JP4306486B2 - 吊り戸装置 - Google Patents

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本願発明は、床面に設けられたガイドピンを吊り戸の下端縁の走行溝部に磁力で突出させて挿入することにより、走行ガイドが行われるようになした吊り戸装置に関するものである。
従来から、床面に設けられたガイドピンを吊り戸の下端縁に沿って形成された走行溝部に磁力で突出させて挿入することにより、走行ガイドが行われるようになした吊り戸装置は知られている(特許文献1:特開2001−65228号公報参照)。この種の吊り戸装置では、図7に示す如く、吊り戸1を上レール2にランナー3を介して走行自在に吊り下げ、床面4にガイドピン5を突出引退自在に設け、ガイドピン5を吊り戸1の下端縁に沿って形成された走行溝部6に磁力で突出させて挿入することにより走行ガイドが行われるようになしている。
この場合、図8にも示す如く、床面4下に上方へ開口した略筒状のガイド具本体7を埋設し、ガイド具本体7内にガイドピン5を上方へ突出自在となるように収容しており、同ガイドピン5の上端部分に磁石8を設けている。他方、吊り戸1の走行溝部6の内底部分には磁石或いは磁性体を内装しており、ガイドピン5上にこの吊り戸1がスライド移動されてきた際に、同ガイドピン5は磁力で引き上げられて走行溝部6内に挿入され、この挿入された係合状態で同吊り戸1がガイドされて振れ動きなくスムーズにスライド走行される。また、ガイドピン5上に吊り戸1が存在しない状態で、同ガイドピン5は自重で下降してガイド具本体7内に納められており、床面4上に突出せず邪魔にならない。
特開2001−65228号公報
しかしながら、上記従来の吊り戸装置にあっては、ガイドピン5の上下移動長さを確保するために、このガイドピン5が収容されるガイド具本体7を埋設する下穴12として、床面4下にある一定以上の深さHを必要とする。ところで、近年、床スラブ上に直接貼着される直貼りフロアが普及しており、この直貼りフロアが施工される場合には、ガイドピン5を床面4下に没入させるだけの深さHを確保することができず、上記従来の吊り戸装置では対応施工できないという問題があった。
そこで、本出願人は、図9に示す如く、上記と同様の吊り戸装置において、ガイドピン5を上端部分に磁石8を設けた第一ガイド部材9とこの第一ガイド部材9が上方へ突出自在となるように嵌合収容される上方へ開口した略筒状の第二ガイド部材10とで形成して上下方向に伸縮自在となした吊り戸装置を提案し出願(特願2003−394686)している。この場合、ガイドピン5が上下方向に伸縮自在となっているので、これを納めるための床面4下の深さは浅くてもよく、直貼りフロアが施工されるような場合でも対応施工は可能となる。
ところが、この場合には、ガイド具本体7の上方開口内周とガイドピン5(第二ガイド部材10)の外周との間の隙間Sだけでなく、このガイドピン5を構成する第二ガイド部材10の上方開口内周と第一ガイド部材9の外周との間の隙間Sまでもが上方に露出し、二つの隙間Sにごみが溜まり易くて同ガイドピン5の上下動作に支障を来し易く、メンテナンス性に問題があり意匠的にも好ましくないものとなる。
本願発明は、上記従来の技術に鑑みて発明されたもので、その課題は、ガイドピンを床面下に納める深さが浅くてよく、しかも、同ガイドピンでのごみ溜まりが防止されてその動作に支障を来し難く、床面上でのメンテナンス性及び意匠性に優れた吊り戸装置を提供することである。
上記課題を解決するため、本願発明の吊り戸装置は、吊り戸を上レールにランナーを介して走行自在に吊り下げ、床面にガイドピンを突出引退自在に設け、ガイドピンを吊り戸の下端縁に沿って形成された走行溝部に磁力で突出させて挿入することにより走行ガイドが行われるようになした吊り戸装置において、床面下に上方へ開口した略筒状のガイド具本体を埋設し、ガイド具本体内にガイドピンを上方へ突出自在となるように収容し、同ガイドピンを上端部分に磁石を設けた第一ガイド部材とこの第一ガイド部材が上方へ突出自在となるように嵌合収容される上方へ開口した略筒状の第二ガイド部材とで形成して上下方向に伸縮自在となし、第一ガイド部材の上端部分に第二ガイド部材の上方開口径よりも大径の拡径頂部を形成したものである。
本願発明の吊り戸装置においては、ガイドピンが第一ガイド部材と第二ガイド部材とで形成されて上下方向に伸縮自在となっているので、このガイドピンを床面下に納める深さは浅くてよく、しかも、第一ガイド部材の上端部分に第二ガイド部材の上方開口径よりも大径の拡径頂部が形成されているので、この拡径頂部によって第二ガイド部材の上方開口内周と第一ガイド部材の外周との間の隙間が上方へ露出しないように覆い隠され、この部分でのごみ溜まりが防止されて同ガイドピンの動作に支障を来し難く、床面上でのメンテナンス性及び意匠性に優れたものとなる。
図1〜5は、本願発明の請求項1〜3全てに対応した一実施形態である吊り戸装置を示している。この実施形態の吊り戸装置は、図3に示す如く、吊り戸1を上レール2にランナー3を介して走行自在に吊り下げ、床面4にガイドピン5を突出引退自在に設け、ガイドピン5を吊り戸1の下端縁に沿って形成された走行溝部6に磁力で突出させて挿入することにより走行ガイドが行われるようになしたものである。
そして、図1、2に示す如く、床面4下に上方へ開口した略筒状のガイド具本体7を埋設し、ガイド具本体7内にガイドピン5を上方へ突出自在となるように収容し、同ガイドピン5を上端部分に磁石8を設けた第一ガイド部材9とこの第一ガイド部材9が上方へ突出自在となるように嵌合収容される上方へ開口した略筒状の第二ガイド部材10とで形成して上下方向に伸縮自在となし、第一ガイド部材9の上端部分に第二ガイド部材10の上方開口径よりも大径の拡径頂部11を形成している。
また、この実施形態の吊り戸装置では、拡径頂部11の外径を第二ガイド部材10の外径と略等しくすることにより、図2に示す如く、拡径頂部11が第二ガイド部材10と共にガイド具本体7の上方開口内に収容されるようになしている。この場合、拡径頂部11がガイド具本体7の上方開口内に収容された状態で、拡径頂部11の上面とガイド具本体7の上方開口縁部分の上面とが略面一状に連続するようになしてもいる。なお、この実施形態の吊り戸装置では、第一ガイド部材9と第二ガイド部材10との二段式でガイドピン5を伸縮自在としているが、三段以上でガイドピン5を伸縮自在としてもよく、ただ、三段以上とするとガイドピン5の伸縮範囲は大きく確保できるが、同ガイドピン5は振れ動き易くなる。
以下、この実施形態の吊り戸装置をより具体的詳細に説明する。この吊り戸装置は、図3に示す如く、複数枚の吊り戸1が上レール2にランナー3を介してスライド自在に吊設されてなり、間仕切りとして施工使用されるものである。この場合、吊り戸1の両側上端部分にランナー3が突設され、両ランナー3が天井等に固定された上レール2に転動自在に係止されて走行自在となっており、床面4には下レールが設けられておらず、この下レールに代わってその機能を果たすのが後記のガイドピン5である。なお、ここでは、上レール2が一本だけ設けられたものを示しているが、同上レール2を複数本並設して吊り戸1が引き違い走行されるようになしてもよい。また、この吊り戸装置は間仕切りとして施工使用されるものであるが、部屋の出入口を開閉するもの或いは部屋と押し入れや納戸等のスペースとの間を仕切るものとして施工使用されてもよい。
そして、床面4にはガイドピン5が突出引退自在に設けられており、このガイドピン5が吊り戸1の下端縁に沿って形成された走行溝部6に磁力で突出され挿入することによって、同吊り戸1は振れ動かないように走行ガイドされるものである。ガイドピン5はガイド具本体7内に上方へ突出自在となるように収容保持され、同ガイド具本体7と共に床面4で一直線上に並べて配設されている。この場合、ガイドピン5の配設間隔は吊り戸1の巾寸法より狭いピッチに設定されており、同吊り戸1の下端縁の走行溝部6に各ガイドピン5が順次に突出挿入されるようになっている。
ガイドピン5を収容保持するガイド具本体7は、図1、2に示す如く、床面4に穿設された下穴12に挿入係止されて埋設される。この場合、ガイド具本体7は上下に開口した略円筒状で、外筒部材7aと内筒部材7bとで形成されている。外筒部材7aの外周面には縦断面鋸刃状となった係止面部13が形成されており、この係止面部13が前記下穴12の内周面に係止されることで、同下穴12に挿入された外筒部材7aは抜け外れないように係止される。また、外筒部材7aの上端縁部分には外方へ突出した鍔状部14が一体に形成されており、下穴12に挿入係止された状態で、この下穴12の穴縁部分に同鍔状部14は当止されて位置決めされる。
そして、前記外筒部材7a内に内筒部材7bが上方から挿入係止され、一体化されることでガイド具本体7となる。この場合、外筒部材7aの内周に形成された凸部15に内筒部材7bの外周に形成された凹所16が係止され、同内筒部材7bの上端縁部分に外方へ突設されたフランジ部17が前記外筒部材7aの鍔状部14上に当止されることで、外筒部材7a内の所定の位置に内筒部材7bは挿入係止される。この場合、床面4との段差を小さくするために、フランジ部17の上面外側部分は床面4側へ下方に傾斜したテーパー面として形成されている。このように外筒部材7aと内筒部材7bとが一体化されてなるガイド具本体7内には、ガイドピン5が上下方向摺動自在に嵌合されて上方へ突出自在となるように収容保持される。
ガイドピン5は第一ガイド部材9と第二ガイド部材10とでなり、相互に摺動自在に嵌合されることで上下方向に伸縮自在となっている。第二ガイド部材10は前記ガイド具本体7の内筒部材7b内に上下方向摺動自在に嵌合されるよう略円筒状に形成され、同ガイド具本体7の上方開口から突出自在となる。ガイド具本体7の内筒部材7bの内周壁上下には段部18と凸起19とが配設されており、この段部18、凸起19間に第二ガイド部材10の外周壁下端付近に突設された凸片20が位置してこの間の範囲で上下方向に移動可能となっている。すなわち、前記段部18、凸起19間の寸法範囲において、ガイド具本体7に対し第二ガイド部材10は上下方向にスライドされる。
また、第一ガイド部材9は前記第二ガイド部材10内に上下方向摺動自在に嵌合されるよう略円筒状に形成され、同第二ガイド部材10の上方開口から突出自在となる。第二ガイド部材10の内周壁上下には段部18と凸起19とが配設されており、この段部18、凸起19間に第一ガイド部材9の外周壁下端付近に突設された凸片20が位置してこの間の範囲で上下方向に移動可能となっている。すなわち、前記段部18、凸起19間の寸法範囲において、第二ガイド部材10に対し第一ガイド部材9は上下方向にスライドされる。このように、第二ガイド部材10に対し第一ガイド部材9がスライドされる範囲でガイドピン5は伸縮自在となるものであり、この伸縮範囲の寸法と前記ガイド具本体7に対し第二ガイド部材10がスライドされる範囲の寸法との総和分だけ同ガイドピン5の上端部分はガイド具本体7から上方へ突出自在となる。
前記ガイドピン5の第一ガイド部材9の上端部分には、磁石8が内装して設けられている。この場合、キャップ状のカバー部材21内に磁石8が収容され、このカバー部材21が第一ガイド部材9の上端部分に嵌着固定されることで同磁石8は内装保持されている。カバー部材21は摺動性に富んだ金属等の磁性体で形成され、第一ガイド部材9の上端部分にカシメ加工等が施されて嵌着固定される。そして、カバー部材21の上端周縁部分に外方へ折曲突出した鍔状片部22が延設され、この鍔状片部22を含む同カバー部材21の上端部分が拡径頂部11として形成される。拡径頂部11は略円板状でその外径が前記第二ガイド部材10の外径と略等しく形成されており、この場合、拡径頂部11の外径は同第二ガイド部材10の上方開口径よりも当然に大径となる。
また、この場合、図2(a)に示す如く、第二ガイド部材10の高さはガイド具本体7よりも前記鍔状片部22(拡径頂部11の周縁部分)の厚さ分だけ低く形成され、拡径頂部11を含めた第一ガイド部材9の高さが同ガイド具本体7の高さと略等しく形成されていて、拡径頂部11はガイド具本体7の上方開口内に収容され、この収容状態で同拡径頂部11の上面とガイド具本体7の上方開口縁部分の上面とが略面一状に連続する。そして、ガイドピン5がガイド具本体7内に収容された状態では、図2(b)に示す如く、ガイドピン5(第一ガイド部材9の拡径頂部11)とガイド具本体7との間に生じる隙間Sだけが上方に露出することになる。
すなわち、第一ガイド部材9と第二ガイド部材10との間に生じる隙間がその上方から前記鍔状片部22(拡径頂部11の周縁部分)で覆い隠されて、同隙間にはごみが侵入したり溜まったりすることはなく、同第一ガイド部材9と第二ガイド部材10とが相互にスムーズに摺動されてガイドピン5は支障なく伸縮され、この伸縮動作を確保するためのメンテナンス作業も容易となる。しかも、前記の如く、拡径頂部11の上面とガイド具本体7の上方開口縁部分の上面とが略面一状に連続し、上方に露出する隙間Sも唯一つとなるので、床面4上に突出障害物がなく違和感もなくなって意匠性に優れたものとなる。
そして、図1に示す如く、ガイドピン5上に吊り戸1がスライド移動されてくると、同ガイドピン5は磁力で引き上げられて走行溝部6内に挿入され、この挿入された係合状態で同吊り戸1がガイドされて振れ動きなくスムーズにスライド走行される。また、ガイドピン5上に吊り戸1が存在しない状態では、同ガイドピン5は自重で下降して、前記の如く、ガイド具本体7内に納められ、床面4上に突出せず邪魔にならないものである。この場合、図4、5に示す如く、吊り戸1の下端縁に沿って形成された走行溝部6の内底面にガイドピン5の上端部分(前記拡径頂部11)が磁着された状態で摺接されて同吊り戸1はスライド走行されるものであり、ここでは走行溝部6の溝巾寸法が同ガイドピン5の拡径頂部11及び第二ガイド部材10の外径寸法と略等しく設定されている。
また、図4に示す如く、吊り戸1の下枠部1aに下方へ開口した略コ字型の溝部材23が嵌着固定されており、この溝部材23によって前記走行溝部6は形成されている。溝部材23の上側には鉄板等の磁性板体24が付設保持されており、この磁性板体24に同溝部材23の底板部分を介して前記ガイドピン5の拡径頂部11内の磁石8が磁着することで、同ガイドピン5は走行溝部6内に引き上げられた状態で摺動される。この場合、図5に示す如く、走行溝部6を構成する溝型材23の長手方向両端付近には吸引磁石25が配設されており、この吸引磁石25によって前記ガイドピン5は同走行溝部6内に磁力で吸引されて突出し挿入される。なお、両吸引磁石25は溝型材23の両端部分の上側に嵌着固定され、前記磁性板体24の長手方向両端側に略連続するよう配設されており、例えば、ガイドピン5の磁石8の上端側がN極となる場合、同吸引磁石25はその下側がS極となるように設置される。
また、前記溝型材23は合成樹脂成形品で、その長手方向両端にはコーナーブロック26が一体に形成されており、この両コーナーブロック26は吊り戸1の両縦枠部1bの下端に各々嵌着固定される。すなわち、吊り戸1の下枠部1a及び両縦枠部1bの下端に溝型材23が嵌着固定されることで、走行溝部6が形成されると共に同吊り戸1の下端部分はその略全長にわたって外観良く納められる。そして、吊り戸1がガイドピン5上にスライド移動されてきたとき、一方の吸引磁石25で同ガイドピン5は吸引されて走行溝部6内に突出し挿入され、この吸引磁石25から前記磁性板体24へと磁石8が磁着しながら同吊り戸1はそのままスライド走行される。この場合、ガイドピン5が吸引されると、まず、第一ガイド部材9が第二ガイド部材10から上方へ突出され、続いて、同第二ガイド部材10がガイド具本体7から上方へ突出される。
吊り戸1がスライド走行を継続してガイドピン5上から外れるときには、他方の吸引磁石25からガイドピン5の磁石8が離脱され、同ガイトピン5はその自重で下降してガイド具本体7内に収容される。この場合、前記溝型材23の走行溝部6の長手方向両端部分には傾斜面27が形成されており、吊り戸1のスライド走行に伴いガイドピン5の上端部分(拡径頂部11)が同傾斜面27に摺接ガイドされることによって、他方の吸引磁石25と磁石8との磁着状態はスムーズに離脱解除される。なお、このような磁着、磁着解除に伴うガイドピン5の上下突出引退動作は、吊り戸1がいずれの方向にスライド走行される場合でも同様になされるもので、この突出引退動作に伴って同ガイドピン5は前記伸縮動作をなすものである。
したがって、この実施形態の吊り戸装置においては、ガイドピン5が第一ガイド部材9と第二ガイド部材10とで形成されて上下方向に伸縮自在となっているので、このガイドピン5を床面4下に納める深さは浅くてよく、ガイド具本体7の高さ及びこれを埋設する下穴12の深さを小さく納めることができ、床スラブ上に直接貼着される直貼りフロアが施工されるような場合でも対応は可能となる。しかも、第一ガイド部材9の上端部分に第二ガイド部材10の上方開口径よりも大径の拡径頂部11が形成されているので、この拡径頂部11の周縁部分(鍔状片部22)によって第二ガイド部材10の上方開口内周と第一ガイド部材9の外周との間の隙間が上方へ露出しないように覆い隠され、この部分でのごみ溜まりやごみ詰まりが防止されて同ガイドピン5の伸縮動作に支障を来し難く、床面4上でのメンテナンス性及び意匠性に優れたものとなる。
更に、拡径頂部11の外径を第二ガイド部材10の外径と略等しくすることで、拡径頂部11が第二ガイド部材10と共にガイド具本体7の上方開口内に収容されるようになしているので、ガイドピン5はその略全体が同ガイド具本体7内に納まる。また、吊り戸1の走行溝部6が深い場合でも、拡径頂部11と共に第二ガイド部材10が同走行溝部6内に適合して支障なく突出挿入される。しかも、この場合、拡径頂部11がガイド具本体7の上方開口内に収容された状態で、拡径頂部11の上面とガイド具本体7の上方開口縁部分の上面とが略面一状に連続するようになしているので、ガイドピン5は床面4上に突出せず面一状に納まって障害物とならずバリアフリー構造に最適なものとなり、違和感がなくなって意匠性により優れたものとなっている。
図6は、本願発明の請求項1〜3全てに対応した別の実施形態である吊り戸装置を示している。この実施形態の吊り戸装置では、ガイドピン5の上端部分の構造が上記実施形態とは異なっている。すなわち、ガイドピン5の上端部分において、磁石8を内装するカバー部材21が第二ガイド部材10の外径と略等しい外径となるよう膨曲形成されており、この膨曲部28内に同磁石8の周端部分までもが納められている。この場合、外径の大きい磁石8を用いて吸引磁力を増大させることはできるが、拡径頂部11の周縁部分(膨曲部28)が厚くなってその分だけ第二ガイド部材10に対する第一ガイド部材9のスライド範囲が制限され、ガイドピン5の伸縮範囲量は減少する。そのため、上記実施形態と同程度にガイドピン5の伸縮範囲量を確保しようとすると、同ガイドピン5を床面4下に納める深さが上記実施形態に比して深くなってしまう。なお、それ以外は上記実施形態と同様に構成されており、上記実施形態におけると同様の作用効果が奏される。
本願発明の一実施形態である吊り戸装置においてガイドピンが突出した状態を示す要部断面図。 同吊り戸装置においてガイドピンが引退した状態を示す(a)は要部断面図、(b)は要部平面図。 同吊り戸装置の全体を示す概略正面図。 同吊り戸装置における吊り戸の下端縁部分を示す側面視断面図。 同吊り戸の下端縁部分を示す正面視断面図。 本願発明の別の実施形態である吊り戸装置においてガイドピンが突出した状態を示す要部断面図。 従来例である吊り戸装置の全体を示す概略正面図。 同吊り戸装置においてガイドピンが引退した状態を示す要部断面図。 別の従来例である吊り戸装置においてガイドピンが引退した状態を示す(a)は要部断面図、(b)は要部平面図。
符号の説明
1 吊り戸
2 上レール
3 ランナー
4 床面
5 ガイドピン
6 走行溝部
7 ガイド具本体
8 磁石
9 第一ガイド部材
10 第二ガイド部材
11 拡径頂部

Claims (3)

  1. 吊り戸を上レールにランナーを介して走行自在に吊り下げ、床面にガイドピンを突出引退自在に設け、ガイドピンを吊り戸の下端縁に沿って形成された走行溝部に磁力で突出させて挿入することにより走行ガイドが行われるようになした吊り戸装置であって、床面下に上方へ開口した略筒状のガイド具本体を埋設し、ガイド具本体内にガイドピンを上方へ突出自在となるように収容し、同ガイドピンを上端部分に磁石を設けた第一ガイド部材とこの第一ガイド部材が上方へ突出自在となるように嵌合収容される上方へ開口した略筒状の第二ガイド部材とで形成して上下方向に伸縮自在となし、第一ガイド部材の上端部分に第二ガイド部材の上方開口径よりも大径の拡径頂部を形成してなる吊り戸装置。
  2. 拡径頂部の外径を第二ガイド部材の外径と略等しくすることにより、拡径頂部が第二ガイド部材と共にガイド具本体の上方開口内に収容されるようになしたことを特徴とする請求項1記載の吊り戸装置。
  3. 拡径頂部がガイド具本体の上方開口内に収容された状態で、拡径頂部の上面とガイド具本体の上方開口縁部分の上面とが略面一状に連続するようになしたことを特徴とする請求項2記載の吊り戸装置。
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