JP2007048492A - 高周波加熱装置 - Google Patents

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哲男 窪田
Mitsuru Honma
満 本間
Noriyuki Daito
紀之 大都
Sachi Tanaka
佐知 田中
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Abstract

【課題】 加熱室内の左右前後にバランスよく高周波エネルギーを放射して加熱室内の被加熱物を均一に加熱する。
【解決手段】 加熱室1の底部に備えられた誘電体からなる被加熱物載置板2と、この被加熱物載置板2の下側で加熱室1の中央部に設けられた高周波供給室3と、この高周波供給室3の底面に設けられた結合穴6と、この結合穴6から高周波エネルギーを加熱室1内に放射するように導波管5を介して接続されたマグネトロン4と、前記結合穴6を貫通した内導体8と、この内導体8と高周波供給室3側で連結された回転アンテナ7と、前記内導体8と導波管5側で連結された誘電体軸10と、この誘電体軸10を駆動する駆動部9とからなる高周波加熱装置において、前記結合穴6は内導体8を基準にして高周波エネルギーの給電側と反対方向の開口面積を広くし、前記内導体8は高周波供給室3の底面中央部に設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、加熱室の底部より高周波エネルギーを放射して加熱室内の被加熱物を加熱する高周波加熱装置に関するものである。
従来のこの種の高周波加熱装置は、図7、図8に示すような構造のものが知られている。図7は従来の高周波加熱装置の構成を示す要部側面断面図、図8は従来の高周波加熱装置の結合穴を中心とした平面図である。
図において、加熱室1の底部に固着された誘電体からなる被加熱物載置板2と、この被加熱物載置板2の下側で加熱室1の中央部に設けられた高周波供給室3と、高周波エネルギーを発生するマグネトロン4と、マグネトロン4を取り付ける導波管5と、マグネトロン4から発生した高周波エネルギーを高周波供給室3に放射するため高周波供給室3の底面中央部に設けられた結合穴6と、この結合穴6の中心に貫通させた内導体8と、この内導体8と高周波供給室3側で連結された回転アンテナ7と、内導体8と導波管5側で連結された誘電体軸10と、この誘電体軸10を駆動する駆動部9とからなり、結合穴6の開口形状は円形開口形状で高周波供給室3の底面中央に設けられている。
このような構成の高周波加熱装置における高周波エネルギーを使用した加熱を説明する。マグネトロン4で発生した高周波エネルギーは、導波管5を伝播し、高周波供給室3の底面中央部の結合穴6を貫通した内導体8から、駆動部9によって回転している回転アンテナ7によって各方向に散乱されながら、加熱室1に供給され、被加熱物を加熱する(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−286229号公報
しかしながら、上記の従来技術において、結合穴6から加熱室1内に放射される高周波エネルギーの分布は、マグネトロン4が装着され高周波エネルギーを供給している高周波エネルギーの給電側、すなわち上記の従来例では加熱室1の右側が強く、逆にマグネトロン4が加熱室1正面から見て左側に装着されている場合は、加熱室1の左側に放射される高周波エネルギーが強くなる傾向が強く、一様な高周波エネルギーの分布が得られにくいという問題があった。
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、加熱室の底部に備えられた誘電体からなる被加熱物載置板と、この被加熱物載置板の下側で加熱室の中央部に設けられた高周波供給室と、この高周波供給室の底面に設けられた結合穴と、この結合穴から高周波エネルギーを加熱室内に放射するように導波管を介して接続されたマグネトロンと、前記結合穴を貫通した内導体と、この内導体と高周波供給室側で連結された回転アンテナと、前記内導体と導波管側で連結された誘電体軸と、この誘電体軸を駆動する駆動部とからなる高周波加熱装置において、前記結合穴は内導体を基準にして高周波エネルギーの給電側と反対方向の開口面積を広くし、前記内導体は高周波供給室の底面中央部に設けたものである。
本発明の高周波加熱装置は、上記のように構成したことにより、高周波エネルギーの給電側とは反対方向の結合穴から高周波エネルギーが多く放射されるようになり、加熱室内の高周波エネルギーの左右前後の分布がほぼ均一となるため、加熱むらの少ない高周波加熱装置を提供することができる。
以下、本発明の一実施例を図1〜図6を参照して説明する。図1は本発明の一実施例を示す高周波加熱装置の要部側面断面図、図2は同じく高周波加熱装置の結合穴を中心とした要部平面図(回転アンテナは省略)、図3は同じく高周波加熱装置の結合穴近傍の拡大図、図4は同じく高周波加熱装置の結合穴近傍の拡大図、図5は同じく加熱室内の観察面における高周波エネルギー分布の解析結果を示す図、図6は従来の高周波加熱装置の加熱室内の観察面における高周波エネルギー分布の解析結果を示す図である。
図1において、被加熱物載置板2は誘電体からなり加熱室1の底部に固定するか、または取外せるように備えられている。3は高周波供給室で、被加熱物載置板2の下側の加熱室1の中央部に設けられている。マグネトロン4は、高周波エネルギーを発生する。
導波管5は、マグネトロン4が取り付けられ、高周波エネルギーを後記する結合穴6を介して高周波供給室3に導くためのものである。
結合穴6は、高周波供給室3の底面中央部に設けられ、マグネトロン4から発生した高周波エネルギーを高周波供給室3に放射する。回転アンテナ7は、高周波供給室3内で回転し、高周波エネルギーを加熱室1内に拡散させる。
内導体8は、高周波供給室3の底面中央部に設けられており、結合穴6を貫通していて、導波管5から高周波供給室3内に位置している。そして、結合穴6と内導体8と導波管5とで同軸導波管変換器を構成し、導波管5内を伝送してきたTE10伝送モードをTEM伝送モードに変換し、回転アンテナ7に高周波エネルギーを供給している。
駆動部9は、導波管5の下部に据え付けられている。誘電体軸10は、一方が駆動部9に連結され、他方が導波管5側に位置した内導体8に連結されており、回転アンテナ7は高周波供給室3側に位置した内導体8に連結され駆動部9により回転自在としている。
図3は結合穴6近傍の拡大図である。結合穴6の開口形状は長円開口となっており、内導体8は高周波供給室3の底面中央部で結合穴6を貫通して設けられている。そして、結合穴6は内導体8を基準にして高周波エネルギーの給電側と反対方向(加熱室1の右側)の開口面積を広くしている。
すなわち、具体的寸法の一例を示すと、結合穴6の長円開口半径Rは15mm、内導体8の半径rは7.5mm、長円開口のLは5mmとし、高周波エネルギーの給電側と反対方向に結合穴6を5mm延長して高周波エネルギーの給電側と反対方向の結合穴6の開口面積を広くしている。
なお、本実施例では結合穴6の形状は長円開口とし、高周波エネルギーの給電側と反対方向結合穴6の開口面積を広くしているが、これは図4(a)に示すように楕円形でも図4(b)に示すような長方形状でも良く、結合穴6の形状は本実施例の限りではない。
次に、以上の構成による作用を説明する。
マグネトロン4から発生した高周波エネルギーは、導波管5を伝播し、高周波供給室3の底面中央部に設けられた結合穴6を貫通した内導体8から、駆動部9によって回転している回転アンテナ7によって各方向に散乱されながら、高誘電体で構成された被加熱物載置板2を通して加熱室1に供給され、被加熱物を加熱する。
図5は、上記構成において加熱室1に何も入れない状態で、回転アンテナ7により加熱室1内に高周波エネルギーを供給した時の、加熱室1内の観察面における高周波エネルギーの分布をコンピュータで解析した結果を示すもので、図1のA−A´から見たx−z面で解析した結果である。これによると、x−z面の高周波エネルギーは、ほぼ左右前後対称に分布している。
これに対し、図7、図8に示す従来例の構成において同様に図7のA−A‘から見たx−z面での高周波エネルギーの分布の解析結果を示す図6によれば、高周波エネルギーは、高周波エネルギーの給電側(図の右側)が強く、左右非対称に分布している。
なお図5、図6においては、明るい部分ほど高周波エネルギーの放射が強い部分を示している。
このように、結合穴6は内導体8を基準にして高周波エネルギーの給電側と反対方向の開口面積を広くしたことにより、高周波エネルギーの給電側とは反対方向の結合穴6から高周波エネルギーが多く放射されるようになり、加熱室1内の高周波エネルギーの左右前後の分布がほぼ均一となるため、加熱むらの少ない高周波加熱装置を提供することができる。
本発明の一実施例を示す高周波加熱装置の構成を示す要部側面断面図である。 同じく、高周波加熱装置の結合穴を中心とした要部平面図(回転アンテナは省略)である。 同じく、高周波加熱装置の結合穴近傍の拡大図である。 同じく、高周波加熱装置の結合穴近傍の拡大図である。 同じく、加熱室内の観察面における高周波エネルギー分布の解析結果を示す図である。 従来の高周波加熱装置の加熱室内の観察面における高周波エネルギー分布の解析結果を示す図である。 従来の高周波加熱装置の構成を示す要部側面断面図である。 従来の高周波加熱装置の結合穴を中心とした要部平面図(回転アンテナは省略)である。
符号の説明
1 加熱室
2 被加熱物載置板
3 高周波供給室
4 マグネトロン
5 導波管
6 結合穴
7 回転アンテナ
8 内導体
10 誘電体軸

Claims (1)

  1. 加熱室の底部に備えられた誘電体からなる被加熱物載置板と、この被加熱物載置板の下側で前記加熱室の中央部に設けられた高周波供給室と、この高周波供給室の底面に設けられた結合穴と、この結合穴から高周波エネルギーを前記加熱室内に放射するように導波管を介して接続されたマグネトロンと、前記結合穴を貫通した内導体と、この内導体と高周波供給室側で連結された回転アンテナと、前記内導体と前記導波管側で連結された誘電体軸と、この誘電体軸を駆動する駆動部とからなる高周波加熱装置において、前記結合穴は内導体を基準にして高周波エネルギーの給電側と反対方向の開口面積を広くし、前記内導体は高周波供給室の底面中央部に設けたことを特徴とする高周波加熱装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011202868A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Toshiba Corp 加熱調理器

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