ。
  20. パイプがL字状に曲げられ、フランジがパイプを壁あるいは垂直構造物に取り付けるのに使用され、あるいはパイプがU字状に曲げられ、フランジがパイプを柱の上端又は水平面若しくは水平構造物の上端に取り付けるのに使用されることを特徴とする請求項19に記載のテレビカメラ。
  21. 円筒形本体をパイプに取り付けるためのベル又は全体どんぐり形のカップ状カバーと、第1軸を中心としてパイプにカップ状カバーを固定するためのナットと、パイプを天井あるいは他の水平構造物の下に取り付けるためのフランジと、カップ状カバーに取り付けられるペンダント状ベースと、ペンダント底カバーを備えたカメラマウントを有し、ペンダント状ベースは、カップ状カバーに備えられた底部リムに対応する外側リムと、自己係止フックと、スタッドと、電気接点群の各端子と電気的に接続するための電気ブラシと、該電気ブラシとパイプ内を壁あるいは水平構造物側から配線される電気ケーブルとスリップリングアセンブリとの電気的な接続を行う電気端子とからなり、ペンダント底カバーがペンダントベースを被覆することを特徴とする請求項8に記載のテレビカメラ。
  22. パイプがL字状に曲げられ、フランジがパイプを壁あるいは垂直構造物に取り付けるのに使用され、あるいはパイプがU字状に曲げられ、フランジがパイプを柱の上端又は水平面若しくは水平構造物の上端に取り付けるのに使用されることを特徴とする請求項21に記載のテレビカメラ。
  23. 円筒形本体をシール付きパイプに取り付けるためのベル又は全体どんぐり形のカップ状カバーと、第1軸を中心としてシール付きパイプにカップ状カバーを固定するためのナットと、シール付きパイプを天井あるいは他の水平構造物の下に取り付けるためのシール付きフランジと、からなるカメラマウントを有し、プラットフォームはカップ状カバーに取り付けられ、かつ、外側リムとカップ状カバーの周囲をシールするため外側リムの周囲に配設されるシールとからなり、各対称部はサイドホルダとサイドカバーとにより画成される内部空間を密閉するためサイドカバーとサイドホルダのリムとの間にシールを備え、ドラム体は内部を空間とする2分割のカバーにて構成され、2分割の各カバーのリム間に内部空間を密閉するシールを備え、弓形弦面を構成する対称部のサイドホルダとこれに対峙するドラム体のカバーの各々には、揺動ジョイントを包囲するリングが配設され、該リングには揺動ジョイントをシールするためオイルシールが付設され、電気ケーブルはシール付きパイプの内部からシールされたケーブル用通路を介して密閉された前記対称部、ドラム体内へと提供することを特徴とする請求項1に記載のテレビカメラ。
  24. パイプがL字状に曲げられ、フランジがパイプを壁あるいは他の垂直構造物に取り付けるのに使用され、あるいはパイプがU字状に曲げられ、フランジがパイプを柱の上端又は水平面若しくは水平構造物の上端に取り付けるのに使用されることを特徴とする請求項23に記載のテレビカメラ。
  25. 円筒形本体をパイプに取り付けるためのベル又は全体どんぐり形のカップ状カバーと、第1軸を中心としてパイプにカップ状カバーを固定するためのナットと、パイプを天井あるいは他の水平構造物の下に取り付けるためのフランジとを備え、プラットフォームは、カップ状カバーに取り付けられ、カップ状カバーに備えられる底部リムに対応する外側リムを備え、パイプ内を壁あるいは水平構造物側から配線される電気ケーブルは、円筒形本体内へと配線され、電気を供給することを特徴とする請求項1に記載のテレビカメラ。
  26. パイプはL字状に曲げられ、フランジはパイプを壁あるいは他の垂直構造物に取り付けるのに使用され、あるいはパイプはU字状に曲げられ、フランジがパイプを柱の上端又は水平面若しくは水平構造物の上端に取り付けるのに使用されることを特徴とする請求項25に記載のテレビカメラ。
  27. 天井あるいは他の水平面に取り付けるため、円筒形本体の直径と略等しい直径のディスク状のカメラマウントを備え、取付手段はフックからなり、ディスク状のカメラマウントは切欠きおよびスリットを備え、フックはプラットフォームを第1軸を中心に回転させるため、切欠きに挿入されてスリットに沿ってスライドする状態で係合し、プラットフォームは、各対称部を支持する舌部と舌部に対称部をネジ止めする係止手段を備え、もって円筒形本体をディスク状のカメラマウントに取り付け、第1軸および/又は第2軸を中心にセット位置に固定する係止手段をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載のテレビカメラ。
  28. 円筒形本体をシール付きパイプに取り付けるため円筒形本体の直径に略等しい直径を有する円形の取付けカバーと、該取付けカバーを第1軸を中心としてパイプに固定するためのナットと、パイプを天井あるいは他の水平構造物の下に取り付けるためのシール付きフランジと、ディスク状カメラマウントの周囲を密閉するための包囲リムと、ディスク状カメラマウントを取付けカバーに取り付けるためのスタッドとを備え、パイプ内を壁あるいは水平構造物側から配線される電気ケーブルは、円筒形本体内へと配線され、電気を供給することを特徴とする請求項27に記載のテレビカメラ。
  29. パイプはL字状に曲げられ、フランジはパイプを壁あるいは他の垂直構造物に取り付けるのに使用され、あるいはパイプはU字状に曲げられ、フランジがパイプを柱の上端又は水平面若しくは水平構造物の上端に取り付けるのに使用されることを特徴とする請求項28に記載のテレビカメラ。
  30. 円筒形本体をパイプに取り付けるため、円筒形本体の直径に略等しい直径を有する円形の取付けカバーと、該取付けカバーを第1軸を中心としてパイプに固定するためのナットと、パイプを天井あるいは他の水平構造物の下に取り付けるためのフランジと、ディスク状カメラマウントを取付けカバーに取り付けるためのスタッドとを備え、パイプ内を壁あるいは水平構造物側から配線される電気ケーブルは、円筒形本体内へと配線され、電気を供給することを特徴とする請求項7に記載のテレビカメラ。
  31. パイプはL字状に曲げられ、フランジはパイプを壁あるいは他の垂直構造物に取り付けるのに使用され、あるいはパイプはU字状に曲げられ、フランジがパイプを柱の上端又は水平面若しくは水平構造物の上端に取り付けるのに使用されることを特徴とする請求項30に記載のテレビカメラ。
  32. 少なくとも半球状底部はその外方を透明、色付き又は半透明の半球形からなる屋外用カバーにて被包され、該屋外用カバーの中心は半球状底部とその中心を対応させてなる請求項10又は請求項11に記載のテレビカメラ。
  33. 少なくとも半球状底部はその外方を透明、色付き又は半透明の半球状部並びにその外縁に備えられるリング状部を有するリング付きカバーにて被包され、該リング付きカバーの中心は半球状底部とその中心を対応させてなる請求項11に記載のテレビカメラ。
  34. カップ状カバーに取り付けられるペンダント底カバーは、半球状底部の外方を被包する透明、色付き又は半透明の半球形からなり、該ペンダント底カバーの中心は半球状底部とその中心を対応させてなる請求項19又は請求項21に記載のテレビカメラ。
  35. プラットフォームのリムには、半球状底部の外方を被包する透明、色付き又は半透明の半球形からなるドーム状カバーが取付けられ、該ドーム状カバーの中心は半球状底部とその中心を対応させてなる請求項23又は請求項25に記載のテレビカメラ。
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