JP5040426B2 - マイクロ波加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被加熱物を誘電加熱するマイクロ波加熱装置に関するものである。
代表的なマイクロ波加熱装置である電子レンジは、代表的な被加熱物である食品を直接的に加熱できるので、なべや釜を準備する必要がない簡便さでもって生活上の不可欠な機器になっている。これまで、電子レンジは、マイクロ波が伝搬する加熱室のうち食品を収納する空間の大きさが、幅方向寸法および奥行き方向寸法がおおよそ300〜400mm前後、高さ方向寸法がおおよそ200mm前後のものが、一般に普及している。
近年においては、食材を収納する空間の底面をフラットにし、さらに幅寸法を400mm以上として奥行き寸法よりも比較的大きくし、食器を複数個並べて加熱できるように利便性を高めた横幅が広い加熱室形状を持った製品が実用化されている。
ところで、電子レンジが使用するマイクロ波の波長は約120mmであり、加熱室内には強弱の電界分布(以下、電波分布と称す)が生じ、さらには被加熱物の形状やその物理特性の影響が相乗されて加熱むらが発生することが知られている。特に、上述した幅方向寸法が大きい加熱室にあっては、複数の食器に載置された食品を同時に加熱するために加熱の均一性を従来以上に高める必要がある。
従来、この種のマイクロ波加熱装置は、一つの放射アンテナを備えそのアンテナを回転駆動させるものであったが、加熱室の中央部を局所的に加熱することが困難であった。そこで、加熱の均一性を高める方策として、複数の放射アンテナを備えるもの、あるいは複数の高周波攪拌手段を備えるものが提案されている(特許文献1参照)。
しかし、庫内が広くても常に大量の食品を加熱するとは限らず、たとえばマグカップ一杯の牛乳をあたためるときは、庫内全体を均一に加熱せずとも牛乳にのみ集中させるほうが効率的と考えられる。
また、複数の食品を同時に加熱する場合でも、たとえば冷凍食品と室温の食品とを同時に加熱する場合のように、食品の温度に差があれば、低温の食品のみを集中的に加熱したい場合がある。さらに幕の内弁当のようなものであれば、一つの入れ物に加熱したくない食品(漬物、サラダ、デザートなど)が含まれており、加熱すべき食品(ごはん、おかずなど)のみを集中的に加熱したいという場合がある。
このような場合は、全体均一加熱ではなく局所集中加熱できる機能が必要となる。このために複数の放射アンテナを切り替えるとともに停止位置を制御するなどして集中加熱するものが提案されている(特許文献2参照)。
特開2004−259646号公報 特許第3617224号公報
特許文献1、2を参考にすれば、まず、横幅が広い加熱室であれば左右に複数の放射アンテナを構成すれば加熱室内全体の均一加熱を実現できそうである。また、局所への集中加熱については、例えば放射アンテナを停止させることでユニポールアンテナの先端方向にある程度なら集中させることができる。しかしながら、どの程度集中させられるかが問題であり、通常は加熱室内全体の均一加熱を実現しつつ、目的に応じて局所集中加熱をも実現するということは、現実的な構成としては難しいものであった。特に電波の入りにくい冷凍品を常温品と同じように均一加熱する点に難点があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、通常は加熱室内全体の均一加熱を実現しつつ、局所集中加熱をも実現して、電波の入りにくい冷凍品でも常温品と同じように効率よく均一加熱できるマイクロ波加熱装置を提供することを目的とする。
本発明のマイクロ波加熱装置は、マイクロ波発生手段と、前記マイクロ波発生手段からマイクロ波を伝送する導波管と、前記マイクロ波で加熱する被加熱物を収納する加熱室と、前記導波管から前記加熱室に前記マイクロ波を放射するための複数の回転アンテナと、前記回転アンテナを回転駆動する駆動手段と、前記加熱室内の温度分布を検出する温度分布検出手段と、前記マイクロ波発生手段および前記駆動手段を制御する制御手段を有し、前記制御手段は、前記温度分布検出手段の検出温度より冷凍品を含むか含まないかを判定する冷凍判定部を有し、前記複数の回転アンテナのうち少なくとも一つの回転アンテナの放射指向性の強い部位を特定箇所に所定時間停止させて加熱し、前記冷凍判定部の判定結果により冷凍品を含む場合には冷凍品を含まない場合よりも前記回転アンテナの停止時間を長くするように切り替え、加熱開始から終了まで制御する構成としたものである。
この構成により、冷凍判定部が温度分布検出手段の検出した検出温度により冷凍品を含むか含まないかを判定しその判定結果で駆動手段の制御を切り替えるので、冷凍品を含む場合と含まない場合とで、複数の回転アンテナの制御が切り替わり、それぞれに適した制御、例えば冷凍品であれば常温品よりも停止時間を長くすることで、自在に食品の温度分布を制御でき、冷凍品、常温品とも効率よく均一に加熱することができる。
本発明によれば、通常は加熱室内全体の均一加熱を実現しつつ、目的に応じた効率の良い局所集中加熱をも実現するマイクロ波加熱装置を提供することができる。
第1の発明は、マイクロ波発生手段と、前記マイクロ波発生手段からマイクロ波を伝送する導波管と、前記マイクロ波で加熱する被加熱物を収納する加熱室と、前記導波管から前記加熱室に前記マイクロ波を放射するための複数の回転アンテナと、前記回転アンテナを回転駆動する駆動手段と、前記加熱室内の温度分布を検出する温度分布検出手段と、前記マイクロ波発生手段および前記駆動手段を制御する制御手段を有し、前記制御手段は、前記温度分布検出手段の検出温度より冷凍品を含むか含まないかを判定する冷凍判定部を有し、前記複数の回転アンテナのうち少なくとも一つの回転アンテナの放射指向性の強い部位を特定箇所に所定時間停止させて加熱し、前記冷凍判定部の判定結果により冷凍品を含む場合には冷凍品を含まない場合よりも前記回転アンテナの停止時間を長くするように切り替え、加熱開始から終了まで制御する構成としたものであり、冷凍判定部が温度分布検出手段の検出した検出温度により冷凍品を含むか含まないかを判定しその判定結果で駆動手段の制御を切り替え、回転アンテナの停止時間を冷凍食品を含む場合には冷凍食品を含まない場合よりも停止時間を長くするように切り替え、加熱開始から終了まで制御し、それぞれに適した制御を行うことができるので、自在に食品の温度分布を制御でき、冷凍品、常温品とも効率よく均一に加熱することができる。
第2の本発明は、前記冷凍判定部は、前記マイクロ波発生手段による加熱開始初期の前記温度分布検出手段が検出した温度のうち最低温度が所定温度より低ければ冷凍品を含むと判定する構成としたものであり、まだ加熱がされていない初期段階での温度分布検出手段の検出温度で冷凍判定するので、適切に冷凍品を含むか含まないかの判定ができ、冷凍品を含む場合と含まない場合とで、複数の回転アンテナの制御を切り替えることができる。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1から図3は本発明に係る代表的なマイクロ波加熱装置である電子レンジ31の構成図で、図1は正面から見た断面図、図2は図1のA−A’断面図、図3は図1のB−B’断面図である。
図1に示すように、電子レンジ31は、代表的なマイクロ波発生手段であるマグネトロン32から放射されたマイクロ波を伝送する導波管33と、導波管33の上部に接続され幅方向寸法(約410mm)が奥行き方向寸法(約315mm)より大きい形状の加熱室34と、代表的な被加熱物である食品(図示せず)を載置するため加熱室34内に固定され、セラミックやガラスなどの低損失誘電材料からなるためにマイクロ波が容易に透過できる性質の載置台35と、加熱室34内の載置台35より下方に形成されるアンテナ空間37と、導波管33内のマイクロ波を加熱室34内に放射するため、導波管33からアンテナ空間37にわたり、加熱室34の幅方向に対して対称位置に取り付けられた二つの回転アンテナ38、39と、回転アンテナ38、39を回転駆動できる代表的な駆動手段としてのモータ40、41と、モータ40、41を制御して回転アンテナ38、39の向きを制御する制御手段411と、各回転アンテナ38、39の回転の原点を検出する原点検出機構を構成するフォトインタラプタ36と、加熱室34内の温度分布を検出する温度分布検出手段である赤外線センサ10とを有する。
また、電子レンジ31は、図2に示すようにドア64を備えている。そして、設定手段63がドア64の下部に配置されている。設定手段63は、使用者が、食品や調理内容に応じて様々な調理メニューを選択できるものである。この選択結果に基づき、制御手段411はマグネトロン32やモータ40、41を制御することができる。
回転アンテナ38、39は、放射指向性を有する構成である。本実施の形態1の電子レンジ31は、回転アンテナ38、39のうちの少なくとも一方の放射指向性の強い部位を所定の向きに制御して特定の食品を集中加熱する構成としている。具体的にどのように制御しているかについては後述する。
また、回転アンテナ38、39は、導波管33と加熱室底面42との境界面に設けられた直径約30mmで略円形の結合孔43、44を貫通する直径約18mmで略円筒状の導電性材料から成る結合部45、46と、結合部45、46の上端にかしめや溶接などで電気的に接続されて一体化され、概ね垂直方向よりも水平方向に広い面積を有する導電性材料から成る放射部47、48とを備える。
また、回転アンテナ38,39は、結合部43、44の中心が回転駆動の中心となるようにモータ40、41のシャフト49、50に嵌合された構成としている。放射部47、48は回転の方向に対して形状が一定ではないために放射指向性がある構成としている。
回転アンテナ38、39の回転の中心は加熱室34内の中心から略等距離に配置する。この構成により、アンテナが一つの構成では通常は加熱しにくい加熱室内の中央付近を、回転アンテナ38、39の放射指向性の強い部分を中央付近に向けることにより加熱可能とするものである。
導波管33は、図3のように上から見てT字型を成し、左右対称な形状であるため、マグネトロン32から結合部45、46までの距離が等しく、かつ結合部45、46は加熱室34の幅方向に対しても対称位置に取り付けられているので、マグネトロン32から放射されるマイクロ波は導波管33、回転アンテナ38、39を介して加熱室34内にほぼ均等に分配される。
放射部47、48は同一の形状で、放射部上面51、52が略四辺形にRを有する形状
で、そのうち対向する2辺には加熱室底面42側に曲げられた放射部曲げ部53、54を有し、その2辺の外側へのマイクロ波の放射を制限する構成である。加熱室底面42と放射部上面51、52までの距離は約10mm程度とし、放射部曲げ部53、54は、それよりも約5mm程度低い位置に引き下げられている。
そして,残る2辺は結合部45、46から端部までの水平方向の長さが異なり、結合部の中心からの長さが75mm程度の端部55、56、結合部の中心からの長さが55mm程度の端部57、58を構成している。また端部の幅方向の寸法はいずれも80mm以上としている。この構成において回転アンテナ38、39は、結合部45、46から端部57、58の方向への放射指向性を強くすることができる。
この構成において、加熱室34内の中央付近を集中加熱する場合、制御手段411は、図4に示すように、回転アンテナ38、39の端部57、58を、加熱室34の幅方向の略中央かつ奥行き方向の略中央という所定の向きに向けるように制御する。回転アンテナ38、39の端部57、58が加熱室34の幅方向の略中央かつ奥行き方向の略中央を向くとき、端部57、58の方向への放射指向性が強いので、特に端部57、58の方向からマイクロ波が放射されその方向に位置する食品を集中的に加熱することができる。
食品は一般に周囲や端部から加熱されやすいもので食品の中央というのは最も加熱されにくい。そして食品は一般に加熱室34の中央に置かれることが多いものであるから、加熱室34の中央を集中加熱することで食品を均一に加熱できる。後述する中央加熱モードについては、この図4に示すアンテナの向きで停止することを基本とし、ただこの停止だけでは中央が加熱されすぎることもあり、安全性の問題もあるので、回転との組み合わせで例えば10秒停止すれば10秒回転するなどの方法で回転アンテナ38、39を制御する。
また、加熱室34内の左側付近を加熱する場合、制御手段411は、図5に示すように、回転アンテナ38、39の端部57、58を、左向き(加熱室34をドア64側から見て左側)に向けるように制御する。
回転アンテナ38、39の端部57、58が、両方とも、加熱室34をドア64側から見て左側を向くとき、各アンテナは端部57、58の方向への放射指向性が強いので、特に端部57、58の方向からマイクロ波が放射されその方向に位置する食品を集中的に加熱することができる。
同様に、加熱室34内の右側付近を加熱する場合、制御手段411は、図6に示すように、回転アンテナ38、39の端部57、58を、右向き(加熱室34をドア64側から見て右側)に向けるように制御する。
回転アンテナ38、39の端部57、58が両方とも、加熱室34をドア64側から見て右側を向くとき、各アンテナは端部57、58の方向への放射指向性が強いので、特に端部57、58の方向からマイクロ波が放射されその方向に位置する食品を集中的に加熱することができる。
また、加熱室34内の前方中央付近を加熱する場合、制御手段411は、図7に示すように、回転アンテナ38、39の端部57、58を、加熱室34の幅方向の略中央かつ奥行き方向の前方(加熱室34内の中央前方付近)に向けるように制御する。
図7に示すように、回転アンテナ38、39の端部57、58が、加熱室34内の中央前方付近を向くとき、各アンテナは端部57、58の方向への放射指向性が強いので、特
に端部57、58の方向からマイクロ波が放射されその方向に位置する食品を集中的に加熱することができる。
また、加熱室34内の後方中央付近を加熱する場合、制御手段411は、図8に示すように、回転アンテナ38、39の端部57、58を、加熱室34の幅方向の略中央かつ奥行き方向の後方(加熱室34内の中央後方付近)に向けるように制御する。
図8に示すように、回転アンテナ38、39の端部57、58が、加熱室34内の中央後方付近を向くとき、各アンテナは端部57、58の方向への放射指向性が強いので、特に端部57、58の方向からマイクロ波が放射されその方向に位置する食品を集中的に加熱することができる。
以上のように、本実施の形態1の電子レンジ31は、局所的に加熱したい場所に応じて回転アンテナの向きを制御するものであり、回転アンテナ38、39を所定の向きに向けるためには、モータ40、41としてステッピングモータを用いるとか、あるいは一定回転のモータであっても基準位置を検出して通電時間を制御するなどの手段が考えられる。
本実施の形態1の電子レンジ31では、モータ40、41としてステッピングモータを用いており、各モータのシャフト40、41にそれぞれ原点検出機構を設けている。図9は図1のD−D’断面図であり、この原点検出機構は、図9に示すように、シャフトを中心軸とする円板36aと、フォトインタラプタ36とにより構成される。円板36aには、矩形状のスリット36bが設けられている。
円板36aは、回転アンテナ38、39を回転させるモータのシャフト49、50の軸にそれぞれ共通に取り付けられていて、発光素子と受光素子とを備えたフォトインタラプタ36の光路を遮るように回転するものである。
この構成により、スリット36bがフォトインタラプタ36の光路を通過するときは、前記光路を遮るものが無いので、スリットの通過時点を検出することができる。従って、スリット36bの位置を回転アンテナ38、39の原点と設定しておくことで、各モータに取り付けられたフォトインタラプタ36により回転アンテナの原点を検出することができるものである。
また、制御手段411は、原点検出機構で検出できる原点を基準として、回転アンテナ38、39の指向性の強い部分を局所加熱箇所に集中させるときの回転アンテナ38、39の角度(停止位置)を予め記憶しているアンテナ角度記憶部を有している。回転アンテナ38、39の動作を制御して局所加熱を実行する際には、アンテナ角度記憶部の情報が参照される。
なお、ここまで、回転アンテナが二つの場合について説明してきたが、回転アンテナの数はこれに限られず二個以上の複数個でも良く、例えば、図10に示すように、三つの回転アンテナを有する構成としても良い。図10に示す状態では、各回転アンテナの端部が、加熱室内の中央付近を向いており、その中央付近に位置する食品を集中的に加熱することができる。
次に、図11を参照して、本実施の形態1の電子レンジ31が備える温度検出手段について説明する。この温度検出手段は、基板19上に一列に並んで設けられた複数の赤外線検出素子13と、基板19全体を収納するケース18と、ケース18を赤外線検出素子13が並んでいる方向と垂直に交わる方向に移動させるステッピングモータ11と、を備えるものである。
基板19上には、赤外線検出素子13を封入する金属製のカン15と、赤外線検出素子の動作を処理する電子回路20とが設けられている。また、カン15には赤外線が通過するレンズ14が設けられている。また、ケース18には、赤外線を通過させる赤外線通過孔16と、電子回路20からのリード線を通過させる孔17とが設けられている。
この構成により、ステッピングモータ11が回転運動することで、ケース18を、赤外線検出素子13が一列に並んでいる方向とは垂直方向に移動させることができる。
図12は、図1中のC−C’断面における赤外線温度検出スポットを説明する図である。図に示すように、本実施の形態1の電子レンジ31は、温度検出手段のステッピングモータ11が往復回転動作することにより、加熱室34内のほぼ全ての領域の温度分布を検出することができるものである。
具体的には、例えば、まず図12中のA1〜A4の領域の温度分布を、温度検出手段が有する一列に並んだ温度検出素子13(例えば、赤外線センサ)が同時に検出する。次に、ステッピングモータ11が回転動作しケース18が移動するとき、温度検出素子13がB1〜B4の領域の温度分布を検出する。さらに、ステッピングモータ11が回転動作してケース18が移動するとき、温度検出素子13がC1〜C4の領域の温度分布を検出し、同様に、D1〜D4の領域の温度分布が検出される。
また、上述の動作に続けて、ステッピングモータ11が逆回転することで、D1〜D4の領域側から、C1〜C4、B1〜B4、A1〜A4の順に、温度分布を検出する。温度分布検出手段は、以上の動作を繰り返すことで、加熱室34内の全体の温度分布を検出することができる。
次に、図13を参照して、制御手段411の概略構成を説明する。制御手段411は、加熱室34内に載置された被加熱物が食品であるか否かを判定する食品判定部101と、加熱処理の終了を判定する加熱終了判定部102と、回転アンテナ38、39の動作を制御するアンテナ制御部103とを有する構成である。
食品判定部101は、加熱開始初期の温度分布を記憶する初期温度分布記憶部104を有する。食品判定部101は、検出した温度分布と初期温度分布記憶部104で記憶している初期温度分布との差を算出し、その差に基づき食品かどうかを判定するものである。これは温度を検出した領域が、被加熱物を載せる載置台であるのか又は加熱対象である食品であるのかを判定するのであるが、載置台はマイクロ波を透過してほとんど温度上昇しないが、食品はマイクロ波を吸収して温度上昇しやすい、その特性の違いにより判別するものである。
加熱終了判定部102は、例えば、被加熱物の温度分布のうち最高温度が予め設定された設定温度を超えるときに加熱処理を終了すると判定する判定条件や、食品と判定した箇所の平均温度が設定温度を越えるときに加熱処理を終了する判定条件や、また、被加熱物の最高温度が所定温度に到達するのに要する時間を測定し、その要した時間の一定の割合(例えば50%)を追加加熱時間として加熱処理し、その後追加加熱時間が終了したときに加熱処理を終了したり、またはそれらの組合わせの構成等により、加熱処理の終了を判定するものである。
アンテナ制御部103は、中央加熱モード制御部105と、加熱局所制御モード制御部106と、いずれのモード制御部を採用してアンテナを制御するかを判定するモード判定部107と、モード判定部の判定によりモードを切替える切替部108と、加熱室34内
に冷凍品があるかどうかを判定する冷凍判定部109を有する構成である。
中央加熱モード制御部105は、二つの回転アンテナ38、39を図4に示す向きで所定時間の停止と回転を繰り返すように制御する。そしてその停止時間について、常温食品用の停止時間と冷凍用の停止時間が別々に設定されていて、それぞれ常温停止時間記憶部110、冷凍停止時間記憶部111に記憶されている。そして冷凍判定部109により加熱室34内に冷凍品が含まれていると判定した場合には冷凍停止時間記憶部111に記憶されている冷凍用の停止時間が、冷凍品が含まれていないと判定した場合には常温停止時間記憶部110に記憶されている常温用の停止時間が選ばれる。
冷凍品は一般にマイクロ波の吸収率が低く常温品は吸収率が高い。二つの回転アンテナの放射指向性の強い部位を中央に向けても食品の中央の温度上昇については、常温の食品より少ない。したがって、冷凍用の停止時間は常温用の停止時間より長く設定していて、吸収率が低い分を長く停止することで補っている。そして冷凍でも常温でも最も加熱されにくい中央にアンテナの放射志向性の強い部位を向けて停止する時間を設けることで、全体を均一に加熱できるようにモータ40、41を制御する。
加熱局所制御モード制御部106は、二つの回転アンテナ38、39を所定角度での停止と回転を繰り返して、放射指向性の強い部位の位置を固定する時間を設けてマイクロ波を局所に集中させて加熱制御を行う。図4〜図8で示したような向きで二つの回転アンテナ38、39を停止させると、特定の部分を局所加熱できるものであり、その回転アンテナの角度はアンテナ角度記憶部109に予め記憶されている。
この停止時間についても前記した中央加熱モード制御部105と同様に、常温食品用の停止時間と冷凍用の停止時間が別々に設定されていて、それぞれ常温停止時間記憶部112、冷凍停止時間記憶部113に記憶されている。そして冷凍判定部109により加熱室34内に冷凍品が含まれていると判定した場合には冷凍停止時間記憶部113に記憶されている冷凍用の停止時間が、冷凍品が含まれていないと判定した場合には常温停止時間記憶部112に記憶されている常温用の停止時間が選ばれる。
また加熱局所制御モード制御部106は、低温部抽出部114を備えていて、低温部抽出部114は食品判定部101で食品と判定した箇所のうち、温度分布検出手段10による検出温度が低温の部分を抽出する。そして加熱局所制御モード制御部106は、その低温部分の場所を局所加熱するための二つのアンテナ38、39の角度をアンテナ角度記憶部115より抽出し、その角度で所定時間停止と回転を繰り返すように二つのモータ40、41を制御するものである。
モード判定部107は、中央加熱モード制御部105と加熱局所制御モード制御部106のいずれで二つの回転アンテナ38、39の回転を制御するのかを判定するものである。加熱開始当初は食品全体は同じような温度であるから、局所を加熱する必要はなく、食品全体を均一に加熱するために中央加熱モード制御部105を選択するように切替部108を制御する。中央加熱モード制御部105で加熱室34内の中央を集中加熱しながら均一加熱していると、やがて食品の中で高温部分と低温部分の温度差が生じ始めることが多いので、モード判定部107が切替部108を作動させて局所過熱モード制御部106に切替え、低温部を局所加熱するようにして温度上昇させ、温度差を低減するように制御するものである。
上記切替え制御は次のように行っている。すなわち、モード判定部107はタイマー116を備えていて、加熱開始から所定時間経過すると、中央加熱モード制御部105から加熱局所制御モード制御部106に切り替える。或は、温度分布検出手段10からの入力
で検出した温度の最高温度が所定温度を超えるまでは中央加熱モード制御部105で制御し、所定温度を超えると加熱局所制御モード制御部106に切り替えたり、初期温度からの温度変化の最大値が所定温度変化を超えるまでは中央加熱モード制御部105で制御し、所定温度を超えると加熱局所制御モード制御部106に切り替えたりする。また、食品判定部101で食品と判定した箇所の温度の最高と最低の差が所定以上なければ中央加熱モード制御部105で制御し、所定以上になると加熱局所制御モード制御部106に切り替える。この場合には、温度差が所定以上になり加熱局所制御モード制御部106で低温部を局所加熱すると、温度差が小さくなり再び所定以下になれば中央加熱モード制御部105に戻して制御する。これらの切り替え制御は上記のいずれかひとつ或はそれらを組み合わせて行うものである。
冷凍判定部109は、温度分布検出手段10の検出温度より加熱室34内に冷凍品が含まれているか含まれていないかを判定するものであり、加熱開始初期のまだ温度上昇していないときに検出された温度の中の最低温度が予め設定した所定温度(例えば0℃)より低ければ冷凍品を含む、所定温度より高ければ冷凍品を含まないと判定するものである。この判定結果により中央加熱モード制御部105や加熱局所制御モード制御部106におけるアンテナ停止時間を常温用にするか冷凍用にするかの切り替えるものである。
次に、本実施の形態1の電子レンジ31の動作について図14のフローチャートを参照して説明する。加熱を開始すると、まず温度分布検出手段10により初期の温度分布、即ち各温度検出箇所の初期温度T0を検出する(S201)。次にその初期温度T0の中の最低温度T0minが予め定めた所定温度Tcより低いかどうかを判定する(S202)。そして所定温度Tcより低ければ(S202−Yes)、冷凍品を含むと判定し(S203)、低くなければ(S202−No)、冷凍品を含まないと判定する(S204)。
次に温度分布検出手段10により温度分布、即ち各温度検出箇所の温度Tを検出する(S205)。そして食品ポイント判定を行う(S206)。食品ポイント判定は食品判定部101により判定するもので、S205で検出した温度TとS201で検出した初期温度T0との差を算出し、更に経過時間tで除算することで、単位時間当たりの温度上昇率を算出する。この算出値が予め設定した温度上昇率ΔTaより大きければ、その温度検出箇所は食品であると判定する。
次にS206で食品と判定した箇所の温度Tfの中から最高温度Tfmaxと最低温度Tfminを抽出し、その温度差(Tfmax−Tfmin)を算出して、それが予め定めた所定の温度差Tbより大きいかどうかを判定する(S207)。そして温度差が所定値より大きければ(S207−Yes)、加熱局所制御モード制御部106により二つのアンテナ38、39を制御し局所加熱を行う(S208)。温度差が所定値より大きくなければ(S207−No)、中央加熱モード制御部105により二つのアンテナ38、39を制御して中央加熱を行う(S209)。
そして加熱終了判定部102により加熱終了するかどうかを判定し(S210)、まだ加熱終了しないのであれば(S210−No)、S205に戻って温度分布検出からの処理を繰り返し、加熱終了するのであれば(S210−Yes)、マグネトロン32を停止して加熱を終了する。
次に図14の局所加熱モード制御S208について、図15のフローチャートを用いて説明する。前記した説明で食品ポイントと判定した温度検出箇所のうち最も低い温度の箇所を抽出する(S301)。
その最低温度箇所が図12中のB2、B3、C2、C3のいずれかの領域であるか否か
を判定する(S302)。最低温度箇所がB2、B3、C2、C3のいずれかの領域であった場合は(S302−Yes)、アンテナ制御部101は、回転アンテナ38、39が加熱室34内の中央を加熱する向き、すなわち図4に示した停止位置をアンテナ角度記憶部108から選び、そこに回転アンテナ38、39を所定時間停止と回転を繰り返すように動作制御を実行する(S308)。
最低温度箇所がB2、B3、C2、C3のいずれの領域でもなかった場合は(S302−No)、続けて、食品箇所のうち最低温度箇所がB1、C1のいずれかであるか否かを判定する(S303)。
最低温度箇所がB1、C1のいずれかの領域であった場合は(S303−Yes)、アンテナ制御部101は、回転アンテナ38、39が加熱室34内の左方向を加熱する向き、すなわち図5に示した停止位置をアンテナ角度記憶部108から選び、そこに回転アンテナ38、39を所定時間停止と回転を繰り返すように動作制御を実行する(S309)。
最低温度箇所がB1、C1のいずれの領域でもなかった場合は(S303−No)、続けて、食品箇所のうち最低温度箇所がB4、C4のいずれかであるか否かを判定する(S304)。
最低温度箇所がB4、C4のいずれかの領域であった場合は(S304−Yes)、アンテナ制御部101は、回転アンテナ38、39が加熱室34内の右方向を加熱する向き、すなわち図6に示した停止位置をアンテナ角度記憶部108から選び、そこに回転アンテナ38、39を所定時間停止と回転を繰り返すように動作制御を実行する(S310)。
最低温度箇所がB4、C4のいずれの領域でもなかった場合は(S304−No)、続けて、食品箇所のうち最低温度箇所がA2、A3のいずれかであるか否かを判定する(S305)。
最低温度箇所がA2、A3のいずれかの領域であった場合は(S305−Yes)、アンテナ制御部101は、回転アンテナ38、39が加熱室34内の前方向を加熱する向き、すなわち図7に示した停止位置をアンテナ角度記憶部108から選び、そこに回転アンテナ38、39を所定時間停止と回転を繰り返すように動作制御を実行する(S311)。
最低温度箇所がA2、A3のいずれの領域でもなかった場合は(S305−No)、続けて、食品箇所のうち最低温度箇所がD2、D3のいずれかであるか否かを判定する(S306)。
最低温度箇所がD2、D3のいずれかの領域であった場合は(S306−Yes)、アンテナ制御部101は、回転アンテナ38、39が加熱室34内の後方向を加熱する向き、すなわち図8に示した停止位置をアンテナ角度記憶部108から選び、そこに回転アンテナ38、39を所定時間停止と回転を繰り返すように動作制御を実行する(S312)。
最低温度箇所がD2、D3のいずれの領域でもなかった場合は(S306−No)、続けて、アンテナ制御部101は、加熱室34内にマイクロ波を分散するよう回転アンテナ38、39を一定回転させる(S307)。
アンテナ制御部101は、S307、S308〜S312のいずれかステップを実行する。この加熱局所制御モード制御処理は、図14に示すように食品の温度差があれば加熱終了するまで繰り返し行うことになるので、常に低温部分を加熱するように制御が働き、温度差を低減して全体が均一な温度分布となる。
次に中央加熱モードと加熱局所制御モードで共通のアンテナを所定角度で所定時間停止と回転を繰り返す動作について図16のフローチャートを用いて説明する。
まず冷凍品を含むかどうかにより処理を切り替える(S401)。ここでの冷凍品を含むかどうかは図14のS202〜S204で判定した内容を引き継いでいる。そして冷凍品を含んでいるのであれば(S401−Yes)、アンテナの停止時間として冷凍用の停止時間を設定する(S402)。また冷凍品を含んでいないのであれば(S401−No)、アンテナの停止時間として常温用の停止時間を設定する(S403)。そして、二つのアンテナを所定の角度で停止する(S404)。ここでの所定角度というのは中央加熱モード、加熱局所制御モード、それぞれで決まる角度である。また二つのアンテナを停止させるとともに停止時間のカウントを開始する。
次に設定した停止時間が経過したかどうかを判定する(S405)。まだ経過していなければ(S405−No)、経過するまで待つ。経過すれば(S405−Yes)、そこから二つのアンテナ1回転する(S406)。そして処理を終えると、再び図14や図15の処理に従ってアンテナの停止角度が決まり、この所定角度での所定時間停止と回転動作を繰り返すこととなる。
以上のように、本実施の形態1の電子レンジ31は、冷凍品を加熱するのか常温品を加熱するのかによって、二つのアンテナの停止時間を切り替えていて、冷凍品があれば停止させる時間を長くし、冷凍品がなければ停止させる時間を短くしているので、マイクロ波を吸収しにくい冷凍品でも局所を集中加熱でき、また常温品を局所集中加熱しすぎるということもなく、適切に加熱することができる。
そして、二つの回転アンテナにより加熱室34内の特定の箇所を集中的に加熱することができるものであり、中でも特に加熱室34内の中央を集中的に加熱できる角度で二つの回転アンテナを停止させることは、食品の加熱されにくい中央を加熱できる有効な方法であり、結果として食品を均一に加熱できることになる。ただしそれで中央が加熱されすぎたり、あるいは別の箇所が加熱されすぎて高温になることもあるので、その温度分布を温度分布検出手段10の検出温度に基づき、加熱局所制御モードで二つの回転アンテナを制御して低温部を集中的に加熱して温度上昇させ食品全体の温度を均一にすることができる。特に温度差のない加熱開始初期は中央加熱し、温度差がつけば局所過熱して温度差を低減するように作用させることで、食品を適切に加熱処理することができる。
なお、本発明は前記実施形態において示された事項に限定されず、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者がその変更・応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
例えば、図15において説明したアンテナ制御の動作については、食品の最低温度箇所を探索する順序はこれに限られず、結果として食品全体を探索するものであれば他の順序で実行しても良い。また、局所加熱時に回転アンテナは二つとも同じ向きに停止する例で説明したが、いずれか一方のみ停止させて他方は回転させ続ける等の組み合わせであっても良いものである。
以上のように、本発明は、加熱室内の温度分布を検出して、その温度検出結果に基づき、冷凍品を含むか含まないかを判定しその判定結果で加熱室に配置された回転アンテナの放射指向性の強い部位を中央に集中させるか、別の箇所に集中させるように制御するかを切り替えるので、冷凍品、常温品とも効率よく均一に加熱することができ、食品に代表される各種誘電体の加熱、解凍、陶芸加熱、乾燥、焼結、或いは生体化学反応等の用途にも適用することができるものである。
本発明の実施の形態1のマイクロ波加熱装置を正面から見た断面構成図 同マイクロ波加熱装置を側面から見た断面構成図(図1中のA−A’断面図) 同マイクロ波加熱装置を上から見た断面構成図(図1中のB−B’断面図) 加熱室内の中央付近を局所加熱するときの回転アンテナの向きを説明する図 加熱室内の左側を局所加熱するときの回転アンテナの向きを説明する図 加熱室内の右側を局所加熱するときの回転アンテナの向きを説明する図 加熱室内の前方を局所加熱するときの回転アンテナの向きを説明する図 加熱室内の後方を局所加熱するときの回転アンテナの向きを説明する図 回転アンテナの原点検出機構を説明する図(図1中のD−D’断面図) 三つの回転アンテナを有する構成のマイクロ波加熱装置の平面断面図 温度分布検出手段の概略断面構成図 図1中のC−C’断面における赤外線温度検出スポットを説明する図 制御手段411の概略構成図 制御手段411の動作を説明するフローチャート アンテナ制御部101の動作を説明するフローチャート アンテナ制御部101の停止と回転の動作を説明するフローチャート
10 赤外線センサ(温度分布検出手段)
31 電子レンジ(マイクロ波加熱装置 )
32 マグネトロン(マイクロ波発生手段 )
33 導波管
34 加熱室
38、39 回転アンテナ
40、41 モータ(駆動手段)
101 食品判定部
109 冷凍判定部
411 制御手段

Claims (2)

  1. マイクロ波発生手段と、
    前記マイクロ波発生手段からマイクロ波を伝送する導波管と、
    前記マイクロ波で加熱する被加熱物を収納する加熱室と、
    前記導波管から前記加熱室に前記マイクロ波を放射するための複数の回転アンテナと、
    前記回転アンテナを回転駆動する駆動手段と、
    前記加熱室内の温度分布を検出する温度分布検出手段と、
    前記マイクロ波発生手段および前記駆動手段を制御する制御手段を有し、
    前記制御手段は、前記温度分布検出手段の検出温度より冷凍品を含むか含まないかを判定する冷凍判定部を有し、前記複数の回転アンテナのうち少なくとも一つの回転アンテナの放射指向性の強い部位を特定箇所に所定時間停止させて加熱し、前記冷凍判定部の判定結果により冷凍品を含む場合には冷凍品を含まない場合よりも前記回転アンテナの停止時間を長くするように切り替え、加熱開始から終了まで制御する構成のマイクロ波加熱装置。
  2. 冷凍判定部は、マイクロ波発生手段による加熱開始初期の温度分布検出手段が検出した温度のうち最低温度が所定温度より低ければ冷凍品を含むと判定する請求項1記載のマイクロ波加熱装置。
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