JP4312027B2 - 空調システムおよび空調方法 - Google Patents
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Description
この第1の構成においては、ダンパ手段とダンパ開度変更手段とによる自動制御のループと、空調ユニットの送風手段を部分負荷運転する自動制御のループの中間に、VAVユニットによる風量制御機能を入れることにより、システムの応答性・安定性が向上する。また、チャンバの空調ユニット側にVAVユニット、吹出口側にダンパ手段を設けて一体としたユニットに構成することができるため、運搬吊り込みが大幅に省力化され、かつ、点検、メンテナンスが集約化され、コストダウンを図ることができる。
(1)ダンパ手段とダンパ開度変更手段とによる自動制御のループと、空調ユニットの送風手段を部分負荷運転する自動制御のループの中間に、VAVユニットによる風量制御機能を入れたことにより、吹出口から吹出さねばならない風量の合計風量がきちんとチャンバに流入するので、ダンパ手段の開度を制御することにより、チャンバから分配される各々の風量は、必ず想定した所定風量とすることができる。
(2)従来のVAV式空調システムでは、チャンバの各吹出口側にVAVユニットをそれぞれ設置して、正確な風量を担保していたが、本発明では、空調ユニット側に設けた、チャンバ毎に1台のVAVユニットで正確な風量を担保することができる。
(3)ダンパ開度信号の合計でファン静圧を制御する従来例において、静圧制御は、ダンパ開度の変更からファン回転数変更までの時間遅れが大きく、ハンチングを生じやすいので、設定がある程度ラフにならざるを得ないが、本発明では、風速センサで反応するVAVユニットを用いることで、応答が速く、安定した制御ができる。
(4)各ダンパ手段の開度を段階的に変えることにより、ダンパ手段の開度を無段階調整する方法に比較して、集計演算が簡素化でき、実用上遜色のない風量調整を行うことができる。
(5)チャンバ1台にVAVユニット1台を設ければよいので、イニシャルコストを減らすことができ、各吹出口にVAVユニットを設置した場合とほぼ同等の利便性が得られる。
図1は本発明の第1実施形態の構成を示すブロック図である。図中、1はVAVユニット、2はチャンバ、3A〜3Dはモータダンパ、4A〜4Dはダンパ羽根、5A〜5Dはダンパ開閉装置、6はVAVユニット制御装置、6aは制御基板、7はDDC、8は室内サーモ、9は室内温度設定器、10は受信機、11a〜11dは個別風量設定器である。
DDC7は、VAVユニット1台に対し1台設けられる。
なお、ここでは、全閉位置はないものとしたが、必要に応じ設けてもよい。
制御基板6aは、執務者が操作する個別風量設定器11a〜11dからの信号を受信する受信機10からの信号を受け、VAVユニット1のオフセット制御を行うとともに4台のモータダンパ3A〜3Dの開度制御を行うもので、VAV制御装置本体に組み込まれる。ここで、「オフセット制御」とは、要求風量に応じた設定風量をダンパの開度変更に対応するように補正する制御のことである。
DDC7は中央コントローラの指示温度と、室内サーモ8からの温度信号を比較して、VAVユニット1の制御基板6aに設定風量信号(電流信号4〜20mA,または電圧信号1〜5V)を出力する。
中央コントローラからDDC7を経由してVAVユニット1の制御基板6aには、最大設定風量の信号が来る。制御基板6aは、VAVユニット1を最大設定風量にするとともに、4台のモータダンパ3A〜3Dに全開(H)の信号(開信号:モータ駆動電圧)を送り続け、リミットスイッチ(図示せず)から全開表示が帰ってきたら、信号を停止する。この状態では、個別風量設定器11a〜11dからモータダンパ3A〜3Dの開度を絞り、風量をダウンさせる信号がきても、無視される。
VAVユニット1の設定風量を最大設定風量から減少させる時点で、制御基板6aは4台のモータダンパ3A〜3Dに(M)の信号(この場合は一定時間の閉方向駆動信号)を送る。4台のモータダンパ3A〜3Dは、一旦、全て開度(M)の状態とした後に通常運転モードとする。
その後、数十分(少なくとも十数分)かけて、VAVユニット1は、(最小設定風量+Mへの切替に伴う風量変更分)の設定風量から、室内サーモ8からの温度信号で指示された設定風量への切替を行う。
ひとりの執務者がモータダンパ開度をMに戻したときは、一旦、他の執務者への風量を変化させないようVAVユニット1の風量制御を行う。
その後、数十分(少なくとも十数分)かけて、VAVユニット1は、(最大設定風量+Mへの切替に伴う風量変更分)の設定風量から、室内サーモ8からの温度信号で指示された設定風量への切替を行う。
ひとりの執務者がモータダンパ開度をMに戻したときは、一旦、他の執務者への風量を変化させないようVAVユニット1の風量制御を行う。
その後、数十分(少なくとも十数分)かけて、(2割増の風量+Mへの切替に伴う風量変更分)の設定風量から、室内サーモ8からの温度信号で指示された設定風量への切替を行う。
図2は本発明の第2実施形態の構成を示すブロック図である。この第2実施形態においては、執務者側のパソコンネットワーク(LAN:Local Area Network)を利用し、パソコン21A〜21D上で、モータダンパ3A〜3Dの操作(風量調整)を行うものである。その他の構成については、第1実施形態と同様であるので、同一の符号を付して説明を省略する。
2 チャンバ
3A〜3D モータダンパ
4A〜4D ダンパ羽根
5A〜5D ダンパ開閉装置
6 VAVユニット制御装置
6a 制御基板
7 DDC
8 室内サーモ
9 室内温度設定器
10 受信機
11a〜11d 個別風量設定器
21A〜21D パソコン
22 信号変換器
Claims (7)
- 空調ユニットと、前記空調ユニットから供給される空調空気を複数の吹出口に分配するチャンバと、前記チャンバの前記空調ユニット側に設けられ、実風量と設定風量とを比較し、その比較結果に基づいて風量制御を行うVAVユニットと、前記チャンバの各吹出口側に設けた遠隔制御可能なダンパ手段と、前記空調ユニット、チャンバ、VAVユニットおよびダンパ手段によって空調されるエリアの温度等の空調環境情報を検出して、前記ダンパ手段の開度を変更するダンパ開度変更手段と、前記各ダンパ手段の開度情報を集計して、前記VAVユニットの設定風量を変更する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記空調されるエリア毎に設置された個別風量設定器によって前記ダンパ手段の風量設定が変更されたとき、その風量設定が変更されたエリアの前記ダンパ手段の開度を変更するとともに、前記各ダンパ手段の開度情報を集計して、前記VAVユニットの設定風量を変更する風量制御機能を有することを特徴とする空調システム。
- 前記ダンパ開度変更手段は、前記ダンパ手段の開度を数段階の段階制御で変更するものである請求項1記載の空調システム。
- 前記ダンパ手段は、正逆回転可能なモータで駆動されるモータダンパである請求項1または2に記載の空調システム。
- 空調ユニットと、前記空調ユニットから供給される空調空気を複数の吹出口に分配するチャンバと、前記チャンバの前記空調ユニット側に設けられ、実風量と設定風量とを比較し、その比較結果に基づいて風量制御を行うVAVユニットと、前記チャンバの各吹出口側に設けた遠隔制御可能なダンパ手段と、前記空調ユニット、チャンバ、VAVユニットおよびダンパ手段によって空調されるエリアの温度等の空調環境情報を検出して、前記ダンパ手段の開度を変更するダンパ開度変更手段とを備え、前記制御手段は、前記空調されるエリア毎に設置された個別風量設定器によって前記ダンパ手段の風量設定が変更されたとき、その風量設定が変更されたエリアの前記ダンパ手段の開度を変更するとともに、前記各ダンパ手段の開度情報を集計して、前記VAVユニットの設定風量を変更する風量制御機能を有する空調システムを用いた空調方法であって、
前記VAVユニットにおける空調空気の通過風速が、前記各ダンパ手段の設定風量相当となるよう自動制御することを特徴とする空調方法。 - 前記ダンパ手段に接続される吹出口が受け持つ空調エリアの実温度に応じて最適の風量となるように前記ダンパ手段の開度を制御することを特徴とする請求項4記載の空調方法。
- 前記ダンパ手段の開度は、段階制御により行うことを特徴とする請求項5記載の空調方法。
- 前記空調ユニットの送風手段の出口側の静圧信号を検出して前記送風手段の回転数を制御する静圧制御を行うことを特徴とする請求項4〜6のいずれかの項に記載の空調方法。
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