JP4308118B2 - ディスク状記録媒体保持具 - Google Patents

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Description

本発明は、コンパクトディスク(CD/compact disk)、DVD(digital versatile disk)等のディスク状記録媒体の収納性を良くするディスク状記録媒体保持具に関するものである。
ディスク状記録媒体であるコンパクトディスクを複数収納する技術として、コンパクトディスクをその中央穴に差し込む保持片によって保持すると共に該保持片の先端面及びコンパクトディスクの側面を覆う側壁部のコンパクトディスクとの対向面の裏側の外面中央部に磁気吸着力を有するコンパクトディスク保持具(以下、ディスク状記録媒体保持具という)を用いることにより、コンパクトディスクの中央穴の軸線方向にコンパクトディスクを収容した複数のディスク状記録媒体保持具を磁気吸着にて連結できることが、本出願人の先の出願による特許公開公報にて開示されている。(特許文献1参照)
なお、この特許公開公報はディスク状記録媒体保持具自体が磁石で構成される実施例の説明が主体であるが、磁石を別部材で覆う構成についても一部説明されていると共に請求の範囲もその構成を包含する内容となっている。
特開2003−109341号公報(4頁6欄9行〜6頁9欄44行、図1〜図18)
しかしながら、特許文献1で説明されている磁石を別部材で覆う構成の実施例は、この別部材がディスク状記録媒体を収容する保護カバー或は収容カバーしか示されておらず、カバー部材を用いないディスク状記録媒体保持具に適用する場合については、技術思想上はその構成も包含されるものの、具体的な構成が示されておらないため実施がしにくいものであった。また、ディスク状記録媒体保持具自体が磁石である場合は、色調等のデザイン的な付加価値等を表現しにくいので、商品性を高めるためにも磁石を別部材で覆うことができる具体的な構成のディスク状記録媒体保持具の開発が望まれていた。
また、その際に磁石を覆う別部材にディスク状記録媒体の保持機構が搭載されれば、より好ましい形態になるものと思料することができる。
そこで、本発明は磁石を別部材で覆う構成であって、さらに使用性を向上させることができるディスク状記録媒体保持具を提供することを課題とする。
本発明は、ディスク状記録媒体の中央孔から先端面が突出して嵌入する保持部と、ディスク状記録媒体の側面を覆う側壁部とを備え、側壁部におけるディスク状記録媒体との対向面の裏側の外面中央部及び保持部の先端面を強磁性体物品に磁気吸着力により取り付けるディスク状記録媒体保持具であって、この磁気吸着力は保持部内に装着された磁石部材によって確保すると共に、保持部の外周部には少なくとも一つの弾性舌片が形成されていて、この弾性舌片にディスク状記録媒体の中央孔を着脱自在に取り付け可能となし、さらに、側壁部の外周には少なくとも一箇所の指掛け用切り欠き部が形成されていて、この指掛け用切り欠き部に指先を挿入することにより、装着状態のディスク状記録媒体から楔状に分離させて取り外しを可能としたディスク状記録媒体保持具とすることで実現できる
この構成によれば、磁石がディスク状記録媒体保持具内に収容されるために小型化し、生産コストを減少させることができると共に、ディスク状記録媒体保持具自体を自由な形状にデザインすることができる利点がある。
また、保持部の外周部には少なくとも一つの弾性舌片が形成されていることにより、ディスク状記録媒体の中央孔部を着脱自在に取り付けることができる。
さらに、側壁部の外周に形成された指掛け用切り欠き部は、簡単な構成であるにもかかわらず、ここに指先を挿入するだけで、楔を打ち込むような作用により、装着状態のディスク状記録媒体からディスク状記録媒体保持具を分離させることができる。
なお、この弾性舌片は、保持部を形成する蓋部材における周囲を窪ませて形成した舌片収納部の下端から、断面が略L字状に空間部分を介在させて一体的に立ち上げて形成するとよい。
また、弾性舌片は、保持部を形成する蓋部材の周囲から窪ませて設けられた舌片収納部内に位置するように、側壁部材から一体的に突出させて形成することもできる。
さらに弾性舌片は、側壁部材の中央部を突出させて一体的に設けられた保持部における周囲から窪ませて設けられた舌片収納部内へ、その上部に形成された舌片貫通用穴を貫通して位置するように、側壁部材の保持部の内面に形成される磁石部材収納部の開放面に取り付けられる部材であるところの蓋部材の下面から突出させて形成することもできる。
本発明によれば、ディスク状記録媒体保持具をディスク状記録媒体の中央穴の軸線方向に磁気吸着により連結することができるので、同時にディスク状記録媒体を同数個収納することができる。
特に本発明においては、磁石部材を小型化してディスク状記録媒体保持具の内部に収納した状態で取り付けることができるので、色調や形状や構造を自由に採択でき、商品性を向上させることができる。
また、保持部に弾性舌片を形成しているので、ディスク状記録媒体の保持を確実に行うことができる。
さらに、側壁部の外周に指掛け用切り欠き部を設けているのでここに指先を挿入するだけで、装着状態のディスク状記録媒体からディスク状記録媒体保持具を楔状に分離させて取り外すことができるという利点がある。
本発明は、ディスク状記録媒体の中央孔から先端面が突出して嵌入する保持部と、ディスク状記録媒体の側面を覆う側壁部とを備え、該側壁部におけるディスク状記録媒体との対向面の裏側の外面中央部及び上記保持部の先端面を強磁性体物品に磁気吸着力により取り付けるディスク状記録媒体保持具であって、磁気吸着力の確保は保持部に小型の磁石部材を使用することを基本構造としている。従って、ディスク状記録媒体保持具の形状や構造を自由に採択できるので、使用性を向上させることができる。
そして、この構成における保持部にディスク状記録媒体の着脱機構を搭載し、さらに、側壁部には、保持部に装着されたディスク状記録媒体を簡単に取り外すことができる指掛け用切り欠き部を形成させてディスク状記録媒体保持具として完成させたものである
以下、各種実施例に沿って詳細に説明するが、最初にディスク状記録媒体の着脱機構並びに指掛け用切り欠き部以外の基本構造部分から行っていく。
図1〜図4は、本発明のディスク状記録媒体の着脱機構並びに指掛け用切り欠き部以外の基本構造部分を表わしたものであり、図1の分解斜視図、図2(a)の完成状態の斜視図、図2(b)の拡大断面図に示されるように、ディスク状記録媒体保持具1は、側壁部材2、磁石部材3、蓋部材4で構成される。
側壁部材2はABS樹脂等の合成樹脂製で、略円盤状に形成される側壁部5の内面6側にはディスク状記録媒体対向面6aが平面状に形成され外周近傍には面取り部6bが設けられている。また、ディスク状記録媒体対向面6aの略中央部にはディスク状記録媒体の中央穴より若干小さい外径の円筒状の保持部7及びその内面側に凹部7aが形成され、側壁部5の外面8には、中央部が平面8aで外周に向かって内面6側に傾く湾曲面8bが形成されている。なお、保持部7の内面には後述する蓋部材3を強制嵌合で取り付けるための溝部7bが全周に設けられている。
磁石部材3は、外形10.1mm厚さ1.54mm程度の磁石3aと、外形10.1mm厚さ0.88mm程度の鉄板等の強磁性体でなるヨーク部材3bで構成される。
磁石3aは、フェライト系焼結磁石、希土類系焼結磁石(SmCo系、NdFeB系)、フェライト系ボンド磁石、希土類系ボンド磁石(SmCo系、SmFeN系、NdFeB系)等が用いられる。形状としては円盤形状の焼結品が吸着力、経済性の面から好ましく、その場合の材料としては例えばNdFeB系焼結磁石を使用したものが挙げられる。
なお、本発明に使用する磁石は、表面及び背面の中心が一致する状態で多数個磁気吸着できるように着磁される。この場合の着磁の方向は、厚み方向に着磁を施すと同様に着磁した同形状の他の磁石に対して中心を合わせて吸着する特性があるので好ましい。
また、磁石3aにヨーク部材3bを重ねて使用した場合は、磁石3a単品の磁気吸着力と比較して、磁石3aの露出側の磁気吸着力が向上しヨーク部材3b露出側の磁気吸着力は減少する特性が生じるので、本実施例においては、側壁部材2の外面8側にヨーク部材3bを配置して、蓋部材4側のディスク状記録媒体保持具自体の磁気吸着力を向上させると共に、側壁部材2の外面8側への漏洩磁束を減少させるように使用する。
さらに、この磁石部材はディスク状記録媒体を保持できる所定の磁気吸着力を確保できればよいので、寸法等は適宜に決定してよく、場合によってはヨーク部材3bを省略してもよい。
蓋部材4はABS樹脂等の合成樹脂製で、先端面4c上に円筒状の外周壁4aが設けられると共にその内側には磁石部材収納部9が形成されており、外側には上述した側壁部材2の溝部7bに強制嵌合する突起部4bが円周状に設けられている。
この状態から、蓋部材4の磁石部材収納部9内に磁石部材3である磁石3aとヨーク部材3bを順に収納した状態で、蓋部材4を側壁部材2に形成された保持部7の内側に押し込むと蓋部材4の外周壁4aに設けられた突起部4bが、側壁部材2の保持部7の内面に設けられた溝部7bに強制嵌合にて取り付けられるので、ディスク状記録媒体保持具1として完成する。
完成状態では、ディスク状記録媒体保持具1の保持部7の先端側に取り付けられる蓋部材4の先端面4c及び側壁部材2における外面8の中央部の平面8aは、磁石部材3によって、後述するように強磁性体物品に磁気吸着が可能となっており、複数のディスク状記録媒体保持具も中心を一致させた状態で磁気吸着によって連結できるようになっている。
なお、上述した側壁部材2及び蓋部材4の材料はABS樹脂等の合成樹脂に限らず、磁気吸着力的に支障のないことを条件に、適宜な材料で実施することができる。
但し、使用する材料は、ディスク状記録媒体の基板(ポリカーボネート樹脂)や表面印刷面(ハードコート)に対して擦り傷がつきにくいように、表面硬度がそれらより低く、摩擦係数も小さいものが好ましい。
ディスク状記録媒体保持具1のディスク状記録媒体への収納は図3の取り付け説明用斜視図に示すように、ディスク状記録媒体保持具1の保持部7をディスク状記録媒体Aの中央孔Bに差し込んだ状態で強磁性体性の物品に磁気吸着させることにより行われる。ここで云う強磁性体性の物品は、強磁性体製のラック、棚等の強磁性体物品Wは勿論のこと、本実施例と同様に作製されたディスク状記録媒体保持具1’も対象となる。従って、図3及び使用状態の図4に表わす拡大部分側面図に示すように、複数のディスク状記録媒体保持具1,1’...をディスク状記録媒体Aの中心穴Bの軸線方向へ重ねる方向に磁気吸着で連結することができ、その間に収能されるディスク状記録媒体Aも複数枚収納できることになる。
なお、ディスク状記録媒体保持具1を複数個重ねて使用した場合には、最初のディスク状記録媒体保持具の強磁性体への磁気吸着力は、ある個数までは向上していきその後ピーク状態で安定していく傾向にあるのでディスク状記録媒体を多数収納しても強度上の問題は生じない。
また、ディスク状記録媒体保持具1を複数個磁気吸着で連結した状態においては、側壁部材2の外面8における平面8aへ、他のディスク状記録媒体保持具1’における保持部の先端に取り付けられた蓋部材の先端面4cが磁気吸着されているが、側壁部材2の外面8には平面8aから連続して湾曲面8bが形成されており、磁気吸着力を保った状態でその間をスムーズに回動させて開くことができるので、ディスク状記録媒体Aの表示を簡単に見ることができる(想像線の図形参照)。
また、開く操作を止めれば磁気吸着力の作用で自動的に通常の直線状の連結状態に戻ることになる。
次に、本発明の各実施例について詳細に説明する。
ただし、上述した基本構造部分と共通する内容については説明を割愛する。
図5図6は、本発明の実施例1を表わし、図5(a)は分解斜視図、図5(b)は完成状態の斜視図、図5(c)は部分断面拡大底面図、図5(d)は図5(c)の縦中央断面図、図6(a)はディスク状記録媒体の取り付け手順を示す部分拡大断面図、図6(b)はディスク状記録媒体取り付け状態の縮小底面図を示す。
図5(a)〜図5(d)に示すように、この実施例のディスク状記録媒体保持具61、側壁部材62、磁石部材63、蓋部材64で構成される。
蓋部材64は、外周を立ち上げて保持部67が設けられ、その外周面には3箇所の凹部で形成される舌片収納部67e,67e,67eが設けられており、そこへ上部に突部67d,67d,67dを備えた弾性舌片67c,67c,67cが、空間部分67f,67f,67fを介して先端面64c側を開放するように各舌片収納部67eの下端から、図9(d)に示すように若干浮かした位置から、断面が略L字状で一体的に立ち上げる形体で設けられている。
なお、各弾性舌片67c,67c,67c間で形成される突部67d,67d,67dの外径はディスク状記録媒体の中央孔より大きくなっており、その根元の径はディスク状記録媒体の中央孔と同等か若干小さく形成される。
また、蓋部材64の各舌片収納部67e,67e,67eの内面には磁石部材収納部69が形成される。
一方、側壁部材62における側壁部65の内面66の中央部には、蓋部材64の下端部が嵌合する凹部62aが設けられ、そこにガイド片62b,62b,62bが立設されている。このガイド片62b,62b,62bは蓋部材64の円周方向の位置決めをするためのものであり、図5(c)に示すように外面は蓋部材64の保持部67の内面に沿うようになっており、また、各ガイド片62bの間の切り欠き62c,62c,62cは蓋部材64の弾性舌片67c,67c,67cの根元が嵌入する寸法に形成されている。
なお、各ガイド片62b,62b,62bの内側にも蓋部材64と同様の磁石部材収納部69’が形成される。
また、この実施例においては、蓋部材64の舌片収納部67eにおける弾性舌片67cと円周方向に対向する面が切り欠かれているが、この面を封じる形体としても良く、その場合には封じた内面と嵌合するように側壁部材62のガイド片62b,62b,62b間の切り欠き寸法を定めればよい。
さらに側壁部材62の側壁部65の外周部には円弧状の切り欠き65aがあるが、これはディスク状記録媒体を装着した際に着脱し易くするための指掛け用切り欠き部である。
この状態から、磁石部材63を構成する磁石63a及びヨーク部材63bを蓋部材64の内面に設けられた磁石部材収納部69へ順に挿入するか側壁部材62に設けられた磁石部材収納部69’に逆の順で挿入する。次いで、蓋部材64を側壁部材62のガイド片62b,62b,62bに沿って差し込んだ状態で側壁部材62と接着剤にて固定することにより、図5(b)に示すようなディスク状記録媒体保持具61が完成する。
なお、蓋部材64と側壁部材62の固定構造は、接着剤に限らず、超音波接着や先の各実施例に示した強制嵌合等適宜な手段で実施してよい。
本実施例のディスク状記録媒体保持具61にディスク状記録媒体を取り付ける手順は、図6(a)のように実線で示すディスク状記録媒体Aの中央孔Bを保持部67に近接した状態から矢印方向に差し込むことで実行される(取り付け状態は想像線の図形参照)。この時、保持部67に形成された弾性舌片67cは空間部67f及び下部が浮いた状態になっていることにより変位がしやすくなっており、ディスク状記録媒体Aの中央孔Bは弾性舌片67cの先端の突部67dが押し下げられたのち元に戻る時に生じるクリック感触を得ながら通過できるし、反対に、通過した状態から逆の方向に引っ張れば弾性舌片67cの先端の突部67dが押し下げられことにより外すことができる。従って、ディスク状記録媒体はディスク状記録媒体保持具61の保持部67に着脱自在に取り付けることができる。
但し、ディスク状記録媒体保持具61に装着されたディスク状記録媒体Aを取り外す操作は、上述したように直接的に行おうとした場合には、ディスク状記録媒体保持具61における側面部材62の外形が小さく、且つ、厚みも薄いため把持しにくくて意外と実行しにくいものであるが、本実施例であれば簡単に実行することができる。
即ち、図6(a)に示すように、ディスク状記録媒体保持具61にディスク状記録媒体Aが取り付けられた状態において、ディスク状記録媒体Aの外周を片方の手で把持し、他方の手の指先を図中Hに示す矢印のように指掛け用切り欠き部65aに差し込むと、ディスク状記録媒体保持具61とディスク状記録媒体Aとの間には楔が打ち込まれるような現象が起こってスムーズに分離するため、ディスク状記録媒体保持具61をディスク状記録媒体Aから簡単に取り外すことができる。
なお、本実施例における弾性舌片67cは3箇所設けられており、図6(b)に示すように、ディスク状記録媒体保持具61の保持部67の中心と略一致する状態でディスク状記録媒体が取り付けられる。
図7は本発明の実施例2を表わし、図7(a)の分解斜視図、図7(b)の完成状態の斜視図、図7(c)の中央拡大断面図に示されるように、実施例1における弾性舌片の設置構造を変更したことを特徴としている。
即ち本実施例におけるディスク状記録媒体保持具71も、側壁部材72、磁石部材73、蓋部材74で構成されるが、弾性舌片72dは側壁部材72に直接形成される。
具体的に説明すると、蓋部材74には外周を立ち上げて保持部77が設けられ、その外周面には3箇所の凹部で形成される舌片収納部77e,77e,77eが設けられており、保持部77の内面には舌片収納部を避けた3つの面に図11(c)に表わされる溝部77bが設けられている。また、舌片収納部77e,77e,77eの内面側に磁石部材収納部79’が形成される。
一方、側壁部材72における側壁部75の内面76の中央部には、突部72aを有する蓋部材取り付け片72b,72b,72bが立設されており、その内側に磁石部材収納部79が形成される。
また、各蓋部材取り付け片72bの中間に上記蓋部材74の舌片収納部77e内に位置する突部72cを有した弾性舌片72d,72d,72dが立設される。
なお、側壁部材72の側壁部75の外周部には指掛け用切り欠き部75a,75aが設けられている。
この状態から、磁石部材73を構成するヨーク部材73b及び磁石部材73aを側壁部材72に設けられた磁石部材収納部79へ順に挿入し、次いで、蓋部材74の溝部77bを側壁部材72の蓋部材取り付け片72bに形成された突部72aに強制嵌合させることにより、側壁部材72と蓋部材74とは磁石部材73が収納された状態で図7(b)及び図7(c)に示すようなディスク状記録媒体保持具71に仕上がる。
この時、側壁部材72の弾性舌片72d,72d,72dは、蓋部材74の舌片収納部77e,77e,77eの各中央部に隙間をもって立設することになるので変位は容易であり、ディスク状記録媒体の着脱を自由にできることになる。
図8は本発明の実施例3を表わし、図8(a)の分解斜視図、図8(b)の完成状態の斜視図、図8(c)の中央拡大断面図に示されるように、この実施例も実施例1における弾性舌片の設置構造を変更したことを特徴としている。
なお、本実施例においては指掛け用切り欠き部の構成を省略して説明するものとする。
即ち本実施例におけるディスク状記録媒体保持具81も、側壁部材82、磁石部材83、蓋部材84で構成されるが、弾性舌片84gは蓋部材84に形成される。
具体的に説明すると、側壁部材82における側壁部85の内面86の略中央には保持部87が一体的に突出して形成され、その外周面には3箇所の凹部で形成される舌片収納部87e,87e,87eが設けられており、保持部87の内面には収納部を避けた3つの面に図8(c)に表わされる溝部87bが設けられている。なお、保持部87の内面側には外面側が開放された磁石部材収納部89が形成される。また、各舌片収納部87eにおける上方の側壁部85の内面86を形成する部分には、後述する蓋部材84の弾性舌片84gが挿通可能な貫通穴87hが設けられる。
一方、蓋部材84の内面の中央部には、突部84dを有する側壁部材取り付け片84e,84e,84eが立設されており、各側壁部材取り付け片84eの中間に上記側壁部材82の舌片収納部87e内に配置される突部84fを有する弾性舌片84g,84g,84gが立設される。
この状態から、磁石部材83を構成する磁石部材83a及びヨーク部材83bを側壁部材82に設けられた磁石部材収納部89へ順に挿入し、次いで、蓋部材84の側壁部材取り付け片84eの突部84dを側壁部材82の保持部87の内面に形成した溝部87bに強制嵌合させることにより、側壁部材82と蓋部材84とは磁石部材83が収納された状態で図8(b)及び図8(c)に示すようなディスク状記録媒体保持具81に仕上がる。
この時、蓋部材84の弾性舌片84g,84g,84gは、側壁部材82の舌片収納部87e,87e,87eの各中央部に隙間をもって立設することになるので変位は容易であり、ディスク状記録媒体の着脱を自由に行うことができる。
本発明においては、上述した実施例1実施例2に示した弾性舌片及び指掛け用切り欠き部の数や位置及び形状は、これらの実施例に限らず各種に変形して実施することができるものであり、代表的な形態について説明する。
図9(a)は本発明の実施例4を表わす底面図であり、このディスク状記録媒体保持具91の弾性舌片92及び指掛け用切り欠き部93は各々3箇所を同一角度方向とし、円周上均等に設けたものである。
以下、図9(b)〜図9(e)は他の変形を、実施例4の変形例として示したものであり、図9(b)に示す変形例1では、実施例4における指掛け用切り欠き部の形状を直線状の93bに形成している。
また、図9(c)に示す変形例2では、弾性舌片92cを4箇所とし指掛け用切り欠き部93cを2箇所設けている。
また、図9(d)に示す変形例3では、弾性舌片92dを2箇所とし指掛け用切り欠き部93dを2箇所設けている。
また、図9(e)に示す変形例4では、弾性舌片92e及び指掛け用切り欠き部93eを各々1箇としている。
本発明は、これまで説明した各実施例及び変形例に限らず各種に変形して実施することができる。
例えば、実施例2実施例3における側壁部材と蓋部材の結合を強制嵌合以外の接着剤や超音波による接着構造としても良いし、各実施例における各ディスク状記録媒体保持具は、磁石部材を収納する部材にインサート成形し一体成形品に仕上げてもよい。
本発明は、穴付きの板状で磁気障害を生じないものであれば、各種用途の物品の収納具として応用することができる。
本発明における基本構造部分の分解斜視図を示す。 本発明における基本構造部分の完成状態を説明したものであり、(a)は完成状態の斜視図、(b)は拡大断面図を示す。 本発明おける取り付け説明用斜視図を示す。 本発明おける使用状態の拡大部分側面図を示す。 本発明の実施例1を表わし、(a)は分解斜視図、(b)は完成状態の斜視図、(c)は部分断面拡大底面図、(d)は(c)の縦中央断面図を示す。 本発明の実施例1の説明図を表わし、(a)はディスク状記録媒体の取り付け手順を示す部分拡大断面図、(b)はディスク状記録媒体取り付け状態の底面図を示す。 本発明の実施例2を表わし、(a)は分解斜視図、(b)は完成状態の斜視図、(c)は中央拡大断面図を示す。 本発明の実施例3を表わし、(a)は分解斜視図、(b)は完成状態の斜視図、(c)は中央拡大断面図を示す。 本発明の実施例4及びその変形例の底面図を表わし、(a)は実施例4、(b)は変形例1、(c)は変形例2、(d)は変形例3、(e)は変形例4を示す
符号の説明
A ディスク状記録媒体
B 中央孔
H 指先を差し込む方向
W 強磁性体物品
1、1’61、71、81、91 ディスク状記録媒体保持具
62、72、82 側面部材
63、73、83 磁石部材
3a63a、73a、83a 磁石
3b63b、73b、83b ヨーク部材
64、74、84 蓋部材
4a 外周壁
4b 突起部
4c、4c’64c 先端面
65、75、85 側壁部
6、66、76、86 内面
6a ディスク状記録媒体対向面
6b 面取り部
67、77、87 保持部
7a 凹部
7b77b、87b 溝部
外面
8a 平面
8b 湾曲面
69、79、79’、89 磁石部材収納
62a 凹部
62b ガイド片
62c 切り欠き
65a、75a、93、93b、93c、93d、93e 指掛け用切り欠き部
67c、72d、84g、92、92c、92d、92e 弾性舌片
67d、72c、84f 突部
67e、77e、87e 舌片収納部
67f 空間部分
72a 突部
72b 蓋部材取り付け片
82a 溝部
84d 突部
84e 壁部材取り付け片
87h 貫通孔

Claims (4)

  1. ディスク状記録媒体の中央孔から先端面が突出して嵌入する保持部と、ディスク状記録媒体の側面を覆う側壁部とを備え、該側壁部におけるディスク状記録媒体との対向面の裏側の外面中央部及び上記保持部の先端面を強磁性体物品に磁気吸着力により取り付けるディスク状記録媒体保持具であって、
    上記磁気吸着力は上記保持部内に装着された磁石部材によって確保すると共に、
    上記保持部の外周部には少なくとも一つの弾性舌片が形成されていて該弾性舌片にディスク状記録媒体の中央孔を着脱自在に取り付け可能となし、
    さらに、上記側壁部の外周には少なくとも一箇所の指掛け用切り欠き部が形成されていて
    該指掛け用切り欠き部に指先を挿入することにより装着状態のディスク状記録媒体から楔状に分離させて取り外しを可能としたことを特徴とするディスク状記録媒体保持具
  2. 上記弾性舌片は、保持部を形成する蓋部材における周囲を窪ませて形成した舌片収納部の下端から、断面が略L字状に空間部分を介在させて一体的に立ち上げて形成したことを特徴とする請求項1に記載のディスク状記録媒体保持具
  3. 上記弾性舌片は、保持部を形成する蓋部材の周囲から窪ませて設けられた舌片収納部内に位置するように、側壁部材から一体的に突出させて形成したことを特徴とする請求項1に記載のディスク状記録媒体保持具
  4. 上記弾性舌片は、側壁部材の中央部を突出させて一体的に設けられた保持部における周囲から窪ませて設けられた舌片収納部内へ、その上部に形成された舌片貫通用穴を貫通して位置するように、蓋部材の下面から突出させて形成したことを特徴とする請求項1に記載のディスク状記録媒体保持具
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