JP5124434B2 - 金属部材の接合方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ろう材およびそれを用いた金属部材の接合方法に係り、特に金属部材としてFe系金属部材とAl系金属部材を用いた異種金属部材の接合方法の改良に関する。
各種継手等の金属部材の接合構造は、異種金属部材の接合により製造されている。異種金属部材の接合では、それら金属部材の間に介在させたろう材をレーザ照射で加熱することにより、ブレージング(ろう付)を行っている。これにより、異種金属部材の間に接合層を形成することにより、金属部材の接合構造を製造している。
たとえば、異種金属部材として、Fe系材料からなるFe系金属部材およびAl系材料からなるAl系金属部材を用いる場合、ろう材としてZn系ろう材が用いられている。ここで、Fe系金属部材と接合層との境界部に形成される反応層(たとえば金属間化合物層)の成長を抑制するために、反応温度を低下させ、反応時間を短縮することが有効であるから、Zn系ろう材の添加元素として、Znとの共晶によりろう材の融点を低下させるAlが用いられている(たとえば特許文献1参照)。
しかしながら、レーザ照射による接合を低温で行うと、異種金属部材の被接合部への入熱は、ろう材表面からの熱伝導で行われるため、被接合部の境界部では、部位毎に熱履歴が異なる。このため、被接合部の境界部では、反応層が不均一に成長し、部分的に未反応層が形成されたり、反応層が厚くなったりし、その結果、接合強度が低下していた。特に、異種金属部材の接合では、良好な接合を得るためには、同種金属部材の場合とは異なり、接合温度の領域が所定領域に限定されるから、上記熱履歴による問題は深刻であった。
特許第3740858号公報
したがって、本発明は、異種金属部材の被接合部の境界部での部位毎の熱履歴の発生を防止することにより、接合強度を向上させることができる金属部材の接合方法を提供することを目的としている。
本発明の金属部材の第1の接合方法は、レーザビームを熱源として用いて複数の金属部材をろう材により接合する接合方法であって、金属部材として、Fe系材料からなるFe系金属部材とAl系材料からなるAl系金属部材を用い、ろう材として、Zn系ろう材を用い、Fe系金属部材とAl系金属部材の接合では、レーザビームの照射によりろう材を蒸発させるとともに、金属部材の被溶接部を溶融してキーホールを形成し、キーホール内でレーザビームを多重反射させることを特徴としている。なお、キーホールとは、金属部材が溶融することにより形成される空洞部のことである。また、下記被接合部とは、Fe系金属部材とAl系金属部材との接合予定部のことを表し、接合部とは、接合後の接合予定部のことを表している。
本発明の金属部材の第1の接合方法では、レーザビームの照射によりろう材を蒸発させ、金属部材の被溶接部を溶融してキーホールを形成している。このような被溶接部の加熱中、蒸発したろう材は、キーホール内に充満し、それ以外のろう材は、キーホールの上端部周辺に、溶融金属とともに存在する。それら溶融材料は、被溶接部の加熱後、キーホール内に入り込んで反応層を形成する。
ここで、被溶接部の加熱中、レーザビームは、キーホール内で多重反射するから、キーホール内ではエネルギー密度が高くなり、キーホールの上側から下側までの全表面が略均一に加熱される。これにより、被溶接部の加熱後、キーホール内に入り込む上記溶融材料は、キーホール内の全表面と一様に反応することができる。また、低温での接合が可能となるから、キーホール内に入り込む上記溶融材料は瞬間的に凝固することができるので、Fe系金属部材と接合層との境界部を均一に冷却することができる。
したがって、Fe系金属部材と接合層との間に反応層が形成される場合には、その反応層は均一な層状となるから、接合強度を向上させることができる。また、Fe系金属部材と接合層との間に反応層が形成されない場合には、そのような脆弱層が存在しない上に、Fe系金属部材と接合層との境界部の強度分布にムラが生じないから、接合強度を大幅に向上させることができる。
また、キーホールを形成すると、その分、接合面積が増加するので、上記効果をより良く得ることができる。さらに、Zn系メッキおよび合金化したFe−Zn系メッキは蒸気化し、この場合、GAメッキ、GIメッキなどのメッキの種類に関係なく、Fe系材料に施されたメッキ部分が蒸気化するから、メッキの種類に関係なく、良好な接合部を得ることができる。さらに、Fe系材料表面の酸化被膜を過熱による溶融および蒸気化の際の蒸気圧で除去するから、フラックスを用いなくても、異材金属部材接合を良好に行うことができる。
異種金属部材の接合では、同種金属部材の場合とは異なり、接合温度の領域が所定領域に限定されるから、キーホールの上側から下側までの全表面を略均一に加熱することができる本発明の金属部材の第1の接合方法は、接合温度の領域が所定領域に限定される異種金属部材の接合にとって特に有効であり、それによる上記効果は、従来の異種金属部材の接合と比較して、顕著なものとなる。
本発明の金属部材の第2の接合方法は、レーザビームを熱源として用いて複数の金属部材をろう材により接合する接合方法であって、金属部材として、Fe系材料からなるFe系金属部材とAl系材料からなるAl系金属部材を用い、ろう材として、Zn系ろう材を用い、Fe系金属部材とAl系金属部材とで開先形状を形成し、Fe系金属部材とAl系金属部材の接合では、レーザビームの照射によりろう材を蒸発させるとともに、開先形状の表面でレーザビームを多重反射させることを特徴としている。
本発明の金属部材の第2の接合方法は、金属部材の被溶接部を溶融して形成したキーホール内でレーザビームの多重反射を行う代わりに、金属部材の被溶接部を溶融しないで、Fe系金属部材とAl系金属部材で形成した開先形状内でレーザビームの多重反射を行っている以外は、本発明の金属部材の第1の接合方法と同様である。本発明の金属部材の第2の接合方法では、Fe系金属部材とAl系金属部材で形成した開先形状の表面でレーザビームの多重反射を行うことにより、開先形状の全表面を略均一に加熱することができるので、上記第1の接合方法と同様な多重反射による効果を得ることができる。
本発明の金属部材の第1または第2の接合方法接合方法によれば、キーホール内あるいは開先形状の表面でレーザビームを多重反射させることにより、その全表面を略均一に加熱することができる結果、Fe系金属部材と接合層との境界部の接合強度を向上させることができる等の効果を得ることができる。
(1)第1実施形態
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る第1実施形態の金属部材の接合方法を用いて接合を行っている状態の概略構成を表し、(A)は概略斜視図、(B)は(A)においてAl系金属部材2から見た図である。
金属部材の接合方法は、たとえばフレア継手を製造する配置を用いている。金属部材として、Fe系材料からなるFe系金属部材1およびAl系材料からなるAl系金属部材2を用いている。Fe系金属部材1およびAl系金属部材2は湾曲部11,12を有している。Fe系金属部材1およびAl系金属部材2の配置では、湾曲部11,12どうしが対向し、それら湾曲部11,12により開先形状13を形成している。この場合、Fe系金属部材1とAl系金属部材2との対向部に段差を設けている。
第1実施形態の金属部材の接合方法では、開先形状13の中心部に、ワイヤガイド101を通じてワイヤ状のZn系ろう材3を送出しながら、その先端部にレーザビーム102を照射する。Zn系ろう材3は、Sn系ろう材よりも十分な接合強度が得られるから、好適である。Zn系ろう材3は、添加元素としてAlやSiを含有していてもよいし、含有していなくてもよい。添加元素としてSiを用いる場合、Siが0.25〜2.5重量%を含有し、残部がZnおよび不可避不純物からなることが好適である。
このようなレーザビーム102の照射による加熱を開先形状13の延在方向に沿って図1の手前側から奥側に行う。図2,3は、第1実施形態の金属部材の接合方法の概略構成を表し、図2(A)〜(D)は、各工程について図1(B)と同方向から見た概略図、図3(A)〜(D)は、各工程について図1(A)の正面から見た概略図である。図2(A)〜(D)では、その工程順に従って、レーザビーム102を図の右側に移動させている。。図2(A)〜(D)では、Fe系金属部材1の図示を省略している。レーザビーム102の照射による加熱では、Fe系金属部材1およびAl系金属部材2の被接合部をFe系材料の融点以上の温度に設定することが好適である。
まず、図1(A),2(A)に示すように、レーザビーム102の照射によりZn系ろう材3を溶融させると、図1(B),2(B)に示すように、溶融Zn系ろう材3は、開先形状13上に滴下し、そこで拡がる。次いで、図1(C),2(C)に示すように、レーザビーム102が移動して溶融Zn系ろう材3上に位置すると、溶融Zn系ろう材3が、レーザビーム102による直接照射で蒸発するとともに、Fe系金属部材1およびAl系金属部材2の被接合部の溶融が開始され、図1(D),2(D)に示すように、Fe系金属部材1およびAl系金属部材2の被接合部には、キーホール5が形成される。
この場合、キーホール5の形成は、蒸発したZn系ろう材3がキーホール5内に充満するように行う。蒸発部分以外のZn系ろう材3は、キーホール5の上端部周辺に、溶融したFe系金属部材1およびAl系金属部材2(溶融金属)とともに溶融材料6として存在する。このようなキーホール5内ではレーザビーム102が、図中の点線で示すように多重反射するから、キーホール5内ではエネルギー密度が高くなり、キーホール5内の上側から下側までの全表面が略均一に加熱される。これにより、レーザビーム102の通過後、キーホール5内に入り込む溶融材料6は、キーホール5内の全表面と一様に反応することができる。
このようなレーザビーム102の照射による加熱を開先形状13の延在方向に沿って図1の手前側から奥側に行うことにより、図4(A),(B)に示すように、Fe系金属部材1とAl系金属部材2との接合構造体10A,10Bを製造することができる。 接合構造体10は、Fe系金属部材1とAl系金属部材2とを備え、Fe系金属部材1とAl系金属部材2の間には、Zn系材料からなる接合層4が形成されている。
Zn系ろう材3への添加元素としてSiを用いない場合、図4(A)に示すように、Fe系金属部材1と接合層4との境界部には、均一な層状の金属間化合物層7が形成されている。金属間化合物層7は、FeとAlとの反応を抑制する作用を有し、その作用によって、AlのFe系金属部材1への流入およびFeのAl系金属部材2への流入が防止されているものと推察される。
Zn系ろう材3への添加元素としてSiを用いる場合、図4(B)に示すように、従来の接合構造体と異なり、Fe系金属部材1と接合層2との境界部には、金属間化合物層(反応層)が存在しない。この場合、接合層4では、Si粒がマトリックス中に散在し、その粒径が小さい方が好適である。具体的には、Siの粒径は、Znの有する機械的伸びを阻害しないサイズ(たとえば10μm以下)が好適である。
以上のように第1実施形態では、被溶接部の加熱中、キーホール5内でのレーザビーム102の多重反射によって、キーホール5の上側から下側までの全表面が略均一に加熱されるから、被溶接部の加熱後、キーホール5内に入り込む溶融材料6は、キーホール5内の全表面と一様に反応することができる。また、低温での接合が可能となるから、キーホール5内に入り込む溶融材料6は瞬間的に凝固することができるので、Fe系金属部材1と接合層4との境界部を均一に冷却することができる。
したがって、Fe系金属部材1と接合層4との間に金属間化合物層7が形成される場合には、金属間化合物層7は均一な層状となるから、接合強度を向上させることができる。また、Fe系金属部材1と接合層4との間に金属間化合物層が形成されない場合には、そのような脆弱層が存在しない上に、Fe系金属部材1と接合層4との境界部の強度分布にムラが生じないから、接合強度を大幅に向上させることができる。
また、キーホール5を形成すると、その分、接合面積が増加するので、上記効果をより良く得ることができる。さらに、Zn系メッキおよび合金化したFe−Zn系メッキは蒸気化し、この場合、GAメッキ、GIメッキなどのメッキの種類に関係なく、Fe系材料に施されたメッキ部分が蒸気化するから、メッキの種類に関係なく、良好な接合部を得ることができる。さらに、Fe系材料表面の酸化被膜を過熱による溶融および蒸気化の際の蒸気圧で除去するから、フラックスを用いなくても、異材金属部材接合を良好に行うことができる。
(2)第2実施形態
第2実施形態は、Fe系金属部材1とAl系金属部材2の被溶接部を溶融して形成したキーホール5内でレーザビーム102の多重反射を行う代わりに、Fe系金属部材1とAl系金属部材2の被溶接部を溶融しないで、Fe系金属部材1とAl系金属部材2とで形成した開先形状13内でレーザビーム102の多重反射を行っている以外は、第1実施形態の金属部材の接合方法と同様である。第2実施形態では、第1実施形態と同様な構成要素には同符号を付し、第1実施形態と同様な作用を有する構成要素の説明は省略している。
図5は、第2実施形態の金属部材の接合方法の概略構成を表し、(A)〜(D)は、各工程について図1(B)と同方向から見た概略図である。図5(A)〜(D)では、その工程順に従って、レーザビーム102を図の右側に移動させている。
まず、図5(A)に示すように、レーザビーム102の照射によりZn系ろう材3を溶融させると、図5(B)に示すように、溶融Zn系ろう材3は、開先形状13上に滴下し、そこで拡がる。次いで、図5(C)に示すように、レーザビーム102が移動して溶融Zn系ろう材3上に位置すると、溶融Zn系ろう材3が、レーザビーム102による直接照射で蒸発する。
この場合、蒸発したZn系ろう材3が開先形状13内に充満するように行う。蒸発部分以外のZn系ろう材3は、開先形状13の上端部周辺に存在する。このような開先形状13内の表面ではレーザビーム102が、図中の点線で示すように多重反射するから、キーホール5内ではエネルギー密度が高くなり、開先形状13内の上側から下側までの全表面が略均一に加熱される。これにより、レーザビーム102の通過後、キーホール5内に入り込む溶融材料6は、キーホール5内の全表面と一様に反応することができる。
このようなレーザビーム102の照射による加熱を開先形状13の延在方向に沿って図1の手前側から奥側に行うことにより、図6(A),(B)に示すように、Fe系金属部材1とAl系金属部材2との接合構造体20を製造することができる。 接合構造体20は、Fe系金属部材1とAl系金属部材2とを備え、Fe系金属部材1とAl系金属部材2の間には、Zn系材料からなる接合層14が形成されている。
Zn系ろう材3への添加元素としてSiを用いない場合、図6(A)に示すように、第1実施形態と同様、Fe系金属部材1と接合層14との境界部には、均一な層状の金属間化合物層17が形成されている。Zn系ろう材3への添加元素としてSiを用いる場合、図6(B)に示すように、従来の接合構造体と異なり、Fe系金属部材1と接合層2との境界部には、第1実施形態と同様、金属間化合物層(反応層)が存在しない。
第2実施形態では、Fe系金属部材1とAl系金属部材2で形成した開先形状13の表面でレーザビーム102の多重反射を行うことにより、開先形状13内の全表面を略均一に加熱することができるので、第1実施形態と同様な多重反射による効果を得ることができる
以下、具体的な実施例を参照して本発明をさらに詳細に説明する。
(1)実施例1(Zn−Al系ろう材を用いた場合)
実施例1では、図1に示す配置形態と同様にFe系金属部材およびAl系金属部材を配置し、それら金属部材の湾曲部により開先形状を形成した。そして、その開先形状の中心部に、ワイヤ状のZn−Al系ろう材をワイヤガイドを通じて送出しながら、Zn−Al系ろう材の先端部にレーザビームを照射した。これによりフレア継手形状の金属部材の接合構造体を製造した。
接合条件について、2つの金属部材の大きさは、図1での横方向長さを82mm、図1での縦方向長さを200mmとし、2つの金属部材の被接合部での段差を5mmとした。Zn−Al系ろう材として、Zn:Alが96:4である組成比(wt%)のろう材を用いた。シールドガスとしてArガスを用い、その供給量を25l/min、レーザビームの照射角度を40°、接合速度を1m/minとした。
以上のような金属部材の接合では、試料毎にレーザ出力およびワイヤ速度を変更して、キーホールの形成状態を異なる状態として、金属部材の接合構造体(試料11,比較試料11,12)を得た。試料11では、レーザ出力を1.2kW、ワイヤ送速度を2.5m/minに設定することにより、キーホールの形成においてFe系金属部材の被接合部が適度な加熱により溶融する適正入熱条件とした。比較試料11では、レーザ出力を1kW、ワイヤ送速度を2m/minに設定することにより、キーホールの形成においてFe系金属部材の被接合部が加熱により溶融しない入熱不足条件とした。比較試料12では、レーザ出力を1.6kW、ワイヤ送速度を2m/minに設定し、キーホールの形成においてFe系金属部材の被接合部が過度な加熱により溶融する過剰入熱条件とした。
以上のようにして得られた試料11,比較試料11,12の金属部材の接合構造体について、走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて接合部およびその近傍の状態を観察した。図7〜9は、試料11,比較試料11,12の金属部材の接合構造体のSEM写真であり、各図の(A)は、接合部およびその近傍の全体写真、(B)は、(A)におけるFe系金属部材と接合層との接合界面部の上部Pの写真、(C)は、Fe系金属部材と接合層との接合界面部の中央部Qの写真、(D)はFe系金属部材と接合層との接合界面部の下部Rの写真である。
図7に示すように、キーホールの形成で適正入熱条件とした試料11の接合構造体では、Fe系金属部材と接合層との接合界面部の上部P、中央部Q、下部Rのいずれにおいても、安定した層状のAl−Fe−Zn系金属間化合物からなる金属間化合物層が形成され、しかも、Fe系金属部材と接合層との境界およびAl系金属部材と接合層との境界が明瞭となった。そして、試料11の接合構造体の接合強度は、154N/mmであった。
図8に示すように、キーホールの形成で入熱不足条件とした比較試料11の接合構造体では、Fe系金属部材と接合層との接合界面部の上部Pにおいて安定した層状のAl−Fe−Zn系金属間化合物からなる金属間化合物層が形成されていた。しかしながら、Fe系金属部材と接合層との接合界面部の中央部QにおいてAl−Fe−Zn系金属間化合物からなる金属間化合物層と接合層との境界面が不明瞭であり、接合界面部の下部Rにおいて金属間化合物層が形成されていなかった。そして、比較試料11の接合構造体の接合強度は、37N/mmであった。
図9に示すように、キーホールの形成で過剰入熱条件とした比較試料12の接合構造体では、Fe系金属部材と接合層との接合界面部の上部P、中央部Q、および下部Rにおいて、Al,Fe,Znを含む金属間化合物からなる金属間化合物層が形成されていた。しかしながら、金属間化合物層は、上部Pにおいてデンドライト状(境界面なし)、中央部Q4および下部Rにおいてまだら状(接合層側に境界面なし)であった。そして、比較試料12の接合構造体の接合強度は、30N/mmであった。
以上のように試料11の接合構造体では、キーホールの形成において適正入熱条件下でレーザビームを多重反射させることにより、比較試料11,12の接合構造体と比較して、Fe系金属部材と接合層との接合界面部の上部P〜下部Rの全てにおいて均一な層状の金属間化合物層を形成することができ、かつ継手強度を向上させることができることを確認した。特に、金属間化合物層が安定した層状となる程、Fe系金属部材と接合層との境界およびAl系金属部材と接合層との境界が明瞭となることを確認し、これにより、金属間化合物層は、FeとAlとの反応を抑制する作用を有し、その作用によって、AlのFe系金属部材への流入およびFeのAl系金属部材への流入を防止することができることが判った。
(2)実施例2(Zn−Si系ろう材を用いた場合)
実施例2では、Zn系ろう材としてZn−Si系ろう材を用いた以外は、実施例1と同様な手法でフレア継手形状の金属部材の接合構造体を製造した。接合条件については、レーザビームの集光径を1.8mm、レーザ出力を1.4kW、接合速度を1m/min、ワイヤ速度を3.2m/minとし、キーホールの形成においてFe系金属部材の被接合部が適度な加熱により溶融する適正入熱条件とした。Fe系金属部材として、鋼板(JAC270、板厚1.0mm、図1での縦方向長さ200mm、横方向長さ80mm)を用い、Al系金属部材として、Al板(A6K21-T14、板厚が1.0mm、図1での縦方向長さを200mm、横方向長さを80mm)を用いた。
以上のような金属部材の接合では、Siの含有量の異なる(Si含有量が0.25wt%、1.0wt%、2.5wt%)Zn−Si系ろう材を用意し、各Zn−Si系ろう材を用いて金属部材の接合を行い、各Zn−Si系ろう材に対応する金属部材の接合構造体を得た。そして、接合方向に直交する方向で各接合構造体を短冊状に切断し、複数のテストピースを得た。なお、全てのZn−Si系ろう材のワイヤ径を1.2mmとした。以上のような接合構造体のテストピースを用いて、各種評価を行った。
[Fe系金属部材と接合層との境界部のEPMA元素マップ分析およびSEM観察]
Si含有量が1.0wt%のZn−Si系ろう材を用いて得られた接合構造体のテストピースについて、電子線マイクロプローブアナライザ(EPMA)により元素分析を行った。その結果を図10に示す。図10(A)は、接合構造体の接合部のSEM写真(左側写真)およびその写真におけるFe系金属部材と接合層との界面の拡大SEM写真(右側写真)であり、図10(B)は、(A)の拡大SEM写真で示された界面のEPMAマップ分析写真(Zn、Al、Fe、Si)である。
また、同一の接合構造体のテストピースについて、走査型電子顕微鏡(SEM)によりFe系金属部材と接合層との界面の観察を行った。その結果を図11に示す。図11は、Fe系金属部材と接合層との界面のSEM写真であり、(A)は3000倍のSEM写真、(B)は15000倍のSEM写真である。
図10(A)に示すように、実施例2のFe系金属部材と接合層との界面には、従来の接合構造体で形成されていた金属間化合物層が観察されず、図10(B)に示すEPMA元素マップ分析では、Siが一様に散在するとともに、FeとZnの界面(すなわち、Fe系金属部材と接合層との界面)が明瞭に観察された。Alは、Al系金属部材のAlが溶接により接合層に固溶したものである。また、図11(A)の3000倍のSEM写真、図5(B)の15000倍のSEM写真に示すように、SEM観察での倍率を高くしても、本実施例のFe系金属部材と接合層との界面には、従来の接合構造体で形成されていた金属間化合物層が観察されなかった。
以上のようなEPMA元素マップ分析およびSEM観察の結果から判るように、Zn系ろう材としてZn−Si系ろう材を用いた以外は実施例1と同様な手法により、キーホールの形成において適正入熱条件下でレーザビームを多重反射させると、Fe系金属部材と接合層との界面には、従来の接合構造体(Zn−Al系ろう材により接合された接合構造体)で形成されていた脆弱な金属間化合物層が存在しないことを確認した。
[金属接合構造体の接合強度評価]
Si含有量が0.25wt%、1.0wt%、2.5wt%のZn−Si系ろう材を用いて得られた各接合構造体のテストピースについて、フレア引張強度試験およびピール強度試験を行った。テストピースとしては、接合構造体の中央部側の2ピースおよび両端部側の4ピースを用い、それらを各強度試験用に配分し、フレア引張強度試験およびピール強度試験のそれぞれで中央部側の1ピースおよび両端部側の2ピース(計3ピース)を用いた。
フレア引張強度試験では、図12(A)に示すように、接合層23が形成された面側でT字状をなすFe系金属部材21およびAl系金属部材22の横方向延在部に対して、互いに反対方向の力を加えた。フレア引張強度試験では、矢印A,Bが指示する部分で応力が最もかけられる。
その結果(フレア引張強度値および破断箇所)を表1および図13に示す。表1では、Si含有量が0.25wt%、1.0wt%、2.5wt%のZn−Si系ろう材に対応する接合構造体のテストピースの試験結果を試料21〜23としている。表1には試料24および比較試料21の結果を併記している。試料24は、ろう材として、Alの添加量が6wt%のZn−Al系ろう材を用いて得られたFe系金属部材とAl系金属部材との接合構造体のテストピースであり、実施例1の試料11の接合構造体に対応するものである。比較試料21は、ろう材として、市販のろう材を用いて得られたAl系金属部材どうしの接合構造体のテストピースである。試料24および比較試料21のテストピースは、得られた接合構造体を試料21〜23と同様に短冊状に切断したものである。図13では、各試料のフレア引張強度の平均値および破断箇所を併記している。
フレア引張強度試験の強度基準値(図13の一点鎖線)は、次のように設定している。スポット溶接の1打点と等価の連続溶接の継手長を20mmに設定し、JIS Z3140のなかのAlどうしのスポット溶接を基準とした。これにより、Alの板厚が1.2mmであるスポット溶接の引張強度基準は1.86kN/20mmとなる。
Figure 0005124434
表1および図13に示すように、異種金属部材の接合構造体である本発明の試料21〜23の引張強度が、その強度基準値を上回った。しかも、試料21〜23の引張強度は、異種金属部材の接合構造体である試料24の引張強度よりも高いのはもちろんのこと、同種金属部材の接合構造体である比較試料21の引張強度よりも高かった。そして、少量のSi含有量(0.25wt%)で引張強度が大幅に向上したことを確認した。また、試料21〜23では、Fe系金属部材と接合層の界面で破断した試料24と異なり、Al系金属部材で破断したことを確認した。
ピール強度試験では、図12(B)に示すように、接合層23が形成された面とは反対側の面でT字状をなすFe系金属部材21およびAl系金属部材22の横方向延在部に対して互いに反対方向の力を加えた。このようなピール強度試験では、接合界面(矢印Cで指示される箇所)に高い応力を集中させることにより、接合界面の強度を測定することができる。
その結果(ピール引張強度値および破断形態)を表2および図14に示す。表2では、Si含有量が0.25wt%、1.0wt%、2.5wt%のZn−Si系ろう材に対応する接合構造体のテストピースの試験結果を試料31〜33としている。表2には試料34および比較試料31の結果を併記している。試料34は、ろう材としてAlの含有量が6wt%のZn−Al系ろう材を用いて得られたFe系金属部材とAl系金属部材との接合構造体のテストピースであり、実施例1の試料11の接合構造体に対応するものである。比較試料31は、ろう材として市販のろう材を用いて得られたAl系金属部材どうしの接合構造体のテストピースである。試料34および比較試料31のテストピースは、得られた接合構造体を試料31〜33と同様に短冊状に切断したものである。図14では、各試料のピール強度の平均値および破断箇所を併記している。
ピール強度試験の強度基準値(表2の一点鎖線)は、市販のろう材を用いて得られた同種金属部材の接合構造体である比較試料31(Al系金属部材の接合構造体)のテストピースのピール強度値の8割としている。
Figure 0005124434
表2および図14に示すように、異種金属部材の接合構造体である試料31〜33では、ピール強度が強度基準を上回った。しかも、試料31〜33のピール強度は、異種金属部材の接合構造体である試料34との比較により、少量のSi含有量(0.25wt%)でピール強度が大幅に向上したことを確認した。また、試料31,32では、Fe系金属部材と接合層の界面で破断した試料34と異なり、同種金属部材の接合構造体である比較試料31と同様、Al系金属部材で破断したことを確認した。なお、試料33では、ぬれ性に低下による接合界面幅の減少のため、試料31,32と比較してピール強度が若干低下し、Fe系金属部材と接合層の界面で破断したものと推察される。
以上のようにSi含有量が0.25wt%〜2.5wt%のZn−Si系ろう材を用いた異種金属部材の接合構造体である試料では、その強度が強度基準値を上回った。しかも、試料の強度は、同じ異種金属部材の接合構造体である試料との比較により、少量のSi含有量(0.25wt%)で強度が大幅に向上することが判った。特に、Si含有量が0.25wt%〜1.0wt%のZn−Si系ろう材を用いた異種金属部材の接合構造体である試料では、Fe系金属部材と接合層の界面で破断せず、Al系金属部材で破断したことから、同種金属部材の接合構造体のような強固な接合構造体を得ることができることが判った。
本発明に係る第1実施形態の金属部材の接合方法により接合構造体を製造する状態の概略構成を表し、(A)は斜視図、(B)は(A)においてAl系金属部材から見た図である。 本発明に係る第1実施形態の金属部材の接合方法の概略構成を表し、(A)〜(D)は、各工程について図1(B)と同方向から見た概略図である。 本発明に係る第1実施形態の金属部材の接合方法の概略構成を表し、(A)〜(D)は、各工程について図1(A)の正面から見た概略図である。 (A),(B)は、本発明に係る第1実施形態の金属部材の接合方法により得られた接合構造体の一例を表す断面構成図である。 本発明に係る第2実施形態の金属部材の接合方法の概略構成を表し、(A)〜(D)は、各工程について図1(A)の正面から見た概略図である。 (A),(B)は、本発明に係る第2実施形態の金属部材の接合方法により得られた接合構造体の例を表す断面構成図である。 実施例1の試料の金属部材の接合構造体のSEM写真であり、(A)は、接合部およびその近傍の全体写真、(B)はFe系金属部材と接合層との接合界面部の上部の写真、(C)はFe系金属部材と接合層との接合界面部の中央部の写真、(D)はFe系金属部材と接合層との接合界面部の下部の写真である。 実施例1の比較試料の金属部材の接合構造体のSEM写真であり、(A)は、接合部およびその近傍の全体写真、(B)はFe系金属部材と接合層との接合界面部の上部の写真、(C)はFe系金属部材と接合層との接合界面部の中央部の写真、(D)はFe系金属部材と接合層との接合界面部の下部の写真である。 実施例1の比較試料の金属部材の接合構造体のSEM写真であり、(A)は、接合部およびその近傍の全体写真、(B)はFe系金属部材と接合層との接合界面部の上部の写真、(C)はFe系金属部材と接合層との接合界面部の中央部の写真、(D)はFe系金属部材と接合層との接合界面部の下部の写真である。 (A)は、実施例2の接合構造体の接合部のSEM写真(左側写真)およびその写真におけるFe系金属部材と接合層との界面の拡大SEM写真(右側写真)であり、(B)は、(A)の拡大写真で示された界面のEPMAマップ分析写真である。 実施例2のFe系金属部材と接合層との界面のSEM写真であり、(A)は3000倍のSEM写真、(B)は15000倍のSEM写真である。 (A),(B)は、実施例2でのフレア引張強度試験およびピール強度試験の手法を説明するための接合構造体の概略断面構成図である。 実施例2のフレア引張強度試験で得られた各試料の強度を表すグラフである。 実施例2のピール強度試験で得られた各試料の強度を表すグラフである。
符号の説明
1…Fe系金属部材、2…Al系金属部材、3…Zn系ろう材,溶融Zn系ろう材、4,14…接合層、5…キーホール、6…溶融材料、7,17…金属間化合物層、10,20…接合構造体、13…開先形状、102…レーザビーム

Claims (2)

  1. レーザビームを熱源として用いて複数の金属部材をろう材により接合する金属部材の接合方法において、
    前記金属部材として、Fe系材料からなるFe系金属部材とAl系材料からなるAl系金属部材を用い、前記ろう材として、Zn系ろう材を用い、
    前記Fe系金属部材とAl系金属部材の接合では、前記レーザビームの照射により前記ろう材を蒸発させ、前記金属部材の被溶接部を溶融してキーホールを形成し、前記キーホール内で前記レーザビームを多重反射させることを特徴とする金属部材の接合方法。
  2. レーザビームを熱源として用いて複数の金属部材をろう材により接合する金属部材の接合方法において、
    前記金属部材として、Fe系材料からなるFe系金属部材とAl系材料からなるAl系金属部材を用い、前記ろう材として、Zn系ろう材を用い、
    前記Fe系金属部材と前記Al系金属部材とで開先形状を形成し、
    前記Fe系金属部材とAl系金属部材の接合では、前記レーザビームの照射により前記ろう材を蒸発させ、前記開先形状の表面で前記レーザビームを多重反射させることを特徴とする金属部材の接合方法。
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