JP3609718B2 - 電子レンジ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子レンジに関し、特に、加熱室における加熱むらを抑えることのできる電子レンジに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、電子レンジにおいて、加熱室内の加熱むらの抑制が課題とされている。
【0003】
本発明に対する第1の従来技術として、導波管と加熱室との接続部分に設けられた結合軸に板状の放射アンテナが取付けられた電子レンジを挙げることができる。結合軸に取付けられた放射アンテナを介して、加熱室内のより広い範囲に、まんべんなくマイクロ波を供給し、これにより、加熱室における加熱むらを解消しようとしていた。
【0004】
また、本発明に対する第2の従来技術として、特開昭60−130094号公報に記載された、加熱室に設置される回転アンテナの形状に特徴のある高周波加熱装置を挙げることができる。この高周波加熱装置では、回転アンテナの形状を扇形等にすることにより、加熱室内のより広い範囲に、まんべんなくマイクロ波を供給し、これにより、加熱室における加熱むらを解消しようとしていた。
【0005】
また、本発明に対する第3の従来技術として、特開平9−102390号公報に記載された、回転アンテナを、被加熱物の温度パターンに対応した回転位置で停止させて、被加熱物における加熱むらを解消しようとしていた。
【0006】
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、加熱むらが生じない電子レンジを提供することである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の電子レンジでは、充分に加熱むらを解消することはできなかった。
【0008】
具体的には、第1の従来技術については、放射アンテナを設けることにより加熱室における加熱むらはある程度抑えられたが、まだ充分に解消されたとは言い難かった。
【0009】
また、第2の従来技術については、回転アンテナが回転軸とする部材と、当該部材に加熱室を貫通させるために加熱室の壁面に形成された開口部との間で発生する放電については、なんら考察がなされていなかった。なお、この放電は、マグネトロンに近い位置ほど発生しやすい傾向にある。そして、このような放電により、加熱室において局部的に電界強度の高い部分が生じることが、加熱室における加熱むらの要因となっていた。
【0010】
また、第3の従来技術については、被加熱物として、複数の個数の食品が加熱室内に載置される場合については、考察されていない。なお、ユーザは、加熱室に対する被加熱物の出し入れの回数を減らすことにより、調理時間の短縮を図るべく、温度の異なる複数種類の食品を加熱室に収容させ、加熱調理を実行させる場合がある。第3の従来技術においては、このような場合についての加熱むらの抑制については、考察がなされていなかった。
【0011】
本発明は、かかる実情に鑑み考えられたものであり、その目的は、加熱室における加熱むらを解消できる電子レンジを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明のある局面に従った電子レンジは、食品を収容する加熱室と、マイクロ波を発振するマグネトロンと、前記マグネトロンの発振したマイクロ波を供給される導波管と、前記導波管内のマイクロ波を前記加熱室内に導く結合軸と、前記結合軸に取付けられ、主面を有する板体からなり、前記結合軸からの前記マイクロ波を前記加熱室内に供給する放射アンテナと補助アンテナとを備え、前記補助アンテナは、前記加熱室および前記放射アンテナに対して電気的に絶縁され、前記加熱室の壁面と前記放射アンテナの主面との間に配置されてマイクロ波の供給パターンを変更することを特徴とする。
【0013】
本発明のある局面に従うと、加熱室へのマイクロ波の供給に関して、放射アンテナを一極としたマイクロ波の伝播線路とは別に、補助アンテナを一極としたマイクロ波の伝播線路ができる。
【0014】
これにより、加熱室内の、放射アンテナでは直接マイクロ波を伝播できなかった場所にも、マイクロ波を供給することができるため、加熱室内の加熱むらを解消できる。
【0015】
また、本発明の電子レンジには、前記補助アンテナは、前記加熱室の底面または前記放射アンテナと平行な面を有することが好ましい。
【0016】
また、本発明の電子レンジには、前記補助アンテナは、前記加熱室の底面または前記放射アンテナと交わる面を有することが好ましい。
【0017】
また、本発明の電子レンジには、複数の前記補助アンテナが含まれることが好ましい。
【0018】
これにより、加熱室内の加熱むらを、より確実に解消できる。
【0019】
また、本発明の電子レンジでは、前記結合軸を軸として回転可能に構成され、また前記補助アンテナは、前記結合軸の周囲を回転可能に構成されていることが好ましい。
【0020】
また、本発明の電子レンジでは、前記放射アンテナと前記補助アンテナの回転速度は異なることが好ましい。
【0021】
また、本発明の電子レンジでは、前記放射アンテナと前記補助アンテナの回転方向は異なることが好ましい。
【0022】
これにより、補助アンテナによる加熱室へのマイクロ波の供給パターンを、複雑なものにできる。
【0023】
さらに、本発明の電子レンジでは、前記放射アンテナは、回転可能に構成され、また前記補助アンテナは、上下方向に移動可能な可動軸受けと、前記可動軸受けに接し、回転することにより前記可動軸受けを上下動させるローラとを備えることが好ましい。
【0024】
これにより、補助アンテナによる加熱室へのマイクロ波の供給パターンを、より複雑なものにできる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0026】
[第1の実施の形態]
図1は、本実施の形態の電子レンジの正面図である。
【0027】
電子レンジ1は、本体枠2、ドア3、操作パネル6を含む。本体枠2は、その前面に前面板5を備え、内部に加熱室10が形成されている。加熱室10の下部には、載置板7が設置されている。
【0028】
ドア3は、加熱室10を開閉可能に構成されている。
【0029】
操作パネル6は、電子レンジ1に対してユーザが情報を入力するための種々のキー、および、種々の情報を表示する表示部60を備えている。
【0030】
図2は、載置板7を省略された電子レンジ1の正面図である。
【0031】
加熱室10の底部には、結合軸9、放射アンテナ11、補助アンテナ12、13が備えられている。図3、図4は、それぞれ、加熱室10の底部分の、結合軸9付近の縦断面図、平面図である。
【0032】
図3および図4を主に参照して、本実施の形態の電子レンジ1では、操作パネル6の後方であって、加熱室10の右側方に、マグネトロン8が備えられている。また、加熱室10の下方には、導波管14が取付けられている。導波管14の左端は、マグネトロン8に接続され、導波管14の右端は、加熱室10の底部に接続されている。
【0033】
マグネトロン8は、マグネトロンアンテナ8Aを備え、マグネトロンアンテナ8Aは、導波管14内に突出している。
【0034】
また、導波管14の左端から加熱室10に向けて、結合軸9が通されている。結合軸9の先端には、加熱室10の底面とほぼ平行な面を有する放射アンテナ11が取付けられている。また、加熱室10の底部には、加熱室10の底面および放射アンテナ11にほぼ平行な面を有する補助アンテナ12、13が備えられている。なお、補助アンテナ12、13は、本体枠2の一部である加熱室10の底面および放射アンテナ11に対して、電気的に絶縁されている。また、補助アンテナ12、13は、加熱室10の底面に、誘電体からなる柱状の保持具(図3では省略)によって取付けられている。
【0035】
結合軸9は、図示せぬ機構により、回転可能に構成されている。これにより、放射アンテナ11は、結合軸9を軸として、加熱室10の底面と平行な平面内において回転可能に構成されている。
【0036】
電子レンジ1では、マグネトロン8から導波管14および結合軸9を介して、結合軸9から導電される放射アンテナ11および補助アンテナ12、13の周部分から、加熱室10内に、矢印A〜Cに示すように、マイクロ波が供給される。なお、電子レンジ1では、放射アンテナ11だけでなく、補助アンテナ12からも、マイクロ波が供給されるため、加熱室10のすみずみまで、食品を加熱できる。
【0037】
図5は、本実施の形態の補助アンテナの変形例を示すための、加熱室10の底部分の平面図である。
【0038】
電子レンジ1では、放射アンテナ11の他に加熱室10内に設置するアンテナとして、補助アンテナ12、13(図2〜図4)のように結合軸9の全周を覆わないアンテナを設けてもよいし、補助アンテナ15(図5)のように結合軸9の全周を覆うアンテナを設けてもよい。補助アンテナ15を設けた場合、加熱室10に対して、矢印H、J、Kに示すように、マイクロ波が供給される。補助アンテナ12、13または補助アンテナ15の形状によって、加熱室10に対するマイクロ波の供給パターンを変更できる。つまり、補助アンテナ12、13または補助アンテナ15の形状を、加熱室10の形状に合わせたものとすることにより、確実に、加熱室10全体に、マイクロ波を供給できる。
【0039】
図6(A)に、本実施の形態の補助アンテナの他の変形例を示すための、加熱室10の底部分の平面図を示す。
【0040】
図6(A)を参照して、この変形例では、放射アンテナ11付近に、補助アンテナ16、17が備えられている。補助アンテナ16は、先端が分岐しており、これにより、加熱室10内に、より複雑なパターンで、マイクロ波を供給できる。補助アンテナ17は、ほぼ扇型に近い形状を有した板体であり、孔17A、17Bを形成されている。孔17A、17Bが形成されることにより、補助アンテナ17は、より複雑なパターンで、加熱室10内にマイクロ波を供給できる。
【0041】
さらに、図6(B)は、補助アンテナ16の変形例である補助アンテナ18の平面図を示す。補助アンテナ18は、放射アンテナ11に電気的に絶縁されながら接続されており、放射アンテナ11と共に結合軸9を軸として、放射アンテナ11と同方向に同速度で、回転可能に構成されている。また、補助アンテナ18は、補助アンテナ16と同様に、先端が二手に分岐している。なお、回転軸である結合軸9から、補助アンテナ18の分岐している二つの先端までの距離LA、LBは、異なっている。具体的には、LA>LBとなっている。このように、結合軸9から補助アンテナ18の分岐した部分の先端までの距離が不均一とされていることにより、より複雑なパターンで、加熱室10内に、マイクロ波を供給できる。
【0042】
また、図7は、補助アンテナのさらに他の変形例を示す図である。補助アンテナ13は、図3等に示されるように、放射アンテナ11および/または加熱室10の底面と平行な面を有するように備えられていてもよいし、図7に示すように、放射アンテナ11および/または加熱室10の底面と交わる面を有するように、備えられてもよい。
【0043】
図8〜図10は、本実施の形態の補助アンテナの別の変形例を説明するための図である。
【0044】
図8は、この変形例の、結合軸9付近の縦断面図である。結合軸9の上端には、放射アンテナ11が取付けられている。結合軸9には、軸受け20が取付けられている。また、軸受け20の左右側面には、2つのローラ21、22が備えられている。また、軸受け20の下部の外周には、可動軸受け23が備えられ、可動軸受け23の上には、補助アンテナ19が備えられている。補助アンテナ19付近の平面図を、図9に示す。なお、図9では、結合軸9および軸受け20は、横断面が示されている。
【0045】
結合軸9の回転力は、ローラ21、22を介して、補助アンテナ19に伝えられる。なお、この場合、ローラ21、22は、結合軸9の回転方向とは逆方向に回転する。これにより、補助アンテナ19は、結合軸9および放射アンテナ11と逆方向に回転することになる。
【0046】
また、再度図8を参照して、可動軸受け23の下部側方には、ローラ24が備えられている。ローラ24は、図示せぬ機構により、両矢印W方向に回転可能に構成されている。また、図10に、可動軸受け23の斜視図を示す。可動軸受け23は、下部であってローラ24と接する部分に、水平方向に延びる溝の形成された上下駆動軸23Aを備えている。上下駆動軸23Aに形成された溝は、ローラ24の側面に形成された凸部(図示略)が嵌め込まれるように構成されている。これにより、ローラ24が回転することにより、ローラ24の凸部が順次送られ、これに応じて、上下駆動軸23Aも上下方向に移動する。
【0047】
詳しくは、ローラ24が図8の時計方向に回転することにより、上下駆動軸23Aは下方向に移動し、ローラ24が図8の反時計方向に回転することにより、上下駆動軸23Aは上方向に移動する。上下駆動軸23Aの移動に従って、可動軸受け23自体も上下方向に移動する。また、可動軸受け23の移動に従って、補助アンテナ19も、上下方向に移動する。
【0048】
これにより、補助アンテナ19は、放射アンテナ11と異なる方向に回転しつつ、かつ、上下方向にも移動することができる。このように、補助アンテナ19を、放射アンテナ11と異なる態様で移動させることにより、この変形例では、加熱室10内に、より複雑なパターンで、マイクロ波を供給できる。
【0049】
さらに、補助アンテナ19を、放射アンテナ11と異なる態様で移動させる例としては、軸受け20と可動軸受け23との間を径の異なる複数のローラで接続すること等により、補助アンテナ19を放射アンテナ11の回転速度と異なる速度で回転させることが考えられる。
【0050】
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態の電子レンジについて、説明する。なお、以下の説明において、第1の実施の形態の電子レンジと同じ要素については、同じ符号を付し、詳細な説明を行なわない。
【0051】
図11は、本実施の形態の電子レンジ1の、結合軸9付近の縦断面図である。
加熱室10を形成される本体枠2の底部には、アンテナ用孔2Aが形成されている。本実施の形態の電子レンジ1では、加熱室10内であって、加熱室10の底面と放射アンテナ11との間に、室内導波管25が備えられている。図12は、室内導波管25の斜視図である。
【0052】
室内導波管25は、中央付近に孔を形成された方状の板体が、その両側部を下方に折り曲げられた形状を有している。そして、室内導波管25は、加熱室10の底面に取付けられる。
【0053】
結合軸9は、アンテナ用孔2Aおよび室内導波管25に形成された孔を通るように、導波管14から加熱室10内へと延在している。
【0054】
加熱室10の底面と室内導波管25との間、および、室内導波管25と放射アンテナ11との間では、矢印Nで示すように、放電が発生する。室内導波管25の端部からは、導波管14内を伝送されてきたマイクロ波が、加熱室10内に、矢印MC、MD方向に供給される。また、放射アンテナ11の端部から加熱室10内には、矢印MA、MB方向に、マイクロ波が供給される。
【0055】
加熱室10内に、放射アンテナ11に加え、さらに室内導波管25が加えられることにより、結合軸9から、放射アンテナ11よりもさらに離れた場所から、加熱室10内に、マイクロ波を供給できる。これにより、加熱室10内の放射アンテナ11付近、つまり、加熱室10の中央底部付近が、集中して加熱されることを回避でき、加熱室10内の食品を、まんべんなく加熱できる。以下に、室内導波管25が備えられたことの効果を、より具体的に説明する。
【0056】
加熱室10内の食品として、約170gのジャガイモを加熱した場合について、説明する。ジャガイモを、結合軸9の真上あたりに載置し、700Wの出力で、マグネトロン8により4分間加熱した場合の、ジャガイモの内部の温度分布を、表1に示す。なお、表1において、部分(1)〜(4)は、図13におけるジャガイモ70の縦断面図に併せて記載された各部分に対応している。つまり、(1)は、ジャガイモ70の左上部であり、(2)は、ジャガイモ70の上部中央であり、(3)は、ジャガイモ70の右上部であり、(4)は、ジャガイモ70の底部である。また、表1では、加熱室10内に備えるアンテナとして、放射アンテナ11のみを備えた場合(放射アンテナのみ)と、図11に示したように放射アンテナ11および室内導波管25とを備えた場合(放射アンテナ+室内導波管)について、加熱を行なった後のジャガイモ70内の温度分布を示している。
【0057】
【表1】
【0058】
放射アンテナ11のみの場合には、ジャガイモ70において、部分(2)が、他の部分よりも20℃以上も温度が低く、著しく加熱むらが生じている。一方、放射アンテナ11と室内導波管25とが備えられている場合には、部分(1)〜(4)が、ほぼ均等に加熱されている。
【0059】
放射アンテナ11に加えて加熱室10内に備えられるアンテナとしては、室内導波管25のように、加熱室10の底面と共に管を構成するものに限定されない。たとえば、図14(A)に示す金属板26や、図14(B)に示す金属板27のようなものであってもよい。つまり、中央部に結合軸9を通す孔を形成され、かつ、水平方向において、放射アンテナ11よりも結合軸9から遠い位置にまで延在しているものであればよい。
【0060】
なお、室内導波管25、金属板26、27では、結合軸9を介してマイクロ波を放出させるために、結合軸9から、水平方向に90mm以上離れた位置にまで延在していることが好ましい。
【0061】
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態の電子レンジについて、説明する。なお、以下の説明において、第1および第2の実施の形態の電子レンジと同じ要素については、同じ符号を付し、詳細な説明を行なわない。
【0062】
図15は、本実施の形態の電子レンジ1の縦断面図である。
本実施の形態の電子レンジ1では、加熱室10の前方にドア3が取付けられ、そして、加熱室10の後方にマグネトロン8が取付けられている。加熱室10は、本体枠2の内部に形成されている。本体枠2は、加熱室10の後面を構成する加熱室後面板2Bと、天面を構成する加熱室天板2Cと、底面を構成する加熱室底板2Dとを含む。加熱室10の内部であって、加熱室底板2Dの上方には、載置板7が備えられている。加熱室10では、載置板7上に、皿30に載せられた被加熱物28が、収容されている。
【0063】
加熱室底板2Dの下面には、導波管14が備えられている。導波管14により、マグネトロン8と加熱室10が接続されている。マグネトロン8のマグネトロンアンテナ8Aは、導波管14内に突出している。
【0064】
加熱室底板2Dには、アンテナ用孔2Aが形成されている。結合軸9は、導波管14内部から、アンテナ用孔2Aを介して、加熱室10内部に延在している。結合軸9の、上部外周には軸受け20が備えられ、上端には放射アンテナ11が取付けられている。
【0065】
導波管14の下面には、モータ29が取付けられている。モータ29は、結合軸9に接続され、モータ29が駆動することにより、矢印T方向に(加熱室底板2Dの平面と平行な面内で)回転する。結合軸9の回転に従って、放射アンテナ11も回転する。
【0066】
図16は、図15の、加熱室底板2Dに形成されたアンテナ用孔2A付近の拡大図である。
【0067】
本実施の形態の電子レンジ1では、結合軸9は、アンテナ用孔2Aの中央より前側に、位置している。つまり、アンテナ用孔2Aと結合軸9の間隔は、マグネトロン8に近い後方(図15および図16では右方)の方が、前方よりも、大きくなっている。このことを、図17を用いて、より詳細に説明する。図17は、結合軸9とアンテナ用孔2Aの位置関係を模式的に示す図であり、両者を上方から見た図に相当する。
【0068】
図17を参照して、加熱室底面2Dのアンテナ用孔2Aの端部と結合軸9の後ろ側の間隔LDは、前側の間隔LCよりも、大きくなっている。なお、図17中の矢印Pは、マグネトロン8が位置する方向を示している。
【0069】
加熱室底面2Dのアンテナ用孔2Aの端部を構成する部分と結合軸9の間では、放電の発生が予想される。また、この放電は、マグネトロン8に近いほど、発生しやすくなる。一方、アンテナ用孔2Aを大きくするほど、加熱室底面2Dの、ひいては、本体枠2の、機械的強度が低下する。
【0070】
そして、本実施の形態のように、加熱室底面2Dのアンテナ用孔2Aの端部と結合軸9の間隔を、マグネトロン8との位置関係に応じて変化させることにより、アンテナ用孔2Aを可能な限り小さいものとしつつ、効果的に、アンテナ用孔2A付近での放電を、発生しにくくしている。
【0071】
また、図16から理解されるように、アンテナ用孔2Aの、マグネトロン8に近い側には、加熱室底面2Dの一部を、上方にかつ後側に折り返すことにより、折返し部2Eが形成されている。これにより、加熱室底面2Dは、結合軸9との間で放電が発生しやすい部位において、結合軸9と、本体枠2を構成する板体の先端が対向しないように構成されている。したがって、より確実に、アンテナ用孔2A付近での放電を回避できる。
【0072】
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態の電子レンジについて、説明する。なお、以下の説明において、第1〜第3の実施の形態の電子レンジと同じ要素については、同じ符号を付し、詳細な説明を行なわない。
【0073】
図18は、本実施の形態の電子レンジ1の、載置板7より下の部分の横断面図である。
【0074】
本実施の形態の電子レンジ1では、第3の実施の形態の電子レンジ1と同様に、加熱室10の後方に、マグネトロン8が備えられている。また、加熱室10の後方には、マグネトロン8に高電圧の電力を供給するための高圧トランス62が備えられている。
【0075】
結合軸9の上端に、放射アンテナ11が取付けられている。本実施の形態の放射アンテナ11は、V字型の形状を有している。
【0076】
放射アンテナ11の近傍には、副アンテナ31が備えられている。図19に、副アンテナ31付近の縦断面図を示す。
【0077】
副アンテナ31は、加熱室底板2Dの構成する面に平行な板体であり、マイカ板32の上に取付けられている。マイカ板32は、回転軸33の上部に、ネジ33Aによって、取付けられている。回転軸33は、加熱室底板2Dを貫通している。回転軸33の外周には、軸受け34が備えられている。
【0078】
加熱室底板2Dの下面には、モータ取付け台36が取付けられている。モータ取付け台36は、筐体であり、その内部には、回転軸33の下部が収容されている。モータ取付け台36の下面には、モータ35が取付けられている。モータ35は、回転軸33に接続されており、モータ35が駆動することにより、回転軸33が両矢印S方向に回転する。回転軸33の回転に従って、マイカ板32および副アンテナ31が回転する。
【0079】
回転軸33には、回転板38が取付けられている。具体的には、回転板38は、シャフトボス40に取付けられ、シャフトボス40は、ピン39によって、回転軸33に取付けられている。回転板38は、回転軸33の回転に従って、回転する。なお、モータ取付け台36の底部には、回転軸33をほぼ中心としたドーナツ型の板体であるスペーサ37が取付けられている。そして、スペーサ37上には、第1マイクロスイッチ41および第2マイクロスイッチ42が備えられている。回転板38は、第1マイクロスイッチ41と第2マイクロスイッチ42の間で、回転移動する。つまり、回転軸33の回転する範囲は、回転板38が回転移動する範囲に制限される。これは、後述するように、回転板38が第1マイクロスイッチ41または第2マイクロスイッチ42に当接し、いずれかのスイッチを切り換えることにより、モータ35の駆動が停止されるよう構成されているからである。
【0080】
図20は、本実施の形態の、結合軸9付近の、縦断面図である。
導波管14の下面には、モータ載置台43が取付けられている。モータ載置台43は、筐体であり、内部に、カム44およびマイクロスイッチ45を収容している。
【0081】
モータ載置台43の下面には、モータ29が取付けられている。モータ29が駆動することにより、モータシャフト46が矢印Q方向に回転し、これに応じて、モータシャフト46に取付けられた結合軸9、および、結合軸9に取付けられた放射アンテナ11が回転する。なお、結合軸9および放射アンテナ11は、マグネトロン8による加熱動作が実行されている期間中、継続的に回転させることもできるし、所定の回転位置で停止させることもできる。以下に、図21を参照しつつ、これらのアンテナを所定の回転位置で停止させる機構について説明する。図21は、モータ載置台43の内部を上方から見た状態を模式的に示す図である。
【0082】
マイクロスイッチ45は、カム44の外周部により押圧されるスイッチボタンを有している。図21に示す状態では、該スイッチボタンは、カム44の外周部に押圧され、マイクロスイッチ45の本体内に埋め込まれている状態にある。カム44は、外周上に、マイクロスイッチ45のスイッチボタンが嵌め込まれる程度の大きさの凹部44Aが形成されている。これにより、カム44の回転位置が、凹部44Aがスイッチボタンに対向する位置となると、スイッチボタンの押圧が解除され、マイクロスイッチ45が所定の回路(後述する図22の回路)を開状態とする。
【0083】
また、カム44は、ほぼ中央部に、孔44Bを備えている。なお、孔44B、および、モータシャフト46の断面は、円周の一部が該円の弦で構成された形状、すなわち、D字形状を有している。そして、モータシャフト46は、孔44Bに嵌め込まれている。これにより、モータシャフト46が回転すると、それに応じて、カム44が回転する。なお、モータシャフト46の回転は、アンテナシャフト36を介して、結合軸9および放射アンテナ11に伝えられる。
【0084】
したがって、マイクロスイッチ45は、結合軸9および放射アンテナ11が所定の回転位置に位置する毎に、所定の回路を開くように構成されていることになる。そして、マイクロスイッチ45が前記所定の回路を開いた時点から所定時間が経過したときにモータ29への通電を停止させることにより、電子レンジ1では、結合軸9および放射アンテナ11の回転を所定の回転位置で停止させることができるのである。
【0085】
なお、同様の機構により、副アンテナ31も、特定の回転位置で、停止させることができる。
【0086】
本実施の形態の電子レンジ1では、加熱室10に収容される食品の態様に応じて、放射アンテナ11および副アンテナ31の動作態様を変化させることができる。図22は、本実施の形態の電子レンジ1の、電気的構成を示す図である。
【0087】
電子レンジ1は、当該電子レンジ1全体の動作を制御する制御部47と、マグネトロン8を含む高周波発振回路66と、ドア3が開状態にある場合に、マグネトロン8によるマイクロ波の発振を阻止するドアスイッチ61と、マグネトロン8を冷却するためのファンを駆動するブロアモータ50を含む。また、電子レンジ1は、外部の交流電源48から、電力を供給される。なお、電子レンジ1は、交流電源48から過電流の供給を回避するためのヒューズ49を備えている。また、電子レンジ1には、第1リレー51〜第6リレー56が備えられている。
【0088】
操作パネル6(図1参照)には、加熱室10に収容する食品の温度情報を入力するためのキーが備えられている。具体的には、常温の食品と、冷凍食品とを、加熱室10内に収容させたことを電子レンジ1側に入力するための2種類食品加熱キーが備えられている。
【0089】
まず、操作パネル6上の、加熱を開始させるキーが操作されると、第4リレー54、第5リレー55および第6リレー56が閉じられ、ブロアモータ50および高周波発振回路66に電力が供給される。マグネトロン8による加熱が終了すると、第6リレー56が開かれて高周波発振回路66への電力の供給が停止された後、所定時間後に第4リレー54および第5リレー55が開かれ、ブロアモータ50への電力の供給が停止される。
【0090】
また、通常、マグネトロン8による加熱動作が実行されている期間中は、放射アンテナ11を回転させるため、第3リレー53が閉じられ、モータ29にも電力が供給される。
【0091】
上述した2種類食品加熱キーが操作されると、当該キーに対応する2種類食品加熱スイッチのON−OFF状態が変化する。当該2種類食品加熱スイッチのON−OFF状態に対応した、第1リレー51、第2リレー52、第1マイクロスイッチ41、および、第2マイクロスイッチ42の作用、ならびに、副アンテナ31の停止位置は、表2のようにまとめることができる。
【0092】
【表2】
【0093】
なお、以下に、表2の内容を詳説する。
操作パネル6において、2種類食品加熱キーが操作されず、2種類食品加熱スイッチがOFFされた状態では、第1リレー51が回路を閉じ(ON状態となり)、第2リレー52が回路を開く(OFF状態となる)。これにより、回転板33が第1マイクロスイッチ41に当接した時は、モータ35が継続して駆動するが、回転板33が第2マイクロスイッチ42に当接するとモータ35の駆動が停止する。これにより、副アンテナ31は、加熱室10において、図18に示す位置で、停止することになる。
【0094】
一方、操作パネル6において、2種類食品加熱キーが操作され、2種類食品加熱スイッチがONされると、第1リレー51が回路を開き(OFF状態となり)、第2リレー52が回路を閉じる(ON状態となる)。これにより、回転板33が第2マイクロスイッチ42に当接した時は、モータ35が継続して駆動するが、回転板33が第1マイクロスイッチ41に当接するとモータ35の駆動が停止する。これにより、副アンテナ31は、加熱室10において、図23に示す位置で、停止することになる。
【0095】
図23に示す状態では、加熱室10において、副アンテナ31上に載置された食品を、重点的に加熱できる。したがって、ユーザは、2種類食品加熱キーを操作し、副アンテナ31側に比較的温度の低い食品(たとえば冷凍食品)を、放射アンテナ11側に比較的温度の高い食品(たとえば常温の食品)を載置することにより、両食品を、同程度の温度まで加熱させることができる。
【0096】
放射アンテナ11は、2種類食品加熱キーが操作された場合でも、マグネトロン8による加熱動作の期間中、継続して回転させることもできる。ただし、加熱室10内に収容された複数の食品間の温度差が大きい場合には、マグネトロン8による加熱動作の期間中でも、図18等に示した位置で放射アンテナ11を停止させることができる。加熱室10内に収容された複数の食品間の温度差は、ユーザによって入力されてもよいし、赤外線センサ等を用いて、電子レンジ1側で検出してもよい。
【0097】
本実施の形態の電子レンジ1には、図24に示すように、複数の副アンテナを備えることもできる。図24に示す例では、副アンテナ31に加えて、放射アンテナ11の左側に、副アンテナ63が備えられている。副アンテナ63は、マイカ板64上に取付けられ、マイカ板64は、回転軸65に取付けられている。これにより、加熱室10内で、温度の異なる食品が加熱される際、副アンテナ63上に、温度の低い方の食品を置くこともできる。つまり、温度の低い方の食品を、温度の高いほうの食品の(電子レンジ1の前方から見て)左側に置くこともできる。
【0098】
図24に示すような構成であれば、加熱室10内に異なる温度の食品が載置される場合、赤外線センサ等を用い、加熱室10内の温度分布を検出することにより、当該温度分布に応じて、副アンテナ31、63の停止位置を決定できる。
【0099】
また、図18に示す電子レンジ1の変形例として、図25に示すように、副アンテナ31を、放射アンテナ11と同軸として、構成することもできる。図25では、副アンテナ31は、放射アンテナ11と同様に、結合軸9に取付けられ、結合軸9を回転中心として、回転移動が可能となっている。
【0100】
図18に示す電子レンジ1では、副アンテナ31は、マイカ板32上に取付けられることから、結合軸9および放射アンテナ11から電気的に絶縁されていた。そして、図25に示す場合でも、副アンテナ31は、マイカ板32上に取付けられることから、結合軸9および放射アンテナ11から電気的に絶縁されている。
【0101】
今回開示された各実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0102】
また、以上説明された各実施の形態において開示された技術は、電子レンジに対して、単独で適用されても良いし、複合されて適用されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である電子レンジの正面図である。
【図2】図1の電子レンジの、載置板を省略された、正面図である。
【図3】図1の電子レンジの、加熱室の底部分の、結合軸付近の縦断面図である。
【図4】図1の電子レンジの、加熱室の底部分の、結合軸付近の縦平面図である。
【図5】第1の実施の形態の補助アンテナの変形例を示すための、電子レンジの加熱室の底部分の平面図である。
【図6】(A)は、第1の実施の形態の補助アンテナの他の変形例を示すための、電子レンジの加熱室の底部分の平面図であり、(B)は、(A)の補助アンテナの変形例である補助アンテナの平面図である。
【図7】第1の実施の形態の補助アンテナのさらに他の変形例を示す図である。
【図8】第1の実施の形態の別の変形例を説明するための、電子レンジの結合軸付近の縦断面図である。
【図9】図8の補助アンテナ付近の平面図である。
【図10】図8の可動軸受けの斜視図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態の電子レンジの、結合軸付近の縦断面図である。
【図12】図11の室内導波管の斜視図である。
【図13】第2の実施の形態の電子レンジに室内導波管が備えられた効果を説明するために加熱されたジャガイモの縦断面を模式的に示す図である。
【図14】図12の室内導波管の変形例である金属板を示す図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態の電子レンジの縦断面図である。
【図16】図15の、加熱室底板に形成されたアンテナ用孔付近の拡大図である。
【図17】図15の結合軸とアンテナ用孔の位置関係を模式的に示す図である。
【図18】本発明の第4の実施の形態の電子レンジの、載置板より下の部分の横断面図である。
【図19】図18の電子レンジの、副アンテナ付近の縦断面図である。
【図20】図18の電子レンジの、結合軸付近の縦断面図である。
【図21】図18の電子レンジにおいて、モータ載置台の内部を上方から見た状態を模式的に示す図である。
【図22】図18の電子レンジの電気的構成を示す図である。
【図23】図18の電子レンジにおいて、副アンテナの停止位置のみが変更された状態を示す図である。
【図24】図18の電子レンジにおいて、さらに副アンテナを備えた変形例を示す図である。
【図25】図18の電子レンジにおいて、放射アンテナと副アンテナを同軸として構成させた変形例を示す図である。
【符号の説明】
1 電子レンジ、2 本体枠、2A アンテナ用孔、2D 加熱室底板、3 ドア、6 操作パネル、7 載置板、8 マグネトロン、9 結合軸、10 加熱室、11 放射アンテナ、12、13、15〜19 補助アンテナ、26、27 金属板、31、63 副アンテナ、32、64 マイカ板、47 制御部、66 高周波加熱回路。
Claims (8)
- 食品を収容する加熱室と、
マイクロ波を発振するマグネトロンと、
前記マグネトロンの発振したマイクロ波を供給される導波管と、
前記導波管内のマイクロ波を前記加熱室内に導く結合軸と、
前記結合軸に取付けられ、主面を有する板体からなり、前記結合軸からの前記マイクロ波を前記加熱室内に供給する放射アンテナと補助アンテナとを備え、
前記補助アンテナは、前記加熱室および前記放射アンテナに対して電気的に絶縁され、前記加熱室の壁面と前記放射アンテナの主面との間に配置されてマイクロ波の供給パターンを変更することを特徴とする電子レンジ。 - 前記補助アンテナは、前記加熱室の底面または前記放射アンテナと平行な面を有することを特徴とする請求項1に記載の電子レンジ。
- 前記補助アンテナは、前記加熱室の底面または前記放射アンテナと交わる面を有することを特徴とする請求項1に記載の電子レンジ。
- 前記補助アンテナは、複数備えられていることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか1つに記載の電子レンジ。
- 前記放射アンテナは、前記結合軸を軸として回転可能に構成され、また前記補助アンテナは、前記結合軸の周囲を回転可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか1つに記載の電子レンジ。
- 前記放射アンテナと前記補助アンテナの回転速度は異なることを特徴とする請求項5に記載の電子レンジ。
- 前記放射アンテナと前記補助アンテナの回転方向は異なることを特徴とする請求項5に記載の電子レンジ。
- 前記補助アンテナは、上下方向に移動可能な可動軸受けと、前記可動軸受けに接し、回転することにより前記可動軸受けを上下動させるローラとを備えたことを特徴とする請求項5に記載の電子レンジ。
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