JP5611757B2 - 加熱補修装置および加熱補修方法 - Google Patents
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Description
そこで、従来、ガスタービン動翼全体を不活性ガス雰囲気のチャンバー内に収納し、高周波加熱炉あるいは抵抗加熱装置等で翼面を加熱し、溶接等でチップスキーラ部を補修する手法が提案されている(例えば特許文献1参照)。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施形態の加熱補修装置10の構成を示す図である。
予熱用トーチ11は、発振器15から発振されるレーザ光に基づいて生成したスポット光S1を、光軸を鉛直にしてチップスキーラ部21の補修面に照射し、この補修面を予め局所的に加熱する。予熱用トーチ11は、ガスタービン翼の補修部位に第1スポット光を照射し、この補修部位を予め局所的に加熱する第1レーザ照射部として機能する。
以下、図4を参照してこの加熱補修装置10の動作を説明する。図4は、加熱補修装置10の補修動作を説明するためのフローチャートである。
まず、この加熱補修装置10では、電源をオンにすると駆動制御部30が記憶されている補修情報に基づいて初期設定を行う(ステップS101)。ここでは、経路情報、加熱開始位置および溶接開始位置等の設定の他に、たとえば溶接の最終層の設定や最初の層の溶接を示す情報を設定してもよい。
予熱用トーチ11が加熱開始位置に移動したら、予熱用トーチ11の高さを調整して、このトーチ11からスポット光S1をチップスキーラ部21の補修面(座標位置P0)に照射させて、予熱を開始する。
ここで、制御部15bは、測定温度が設定温度の場合(ステップS105のYesの場合)は、現状の予熱用トーチ11の発振出力を維持させる(ステップS106)。
溶接用トーチ12が溶接開始位置に移動したら、溶接用トーチ12の高さを調整して、この溶接用トーチ12からスポット光S2をチップスキーラ部21の補修面(座標位置P0)に照射させて、この補修面に供給される補修材料を溶接してこの補修面を肉盛補修する。
図5は、本発明の実施形態2の加熱補修装置10の構成を示す図である。
図5に示すように、この実施形態では、溶接用トーチ12から照射されるスポット光S2の光軸が、予熱用トーチ11から照射されるスポット光S1の光軸に直交するように、予熱用トーチ11と溶接用トーチ12とを接続するL字形の接続部材25を備える。この接続部材25によって、光軸が交わる位置までのスポット光S1,S2の長さHを、一定に設定する。
図7は、本発明の実施形態3の加熱補修装置10の構成を示す図である。図7に示すように、この実施形態では、スポット光S1の光軸とスポット光S2の光軸のなす内角θ(後述する図8参照)が鋭角になるように、予熱用トーチ11と溶接用トーチ12とを接続する接続部材25を備える。そして、駆動制御部30は、スポット光S2がスポット光S1によるチップスキーラ部21の補修面の照射位置とほぼ同一位置をほぼ同時に照射するように、前記第2レーザ照射部を移動制御する。
図9は、本発明の実施形態4の加熱補修装置10の構成を示す図である。
図9に示すように、この実施形態では、発振器16から発振されるレーザ光の光軸上にレンズ群40を配置して、このレーザ光を分割し、分割されたレーザ光を両トーチ11,12にそれぞれ供給する。なお、両トーチ11,12は、実施形態3と同様に接続され、実施形態3と同様に予熱用トーチ11および溶接用トーチ12を駆動制御している。
Claims (7)
- ガスタービン翼の補修部位に第1スポット光を照射し、この補修部位を局所的に加熱する第1レーザ照射部と、
前記照射された第1スポット光が前記補修部位の外側面の予め設定された経路に沿って移動するように、前記第1レーザ照射部を移動制御する第1移動制御部と、
前記加熱された補修部位の温度を検出する検出部と、
前記検出された補修部位の温度に基づいて、前記照射される第1スポット光のエネルギー密度を制御する制御部と、
前記加熱されたガスタービン翼の補修部位に第2スポット光を照射し、この補修部位に供給された補修材料を溶解してこの補修部位を肉盛補修する第2レーザ照射部と、
前記第1スポット光が移動する前記経路に対応して、前記照射された第2スポット光が移動するとともに、前記照射される第2スポット光の光軸の方向が鉛直方向になるように、前記第2レーザ照射部を移動制御する第2移動制御部と、
前記照射する第2スポット光の光軸が、前記第1スポット光の光軸に直交するように、前記第1レーザ照射部と前記第2レーザ照射部とを接続する接続部材と、
を具備することを特徴とする加熱補修装置。 - 前記第2移動制御部は、前記第2スポット光が前記第1スポット光による前記補修部位の照射位置とほぼ同一位置をほぼ同時に照射するように、前記第2レーザ照射部を移動制御する
ことを特徴とする請求項1記載の加熱補修装置。 - レーザ光を発振して前記第1レーザ照射部に供給する第1レーザ光源と、
レーザ光を発振して前記第2レーザ照射部に供給する第2レーザ光源と、
をさらに具備し、前記制御部は、前記検出された補修部位の温度に基づいて、前記第1レーザ光源から発振するレーザ光の発振出力を変更することで、前記第1スポット光のエネルギー密度を制御する
ことを特徴とする請求項1または2記載の加熱補修装置。 - 複数のレンズを有し、発振されたレーザ光を分割して前記第1レーザ照射部および第2レーザ照射部にそれぞれ供給するレンズ群と、
前記検出部で検出された補修部位の温度に基づいて、前記レンズ群のレンズの配置位置を移動させて、前記照射される第1スポット光のエネルギー密度を制御するレンズ移動制御部と、
をさらに具備することを特徴とする請求項1または2記載の加熱補修装置。 - 第1レーザ照射部が、ガスタービン翼の補修部位に第1スポット光を照射し、この補修部位を局所的に加熱するステップと、
第1移動制御部が、前記照射された第1スポット光が前記補修部位の外側面の予め設定された経路に沿って移動するように、前記第1レーザ照射部を移動制御するステップと、
前記加熱された補修部位の温度を検出部が検出するステップと、
前記検出された補修部位の温度に基づいて、制御部が前記照射される第1スポット光のエネルギー密度を制御するステップと、
第2レーザ照射部が、前記加熱されたガスタービン翼の補修部位に第2スポット光を照射し、前記第1スポット光の光軸に直交するように設定された前記第2スポット光の光軸の方向が、鉛直方向になるように、前記第2レーザ照射部を移動制御し、この補修部位に供給された補修材料を溶解してこの補修部位を肉盛補修するステップと、
第2移動制御部が、前記第1スポット光が移動する前記経路に対応させて、前記照射された第2スポット光が移動するように、前記第2レーザ照射部を移動制御するステップと、
を含むことを特徴とする加熱補修方法。 - 前記肉盛補修するステップでは、前記第2スポット光が前記第1スポット光による前記補修部位の照射位置とほぼ同一位置をほぼ同時に照射するように、前記第2レーザ照射部を移動制御する
ことを特徴とする請求項5記載の加熱補修方法。 - 複数のレンズを有するレンズ群が、レーザ光源から発振されたレーザ光を分割して前記第1レーザ照射部および第2レーザ照射部にそれぞれ供給するステップを
さらに含み、前記制御するステップでは、前記検出部で検出された補修部位の温度に基づいて、前記レンズ群のレンズの配置位置を移動させて、前記照射される第1スポット光のエネルギー密度を制御する
ことを特徴とする請求項5または6記載の加熱補修方法。
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