JP2562711Y2 - 圧力制御装置 - Google Patents

圧力制御装置

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JP2562711Y2
JP2562711Y2 JP1988103260U JP10326088U JP2562711Y2 JP 2562711 Y2 JP2562711 Y2 JP 2562711Y2 JP 1988103260 U JP1988103260 U JP 1988103260U JP 10326088 U JP10326088 U JP 10326088U JP 2562711 Y2 JP2562711 Y2 JP 2562711Y2
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JP
Japan
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pressure
duct
actuator
signal
control device
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JP1988103260U
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JPH0228034U (ja
Inventor
義人 七田
敏和 佐久間
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暖冷工業 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ビル等に設けられる空調用送風ダクト等の
内部送風圧力を一定に保つための圧力制御装置に関する
ものであり、特にそのような圧力制御装置における圧力
変動に対する制御手段及び表示手段に特徴を有するもの
である。
(従来技術) 従来、空調用送風ダクトの圧力を一定を保つための圧
力制御装置における制御手段としては、アナログ式コン
パレータによる圧力指示調節計が用いられている。
この従来の制御手段では、差圧発信器からの差圧信号
を常時受け入れ、リアルタイムで設定目標値との比較を
行ない、この比較の結果、設定目標値と差圧信号に差を
生ずると、直ちにアクチュエータに制御信号を発信し、
アクチュエータによりファン近傍に配置されたダクトを
制御している。
(考案が解決しようとする課題) このように、空調用送風ダクト内の圧力の変動による
信号により、直ちにアクチュエータを制御し、ダンパを
作動する場合、空調用送風ダクトに発生し易い突発的な
または瞬間的な圧力変動にも応答することになり、この
結果、アクチュエータにハンチングを発生させ、またダ
ンパに不必要な衝撃を与え、このような不安定な動作は
これら装置の寿命を短かくするという欠点を有してい
た。
また、空気に乱流を起している場所、例えば空調用送
風ダクトの曲り部分において圧力をサンプリングするよ
うな場合において、差圧発信器はこの乱流による圧力変
動を拾いあげることになり、アクチュエータをハンチン
グさせるという欠点を有していた。
しかも、従来の圧力指示調節計では、アクチュエータ
の動作方向を示す動作表示ランプは備えているものの、
実際にアクチュエータの動作の確認はアクチュエータそ
のものを目視する以外に方法はなく、取付け時の初期調
整に大変手間のかかるものであった。
本考案は、このようなアクチュエータをハンチングさ
せる突発的、瞬間的な圧力変化、乱流による圧力変動に
応答しなものであり、その主な目的は空調用のアクチュ
エータやダンパのハッチングを防止し得る圧力制御装置
を提供することにある。更にアクチュエータの作動状態
を装置前面に設けたパネルにより表示する手段を備えた
圧力制御装置であり、空調用のアクチュエータやダンパ
のハッチングを防止し得るとともに、操作性のよい圧力
制御装置を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、前記目的を達成するために、差圧発信器か
らの差圧信号と予め設定される圧力の目標値とを比較す
る圧力比較器を設け、該圧力比較器より発生する制御信
号で空気の流量を調整するアクチュエータを制御するよ
うにした圧力制御装置において、ダクト内の圧力の目標
値に設定する圧力設定手段と、該ダクト内の圧力を計測
する為のサンプリングタイムを適宜設定し得る圧力サン
プリングタイム設定手段と、前記差圧発信器からの差圧
信号と目標値との偏差量が所定値を超えるまで前記圧力
比較器の出力を抑制する不感帯設定手段と、前記アクチ
ュエータからの信号をA/D変換器を介してディジタル信
号に変換してディジタル表示する表示手段と、を備える
ことを特徴とするダクト内の送風圧力を制御する圧力制
御装置とするものである。
(作用) 本考案の圧力制御装置において、差圧発信器からの差
圧信号は設定される所定時間内に感知した圧力値を積算
し、時間で積分した値をもとに、しかもこの値と設定目
標値との偏差量が所定値を超えた時には圧力比較器から
の出力によりアクチュエータを制御し、前記偏差量が所
定値を超えない場合には圧力比較器の出力を抑制するも
のである。
このため、本考案の圧力制御装置は空調用ダクトに生
じる突発的、瞬間的な圧力変動に応答することなく、ア
クチュエータ、アクチュエータにより作動されるダンパ
の望ましくない従来見られる動作を阻止することができ
る。
また、本考案の圧力制御装置において、アクチュエー
タの動作状態を制御装置前面のパネル面でディジタル表
示することができ、施工や調整を容易にすることができ
る。
(実施例) 本考案の圧力制御装置と空調機又は送風機との配置関
係を第1図に示し、第2図に圧力制御装置の構成を示し
ている。
第1図において、ビル等に設置された空調機又は送風
機は、モータ1の回転によりファン2を駆動し、取入口
より吸入した空気を、単一のダクト3を介して複数の分
岐ダクト3a,3a…を介して各室に設けられた吹出口4,4…
に導いている。この場合、各室における吹出口4,4…か
らの空気の吹出量の変化により、ダクト3内の圧力が変
化し、これを一定にするために、圧力制御装置Aが設け
られる。
この圧力制御装置Aとしては第1図、第2図に示され
るように、ダクト3の一部に差圧発信器5を設け、この
ダクト3内の圧力を差圧信号として検知すると共に、予
めダクト3内の基準となる圧力値を設定した圧力設定回
路6の設定目標値と前記差圧信号とを圧力比較器7にお
いて比較し、その差に応じた作動信号を比較出力回路8
から発生し、アクチュエータ9はその作動信号を受け
て、ファン2の後方のダクト3内に配置したダンパ10の
開度を調整し、ダクト3内の送風圧力を一定に保つもの
である。
本考案の圧力制御装置において、差圧発信器5から圧
力比較器7に入力される差圧信号は、圧力サンプリング
タイム設定回路11と不感帯設定回路12により修正され
て、圧力設定部6の設定目標値と比較される。
すなわち、圧力サンプリングタイム設定回路11は、感
知する圧力のサンプリング時間を所定の時間に設定する
ことにより、その設定された時間内での差圧発信器5か
ら発生した差圧信号を圧力値として積算するものであ
る。この圧力サンプリングタイム設定回路11が設けられ
たことにより、ダクト3内で突発的、瞬間的に生じる圧
力変動を消去し、しかもその圧力変動に基づくアクチュ
エータのハンチングを防止する作用をもたらすものであ
る。
また、不感帯設定回路12は、設定目標値に対して検知
された差圧信号に差があれば、直ちにアクチュエータ9
を作動させることがないように、設定目標値と差圧信号
との偏差が一定範囲内にある場合には圧力比較器7から
の信号を発することがないように動作するものである。
例えば、不感帯の設定を“1"に設定すると、設定目標値
に対して±1mmH2Oの範囲が不感帯となり、設定目標値が
20mmH2Oの場合、検知された差圧信号が19mmH2O〜21mmH2
Oの範囲内では、アクチュエータ9を動作させることが
なく、差圧信号が18mmH2Oを下廻る場合、又は22mmH2Oを
越える場合にアクチュエータ9は動作する。不感帯を大
きく設定すると、動作は安定するが、制御精度は低下す
る。
このように、本考案の圧力制御装置において、ダクト
内で発生する瞬間的圧力変動や小さい圧力変動を考慮し
て、圧力サンプリングのタイムを設定し、また不感帯の
範囲を設定することにより、種々の空調用送風ダクトの
型式に対応してアクチュエータのハンチングを防止し、
且つアクチュエータに作動されるダンパの不安定な動作
を防止することができる。
また、本考案において、アクチュエータ9の動作状態
を第3図に示すように、圧力制御装置Aの前面に設けた
表示パネル13でディジタル表示しうるものである。すな
わち、アクチュエータ9の駆動モータ91が回転形ポテン
ショメータのフィードバック抵抗92に対応する摺動接触
子93を移動させ、フィードバック信号を発生し、これを
A/D変換回路14に与えてディジタル信号に変換し、表示
パネル13上に設けたディジタル表示器15で表示する。
第3図の表示パネル13には、ディジタル表示器15が開
度表示割合100%として示され、この外、圧力表示パネ
ル16、設定目標値パネル17、テンキーからなる設定目標
値、サンプリングタイム設定、不感帯設定用の操作釦1
8、アクチュエータの動作状態を表示するLED19,電源ス
イッチ20等が配置されている。
以上のように、圧力制御装置Aの前面にアクチュエー
タ9の動作状態をディジタル表示により知ることがで
き、このため、圧力制御装置Aの位置において、アクチ
ュエータ,ダンパの各作動状況、圧力制御装置の作動状
況を確認することができる。
(効果) 本考案の構成により、管路における送風圧力を一定に
するうえで、ダクト内に発生し易い突発的な且つ瞬間的
な圧力変動にアクチュエータが追随することがなく、ア
クチュエータに生じるハンチングを防止し、ダンパに不
必要な衝撃を与えることなく、従来の不安定なアクチュ
エータ,ダンパの動作を解消し、これら機器の寿命を延
ばす効果を有し、更に、ダクトのダンパ近傍に設けられ
て、その作動の確認が困難なアクチュエータの作動状況
を、圧力制御装置のディジタル表示パネルにおいて容易
に知ることができ、初期調整や圧力制御装置の作動状況
の把握等にすぐれた効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の圧力制御装置と管路との関連を示す
概略説明図、 第2図は、本考案の圧力制御装置を示すブロック図、 第3図は、本考案の圧力制御装置の表示パネルを示す正
面図である。 3……ダクト、3a……分岐ダクト、5……差圧発信器、
6……圧力設定回路、7……圧力比較器、9……アクチ
ュエータ、10……ダンパ、11……圧力サンプリングタイ
ム設定回路、12……不感帯設定回路、13……表示パネ
ル、15……ディジタル表示器。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】空調用送風ダクトが分岐する前のダクトに
    設けられた差圧発信器と、 前記差圧発信器からの差圧信号と予め設定した該ダクト
    内の圧力の目標値とを比較する圧力比較器と、 前記圧力比較器からの制御信号によってダンパの開度を
    調整して該ダクト内の圧力を設定するアクチュエータ
    と、 前記ダクト内の圧力の目標値を設定する圧力設定手段
    と、 前記差圧発信器によるダクト内の圧力を計測するための
    サンプリング時間を任意に設定し得る圧力サンプリング
    タイム設定手段と、 前記サンプリング時間内の差圧信号を積算して得た圧力
    値と目標値との偏差量が所定値を越えるまで前記圧力比
    較器からの制御信号による前記アクチュエータの動作を
    停止する不感帯設定手段と、 前記アクチュエータからの信号をA/D変換器を介してデ
    ィジタル信号に変換してディジタル表示する表示手段
    と、 を備えることを特徴とするダクト内の送風圧力を制御す
    る圧力制御装置。
JP1988103260U 1988-08-05 1988-08-05 圧力制御装置 Expired - Lifetime JP2562711Y2 (ja)

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JPH0228034U JPH0228034U (ja) 1990-02-23
JP2562711Y2 true JP2562711Y2 (ja) 1998-02-16

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59208343A (ja) * 1983-05-13 1984-11-26 Daikin Ind Ltd 空気調和機の能力制御装置

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