JP4306949B2 - ガラス管の蛍光液塗付装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば液晶表示装置に使用される照明装置の光源である蛍光放電管を構成するガラス管の内壁に塗付する蛍光液の塗付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
蛍光放電管はパソコン、ワープロ等の液晶表示装置の照明装置の光源として多用されており、近年は特に機器の組込みの小型化に伴って蛍光放電管の細管化が著しく最近では内径が2.0mmφ程度のガラス管を使用したものまで実用化されるに至っている。この蛍光放電管のガラスバルブ内壁には周知のように蛍光被膜が形成されており、一般的にその被膜は蛍光液をガラス管内壁に塗付して蛍光膜を形成し、その後蛍光膜を高温で焼成して形成されている。
【0003】
さて、細管のガラス管内面にその蛍光液を塗付して蛍光膜を形成する方法であるが、図2に示すように蛍光体と結着材と溶剤等の混合液よりなる蛍光液の塗付容器15内の蛍光液11中に、治具12により保持されたガラス管13の下端部を浸漬し、図示しない真空ポンプにより矢印方向に蛍光液11を吸引してガラス管内を上昇させてガラス管内に塗布する方法が取られている。そして、蛍光液の塗付容器15へは、蛍光液収納容器16内の蛍光液をエアー供給管18を介して収納容器16にエアーを供給することによって蛍光液供給管17より塗付容器15中に供給して、蛍光液塗付容器15内に蛍光液を補充しつつ蛍光液が塗布できる状態に蛍光液塗付容器15の蛍光液量を維持している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記方法によると、空気圧を利用して蛍光液収納容器16内の蛍光液11を供給管17を介して蛍光液塗付容器15に補充しているので、蛍光液の塗付作業を停止する際にはエアー供給管18からエアー供給を停止させなければ、蛍光液塗付容器15の蛍光液11が容器15から溢れ出すことになる。したがって、この蛍光液塗付作業の停止時間中は、供給管17内には蛍光液11が満たされない部分が生じ、その部分に付着した蛍光膜が乾燥して剥離することがあり、次の作業時にその剥離した乾燥膜が蛍光液に混入して結果的にガラス管内壁に不純物として付着して正常な蛍光膜の被膜形成の妨げとなる。
【0005】
したがって、本発明はかかる問題点を除去するために成したもので、蛍光液の塗付作業を中止しても、蛍光液の供給管には全く乾燥した蛍光膜が形成されることが無く、不純物の混入が全くないガラス管の蛍光液塗付装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的を達成するために、蛍光液塗付容器と、蛍光液収納容器と、ローラポンプと、当該ローラポンプを介して前記両容器間に接続される蛍光液の供給管と蛍光液を帰還させる返送管とを備え、前記ローラーポンプの作動によって両容器間に蛍光液を常時循環させるので、供給管や返送管での蛍光液の乾燥による不純物の発生が全くなく常に蛍光液を均一な混合液に維持することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、治具に保持されたガラス管の内面に塗付される蛍光液が満たされた蛍光液塗付容器と、蛍光液収納容器と、ローラーポンプと、このローラーポンプを介して前記蛍光液塗布容器と前記蛍光液収納容器間を接続する蛍光液供給管と蛍光液返送管とからなり、前記供給管と返送管によって前記蛍光液を前記蛍光液塗付容器と前記蛍光液収納容器間に循環させて蛍光液の乾燥した不純物が前記蛍光液中に混入するのを防止できる。
【0008】
本発明の請求項2に記載の発明は、上記請求項1に加え、蛍光液塗付容器の蛍光液を攪拌する回転子を設け、この回転子を前記容器底部の外表面に近接して配置しモーターによって回転する磁石によって回転させ蛍光液を攪拌し蛍光液を常時均一の混合液状態に維持することができる。
【0009】
【実施例】
以下、本発明を図面とともに説明する。
【0010】
図1は、本発明のガラス管の蛍光液塗付装置の構成概略図であり、図において、1は蛍光液が入れられた蛍光液塗付容器、2は容器1の底部に取付けられた回転子、3はモーター、4はモーター3に取付けられモーター3の回転によって回転させられ容器1の底部を挟んで回転子の対向位置に配置される磁石、5は蛍光液収納容器、6はローラーポンプ、7、8はローラポンプ6を介して蛍光液収納容器5の蛍光液を蛍光液塗付容器1に供給する供給管、9、10はローラーポンプ6を介して蛍光液塗付容器内の蛍光液11を蛍光液収納容器5内に帰還させるための返送管、12はガラス管を保持する治具、13は治具12に保持され内壁に蛍光液が塗付されるガラス管である。
【0011】
上記構成の蛍光液塗付装置は、ガラス管13を保持した治具12を下降させてガラス管13の下端部を蛍光液塗付容器1の蛍光液11中に浸漬し、図示しない真空ポンプで治具の上方から図示矢印方向に吸引して蛍光液11をガラス管13内を上昇させたのち、吸引動作を停止し治具12を上方に引き上げガラス管13内の不要とする蛍光液をガラス管下端より下方に落下させればガラス管13の内壁に蛍光膜が形成されるのである。
【0012】
さて、蛍光液塗付容器1内の蛍光液11は、常に不純物が混入しない状態に維持されていることが必要であり、特に上述した蛍光液の乾燥物が蛍光液に混入し蛍光膜に不純物として付着しないようにしなければならない。しかるに本発明装置では、ロータリポンプ6を常時において作動させ蛍光液収納装置5の蛍光液を供給管7、8を介して蛍光液塗付容器1に供給し、蛍光液塗付容器1から蛍光液を返送管9、10を介して蛍光液収納容器5に帰還させて蛍光液11を絶えず収納容器5と塗付容器1間に循環させている。
【0013】
また、蛍光液塗付容器1に配置される返送管9の先端部14は、ガラス管内面に塗付のために必要な蛍光液11の液面の位置にあるように返送管9が取りつけられている。このようにすることによって、供給管7、8を介して蛍光液が蛍光液塗付容器1に供給され蛍光液14の必要液面をオーバーしようとしても、蛍光液は返送管9、10を介して蛍光液が収納容器5に帰還されるので、塗付容器1の蛍光液11の液面は絶えず一定に維持されることになる。
【0014】
以上のようにして、本発明の蛍光液塗付装置は、蛍光液収納容器と蛍光液塗付容器間をローラーポンプの作動によって蛍光液の供給と帰還という循環機能を持たせているので、供給管や返送管で蛍光液が乾燥することはなく、乾燥した蛍光膜が不純物として蛍光液に混入することが全く生じない。また、このようにして蛍光液塗付容器と蛍光液収納容器間に絶えず蛍光液を循環させるようにしているので、蛍光液塗付容器1内の蛍光液を攪拌でき均一な蛍光液の混合液によってガラス管の内面を塗布することができる。
【0015】
また、本発明の蛍光液塗付装置は、上記に加えて、モーター3の回転によって回転される磁石4の磁力を受けて回転子2を回転させ、蛍光液塗付容器1内の蛍光液11を攪拌するようにしているので、より一層蛍光液を常時均一な混合液状態に維持することができ、良好な蛍光液でもってガラス管内面を塗布することができる。
【0016】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の蛍光液塗付装置は、蛍光液を蛍光液収納容器と蛍光液塗付容器間に常時循環させているので、蛍光膜の乾燥による蛍光膜が不純物として蛍光液の中に混入することなく、常に安定した蛍光液の混合液状態を維持してガラス管の内面に塗付することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である蛍光液塗付装置の概略図
【図2】従来の蛍光液塗付装置の概略図
【符号の説明】
1 蛍光液塗付容器
2 回転子
3 モーター
4 磁石
5 蛍光液収納容器
6 ローラーポンプ
7、8 供給管
9、10 返送管
11 蛍光液
12 治具
13 ガラス管
14 端部
Claims (2)
- ガラス管の内面に塗付される蛍光液を満たした蛍光液塗付容器と、当該蛍光液塗付容器に蛍光液を供給するための蛍光液を収納する蛍光液収納容器と、ローラーポンプと、前記当該ローラポンプを介して前記蛍光液塗付容器と前記蛍光液収納容器間に接続され前記蛍光液収納容器から前記蛍光液塗付容器に蛍光液を供給する供給管と、前記ローラーポンプを介して前記蛍光液塗付容器と前記蛍光液収納容器間に接続され前記蛍光液塗付容器内の蛍光液を前記蛍光液収納容器に帰還する返送管とからなり、前記供給管は、前記蛍光液収納容器と前記ロータリポンプ間に接続される第1の供給管と、一端が前記ローラーポンプに接続され他端が前記蛍光液塗付容器内の蛍光液面より下方に位置するように前記ローラーポンプと前記蛍光液塗付容器間に接続される第2の供給管とからなり、前記返送管は、前記蛍光液収納容器と前記ローラーポンプ間に接続される第1の返送管と、一端が前記ローラーポンプに接続され他端が前記蛍光液塗付容器の液面と接触する位置に設けられてなる第2の返送管とからなり、前記ローラーポンプの作動により前記蛍光液収納容器と前記蛍光液塗付容器間に前記蛍光液をが循環させてなるガラス管の蛍光液塗付装置。
- 蛍光液塗付容器内の底部に取付けられる回転子と、前記蛍光液塗付容器の底部外表面に設けられ前記回転子を磁力によって回転させる磁石と、前記磁石を回転させるモーターとを備えてなる請求項1記載の蛍光液塗付装置。
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