JP4308395B2 - 同軸ケーブルコネクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は同軸ケーブルの先端に設けられる同軸ケーブルコネクタに係り、特に、線径が細い複数本の同軸ケーブルの先端に設けられる同軸ケーブルコネクタに関する。
【0002】
近年、高速信号伝送に対応するため、信号伝送線としてノイズの影響を受け難い同軸ケーブルの需要が高まっている。複数種類の信号を伝送する電子情報機器間には、同軸ケーブルのうち、線径が細い細線同軸ケーブルが複数本並んだ状態で配線してある。電子情報機器間は、上記の同軸ケーブルコネクタを利用して接続してある。
【0003】
【従来の技術】
図1(A),(B)は、従来の細線同軸ケーブルコネクタ10を示す。図2(A),(B)は、細線同軸ケーブル30の先端部を示す。細線同軸ケーブル30は、径が2mm程度であり、中心から外側に向かって、内部導体芯線31、この内部導体芯線31を覆う内部絶縁被覆32、この内部絶縁被覆32を覆う外部導体網シールド33、この外部導体網シールド33を覆う外部絶縁被覆34を有する構造である。細線同軸ケーブル30の先端部は、図2(B)に示すように、内部導体芯線31、内部絶縁被覆32、及び外部導体網シールド33が露出するように処理されている。細線同軸ケーブル30のインピーダンスを所定の値にするために、内部絶縁被覆32には、ナイロン系の架橋発泡材が使用されている。このナイロン系の架橋発泡材は軟質である。
【0004】
細線同軸ケーブルコネクタ10は、コネクタ本体11と、複数対の信号コンタクト12及びグランドコンタクト13と、中継回路基板14とよりなる構成である。中継回路基板14は、上面に、端子パッド15,16,17がY1−Y2方向に整列して、X1−X2方向に複数列形成してある。端子パッド15と端子パッド16との間は、配線パターン18で接続してある。中継回路基板14の下面には、端子パッド19が形成してある。端子パッド19と端子パッド17との間は、配線パターン20及びビア21を介して接続してある。この中継回路基板14は、信号コンタクト12とグランドコンタクト13との間に挟まれて、且つ、信号コンタクト12と端子パッド15とが半田付けされて、且つ、グランドコンタクト13と端子パッド16とが半田付けされた状態で、コネクタ本体11の背面側からY2方向に突き出ている。
【0005】
上記の構成の細線同軸ケーブルコネクタ10と細線同軸ケーブル30の処理されている先端部とは、内部導体芯線31を端子パッド16に半田22によって半田付けされて、且つ、外部導体網シールド33を端子パッド17に半田23によって半田付けされて接続してある。なお、多数本の細線同軸ケーブル30は一本の太いケーブルの端からばらばらに延びているものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
細線同軸ケーブルコネクタ10と複数本の細線同軸ケーブル30とを半田付けして接続することは、多くの工数がかかり、コスト増となってしまう。また、半田付けの場合には、半田付け不良が発生しやすく、また、フラックスによって端子パッドに汚れが付着したりし、更には熱の影響を受けることによって、信頼性の点でも問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、上記課題を解決した同軸ケーブルコネクタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、電気絶縁性のコネクタ本体と、該コネクタ本体に対を構成して複数対並んで設けてある信号コンタクト及びグランドコンタクトとを有し、各同軸ケーブルが、中心から外側に向かって、内部導体芯線、該内部導体芯線を覆う内部絶縁被覆、該内部絶縁被覆を覆う外部導体網シールド、該外部導体網シールドを覆う外部絶縁被覆を有する構造であり、先端側が処理されて整列している複数本の上記同軸ケーブルの先端に設けられる同軸ケーブルコネクタにおいて、
上記各対を構成する信号コンタクト及びグランドコンタクトは、該コネクタ本体より後方へ突き出ている先端側にUコンタクト部を有する構成であり、
電気絶縁性を有し、上記コネクタ本体に固定してあり、該信号コンタクト及びグランドコンタクトの該コネクタ本体より後方へ突き出ている部分を支持するコンタクト支持板部材と、
上記複数本の上記同軸ケーブルの処理されている先端側を整列させて支持する同軸ケーブル整列支持部を有し、且つ、上記外部導体網シールドが係合する外部導体網シールド係合金具を有し、上記信号コンタクトのUコンタクト部及びグランドコンタクトのUコンタクト部を覆って、上記コンタクト支持板部材の上側に固定された圧接カバーとを有し、
上記外部導体網シールド係合金具は、ばね力によって密着している二枚の板部を有するクリップ状であって、上記各板部に上記外部導体網シールドに対応する大きさのU字形状の溝部が形成してあり、上記圧接カバーが上記コンタクト支持板部材の上側に固定されたときに、上記二枚の板部が上記グランドコンタクトの上記Uコンタクト部を挟んで、且つ、上記U字形状の溝部が上記グランドコンタクトの上記Uコンタクト部と対向する構成であり、
上記複数本の上記同軸ケーブルの処理されている先端側は、該内部導体芯線が、上記信号コンタクトのUコンタクト部内に圧接され、上記外部導体網シールドが上記外部導体網シールド係合金具の上記U字形状の溝部と上記グランドコンタクトのUコンタクト部との間に挟まれ且つ圧接されるようにしたものである。
【0009】
複数本の同軸ケーブルの処理されている先端側を同軸ケーブルコネクタに接続させる際に、半田付け作業が不要となる。
【0010】
請求項2の発明は、電気絶縁性のコネクタ本体と、該コネクタ本体に対を構成して複数対並んで設けてある信号コンタクト及びグランドコンタクトとを有し、各同軸ケーブルが、中心から外側に向かって、内部導体芯線、該内部導体芯線を覆う内部絶縁被覆、該内部絶縁被覆を覆う外部導体網シールド、該外部導体網シールドを覆う外部絶縁被覆を有する構造であり、先端側が処理されている複数本の上記同軸ケーブルの先端に設けられる同軸ケーブルコネクタにおいて、
上記各対を構成する信号コンタクト及びグランドコンタクトは、
該コネクタ本体より後方へ突き出ているリード部が上記同軸ケーブルコネクタの高さ方向上重なっており、各リード部の先端側にUコンタクト部を有し、該信号コンタクトのUコンタクト部が該グランドコンタクトのUコンタクト部より該コネクタ本体に近くに位置し、且つ上記グランドコンタクトのリード部に上記信号コンタクトのUコンタクト部を露出させる開口を有してなり、
上記同軸ケーブルの処理されている先端側は、上記グランドコンタクトのリード部の開口を通り抜けて、上記内部導体芯線が信号コンタクトのUコンタクト部内に押し込まれて圧接され、上記外部導体網シールドがグランドコンタクトのUコンタクト部内に押し込まれて圧接されるようにしたものである。
【0011】
複数本の同軸ケーブルの処理されている先端側を同軸ケーブルコネクタに接続させる際に、半田付け作業が不要となる。
【0012】
請求項3の発明は、電気絶縁性のコネクタ本体と、該コネクタ本体に対を構成して複数対並んで設けてある信号コンタクト及びグランドコンタクトとを有し、各同軸ケーブルが、中心から外側に向かって、内部導体芯線、該内部導体芯線を覆う内部絶縁被覆、該内部絶縁被覆を覆う外部導体網シールド、該外部導体網シールドを覆う外部絶縁被覆を有する構造であり、先端側が処理されている複数本の上記同軸ケーブルの先端に設けられる同軸ケーブルコネクタにおいて、
上記信号コンタクトは、該コネクタ本体より後方へ突き出ているリード部の端側にUコンタクト部を有する構成であり、
上記信号コンタクトと対をなすグランドコンタクトは、該コネクタ本体より後方へ突き出ているリード部の先端側に、該リード部の先端に形成してあって前記外部導体網シールドを突き破って上記内部絶縁被覆を突き刺す形状の突き刺し用尖部を有するU字形状部が、U字形状部材の内側に圧入された構成の尖部付きUコンタクト部を有する構成であり、
先端に前記内部導体芯線が露出し且つ前記外部絶縁被覆が途中の一部で削除されて外部導体網シールドの一部が露出されるように処理されている上記同軸ケーブルの先端側が上記内部導体芯線が信号コンタクトのUコンタクト部内に押し込まれて圧接され、上記の露出している外部導体網シールドの部分がグランドコンタクトの尖部付きUコンタクト部内に押し込まれて、前記外部導体網シールドが前記U字形状部材に圧接され、上記尖部が上記の露出している外部導体網シールドを突き破って上記内部絶縁被覆に突き刺さった状態となることようにしたものである。
【0013】
複数本の同軸ケーブルの処理されている先端側を同軸ケーブルコネクタに接続させる際に、半田付け作業が不要となる。
【0014】
請求項4の発明は、電気絶縁性のコネクタ本体と、該コネクタ本体に対を構成して複数対並んで設けてある信号コンタクト及びグランドコンタクトとを有し、各同軸ケーブルが、中心から外側に向かって、内部導体芯線、該内部導体芯線を覆う内部絶縁被覆、該内部絶縁被覆を覆う外部導体網シールド、該外部導体網シールドを覆う外部絶縁被覆を有する構造であり、先端側が処理されている複数本の上記同軸ケーブルの先端に設けられる同軸ケーブルコネクタにおいて、
上記コネクタ本体は、背面側に金属板バネ製のクリップを有し、
上記信号コンタクトは、該コネクタ本体より後方へ突き出ているリード部の端側にUコンタクト部を有する構成であり、
上記信号コンタクトと対をなすグランドコンタクトは、上記金属板バネ製のクリップと電気的に接続してあり、
上記同軸ケーブルの外部絶縁被覆の径に対応する大きさの外部絶縁被覆用貫通穴を、上記信号コンタクトと対応する配置で複数有する金属製の第1の挟み板と、
上記同軸ケーブルの内部絶縁被覆の径に対応する大きさの内部絶縁被覆用貫通穴を、上記外部絶縁被覆用貫通穴と対応する配置で複数有する金属製の第2の挟み板とを有し、
上記同軸ケーブルの処理されている先端側が外部絶縁被覆用貫通穴と内部絶縁被覆用貫通穴とを貫通されている状態で、上記第1の挟み板と上記第2の挟み板とが接近されて、上記外部導体網シールドを上記第1の挟み板と上記第2の挟み板との間に挟み込む構成であり、
上記金属板バネ製のクリップは、接近された第1の挟み板と上記第2の挟み板とを弾性的に挟み込む構成であり、
上記同軸ケーブルの処理されている先端側は、上記内部導体芯線が信号コンタクトのUコンタクト部内に押し込まれて圧接され、上記外部導体網シールドが上記金属板バネ製のクリップ内に挟み込まれた上記第1の挟み板と上記第2の挟み板との間に挟み込まれるようにしたものである。
【0015】
複数本の同軸ケーブルの処理されている先端側を同軸ケーブルコネクタに接続させる際に、半田付け作業が不要となる。
【0022】
請求項の発明は、電気絶縁性を有するコネクタ本体と該コネクタ本体に対を構成して複数対並んで設けてある信号コンタクト及びグランドコンタクトとを有し、中心から外側に向かって、内部導体芯線、該内部導体芯線を覆う内部絶縁被覆、該内部絶縁被覆を覆う外部導体網シールド、該外部導体網シールドを覆う外部絶縁被覆を有し、且つ、内部絶縁被覆と外部導体網シールドとの間を延在しているドレイン線を有する構成である複数本の同軸ケーブルの先端に設けられる同軸ケーブルコネクタにおいて、
上記コネクタ本体の後方に、上記の信号コンタクトの半田付け用の端子部及びグランドコンタクトの半田付け用の端子部との間に挟まれて半田付けされて、固定された中継回路基板を有し、
整線部材を上記グランドコンタクトと電気的に接続した状態で、上記中継回路基板に固定して設け、
該整線部材は、電気導通性であり、同軸ケーブルが貫通する同軸ケーブル整線孔を上記信号コンタクトに対応する配置で有し、且つ、各同軸ケーブル整線孔毎に、該同軸ケーブル整線孔より上方へ延在しており、折り曲げられたドレイン線が押し込まれるドレイン線整線溝を有し、
同軸ケーブルの先端部が整線部材の同軸ケーブル貫通孔に嵌合して保持されて整線され、折り曲げたドレイン線がドレイン線整線溝に嵌合して保持されて整線されるようにしたものである。
【0023】
複数本の同軸ケーブルの処理されている先端側を同軸ケーブルコネクタに接続させる際に、半田付け作業が不要となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
[第1実施例]
図3乃至図5は本発明の第1実施例になる細線同軸ケーブルコネクタ40を示す。細線同軸ケーブルコネクタ40は、コネクタ本体51と、複数対の信号コンタクト42及びグランドコンタクト43と、コンタクト支持板部材44と、圧接カバー45と、全体を覆うシールドカバーとを有する。この細線同軸ケーブルコネクタ40は、図2に示す細線同軸ケーブル30に適用される。シールドカバーは図示の便宜上省略してある。これは、他の実施例についても同様である。
【0025】
コネクタ本体41は、電気絶縁性であり、略直方体形状を有し、前面に相手方のコネクタが挿入されるコネクタ挿入口41aを有する。
【0026】
信号コンタクト42は、コネクタ本体41を貫通して固定してあり、Y1方向の端に、端子部42aを有し、コネクタ本体41より後方(Y2方向)に突き出でおり、途中にクランク状に曲げられた曲がり部42b1を有するリード部42bを有し、Y2方向端に、Z1方向に立ち上がっているフォーク形状のUコンタクト部42cを有する形状である。Uコンタクト部42cは、細線同軸ケーブル30の内部導体芯線31に対応する寸法を有する。
【0027】
グランドコンタクト43は、コネクタ本体41を貫通して固定してあり、Y1方向の端に、端子部43aを有し、コネクタ本体51より後方(Y2方向)に突き出でいる直線状のリード部43bを有し、Y2方向端に、Z1方向に立ち上がっているUコンタクト部43cを有する形状である。Uコンタクト部43cは細線同軸ケーブル30の外部導体網シールド33cに対応する寸法を有する。信号コンタクト42のUコンタクト部42cとグランドコンタクト43のUコンタクト部43cとは、Uコンタクト部42cがコネクタ本体41の近くに位置し、Uコンタクト部43cがコネクタ本体41より遠くに位置し、且つ、Uコンタクト部42cとUコンタクト部43cとは、Y1−Y2方向上一直線状に並んでいる。
【0028】
コンタクト支持板部材44は、電気絶縁性であり、略板状を有し、信号コンタクト42のリード部42b及びUコンタクト部42cを支持すると共に位置決めする溝部44a、及びグランドコンタクト43のリード部43b及びUコンタクト部43cを支持すると共に位置決めする溝部44bを有する。このコンタクト支持板部材44は、X1−X2方向上の両端側の凸部44cをコネクタ本体41の凹み部41bに係合させてコネクタ本体41の背面側に固定してあり、溝部44aが信号コンタクト42のリード部42b及びUコンタクト部42cを支持すると共に位置決めしており、溝部44bがグランドコンタクト43のリード部43b及びUコンタクト部43cを支持すると共に位置決めしている。
【0029】
図5及び図6は、圧接カバー45を表裏反転した状態で示す。圧接カバー45は、電気絶縁性であり、略板状を有し、取り付けた状態で下側となる面45aに、多数本の細線同軸ケーブル30をX1−X2方向に整列させた状態で保持する櫛歯状の細線同軸ケーブル整列部45bを有する。細線同軸ケーブル整列部45bは、Y1方向の端から順に、内部絶縁被覆32を挟んで保持する第1の挟み保持歯部45c、内部絶縁被覆32を挟んで保持する第2の挟み保持歯部45d、及び外部絶縁被覆34を挟んで保持する第3の挟み保持歯部45eが、Y1−Y2方向に直線状に整列している構成である。この細線同軸ケーブル整列部45bは、信号コンタクト42及びグランドコンタクト43のリード部42b、43b及びUコンタクト部42c、43cに対応して形成してある。また、圧接カバー45の面45a上には、第2の挟み保持歯部45dと第3の挟み保持歯部45eとの間に、金具46が固定してある。金具46は、クリップ状であり、ばね力によって密着している二枚の板部46a,46bを有し、各板部46a,46bには外部導体網シールド33cに対応する大きさのU字形状の溝部46cが形成してある。
【0030】
また、圧接カバー45は、コンタクト支持板部材44の上面にこれを覆うように取り付けられ、凹凸係合して固定される。
【0031】
次に、細線同軸ケーブルコネクタ40を多数本の細線同軸ケーブル30の先端側に取り付ける作業について説明する。
【0032】
まず、細線同軸ケーブル30の先端部を、図6(B)に示すように処理する。外部絶縁被覆34が一部削除してあり、外部導体網シールド33は露出されている。外部導体網シールド33が一部削除してあり、内部絶縁被覆32は露出されている。内部絶縁被覆32は削除されていず、内部導体芯線31は露出されていない。
【0033】
次に、圧接カバー45を外し、細線同軸ケーブル30を一本ずつその処理してある先端部を圧接カバー45の細線同軸ケーブル整列部45bに図6(B)に矢印Aで示すように押し込んで、図6(A)に示すように、内部絶縁被覆32を第1の挟み保持歯部45c及び第2の挟み保持歯部45dに挟み込み、外部導体網シールド33を金具46のU字形状の溝部46cに押し込み、外部絶縁被覆34を第3の挟み保持歯部45eに挟み込んで保持させる。これによって、図7に示すように、所定数の細線同軸ケーブル30が、夫々の先端部を細線同軸ケーブル整列部45bに保持されてX1−X2方向に整列されて整線された状態となる。
【0034】
最後に、所定数の細線同軸ケーブル30が整線された圧接カバー45を、表裏反転させ、コンタクト支持板部材44の上面にこれを覆うようにし、Z2方向に強く押し込んで係合させて固定させる。強く押し込むときにも、信号コンタクト42のUコンタクト部42c及びグランドコンタクト43のUコンタクト部43cは、コンタクト支持板部材44によってその高さ位置に保たれる。
【0035】
この強く押し込む過程で、内部絶縁被覆32の部分は、図4(B)、(C)に示すように、信号コンタクト42のUコンタクト部42c内に押し込まれ、内部絶縁被覆32が破られて、内部導体芯線31がUコンタクト部42cと圧接された状態となる。
また、図4(D)、(E)に示すように、グランドコンタクト43のUコンタクト部43cが金具46の二枚の板部46a,46bの間に相対的に挿入され、外部導体網シールド33は、グランドコンタクト43のUコンタクト部43c内に押し込まれ、対向する金具46のU字形状の溝部46cとUコンタクト部43cとの間に挟まれて、力Fが全周から作用されて、金具46とUコンタクト部43cとに圧接された状態となる。
【0036】
圧接カバー45に整線されている全ての細線同軸ケーブル30が一括して対応するUコンタクト部42c、43c及び金具46に、圧接される。
【0037】
以上の作業によって、細線同軸ケーブルコネクタ40を多数本の細線同軸ケーブル30の先端側に取り付けられる。この作業には、半田付け作業がない。よって、細線同軸ケーブルコネクタ40を多数本の細線同軸ケーブル30の先端側に取り付ける作業は、細線同軸ケーブルを一本ずつ半田付けしていた従来に比べて格段に少ない工数で済む。また、細線同軸ケーブルコネクタ40の各細線同軸ケーブル30との電気的接続の信頼性は、細線同軸ケーブルを一本ずつ半田付けしていた従来に比べて高くなる。
【0038】
図3及び図4は、細線同軸ケーブルコネクタ40が多数本の細線同軸ケーブル30の先端側に取り付けられた状態を示す。
【0039】
また、図4(D)、(E)に示すように、グランドコンタクト43のUコンタクト部43cが金具46の二枚の板部46a,46bの間に相対的に挿入され、外部導体網シールド33は、グランドコンタクト43のUコンタクト部43c内に押し込まれ、対向する金具46とUコンタクト部43cとの間に挟まれて、力Fが全周から作用されて、金具46とUコンタクト部43cとに圧接された状態となり、圧接が確実となる。
【0040】
また、グランドコンタクト43のUコンタクト部43cは金具46の二枚の板部46a,46bの間に挟まれて位置を拘束される。このことによっても、外部導体網シールド33の圧接は確実となる。
【0041】
図8(A),(B)は、図4中の金具46を設けない場合の外部導体網シールド33の圧接状態を示す。内部絶縁被覆32は、ナイロン系の架橋発泡材であり、柔らかい。このため、細線同軸ケーブル30の外部導体網シールド33の部分を図8(A)に矢印Bで示すようにUコンタクト部43c内に圧入した場合に、内部絶縁被覆32は図8(B)に示すようにUコンタクト部43cの入り口の方向に変形して楕円形に変形してしまう。このため、外部導体網シールド33のUコンタクト部43cへの圧接力が低くなってしまい、好ましくない。上記の金具46は、内部絶縁被覆32がUコンタクト部43cの入り口の方向に変形することを制限するように機能する。
【0042】
[第2実施例]
図9(A)、(B)は本発明の第2実施例になる細線同軸ケーブルコネクタ50を示す。細線同軸ケーブルコネクタ50は、図2に示す細線同軸ケーブル30が適用されるものであり、電気絶縁性のコネクタ本体51と、コネクタ本体51に固定してあり、X1−X2に並んでいる複数対の信号コンタクト52及びグランドコンタクト53とを有する。
【0043】
Z1−Z2方向上、信号コンタクト52は下側(Z2方向側)に、これと対をなすグランドコンタクト53は上側(Z1方向側)に位置しており、重なっている。
【0044】
信号コンタクト52は、Y1方向の端に端子部52aを有し、コネクタ本体51より後方に突き出たリード部52bの先端に、上向きのUコンタクト部52cを有する。
【0045】
グランドコンタクト53は、Y1方向の端に端子部53aを有し、コネクタ本体51より後方に突き出たリード部53bの先端に、Uコンタクト部53cを有する。Uコンタクト部53cは信号コンタクト52のUコンタクト部52cよりもY2方向にずれて位置している。グランドコンタクト53のリード部53bのY2方向の端には、下向き折り曲げ部53dを有する。リード部53bから折り曲げ部53dにまで及ぶ範囲に、開口53eが形成してある。この開口53eを通して、上方から、信号コンタクト52のUコンタクト部52c及びグランドコンタクト53のUコンタクト部53cに接近することが可能である。
【0046】
次に、細線同軸ケーブル30の先端側を細線同軸ケーブルコネクタ50に接続させる作業について説明する。
【0047】
まず、細線同軸ケーブル30の先端部を、図9(A)、(B)に示すようにUコンタクト部52c、53cに対応させて処理する。図6と異なり、内部絶縁被覆32も削除されており、内部導体芯線31が露出している。
【0048】
細線同軸ケーブル30の先端の部分を、図9(A)、(B)に示すように、グランドコンタクト53の上側に位置させ、グランドコンタクト53及び信号コンタクト52に対するY1−Y2方向の位置を、内部導体芯線31が信号コンタクト52のUコンタクト部52cに対向するように定める。
【0049】
この状態で、細線同軸ケーブル30を矢印Cで示すように押し下げる。これによって、開口53eを通り抜けて、内部導体芯線31は信号コンタクト52のUコンタクト部52c内に押し込まれて圧接され、外部導体網シールド33はグランドコンタクト53のUコンタクト部53c内に押し込まれて圧接される。即ち、内部導体芯線31と外部導体網シールド33とが同時に圧接される。
【0050】
よって、細線同軸ケーブルコネクタ50を多数本の細線同軸ケーブル30の先端側に取り付ける作業は、半田付けを行わずになされ、細線同軸ケーブルを一本ずつ半田付けしていた従来に比べて格段に少ない工数で済む。
【0051】
[第3実施例]
図10(A)、(B)は本発明の第3実施例になる細線同軸ケーブルコネクタ60を示す。細線同軸ケーブルコネクタ60は、図2に示す細線同軸ケーブル30が適用されるものであり、電気絶縁性のコネクタ本体61と、コネクタ本体61に固定してあり、X1−X2に並んでいる複数対の信号コンタクト62及びグランドコンタクト63とを有する。
【0052】
Z1−Z2方向上、信号コンタクト62は上側(Z1方向側)に位置しており、これと対をなすグランドコンタクト53は下側(Z2方向側)に、上側(Z1方向側)に位置しており、重なっている。
【0053】
信号コンタクト62は、Y1方向の端に端子部62aを有し、コネクタ本体61より後方に突き出たリード部62bの先端に、上向きのUコンタクト部62cを有する。
【0054】
グランドコンタクト63は、Y1方向の端に端子部63aを有し、コネクタ本体61より後方に突き出たリード部63bの先端に、上向きの尖部付きUコンタクト部63cを有する。尖部付きUコンタクト部63cは、内側に突き刺し用尖部63A1,63A2を有する構成であり、信号コンタクト62のUコンタクト部62cよりもY2方向にずれて位置している。
【0055】
このグランドコンタクト部63cは、図11に示すように、グランドコンタクト本体63Aの先端のU字形状部63A3をU字形状部材63Bに圧入した構造である。U字形状部63A3が、突き刺し用尖部63A1,63A2を有する。
【0056】
次に、細線同軸ケーブル30の先端側を細線同軸ケーブルコネクタ60に接続させる作業について説明する。
【0057】
まず、細線同軸ケーブル30の先端部を、図10(A)、(B)に示すようにUコンタクト部62c及び尖部付きUコンタクト部63cに対応させて処理する。図6と異なり、内部絶縁被覆32も削除されており、先端部で内部導体芯線31が露出しており、且つ、外部絶縁被覆34が途中の一部で削除してあり、外部導体網シールド33は途中の一部で露出されている。
【0058】
細線同軸ケーブル30の先端の部分を、図10(A)、(B)に示すように、信号コンタクト62及びグランドコンタクト63の上側に位置させ、内部導体芯線31がUコンタクト部62c、外部絶縁被覆34が尖部付きUコンタクト部63cに対向するように定める。
【0059】
この状態で、細線同軸ケーブル30を矢印Dで示すように押し下げる。これによって、内部導体芯線31はUコンタクト部62c内に押し込まれて圧接され、外部導体網シールド33は尖部付きUコンタクト部63c内に押し込まれて圧接される。即ち、内部導体芯線31と外部導体網シールド33とが同時に圧接される。
【0060】
よって、細線同軸ケーブルコネクタ60を多数本の細線同軸ケーブル30の先端側に取り付ける作業は、半田付けを行わずになされ、細線同軸ケーブルを一本ずつ半田付けしていた従来に比べて格段に少ない工数で済む。
【0061】
なお、尖部付きUコンタクト部63cについてみると、図12に拡大して示すように、突き刺し用尖部63A1,63A2が外部導体網シールド33を突き破って内部絶縁被覆32に突き刺さった状態となる。これによって、細線同軸ケーブル30の細線同軸ケーブルコネクタ60への固定は圧接だけの場合よりしっかりなされ、細線同軸ケーブル30がひどく振動したような場合でも外れない。
【0062】
[第4実施例]
図13(A)、(B)は本発明の第4実施例になる細線同軸ケーブルコネクタ70を示す。細線同軸ケーブルコネクタ70は、図2に示す細線同軸ケーブル30が適用されるものであり、電気絶縁性のコネクタ本体71と、コネクタ本体71に固定してあり、X1−X2に並んでいる複数対の信号コンタクト72及びグランドコンタクト73と、コネクタ本体71の下面より背面側に突き出している水平の支持板74と、支持板74上に固定してあるクリップ75と、第1の挟み板76と、第2の挟み板77とを有する。
【0063】
支持板74の上面には、支持板74の上面には、べたのグランドパターン74aが形成してある。複数のクリップ75は、グランドパターン74aに半田付けされて支持板74の上面に固定してあり、X1−X2に並んでいる。クリップ75は金属板バネ製であり、U字形状を有し、重なった状態の第1の挟み板76と第2の挟み板77とが弾性的に差し込まれるサイズを有する。
【0064】
信号コンタクト72は、Y1方向の端に端子部72aを有し、コネクタ本体61より後方に突き出たリード部72bの先端に、上向きのUコンタクト部72cを有する。
【0065】
グランドコンタクト73は、Y1方向の端に端子部73aを有し、コネクタ本体61より後方に突き出たリード部の先端が支持板74の上面のグランドパターン74aと電気的に接続されている。
【0066】
図14に示すように、第1の挟み板76は、金属製であり、同軸ケーブル30の外部絶縁被覆34の径に対応する大きさの外部絶縁被覆用貫通穴76aが、複数個、信号コンタクト72と対応する配置で形成してある。
【0067】
同じく、図14に示すように、第2の挟み板77は、金属製であり、同軸ケーブル30の内部絶縁被覆32に対応する大きさの外部絶縁被覆用貫通穴76aが、複数個、第1の挟み板76の外部絶縁被覆用貫通穴76aと対応する配置で形成してある。
【0068】
次に、細線同軸ケーブル30の先端側を細線同軸ケーブルコネクタ70に接続させる作業について説明する。
【0069】
まず、細線同軸ケーブル30の先端部を、図14(A)に示すように処理する。
【0070】
次に、図14(A)に示すように、第1の挟み板76と第2の挟み板77とを離して配し、細線同軸ケーブル30の処理した先端側を外部絶縁被覆用貫通穴76aと内部絶縁被覆用貫通穴77aとに貫通させ、露出されている外部導体網シールド33が第1の挟み板76と第2の挟み板77との間に位置するようにする。
次いで、第2の挟み板77を、矢印Eで示すように、第1の挟み板76に、それ以上接近できない状態まで接近させる。図14(B)は、第2の挟み板77を、第1の挟み板76に最終状態まで接近させて重なった状態を示す。
【0071】
第2の挟み板77を第1の挟み板76に接近させる過程で、第2の挟み板77が外部導体網シールド33の先端側を係止して押して内部絶縁被覆32から掻き取るようにして放射状に広げる。第2の挟み板77と第1の挟み板76との間に、外部導体網シールド33が挟み込まれる。符号33Aは、放射状に広げられて第2の挟み板77と第1の挟み板76との間に挟み込まれた外部導体網シールドを示す。
【0072】
次いで、重なった状態の第1の挟み板76と第2の挟み板77とを、図14(B)中、矢印Fで示すように、クリップ75内に押し込む。
【0073】
最後に、内部導体芯線31をUコンタクト部72c内に押し込んで圧接させる。
【0074】
これによって、図13(A)、(B)に示すように、第1の挟み板76と第2の挟み板77とがクリップ75内に弾性的に挟み込まれて固定され、細線同軸ケーブル30は、第1の挟み板76と第2の挟み板77とによって固定され、外部導体網シールド33が、第1の挟み板76及び第2の挟み板77→クリップ75→グランドパターン74aを介してグランドコンタクト73と電気的に接続され、且つ、内部導体芯線31が信号コンタクト72と電気的に接続された状態となる。ここで、外部導体網シールド33が第1の挟み板76と第2の挟み板77との間に挟み込まれるため、外部導体網シールド33と第1、第2の挟み板76,77とが接触する面積は広くなり、電気的特性の向上が図られる。また、外部導体網シールド33が第1の挟み板76及び第2の挟み板77によって挟まれていることによって、細線同軸ケーブル30は引っ張る方向に対して、Uコンタクトによる圧接に比べて強固に固定される。
【0075】
よって、細線同軸ケーブルコネクタ70を多数本の細線同軸ケーブル30の先端側に取り付ける作業は、半田付けを行わずになされ、細線同軸ケーブルを一本ずつ半田付けしていた従来に比べて格段に少ない工数で済む。
【0076】
[第5実施例]
以下に説明する実施例、即ち、第5乃至第8実施例の細線同軸ケーブルコネクタは、図16に示す、ドレイン線95を有する構造の細線同軸ケーブル900に適用される。
【0077】
この細線同軸ケーブル90は、中心から外側に向かって、内部導体芯線91、内部導体芯線91を覆う内部絶縁被覆92、内部絶縁被覆92を覆う外部導体網シールド93、外部導体網シールド93を覆う外部絶縁被覆94を有し、且つ、内部絶縁被覆92と外部導体網シールド93との間を延在しているドレイン線95を有する構成である。内部導体芯線91の径d1は約0.3mmであり、ドレイン線95は更に細く、径d2は約0.1mmである。
【0078】
図15(A)、(B)は本発明の第5実施例になる細線同軸ケーブルコネクタ80を示す。細線同軸ケーブルコネクタ80は、コネクタ本体81と、複数対の信号コンタクト82及びグランドコンタクト83と、下側のカバー84と、上側のカバー85とを有する。図15(A)中、上側のカバー85は図示の便宜上表裏反転した状態で示してある。
【0079】
コネクタ本体81は、電気絶縁性であり、略直方体形状を有し、前面に相手方のコネクタが挿入されるコネクタ挿入口81aを有し、背面側の中央に横向きの仕切り板81bを有する。
【0080】
信号コンタクト82は、コネクタ本体81を貫通して固定してあり、Y1方向の端に、端子部82aを有し、コネクタ本体51より後方(Y2方向)に突き出でいるリード部82bを有し、Y2方向端に、Z1方向に立ち上がっているUコンタクト部82cを有する形状である。リード部82b及びUコンタクト部82cは、仕切り板81bの上面に位置している。Uコンタクト部52cは、細線同軸ケーブル90の内部導体芯線91に対応する寸法を有する。
【0081】
グランドコンタクト83は、コネクタ本体81を貫通して固定してあり、Y1方向の端に、端子部83aを有し、コネクタ本体81より後方(Y2方向)に突き出でいる直線状のリード部83bを有し、Y2方向端に、Z2方向に向いているUコンタクト部83cを有する形状である。リード部83b及びUコンタクト部83cは仕切り板81bの下面に位置している。Uコンタクト部83cは細線同軸ケーブル90のドレイン線95に対応する寸法を有する。
【0082】
下側カバー84は、電気絶縁性であり、略板状を有し、多数本の細線同軸ケーブル90をX1−X2方向に整列させた状態で保持する細線同軸ケーブル整線部84aと、ドレイン線95を押さえるドレイン線押さえ部84bとを有する。
【0083】
上側カバー85は、電気絶縁性であり、細線同軸ケーブル90を整線する整線部85aと、内部導体芯線91を押さえる内部導体芯線押さえ部85bとを有する。
【0084】
上側カバー85及び下側カバー84は、コネクタ本体81の背面側の凹部81cに上下側から嵌合されて取り付けられる。
【0085】
複数本の細線同軸ケーブル90の処理されている先端側は、内部導体芯線91及びドレイン線95が上下に振り分けられて、内部導体芯線91が信号コンタクト82のUコンタクト部82c内に圧接され、ドレイン線95がグランドコンタクト83のUコンタクト部83c内に圧接されて、同軸ケーブル90自体が上側カバー85と下側カバー84とによってクランプ保持されて整線される。
【0086】
また、上側カバー85の内部導体芯線押さえ部85bがUコンタクト部82c内に圧接されている内部導体芯線91を押さえる。下側カバー84のドレイン線押さえ部84bがUコンタクト部83c内に圧接されているドレイン線95を押さえる。
【0087】
ここで、各ドレイン線95は対応するグランドコンタクト83に独立に接続されている。よって、複数のドレイン線を共通のグランド端子に共通に接続させた場合に比べて、良好な電気的特性を有する。
【0088】
また、各細線同軸ケーブル90の処理されている先端側は、内部導体芯線91及びドレイン線95が仕切り板81bを隔てて上下に振り分けられているため、外部に延びている内部導体芯線91とドレイン線95とが接触する危険が確実に回避され、接続の信頼性は向上している。
【0089】
また、Uコンタクト部82cとUコンタクト部83cとは仕切り板81bを隔てて上下に位置しており、近接しているため、外部に延びている内部導体芯線91の長さ及びと外部に延びているドレイン線95の長さは短くなっている。このことによって、電気的特性が良好となっている。
【0090】
また、細線同軸ケーブル90は、複数本の細線同軸ケーブルが整列して並んでいるフラット細線同軸ケーブルを裂いたものでもよい。
【0091】
[第6実施例]
図16(A)、(B)は本発明の第6実施例になる細線同軸ケーブルコネクタ100を示す。この細線同軸ケーブルコネクタ100は、グランドコンタクト83Aを除いて図15(A)、(B)に示す細線同軸ケーブルコネクタ80と同じ構成であり、図15(A)、(B)に示す細線同軸ケーブルコネクタ80の構成部分と対応する構成部分には同じ符号を付し、その説明は省略する。
【0092】
グランドコンタクト83Aは、上記グランドコンタクト83のUコンタクト部83cに代えて板バネ片83Ac1よりなる挟み部83Acを有する構成である。
ドレイン線95は、挟み部83Acに挟まれて接続される。よって、細いドレイン線95をUコンタクト部内に圧入する場合に比べて、ドレイン線95が接続の際に切断される危険が少なくなる。
【0093】
[第7実施例]
図18(A)、(B)、(C)は本発明の第7実施例になる細線同軸ケーブルコネクタ110を示す。細線同軸ケーブルコネクタ110は、コネクタ本体111と、複数対の信号コンタクト112及びグランドコンタクト113と、下側の整線板部材114と、上側の電気絶縁性のカバー115とを有し、図16に示す細線同軸ケーブル90に適用される。図18(B)は信号コンタクトの112の位置で垂直に断面した図であり、図18(C)はグランドコンタクトの113の位置で垂直に断面した図である。
【0094】
コネクタ本体111は、電気絶縁性であり、略直方体形状を有し、背面側に凹部111aを有する。
【0095】
信号コンタクト112は、コネクタ本体111を貫通して固定してあり、Y1方向の端に、端子部112aを有し、コネクタ本体111より後方(Y2方向)に突き出でいるリード部112bを有し、Y2方向端に、下向きの信号Uコンタクト部112cを有する形状である。信号Uコンタクト部112cは、図16の細線同軸ケーブル90の内部導体芯線91に対応する寸法を有する。
【0096】
グランドコンタクト113は、信号コンタクト112に対してX2方向の隣りに配されており、コネクタ本体111を貫通して固定してあり、Y1方向の端に、端子部113aを有し、コネクタ本体111より後方(Y2方向)に突き出でいる直線状のリード部113bを有し、Y2方向端に、下向きのグランドUコンタクト部113cを有する形状である。グランドUコンタクト部113cは細線同軸ケーブル90のドレイン線95に対応する寸法を有する。
【0097】
信号Uコンタクト部112cとグランドUコンタクト部113cとは、共に下向きである。Y1−Y2方向上、グランドUコンタクト部113cは信号Uコンタクト部112cよりY1方向に少しずれている。
【0098】
整線板部材114は、電気絶縁性を有し、複数の同軸ケーブルをX1−X2方向に整線させる同軸ケーブル整線部114aと、整線された同軸ケーブルから延びている内部導体芯線を整線させる内部導体芯線整線部114bと、整線された同軸ケーブルから延びているドレイン線を整線させるドレイン線整線部114cとを有する。整線板部材114は、更に、内部導体芯線整線部114bに信号Uコンタクト部112cが係合するスリット状の信号Uコンタクト部用係合穴114dを有し、ドレイン線整線部114cにグランドUコンタクト部113cが係合するスリット状のグランドUコンタクト部用係合穴114eを有する。
【0099】
整線板部材114は、コネクタ本体111の背面側の凹部111aに下側から嵌合されて取り付けられる。カバー115は、コネクタ本体111の背面側の凹部111aに上側から嵌合されて取り付けられる。
【0100】
複数本の同軸ケーブル90の処理されている先端側は、以下に述べる手順で細線同軸ケーブルコネクタ110に接続される。
【0101】
まず、同軸ケーブル90の処理されている先端側を、一本ずつ、その内部導体芯線91を内部導体芯線整線部114bに嵌合させて位置を定めて整線させ、且つ、ドレイン線95をドレイン線整線部114cに嵌合させて位置を定めて整線させ、且つ、外部絶縁被覆94を同軸ケーブル整線部114aに嵌合させて位置を定めて同軸ケーブル90自体を整線させる。ドレイン線95は内部導体芯線91の隣りに配されるため、上記の整線作業はしやすい。
【0102】
次いで、同軸ケーブル90が整線された整線板部材114を下側から嵌合させると共に、カバー115を上側から嵌合させる。このときに、図18(B)に示すように、信号Uコンタクト部112cが内部導体芯線91と圧接しつつ信号Uコンタクト部用係合穴114d内に係合され、且つ、図18(C)に示すように、グランドUコンタクト部113cがドレイン線95と圧接しつつグランドUコンタクト部用係合穴114e内に係合される。
【0103】
よって、複数本の同軸ケーブル90の内部導体芯線91の信号Uコンタクト部112cへの圧接及びドレイン線95のグランドUコンタクト部113cへの圧接は一括して、且つ、安定になされる。
【0104】
また、信号Uコンタクト部112cが信号Uコンタクト部用係合穴114dに係合し、且つ、グランドUコンタクト部113cがグランドUコンタクト部用係合穴114eに係合する構成であるため、信号Uコンタクト部112c及びグランドUコンタクト部113cは、堅固に固定され、よって、内部導体芯線91及の信号コンタクト112との電気的接続及びドレイン線95のグランドコンタクト114との電気的接続はより確実になされる。
【0105】
[第8実施例]
図19(A)、(B)は本発明の第8実施例になる細線同軸ケーブルコネクタ120を示す。細線同軸ケーブルコネクタ120は、コネクタ本体121と、複数対の信号コンタクト122及びグランドコンタクト123と、中継回路基板124と、整線部材125とを有し、図16に示す細線同軸ケーブル90に適用される。
【0106】
コネクタ本体121は、電気絶縁性であり、略直方体形状を有する。
【0107】
信号コンタクト122は、コネクタ本体121を貫通して固定してあり、Y1方向の端に接続用の端子部122aを有し、コネクタ本体121より後方(Y2方向)に突き出して半田付け用の端子部122bを有する。
【0108】
グランドコンタクト123は、コネクタ本体121を貫通して固定してあり、Y1方向の端に接続用の端子部123aを有し、コネクタ本体121より後方(Y2方向)に突き出して半田付け用の端子部123bを有する。
【0109】
中継回路基板124は、図1中の中継回路基板14と略同様に、上面には、信号コンタクト122に対応して、端子パッド124a,124b及びこの間を接続する配線パターン124cが形成してあり、下面には,べたのグランドパターン124d及びグランドコンタクト123に対応した端子パッド124eが形成してある。
【0110】
この中継回路基板124は、信号コンタクト122の半田付け用の端子部122bとグランドコンタクト123の半田付け用の端子部123bとの間に挟まれて、且つ、端子パッド124aと信号コンタクト122の半田付け用の端子部122bとが半田付けされ、端子パッド124bとグランドコンタクト124の半田付け用の端子部124bとが半田付けされており、コネクタ本体121の背面側からY2方向に突き出ている。
【0111】
整線部材125は、電気導通性であり、同軸ケーブル90が貫通する同軸ケーブル整線孔125aを信号コンタクト122に対応する配置で有し、且つ、各同軸ケーブル整線孔125a毎にドレイン線が押し込まれる形状のドレイン線整線溝125bを有する。ドレイン線整線溝125bは、整線部材125のY1側の面125cに整線部材125の上面125dに抜けるように、同軸ケーブル整線孔125aのY1側の開口よりZ1方向に延在して形成してある。このドレイン線整線溝125bは、上方向に折り曲げられたドレイン線95が押し込まれる寸法形状を有する。
【0112】
また、整線部材125は、面125c側のフォーク形状部125eが中継回路基板124のY2端をクランプしてグランドパターン124dと半田付けされており、同軸ケーブル整線孔125aが信号コンタクト122に対応する配置で、中継回路基板124に固定してあり、且つ、グランドコンタクト124と電気的に接続されている。
【0113】
複数本の同軸ケーブル90の処理されている先端側は、以下に述べる手順で細線同軸ケーブルコネクタ120に接続される。
【0114】
まず、同軸ケーブル90の処理されている先端側を、一本ずつ、整線部材125の同軸ケーブル整線孔125aに通し、内部導体芯線91を端子パッド124bに半田付けする。これによって、同軸ケーブル90の先端部が整線部材125の同軸ケーブル貫通孔125aに嵌合して保持されて整線される。
【0115】
次いで、ドレイン線95を上方に折り曲げて、ドレイン線整線溝125に嵌合させて保持させる。ドレイン線95はドレイン線整線溝125bに圧接された状態となって整線される。
【0116】
ドレイン線95を整線する作業は、同軸ケーブル90が整線されている状態で行われるため、作業はしやすい。
【発明の効果】
以上説明したように請求項1の発明は、電気絶縁性のコネクタ本体と、該コネクタ本体に対を構成して複数対並んで設けてある信号コンタクト及びグランドコンタクトとを有し、各同軸ケーブルが、中心から外側に向かって、内部導体芯線、該内部導体芯線を覆う内部絶縁被覆、該内部絶縁被覆を覆う外部導体網シールド、該外部導体網シールドを覆う外部絶縁被覆を有する構造であり、先端側が処理されて整列している複数本の上記同軸ケーブルの先端に設けられる同軸ケーブルコネクタにおいて、
上記各対を構成する信号コンタクト及びグランドコンタクトは、該コネクタ本体より後方へ突き出ている先端側にUコンタクト部を有する構成であり、
電気絶縁性を有し、上記コネクタ本体に固定してあり、該信号コンタクト及びグランドコンタクトの該コネクタ本体より後方へ突き出ている部分を支持するコンタクト支持板部材と、
上記複数本の上記同軸ケーブルの処理されている先端側を整列させて支持する同軸ケーブル整列支持部を有し、且つ、上記外部導体網シールドが係合する外部導体網シールド係合金具を有し、上記信号コンタクトのUコンタクト部及びグランドコンタクトのUコンタクト部を覆って、上記コンタクト支持板部材の上側に固定された圧接カバーとを有し、
上記外部導体網シールド係合金具は、ばね力によって密着している二枚の板部を有するクリップ状であって、上記各板部に上記外部導体網シールドに対応する大きさのU字形状の溝部が形成してあり、上記圧接カバーが上記コンタクト支持板部材の上側に固定されたときに、上記二枚の板部が上記グランドコンタクトの上記Uコンタクト部を挟んで、且つ、上記U字形状の溝部が上記グランドコンタクトの上記Uコンタクト部と対向する構成であり、
上記複数本の上記同軸ケーブルの処理されている先端側は、該内部導体芯線が、上記信号コンタクトのUコンタクト部内に圧接され、上記外部導体網シールドが上記外部導体網シールド係合金具の上記U字形状の溝部と上記グランドコンタクトのUコンタクト部との間に挟まれ且つ圧接されるようにしたものであるため、
複数本の同軸ケーブルの処理されている先端側を同軸ケーブルコネクタに接続させる際に、半田付け作業が不要となり、よって、複数本の同軸ケーブルの先端側を接続する作業を少ない作業工数で行うことが出来、且つ、半田付け作業に起因するトラブルの発生が回避され、よって、複数本の同軸ケーブルとの接続の信頼性の向上を図ることが出来る。
【0117】
また、外部導体網シールドが外部導体網シールド係合金具とグランドコンタクトのUコンタクト部との間に挟まれるため、圧接力は全周囲から付与され、よって、内部絶縁被覆が柔らかい材質である場合にも、内部絶縁被覆が楕円形に変形するようなことは起きず、これによって、外部導体網シールドの圧接がしっかりとなされるように出来る。
【0118】
請求項2の発明は、電気絶縁性のコネクタ本体と、該コネクタ本体に対を構成して複数対並んで設けてある信号コンタクト及びグランドコンタクトとを有し、各同軸ケーブルが、中心から外側に向かって、内部導体芯線、該内部導体芯線を覆う内部絶縁被覆、該内部絶縁被覆を覆う外部導体網シールド、該外部導体網シールドを覆う外部絶縁被覆を有する構造であり、先端側が処理されている複数本の上記同軸ケーブルの先端に設けられる同軸ケーブルコネクタにおいて、
上記各対を構成する信号コンタクト及びグランドコンタクトは、
該コネクタ本体より後方へ突き出ているリード部が上記同軸ケーブルコネクタの高さ方向上重なっており、各リード部の先端側にUコンタクト部を有し、該信号コンタクトのUコンタクト部が該グランドコンタクトのUコンタクト部より該コネクタ本体に近くに位置し、且つ上記グランドコンタクトのリード部に上記信号コンタクトのUコンタクト部を露出させる開口を有してなり、
上記同軸ケーブルの処理されている先端側は、上記グランドコンタクトのリード部の開口を通り抜けて、上記内部導体芯線が信号コンタクトのUコンタクト部内に押し込まれて圧接され、上記外部導体網シールドがグランドコンタクトのUコンタクト部内に押し込まれて圧接されるようにしたものであるため、複数本の同軸ケーブルの処理されている先端側を同軸ケーブルコネクタに接続させる際に、半田付け作業が不要となり、よって、複数本の同軸ケーブルの先端側を接続する作業を少ない作業工数で行うことが出来、且つ、半田付け作業に起因するトラブルの発生が回避され、よって、複数本の同軸ケーブルとの接続の信頼性の向上を図ることが出来る。
【0119】
また、グランドコンタクトのリード部に開口を設けたことによって、上側から見て、グランドコンタクトのリード部と信号コンタクトのリード部とが重なった位置関係にあっても、同軸ケーブルの内部導体芯線を信号コンタクトのUコンタクト部内に押し込む作業及び外部導体網シールドをグランドコンタクトのUコンタクト部内に押し込む作業を簡単に行うことが出来る。
【0120】
請求項3の発明は、電気絶縁性のコネクタ本体と、該コネクタ本体に対を構成して複数対並んで設けてある信号コンタクト及びグランドコンタクトとを有し、各同軸ケーブルが、中心から外側に向かって、内部導体芯線、該内部導体芯線を覆う内部絶縁被覆、該内部絶縁被覆を覆う外部導体網シールド、該外部導体網シールドを覆う外部絶縁被覆を有する構造であり、先端側が処理されている複数本の上記同軸ケーブルの先端に設けられる同軸ケーブルコネクタにおいて、
上記信号コンタクトは、該コネクタ本体より後方へ突き出ているリード部の端側にUコンタクト部を有する構成であり、
上記信号コンタクトと対をなすグランドコンタクトは、該コネクタ本体より後方へ突き出ているリード部の先端側に、該リード部の先端に形成してあって前記外部導体網シールドを突き破って上記内部絶縁被覆を突き刺す形状の突き刺し用尖部を有するU字形状部が、U字形状部材の内側に圧入された構成の尖部付きUコンタクト部を有する構成であり、
先端に前記内部導体芯線が露出し且つ前記外部絶縁被覆が途中の一部で削除されて外部導体網シールドの一部が露出されるように処理されている上記同軸ケーブルの先端側が上記内部導体芯線が信号コンタクトのUコンタクト部内に押し込まれて圧接され、上記の露出している外部導体網シールドの部分がグランドコンタクトの尖部付きUコンタクト部内に押し込まれて、前記外部導体網シールドが前記U字形状部材に圧接され、上記尖部が上記の露出している外部導体網シールドを突き破って上記内部絶縁被覆に突き刺さった状態となるようにしたものであるため、複数本の同軸ケーブルの処理されている先端側を同軸ケーブルコネクタに接続させる際に、半田付け作業が不要となり、よって、複数本の同軸ケーブルの先端側を接続する作業を少ない作業工数で行うことが出来、且つ、半田付け作業に起因するトラブルの発生が回避され、よって、複数本の同軸ケーブルとの接続の信頼性の向上を図ることが出来る。
【0121】
また、内部絶縁被覆が尖部によって突き刺されるため、同軸ケーブルと同軸ケーブルコネクタとの接続が、単に圧接だけの場合よりしっかりなされ、同軸ケーブルがひどく振動したような場合でも外れることが起きないように出来る。
【0122】
請求項4の発明は、電気絶縁性のコネクタ本体と、該コネクタ本体に対を構成して複数対並んで設けてある信号コンタクト及びグランドコンタクトとを有し、各同軸ケーブルが、中心から外側に向かって、内部導体芯線、該内部導体芯線を覆う内部絶縁被覆、該内部絶縁被覆を覆う外部導体網シールド、該外部導体網シールドを覆う外部絶縁被覆を有する構造であり、先端側が処理されている複数本の上記同軸ケーブルの先端に設けられる同軸ケーブルコネクタにおいて、
上記コネクタ本体は、背面側に金属板バネ製のクリップを有し、
上記信号コンタクトは、該コネクタ本体より後方へ突き出ているリード部の端側にUコンタクト部を有する構成であり、
上記信号コンタクトと対をなすグランドコンタクトは、上記金属板バネ製のクリップと電気的に接続してあり、
上記同軸ケーブルの外部絶縁被覆の径に対応する大きさの外部絶縁被覆用貫通穴を、上記信号コンタクトと対応する配置で複数有する金属製の第1の挟み板と、
上記同軸ケーブルの内部絶縁被覆の径に対応する大きさの内部絶縁被覆用貫通穴を、上記外部絶縁被覆用貫通穴と対応する配置で複数有する金属製の第2の挟み板とを有し、
上記同軸ケーブルの処理されている先端側が外部絶縁被覆用貫通穴と内部絶縁被覆用貫通穴とを貫通されている状態で、上記第1の挟み板と上記第2の挟み板とが接近されて、上記外部導体網シールドを上記第1の挟み板と上記第2の挟み板との間に挟み込む構成であり、
上記金属板バネ製のクリップは、接近された第1の挟み板と上記第2の挟み板とを弾性的に挟み込む構成であり、
上記同軸ケーブルの処理されている先端側は、上記内部導体芯線が信号コンタクトのUコンタクト部内に押し込まれて圧接され、上記外部導体網シールドが上記金属板バネ製のクリップ内に挟み込まれた上記第1の挟み板と上記第2の挟み板との間に挟み込まれるようにしたものであるため、複数本の同軸ケーブルの処理されている先端側を同軸ケーブルコネクタに接続させる際に、半田付け作業が不要となり、よって、複数本の同軸ケーブルの先端側を接続する作業を少ない作業工数で行うことが出来、且つ、半田付け作業に起因するトラブルの発生が回避され、よって、複数本の同軸ケーブルとの接続の信頼性の向上を図ることが出来る。
【0123】
また、外部導体網シールドが第1の挟み板と第2の挟み板との間に挟み込まれるため、外部導体網シールドと第1、第2の挟み板とが接触する面積を広くすることが出来、電気的特性の向上を図ることが出来、且つ、同軸ケーブルが引っ張られた場合に同軸ケーブルを接続状態に拘束する能力を高めることが出来る。
【0130】
請求項の発明は、電気絶縁性を有するコネクタ本体と該コネクタ本体に対を構成して複数対並んで設けてある信号コンタクト及びグランドコンタクトとを有し、中心から外側に向かって、内部導体芯線、該内部導体芯線を覆う内部絶縁被覆、該内部絶縁被覆を覆う外部導体網シールド、該外部導体網シールドを覆う外部絶縁被覆を有し、且つ、内部絶縁被覆と外部導体網シールドとの間を延在しているドレイン線を有する構成である複数本の同軸ケーブルの先端に設けられる同軸ケーブルコネクタにおいて、
上記コネクタ本体の後方に、上記の信号コンタクトの半田付け用の端子部及びグランドコンタクトの半田付け用の端子部との間に挟まれて半田付けされて、固定された中継回路基板を有し、
整線部材を上記グランドコンタクトと電気的に接続した状態で、上記中継回路基板に固定して設け、
該整線部材は、電気導通性であり、同軸ケーブルが貫通する同軸ケーブル整線孔を上記信号コンタクトに対応する配置で有し、且つ、各同軸ケーブル整線孔毎に、該同軸ケーブル整線孔より上方へ延在しており、折り曲げられたドレイン線が押し込まれるドレイン線整線溝を有し、
同軸ケーブルの先端部が整線部材の同軸ケーブル貫通孔に嵌合して保持されて整線され、折り曲げたドレイン線がドレイン線整線溝に嵌合して保持されて整線されるようにしたものであるため、複数本の同軸ケーブルの処理されている先端側のドレイン線を同軸ケーブルコネクタに接続させる際に、半田付け作業が不要となり、よって、複数本の同軸ケーブルの先端側を接続する作業を少ない作業工数で行うことが出来、且つ、半田付け作業に起因するトラブルの発生が回避され、よって、複数本の同軸ケーブルとの接続の信頼性の向上を図ることが出来る。
【0131】
また、ドレイン線を整線する作業は、同軸ケーブルが整線されている状態で行われるため、ドレイン線を整線する作業を作業性良く行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の細線同軸ケーブルコネクタを示す図である。
【図2】図1中の細線同軸ケーブルの先端部を示す図である。
【図3】本発明の第1実施例の細線同軸ケーブルコネクタの斜視図である。
【図4】図3中、Y−Z面IVで切断した断面図である。
【図5】図3の細線同軸ケーブルコネクタの分解斜視図である。
【図6】圧接カバーの一部を拡大して示す図である。
【図7】圧接カバーに複数本の細線同軸ケーブルが整線された状態を示す図である。
【図8】図4中、金具46を設けない場合の圧接状態を示す図である。
【図9】本発明の第2実施例の細線同軸ケーブルコネクタ示す図である。
【図10】本発明の第3実施例の細線同軸ケーブルコネクタ示す図である。
【図11】図10中、グランドコンタクトを示す図である。
【図12】図10中、細線同軸ケーブルコネクタのグランドコンタクトへの圧接状態を示す図である。
【図13】本発明の第4実施例の細線同軸ケーブルコネクタ示す図である。
【図14】図13中、外部導体網シールド挟み板機構を示す図である。
【図15】本発明の第3実施例の細線同軸ケーブルコネクタ示す図である。
【図16】図15のコネクタに適用される細線同軸ケーブルを示す図である。
【図17】図13中、外部導体網シールド挟み板機構を示す図である。
【図18】本発明の第7実施例の細線同軸ケーブルコネクタ示す図である。
【図19】本発明の第8実施例の細線同軸ケーブルコネクタ示す図である。
【符号の説明】
30、90 細線同軸ケーブル
31,91 内部導体芯線
33,93 外部導体網シールド
95 ドレイン線
40,50、60、70、80、100、110、120 細線同軸ケーブルコネクタ
41,51、61,71、81、101、121 コネクタ本体
42、52、62、72、82、112 信号コンタクト
43、53、63、73、83、83A、113 グランドコンタクト
42c,43c、52c,53c、62c,63c、72c、82c,83c
112c,113c Uコンタクト
53e 開口
63A1,63A2 突き刺し用尖部
63B U字形状部材
83Ac 挟み部
83Ac1 板バネ片
44 コンタクト支持板部材
45 圧接カバー
46 金具
74 支持板
75 クリップ
76 第1の挟み板
77 第2の挟み板
81b 仕切り板
84 下側カバー
85 上側カバー
114 整線板部材
115 カバー
124 中継回路基板
125 整線部材
125a 同軸ケーブル整線孔
125b ドレイン線整線溝

Claims (5)

  1. 電気絶縁性のコネクタ本体と、該コネクタ本体に対を構成して複数対並んで設けてある信号コンタクト及びグランドコンタクトとを有し、各同軸ケーブルが、中心から外側に向かって、内部導体芯線、該内部導体芯線を覆う内部絶縁被覆、該内部絶縁被覆を覆う外部導体網シールド、該外部導体網シールドを覆う外部絶縁被覆を有する構造であり、先端側が処理されて整列している複数本の上記同軸ケーブルの先端に設けられる同軸ケーブルコネクタにおいて、
    上記各対を構成する信号コンタクト及びグランドコンタクトは、該コネクタ本体より後方へ突き出ている先端側にUコンタクト部を有する構成であり、
    電気絶縁性を有し、上記コネクタ本体に固定してあり、該信号コンタクト及びグランドコンタクトの該コネクタ本体より後方へ突き出ている部分を支持するコンタクト支持板部材と、
    上記複数本の上記同軸ケーブルの処理されている先端側を整列させて支持する同軸ケーブル整列支持部を有し、且つ、上記外部導体網シールドが係合する外部導体網シールド係合金具を有し、上記信号コンタクトのUコンタクト部及びグランドコンタクトのUコンタクト部を覆って、上記コンタクト支持板部材の上側に固定された圧接カバーとを有し、
    上記外部導体網シールド係合金具は、ばね力によって密着している二枚の板部を有するクリップ状であって、上記各板部に上記外部導体網シールドに対応する大きさのU字形状の溝部が形成してあり、上記圧接カバーが上記コンタクト支持板部材の上側に固定されたときに、上記二枚の板部が上記グランドコンタクトの上記Uコンタクト部を挟んで、且つ、上記U字形状の溝部が上記グランドコンタクトの上記Uコンタクト部と対向する構成であり、
    上記複数本の上記同軸ケーブルの処理されている先端側は、該内部導体芯線が、上記信号コンタクトのUコンタクト部内に圧接され、上記外部導体網シールドが上記外部導体網シールド係合金具の上記U字形状の溝部と上記グランドコンタクトのUコンタクト部との間に挟まれ且つ圧接されることを特徴とする同軸ケーブルコネクタ。
  2. 電気絶縁性のコネクタ本体と、該コネクタ本体に対を構成して複数対並んで設けてある信号コンタクト及びグランドコンタクトとを有し、各同軸ケーブルが、中心から外側に向かって、内部導体芯線、該内部導体芯線を覆う内部絶縁被覆、該内部絶縁被覆を覆う外部導体網シールド、該外部導体網シールドを覆う外部絶縁被覆を有する構造であり、先端側が処理されている複数本の上記同軸ケーブルの先端に設けられる同軸ケーブルコネクタにおいて、
    上記各対を構成する信号コンタクト及びグランドコンタクトは、
    該コネクタ本体より後方へ突き出ているリード部が上記同軸ケーブルコネクタの高さ方向上重なっており、各リード部の先端側にUコンタクト部を有し、該信号コンタクトのUコンタクト部が該グランドコンタクトのUコンタクト部より該コネクタ本体に近くに位置し、且つ上記グランドコンタクトのリード部に上記信号コンタクトのUコンタクト部を露出させる開口を有してなり、
    上記同軸ケーブルの処理されている先端側は、上記グランドコンタクトのリード部の開口を通り抜けて、上記内部導体芯線が信号コンタクトのUコンタクト部内に押し込まれて圧接され、上記外部導体網シールドがグランドコンタクトのUコンタクト部内に押し込まれて圧接されることを特徴とする同軸ケーブルコネクタ。
  3. 電気絶縁性のコネクタ本体と、該コネクタ本体に対を構成して複数対並んで設けてある信号コンタクト及びグランドコンタクトとを有し、各同軸ケーブルが、中心から外側に向かって、内部導体芯線、該内部導体芯線を覆う内部絶縁被覆、該内部絶縁被覆を覆う外部導体網シールド、該外部導体網シールドを覆う外部絶縁被覆を有する構造であり、先端側が処理されている複数本の上記同軸ケーブルの先端に設けられる同軸ケーブルコネクタにおいて、
    上記信号コンタクトは、該コネクタ本体より後方へ突き出ているリード部の端側にUコンタクト部を有する構成であり、
    上記信号コンタクトと対をなすグランドコンタクトは、該コネクタ本体より後方へ突き出ているリード部の先端側に、該リード部の先端に形成してあって前記外部導体網シールドを突き破って上記内部絶縁被覆を突き刺す形状の突き刺し用尖部を有するU字形状部が、U字形状部材の内側に圧入された構成の尖部付きUコンタクト部を有する構成であり、
    先端に前記内部導体芯線が露出し且つ前記外部絶縁被覆が途中の一部で削除されて外部導体網シールドの一部が露出されるように処理されている上記同軸ケーブルの先端側が上記内部導体芯線が信号コンタクトのUコンタクト部内に押し込まれて圧接され、上記の露出している外部導体網シールドの部分がグランドコンタクトの尖部付きUコンタクト部内に押し込まれて、前記外部導体網シールドが前記U字形状部材に圧接され、上記尖部が上記の露出している外部導体網シールドを突き破って上記内部絶縁被覆に突き刺さった状態となることを特徴とする同軸ケーブルコネクタ。
  4. 電気絶縁性のコネクタ本体と、該コネクタ本体に対を構成して複数対並んで設けてある信号コンタクト及びグランドコンタクトとを有し、各同軸ケーブルが、中心から外側に向かって、内部導体芯線、該内部導体芯線を覆う内部絶縁被覆、該内部絶縁被覆を覆う外部導体網シールド、該外部導体網シールドを覆う外部絶縁被覆を有する構造であり、先端側が処理されている複数本の上記同軸ケーブルの先端に設けられる同軸ケーブルコネクタにおいて、
    上記コネクタ本体は、背面側に金属板バネ製のクリップを有し、
    上記信号コンタクトは、該コネクタ本体より後方へ突き出ているリード部の端側にUコンタクト部を有する構成であり、
    上記信号コンタクトと対をなすグランドコンタクトは、上記金属板バネ製のクリップと電気的に接続してあり、
    上記同軸ケーブルの外部絶縁被覆の径に対応する大きさの外部絶縁被覆用貫通穴を、上記信号コンタクトと対応する配置で複数有する金属製の第1の挟み板と、
    上記同軸ケーブルの内部絶縁被覆の径に対応する大きさの内部絶縁被覆用貫通穴を、上記外部絶縁被覆用貫通穴と対応する配置で複数有する金属製の第2の挟み板とを有し、
    上記同軸ケーブルの処理されている先端側が外部絶縁被覆用貫通穴と内部絶縁被覆用貫通穴とを貫通されている状態で、上記第1の挟み板と上記第2の挟み板とが接近されて、上記外部導体網シールドを上記第1の挟み板と上記第2の挟み板との間に挟み込む構成であり、
    上記金属板バネ製のクリップは、接近された第1の挟み板と上記第2の挟み板とを弾性的に挟み込む構成であり、
    上記同軸ケーブルの処理されている先端側は、上記内部導体芯線が信号コンタクトのUコンタクト部内に押し込まれて圧接され、上記外部導体網シールドが上記金属板バネ製のクリップ内に挟み込まれた上記第1の挟み板と上記第2の挟み板との間に挟み込まれることを特徴とする同軸ケーブルコネクタ。
  5. 電気絶縁性を有するコネクタ本体と該コネクタ本体に対を構成して複数対並んで設けてある信号コンタクト及びグランドコンタクトとを有し、中心から外側に向かって、内部導体芯線、該内部導体芯線を覆う内部絶縁被覆、該内部絶縁被覆を覆う外部導体網シールド、該外部導体網シールドを覆う外部絶縁被覆を有し、且つ、内部絶縁被覆と外部導体網シールドとの間を延在しているドレイン線を有する構成である複数本の同軸ケーブルの先端に設けられる同軸ケーブルコネクタにおいて、
    上記コネクタ本体の後方に、上記の信号コンタクトの半田付け用の端子部及びグランドコンタクトの半田付け用の端子部との間に挟まれて半田付けされて、固定された中継回路基板を有し、
    整線部材を上記グランドコンタクトと電気的に接続した状態で、上記中継回路基板に固定して設け、
    該整線部材は、電気導通性であり、同軸ケーブルが貫通する同軸ケーブル整線孔を上記信号コンタクトに対応する配置で有し、且つ、各同軸ケーブル整線孔毎に、該同軸ケーブル整線孔より上方へ延在しており、折り曲げられたドレイン線が押し込まれるドレイン線整線溝を有し、
    同軸ケーブルの先端部が整線部材の同軸ケーブル貫通孔に嵌合して保持されて整線され、折り曲げたドレイン線がドレイン線整線溝に嵌合して保持されて整線されることを特徴とする同軸ケーブルコネクタ。
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