JP4311997B2 - 加熱装置 - Google Patents
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Description
特に抵抗加熱方式のヒータを用いた電気オーブン(以下ヒータ加熱方式と称す)は、炎を出さずクリーンな雰囲気の中で加熱調理を行うことができることから、広く用いられている。また、近年では、この電気オーブンに、高周波電力を用いた加熱装置を搭載した複合調理器が注目されている。
さらにまた、加熱室内の構造が複雑であり、部品点数が多く、装置の小型化には限界があった。
また、この構成により、極めて簡単な構成で、発熱部と第1の電極とが一体的に形成可能であり、薄型化が可能となるため、室内をより有効に利用可能である。
この構成により、取り付け構造が簡単となり、設置スペースの低減をはかることができる。そして加熱室内への収納物をよりコンパクトにすることができ、抵抗加熱時における熱伝導板としての役割もより良好となる。
この構成により、特別の給電機構が不要であり、加熱室の内壁などに接触させる等の方法で接地すればよいため、構造の簡略化をはかることが可能となる。
この構成により、被加熱物の形状あるいは組成に応じて発熱部の位置を調整することができ、被加熱物毎に最適の発熱部配置を実現することができる。
これにより、面状の発熱部の面積を最大限に大きくとることができるため、均一加熱の可能な領域を大きくすることができる。従って、ターンテーブルを使用することなく、加熱室内を最大限に利用して大面積領域を均一加熱することができる。
この構成により、室内をより効率的に利用することが可能となる。
これにより、1枚の金属板でマイクロ波反射面と第1の電極とを構成することができ、薄型かつ極めて簡単な構成でマイクロ波加熱及び高周波加熱の最適化をはかることができる。
この構成により、発熱部は金属ケースに囲まれた構造となり、加熱室内に露呈する部分が凹凸のない構造となるため、汚れが少なくクリーニングも容易である。
この構成により、極めて簡単な構成で面状の発熱部とHF加熱手段の第1の電極とが一体的に形成可能であり、薄型化が可能となるため、室内をより有効に利用可能である。
この構成により、均一加熱の可能な領域を大きくとることが出来、大量の材料の同時加熱が可能となる。
この構成により、より簡単な構成で発熱部または前記第1の電極を昇降させることが可能となる。
また本発明では、前記加熱装置において、前記発熱部は、前記加熱装置内壁に配設されたコネクタを介して電気的接続ができるように構成されている。
この構成により、コネクタの汚染のおそれもなく、長寿命で信頼性の高い複合加熱装置を提供することが可能となる。
この構成により、装置構成がより簡略化される。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態を説明するための複合加熱装置の概略構成を示す図である。本実施の形態の加熱装置は、本体ケース1によって形成され、背面の仕切壁2で仕切られた内部空間からなる加熱室3内に、被加熱物を載置する載置手段であるテーブル4を配置し、加熱室3内に配された被加熱物である食材に対し、ヒータ加熱、HF加熱およびマイクロ波加熱を実施することができる多機能オーブンレンジとして使用されるもので、ヒータ加熱手段H1と、HF加熱手段H2と、マイクロ波加熱手段H3と、オーブン加熱手段手H4を備えている。
そしてさらに、HF加熱手段H2は、前記加熱ユニット5の金属ケース51を兼ねた第1の電極と、テーブル4の下方に配設された第2の電極82と、13.56MHzの高周波電力を供給するHF電源部81(図示せず)とで構成されている。
また、アーム62の内部にはリード線54が挿通せしめられてヒータへの給電を行っている。
なお、アーム61,62は、金属以外の導電性材料で形成されてもよい。また、HF加熱機能を持たない複合加熱装置の場合、すなわち、金属ケース51を第1の電極として用いる必要がない場合は、アーム61,62が絶縁性材料で形成されてもよい。
さらに金属ケース51はアーム61,62を介して加熱室内壁に接触しており、加熱室内壁をアース接続することにより、HF加熱手段H2の第1の電極として作動せしめられるようになっている。
また、この電源504は、駆動部503を介してHF電源部81およびマグネトロン91、オーブン加熱手段の循環ファンヒータを駆動する。
この複合加熱装置においてヒータ-加熱手段H1の使用に際しては、まず、テーブル4に被調理物をセットし、開閉扉7を閉じて、本体ケース1の前面に設けられたモードボタンでヒータ加熱モードを選択し、ケース本体前面に設けられた表示パネルの調理メニューから所望の調理メニューを選択する。
例えばグラタンのように焦げ目をつけたいメニューの場合は、アームが回動せしめられ、加熱ユニット5が所定の位置まで下降する。
このように、平面状ヒータ50が最適位置で動作されるため、大面積にわたり均一で効率のよい加熱を行うことが可能となる。
一方このような場合、平面状ヒータの高さだけでなく、ヒータの電力を制御することによって対応してもよい。
また温度の測定値が高すぎる場合には、平面状ヒータ50の制御だけでなく、オーブン加熱手段H4を作動させるなど他の加熱手段を自動的に駆動させるように設定してもよい。
加えて、温度の測定値が低すぎる場合には、平面状ヒータ50の制御だけでなく、循環ファンヒータを制御するようにしてもよい。
このように、マイクロ波加熱調理がメニューごとの最適な空間内で行われるため、大面積にわたり均一で効率のよい加熱を行うことが可能となる。
なお、上記最適位置は理想的にはn/4λ:λ=12cmであるが、室内の各部品位置などの諸条件に左右される。
そこで各調理メニューごとに、事前に実験により分布特性およびパワー特性の良好な位置を決定し、マイクロコンピュータなどで構成される制御部502に記憶させておくことにより、容易に最適操作を行うことが可能となる。
このように、HF加熱における電極間距離が最適な距離となるように調整されるため、大面積にわたり均一な加熱を行うことが可能となる。
1.ヒータ加熱手段H1のみを使った魚などのグリル調理、
2.HF加熱手段H2のみを使った生ものなどの解凍調理、
3.マイクロ波加熱手段H3のみを使ったあたため加熱調理、
4.オーブン加熱手段H4のみを使ったケーキなどのオーブン調理
のほか、以下に示すような2つ以上の加熱手段を同時に使用する同時調理、2つ以上の加熱手段を順次使用した順次調理などの多機能調理に使用可能である。
5.マイクロ波加熱手段H3とHF加熱手段H2とを同時または順次(あるいは交互)に使って解凍からあたための最適調理及び解凍のみの最適調理
6.マイクロ波加熱手段H3とヒータ加熱手段H1とを同時または交互に使って、マイクロ波の分布改善をしながらあたための最適調理
7.HF加熱手段H2、マイクロ波加熱手段H3、ヒータ加熱手段H1を順次駆動し、解凍から焼き上げまで最適調理(最後は循環ファンヒータによるオーブン加熱を用いる場合もある。また最初のHF加熱は不要である場合もある)
8.循環ファンヒータを用いたオーブン加熱手段H4とヒータ加熱手段H1とによる最適オーブン及びグリル調理
のがある。
以上の4方式が代表的な複合調理方式である。
なお、ここで交互調理とは、ヒータ加熱手段H1を周期的に使用し、その間にマイクロ波加熱手段H3を入れるものなど、各加熱手段を交互に使用するもののみならず、冷凍食品の解凍加熱など、最初の数分間、HF加熱手段H2を使用した後、ヒータ加熱手段H1を用い、調理完了するものなど、同時使用はしないが、複数の加熱手段を順次に使用するものをいう。
(第2の実施の形態)
図7(a)は、金属ケース蓋体にアームを収納可能に構成された加熱ユニットの断面図である。同図に示す加熱ユニットは、金属ケース56と、金属ケース56に収容される、平面状ヒータ50とからなる。なおこの例でも金属ケースと平面状ヒータ50との短絡を防ぐため、絶縁マイカあるいは耐熱ゴムなどのスペーサSが介在せしめられる。金属ケースと平面状ヒータとの間が所定の間隔を維持するように支持可能であればスペーサSは不要であるが、介在させることにより短絡防止効果が確実となる。また金属ケースと平面状ヒータとの間全体に絶縁板を介在させるのではなく、一部にスペーサSを用いることにより絶縁を確実にしつつ、熱伝導板としての役割も効率よく果たすことができる。更にはスペーサSを耐熱ゴムなどの弾性体で構成することにより、上下動に伴う機械的衝撃を防止し平面状ヒータ50の保護効果も向上する。なお、平面状ヒータ50の構成は、上述した通りである。金属ケース56は、上面両縁を上側に突出させて形成された凹部を有する蓋体56aとケース本体56bとが嵌合して形成される。また、アーム63は、屈曲部を有する中空管であり、加熱室3側壁と、蓋体56a凹部を形成する立壁部とを互いに回動可能に接続する。アーム63の内部にはリード線54が挿通せしめられてヒータへの給電を行っている。
また、図8は、この加熱ユニットの他の構成例を示すもので、アームにリード線及びアース線を挿通した加熱ユニットの断面図である。同図に示す加熱ユニットは、金属ケース51と、金属ケース51に収容される平面状ヒータ50とを備えている。金属ケース51と平面状ヒータ50の構成は、上述した通りである。金属ケース蓋体51aの上部中央には、側面からアーム62が挿入される。このアーム62の内部にはリード線54が挿通せしめられてヒータへの給電を行うとともに、アース線55が挿通せしめられて蓋体51aの上部内壁に溶接などにより接続される。アース線55はアーム62の内部を通って加熱室外で加熱室壁に接続される。
図9は、金属ケースとアームとを電気的に接触させる加熱ユニットの断面図である。同図に示す加熱ユニットは、金属ケース51と、金属ケース51に収容される平面状ヒータとからなる。金属ケース51と平面状ヒータ50の構成は、上述した通りである。金属ケース蓋体51aの上部中央には、側面からアーム62が挿入され、挿入されたアーム62の端部が放射状に折り返されて蓋体51aの上部内壁に電気的に接触するように構成されている。アーム62の内部にはリード線54が挿通せしめられてヒータへの給電を行っている。なお、加熱室内壁は金属で構成され、アース(図示しない)に接続されており、またこの加熱室内壁の一部にアームが接触することにより、アームと加熱室内壁とが電気的に接続される。
図10は、金属ケースの形状が異なる加熱ユニットの断面図である。同図に示す加熱ユニットは、金属ケース57と、金属ケース57に収容される平面状ヒータ50とからなる。平面状ヒータ50の構成は、上述した通りである。金属ケース57は、蓋体57aとケース本体57bとが嵌合して形成される。また、金属ケース蓋体57aの側面には、アーム62が挿入される。アーム62の内部にはリード線54が挿通せしめられてヒータへの給電を行っている。
図11は、平面状ヒータを挟み込む構成の加熱ユニットの分解斜視図である。同図に示す加熱ユニットは、平面状ヒータ50と、平面状ヒータ50の上面に位置する絶縁板59a及び下面に位置する絶縁板59bと、絶縁板59aの上面に位置する金属板58aと、絶縁板59bの下面に位置する金属板58bとからなり、金属板58aと金属板58bとは、間に絶縁板59a,59b及び平面状ヒータ50を挟み込んで嵌合する構成をとる。平面状ヒータ50の構成は、上述した通りである。
この構成によれば、金属板と平面状ヒータ50との間に絶縁板が介在しているため、200V電源で使用する平面状ヒータなど、大電力型のヒータに使用する際にも、短絡のおそれがない。
図12は、第7の実施の形態の複合加熱装置の正面図である。図12に示す複合加熱装置は、平面状ヒータを昇降手段としての蛇腹状の管状体で支持し、昇降させるものである。蛇腹状の管状体20は、加熱ユニット5が水平状態を保つように、加熱室3の天面の中央部分と、加熱ユニット5の中央部分とを接続するものである。管状体20が伸縮することにより、加熱ユニット5が上下動し、加熱ユニット5とテーブル4との距離が変化し、被加熱物との距離を調整することができる。この管状体20の伸縮は図示しないモータによって駆動される。
また、加熱室3の内部側壁に支持部材を設ける必要がないため、有効容積の増大をはかることができる。この場合は、加熱室3の底面積とほぼ同程度の均一加熱領域を形成することができる。従って被加熱物を回転させる必要がないため、ターンテーブルなしで、角型天板全面にわたって均一に、最適加熱を実現することができる。例えば、ビルトインタイプの大型装置に本実施の形態を適用した場合、角型天板2枚を同時加熱することにより、ロールパン24個の同時調理、角型天板2枚分のグラタン調理、ロールケーキ、伊達巻など、従来不可能であった最適加熱調理が可能となる。
さらに、管状体20の内部にリード線21が収納されるため、加熱室3内に突出物が少なくなるため、マイクロ波加熱の場合にもスパークが発生するのを防ぐことができる。また必要に応じて加熱ユニット5の高さを調整し、加熱室3の容積を調整できるため、熱を効率よく利用することができ、高速かつ高効率の加熱調理が可能となる。加えて、加熱室内部に凹凸が少ないため、クリーニングが容易になる。
図13は、第8の実施の形態の複合加熱装置の正面図である。図13に示す複合加熱装置は、平面状ヒータを昇降手段としての入れ子状の管状体で昇降可能に支持するものである。入れ子状の管状体22は、加熱ユニット5が水平状態を保つように、加熱室3の天面の中央部分と、加熱ユニット5の中央部分とを接続するものである。管状体23が伸縮することにより、加熱ユニット5と被加熱物を載置するテーブル4との距離が変化する。なお、管状体22には、平面状ヒータ50に通電するためのリード線23が挿通される。この入れ子状の管状体22の伸縮は図示しないモータによって駆動される。
図14は、第9の実施の形態の複合加熱装置の正面図である。図14に示す複合加熱装置は、加熱ユニット5を昇降手段としてのワイヤ24で昇降可能に支持するものである。ワイヤ24は、加熱ユニット5が水平状態を保つように、加熱室3の天面の中央部分と、加熱ユニット5の中央部分とを接続するものである。ワイヤ24を巻き上げることにより加熱ユニット5と被加熱物を載置するテーブル4との間隔が広くなり、ワイヤ24を緩めることによりこの間隔が狭くなる。なお、ワイヤ24には、平面状ヒータ50に通電するためのリード線25が巻き付けられる。
この構成によっても、前記第7および第8の実施の形態と同様に、加熱室3の内部側壁に支持部材を設ける必要がないため、加熱室3の有効容積の増大をはかることができる。また、この場合も、加熱室3の底面積とほぼ同程度の均一加熱領域を形成することができ、大面積にわたって均一加熱を実現することができる。さらに、リード線25が加熱室内に露呈しない構造であるため、加熱室3内がすっきりし、クリーニングが容易になる。
図15は、第10の実施の形態の複合加熱装置の正面図である。図15に示す複合加熱装置は、一端が回動可能に支持され、他端が摺動可能な支持部材でヒータユニットを支持するものである。この昇降手段としての支持部材27は、一端が、加熱室3の天面に設けられた保持部26によって、鉛直面内で回動可能に軸支されており、他端が、加熱ユニット5の上面に設けられた摺動保持部28によって、鉛直面内で摺動可能かつ回動可能に保持されている。保持部26を支点に支持部材27を回動することにより、支持部材27と加熱ユニット5の上面とのなす角度が変化し、結果として、加熱ユニット5とテーブル4との距離が変化し、被加熱物との距離を変化させることができる。なお、支持部材27には、平面状ヒータ50に通電するためのリード線29が挿通され、このリード線29は、電気的接続状態を維持しつつ、摺動可能な弾性コネクタを用いて発熱抵抗体53に接続されており、支持部材27が摺動保持部28に対して摺動しつつ変位した場合も電気的接続を確実に維持することができるようになっている。
このように本実施の形態の昇降手段によれば簡単な構成で加熱ユニットの高さの調整範囲を大きくとることができる。
図16は、第11の実施の形態の複合加熱装置の正面図である。図16に示す複合加熱装置は、パンタグラフによってヒータユニットを支持するものである。パンタグラフは、ピン結合された枠35及び枠36と、ピン結合された枠37及び枠38とが、一部に菱形を形成するようにピン結合され、枠35及び枠36の内部には加熱ユニット5に通電するためのリード線40が挿通されたものである。この複合加熱装置は、本体ケース1の上面に設けられた上部ケース34内に保持部30及び摺動部31を備え、加熱ユニット5の上面に保持部32及び摺動部33を備える。なお、摺動部31は、上部ケース34に対して摺動可能であり、摺動部33は、加熱ユニット5上面に固設され、枠38がこの摺動部33に対して摺動可能に保持される。
図17は、第12の実施の形態の複合加熱装置の正面図である。図17に示す複合加熱装置は、加熱室内の側壁に設けられたフックにより加熱ユニットを支持するものである。加熱ユニット5は、背面側に、発熱抵抗体53と、仕切壁2内に配されたリード線(図示せず)とを接続するためのコネクタ5aを有している。このコネクタ5aは、加熱室3背面側の仕切壁2に設けられた蓋付きコネクタ41に接続される。蓋付きコネクタ41は、5つのコネクタ部41a、41b,41c,41d,41eを有し、不使用時には各コネクタ部に蓋がされるものである。加熱室3の両側壁には、左右同じ高さに加熱ユニット5を載置可能なフックが設けられている。なお、図17に示す複合加熱装置では、上・中・下段と3段階の高さにフック42,43,44が設けられており、加熱ユニット5を所望の高さに段階的に載置可能となっている。
この場合は手動で、加熱ユニットを移動することになるが、この複合加熱装置を用いることにより、特別の昇降手段を付加する必要がなく、大幅な設計変更なしに従来の部品を用いて形成することができるという利点がある。
この蓋付きコネクタは、不使用時には各コネクタ部は蓋が閉じられ、開口していない状態になっているため、汚染を生じることなく使用可能である。
また、耐熱性のリードを用いることができれば、1つのコネクタ部から耐熱性のリードを介して加熱ユニットの電源に接続することができ、前記第1及び前記第7乃至第11の実施の形態の昇降手段を用いて加熱ユニットの昇降を実現することもできる。
さらに、ヒータ加熱手段H1とマイクロ波加熱手段H3、オーブン加熱手段手H4とマイクロ波加熱手段H3の組み合わせなど複数の加熱手段を同時使用する際にも有効に使用することができることはいうまでもない。
特に、大型の被加熱物を扱う場合には、載置手段を走行させながら加熱する場合にも、加熱ユニットの位置を調整することにより、載置手段の高さを変更することなく、容易に最適加熱を行うことが可能であり、本発明の構造は極めて有効である。
2 仕切壁
2a 吸気用通風孔
2b 送風用通風孔
3 加熱室
4 テーブル(載置手段)
5 加熱ユニット(加熱手段)
50 平面状ヒータ(発熱部)
51,56,57 金属ケース(第1の電極)
51a,56a,57a 蓋体
51b,56b,57b ケース本体
52 巻枠
53 発熱抵抗体(発熱部)
54 リード線
55 アース線
56c セラミック部材
56M 金属膜
S スペーサ
58a,58b 金属板
59a,59b 絶縁板
59S 絶縁板
6 昇降手段
61,62,63 アーム(昇降手段)
61a,62a 軸部
61b,62b アーム保持部
7 開閉扉
81 HF電源部
82 第2の電極
91 マグネトロン
92 導波管
93 回転導波管
501 温度検出手段
502 制御部
503 駆動部
504 電源
20 蛇腹状の管状体(昇降手段)
22 入れ子状の管状体(昇降手段)
24 ワイヤ(昇降手段)
21,23,25,29,40 リード線
26,30,32 保持部
27 支持部材
28 摺動保持部
31,33 摺動部
34 上部ケース
35,36,37,38 枠
39 モータ
5a コネクタ
41 蓋付きコネクタ
41a,41b,41c,41d,41e コネクタ部
42,43,44 フック
M マイクロ波加熱空間
Claims (15)
- 加熱室と、
前記加熱室内に設けられ、被加熱物を載置する載置手段と、
前記加熱室内に設けられ、前記被加熱物を抵抗加熱により加熱する面状の発熱部を備えたヒータ加熱手段と、
前記加熱室内に設けられた第1及び第2の電極と、これらの間に高周波電圧を供給し、前記被加熱物を高周波加熱するHF加熱手段とを具備し、
前記HF加熱手段の前記第1の電極が前記ヒータ加熱手段の前記発熱部の近傍に設けられ、
前記面状の発熱部は、前記載置手段と平行に配される第1の電極を兼ねるケース内に収納されたことを特徴とする加熱装置。 - 請求項1に記載の加熱装置であって、
前記第1の電極と前記発熱部は、一体的に結合されて、加熱ユニットを構成している加熱装置。 - 請求項2に記載の加熱装置であって、
前記第1の電極は接地電位側電極である加熱装置。 - 請求項2または3に記載の加熱装置であって、
前記加熱ユニットを昇降させる昇降手段とを具備した加熱装置。 - 請求項2に記載の加熱装置であって、
前記加熱ユニットは、前記加熱室の天面に収納可能である加熱装置。 - 請求項5に記載の加熱装置であって、
前記ケースは前記発熱部への給電リードの挿通部を備えた金属ケースであることを特徴とする加熱装置。 - 請求項2乃至6のいずれかに記載の加熱装置であって、
前記加熱ユニットが、前記発熱部と、前記発熱部に対して電気的絶縁部材を介して接合された導電性の板状体とで構成され、前記導電性の板状体は前記第1の電極を構成する加熱装置。 - 請求項1乃至6のいずれかに記載の加熱装置であって、
前記発熱部は、シーズヒータの一部が蛇行部を形成して平面状をなすように成形された管ヒータの集合体からなり、前記管ヒータに密着するように導電性の板状体からなる第1の電極が接合されている加熱装置。 - 請求項2乃至8のいずれかに記載の加熱装置であって、
前記加熱ユニットは、前記加熱室の天面の面積の50%以上である加熱装置。 - 請求項4に記載の加熱装置であって、
前記昇降手段は、前記加熱ユニットを支持し、前記加熱室内で回動可能な、少なくとも1本のアーム状の支持部材を備えた加熱装置。 - 請求項4に記載の加熱装置であって、
前記昇降手段は、前記加熱室内で伸縮可能な蛇腹状の管状体からなる支持部材を備えた加熱装置。 - 請求項10または11に記載の加熱装置であって、
前記支持部材は内部に前記発熱部への通電線を収納してなる加熱装置。 - 請求項10または11に記載の加熱装置であって、
前記発熱部は、前記加熱室内壁に配設されたコネクタを介して電気的接続ができるように構成されている加熱装置。 - 請求項13に記載の加熱装置であって、
前記コネクタは、接続部が昇降可能に形成されると共に、蓋部を備え、不使用時には前記蓋部で保護されるように構成された加熱装置。 - 請求項1乃至14のいずれかに記載の加熱装置であって、
前記第1の電極は、接地された前記加熱室の内壁に電気的に接触している加熱装置。
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