JP4306857B2 - 収容システム - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は収容システムに関する。さらに詳しくは、この発明は、半導体処理産業において使用される収容システムであって、ポートを備えたプラスチックドラムと、そのポートへ連結される取り付けアセンブリ又はそのポートを閉じるための取り付けアセンブリとを有する収容システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
多くの分野では、ブロー成形されたサーモプラスチックドラムがスチールドラムにかわって使用されるようになってきている。その理由は、特に半導体処理産業においては、収容される薬品は非常に純度が高いが、金属との反応性を有するため、金属と接触することによって汚染されるからである。こうしたドラムは一般的には高密度ポリエチレンからブロー成形される。ドラムや取り付けアセンブリ(assemblage)システム中の液体と接触するポリエチレン（ＰＥ）中には添加剤を用いないことが好ましい。というのは、そうした添加剤は非常に純度の高い薬品の中へ拡散して、これを汚染するからである。こうしたドラムは米国運輸省(Department of Transportation)規則で規制されている。この規則によれば、ドラムの劣化を防止するために、あるいは劣化を最小限に抑えるために、ドラムの外側に紫外線インヒビタが必要である。ドラムの外側ではＰＥの中に添加剤を加えなければならないという要求と、内部の液体と接触する表面上には非常に純度の高いＰＥを使用しなければならないという要求は、ドラムをブロー成形するときに多層パリソンを使用することによって解決されてきた。
【０００３】
非常に純度の高い薬品を収容し供給するために使用される従来のプラスチックドラム収容システムは、多数のシールを有していて複雑な構造を有しており、従って比較的高価である。高価であるということは、通常、使い捨て使用ではなくて、システムコンポーネントを何回も使用しなければならないということを意味している。この複雑さは、非常に品質の高いポート連結部やクロージャを提供しなければならないことと、一方ではブロー成形プロセスにおける難点を克服しなければならないことに起因している。前述した難点は、ブロー成形プロセスのときにポートにおけるシール面やねじ表面を形成するときの厳しい公差に関係している。従来のシステムはドラムのネックに形成された内側のねじ山を利用している。このねじ山はブロー成形プロセスのときに形成される。そして、補助フィッティングがこのネックとねじ係合して、補助フィッティングとネックの上端又はネックの少なくとも上方を向いた表面との間のシール用リングを把持し、これを軸方向に圧縮する。射出成形される補助フィッティングはこのとき、クロージャ又はディスペンスヘッドを取り付けるための適切で精密なねじ表面とシール面を形成する。例えば、米国特許第5,526,956 号、第5,511,692 号、第5,667,253 号、第5,636,769 号、第5,108,015 号が参照される。従来、補助フィッティングとクロージャ又はディスペンスヘッドとの間のこうした連結部は軸方向に負荷の掛かるＯリングを使用している。そのため、従来の収容システムにおいては、軸方向に負荷の掛かるＯリングを必要以上に頻繁に交換する必要があり、ディスペンスヘッドとクロージャの締め付けトルクが必要以上に大きくなる。従って、寿命がより長くて、締め付けトルクのより小さいシールシステムを開発する必要にせまられている。
さらに、これら補助フィッティングはドラムのポートのネックに設けられた内側のねじ山と係合するため、一般に大きな環状スペースを必要とする。結果的に、フローダクトに利用できるスペースが制限される。また、内側のねじ山は洗浄が困難である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
こうした収容システムは、ディスペンスヘッドと、ドラム中の薬品を吸引によって抜き出すためのダウンチューブアセンブリとを利用している。通常、こうしたディスペンスヘッド及びダウンチューブアセンブリは構造が複雑であり、いくつかのシール面を有しているため、精密な成形及び精密な機械加工が必要となる。したがって、簡単なディスペンスヘッドとダウンチューブアセンブリとを利用していて、できる限りシール面が少ない収容システムが必要とされている。
半導体処理プロセスにおいて使用されるような非常に純度の高い薬品のためのクロージャ及びディスペンスヘッドに対するシール面及び連結面を提供することのできる簡単な収容システムが必要とされている。こうしたシステムは構造的に簡単なコンポーネントと、最小限のＯリングとを用いて構成され、高い品質の連結部及びクロージャを提供するものであるなくてはならない。
【０００５】
こうしたポートに対するクロージャは通気されていても、されていなくてもよく、ドラム中の圧力を放出するためのバルブを有していてもよい。こうしたクロージャは一般に多数のコンポーネントから成っていて、開口部、孔、工具リセス及びコンポーネント間の界面は外部に露出している。こうした開口部、界面、リセス及び孔は不純物、汚染物質、ドラムの内容物その他の物質の集積箇所となる。また、そうした開口部、孔及び界面はドラム内容物が漏れたり、ドラム内部へ汚染物質が流入する通路になる。孔、通気口及びコンポーネント間の界面ができる限り少ないようなクロージャが必要とされている。そうしたクロージャは孔、開口部及びクロージャのコンポーネント間の界面が露出されることなくネックを完全に覆うような滑らかな外側シェルを有していることが理想的である。
【０００６】
さらに、補助フィッティングのクロージャとは異なり、プラグなどのように内側のねじ山と直接にシールを形成するクロージャは前記プラグを直接に締め付ける必要があるだろうし、ドラム内容物と接触する紫外線インヒビタ添加剤をクロージャが含有していてはいけないことから、プラグの外側も紫外線インヒビタを含んでいないことが必要となる。これは理想的な状況ではない。したがって、好ましいクロージャとして、ネックに設けられたねじ山へ締め付けられるコンポーネント部分がネック開口部をシールするとともにドラムの内容物にさらされているコンポーネント部分ではないような構成のものが必要とされている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
ブロー成形されたドラムは、その外側に鋸歯ねじを備えたネックを有するポートと、ネックの中に溶融接合されたスリーブを有するポート開口部とを有している。スリーブは内側の円筒状のシール面及びショルダを有している。落し込み式のダウンチューブアセンブリはショルダに着座し、上方へ延びるニップルを有している。ディスペンスヘッド又はクロージャがスリーブのシール面の内側で半径方向にシールを形成し、ポートのネックに設けられた外側の鋸歯ねじと係合する内側の鋸歯ねじを備えたリテーナ部材によって固定される。ディスペンスヘッドはニップル係合部まで延びていて上方へ延びるニップルとの間にシールを形成する第１のフローダクトと、ニップルの周囲の環状スペースまで延びていて流体の帰還流路を形成したり抜き取られる流体を移動させるための空気又はガスを提供する流路を形成する第２のフローダクトとを有している。クロージャはＯリングなどによってスリーブの円筒状のシール面と係合してシールを形成する円筒状の内側ライナ部分を有しており、また、ネック及びリテーナ部材に設けられた協働する鋸歯ねじの間に形成された螺旋ギャップを含む通路を有している。この通路の中にはマイクロポーラス膜が設置され、ガスを通気できるようになっているが、液体はドラムから漏れないようになっている。
【０００８】
この発明の利点及び特徴は、ダウンチューブアセンブリが単に落し込まれて、所定の位置にスナップフィットされることである。
この発明の利点及び特徴は、ニップルを利用したダウンチューブアセンブリによって高い品質の信頼性の高いシールを形成できる簡単な連結部が提供されていることである。
この発明の利点及び特徴は、簡素化されたダウンチューブアセンブリを容易に組み立てることができ、比較的製造コストが安く、従ってドラム及びダウンチューブアセンブリの使い捨てが容易なことである。
この発明の利点及び特徴は、多層ドラムに前述したように所定の位置にクロージャが設置されたときに、クロージャの外部へ露出されるポリエチレンはすべて紫外線インヒビタを含有しており、ドラムの内容物に触れるポリエチレンはすべてこれを含有していないことである。また、緩く一体に連結されただけのクロージャの二つのコンポーネント部分によってシールが形成される。すなわち、シェルからのトルクはネックに設けられたねじ山と係合している別のコンポーネントへは伝わらない。さらに、シェル部分の締め付けは、キャップライナの半径方向のシールがそれに依存しないために、最小限に抑えられる。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照してこの発明の実施の形態を説明する。
図１にはこの発明による収容システムが示されている。この収容システムは参照番号２０で表されている。この発明の主要な構成要素は、溶融接合されたスリーブ２４を有するブロー成形されたドラム２２と、ダウンチューブアセンブリ２６と、ポート取り付けアセンブリ３０とである。なお、ポート取り付けアセンブリ３０はディスペンスヘッド３２かクロージャ３４のいずれかである。ドラムは一対のポート３５，３６を有し、各々のポートはネック３８とポート開口部３９とを有している。
【００１０】
ブロー成形されたドラム２２は、ほぼ平坦な底部４０と、ほぼ平坦な上部４２と、上側の縁(chime) ４４と、下側の縁４６とを有する。この点は従来のものと類似している。ドラム２２は、さらに、ほぼ円筒状の側壁４８と、一般に超高純度の薬品内容物５２を収容するための開口した内部５０とを有する。
図２には上述したドラム２２を形成するのに適したタイプのブロー成形装置が示されている。ブロー成形装置５６は、パリソン押し出し部５８と、一対の成形部材６０，６２と、ブローピン６４とを有する。この実施の形態のブローピン６４は射出成形用のスリーブ７０を有しており、このスリーブ７０はブロー成形プロセスを開始するまえにそこへ挿入される。成形部材が合体された後、パリソンが前述した射出成形用のスリーブへ導入され、そこへ溶融接合される。なお、ブロー成形によって形成されるドラムのネック３８の外側に鋸歯ねじが形成されるように、成形部分７６，７８はねじ山を形成可能な表面８０ａを有していることが好ましい。また、スリーブはしっかりとした機械的連結を可能にする構造を有している。
【００１１】
図３、図４、図５、図６及び図７には、ポート３５と、ポート取り付けアセンブリ３０と、ダウンチューブアセンブリ２６との詳細が示されている。図５はダウンチューブアセンブリ２６と、ポート３５と、ディスペンスヘッド３２との分解図である。ポート３５は、外側に鋸歯ねじ８０を有するネック３８と、上端８２と、ポート開口部３９とを有する。ネック３８の内側にはスリーブ２４が配置されている。図７にはスリーブ２４が斜視図が示されている。このスリーブは上側のリップ８６と、着座表面９２を備えたショルダ９０として形成された第１の係合構造とを有している。また、スリーブは内側の周辺部９４を有している。内側周辺部９４はほぼ円筒状であり、Ｏリングシール面９８を有している。ポート３２は軸Ａを有し、ネック及び円筒状の周辺部９４はそれと同軸であることに留意すべきである。
【００１２】
引き続き図３、図４、図５、図６を参照する。ダウンチューブアセンブリ２６は、ダウンチューブ１０２と、ニップル１０４と、環状支持部材１０８とから成っている。環状支持部材１０８は周辺部１１０と複数の環状通路１１２とを有している。周辺部１１０には第２の係合構造が設けられている。第２の係合構造は斜めのくさび部分１２０と係合面１２２とを備えた下方へ延びるフィンガ１１６として形成されている。環状支持部材１０８はまたストップ部材すなわちフランジ１２６も有している。
特に図３を参照するとわかるように、ダウンチューブアセンブリ２６はポート開口部３９の中へ落し込まれ、ショルダ９０のスリーブ２４にスナップフィットし、着座係合する。フィンガ１１６の係合面１２２はショルダの下側表面１３０に固定される。環状支持部材１０８のフランジ１２６はショルダ９０の上部に着座する。図３には四つの第２の係合構造すなわちフィンガ１１６が描かれており、そのうちの二つは断面が示されている。
【００１３】
実施の形態においては、スリーブ２４はネック３８とスリーブとの間の界面１３２で溶融接合されているが、用途によっては、溶接、接着剤、ねじ係合などの別のシール係合手段を用いることも可能である。
【００１４】
引き続いて図３を参照する。ディスペンスヘッド３２は中央に設けられた第１のフローダクト１４２と第２のフローダクト１４４とを有する本体１４０から成っている。ディスペンスヘッド３２はまたニップル係合部１４８も有している。ニップル係合部１４８はフレア付きチューブとして形成されており、その寸法はニップル１０４に密着しシールを保って係合するようなものになっている。図４は傾斜断面１４９を有する穴１４７として形成されたニップル係合部１４８の変形例を示している。ニップル１０４及びニップル係合部１４８の周囲に環状スペース１５２が形成されている。この環状スペースは第２のフローダクト１４４と連通している。環状通路１１２も前記環状スペース１５２へ連結されており、従って、第２のフローダクト１４４が上部４２と隣接するドラムの内部５０へ連結されている。ディスペンスヘッドはまたナットとして形成されたリテーナ１５６も有しており、また内部に鋸歯ねじ１６０を有している。鋸歯ねじ１６０の形状及び寸法はネック３８の外側に形成されている鋸歯ねじと係合可能に設定されている。ディスペンスヘッドは第１のフローダクト及び第２のフローダクトをそれぞれチューブへ接続するための二つのコネクタ部１６４，１６６を有している。図面のコネクタ部としては、この出願の譲受人である米国のフルオロウェア・インコーポレーテッド(Fluoroware,Inc.) からフレアテック（FlareTek、登録商標）として販売されているフレア付きチューブコネクタが適している。
【００１５】
本体１４０は、好ましくはペルフルオロアルコキシ（ＰＦＡ）の射出成形によって形成され、円筒部１７０を有している。この円筒部１７０は、この実施の形態においてはＯリング溝を備えた円形の周辺部１７４を有する。本体はまた半径方向外側へ延びるフレア部１８０を有している。フレア部１８０はリテーナ１５６と係合して、このリテーナとスリーブの上側表面１８２との間にクランプされている。ディスペンスヘッドとポートとの間のメインシールがＯリング１８６に設けられている。この実施の形態では、このシールは本質的に純粋に半径方向のシールを提供している。言い換えれば、リテーナ１５６によってポートへクランプされているディスペンスヘッドが発生する軸方向の力はＯリング１８６の圧縮やそれによって実現されるシール性能に影響を与えることはない。Ｏリングはフルオロエチレンプロピレン（ＦＥＰ）に包まれたシリコンから形成されている。補助シールがフランジ１８０とスリーブの上側表面１８２との間の界面１８８に設けられている。
【００１６】
ニップル係合部１４８の寸法は、リテーナのクランプ作用によってショルダ１９１及びその環状係合面１９２の位置決めできるように設定されている。また、上側周辺面がニップル１０４の開口部１９６を取り巻いている。その結果、ニップル係合部１４８は上側周辺面でシールを行ない、またその寸法は前記フレア付きチューブの円筒部１９８とニップルの外側の円筒面１９９との間にも半径方向のシールを形成するように設定されている。第１のフローダクトの寸法はダウンチューブアセンブリを貫く穴２０６と一致するように設定されている。
なお、ダウンチューブアセンブリは、射出成形又は機械加工によって形成された別々のプラスチックコンポーネントを溶接その他の適当な接合方法を用いて結合することによって形成してもよい。
【００１７】
図８、図９、図１０、図１１、図１２にはクロージャ３４として形成されたポート取り付けアセンブリ３０とそのコンポーネントが描かれている。クロージャはキャップライナ２２０として形成された本体２１２から成っている。キャップライナ２２０はリテーナ部材としてのシェル部分２２２の内部に回転可能に係合される。シェル部分２２２はほぼ円筒状の側壁２３０に内側に形成されている鋸歯ねじ２２６を有している。側壁２３０は周辺部２３４を有する上部２３２と一体化されている。キャップライナ２２０は下方へ延びる円筒部２４０を有する。円筒部２４０はＯリング２４４を支持する周辺部すなわちＯリング溝２４２を有する。Ｏリング２４４はスリーブ２４の内側の円筒状の周辺部９４に対して半径方向にシールを形成している。ライナは孔が設けられていない目の詰まったものでもよい。また、そうではなくて、ライナはそれに形成されたリセス２５２の中に取り付けられたマイクロポーラス膜２５０を有していているものでもよい。この実施例においては後者が選択されており、キャップライナ２２０には孔２６０が形成されており、その孔２６０はシェル部分とキャップライナとの間で通路２７０を形成している内部スペース２６４の中まで延びている。前記通路は内側に形成されている鋸歯ねじ２２６とネック３８の外側に形成されている鋸歯ねじ８０との間まで延びており、それらの間に形成された螺旋ギャップ２６６を有している。鋸歯ねじはクロージャがネック３８へ固く固定されているか緩く固定されているかに関わらず、前記ギャップ２６６が通路２７０を形成するように構成されている。
【００１８】
この実施の形態におけるクロージャのシェル部分２２２は紫外線インヒビタ添加剤を含有している。キャップライナ２２０は紫外線インヒビタなどの添加剤を含まない超高純度のポリエチレンから形成されていることが好ましい。キャップライナ２２０はドラムの接触層すなわち内側層２９０を形成しているのもと同じ非常に純度の高いポリエチレンから形成されていてもよい。図８を参照するとわかるように、壁の三つの層が点線によって描かれている。内側層２９０は超高純度のポリエチレンから形成される。外側層２９２は一般に紫外線インヒビタが添加されたポリエチレンから形成されている。中央層２９４は成形プロセスにおける廃棄ポリエチレン又はリサイクルされたドラムから廃棄ポリエチレンから形成されている。従って、図８の多層ドラム及びクロージャでは、紫外線インヒビタが添加されたポリエチレンがドラムの内容物に触れることはなく、またクロージャを設置したとき超高純度のポリエチレンが外部にさらされることもない。
【００１９】
図９にはこの発明の重要な要素であるＯリング２４４が描かれている。Ｏリングシール面９４は溝が設けられていないほぼ垂直の円筒状の側壁上にある。従って、０リングには軸方向に最小限の負荷しか掛からないか、軸方向の負荷がまったく掛からない状態でシールが形成され、ほぼ純粋に半径方向に負荷が掛かるシールが形成される。これによってシールの寿命が延び、リテーナ２２２の締め付けが軽減される。
この発明はその精神もしくは本質から逸脱しない限り他の形で実現することが可能である。従って、上述した実施の形態は単に説明のためのものであり、発明を制限することはない。この発明の範囲に関しては、上述した実施の形態よりも添付されている特許請求の範囲を参照すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本願発明の収容システムの部分切り欠き立面図である。
【図２】収容システムのドラムを製造するためのブロー成形装置の断面図である。
【図３】プラスチックドラムのディスペンスヘッド及びポートの断面図である。
【図４】別の形態のニップル係合部を有するディスペンスヘッドの断面図である。
【図５】ドラムのダウンチューブアセンブリ、ディスペンスヘッド及びポートの分解図である。
【図６】ダウンチューブアセンブリの斜視図である。
【図７】スリーブの斜視図である。
【図８】ポートに設置されたクロージャの断面図である。
【図９】ドラムのポートと係合しているクロージャの一部の詳細断面図である。
【図１０】キャップライナの下方からの斜視図である。
【図１１】別の形態のキャップライナの斜視図である。
【図１２】クロージャのシェル部分の斜視図である。
【符号の説明】
２２ ドラム
２４ スリーブ
２６ ダウンチューブアセンブリ
３０ ポート取り付けアセンブリ
３２ ディスペンスヘッド
３４ クロージャ
３５，３６ ポート
３８ ネック
３９ ポート開口部
４０ 底部
４２ 上部
４８ 側壁
５０ 内部
９４，１１０ 周辺部
１０２ ダウンチューブ
１０４ ニップル
１０８ 環状支持部材
１１２ 環状通路
１４０ 本体
１４７ 穴
１４８ ニップル係合部
１５６ リテーナ
１８６，２４４ Ｏリング
１９１ ショルダ
２２２ シェル部分
２２６ 鋸歯ねじ
２５０ マイクロポーラス膜
２６０ 孔
２６６ ギャップ

Claims (20)

1. ほぼ平坦な上部とほぼ平坦な底部とを有するプラスチックドラムと、
   プラスチックスリーブと、
   ダウンチューブアセンブリと、
   ポート取り付けアセンブリと、
   を有し、前記上部はポート開口部を備えたポートと、上部から上方へ延びていてそれと一体化されているネック部分とを有し、前記ネック部分は外側にねじ山を有し、前記スリーブはネック部分の中に配置されていてそれとシール係合しており、スリーブはＯリングシール面を含む内側の円筒状の周辺部と、前記内側の円筒状の周辺部から外側に延びる上側のリップと、ショルダとを有し、前記Ｏリングシール面および前記ショルダはこの内側の円筒状の周辺部から内側へ延びており、前記ショルダはさらに下方へ延びるとともに前記Ｏリングシール面から変位しており、前記ダウンチューブアセンブリは前記ドラムの底部に向かって下方に延びるように寸法設定されたダウンチューブと、上方へ延びるニップルと、ニップルから半径方向に延びる環状の支持部材とを有し、ダウンチューブ及びニップルはその中を貫通する穴を有し、ニップルは前記ダウンチューブと連結され、前記支持部材はショルダの上に着座するように寸法設定された円形周辺部を有し、前記支持部材は少なくとも一つの環状通路を有し、ダウンチューブアセンブリはこのアセンブリをポート開口部の中へ下方に挿入できるように形成され、前記円形周辺部は前記ショルダの上に着座されてニップルを円筒状のスリーブの中で上方へ延びるように配置するとともに前記ダウンチューブアセンブリの位置を固定し、前記ポート取り付けアセンブリは前記ポートに係合可能であり、このポート取り付けアセンブリはスリーブの内側の円筒状の周辺部に等しい寸法に設定された円形周辺部を備えた本体と、円筒状の周辺部との間で半径方向にシールを形成するために本体のまわりに設けられたＯリングと、前記本体に対して回転可能なリテーナ部材とを有し、前記リテーナ部材はネック部分の外側に設けられたねじ山と係合するように寸法設定された内側へ延びるねじ山を有する収容システム。
2. 前記ポート取り付けアセンブリがディスペンスヘッドであり、このディスペンスヘッドの本体が下方へ延びるニップル係合部を有し、このニップル係合部が上方へ延びるニップルと摺動可能にシール係合するように寸法設定されている請求項１記載の収容システム。
3. 前記上方へ延びるニップルが開口部を有し、この開口部がこれを取り囲む上側の周辺表面を有し、ニップル係合部が前記ニップルの上側の周辺表面と軸方向に接触する内側収束部分を有している請求項２記載の収容システム。
4. 前記リテーナ部材を締め付けるとニップル係合部の環状係合面が下方へ押されて、前記環状係合面をニップルの上側の周辺表面と軸方向に係合させて軸方向にシールを形成する請求項３記載の収容システム。
5. 前記ニップル係合部が管状形状であってフレア部を有し、それ以外のシール部材を用いずにニップルとの間にシールを形成する請求項３記載の収容システム。
6. 前記ポート取り付けアセンブリがクロージャであり、前記本体が上側表面を有し、前記リテーナ部材がアセンブリの本体のまわりを側方に延びている請求項１記載の収容システム。
7. 前記リテーナ部材が本体の上側表面に配置されてこれを覆う上部を有し、さらに前記リテーナ部材はリテーナ側壁として本体のまわりを側方に延び、上部と側壁とは隣接した状態で一体化されている請求項６記載の収容システム。
8. 前記Ｏリングがほぼ垂直な表面のみでスリーブと係合している請求項１記載の収容システム。
9. 前記ダウンチューブアセンブリがショルダの中にスナップフィットしている請求項１記載の収容システム。
10. ほぼ平坦な上部とほぼ平坦な底部とを有するプラスチックドラムと、
    ダウンチューブと、
    ポート取り付けアセンブリと、
    を有し、前記上部はポート開口部を形成する内側の円筒表面を備えたポートと、上部から上方へ延びてそれと一体化されているネック部分とを有し、前記ネック部分はねじ山と垂直軸とを有し、前記ダウンチューブはネック部分の中に固定されていて前記ドラムの底部に向かって下方に延び、ダウンチューブは上方へ延びるニップルを有し、前記ダウンチューブは上方へ向かって延びてポート開口部に達し、前記ポート取り付けアセンブリは前記ポートに係合可能であり、このポート取り付けアセンブリはスリーブの内側の円筒状の周辺部に等しい寸法に設定された円形周辺部を備えた本体と、ニップルに対してシールするためにフレア付きチューブ又はフランジ付き部分であるニップル係合部に延びているディスペンスヘッドと、円筒状の周辺部との間にシールを形成するために本体のまわりに設けられたＯリングと、前記本体に対して回転可能なリテーナ部材とを有し、前記リテーナ部材はネック部分の外側に設けられたねじ山と係合するように寸法設定された内側へ延びるねじ山を有し、それによって、ポート取り付けアセンブリがポートに固定されている収容システム。
11. 前記ポート取り付けアセンブリがディスペンスヘッドであり、このディスペンスヘッドの本体が下方へ延びるニップル係合部を有し、このニップル係合部の寸法が上方へ延びるニップルに対してシール係合する請求項１０記載の収容システム。
12. 前記ポート取り付けアセンブリがクロージャであり、前記本体が上側表面を有し、前記リテーナ部材がアセンブリの本体のまわりで側方に延びて本体の上側表面を覆い、前記リテーナ部材が隣接した状態で一体化されている請求項１０記載の収容システム。
13. 前記ダウンチューブがダウンチューブアセンブリの一部であり、前記アセンブリがポート開口部の中に落し込まれている請求項１２記載の収容システム。
14. 前記ポートが内側へ延びるショルダを有し、ダウンチューブアセンブリがこのショルダと係合することによってダウンチューブアセンブリが所定の位置に保持されている請求項１３記載の収容システム。
15. 前記ネック部分に対してシール係合するスリーブが設けられ、前記内側の円筒表面が前記スリーブの一部である請求項１０記載の収容システム。
16. ほぼ平坦な上部とほぼ平坦な底部とを有するプラスチックドラムと、
    ダウンチューブアセンブリと、
    ディスペンスヘッドと、
    を有し、前記上部はポート開口部を備えたポートと、上部から上方へ延びてそれと一体化されているネック部分とを有し、前記ネック部分はねじ山と垂直軸とを有し、前記ダウンチューブアセンブリはポートから下方へ延び、前記ダウンチューブアセンブリは前記ドラムの底部へ向けて下方へ延びるように寸法設定されたダウンチューブを有し、ダウンチューブは少なくとも二つの流路を有し、この流路の一方が周辺に外側表面を備えた上方へ延びるニップルに連結されるフレア付きチューブ又はフランジ付き部分として延びており、前記ディスペンスヘッドは前記ポートに係合可能であり、前記ディスペンスヘッドは本体と、この本体に対して回転可能なリテーナ部材と、下方へ延びるニップル係合部とを有し、前記リテーナ部材はネック部分に設けられたねじ山と係合するように寸法設定されたねじ山を有し、前記ニップル係合部には内側の円筒面が形成され、この円筒面が上方へ延びるニップルの周辺外側表面と直接係合してシールを形成し、それによって、ダウンチューブを第１のフローダクトへ連結している収容システム。
17. 前記ネック部分に配置されるとともにそれに対してシール係合しているプラスチックスリーブが設けられ、このスリーブがシール面を備えた円筒状の内側周辺部を有している請求項１６記載の収容システム。
18. 前記プラスチックスリーブがプラスチックドラムへ溶融接合されている請求項１７記載の収容システム。
19. 前記ポートがＯリングシール面を備えた内側の円筒周辺部を有し、ディスペンスヘッドの本体が円形周辺部を備えた下方へ延びる部分と、この円形周辺部に設けられたＯリングとを有し、前記下方へ延びる部分及びＯリングの寸法が前記内側の円筒周辺部に対してシールを形成するように寸法設定されている請求項１６記載の収容システム。
20. 前記ダウンチューブアセンブリが第２の通路を有し、第１のフローダクトがこの第２の通路と連通している請求項１８記載の収容システム。

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