JP4308539B2 - 流体圧シリンダ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は流体圧シリンダに関し、特に使用用途に応じて機能的効果を奏する機能要素部を備えた流体圧シリンダに関する。
【0002】
【従来の技術】
圧縮空気や圧油などの作動流体を供給して作動させるアクチュエータの一つに流体圧シリンダがある。この基本的な構成としては、作動流体が流入、排出されるシリンダ室を内部に形成されたシリンダチューブを本体として、ピストンがそのシリンダ室の内部を2つの空間に区画しつつ摺動移動自在に設けられており、シリンダチューブの端部から摺動自在に突出するピストンロッドがピストンの端面に固定されている。
【0003】
従来ではシリンダチューブの内部に、低摩擦での支持や内部ゴミの排出などのようにピストンまたはピストンロッドに対して機能性を向上させる機能要素部を備えるものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
機能要素部は、流体圧シリンダの使用用途に応じてその種類を選択し適用されるものである。従来ではそのような機能要素部を備える流体圧シリンダを製造する場合、使用用途別に機能要素部を含めて流体圧シリンダ全体を設計して組立てる必要があり、多品種生産にならざるを得ないために生産管理が煩雑になりやすいといった問題があった。
【0005】
また使用用途に応じて流体圧シリンダを交換する場合でも、機能要素部を含めた流体圧シリンダ全体を交換する必要があり、汎用性が低く資源効率の面でもムダの多い構成となっていた。
【0006】
本発明の目的は、多種の使用用途に対応できる汎用性の高い流体圧シリンダを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の流体圧シリンダは、流体圧により被駆動物を直線方向に駆動する流体圧シリンダであって、流体圧により直線方向に往復動するピストンを収容するシリンダチューブと、前記ピストンに取り付けられ、前記シリンダチューブの端面から外部に突出するピストンロッドと、前記シリンダチューブの端面に着脱自在に装着されるロッドカバーとを有し、前記シリンダチューブと前記ロッドカバーとが一体に組立てられた状態で、前記流体圧シリンダの4つの側面には、それぞれ全長に渡り軸方向に沿って真っ直ぐに伸びて開口する連通溝およびそれに連なる係合溝が形成され、前記連通溝および前記係合溝全体はほぼT字形状の断面形状となっていることを特徴とする。
【0008】
本発明の流体圧シリンダは、流体圧により被駆動物を直線方向に駆動する流体圧シリンダであって、流体圧により直線方向に往復動するピストンを収容するシリンダチューブと、前記ピストンに取り付けられ、前記シリンダチューブの端面から外部に突出するピストンロッドと、前記シリンダチューブの端面に着脱自在に装着されるロッドカバーとを有し、組立てられた状態の前記シリンダチューブおよび前記ロッドカバーに、これらの全長に渡って軸方向に真っ直ぐ伸びて側面に開口する第1の連通溝と、前記側面に平行な第1の係合面を有し前記連通溝よりも広い幅の第1の係合溝とを形成し、前記側面に連結されるアタッチメントに、第1の前記連通溝および前記係合溝に対応する断面形状の第2の連通溝および第2の係合面を有する係合溝を長手方向に真っ直ぐに伸びて全長に渡って形成し、前記第1の係合面に接触する第1の締結面が形成され前記第1の係合溝内に長手方向に挿入される第1の係合片、前記第2の係合面に接触する第2の締結面が形成され前記第2の係合溝内に長手方向に挿入される第2の係合片、および前記第1と第2の係合片を基端部で連結する連結部を備える連結具を、組立てられた前記シリンダチューブおよび前記ロッドカバーと前記アタッチメントに装着し、それぞれの前記締結面をそれぞれの前記係合面に互いに接近させる方向に押し付ける締結部材を前記連結具に設け、組立てられた前記シリンダチューブおよび前記ロッドカバーを前記アタッチメントにそれぞれの前記連通溝を対向させてそれぞれの側面で接触させた状態のもとで、前記連結具の前記締結面をそれぞれの前記係合面に互いに接近させるように押し付けることにより、組立てられた前記シリンダチューブおよび前記ロッドカバーに前記アタッチメントを連結することを特徴とする。
本発明の流体圧シリンダは、前記シリンダチューブ内のゴミを外部に排出する排出路が設けられたゴミ排出用ロッドカバーを前記ロッドカバーとしたことを特徴とする。
【0009】
本発明の流体圧シリンダは、前記ピストンロッドの外周面に接触する含油軸受が設けられた含油軸受用ロッドカバーを前記ロッドカバーとしたことを特徴とする。
【0010】
本発明の流体圧シリンダは、前記ピストンロッドの外周面に接触して前記ピストンロッドの軸方向移動を案内するボールを有するボールベアリングが設けられたリニアボールベアリングロッドカバーを前記ロッドカバーとしたことを特徴とする。
【0011】
本発明の流体圧シリンダは、前記ピストンに接触して前記ピストンのストローク端を規制するストッパと前記ストッパの位置を調整する位置調整部材とが設けられたストローク調整用ロッドカバーを前記ロッドカバーとしたことを特徴とする。
【0012】
本発明の流体圧シリンダは、シリンダチューブの端面にゴミ排出用ロッドカバーと、含油軸受用ロッドカバーと、リニアボールベアリングロッドカバーと、ストローク調整用ロッドカバーのいずれをも装着し得ることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0014】
図1は本発明の第1の実施の形態である流体圧シリンダの全体斜視図であって、図1(A)は組立前で分解した状態の全体斜視図であり、図1(B)は組立てた状態の全体斜視図である。図2は図1(B)の組立てた状態の流体圧シリンダのA−A線に沿う軸方向断面図である。流体圧シリンダ1aは圧縮空気を作動流体に用いた空気圧シリンダ1aであり、以下のどの実施の形態においても流体圧シリンダは空気圧シリンダとする。
【0015】
図1(A)において、組立前の分解状態にある本実施の形態の空気圧シリンダ1aはゴミ排出用ロッドカバー3と基本シリンダ2とをそれぞれ個別の組立部品として有している。基本シリンダ2は、軸方向の両方の端面4がほぼ正四角形であって全体が軸方向に長い直方体形状のシリンダチューブ5を有しており、その一方の端面(図中手前側の端面4)の中央からピストンロッド6を突出させて備えている。また同じ端面の四隅にねじ穴7が形成されている。なお、基本シリンダ2の端面4はほぼ正四角形となっているが長方形でもよく、またねじ孔7は端面の四隅ではなく対角線上の二隅だけに形成してもよい。
【0016】
ゴミ排出用ロッドカバー3は、端面8がシリンダチューブ5と同形状の直方体に形成されたロッドカバー9aを有しており、その内部には後述するような機能要素部を備えている。端面8の中央位置にはピストンロッド6が挿入可能なロッド通過孔が、また端面8の四隅または対角線上の二隅にはそれぞれボルト11が挿入可能なボルト通過孔12が、それぞれ軸方向にロッドカバー9aを貫通させて形成されている。
【0017】
ピストンロッド6をロッド通過孔10に挿入し、基本シリンダ2とロッドカバー9aを直列に接触させた状態で4本または2本のボルト11により締結することで、図1(B)に示すような一体の空気圧シリンダ1aが組立てられる。
【0018】
このように一体に組立てられた状態の空気圧シリンダ1aの4つの側面13には、それぞれ全長に渡り軸方向に沿って真っ直ぐに伸びて開口する連通溝14およびそれに連なる係合溝15が形成されており、シリンダチューブ5の1つの側面上において連通溝14に重なる2箇所の位置に圧縮空気を給排する給排ポート16,17が形成されており、ロッドカバー9aの1つの側面上で連通溝14に重なる1箇所に排気ポートであるゴミ排出口18が形成されている。
【0019】
図2に示すように、シリンダチューブ5の内部には軸方向にピストン収容孔19が形成されており、そのピストンロッド6突出側の開口部にはゴミ排出用ロッドカバー3が備えるパッキンケース20が嵌入され、またその逆側のシリンダチューブ5の端部にはヘッドカバー21が備えられ、ピストン収容孔19のこれらパッキンケース20とヘッドカバー21とで形成された間の空間がシリンダ室22を構成している。このシリンダ室22の内部にはピストン23が軸方向に往復動自在に装着されており、このピストン23がシリンダ室22内を後退用流体圧室22aと前進用流体圧室22bとに区画している。
【0020】
ロッドカバー9aの内部には含油銅合金を材質とするロッドブッシュ24が設けられており、ピストン23の端面に固定されているピストンロッド6がパッキンケース20とロッドブッシュ24を貫通して摺動自在にロッド通過孔10から突出している。
【0021】
ピストン23はほぼ円柱形状に形成されており、その前進側端部23aと後退側端部23cはそれらの間の摺動中間部23bよりも少し外径が小さくなっており、摺動中間部23bがピストン収容孔19に嵌合して摺接し、前進側端部23aと後退側端部23cはピストン収容孔19の内周側面と隙間を設けている。前進側端部23aと後退側端部23cのそれぞれの外周には摺動中間部23bの前後を挟むようにしてウェアリング23dが装着されている。これらウェアリング23dは、ピストン収容孔19に対して摺接していながら各給排ポート16,17と軸方向位置が一致しても各給排ポート16,17を塞ぐことなく後退用流体圧室22aおよび前進用流体圧室22bとの連通を維持確保できるようになっている。
【0022】
ピストン23はその前進側端面がパッキンケース20の後退側端面に接触した状態で前進側ストローク端位置となり、ピストン23の後退側端面がヘッドカバー21の前進側端面に接触した状態で後退側ストローク端位置となる。
【0023】
後退用流体圧室22aに連通する給排ポート16は、ピストン23が前進側ストローク端位置に位置した状態で小径の前進側端部23aと同じ軸方向位置に配置されており、それによって給排ポート16はピストン23の摺動中間部23bに塞がれることなく後退用流体圧室22aとの連通が常に確保される。
【0024】
前進用流体圧室22bに連通する給排ポート17は、ピストン23が後退側ストローク端位置に位置した状態で小径の後退側端部23cと同じ軸方向位置に配置されており、それによって給排ポート17はピストン23の摺動中間部23bに塞がれることなく前進用流体圧室22bとの連通が常に確保される。
【0025】
パッキンケース20の貫通孔25とロッドカバー9aのロッド通過孔10にはピストンロッド6と摺接するパッキン26が設けられており、またパッキンケース20とヘッドカバー21の外周にはOリング27が設けられ、ピストン23の摺動中間部23bの外周にはシールリング28が設けられている。
【0026】
ロッドブッシュ24の内部において、ロッド通過孔10に取り付けたパッキン26に近い位置のピストンロッド6の外周面に連通するゴミ通路29が形成されており、このゴミ通路29はロッドカバー9aのゴミ排出口18に連通してこれら全体が排出路を構成している。この排出路がゴミ排出用ロッドカバー3に備えられた機能要素部であり、この排出路に図示しないエアー吸引装置などを接続することにより、ピストンロッド6とパッキン26の摺接により生じたゴミがこの排出路を通過して排出することができる。
【0027】
以上により本実施の形態の空気圧シリンダ1aは、2つの給排ポート16,17のそれぞれに圧縮空気を供給制御することにより、ピストンロッド6を直線方向に往復動させて被駆動物を駆動する複動型の空気圧シリンダとして機能し、またピストンロッド6の直線往復動によって発生したゴミを外部周辺に放出しないことからたとえば半導体製造ラインなどのような高い清浄性が要求される工程での使用に好適な構成となっている。
【0028】
また機能要素部である排出路を備えたゴミ排出用ロッドカバー3が基本シリンダ2から着脱自在で自由に交換できることにより、ゴミ排出用ロッドカバー3のゴミ排出機能と基本シリンダ2のロッド駆動機能のどちらか一方に不具合が発生しても、全体を交換せずに不具合のある方だけを交換すればよいため資源効率のよい構成となっている。
【0029】
また、本実施の形態の空気圧シリンダ1aには側面13に連通溝14と係合溝15を形成していることから、同じ連通溝14と係合溝15を形成している流体圧シリンダやアタッチメントなどに対し、挿入埋め込み型の連結具を介して容易かつ強固に締結することができる。図3は本実施の形態の空気圧シリンダ1aを2本締結させて構成する空気圧シリンダユニットの全体斜視図であって、図3(A)は組立前で分解した状態の全体斜視図であり、図3(B)は組立てた状態の全体斜視図である。
【0030】
図3に示すように、2つの空気圧シリンダ1aはそれぞれのピストンロッド6を同じ方向に向けて平行に配置させ、シリンダチューブ5およびロッドカバー9aどうしを側面13cで接触させて連結具の一例である傾斜止め金具31を介して締結し、それらのピストンロッド6の先端に両ピストンロッド6を相互に連結する連結部材である共通の先端プレート32を取り付けてツインロッド型シリンダを構成している。この先端プレート32は、空気圧シリンダ1aを空気圧により駆動させる場合にピストンロッド6を直線方向に駆動させて、当該先端プレート32の先端面で被駆動物を直線方向に駆動するものである。
【0031】
図4(A)は連結具である傾斜止め金具31の全体斜視図であり、図4(B)は向かい合う1組の連通溝14および係合溝15に傾斜止め金具31を挿入した状態の正面図であり、図4(C)は同図(B)の4C−4C線に沿う挿入方向断面図である。なお、図4(A)中の右上方向および図4(C)中の右方向は傾斜止め金具31の挿入方向のうち連通溝14および係合溝15の内部へ押し込む方向であり、また逆の左下方向および左方向は抜き出す方向であって、以下において説明の便宜上それぞれを押し込み方向、抜き出し方向とする。
【0032】
図4に示すように、2つのロッドカバー9aで互いに接触している連結面13cのそれぞれの連通溝14および係合溝15が連結具である傾斜止め金具31を介して連結されている。その連結の状態は、向かい合わせて連通した状態の1組の連通溝14と係合溝15の内部に、傾斜止め金具31全体が挿入されて設置された状態となっている。
【0033】
連通溝14は連結面13cに開口するよう形成されており、係合溝15は連通溝14に連なるようシリンダチューブ5およびロッドカバー9aの内部に形成され、全体はほぼT字形状の断面形状となっている。連通溝14は、開口幅Woの幅で、表面からの深さが開口深さDoに形成されている。係合溝15は、開口幅Woより広い内部幅Wiの幅で、深さが内部深さDiに形成されており、その係合溝の内側面のうち連通溝14の両側に位置して連結面13cと平行な配置の側面が係合面15cを構成している。
【0034】
傾斜止め金具31は、図4(A)に示すように2つの係合片33を図中の上下方向に対称に配置し、それら係合片33の間を連結部34が一体に連結したばね鋼製の成形物となっている。連結部34における図中上下方向の中央位置では押し込み方向側の結合部分35を残して抜き出し方向側が連結分割溝36により分割されている。一方の係合片33が連結部34の一方の基端部に一体に連結していることにより、挿入方向に対して直交する断面の形状がT字形状となっている(図4(B)参照)。連結部34は、連通溝14を貫通できるように開口幅Woとほぼ同じ連結幅Wcで形成されており、連結部34の連結高さHc(すなわち2つの係合片33の間の長さ)は、連通溝14の開口深さDoのほぼ2倍となる寸法に形成されている。
【0035】
係合片33の外側面のうち連結部34の両側の位置で長手方向に形成された側面が締結面33cを構成しており、係合片33の係合幅Wfは締結面33cが係合溝15の係合面15cに接触して係合できるよう開口幅Woより広い幅に形成され、また係合片33の係合幅Wfは係合溝15に挿入できるよう内部幅Wiとほぼ同じかそれより狭く形成されている。係合高さHfは、係合溝15に挿入できるよう内部深さDiとほぼ同じか、それより小さい寸法に形成されている。
【0036】
以上の構成となっている傾斜止め金具31は、図4に示すように向かい合って連通する1組の連通溝14および係合溝15の内部に両方の端面4,8からそれぞれ挿入方向へ押し込むことで全体を挿入できるようになっている。この挿入状態では、各係合片33の締結面33cが係合溝15の係合面15cに接触して空気圧シリンダ1aどうしの連結面13cから直交する方向に抜けないようになっている。このため2つの空気圧シリンダ1aが傾斜止め金具31を介して互いに離間できないようになっており、すなわち2つの空気圧シリンダ1aは傾斜止め金具31を介して強固に締結されたことになる。
【0037】
連結具である傾斜止め金具31がこれら空気圧シリンダ1aの内部に収容される配置となっていることから、2つの空気圧シリンダ1aは相互に締結された状態でありながらそれらの表面から何ら突出させる部分のない状態となっている。したがってこのような締結構成によって組立てられた空気圧シリンダユニットは、近年の装置の小型化に伴う設置スペースの省力化に適した構成となっている。
【0038】
また図示するように、各係合片33の抜き出し方向側の端面(先端面)は、空気圧シリンダ1aの連結面13cに対しそれぞれ鋭角を成す角度で互いに向かい合う傾斜面37となっており、傾斜止め金具31全体の押し込み方向側の端面は同一平面に形成されている。各係合片33には傾斜面37に対してほぼ直交する方向にねじ孔38が形成されており、このねじ孔38は締結面33cと平行な外面39にまで貫通している。各ねじ孔38には、締結部材として先端40aにテーパが形成された止めねじ40が取り付けられている。
【0039】
図4(B)、図4(C)に示すように各係合片33が係合溝15に挿入されている状態でこの止めねじ40を回し進めることにより、止めねじの先端40aが係合片の外面39から突出して係合溝の底面15bに当接するようになっている。これにより傾斜止め金具31は係合溝15から抜け出るのを防いで確実に設置させることができる。
【0040】
そして各止めねじ40をさらに回し進めることで、止めねじの先端40aと係合溝の底面15bとの当接力の反力により各係合片33の締結面33cは互いに接近する方向に強く押し付けられ、向かい合った状態の2つの連通溝14は係合面15cを介して強く挟まれることになる。これにより連結具である傾斜止め金具31は2つの空気圧シリンダ1aの間に締結力を加え、より強固に締結できるようになる。
【0041】
また止めねじの先端40aを突出させて係合溝の底面15bに当接する力の反力により係合片33の締結面33cを係合溝15の係合面15cに押し付ける際には、結合部分35を屈曲箇所として対向する締結面33cどうしが接近する方向に傾斜止め金具31の全体が弾性変形しやすくなっているため、各係合片33を容易に連通溝14に押し付けることができるようになっている。
【0042】
なお2つの空気圧シリンダ1aを締結する連結具は上記構成の傾斜止め金具31に限られるものではなく、基本的に向かい合う1組の連通溝14と係合溝15に挿入可能であって、各係合面15cに確実に接触する締結部分を備えたものであれば連結具として用いることができる。
【0043】
次に本発明のその他の実施の形態の空気圧シリンダについて説明する。
【0044】
図5は本発明の第2の実施の形態である空気圧シリンダ1bの全体斜視図であって、図5(A)は組立前で分解した状態の全体斜視図であり、図5(B)は組立てた状態の全体斜視図である。図6は図5(B)の組立てた状態の空気圧シリンダ1bのB−B線に沿う軸方向断面図である。これらの図においては、図1、図2に示した空気圧シリンダ1aと共通する部材や形状部分には同一の符号が付されている。
【0045】
図5(A)において、組立前の分解状態にある本実施の形態の空気圧シリンダ1bは、ロッドカバー9bの内部に後述する含油軸受を備える含油軸受用ロッドカバー41と基本シリンダ2とをそれぞれ個別の組立部品として有している。ロッドカバー9bの端面8中央位置にはピストンロッド6が貫通可能なロッド貫通孔42が形成されており、ピストンロッド6をロッド貫通孔42に挿入し、基本シリンダ2とロッドカバー9bを直列に接触させた状態で4本のボルト11により締結することで、図5(B)に示すような一体の空気圧シリンダ1bが組立てられる。
【0046】
図6に示すように、ピストン収容孔19のピストンロッド6突出側の開口部には含油軸受用ロッドカバー41が備えるハウジング43が嵌入されており、ピストン収容孔19のハウジング43とヘッドカバー21とで形成された間の空間がシリンダ室22を構成している。
【0047】
ロッドカバー9bの内部にはハウジング43がシールホルダ44およびスナップリング45により係止されて設置されており、ピストンロッド6がハウジング43を貫通して摺動自在にロッドカバー9bから突出している。ピストン23はその前進側端面がハウジング43の後退側端面に接触した状態で前進側ストローク端位置となる。
【0048】
ハウジング43の内部でピストンロッド6の外周面に接触する部分には潤滑油を浸含させた含油軸受46が設けられており、この含油軸受46が含油軸受用ロッドカバー41に備えられた機能要素部を構成している。この含油軸受46がピストンロッド6を摺接支持していることにより、シリンダ室22の気密性を維持しつつピストンロッド6を円滑に摺動させることができる。
【0049】
以上により本実施の形態の空気圧シリンダ1bは、複動型の空気圧シリンダとして機能するものであって、圧縮空気の供給圧および供給量に対して高い効率でピストンロッド6を駆動できる構成となっている。
【0050】
図7は本発明の第3の実施の形態である空気圧シリンダ1cの全体斜視図であって、図7(A)は組立前で分解した状態の全体斜視図であり、図7(B)は組立てた状態の全体斜視図である。図8は図7(B)の組立てた状態の空気圧シリンダ1cのC−C線に沿う軸方向断面図である。これらの図においては、図1、図2に示した空気圧シリンダ1aと共通する部材や形状部分には同一の符号が付されている。
【0051】
図7(A)において、組立前の分解状態にある本実施の形態の空気圧シリンダ1cは、ロッドカバー9cの内部に後述するボールベアリングを備えるボールベアリングロッドカバー51と基本シリンダ2とをそれぞれ個別の組立部品として有している。ロッドカバー9cの端面8中央位置にはピストンロッド6が貫通可能なロッド貫通孔52が形成されており、ピストンロッド6をロッド貫通孔52に挿入し、基本シリンダ2とロッドカバー9cを直列に接触させた状態で4本のボルト11により締結することで、図7(B)に示すような一体の空気圧シリンダ1cが組立てられる。
【0052】
図8に示すように、ピストン収容孔19のピストンロッド6突出側の開口部にはボールベアリングロッドカバー51が備えるスリーブ53が嵌入されており、ピストン収容孔19のスリーブ53とヘッドカバー21とで形成された間の空間がシリンダ室22を構成している。
【0053】
ロッドカバー9cの内部には、スリーブ53がパッキン26用のハウジング54、シールホルダ55およびスナップリング56により係止されて設置されており、ピストンロッド6がスリーブ53およびハウジング54を貫通して摺動自在にロッドカバー9cから突出している。ピストン23はその前進側端面がスリーブ53の後退側端面に接触した状態で前進側ストローク端位置となる。
【0054】
スリーブ53の内部にはピストンロッド6の外周面に接触してピストンロッド6の軸方向移動を案内する多数のボール57が設置されており、これらボール57を収容したボールベアリング58がスリーブ53となってボールベアリングロッドカバー51に備えられた機能要素部を構成している。このボールベアリング58がピストンロッド6を支持していることにより、ピストンロッド6を横方向に対しても確実に支持しつつ円滑に摺動させることができる。
【0055】
以上により本実施の形態の空気圧シリンダ1cは、複動型の空気圧シリンダとして機能するものであって、ピストンロッド6が大きな横荷重を許容しつつ円滑に往復動できる構成となっている。
【0056】
図9は本発明の第4の実施の形態である空気圧シリンダ1dの全体斜視図であって、図9(A)は組立前で分解した状態の全体斜視図であり、図9(B)は組立てた状態の全体斜視図である。図10は図9(B)の組立てた状態の空気圧シリンダ1dのD−D線に沿う軸方向断面図であって、図10(A)は可動ストッパが前進限位置にある状態の断面図であり、図10(B)は可動ストッパが後退限位置にある状態の断面図である。これらの図においては、図1、図2に示した空気圧シリンダ1aと共通する部材や形状部分には同一の符号が付されている。
【0057】
図9(A)において、組立前の分解状態にある本実施の形態の空気圧シリンダ1dは、ロッドカバー9dの内部に後述する可動ストッパを備えるストローク調整用ロッドカバー61と基本シリンダ2とをそれぞれ個別の組立部品として有している。ロッドカバー9dの端面8中央位置には円板形状の回転調整つまみ62aが取り付けられており、さらにその中央位置にはピストンロッド6が貫通可能なロッド貫通孔63が形成されている。ピストンロッド6をロッド貫通孔63に挿入し、基本シリンダ2とロッドカバー9dを直列に接触させた状態で4本のボルト11により締結することで、図9(B)に示すような一体の空気圧シリンダ1dが組立てられる。
【0058】
図10に示すように、ピストン収容孔19のピストンロッド6突出側の開口部にはストローク調整用ロッドカバー61が備える可動ストッパ64aが嵌入されており、ピストン収容孔19の可動ストッパ64aとヘッドカバー21とで形成された間の空間がシリンダ室22を構成している。
【0059】
ロッドカバー9dの内部にはピストン収容孔19と同軸上で同じ直径のストッパ収容孔65aが形成されており、ストッパ収容孔65の前進側の内周に形成された雌ねじ66に可動ストッパ64aがねじ結合されている。この可動ストッパ64aは中心軸回りに回転することでねじ送りされて軸方向に進退移動するようになっている。ピストン23はその前進側端面が可動ストッパ64aの後退側端面に接触した状態で前進側ストローク端位置となり、ピストン23の後退側端面がヘッドカバー21の前進側端面に接触した状態で後退側ストローク端位置となる。
【0060】
またロッドカバー9dの前進側端面でストッパ収容孔65aの開口部より少し外周側の同心円上に保持溝67が形成されており、さらにその外周側の側壁には係止溝68が形成されている。
【0061】
回転調整つまみ62aの後退側端面には、保持溝67に嵌入可能なフランジ69aが先端に設けられた筒部69bが形成されており、この筒部69bの外周にスナップリング70を嵌め込んで筒部69bを保持溝67に圧入させることによりスナップリング70が内部の係止溝68に係合し、回転調整つまみ62a全体がロッドカバー9dに回転自在に取り付けられることになる。ピストンロッド6が可動ストッパ64aおよび回転調整つまみ62aを貫通して摺動自在にロッドカバー9dから突出している。
【0062】
回転調整つまみ62aの後退側端面にはロッド貫通孔63を中心とした周囲2箇所に回転伝達ピン71が突設されており、また可動ストッパ64aの前進側端面の対応する2箇所には回転伝達穴72が形成されてそれぞれ回転伝達ピン71が摺動可能に挿入されている。
【0063】
図10(B)に示すように、可動ストッパ64aが最も後退側に位置した状態で、その前進側の端部と同じ軸方向位置でロッドカバー9dの図中上面にねじ孔73が形成されており、その内部にはストッパ固定ねじ74がねじ結合されている。
【0064】
また後退用流体圧室22aに連通する給排ポート16は、可動ストッパ64aが最も後退側に位置した状態でその後退側端面の外周に形成した面取り部分75と同じ軸方向位置に配置されており、それによって可動ストッパ64aが後退限位置となっても給排ポート16の後退用流体圧室22aへの連通は確保される。
【0065】
また小径となっているピストン23の前進側端部23aの軸方向長さXが可動ストッパ64aの移動可能長さY(ストローク調整代)とほぼ同じとなっていることで、可動ストッパ64aが前進限位置となってピストン23が前進側ストローク端位置となっても給排ポート16はピストン23の摺動中間部23bに塞がれることなく後退用流体圧室22aとの連通が常に確保される。
【0066】
また、可動ストッパ64aの外周にはOリング27が設けられ、可動ストッパ64aの貫通孔76にはパッキン26が設けられている。以上の本実施の形態において、可動ストッパ64aがピストン23に接触してピストン23のストローク端を規制するストッパを構成し、回転調整つまみ62aと回転伝達ピン71が可動ストッパ64aの位置を調整する位置調整部材を構成している。
【0067】
次に本実施の形態の空気圧シリンダ1dの作動を説明する。まず図10(A)に示すように可動ストッパ64aが前進限位置となった状態では、ピストン23の前進側ストローク端位置が最も前進側に位置するとともに、シリンダ室22の軸方向長さ、つまりピストン23の移動ストロークが最も長い状態となる。
【0068】
この状態から回転調整つまみ4を回転することで2本の回転伝達ピン71を介して可動ストッパ64aも回転させられることになり、その結果可動ストッパ64aはねじ送りされて後退移動することになる。この移動の際に可動ストッパ64aは同時に回転調整つまみ62aから離れていくが、回転調整つまみ62aに固定されている回転伝達ピン71は可動ストッパ64aの回転伝達穴72と摺接しながらも挿入状態を維持するため、回転調整つまみ62aはその回転を可動ストッパ64aに伝達しつづけるようになっている。このようにして可動ストッパ64aが後退移動することによりその後退側端面の軸方向位置、すなわちピストン23の前進側ストローク端位置も後退することになり、それとともにピストン23の移動ストロークも短くなっていくことになる。
【0069】
以上により本実施の形態の空気圧シリンダ1dは、複動型の空気圧シリンダとして機能するものであって、回転調整つまみ62aを回転して可動ストッパ64aの軸方向位置を変えることにより、ピストン23の前進側ストローク端位置および移動ストロークを調整することができる。また以上の調整をしている間でも、回転調整つまみ62aとロッドカバー9dとシリンダチューブ5とを合わせた固定部分全体の長さに変化がないため、軸方向に狭いスペースでも設置することができる。さらにストッパ固定ねじ74を締め込むことで可動ストッパ64aを固定することができる。
【0070】
図11はストローク調整用ロッドカバー61を備える本実施の形態の変形例の空気圧シリンダ1eの軸方向断面図である。図11においては、図10に示した空気圧シリンダ1dと共通する部材には同一の符号が付されている。
【0071】
図11に示すように、ストッパ収容孔65bの前進側の内周には係止溝77が形成されている。回転調整つまみ62bの後退側端面には、ストッパ収容孔65bに嵌合可能な筒部78aが形成されており、この筒部78aの外周に形成した係止溝78bにスナップリング70を嵌め込んで筒部78aをストッパ収容孔65bに圧入させることによりスナップリング70が筒部78a側の係止溝78bとピストン収容孔65b側の係止溝77の両方に係合し、回転調整つまみ62b全体がロッドカバー9eに回転自在に取り付けられることになる。回転調整つまみ62bの中心にはピストンロッド6よりも大きな径の雌ねじ79が形成されており、可動ストッパ64bの前進側部分はその内部にねじ結合されているとともに後退側部分はピストン収容孔19およびストッパ収容孔65bに摺動自在に装着されている。可動ストッパ64bの図中上方側面には軸方向に回転止め溝80が形成されており、ロッドカバー9eの図中上端面に形成されているねじ孔81には回転止め部材としてのストッパ固定ねじ82がねじ結合されて回転止め溝80に係合できるようになっている。
【0072】
この変形例によれば、可動ストッパ64bはストッパ固定ねじ82との係合により軸回りに回転することなく軸方向にのみ移動可能となっており、回転調整つまみ62bを回転させることで確実にねじ送りされて軸方向に進退移動するよう作動する。
【0073】
したがって図10に示す前記第4の実施の形態と同様に、可動ストッパ64bの軸方向位置を変えることにより、ピストン23の前進側ストローク端位置および移動ストロークを調整することができる。さらにストッパ固定ねじ82を締め込むことで可動ストッパ64bを固定することができる。
【0074】
以上4つの実施の形態で説明したように本発明による空気圧シリンダ1a〜1eは、本体駆動部として共通に有する基本シリンダ2に対し、使用用途に対応する機能要素部を備えたロッドカバー9a〜9eを選択的に取り付けることができるため、多種の用途に対応可能な汎用性の高い構成となっている。これにより設計および製造の面においても、使用用途に対応して多種類用意されるものである機能要素部を基本シリンダ2の駆動性能と独立した構成要素にできることから、それらの組み合わせによる製品シリンダの多品種化を回避して生産管理を簡素化できるといった利点も得られる。
【0075】
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。たとえば上記の実施の形態では機能要素部がゴミ排出路、含油軸受、ボールベアリング、ストローク調整部で構成した場合を説明したが、機能要素部はこれ以外の構成も適用することができる。
【0076】
また上記の実施の形態では、流体圧シリンダは圧縮空気を作動流体とする空気圧シリンダを例示しているが、本発明はこれに限られず、たとえば圧油などの液体を作動流体とするものにも適用可能である。
【0077】
【発明の効果】
本発明によれば、流体圧シリンダは、本体駆動部として共通に有する基本シリンダに対し、ゴミ排出路、含油軸受、ボールベアリングやストローク調整部といった機能要素部を備えたロッドカバーを使用用途に応じて選択的に取り付けることができるため、多種の用途に対応可能な汎用性の高い構成となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である流体圧シリンダの全体斜視図であって、(A)は組立前で分解した状態の全体斜視図であり、(B)は組立てた状態の全体斜視図である。
【図2】図1(B)の組立てた状態の流体圧シリンダのA−A線に沿う軸方向断面図である。
【図3】第1の実施の形態の空気圧シリンダを2本締結させて構成する空気圧シリンダユニットの全体斜視図であって、(A)は組立前で分解した状態の全体斜視図であり、(B)は組立てた状態の全体斜視図である。
【図4】(A)は連結具である傾斜止め金具の全体斜視図であり、(B)は向かい合う1組の連通溝および係合溝に傾斜止め金具を挿入した状態の正面図であり、(C)は同図(B)の4C−4C線に沿う挿入方向断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態である空気圧シリンダの全体斜視図であって、(A)は組立前で分解した状態の全体斜視図であり、(B)は組立てた状態の全体斜視図である。
【図6】図5(B)の組立てた状態の空気圧シリンダのB−B線に沿う軸方向断面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態である空気圧シリンダの全体斜視図であって、(A)は組立前で分解した状態の全体斜視図であり、(B)は組立てた状態の全体斜視図である。
【図8】図7(B)の組立てた状態の空気圧シリンダのC−C線に沿う軸方向断面図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態である空気圧シリンダの全体斜視図であって、(A)は組立前で分解した状態の全体斜視図であり、(B)は組立てた状態の全体斜視図である。
【図10】図9(B)の組立てた状態の空気圧シリンダのD−D線に沿う軸方向断面図であって、(A)は可動ストッパが前進限位置にある状態の断面図であり、(B)は可動ストッパが後退限位置にある状態の断面図である。
【図11】第4実施の形態の変形例の空気圧シリンダの軸方向断面図である。
【符号の説明】
1a〜1e 空気圧シリンダ(流体圧シリンダ)
2 基本シリンダ
3 ゴミ排出用ロッドカバー
4 端面
5 シリンダチューブ
6 ピストンロッド
7 ねじ孔
8 端面
9a〜9e ロッドカバー
10 ロッド通過孔
11 ボルト
12 ボルト通過孔
13 側面
13c 連結面
14 連通溝
15 係合溝
15c 係合面
16,17 給排ポート
18 ゴミ排出口
19 ピストン収容孔
20 パッキンケース
21 ヘッドカバー
22 シリンダ室
22a 後退用流体圧室
22b 前進用流体圧室
23 ピストン
23a 前進側端部
23b 摺動中間部
23c 後退側端部
23d ウェアリング
24 ロッドブッシュ
25 貫通孔
26 パッキン
27 Oリング
28 シールリング
29 ゴミ通路
31 傾斜止め金具
32 先端プレート
33 係合片
33c 締結面
34 連結部
35 結合部分
36 連結分割溝
37 傾斜面
38 ねじ孔
39 外面
40 止めねじ
41 含油軸受用ロッドカバー
42 ロッド貫通孔
43 ハウジング
46 含油軸受
51 ボールベアリングロッドカバー
52 ロッド貫通孔
53 スリーブ
54 ハウジング
57 ボール
58 ボールベアリング
61 ストローク調整用ロッドカバー
62a,62b 回転調整つまみ
64a,64b 可動ストッパ
65a,65b ストッパ収容孔
66 雌ねじ
71 回転伝達ピン
72 回転伝達穴
74 ストッパ固定ねじ
79 雌ねじ
80 回転止め溝
81 ねじ孔
82 ストッパ固定ねじ
Wo 開口幅
Do 開口深さ
Wi 内部幅
Di 内部深さ
Ws ねじ幅
Ds 止め深さ
Wc 連結幅
Hc 連結高さ
Wf 係合幅
Hf 係合高さ
X ピストン前進側端部の軸方向長さ
Y ストッパ移動可能長さ

Claims (7)

  1. 流体圧により被駆動物を直線方向に駆動する流体圧シリンダであって、
    流体圧により直線方向に往復動するピストンを収容するシリンダチューブと、
    前記ピストンに取り付けられ、前記シリンダチューブの端面から外部に突出するピストンロッドと、
    前記シリンダチューブの端面に着脱自在に装着されるロッドカバーとを有し、
    前記シリンダチューブと前記ロッドカバーとが一体に組立てられた状態で、前記流体圧シリンダの4つの側面には、それぞれ全長に渡り軸方向に沿って真っ直ぐに伸びて開口する連通溝およびそれに連なる係合溝が形成され、
    前記連通溝および前記係合溝全体はほぼT字形状の断面形状となっていることを特徴とする流体圧シリンダ。
  2. 流体圧により被駆動物を直線方向に駆動する流体圧シリンダであって、
    流体圧により直線方向に往復動するピストンを収容するシリンダチューブと、
    前記ピストンに取り付けられ、前記シリンダチューブの端面から外部に突出するピストンロッドと、
    前記シリンダチューブの端面に着脱自在に装着されるロッドカバーとを有し、
    組立てられた状態の前記シリンダチューブおよび前記ロッドカバーに、これらの全長に渡って軸方向に真っ直ぐ伸びて側面に開口する第1の連通溝と、前記側面に平行な第1の係合面を有し前記連通溝よりも広い幅の第1の係合溝とを形成し、
    前記側面に連結されるアタッチメントに、第1の前記連通溝および前記係合溝に対応する断面形状の第2の連通溝および第2の係合面を有する第2の係合溝を長手方向に真っ直ぐに伸びて全長に渡って形成し、
    前記第1の係合面に接触する第1の締結面が形成され前記第1の係合溝内に長手方向に挿入される第1の係合片、前記第2の係合面に接触する第2の締結面が形成され前記第2の係合溝内に長手方向に挿入される第2の係合片、および前記第1と第2の係合片を基端部で連結する連結部を備える連結具を、組立てられた前記シリンダチューブおよび前記ロッドカバーと前記アタッチメントに装着し、
    それぞれの前記締結面をそれぞれの前記係合面に互いに接近させる方向に押し付ける締結部材を前記連結具に設け、
    組立てられた前記シリンダチューブおよび前記ロッドカバーを前記アタッチメントにそれぞれの前記連通溝を対向させてそれぞれの側面で接触させた状態のもとで、前記連結具の前記締結面をそれぞれの前記係合面に互いに接近させるように押し付けることにより、組立てられた前記シリンダチューブおよび前記ロッドカバーに前記アタッチメントを連結することを特徴とする流体圧シリンダ。
  3. 請求項2記載の流体圧シリンダにおいて、前記シリンダチューブ内のゴミを外部に排出する排出路が設けられたゴミ排出用ロッドカバーを前記ロッドカバーとしたことを特徴とする流体圧シリンダ。
  4. 請求項2記載の流体圧シリンダにおいて、前記ピストンロッドの外周面に接触する含油軸受が設けられた含油軸受用ロッドカバーを前記ロッドカバーとしたことを特徴とする流体圧シリンダ。
  5. 請求項2記載の流体圧シリンダにおいて、前記ピストンロッドの外周面に接触して前記ピストンロッドの軸方向移動を案内するボールを有するボールベアリングが設けられたリニアボールベアリングロッドカバーを前記ロッドカバーとしたことを特徴とする流体圧シリンダ。
  6. 請求項2記載の流体圧シリンダにおいて、前記ピストンに接触して前記ピストンのストローク端を規制するストッパと前記ストッパの位置を調整する位置調整部材とが設けられたストローク調整用ロッドカバーを前記ロッドカバーとしたことを特徴とする流体圧シリンダ。
  7. 請求項3〜6のいずれか1項に記載の流体圧シリンダにおいて、前記シリンダチューブの端面にゴミ排出用ロッドカバーと、前記含油軸受用ロッドカバーと、前記リニアボールベアリングロッドカバーと、前記ストローク調整用ロッドカバーのいずれをも装着し得ることを特徴とする流体圧シリンダ。
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