JP4310414B2 - Idカード装着具およびその補助具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、IDカード、すなわち、名札や磁気記録のIDカードなどを衣服に装着するIDカード装着具およびその補助具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
IDカードなどを衣服に装着するIDカード装着具については従来より知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。従来のIDカード装着具の一例として、一般に市販されている、衣服に装着する、装着具付きのIDカードについて図14を用いて説明する。
図14において、10は名札や磁気記録のカードなどのIDカードであり、IDカードホルダー8に収納されている。9はIDカードホルダー8に明けられた穴であり、この穴9に通した紐7がばね式クリップ71に固定されていて、衣服の胸ポケット等の布を挟んで装着する。また、ばね式クリップ71の代わりに安全ピンで衣服に装着するタイプがあった。さらに、ばね式クリップ71と紐7の代わりに、長い紐を穴9に通して、首に掛けて装着するタイプもあった。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−320012号公報
【特許文献2】
実用新案登録第3085923号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ばね式クリップ71は固定力が弱く、安全ピンは着脱が容易でない上に、衣服がピンホールによって傷付くため、女性用高級衣服などへの利用は倦厭される。ばね式クリップ71は衣服への損傷は少ないが、衣服への固定力が弱いために容易にはずれ落ちてIDカードの紛失につながる。また、ばね式クリップ71は固定部位がポケットや衿に限定されるためIDカードの方向が一定しない。これらの欠点を克服するために首掛け式紐が汎用されているが、IDカードホルダーが固定されていないために、作業時手元に垂れ下がり邪魔になる。ボタンや胸ポケットなどの装着場所がない衣服にも、手元が邪魔になることなく、IDカードを装着する必要がある。
また、IDカードは他者に対して、自己の所属や名前、顔写真などを示すものである。しかし、約5×7〜8cmのカードに多くの情報を記載すると、情報表示の文字や写真の寸法は小さくなり、他者が認識するのに困難を生ずる。
本発明は、上記の従来の問題点を解決するためになされたものであり、いかなる衣服にも、衣服への損傷を最少にして、確実・簡単、かつ、好適にIDカードを装着することができ、しかも、表示スペースを見栄えよく追加することができるIDカード装着具およびその補助具を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために、本発明の請求項1に係るIDカード装着具は、上面部の一端につながって下方に位置する前面部と、上記上面部の他端につながって該前面部と平行に位置するへラ状部とからなり、上記前面部に、下に凸の閉じられた前面部弧状スリットを有し、上記へラ状部にボタンホールとこれにつながって下端に開放するヘラ状部スリットを有し、上記前面部弧状スリットに紐を挿通してIDカードを吊り下げるものである。
【0006】
本発明の請求項2に係るIDカード装着具は、請求項1記載のIDカード装着具において、上記前面部と平行に追加前面部を設け、この追加前面部に上記前面部弧状スリットと平行に弧状スリットを設け、上記両前面部の周縁部を接合するとともに、該両前面部の間に、上記両弧状スリットと挿通可能な穴を有するプレートを収納し、上記両弧状スリットと該プレート穴に紐を挿通してIDカードを吊り下げるものである。
【0007】
本発明の請求項3に係るIDカード装着具は、上面部の一端につながって下方に位置する前面部と、上記上面部の他端につながって該前面部と平行に位置するへラ状部と、該前面部と周縁部を接合した追加前面部と、上記両前面部の間に収納したプレートと、該上面部に固定した、該両前面部のほぼ周縁に位置するリングとからなり、上記へラ状部にボタンホールとこれにつながって下端に開放するへラ状部スリットを有し、上記リングに紐を掛けてIDカードを吊り下げるものである。
【0008】
本発明の請求項4に係るIDカード装着具の補助具は、紐の一端にクリップを取り付け、他端にボタンを取り付け、このボタンに、請求項1、請求項2または請求項3のIDカード装着具を掛けるものである。
【0009】
本発明の請求項5に係るIDカード装着具の補助具は、S字形部品と逆S字形部品とを重ねて配置するとともに、その交差部を摺動可能に保持したブロックAと、圧縮コイルばねに棒を通して、その一端同士を固着し、該棒の他端を管に入れ、該管の該入り口に該圧縮コイルばねの他端を固着したブロックBとからなり、該ブロックAの四端のうちの上記摺動軸に関して分かれる二組の二端の一組を、該圧縮コイルばねと該管との該固着部と、該管の該入り口からみた他端とに固着し、上記圧縮コイルばねを圧縮すると、上記ブロックAの他の二端が開き、この二端を衣服の布に当てて該圧縮を解除すると、この二端が該衣服の布に差し込まれて閉じ、該衣服に固定され、該ブロックBに、請求項1、請求項2または請求項3のIDカード装着具を掛けるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
以下に、本発明の実施の形態1によるIDカード装着具について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1によるIDカード装着具の正面図であり、図2はその右側面図、図3はその裏面図、図4はこのIDカード装着具にIDカードを取り付けた状態を示す正面図である。
図において、1は上面部、2は上面部1の一端につながって下方に位置する前面部であり、3は上面部1の他端につながって前面部2と平行に位置するへラ状部である。4は前面部2に設けた下に凸の閉じられた前面部弧状スリットであり、5はへラ状部3に設けた穴であるボタンホールであり、6はボタンホール5につながり下端に開放するへラ状部スリットである。7は紐であり、8はIDカードホルダーであり、9はIDカードホルダー8の端に明けた穴であり、10はIDカードホルダー8に収納されたIDカードである。紐7は、穴9と前面部弧状スリット4を通る輪状であり、IDカードホルダー8をIDカード装着具に吊り下げている。
【0011】
次に、上記のように構成されている本発明の実施の形態1によるIDカード装着具の作用を説明する。
このIDカード装着具を衣服に装着する方法は、ヘラ状部3のスリット6の開放部を通して衣服のボタンにボタンホール5を掛けて装着する。または、ヘラ状部3を衣服の胸ポケットに差し込んで装着する。
装着して体を横方向に傾けると、IDカード装着具は斜め向きや横向きになることがあるが、そのときには、紐7が前面部弧状スリット4に沿って移動し、その結果、IDカードは正立状態となり、IDカードの記載内容を読み易い。
【0012】
へラ状部スリット6の形状は、図3の例から分かるように、下端の開放部で幅が広く、上に行くにつれて狭くなり、途中から広くなってボタンホール5につながっている。このような形状では、装着し易く、また、体が動いたときにボタンホール5からボタンが外れにくいので、IDカード装着具が外れにくい。さらに、へラ状部3の形状は図2に示すように曲がった状態にしておくと、前面部2とへラ状部3とが胸ポケットをよく挟み、体が動いたときに、IDカード装着具が外れにくい。
【0013】
上面部1の形状は、本実施の形態1では長方形であるが、その短辺の長さは短くてもよく、極端には短辺の長さがゼロになった稜線状であってもよい。
このIDカード装着具の製造方法としては、IDカード装着具を平面に展開した形状に薄板を打ち抜いた部品を作り、これを折り曲げる方法とすると製造効率がよい。
【0014】
図4では、名札や磁気カードなどのIDカード10を収納したIDカードホルダー8をIDカード装着具に取り付けたが、IDカード10の差支えない場所に穴を明けて、IDカードホルダー8を用いないでIDカード10を取り付けることもできる。
【0015】
このように、本実施の形態1によるIDカード装着具は、衣服のボタンにボタンホール5を掛けたり、へラ状部3を胸ポケットに差し込んだりして装着するので、従来のばね式クリップのように外れ易くなく、また、安全ピンのように衣服を傷付けることもなく、さらに、首掛け紐タイプのように作業時に手元に垂れ下がって邪魔になることもなく、さらに、体を横方向に傾けてもIDカードが正立状態となり読み易い。
【0016】
(実施の形態2)
図5〜図7は、この発明の実施の形態2によるIDカード装着具を示す図であり、図5は正面図、図6は右側面図、図7は裏面図である。
本実施の形態2において、および本明細書全般に亘って、図面の同一符号は、同一または相当部分を示す。
図において、22は前面部2と平行に設けた追加前面部であり、24は追加前面部22に前面部弧状スリット4と平行位置に設けた追加前面部弧状スリットである。29は前面部2と追加前面部22の周縁部の接合部である。27は名前等を記載したプレートであり、このプレート27は上記両前面部2、22の間に収納されている。上記接合部29は、その全周に亘ってではなく、部分的に接合されていて、プレート27を出し入れできるようにしている。28はプレート27に、上記両弧状スリット4、24と挿通可能に明けられた穴であり、すなわち、プレート27が両前面部2、22の間で回転したときに、穴28が両弧状スリット4、24に沿って動く関係になっている。
【0017】
次に、上記のように構成されている本発明の実施の形態2によるIDカード装着具の作用を説明する。
プレート27に、図5に示す通り「木村」という名前を記載してあれば、透明な追加前面部22を通してこの名前を見ることができる。また、IDカード10をこのIDカード装着具に取り付ける方法は、図4に示した方法と類似であり、紐7はIDカードホルダー8の穴9と両弧状スリット4、24とプレート穴28を通る輪状で、IDカードホルダー8を吊り下げている。
このIDカード装着具を衣服に装着する方法は、実施の形態1と同様で、ボタンに掛けるか、胸ポケットにへラ状部3を差し込むかである。この装着状態で体を横方向に傾けるとIDカード装着具が斜め向きや横向きになることがあるが、そのときには、IDカードホルダー8の重力でプレート27が回転するとともに、紐7が両弧状スリット4、24に沿って動き、プレート27とIDカード10が共に正立状態になり読み易い。この場合、プレート27は円形であることがふさわしく、また、両弧状スリット4、24は円弧であることがふさわしい。
【0018】
プレート27は、名札の例を示したが、所属を示すロゴマークでも、キャンペーンマークでもよい。
両前面部2、22の間にプレート27を収納したが、プレート27の回転機能を割愛するならば、追加前面部22と接合部29を取り去ると実施の形態1となるが、その状態で前面部2にプレート27を貼り付けても名前等を表示できる。または、前面部2にロゴマーク等を印刷してもよい。
このように、本実施の形態2によるIDカード装着具は、実施の形態1の利点に加えて、IDカード10への表記の他に、正立状態で見易い表示スペースを見栄えよく追加する。
【0019】
(実施の形態3)
図8〜図10は、この発明の実施の形態3によるIDカード装着具を示す図であり、図8は正面図、図9は右側面図、図10は裏面図である。
図において、32は、上面部1の一端につながり下方に位置する前面部であり、33は、前面部32と平行に位置する追加前面部であり、29は、両前面部32、33の周縁部を接合する接合部であり、35は、両前面部32、33の間に収納されるプレートであり、出し入れが可能である。以上は、実施の形態2と類似であるが、両前面部32、33のいずれにも両弧状スリットはなく、プレート35には穴がない点が実施の形態2と異なる。36はリング、37はリング固定部であり、リング固定部37は上面部1に固定している。リング36は、両前面部32、33のほぼ周縁に位置し、リング固定部37に取り付けられている。
【0020】
次に、上記のように構成されている本発明の実施の形態3によるIDカード装着具の作用を説明する。
IDカード10をこのIDカード装着具に取り付ける方法は、図4に示した方法と類似であり、紐7はIDカードホルダー8の穴9に通り、リング36に掛けた輪状で、IDカードホルダー8を吊り下げている。
このIDカード装着具を衣服に装着する方法は、実施の形態1、2と同様で、ボタンに掛けるか、胸ポケットにへラ状部3を差し込むかである。この装着状態で体を横方向に傾けるとIDカード装着具が斜め向きや横向きになることがあるが、そのときには、紐7がIDカードホルダー8の重力でリング36に沿って移動し、IDカード10が正立状態になり読み易い。
【0021】
追加前面部33や接合部29をなくし、プレート35を前面部32に貼り付けたり、印刷したりしてもよいことは、実施の形態2と同様である。
また、リング36をリング固定部37に取り付ける構造を、リング36がリング固定部37を支点として回転可能にしてもよく、リング36が前方、さらに上方に回転し、プレート35の出し入れが容易となる。
このように、本実施の形態3によるIDカード装着具は、実施の形態1の利点に加えて、IDカード10への表記の他に、表示スペースを見栄えよく追加する。
【0022】
(実施の形態4)
図11、図12は、この発明の実施の形態4によるIDカード装着具の補助具を示す図であり、図11は正面図、図12は右側面図である。
図において、41は紐、42はばね式クリップ、43はボタンである。紐41の両端にばね式クリップ42とボタン43を取り付けている。
このIDカード装着具の補助具の使用方法を説明すると、ボタンも胸ポケットもない衣服の場合に、この繍助具を衿や前身ごろにばね式クリップ42を取り付け、次に、例えば、実施の形態1のIDカード装着具にIDカード10を収納したIDカードホルダー8を図4のように取り付け、ボタン43にIDカード装着具のボタンホール5を掛ける。
【0023】
紐41は鎖であってもよく、鎖の節が回転し、前後左右のどの方向にも曲がるものであり、ばね式クリップ42やボタン43への取り付け部も回転し、右前、左前いずれの服にも対応する。
このように、本実施の形態4によるIDカード装着具の補助具は、ボタンや胸ポケットのない衣服にも装着され、ばね式クリップ42をどのような向きに装着しても、紐41とIDカード装着具の作用によりIDカード10等が正立状態になって見易い。
【0024】
(実施の形態5)
図13は、この発明の実施の形態5によるIDカード装着具の補助具を示す構造図である。
図において、51はS字形部品、52は逆S字形部品、53は、S字形部品51と逆S字形部品52とを重ねて配置したときの交差部を摺動状態に保持する保持部であり、図13の例ではチューブ状の部材を用いている。50はこの組み立て物であるブロックAであり、S字形部品51と逆S字形部品52の四端のうち、保持部53の摺動軸に関して分かれる二組の二端を図13に示すように、C、DとE、Fとする。54は圧縮コイルばね、55は棒、56は管であり、圧縮コイルばね54に棒55を通してその一端同士を固着部G57で固着し、棒55の他端を管56に入れるとともに、この管56の入り口に位置する固着部H58で圧縮コイルばね54の他端と管56の入り口とを固着し、60はこの組み立て物であるブロックBである。ブロックA50の上記一組の二端E、Fのうちの一端を圧縮コイルばね54と棒55との固着部G57とほぼ同位置の固着部I59に
固着し、ブロックA50の上記一組の二端E、Fのうちの他端を管56の上記入り口からみた他端に位置する固着部J61に固着する。
【0025】
次に、上記のように構成されている本発明の実施の形態5によるIDカード装着具の補助具の作用を説明する。
ブロックB60の二端、すなわち、固着部I59と固着部J61とを指で押し、圧縮コイルばね54を圧縮すると、ブロックA50の二端C、Dが開き、衣服の布にこの二端C、Dを当て、次に指の力を緩めて圧縮コイルばね54の圧縮を解除すると、ブロックA50の二端C、Dが布に差し込まれて閉じ、衣服に固定される。IDカード装着具のへラ状部3をブロックA50とブロックB60の間に差し込むとIDカード装着具がブロックB60に掛かって装着される。ボタンや胸ポケットがなく、また、前合わせでない衣服、特にセーターやTシャツの任意の位置に好適に装着される。
このように、本実施の形態5によるIDカード装着具の補助具は、ボタンや胸ポケットのない、また、前合わせでない衣服にも装着される。
【0026】
従って、以上、本発明の実施の形態1〜5に述べたように、本発明のIDカード装着具およびその補助具によれば、いかなる衣服にも、衣服への損傷を最少にして、確実・簡単、かつ、好適にIDカードを装着することができ、しかも、表示スペースを見栄えよく追加することができる
【0027】
労働力削減により、各種職場における個人の責任強化の一環として、IDカードの重要性が高まっていることから、その装着を容易、確実にし、また、高齢社会では白内障や老眼など視力に何らかの障害を持つ人も多く、IDカード装着具の追加スペースに拡大表示して認識を容易にすることは、現代社会において大いに意義があるものである。
【0028】
【発明の効果】
以上のように、本発明の請求項1に係るIDカード装着具によれば、上面部の一端につながって下方に位置する前面部と、上記上面部の他端につながって該前面部と平行に位置するへラ状部とからなり、上記前面部に、下に凸の閉じられた前面部弧状スリットを有し、上記へラ状部にボタンホールとこれにつながって下端に開放するへラ状部スリットを有し、上記前面部弧状スリットに紐を挿通してIDカードを吊り下げたものであるので、従来のばね式クリップのように外れ易くなく、また、安全ピンのように衣服を傷付けることもなく、さらに、首掛け紐タイプのように作業時に手元に垂れ下がって邪魔になることもなく、さらに、体を横方向に傾けてもIDカードが正立状態となり読み易くできる効果がある。
【0029】
本発明の請求項2に係るIDカード装着具によれば、請求項1記載のIDカード装着具において、上記前面部と平行に追加前面部を設け、この追加前面部に上記前面部弧状スリットと平行に弧状スリットを設け、上記両前面部の周縁部を接合するとともに、該両前面部の間に、上記両弧状スリットと挿通可能な穴を有するプレートを収納し、上記両弧状スリットと該プレート穴に紐を挿通してIDカードを吊り下げたものであるので、従来のばね式クリップのように外れ易くなく、また、安全ピンのように衣服を傷付けることもなく、さらに、首掛け紐タイプのように作業時に手元に垂れ下がって邪魔になることもなく、さらに、体を横方向に傾けてもIDカードが正立状態となり読み易くできる上に、IDカードへの表記の他に、正立状態で見易い表示スペースを見栄えよく追加することができる効果がある。
【0030】
本発明の請求項3に係るIDカード装着具によれば、上面部の一端につながって下方に位置する前面部と、上記上面部の他端につながって該前面部と平行に位置するへラ状部と、該前面部と周縁部を接合した追加前面部と、上記両前面部の間に収納したプレートと、該上面部に固定した、該両前面部のほぼ周縁に位置するリングとからなり、上記へラ状部にボタンホールとこれにつながって下端に開放するへラ状部スリットを有し、上記リングに紐を掛けてIDカードを吊り下げたものであるので、従来のばね式クリップのように外れ易くなく、また、安全ピンのように衣服を傷付けることもなく、さらに、首掛け紐タイプのように作業時に手元に垂れ下がって邪魔になることもなく、さらに、体を横方向に傾けてもIDカードが正立状態となり読み易くできる上に、IDカードへの表記の他に、表示スペースを見栄えよく追加することができる効果がある。
【0031】
本発明の請求項4に係るIDカード装着具の櫛助具によれば、紐の一端にクリップを取り付け、他端にボタンを取り付け、このボタンに、請求項1、請求項2、または請求項3のIDカード装着具を掛けたものであるので、ボタンや胸ポケットのない衣服にも装着でき、ばね式クリップをどのような向きに装着しても、補助具の紐とIDカード装着具の作用によりIDカードが正立状態になって見易くすることができる効果がある。
【0032】
本発明の請求項5に係るIDカード装着具の補助具によれば、S字形部品と逆S字形部品とを重ねて配置するとともに、その交差部を摺動可能に保持したブロックAと、圧縮コイルばねに棒を通して、その一端同士を固着し、該棒の他端を管に入れ、該管の該入り口に該圧縮コイルばねの他端を固着したブロックBとからなり、該ブロックAの四端のうちの上記摺動軸に関して分かれる二組の二端の一組を、該圧縮コイルばねと該管との該固着部と、該管の該入り口からみた他端とに固着し、上記圧縮コイルばねを圧縮すると、上記ブロックAの他の二端が開き、この二端を衣服の布に当てて該圧縮を解除すると、この二端が該衣服の布に差し込まれて閉じ、該衣服に固定され、該ブロックBに、請求項1、請求項2または請求項3のIDカード装着具を掛けたものであるので、ボタンや胸ポケットのない、また、前合わせでない衣服、すなわち、特にセーターやTシャツにもIDカード装着具を装着できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるIDカード装着具の正面図である。
【図2】本発明の実施の形態1によるIDカード装着具の右側面図である。
【図3】本発明の実施の形態1によるIDカード装着具の裏面図である。
【図4】本発明の実施の形態1によるIDカード装着具にIDカードホルダーを取り付けた状態の正面図である。
【図5】本発明の実施の形態2によるIDカード装着具の正面図である。
【図6】本発明の実施の形態2によるIDカード装着具の右側面図である。
【図7】本発明の実施の形態2によるIDカード装着具の裏面図である。
【図8】本発明の実施の形態3によるIDカード装着具の正面図である。
【図9】本発明の実施の形態3によるIDカード装着具の右側面図である。
【図10】本発明の実施の形態3によるIDカード装着具の裏面図である。
【図11】本発明の実施の形態4によるIDカード装着具の補助具の正面図である。
【図12】本発明の実施の形態4によるIDカード装着具の補助具の右側面図である。
【図13】本発明の実施の形態5によるIDカード装着具の補助具の構造図である。
【図14】従来のIDカード装着具にIDカードホルダーを取り付けた状態の正面図である。
【符号の説明】
1 上面図
2 前面図
3 へラ状部
4 前面図弧状スリット
5 ボタンホール
6 へラ状部スリット
7 紐
8 IDカードホルダー
9 穴
10 IDカード
22 追加前面部
24 追加前面部弧状スリット
27 プレート
28 プレート穴
29 接合部
32 前面部
33 追加前面部
35 プレート
36 リング
37 リング固定部
41 紐
42 ばね式クリップ
43 ボタン
50 ブロックA
51 S字形部品
52 逆S字形部品
53 保持部
54 圧縮コイルばね
55 棒
56 管
57 固着部G
58 固着部H
59 固着部I
60 ブロックB
61 固着部J
71 ばね式クリップ
Claims (5)
- 上面部の一端につながって下方に位置する前面部と、
上記上面部の他端につながって該前面部と平行に位置するへラ状部とからなり、
上記前面部に、下に凸の閉じられた前面部弧状スリットを有し、
上記へラ状部にボタンホールとこれにつながって下端に開放するへラ状部スリットを有し、
上記前面部弧状スリットに紐を挿通してIDカードを吊り下げる、
ことを特徴とするIDカード装着具。 - 請求項1記載のIDカード装着具において、
上記前面部と平行に追加前面部を設け、
この追加前面部に上記前面部弧状スリットと平行に弧状スリットを設け、
上記両前面部の周縁部を接合するとともに、
該両前面部の間に、上記両弧状スリットと挿通可能な穴を有するプレートを収納し、
上記両弧状スリットと該プレート穴に紐を挿通してIDカードを吊り下げる、
ことを特徴とするIDカード装着具。 - 上面部の一端につながって下方に位置する前面部と、
上記上面部の他端につながって該前面部と平行に位置するへラ状部と、
該前面部と周縁部を接合した追加前面部と、
上記両前面部の間に収納したプレートと、
該上面部に固定した、該両前面部のほぼ周縁に位置するリングとからなり、
上記へラ状部にボタンホールとこれにつながって下端に開放するへラ状部スリットを有し、
上記リングに紐を掛けてIDカードを吊り下げる、
ことを特徴とするIDカード装着具。 - 紐の一端にクリップを取り付け、
他端にボタンを取り付け、
このボタンに、請求項1、請求項2または請求項3のIDカード装着具を掛ける、
ことを特徴とするIDカード装着具の補助具。 - S字形部品と逆S字形部品とを重ねて配置するとともに、その交差部を摺動可能に保持したブロックAと、
圧縮コイルばねに棒を通して、その一端同士を固着し、該棒の他端を管に入れ、この管の該入り口に上記圧縮コイルばねの他端を固着したブロックBとからなり、
該ブロックAの四端のうちの上記摺動軸に関して分かれる二組の二端の一組を、該圧縮コイルばねと該管との該固着部と、該管の該入り口からみた他端とに固着し、
上記圧縮コイルばねを圧縮すると、上記ブロックAの他の二端が開き、この二端を衣服の布に当てて該圧縮を解除すると、この二端が該衣服の布に差し込まれて閉じ、該衣服に固定され、
該ブロックBに、請求項1、請求項2または請求項3のIDカード装着具を掛ける、
ことを特徴とするIDカード装着具の補助具。
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JP2004313649A (ja) | 2004-11-11 |
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