JP4308124B2 - レーザビームろう接法及びレーザ照射装置 - Google Patents

レーザビームろう接法及びレーザ照射装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4308124B2
JP4308124B2 JP2004322854A JP2004322854A JP4308124B2 JP 4308124 B2 JP4308124 B2 JP 4308124B2 JP 2004322854 A JP2004322854 A JP 2004322854A JP 2004322854 A JP2004322854 A JP 2004322854A JP 4308124 B2 JP4308124 B2 JP 4308124B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser beam
brazing material
laser
brazing
roughness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004322854A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006130534A (ja
Inventor
啓示 大塚
彰 後藤
啓志 瀬戸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2004322854A priority Critical patent/JP4308124B2/ja
Publication of JP2006130534A publication Critical patent/JP2006130534A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4308124B2 publication Critical patent/JP4308124B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)

Description

本発明は、レーザビームを照射することでろう材を溶かして被接合材を接合するレーザビームろう接技術に関する。
例えば、代表的な接合技術であるアーク溶接法には、消耗電極法と非消耗電極法とがあるが、いずれも電極と被接合材間に架かるアークを熱源とし、このアーク熱で被接合材(母材)の一部を溶かし接合する技術である。
これに対して、被接合材(母材)を溶かさずに、ろう材のみを溶融させ、接合部位の間隙に流し込み、冷却・固化させることで接合する技術が「ろう接法」であり、アーク溶接法とは別の技術として扱われる。
なお、使用するろう材の融点が450℃以上のものを硬ろう付け、450℃未満のものを軟ろう付けと呼ばれてきたが、近年、硬ろう付けを「ろう付け」、軟ろう付けを「はんだ付け」と用語が改められた。本発明では、硬ろう付け技術に係るため、ろう付け、ろう接、ろう材の用語を使用する。
ろう材を溶かす熱源は、ガストーチ、電気抵抗加熱、誘導加熱、炉中加熱、電子ビーム、レーザビームなど各種のものが実用に供され、特にレーザビームは局部加熱が容易であることから精密接合に適用される。
従来、レーザビームを熱源としたはんだ付け法の改良技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−198670公報(請求項1、段落番号[0003]、図1)
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図11は従来の技術の基本原理を説明する図であり、被接合材101に、レーザビーム投射部102及びはんだ材103の先端を臨ませ、はんだ材103の先端にレーザビーム104を照射することで、はんだ材103を溶融させる。
ただし、はんだ材103の放熱が大きいため、温度上昇に時間がかかる(特許文献1段落番号[0003]参照)。そこで、ヒータ105、不活性ガス容器106及びチューブ107からなるガス噴射手段を設け、このガス噴射手段でホット不活性ガスをはんだ材103の先端に吹き付けることで、はんだ材103を暖め、迅速に溶融させるというものである。
特許文献1では、ヒータ105、不活性ガス容器106及びチューブ107からなるガス噴射手段が不可欠であるため、装置全体が複雑になるとともに装置コストが嵩む。
すなわち、ガス噴射手段などを付加することなく、はんだ材(ろう材)を効率よく熱することができる技術が求められている。
本発明は、ガス噴射手段などを付加することなく、ろう材を効率よく熱することができる技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、レーザビームを照射することでろう材を溶かして被接合材を接合し、ろう材として、表面の算術平均高さRaが0.5μm〜4.5μmの範囲になるように粗面処理したろう材を使用するレーザビームろう接法であって、
前記レーザビームは、前記ろう材の軸線に対して40°〜60°傾斜させ、ろう材の粗面に対して傾斜させて照射させることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、請求項1記載のレーザビームろう接法を使用するためのレーザ照射装置(40)であって、
このレーザ照射装置(40)は、レーザビーム(矢印A)を発生させるレーザ発振器(41)と、このレーザ発振器(41)で発生されたレーザビーム(矢印A)が導かれ前記レーザビーム(矢印A)の一部を予熱用レーザビーム(31)として直進させ残部を反射させるハーフミラー(45)と、このハーフミラー(45)により反射されたレーザビーム(矢印C)の一部を通過させ前記ろう材(10)を溶融させるためのレーザビーム(26A)とし残部を反射させ前記ろう材(10)を溶融させるためのレーザビーム(26B)とするハーフミラー(46)とを備えることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、ろう材の表面を粗面にすることで入熱効率を高めることができた。入熱効率が高まれば、より短時間でろう材を溶かすことができるため、接合作業の生産性を高めることができ、接合に係る製造コストを下げることができる。また、入熱効率が高まれば、ガス噴射手段などを付加しないで、レーザ出力を下げることができ、レーザ照射装置の小型化が可能となり、レーザ照射装置の設置費用を低減することができる。
加えて、請求項に係る発明では、ろう材の表面を粗面にした上で、この粗面に傾斜してレーザビームを照射することで、さらに入熱効率を高めることができる。
この結果、より接合作業の生産性を高めることができると共にレーザ照射装置の一層の小型化が可能となる。
請求項2に係る発明では、1台のレーザ発振器が発生したレーザビームを、予熱用のレーザビームと、ろう材を溶融する2本のレーザビームとに分流することができる。高価なレーザ発信器が1台で済むためレーザ照射装置の低コスト化を促すことができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るろう材を対象とする表面処理の原理図であり、細い丸棒状のろう材10に、ブラストノズル11を臨ませ、このブラストノズル11から微細な研磨剤12を高速で吹き付ける。研磨剤12が当たった箇所が窪むため、ろう材10の表面が粗面になる。
ろう材10は、銅ろう、黄銅ろう、銀ろうなどのいわゆる硬ろうであれば種類は問わない。しかし、板厚が1.0mm程度の溶融亜鉛メッキ鋼板を被接合材とするときには、5〜15質量%の亜鉛を含み残部を銅及び不可避的不純物としたCu−Zn系ろう材が好ましい。
5〜15質量%の亜鉛を含むため、ろう接部が固溶強化されて強度が高くなり、且つ含有率が15質量%以下であるため、亜鉛の蒸発による気泡の発生が抑制され、ろう接部の強度、外観品質が良好となる。しかも、亜鉛を5質量%以上含有するため、化成被膜(薬液処理により金属表面に形成される薄い膜)が良好に形成され、その後の塗装も良好となる。このことは、耐食性や塗料の密着性が要求される自動車ボディ、家電製品、スチール家具などに有益である。
また、5〜15質量%の亜鉛及び6質量%以下のマンガンを含み残部を銅及び不可避的不純物としたCu−Zn−Mg系ろう材を用いてもよい。
Cu−Zn系ろう材の作用・効果に加えて、マンガンの結晶粒微細化作用によって、ろう接部の結晶粒が微細化され、ろう接部の強度がさらに向上するとともに靱性が向上するからである。特に、靱性は、ろう接部に破損、亀裂等が発生、進行しないために最も重要な機械的特性の一つである。この靱性によって、これらの損傷を防止し、ろう接部の信頼性(耐久性)を向上させることができる。
なお、6質量%以上のマンガンを含有するとろう材に気泡が残存する可能性があるため、6質量%以下とした。
図2はろう材を局部的に処理するときの説明図であり、本発明では、ろう材10の全周をブラスト処理する必要はなく、後述するレーザビームに面する部位だけブラスト処理すれば済む。
そのためには、例えば、マスク13、13をろう材10に沿える若しくは被せる。マスク13が不要な研磨剤14を遮断するため、必要な部位に研磨剤12を当てることで、必要な部位だけブラスト処理を施すことができる。
粗面の定量的評価はJIS B 0601:2001「製品の幾何特性仕様(GPS)−表面性状:輪郭曲線方式−用語、定義及び表面性状パラメータ」に規定されている。便利のために、この規格から本発明に必要な用語及び定義を抜粋し、次図で説明する。
図3は粗さの定義に関するグラフである。
(a)は輪郭曲線の算術平均高さ(以下、算術平均粗さRaという)を説明するグラフであり、粗さの凹凸(山谷)を示す粗さ曲線20から、輪郭曲線のカットオフ値で規定される粗さ曲線用の基準長さlr(以下、基準長さlrという)を切り出し、この基準長さlrにおける粗さ曲線20の平均線21を定める。
この平均線x軸を兼ねる。
そして、原点Oからxだけ離れた位置における高さをZ(x)とし、原点Oからx=lrまでの高さを積分する。この積分値を、算術平均粗さRaと呼ぶ。
(b)は輪郭曲線の最大高さ(以下、最大高さ粗さRzという)を説明するグラフであり、基準長さlrの範囲で最も高い山の頂と、最も深い谷の底との差を、最大高さ粗さRzと定める。
(c)は輪郭曲線要素の平均長さ(以下、平均長さRSmという)を説明するグラフであり、隣接する谷と山を単位にしてXSn(n=1〜m)を求め、XSn(n=1〜m)の総和を個数mで割ることで得られる単純平均値を、平均長さRSmと定める。
以上のRa、Rz及びRSmは公知の粗さ測定装置で測定することができる。粗さ測定装置については説明を省略する。
次に、本発明に係るレーザビームろう接法の原理を説明する。
図4は本発明に係るレーザビームろう接法の原理図であり、ろう材10を、ろう材ガイド23で案内しつつ、被接合材24へ送る。そして、ろう材10の軸線25が被接合材24と交わる点の直前位置にて、ろう材10にレーザビーム26を照射し、ろう材10を溶融させる。27はビーム照射管である。
被接合材24を一定速度で白抜き矢印のごとく移動させつつ、ろう材10を送れば、ろう接部28を能率良く形成することができる。なお、被接合材24を静止させて、ろう材ガイド23並びにビーム照射管27を白抜き矢印とは逆方向へ移動させてもよい(以下同様)。
また、ろう材10の軸線25とレーザビーム26の軸線とのなす角度をθとする。この傾斜角度θについては後述する。
図5は図4の変更実施例図であり、ろう材10を2本のビーム照射管27A、27Bから照射したレーザビーム26A、26Bで加熱することを示す。1本のレーザビームより、2本のレーザビーム26A、26Bの方が効果的にろう材10を溶融させることができる。
図6は図4のさらなる変更実施例図であり、ろう材ガイド23の前方(図左)に、予熱用ビーム照射管29を配置し、レーザビーム31で被接合材24を予熱することで、ろう材10の温度低下を防止する。この結果、ビーム照射管27から照射するレーザビーム26の負担を軽減し、必要なレーザ出力を低減することが可能となる。加えて、レーザビーム31で被接合材24を予熱することで、ろう材10のぬれ性を向上させ、安定したろう付けを行うことができる。
図7はレーザ照射装置の原理図であり、レーザ照射装置40に、レーザ発振器41、レーザビームを導く導波管42、43、44、ハーフミラー45、46及びレンズ47〜52を備える。
そして、レーザ発振器41で発生させたレーザビームを矢印Aのごとく、ハーフミラー45に導き、一部を矢印Bのごとく直進させて予熱用のレーザビーム31とし、残部を矢印Cのごとく反射させる。
矢印Cのビームは、次のハーフミラー46で通過成分(矢印D)と反射成分(矢印E)に分離され、通過成分は最終的にレンズ51で絞られてレーザビーム26Aとなり、反射成分は最終的にレンズ52で絞られてレーザビーム26Bとなり、ろう材10の溶融作用を発揮する。
1台のレーザ発信器41が発生したレーザビームを、予熱用のレーザビーム31と、ろう材10を溶融する2本のレーザビーム26A、26Bとに分流することができる。高価なレーザ発信器41が1台で済むためレーザ照射装置40の低コスト化を促すことができる。
また、予熱用のレーザビーム31で被接合材24、24を予熱し、2本のレーザビーム26A、26Bでろう材10を溶融するため、ろう材10を迅速に溶融することができ、白抜き矢印で示す被接合材24、24の送り速度を高めることができ、生産性を大いに高めることができる。
(実験例)
本発明に係る実験例を以下に述べる。なお、本発明は実験例に限定されるものではない。
本発明はろう材の表面を粗面にしたことを特徴とする。粗さの大きさを種々設定してレーザビームの吸収性能、すなわち入熱効率を確認する実験を行った。
○実験に用いたろう材
ろう材の径:1.6mm
ろう材の材質:Siが3.5質量%で残部が銅。96.5Cu−3.5Siと表記する。
表面処理:ブラスト処理
粗さ:次表に示す。
○実験に用いたレーザ照射装置
レーザの種類:YAGレーザ
最大出力:4kW
○実験の方法
レーザ出力を低めに設定し、大気中に置いたろう材にレーザビームを照射する。1/30秒以内に1.6mm径の全断面が溶解すれば「ろう材が溶解した」と判断する。
レーザ出力を段階的に増加して実験を行い、ろう材が溶解したときのレーザ出力を記録する。
実験の条件と結果を次表で説明する。
Figure 0004308124
・比較例1:
1.6mm径で96.5Cu−3.5Siのろう材で且つ表面処理を施さないろう材で実験した。表面処理を施さないため、算術平均粗さRaは0.1μm、最大高さ粗さは1μm、平均長さは230μmであった。このようなろう材を溶解するのに必要なレーザ出力は150Wであった。このレーザ出力を100%と表記する。
・実施例1:
1.6mm径で96.5Cu−3.5Siのろう材で且つ表面処理を施したろう材で実験した。表面処理を施したので、算術平均粗さRaは0.5μm、最大高さ粗さは4μm、平均長さは50μmになった。このようなろう材を溶解するのに必要なレーザ出力は比較例1に比較して65%で十分であった。
・実施例2〜実施例6:
粗さを徐々に大きくして必要なレーザ出力を調べた。実施例3の必要レーザ出力が最小であり、実施例3より粗さを大きくした実施例4〜6では必要レーザ出力が大きくなった。
・比較例2:
1.6mm径で96.5Cu−3.5Siのろう材で且つ表面処理を施したろう材で実験した。粗さを大きくしたので、算術平均粗さRaは5.5μm、最大高さ粗さは40μm、平均長さは180μmになった。このようなろう材を溶解するのに必要なレーザ出力は85%まで増加した。
図8はレーザビームと粗さの関係を考察する図である。
(a)は比較例1の説明図であり、平滑なろう材10へレーザビーム26を照射すると点P1で反射する。
(b)は実施例の説明図であり、凹凸(山谷)のあるろう材10へレーザビーム26を照射すると、点P1で反射し、この反射光が点P2で反射し、さらに点P3で反射する。
レーザビーム26が衝突した点でろう材10は発熱すると考えられる。(a)は衝突点が1点、(b)は衝突点が3点であるから、(a)より(b)の方が発熱が大きくなり、入熱効率は高いことになる。これが、ろう材10にブラスト処理を施して表面を粗面にする理由である。
しかし、粗さを大きくしすぎると凹凸(山谷)の数が減り、ビームの衝突点の総数が減少する。そのために比較例2などではレーザ出力を上げる必要があった。
以上のことから、ろう材に付与する粗さには好適範囲が存在することが分かった。
図9は粗さと必要レーザ出力の関係を示すグラフであり、上表の表面粗さを横軸にとり、必要レーザ出力を縦軸にとってグラフ化した。
(a)は算術平均粗さRaと必要レーザ出力の関係を示すグラフであるが、横軸で0〜0.5μmの範囲では、必要レーザ出力が急激に変化した。また、横軸で4.5μmを超える範囲では、必要レーザ出力が急増する。逆に、横軸で0.5μm〜4.5μmの範囲では、70%以下のレーザ出力に安定的に抑えることができる。
したがって、入熱効率を高める(一定のレーザ出力で効果的にろう材を加熱し溶融する、若しくは溶融に必要なレーザ出力を下げる)には、ろう材に付与する粗さは、算術平均粗さRaで、0.5μm〜4.5μmの範囲に設定する必要があることが分かった。
次に、最大高さ粗さを示す(b)及び平均長さを示す(c)まで、縦軸70%の線を横軸に平行に延長する。
ろう材に付与する粗さを、最大高さ粗さRzで表す場合は(b)から4μm〜30μmの範囲に設定すればよく、平均長さRSmで表す場合は(c)から50μm〜150μmの範囲に設定すればよい。
ところで、本発明者等は研究を進める中で、ろう材に対するレーザビームの傾斜角度θ(図4参照)が必要レーザ出力と関係することを知った。そこで傾斜角度θを30°から90°まで変更しながら必要レーザ出力を調べた。
図10は傾斜角度と必要レーザ出力との関係を示すグラフであり、傾斜角度30°の必要レーザ出力を100%としたところ、40°〜60°で必要レーザ出力が80%以下となり、さらには45°〜50°で必要レーザ出力は75%まで下げることができた。
すなわち、入熱効率を高める(一定のレーザ出力で効果的にろう材を加熱し溶融する、若しくは溶融に必要なレーザ出力を下げる)には、傾斜角度θを40°〜60°に設定し、望ましくは45°〜50°に設定すればよいことが分かった。
尚、本発明のレーザビームろう接法は、いわゆる硬ろうの接合の他、軟ろう(はんだ)に適用することは差し支えない。
また、請求項1での粗面は、ブラスト処理の他、ヤスリなどでも形成可能であるから、処理方法は任意である。
本発明は、レーザビームを照射することでろう材を溶かして被接合材を接合するレーザビームろう接法に好適である。
本発明に係るろう材を対象とする表面処理の原理図である。 ろう材を局部的に処理するときの説明図である。 粗さの定義に関するグラフである。 本発明に係るレーザビームろう接法の原理図である。 図4の変更実施例図である。 図4のさらなる変更実施例図である。 レーザ照射装置の原理図である。 レーザビームと粗さの関係を考察する図である。 粗さと必要レーザ出力の関係を示すグラフである。 傾斜角度と必要レーザ出力との関係を示すグラフである。 従来の技術の基本原理を説明する図である。
符号の説明
10…ろう材、24…被接合材、25…ろう材の軸線、26、26A、26B…レーザビーム、31…予熱用レーザビーム、40…レーザ照射装置、41…レーザ発振器、45、46…ハーフミラー、θ…傾斜角度。

Claims (2)

  1. レーザビームを照射することでろう材を溶かして被接合材を接合し、
    前記ろう材として、表面の算術平均高さRaが0.5μm〜4.5μmの範囲になるように粗面処理したろう材を使用するレーザビームろう接法であって、
    前記レーザビームは、前記ろう材の軸線に対して40°〜60°傾斜させ、ろう材の粗面に対して傾斜させて照射させることを特徴とするレーザビームろう接法。
  2. 請求項1記載のレーザビームろう接法を使用するためのレーザ照射装置(40)であって、
    このレーザ照射装置(40)は、レーザビーム(矢印A)を発生させるレーザ発振器(41)と、このレーザ発振器(41)で発生されたレーザビーム(矢印A)が導かれ前記レーザビーム(矢印A)の一部を予熱用レーザビーム(31)として直進させ残部を反射させるハーフミラー(45)と、このハーフミラー(45)により反射されたレーザビーム(矢印C)の一部を通過させ前記ろう材(10)を溶融させるためのレーザビーム(26A)とし残部を反射させ前記ろう材(10)を溶融させるためのレーザビーム(26B)とするハーフミラー(46)とを備えることを特徴とするレーザ照射装置。
JP2004322854A 2004-11-05 2004-11-05 レーザビームろう接法及びレーザ照射装置 Expired - Fee Related JP4308124B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004322854A JP4308124B2 (ja) 2004-11-05 2004-11-05 レーザビームろう接法及びレーザ照射装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004322854A JP4308124B2 (ja) 2004-11-05 2004-11-05 レーザビームろう接法及びレーザ照射装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006130534A JP2006130534A (ja) 2006-05-25
JP4308124B2 true JP4308124B2 (ja) 2009-08-05

Family

ID=36724530

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004322854A Expired - Fee Related JP4308124B2 (ja) 2004-11-05 2004-11-05 レーザビームろう接法及びレーザ照射装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4308124B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008254006A (ja) * 2007-04-02 2008-10-23 Toshiba Corp レーザ加工装置及びレーザ加工方法
JP5124434B2 (ja) * 2008-12-15 2013-01-23 本田技研工業株式会社 金属部材の接合方法
DE102009032371A1 (de) * 2009-07-08 2011-01-13 Berkenhoff Gmbh Zusatzwerkstoff zum Löten von Stahlblechen
JP5611757B2 (ja) * 2010-10-18 2014-10-22 株式会社東芝 加熱補修装置および加熱補修方法
JP2013176785A (ja) * 2012-02-28 2013-09-09 Honda Motor Co Ltd 金属接合部材の製造方法及び金属接合部材
JP6051437B2 (ja) * 2012-06-12 2016-12-27 株式会社弘輝 レーザー加熱工法による電子デバイスの製造方法
JP6139292B2 (ja) * 2012-11-06 2017-05-31 株式会社東芝 欠陥補修装置及び欠陥補修方法
JP6031370B2 (ja) * 2013-02-01 2016-11-24 本田技研工業株式会社 ろう接装置及びろう接方法
DE102016014970B4 (de) * 2016-12-08 2022-05-12 INPRO Innovationsgesellschaft für fortgeschrittene Produktionssysteme in der Fahrzeugindustrie mbH Verfahren zum Laserstrahllöten von mindestens zwei schmelztauchbeschichteten Bauteilen oder Blechen miteinander
DE102018208787A1 (de) * 2018-06-05 2019-12-05 Audi Ag Laserlötvorrichtung mit nachlaufendem Lötdraht und Laserlötverfahren
CN114054880B (zh) * 2021-11-01 2023-04-25 东风本田汽车有限公司 串列双激光光束对白车身顶棚与侧围间的填丝钎焊工艺

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006130534A (ja) 2006-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6838199B2 (ja) プレス硬化性マンガン−ホウ素鋼でできた一枚以上の鋼板のレーザービーム溶接のための方法
CA2939839C (en) Method for laser welding one or more workpieces made of hardenable steel in a butt joint
CA2891732C (en) Method for laser welding one or more workpieces of hardenable steel in a butt joint
US9616527B2 (en) Process for laser-arc hybrid welding aluminized metal workpieces
JP4308124B2 (ja) レーザビームろう接法及びレーザ照射装置
CN108472767B (zh) 具有通过倾斜激光束去除涂层的用于制造预涂覆金属板的方法及相应的金属板
US20090001141A1 (en) Method for Arc or Beam Brazing/Welding of Workspieces of Identical or Different Metals or Metal Alloys with Additional Materials of Sn Base Alloys; Sn Base Alloy Wire
JPH07236984A (ja) レーザ加工方法及びその装置
CN111730177B (zh) 一种低稀释率的双填丝tig堆焊工艺及其应用
Barroi et al. A novel approach for high deposition rate cladding with minimal dilution with an arc–laser process combination
WO2009075596A2 (en) Method of manufacture of finned tubes using laser welding process
WO1998043775A1 (en) Method and apparatus for butt welding of hot rolled billet with laser beam
JP5088920B2 (ja) 建築部材の製造方法
JP3767369B2 (ja) 薄鋼板の重ね溶接方法及び溶接結合薄鋼板
JP4978121B2 (ja) 金属板の突合せ接合方法
JP7081055B2 (ja) 1枚またはそれより多いプレス硬化性鋼の薄鋼板の融接のための方法
JP2007090397A (ja) 重ね隅肉溶接方法
JP2006297452A (ja) レーザー溶接方法
JP4931506B2 (ja) 異材接合方法
JP5266969B2 (ja) レーザブレージング方法
JPH09122958A (ja) アルミニウム合金のパルスレーザ溶接方法
EP4282571A1 (en) Laser brazing joining method
JP5987305B2 (ja) レーザ溶接方法
JP7160090B2 (ja) 金属材料の複合溶接方法および金属材料の突合せ溶接部材
RU2678110C1 (ru) Способ гибридной лазерно-дуговой сварки толстостенных труб большого диаметра из высокопрочных марок стали

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090114

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090305

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090428

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090430

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4308124

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130515

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130515

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140515

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees