JP4308032B2 - リジットフレックス基板及びその製造方法並びに補修方法 - Google Patents

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本発明は、電子機器における回路基板間の接合に係わり、特に、パーソナルコンピュータ等の情報機器、折り畳み式の携帯用電話機あるいは携帯用情報端末、DVD(デジタル・ヴァーサタイル・ディスク)プレーヤ等の精密な各種電子機器に用いて好適なリジットフレックス基板及びその製造方法並びに補修方法に関するものである。
従来、パーソナルコンピュータ等の情報機器、折り畳み式の携帯用電話機あるいは携帯用情報端末、DVD(デジタル・ヴァーサタイル・ディスク)プレーヤ等の精密な各種電子機器においては、中央演算処理装置(CPU)や各種電子部品を搭載するリジットプリント回路基板(RPC)と液晶表示装置等に接続される可撓性を有するフレキシブルプリント回路基板(FPC)とをコネクタ等の接続端子を用いて電気的に接続したR−F基板(例えば、特許文献1参照)、リジットプリント回路基板(RPC)と液晶表示装置等に接続される可撓性を有するフレキシブルプリント回路基板(FPC)とを一体成形することにより接続部レスとしたリジットフレックス(RF)基板(例えば、特許文献2参照)等が用いられている。
図14は、従来のR−F基板の一例を示す断面図であり、リジットプリント回路基板(RPC)1a、1bとフレキシブルプリント回路基板(FPC)2とをコネクタ3a、3bにより電気的に接続した構成である。
このRPC1aは、導体配線層4と絶縁層5とを交互に積層した構造で、これら導体配線層4、…は、スルーホール6に充填された導電材7及び導体配線層4、…間に形成された導電材8により電気的に接続され、かつ、コネクタ3aを介してFPC2の一端部に電気的に接続されている。
また、RPC1bもRPC1aと全く同様の構造のもので、このRPC1bの導電材7には、FPC2の他端部がコネクタ3bを介して電気的に接続されている。
また、図15は従来のRF基板の他の一例を示す断面図であり、2つのRPC1a、1bそれぞれの底部にFPC2の端部が一体成形されることで、これらRPC1a、1bとFPC2とが電気的に接続された構成である。
このFPC2の各配線は、RPC1a、1bそれぞれの導電材7、7に直接電気的に接続されている。
特に、近年における電子機器の小型化、省スペース化、高性能化に伴い、一体成形により接続部レスとしたRF基板が多く用いられるようになってきている。
特開平06−176828号公報 特開平06−204625号公報
ところで、従来のRF基板は、RPCとFPCとを一体成形した構造であるから、RPCに不具合が生じた場合であっても、このRPCを取り除いたり、あるいは修理したり等ができず、このRPCを含めた製品全体が不良になってしまい、製品歩留まりの低下、及び製品価格の上昇を招くという問題点があった。
例えば、図16に示すように、RPC1a、1bの間にFPC2aを、RPC1a、1cの間にFPC2bを、それぞれ一体成形して電気的に接続した構造で、一部のRPC、例えばRPC1bに不具合が生じた場合、このRPC1bのみを他のRPCと交換することができず、RPC1a〜1c全体が不良になってしまうことになる。
この問題は、1つの回路基板の不具合が高価な製品全体を不良品にしてしまうことから、特に、複数個のRPCを二次元あるいは三次元的に集積化した積層構造において、特に大きな問題である。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、一部の基板に不具合が生じた様な場合においても、この不具合が生じた基板を取り替えることで、製品としての不良率を低減することができ、製品の低価格化を図ることができるリジットフレックス基板及びその製造方法並びに補修方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は次のようなリジットフレックス基板及びその補修方法並びに補修方法を提供する。すなわち、
本発明に係るリジットフレックス基板は、RPC(リジットプリント回路基板)とFPC(フレキシブルプリント配線板)が接着されるとともに電気的に接続されて一体化された第一回路部品と第二回路部品を備え、該第一回路部品と該第二回路部品を構成するFPC同士を電気的に接続し一体化してなるリジットフレックス基板であって、
前記FPCのうち少なくとも一方は、その一部が屈曲されかつ重ね合わされた余長部を有することを特徴とする。
これにより、例えば、一方の回路基板(RPC)に不具合が生じた場合においても、不具合が生じた回路基板(RPC)の配線基材(FPC)を切断し、この回路基板を不具合の無い回路基板と交換し、この不具合の無い回路基板の配線基材を残された回路基板の配線基材に接続することにより、製品としての不良率の低減を図ることが可能になり、その結果、製品の低価格化を図ることが可能になる。
しかも、可撓性を有する配線基材の一部を屈曲しかつ重ね合わせたことにより、回路基板を交換する際に、この屈曲しかつ重ね合わせた部分(余長部)を伸張させることにより、2つの回路基板間の間隔を当初の間隔に合わせることが可能になり、設計変更等を行う必要が無くなる。
その際、前記FPCは何れも、位置合わせ用のマークまたは穴を備えていることが好ましい。これにより、後述する補修方法において、一方の回路部品(第二回路部品)を新たな回路部品(第三回路部品)と交換する際に、この新たな回路部品(第三回路部品)と他方の回路部品(第一回路部品)との間の間隔を容易に設定できる。
また、前記余長部は、重ね合わされた部位において、互いが接していることが好ましい。これにより、余長部の重ね合わされた部位が最も薄く構成されるので、電子機器に搭載された場合に、電子器機の小型化や省スペース化に寄与する。
これらのリジットフレックス基板では、前記配線基材には、位置合わせ用のマークまたは穴が形成されていることが好ましい。
この様な構成とすることにより、不具合の生じた回路基板を不具合の無い回路基板と交換した際の、この回路基板の位置決めが容易になり、その位置決めの精度も向上する。
このマークまたは穴は、前記配線基材の少なくとも一側部に沿って複数個形成されていることが好ましい。
この様な構成とすることにより、回路基板の位置決めがさらに容易になり、その位置決めの精度もさらに向上する。
本発明に係るリジットフレックス基板の製造方法(「製法A」とも呼ぶ)は、RPC(リジットプリント回路基板)とFPC(フレキシブルプリント配線板)が接着されるとともに電気的に接続されて一体化された第一回路部品と第二回路部品を作製する工程A1、前記第一回路部品を構成するFPCの中心部付近を断面N字型に屈曲して重ね合わせて余長部を形成する工程A2、及び、前記第一回路部品を構成する余長部が形成されたFPCの端部の配線部と、前記第二回路部品を構成するFPCの端部の配線部とが接するように、これらを対向配置し、FPC同士を接合し、電気的に接続された接合部を形成する工程A3、を備えたことを特徴とする。
このリジットフレックス基板の製造方法(製法A)では、2つの回路基板(RPC)と可撓性を有する配線基材(FPC)とを各々接続して一体化された第一回路部品と第二回路部品を作製し(工程A1)、次いで、第一回路部品を構成する配線基材(FPC)の一部を屈曲して重ね合わせて余長部を形成した(工程A2)後、第一回路部品を構成する余長部が形成されたFPCの端部の配線部と、第二回路部品を構成するFPCの端部の配線部とが接するように、これらを対向配置し、FPC同士を接合し、電気的に接続された接合部を形成する(工程A3)ことにより、簡単な装置を用いるだけで、可撓性を有する配線基材(FPC)の一部が屈曲されかつ重ね合わされた余長部を有するリジットフレックス基板を容易に作製することが可能になる。
なお、前記工程A1において、前記FPCの作製時に同時に、あるいは前記FPCの作製後に、位置合わせ用のマークまたは穴を形成してもよい。
本発明に係る他のリジットフレックス基板の製造方法(「製法B」とも呼ぶ)は、RPC(リジットプリント回路基板)とFPC(フレキシブルプリント配線板)が接着されるとともに電気的に接続されて一体化された第一回路部品と第二回路部品を作製する工程B1、前記第一回路部品を構成するFPCの端部の配線部と、前記第二回路部品を構成するFPCの端部の配線部とが接するように、これらを対向配置し、FPC同士を接合し、電気的に接続された接合部を形成する工程B2、及び、前記第一回路部品を構成するFPCの中心部付近を断面N字型に屈曲して重ね合わせて余長部を形成する工程B3、を備えたことを特徴とする。
このリジットフレックス基板の製造方法(製法B)は、先に第一回路部品と第二回路部品のFPC同士を接合し、電気的に接続された接合部を形成した(工程B2)後、第一回路部品を構成するFPCの中心部付近を断面N字型に屈曲して重ね合わせて余長部を形成する(工程B3)点が、上述した製法Aと異なる。工程B1は工程A1と同じものである。このように手順を変更した製法Bによっても、製法Aと同様に、簡単な装置を用いるだけで、可撓性を有する配線基材(FPC)の一部が屈曲されかつ重ね合わされた余長部を有するリジットフレックス基板を容易に作製することが可能になる。
なお、前記工程B1において、前記FPCの作製時に同時に、あるいは前記FPCの作製後に、位置合わせ用のマークまたは穴を形成してもよい。
本発明のリジットフレックス基板の補修方法は、RPC(リジットプリント回路基板)とFPC(フレキシブルプリント配線板)が接着されるとともに電気的に接続されて一体化された第一回路部品と第二回路部品を備え、前記第一回路部品を構成するFPCに、その中心部付近を断面N字型に屈曲して重ね合わせた余長部が設けられており、かつ、前記第一回路部品と前記第二回路部品を構成するFPC同士を電気的に接続し一体化してなるリジットフレックス基板の補修方法であって、前記第二回路部品を構成するRPCに不具合が生じた場合、前記余長部が前記第一回路部品側に残るように、前記第二回路部品のFPCを切断し、該第二回路部品を取り除く工程α、不具合が生じた第二回路部品と同一仕様の第三回路部品を用意し、前記第一回路部品を構成する余長部が残されたFPCの端部の配線部と、前記第三回路部品を構成するFPCの端部の配線部とが接するように、これらを対向配置し、FPC同士を接合し、電気的に接続された接合部を形成する工程β、及び、接合後における第一回路部品と第三回路部品との間隔が予め設定された値の範囲より外れていた場合、前記余長部を必要な長さだけ伸張させる工程γ、を備えたことを特徴とする。
このリジットフレックス基板の補修方法では、一方の回路基板(第二回路部品のRPC)に不具合が生じた場合に、他方の回路基板(第一回路部品のRPC)側に前記配線基材(FPC)の屈曲されかつ重ね合わされている部分(余長部)が残る様に、この配線基材(第二回路部品のFPC)を切断して不具合が生じた回路基板(第二回路部品のRPC)を取り除き(工程α)、残った配線基材に新たな回路基板(第三回路部品のRPC)の配線基材(FPC)を電気的に接続して接合部を形成する(工程β)ことにより、不具合が生じた回路基板(第二回路部品のRPC)を不具合の無い回路基板(第三回路部品のRPC)に容易に交換することが可能となり、製品としての不良率が低減され、その結果、製品の低価格化を図ることが可能になる。
しかも、不具合が生じた回路基板(第二回路部品のRPC)を不具合の無い回路基板(第三回路部品のRPC)に交換した後、前記配線基材の屈曲されかつ重ね合わされている部分(余長部)を伸張させる(工程γ)ことにより、回路基板を交換する際の2つの回路基板間の間隔を所定の間隔に容易に合わせることが可能になり、この補修に要する時間が短縮され、設計変更等を行う必要が無くなる。
特に、第一回路部品と第二回路部品を構成するFPCに何れも、位置合わせ用のマークまたは穴が備えられていれば、工程γにおいて、接合後における第一回路部品と第三回路部品との間隔を予め設定された値の範囲に設定する際に、前記位置合わせ用のマークまたは穴を用いることにより、第一回路部品のRPCと第三回路部品のRPCとの間隔の設定を容易に行うことができる。
本発明のリジットフレックス基板は、RPC(リジットプリント回路基板)とFPC(フレキシブルプリント配線板)が接着されるとともに電気的に接続されて一体化された第一回路部品と第二回路部品を備え、該第一回路部品と該第二回路部品を構成するFPC同士を電気的に接続し一体化してなる。また、前記FPCのうち少なくとも一方は、その一部が屈曲されかつ重ね合わされた余長部を有する。
ゆえに、一方の回路基板(例えば第二回路部品のRPC)に不具合が生じた場合においても、この回路基板(第二回路部品のRPC)をその配線基材(第二回路部品のFPC)の部分で切断した後、この回路基板(第二回路部品のRPC)を不具合の無い回路基板(例えば第二回路部品と同一仕様の第三回路部品のRPC)と交換し、この不具合の無い回路基板(第三回路部品のRPC)の配線基材(FPC)を、残された回路基板(第一回路部品のRPC)の配線基材(FPC)に電気的に接続することにより、製品としての不良率の低減を図ることができ、その結果、製品の低価格化を図ることができる。
しかも、可撓性を有する配線基材(第一回路部品のFPC)はその一部屈曲しかつ重ね合わせた余長部を有するので、回路基板を交換する際に、この屈曲しかつ重ね合わせた部分(余長部)を伸張させることで、2つの回路基板(第一回路部品のRPCと第三回路部品のRPC)間の間隔を所定の間隔に容易に合わせることができ、設計変更等を行う必要も無い。
前記第一回路部品と前記第二回路部品を構成するFPCは何れも、位置合わせ用のマークまたは穴を備えることが好ましい。前記配線基材(FPC)に位置合わせ用のマークまたは穴を形成すれば、不具合の生じた回路基板(第二回路部品のRPC)を不具合の無い回路基板(第三回路部品のRPC)と交換する際、この回路基板(第三回路部品のRPC)の位置決めを容易に行うことができ、その位置決めの精度も向上させることができる。
また、このマークまたは穴を、前記配線基材の一側部に沿って複数個形成すれば、不具合の生じた回路基板を不具合の無い回路基板と交換する際の、この回路基板の位置決めをさらに容易に行うことができ、その位置決めの精度もさらに向上させることができる。
本発明に係るリジットフレックス基板の製造方法(製法A)はまず第一回路部品を構成する配線基材(FPC)の一部を屈曲して重ね合わせて余長部を形成した(工程A2)後、第一回路部品を構成する余長部が形成されたFPCの端部の配線部と、第二回路部品を構成するFPCの端部の配線部とが接するように、これらを対向配置し、FPC同士を接合し、電気的に接続された接合部を形成する(工程A3)ので、簡単な装置を用いるだけで、可撓性を有する配線基材(FPC)の一部が屈曲されかつ重ね合わされた余長部を有するリジットフレックス基板を容易に作製することができる。
本発明に係る他のリジットフレックス基板の製造方法(製法B)、すなわち、先に第一回路部品と第二回路部品のFPC同士を接合し、電気的に接続された接合部を形成した(工程B2)後、第一回路部品を構成するFPCの中心部付近を断面N字型に屈曲して重ね合わせて余長部を形成する(工程B3)点が、上述した製法Aと異なる。工程B1は工程A1と同じものである。このように手順を変更した製法Bによっても、製法Aと同様に、簡単な装置を用いるだけで、可撓性を有する配線基材(FPC)の一部が屈曲されかつ重ね合わされた余長部を有するリジットフレックス基板を容易に作製することができる。
本発明に係るリジットフレックス基板の補修方法によれば、一方の回路基板(第二回路部品のRPC)に不具合が生じた場合に、他方の回路基板(第一回路部品のRPC)側に前記配線基材(FPC)の屈曲されかつ重ね合わされている部分(余長部)が残る様に、この配線基材(第二回路部品のFPC)を切断して不具合が生じた回路基板(第二回路部品のRPC)を取り除き(工程α)、残った配線基材に新たな回路基板(第三回路部品のRPC)の配線基材(FPC)を電気的に接続して接合部を形成する(工程β)ことにより、不具合が生じた回路基板(第二回路部品のRPC)を不具合の無い回路基板(第三回路部品のRPC)に容易に交換することが可能となり、製品としての不良率が低減され、その結果、製品の低価格化を図ることができる。
しかも、不具合が生じた回路基板(第二回路部品のRPC)を不具合の無い回路基板(第三回路部品のRPC)に交換した後、配線基材の屈曲されかつ重ね合わされている部分(余長部)を伸張させる(工程γ)ので、回路基板を交換する際の2つの回路基板(第一回路部品のRPCと第三回路部品のRPC)間の間隔を所定の間隔に容易に合わせることができ、この補修に要する時間を短縮することができ、設計変更等を行う必要も無い。
本発明のリジットフレックス基板及びその製造方法並びに補修方法の各実施の形態について説明する。なお、これらの実施形態は、本発明の趣旨をより理解し易いように具体的に説明したものであり、本発明は、これらの実施の形態に限定されない。
また、これらの実施形態では、発明の趣旨を容易に理解し易い様に、各構成要素の寸法等を実際とは異ならしめている。
「第1の実施形態」
図1は、本発明の第1の実施形態のリジットフレックス基板(RF基板)を示す平面図、図2は同リジットフレックス基板のフレキシブルプリント配線板の中央部を示す側面図である。
図において、符号11、12はリジットプリント回路基板(以下、RPCと略称する)、13はRPC11、12に異方導電性の接着剤や接着シートを介して接着すると同時に両者の配線部同士が電気的に接続されて一体化されたフレキシブルプリント配線板(以下、FPCと略称する:可撓性を有する配線基材)である。
RPC11、12は、例えば、エポキシ樹脂及びガラス繊維からなる複合材料を主成分とする可撓性を有しない絶縁性のエポキシガラス繊維樹脂基板(EGF)の片面もしくは両面に銅(Cu)箔をエッチングして所定の回路配線とした配線部が形成され、この配線部上にエポキシ樹脂(ER)、ポリイミド(PI)等の絶縁性樹脂が被覆されている。
FPC13は、例えば、ポリイミド(PI)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等からなる可撓性を有する絶縁性の樹脂基板の表面に銅(Cu)箔をエッチングして所定の配線とした配線部が形成され、この配線部上にポリイミド(PI)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の可撓性を有する絶縁性樹脂が被覆されている。
このFPC13の中央部付近には、このFPC13に余長を持たせるために断面N字型に屈曲されかつ重ね合わされた余長部(屈曲部)14が形成されている。また、このFPC13の上面には、その両側部に沿って略円形状かつ上下方向に貫通する位置決め用の穴15が複数個、所定の間隔をおいて形成されている。
本実施形態のリジットフレックス基板を製造するには、まず、RPC11、12とFPC13とを異方導電性の接着剤や接着シートを介して接着すると同時に両者の配線部同士を電気的に接続して一体化し、次いで、このFPC13の中央部付近を断面N字型に屈曲して重ね合わせ、余長を持たせるための余長部14とする。次いで、このFPC13の上面の両側部に、機械的加工により位置決め用の穴15を複数個、所定の間隔をおいて形成する。
なお、このFPC13の中央部付近を断面N字型に屈曲して重ね合わせて余長部14とした後に、このFPC13とRPC11、12とを一体化してもよい。
また、位置決め用の穴15は、FPC13作製時に予め形成しておいてもよい。
次に、本実施形態のリジットフレックス基板の補修方法について、図3に基づき説明する。
ここでは、一方のRPC12に不具合が生じた場合について説明する。
図3(a)に示すように、RPC12に断線不良あるいはオープン不良等の不具合が生じた場合、押し切りカッター等の物理的切断手段を用いて、FPC13の余長部14がRPC11側に残る様にFPC13を切断16し、不具合が生じたRPC12を取り除く。
この切断16後のFPC13の端部処理は、レーザ加工もしくは機械的剥離により導体部分を露出させ、その後表面処理を施すことで行われる。
次いで、図3(b)に示すように、不具合が生じたRPC12と同一仕様のRPC17をFPC13の切断した端部に接続する。この接続は、超音波を用いた拡散接合法、半田接合法等、通常用いられる基板接合技術を用いて接続することができる。
ここで、接合後のRPC11とRPC17との間隔が予め設定された値の範囲内であれば、これらの間隔を直す必要はないが、RPC11とRPC17との間隔が予め設定された値の範囲内でなかった場合には、図3(c)に示すように、余長部14を必要な長さだけ伸張させることによりRPC11とRPC17との間隔を予め設定された値とすることができる。
このRPC11とRPC17との間隔を設定する際に、位置決め用の穴15を用いれば、間隔の設定を容易に行うことができる。
本実施形態のリジットフレックス基板によれば、RPC11、12とFPC13とを一体成形したので、RPC11(または12)に不具合が生じた場合においても、このFPC13を切断16し、RPC11(または12)を不具合の無いRPC17に替え、このRPC17とFPC13を接続するので、製品としての不良率の低減を図ることができ、その結果、製品の低価格化を図ることができる。
しかも、FPC13の中央部付近に、断面N字型に屈曲されかつ重ね合わされた余長部14を形成したので、RPC12(または11)をRPC17に交換する際に、この余長部14を必要に応じて伸張させることにより、RPC12(または11)とRPC17との間隔を所定の間隔に合わせることができ、設計変更等を行う必要がない。
本実施形態のリジットフレックス基板の製造方法によれば、RPC11、12とFPC13とを異方導電性の接着剤や接着シートを介して接着すると同時に両者の導体同士を電気的に接続して一体化し、次いで、このFPC13の中央部付近を断面N字型に屈曲して重ね合わせて余長部14とするので、本実施形態のリジットフレックス基板を、簡単な装置を用いるだけで、容易に作製することができる。
本実施形態のリジットフレックス基板の補修方法によれば、RPC12に不具合が生じた場合、FPC13の余長部14がRPC11側に残る様に、このFPC13を切断16し、不具合が生じたRPC12を取り除き、新たなRPC17をFPC13に接続し、余長部14を伸張させてRPC12(または11)とRPC17との間隔を所定の間隔とするので、不具合が生じたRPC12を新たなRPC17に容易かつ短時間にて交換することができ、製品としての不良率を低減することができ、その結果、製品の低価格化を図ることができる。
また、RPC12を新たなRPC17に交換した後、余長部14を伸張させることにより、RPC12(または11)とRPC17との間隔を所定の間隔とするので、RPC12(または11)とRPC17との間隔を所定の間隔に容易に合わせることができ、この補修に要する時間を短縮することができ、設計変更等を行う必要も無い。
「第2の実施形態」
図4は、本発明の第2の実施形態のリジットフレックス基板(RF基板)を示す平面図、図5は図4のA−A線に沿う断面図、図6は同リジットフレックス基板のフレキシブルプリント配線板の中央部を示す側面図であり、図において、符号21、22は第一回路部品、第二回路部品である。
第一回路部品21は、リジットプリント回路基板(以下、RPCと略称する)31とフレキシブルプリント配線板(可撓性を有する配線基材:以下、FPCと略称する)32とが、接着剤や接着シート等を介して接着されると同時に両者の配線部同士が電気的に接続されて一体化されている。
RPC31は、例えば、エポキシ樹脂及びガラス繊維からなる複合材料を主成分とする可撓性を有しない絶縁性のエポキシガラス繊維樹脂基板(EGF)の片面もしくは両面に銅(Cu)箔をエッチングして所定の回路配線とした配線部が形成され、この配線部上にエポキシ樹脂(ER)、ポリイミド(PI)等の絶縁性樹脂が被覆されている。
FPC32は、図5に示すように、ポリイミド(PI)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等からなる可撓性を有する絶縁性の樹脂基板33の表面に、接着剤層34を介して銅(Cu)箔をエッチングして所定の配線とした配線部35が形成され、この配線部35及び接着剤層34上に、接着剤層36を介してポリイミド(PI)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の可撓性を有する絶縁性樹脂37が被覆されている。
ここでは、上記の第二回路部品22も第一回路部品21と全く同様の構成であり、したがって、第一回路部品21のFPC32と、第二回路部品22のFPC32とは、同じ回路ピッチとなる。
この第一回路部品21のFPC32の中央部付近には、図6に示すように、このFPC32に余長を持たせるために断面N字型に屈曲されかつ重ね合わされた余長部(屈曲部)24が形成されている。また、このFPC32の上面には、その両側部に沿って略円形状かつ上下方向に貫通する位置決め用の穴25が複数個、所定の間隔をおいて形成されている。
これら回路部品21、22のFPC32、32の端部同士は、超音波を用いた拡散接合法、半田接合法等、通常用いられる基板接合技術を用いて電気的に接続された接合部38とされている。
このリジットフレックス基板は、次のようにして作製される(製法A)
まず、RPC31とFPC32が接着剤や接着シート等を介して接着されると同時に両者の配線部同士が電気的に接続されて一体化された回路部品21、22をそれぞれ作製する(工程A1)。なお、FPC32の作製時に位置決め用の穴25も同時に形成しておく。この穴25は、FPC32の最終形状を作るために打ち抜き(プレス)加工を施す際に、同時に形成すればよい。なお、穴25に代えてマークを形成してもよい。
次いで、機械加工により、第一回路部品21のFPC32の中央部付近を断面N字型に屈曲して重ね合わせ、余長部24を形成する(工程A2)
次いで、余長部24が形成された回路部品21と余長部24が形成されていない回路部品22とを、それぞれのFPC32、32の端部の配線部同士が接するように、これらを対向配置し、次いで、超音波を用いた拡散接合法、半田接合法等、通常用いられる基板接合技術を用いてFPC32、32同士を接合し、電気的に接続された接合部38とする(工程A3)
なお、FPC32の中央部付近を断面N字型に屈曲し重ね合わせて余長部24とした後に、この余長部24が形成されたFPC32とRPC31とを、接着剤層あるいは接着シートを介して接着すると同時に両者の配線部同士を電気的に接続し一体化して回路部品21としてもよい。
上述した製法Aとは異なり、余長部24の形成、それぞれのFPC32、32の端部の配線部同士を接合した後に行ってもよい(製法B)
また、位置決め用の穴25は、FPC32作製後に別途形成してもよい。
次に、本実施形態のリジットフレックス基板の補修方法について、図7に基づき説明する。
ここでは、第二回路部品22に不具合が生じた場合について説明する。
図7(a)に示すように、第二回路部品22のRPC31に断線不良あるいはオープン不良等の不具合が生じた場合、第一回路部品21を構成するFPC32の余長部24が第一回路部品21側に残る様に、押し切りカッター等の物理的切断手段を用いて第二回路部品22のFPC32を切断39し、不具合が生じた第二回路部品22を取り除く(工程α)
図8はFPCの端部形状を示す側面図であり、この第一回路部品21のFPC32の端部形状は、YAGレーザ等によるレーザ照射あるいはアルカリ液を用いたウェットエッチングにより、端部近傍の絶縁性樹脂37及び接着剤層36を除去し、配線部35の端部をむき出しにし、その後、このむき出しになった端部をプラズマデスミヤ等によりクリーニングする。
次いで、図7(b)に示すように、不具合が生じた第二回路部品22と同一仕様の第三回路部品27を第一回路部品21に対向配置させ、第三回路部品27のFPC32と第一回路部品21のFPC32とを、超音波を用いた拡散接合法、半田接合法等、通常用いられる基板接合技術を用いて接合し、接合部38とする(工程β)
ここで、接合後の第一回路部品21と第三回路部品27間の間隔が予め設定された値の範囲より外れていた場合、例えば、接着後、対向する各接点の位置に長手方向にずれが生じた場合、図7(c)に示すように、余長部24を必要な長さだけ伸張させることにより第一回路部品21と第三回路部品27間の間隔を予め設定された値(補修前の、第一回路部品21と第二回路部品22間の間隔)とすることができる。
この第一回路部品21と第三回路部品27間の間隔を設定する際に、位置決め用の穴25を用いれば、間隔の設定を容易に行うことができる。
本実施形態のリジットフレックス基板によれば、RPC31とFPC32とが一体成形された第一回路部品21、第二回路部品22同士を、それぞれのFPC32、32の端部の配線部同士を接合することで一体としたので、回路部品22(または21)に不具合が生じた場合においても、この第二回路部品22(または第一回路部品21)を第一回路部品21(または第二回路部品22)から切り離し、この第二回路部品22(または第一回路部品21)を同一仕様の第三回路部品27に替え、この第三回路部品27と第一回路部品21(または第二回路部品22)を接合しかつ電気的に接続することにより、第一回路部品21と第三回路部品27(または第二回路部品22と第三回路部品27)が一体化されたRF基板とすることができる。したがって、製品としての不良率の低減を図ることができ、その結果、製品の低価格化を図ることができる。
本実施形態のリジットフレックス基板の製造方法(製法A)によれば、RPC31とFPC32が接着と同時に電気的に接続され一体化された第一回路部品21と第二回路部品22をそれぞれ作製し、次いで、回路部品21のFPC32の中央部付近を断面N字型に屈曲して重ね合わせて余長部24とし、次いで、第一回路部品21と第二回路部品22それぞれのFPC32、32の端部の配線部同士を接合して接合部38とするので、本実施形態のリジットフレックス基板を簡単な装置を用いて容易に作製することができる。
また、第一回路部品21と第二回路部品22を接合した後、第一回路部品21のFPC32に余長部24を設ける製法Bによっても、製法Aと同様に、本実施形態のリジットフレックス基板を簡単な装置を用いて容易に作製することができる。
本実施形態のリジットフレックス基板の補修方法によれば、第二回路部品22に不具合が生じた場合、FPC32の余長部24が第一回路部品21側に残る様に、この第二回路部品22のFPC32を切断39して不具合が生じた第二回路部品22を取り除き(工程α)、新たな第三回路部品27を第一回路部品21のFPC32に電気的に接続し(工程β)、余長部24を伸張させて第一回路部品21のRPC31第三回路部品27のRPC31との間隔を所定の間隔とする(工程γ)ので、不具合が生じた第二回路部品22のRPC31を新たな第三回路部品27のRPC31に容易かつ短時間にて交換することができ、製品としての不良率を低減することができ、その結果、製品の低価格化を図ることができる。
また、第二回路部品22のRPC31を新たな第三回路部品27のRPC31に交換した後、余長部24を伸張させることにより、第一回路部品21のRPC31第三回路部品27のRPC31との間隔を所定の間隔とするので、第一回路部品21のRPC31第三回路部品27のRPC31との間隔を、補修前の所定の間隔(第一回路部品21のRPC31と第二回路部品22のRPC31の間隔)に容易に合わせることができ、この補修に要する時間を短縮することができ、設計変更等を行う必要も無い。
「第3の実施形態」
図9は、本発明の第3の実施形態のリジットフレックス基板を示す平面図、図10は図9のB−B線に沿う断面図、図11は同リジットフレックス基板を構成する回路部品を示す断面図、図12は同リジットフレックス基板のフレキシブルプリント配線板の中央部を示す側面図であり、図において、符号41、42は回路部品、43は回路部品41、42の接合部である。
回路部品41は、リジット部(回路部)51と、このリジット部51の裏面に接合されたフレキシブル部(可撓性を有する配線基材)52とにより構成されている。
リジット部51は、例えば、エポキシ樹脂及びガラス繊維からなる複合材料を主成分とする可撓性を有しない絶縁性のエポキシガラス繊維樹脂基板(EGF)61の両面に銅(Cu)箔をエッチングして所定の回路配線とした銅配線部62、62が形成され、上方の銅配線部62には接着剤層63を介してポリイミド層64が形成されている。
また、フレキシブル部52は、ポリイミド(PI)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等からなる可撓性を有する絶縁性のシート71上に、接着剤層72、銅(Cu)箔をエッチングして所定の回路配線とした銅配線部73、接着剤層74、ポリイミド層75が順次積層され、この銅配線部73の一端部上には、接合が容易な様に金属メッキ層76が形成されている。
この金属メッキ層76としては、超音波接合の場合、金(Au)メッキ層、銅(Cu)膜の表面を還元処理して得られた銅(Cu)層のいずれかが好適に用いられ、また、拡散接合の場合、錫(Sn)メッキ層、半田メッキ層のいずれかが好適に用いられる。
このフレキシブル部52の中央部付近には、図12に示すように、このフレキシブル部52に余長を持たせるために断面N字型に屈曲されかつ重ね合わされた余長部(屈曲部)81が形成されている。また、このフレキシブル部52の上面には、その両側部に沿って略円形状かつ上下方向に貫通する位置決め用の穴82が複数個、所定の間隔をおいて形成されている。
また、回路部品42も回路部品41と同様、リジット部51と、このリジット部51の裏面に接合されたフレキシブル部52とにより構成されている。
これらフレキシブル部52、52の金属メッキ層76、76同士は、超音波を用いた拡散接合法、半田接合法等、通常用いられる基板接合技術を用いて電気的に接続された接合部43とされている。
このリジットフレックス基板は次のようにして作製される。
まず、リジット部51とフレキシブル部52が電気的に接続され一体化された回路部品21、22をそれぞれ作製し、次いで、これらの回路部品41、42それぞれのフレキシブル部52の中央部付近に、折り曲げ加工により余長部81を形成し、この余長部81が形成された回路部品41、42同士を、そのフレキシブル部52、52の端部の配線部同士が接するように、これらを対向配置し、次いで、超音波を用いた拡散接合法、半田接合法等、通常用いられる基板接合技術を用いてフレキシブル部52、52の金属メッキ層76、76同士を接合し、電気的に接続された接合部43とする。
余長部81の形成は、フレキシブル部52、52の端部同士を接合した後に行ってもよい。
次に、本実施形態のリジットフレックス基板の補修方法について、図13に基づき説明する。
ここでは、回路部品42に不具合が生じた場合について説明する。
図13(a)に示すように、回路部品42のリジット部51に断線不良あるいはオープン不良等の不具合が生じた場合、押し切りカッター等の物理的切断手段を用いて接合部43の両側のフレキシブル部52、52を切断91、91し、不具合が生じた回路部品42を取り除く。
次いで、図13(b)に示すように、不具合が生じた回路部品42と同一仕様の回路部品45を回路部品41に対向配置させるとともに、回路部品41の余長部81を伸張させ、この回路部品41のフレキシブル部52の端部を処理する。ここでは、第2の実施形態の補修方法と同様、YAGレーザ等によるレーザ照射あるいはアルカリ液を用いたウェットエッチングにより、端部近傍の接着剤層及びポリイミド層を除去し、銅配線部の端部をむき出しにし、その後、このむき出しになった端部をプラズマデスミヤ等によりクリーニングする。
次いで、むき出しになった銅配線部の端部に、フラックス、半田ペーストを順次塗布し、図13(c)に示すように、フレキシブル部52、52の端部の銅配線部同士を重ね合わせ、所定の温度、例えば、半田ペーストの溶融温度以上の温度で熱処理し、回路部品41のフレキシブル部52と回路部品45のフレキシブル部52とを半田接合する。
以上により、回路基板の接続構造の補修を行うことができる。
ここで、半田接合の条件を、250℃にて10秒としたときの、接合部43における接合強度を測定したところ、10N/cm以上の接合強度が得られ、現状と同等の接合強度であることが分かった。
また、銅配線部73のピッチについて調べたところ、端子間のピッチが0.3mm以上であれば、補修可能であることが分かった。
本実施形態においても、第2の実施形態と同様の効果を奏することができる。
本発明のリジットフレックス基板及びその製造方法並びに補修方法では、一部の回路基板に不具合が生じた様な場合においても、この不具合が生じた回路基板を取り替えることで、製品としての不良率を低減することができ、製品の低価格化を図ることができるので、フレキシブルプリント配線基板同士の接合はもちろんのこと、他のリジットプリント配線基板との接合においても、フレキシブルプリント配線基板を介在させることにより適用可能であり、その効果は非常に大きなものである。
本発明の第1の実施形態のリジットフレックス基板を示す平面図である。 本発明の第1の実施形態のフレキシブルプリント配線板の中央部を示す側面図である。 本発明の第1の実施形態のリジットフレックス基板の補修方法を示す過程図である。 本発明の第2の実施形態のリジットフレックス基板を示す平面図である。 図4のA−A線に沿う断面図である。 本発明の第2の実施形態のフレキシブルプリント配線板の中央部を示す側面図である。 本発明の第2の実施形態のリジットフレックス基板の補修方法を示す過程図である。 本発明の第2の実施形態のリジットフレックス基板の補修方法におけるFPCの端部形状を示す側面図である。 本発明の第3の実施形態のリジットフレックス基板を示す平面図である。 図9のB−B線に沿う断面図である。 本発明の第3の実施形態の回路部品を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態の回路部品の余長部を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態のリジットフレックス基板の補修方法を示す過程図である。 従来のR−F基板の一例を示す断面図である。 従来のRF基板の一例を示す断面図である。 従来のRF基板の問題点を示す模式図である。
符号の説明
11、12、17、31…RPC、13、32…FPC、14、24、81…余長部、15、25、82…穴、16、39、91…切断、21、22、27、41、42、45…回路部品、33…絶縁性の樹脂基板、34、63、72、74…接着剤層、35…配線部、36…接着剤層、37…可撓性を有する絶縁性樹脂、38、43…接合部、51…リジット部、52…フレキシブル部、61…EGF、62、73…銅配線部、64、75…ポリイミド層、71…絶縁性のシート、76…金属メッキ層

Claims (9)

  1. RPCとFPCが接着されるとともに電気的に接続されて一体化された第一回路部品と第二回路部品を備え、該第一回路部品と該第二回路部品を構成するFPC同士を電気的に接続し一体化してなるリジットフレックス基板であって、
    前記FPCのうち少なくとも一方は、その一部が屈曲されかつ重ね合わされた余長部を有することを特徴とするリジットフレックス基板。
  2. 前記FPCは何れも、位置合わせ用のマークまたは穴を備えることを特徴とする請求項1に記載のリジットフレックス基板。
  3. 前記余長部は、重ね合わされた部位において、互いが接していることを特徴とする請求項1に記載のリジットフレックス基板。
  4. RPCとFPCが接着されるとともに電気的に接続されて一体化された第一回路部品と第二回路部品を作製する工程A1、
    前記第一回路部品を構成するFPCの中心部付近を断面N字型に屈曲して重ね合わせて余長部を形成する工程A2、及び、
    前記第一回路部品を構成する余長部が形成されたFPCの端部の配線部と、前記第二回路部品を構成するFPCの端部の配線部とが接するように、これらを対向配置し、FPC同士を接合し、電気的に接続された接合部を形成する工程A3、
    を備えたことを特徴とするリジットフレックス基板の製造方法。
  5. 前記工程A1において、前記FPCの作製時に同時に、あるいは前記FPCの作製後に、位置合わせ用のマークまたは穴を形成することを特徴とする請求項4に記載のリジットフレックス基板の製造方法。
  6. RPCとFPCが接着されるとともに電気的に接続されて一体化された第一回路部品と第二回路部品を作製する工程B1、
    前記第一回路部品を構成するFPCの端部の配線部と、前記第二回路部品を構成するFPCの端部の配線部とが接するように、これらを対向配置し、FPC同士を接合し、電気的に接続された接合部を形成する工程B2、及び、
    前記第一回路部品を構成するFPCの中心部付近を断面N字型に屈曲して重ね合わせて余長部を形成する工程B3、
    を備えたことを特徴とするリジットフレックス基板の製造方法。
  7. 前記工程B1において、前記FPCの作製時に同時に、あるいは前記FPCの作製後に、位置合わせ用のマークまたは穴を形成することを特徴とする請求項6に記載のリジットフレックス基板の製造方法。
  8. RPCとFPCが接着されるとともに電気的に接続されて一体化された第一回路部品と第二回路部品を備え、前記第一回路部品を構成するFPCに、その中心部付近を断面N字型に屈曲して重ね合わせた余長部が設けられており、かつ、前記第一回路部品と前記第二回路部品を構成するFPC同士を電気的に接続し一体化してなるリジットフレックス基板の補修方法であって、
    前記第二回路部品を構成するRPCに不具合が生じた場合、前記余長部が前記第一回路部品側に残るように、前記第二回路部品のFPCを切断し、該第二回路部品を取り除く工程α、
    不具合が生じた第二回路部品と同一仕様の第三回路部品を用意し、前記第一回路部品を構成する余長部が残されたFPCの端部の配線部と、前記第三回路部品を構成するFPCの端部の配線部とが接するように、これらを対向配置し、FPC同士を接合し、電気的に接続された接合部を形成する工程β、及び、
    接合後における第一回路部品と第三回路部品との間隔が予め設定された値の範囲より外れていた場合、前記余長部を必要な長さだけ伸張させる工程γ、
    を備えたことを特徴とするリジットフレックス基板の補修方法。
  9. 前記第一回路部品と前記第二回路部品を構成するFPCには何れも、位置合わせ用のマークまたは穴が備えられており、
    前記工程γにおいて、接合後における第一回路部品と第三回路部品との間隔を予め設定された値の範囲に設定する際に、前記位置合わせ用のマークまたは穴を用いることを特徴とする請求項8に記載のリジットフレックス基板の補修方法。
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