JP4708501B1 - 引戸上部シャッタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シャッタが擦れる騒音を発生させることなく、しかも、シャッタの耐久性を低下させることなく、閉時に引戸と戸枠の上枠部との間の隙間を確実に遮蔽する引戸上部シャッタ装置を提供する。
【解決手段】引戸上部シャッタ装置Rは、閉時、引戸12が開口部Sを全閉する直前の所定始動位置に至ると、作動手段35を作動してシャッタ15を閉方向Xに始動し、シャッタが閉方向に動き出すと、シャッタを、引戸と上枠部10aとの間の上部隙間gを開放した高さの第1位置から、引戸と平行な姿勢を保持して並走させながら下降させて、上部隙間を遮蔽する高さの第2位置に向けて案内する構成になっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、病院や福祉施設等において、引戸で開口部を閉じて部屋を使用するとき、シャッタを降ろして引戸と戸枠の天井側上枠部との間に開いた隙間を遮蔽する引戸上部シャッタ装置に関する。
病院や福祉施設等には、音や臭いが漏れないように密閉性が求められる部屋があり、その種の部屋では、引戸の下部と床との間および引戸の上部と戸枠の天井側上枠部との間にそれぞれ開いた隙間を遮蔽して部屋の内外を気密に仕切る必要がある。
そこで、従来、引戸の下部には、例えばゴム等の弾性材からなるシャッタを、錠前の操作具による施解錠操作に連動して昇降するように取り付け、閉時、引戸を閉めてから錠前の操作具を操作して施錠すると、この施錠操作に連動してシャッタを下降し、引戸と床との間に開いた隙間を遮蔽するシャッタ装置が提案されている(特許文献1参照)。
一方、引戸の上部は、通常、例えばゴム等の弾性材からなるシャッタを、天井側上枠部に固定して引戸の開閉方向に沿って垂れ下げ、閉時、引戸が閉方向に移動すると、引戸の上部がシャッタに接触し、引戸と戸枠の上枠部との間の隙間を遮蔽する気密構造にしている(特許文献2参照)。
特開平 9−151679号公報 特開平11−6372号公報
ところが、上述した従来の引戸上部の気密構造では、引戸を移動して開口部を開閉すると、その都度、引戸は、その上部が上枠部に固定したシャッタに接触し、引き摺りながら移動するため、引戸で開口部を開閉するたびに、シャッタが引戸の上部に擦れる騒音を発生し、しかも、シャッタが引戸に擦れると劣化しやすく耐久性に乏しいという課題があった。
そこで、本発明の目的は、シャッタが擦れる騒音を発生させることなく、しかも、シャッタの耐久性を低下させることなく、閉時に引戸と戸枠の上枠部との間の隙間を確実に遮蔽する引戸上部シャッタ装置を提供することにある。
本発明の目的を達成すべく、請求項1に記載の発明は、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、戸枠10の天井側上枠部10aに引戸レール11を固定する一方、引戸12は、その上端面の戸先側と戸尻側にそれぞれ戸車18を回転自在に枢支した戸車ユニットrを搭載し、該戸車ユニットrの戸車18を前記引戸レール11に係合して開閉方向X・Yに移動自在に懸架する引戸構造体において、引戸12と前記上枠部10aとの間に開いた上部隙間gをシャッタ15で遮蔽する引戸上部シャッタ装置Rであって、前記引戸レール11の側面に組み付け、前記シャッタ15を、前記上部隙間gを開放する高さの第1位置と、該上部隙間gを遮蔽する高さの第2位置とに昇降可能に支持するシャッタケース25のような支持手段と、前記引戸12が閉方向Xに移動して開口部Sを全閉する直前の所定始動位置に至ると、前記シャッタ15を閉方向Xへ動かす作動手段35と、該作動手段35を作動して前記シャッタ15が閉方向Xに始動すると、該シャッタ15を、前記第1位置から、前記引戸12と平行な姿勢を保持して並走させながら、カム面36b・37bの斜面に沿って下降させて前記第2位置に向けて案内する一方、前記シャッタ15が開方向に始動すると、該シャッタ15を、前記カム面36b・37bの斜面に沿って上昇させて前記第1位置に向けて案内するガイド手段30と、を備え、前記作動手段35は、引戸側において、前記戸車ユニットrにおける前記戸車18の戸先側前方に備える第1マグネット55と、前記シャッタ側15において、引戸12を開閉するときに該第1マグネット55と横に並んで引き違う高さ位置に備える第2マグネット60とで構成し、前記引戸12が閉方向Xに移動し、前記第1マグネット55が前記シャッタ15側の第2マグネット60と引き違う前記シャッタ15の所定始動位置に至ると、前記第1マグネット55が前記第2マグネット60を磁気的に吸引して前記シャッタ15を閉方向Xに始動させてなることを特徴とする。
本発明によれば、閉時、引戸が開口部を全閉する直前の所定始動位置に至ると、作動手段を作動してシャッタを閉方向に始動し、シャッタが閉方向に動き出すと、シャッタを、引戸と上枠部との間の上部隙間を開放した高さの第1位置から、引戸と平行な姿勢を保持して並走させながら下降させて、上部隙間を遮蔽する高さの第2位置に向けて案内する構成であるため、引戸を閉方向に移動して開口部を全閉する頃、シャッタは、引戸と平行に並走しながら、その引戸の上端面に先端縁を着地させて上枠部との間の上部隙間を遮蔽し、上部隙間から音や臭いが漏れないように確実に部屋を仕切って密閉することができる。
しかも、本発明によれば、閉時に上部隙間を遮蔽するとき、シャッタを、上部隙間を開放した高さの第1位置から、引戸と平行な姿勢を保持して引戸と平行に並走しながら降下し、その引戸の上に先端縁を置くように着地させて上部隙間を遮蔽するため、引戸の閉止途中に、シャッタの先端縁が引戸の上端面を擦ったり摺ったりすることがなく、その結果、引戸を擦ったりして騒音を発生したり、シャッタが劣化して耐久性が低下するのを防止することができる。
(A)はシャッタ格納状態で引戸を閉止する引戸構造体の上部戸先側を示す正面図、(B)は側面図である。 戸車ユニットを示す斜視図である。 作動手段の第1マグネットを示す分解斜視図である。 シャッタユニットを示す分解斜視図である。 シャッタユニットを示す組立斜視図である。 本発明の引戸上部シャッタ装置を備えた引戸構造体を示す正面図である。 (A)は引戸を閉止途中のシャッタユニットの状態を示す正面図、(B)は縦断面図である。 シャッタが降下途中の状態で引戸を全閉する直前での引戸構造体の上部戸先側を示す正面図である。 (A)は引戸が全閉直前でのシャッタユニットの状態を示す正面図、(B)は縦断面図である。 (A)は引戸が全閉した引戸構造体の上部戸先側を示す正面図、(B)は側面図である。 (A)は引戸が全閉したときのシャッタユニットの状態を示す正面図、(B)は縦断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
図6は、本発明の引戸上部シャッタ装置を備えた引戸構造体を示す正面図、図1(A)は、シャッタ格納状態で引戸を閉止する引戸構造体の上部戸先側を示す正面図、(B)は側面図である。図示引戸構造体は、横長矩形な戸枠10の上枠部10aに固定した引戸レール11に引戸12を図中左右の開閉方向に移動自在に懸架し、引手13に手を掛けて引戸12を移動して床(鴨居)Fと戸枠10と仕切り壁(戸袋)Wで囲んだ開口部Sを開閉すると同時に、引戸上部シャッタ装置Rでシャッタ15を昇降させて引戸12と上枠部10aとの間に開いた上部隙間gを開閉する構造になっている。
図示例の引戸構造体において、引戸レール11は、アルミ製の戸車用ガイドレールで、略角パイプ状をなすレール本体11aの下面中央に長さ方向に沿って逃げ溝11bを設け、逃げ溝11bを挟んだ両側に戸車18が係合する走行リブ11cを平行に列設する。一方、上面の両側縁には、細長い右勝手と左勝手用に一対の差込溝11d・11eを平行に凹設している。そこで、引戸レール11は、逃げ溝11bを下に向けて戸枠10の上枠部10aに固定する。
引戸12は、例えば木製パネルで、上下の横框と、左右の縦框と、各框間の縦桟および横桟とで格子状に組んだ枠体を間に挟んで一対の鏡板材を張り合わせて組み立て、上部側の横框には、上端面の戸先側と戸尻側にそれぞれ細長い取付溝12aを凹設している。下部側の横框には、下端面の長さ方向に沿って1つの取付溝12bを凹設している。上部の戸先側と戸尻側の取付溝12aには、それぞれ戸車ユニットrの細長に支持ブラケット組立体14が嵌め込まれる。戸車ユニットrは、図2に示すように、ベースの支持ブラケット組立体14上に戸車ブラケット16を取り付けて引戸12の上端面より高く搭載し、それら戸車ブラケット16に横架した一対の横車軸17でそれぞれ戸車18を回転自在に枢支する。一方、下部側の取付溝12bには、図6に示すように、シャッタ20を昇降自在に取り付けた引戸下部シャッタ装置のチャンネル型ケースが嵌め込まれている。
そこで、引戸12は、図1に示すように、戸車18を引戸レール11の走行リブ11cに係合して開閉方向に移動自在に懸架し、図6に示すように、引手13に手を掛けて引戸12を移動させると、開口部Sが開閉するように吊り込んでいる。図示例の引戸構造体では、この引戸12を閉じるとき、引戸下部シャッタ装置が作動し、シャッタ20を自動的に降ろして引戸12の下部と床Fとの間に開いた通気用の下部隙間を遮蔽すると同時に、引戸上部シャッタ装置Rが作動し、シャッタ15を自動的に降ろして引戸12の上部と戸枠10の上枠部10aとの間に開いた上部隙間gを遮蔽する構造になっている。
引戸上部シャッタ装置Rは、図1に示すように、シャッタ15を格納して昇降可能に支持するシャッタケース25(支持手段)と、シャッタ15の移動を案内するガイド手段30と、シャッタ15を動かす作動手段35を備えた構成になっている。
シャッタケース25は、アルミの押し出し材を用いて、図1、図4および図5に示すように、全体を引戸12の図中左右の横幅に対応した長さの略コ形に成形し、対向する側板部19・21の一側側板部19には、図中下端寄りに、断面L状のレール部19aを、突端を上板部22に向け長さ方向に沿って突設する一方、上板部22には、レール部19aの突端に向けて突出するガイドリブ22aをレール部19aと平行に列設し、レール部19aとの間に一側側板部19の内壁面に沿ってガイド溝29を形成する。また、上板部22は、一側側板部19の外側へ断面L形の鍔状に延びる取付リブ22bをガイドリブ22aと平行に列設している。更に、一側側板部19には、長さ方向両端に取付穴23・24を設けてなる。
シャッタ15は、ゴムや樹脂等の弾性材でつくり、全体を、シャッタケース25の対向側板部19・21に対応して図中左右に横長で、図中上下の縦に幅広な帯状に成形する。シャッタ15には、幅方向片側の肉厚な基端部に長さ方向に沿って一段薄肉な部分を凹設して帯状溝15aを形成する一方、その基端部側から図中下方の先端縁に向かうに従い薄くして先端縁側を撓み可能に成形する。更に、シャッタ15には、帯状溝15a内の長さ方向両端寄りでシャッタケース25の取付穴23・24と対応する位置にピン穴26・27を設けると共に、ピン穴27と片側端縁との間にもピン穴28を設けてなる。
ガイド手段30は、一対の固定ガイド40・45と可動ガイド50とで構成されている。固定ガイド40・45は、ガイド板31・32とガイドピン33・34を備えてなる。ガイド板31・32は、樹脂製で、シャッタケース25のガイド溝29に嵌め込め可能に外形をやや横長で矩形板状につくる一方、内側の対角位置にカム穴36・37と弾性止め片38・39を一体に成形する。カム穴36・37は、長さ方向片側にガイドピン33・34の軸部33a・34aを係合する掛止穴部36a・37aを設けると共に、掛止穴部36a・37aから図中下向きに連なる穴縁を傾斜させてカム面36b・37bを形成する。弾性止め片38・39は、ガイド板31・32にU形の切り込みを入れて撓み可能にした薄板片部31a・32aを備えると共に、薄板片部31a・32aの端縁に掛止突部31b・32bを凸設してなる。一方、ガイドピン33・34は、軸部33a・34aの中間に環状鍔部33b・34bを設けてなる。
可動ガイド50は、ガイド板41と押圧ピン42を備えてなる。ガイド板41は、樹脂製で、シャッタケース25のガイド溝29に摺動自在に係合するように外形がやや横長の矩形板状につくる一方、内側に横に並べて押圧ピン42の軸部42aを係合する押穴43と、円形の着磁穴44を並設すると共に、一側側端部41aに着磁穴44に通ずる細い磁石投入口46を設ける。押穴43は、押圧ピン42の軸部42aが係合可能な穴幅で図中上下の幅方向に長い逃げ穴になっている。押圧ピン42は、軸部42aの中間に環状鍔部42bを設けてなる。
そこで、ガイド手段30は、固定ガイド40・45におけるガイドピン33・34の軸部33a・34aの一端と、可動ガイド50における押圧ピン42の軸部42aの一端をシャッタ15のピン穴26・27・28に嵌着し、各々の鍔部33b・34b・42bを帯状溝15aに嵌め込んで軸支する。一方、ガイドピン33・34の軸部33a・34aの他端を、ガイド板31・32のカム穴36・37の掛止穴部36a・37aに係合して固定ガイド40・45をシャッタ15に掛け止め、押圧ピン42の軸部42aの他端を、ガイド板41の押穴43に係合して可動ガイド50をシャッタ15に掛け止める。それから、ガイド板31・32・41を順次、シャッタケース30のガイド溝29に嵌め込んでレール部19a上をスライドさせながら、シャッタ15をシャッタケース25内に差し込んでから、弾性止め片38・39の掛止突部31b・32bが取付穴23・24の位置に至ると、薄板片部31a・32aの弾性力で掛止突部31b・32bが押されて取付穴23・24に嵌り込み、固定ガイド40・45のガイド板31・32が一側側板部19に固定される。そして、固定ガイド40・45のガイドピン33・34に掛けてシャッタ15をシャッタケース25に吊持し、図5に示すように、シャッタユニットCが組み立てられる。なお、ガイド手段30の可動ガイド50は、シャッタケース25のガイド溝29にスライド自在に係着してなる。
シャッタユニットCは、可動ガイド50を戸先側に向けて、図1および図7に示すように、引戸レール11の差込溝11dに取付リブ22bを差し込み、一側側板部19を引戸レール11の側面に組み付ける。そこで、シャッタユニットCは、引戸12が開いているときは、固定ガイド40・45のガイドピン33・34がカム穴36・37の掛止穴部36a・37aに係合し、シャッタ15を、シャッタケース25内に格納して上部隙間gを開放する高さの第1位置に吊持する。一方、閉時、引戸12が閉方向Xに移動して開口部Sを全閉する直前の所定始動位置に至ると、引戸上部シャッタ装置Rは、作動手段35を作動してシャッタ15を引戸12に連動して閉方向Xに移動しながら下降する構成になっている。
作動手段35は、戸車ユニットrに備えた第1マグネット55と、シャッタユニットCの可動ガイド50に備えた第2マグネット60とで構成する。第1マグネット55は、図3に示すように、一対の矩形ブロック状をなし、第2マグネット60より強磁性の永久磁石で、右勝手と左勝手用にホルダ65に設けた一対の嵌合穴65aに嵌め込んで保持する。そこで、作動手段35は、ホルダ65を、図2に示すように、戸先側戸車ユニットrの戸車ブラケット16上にあって、戸車10の戸先側前方に組み付けて第1マグネット55を搭載する。一方、第2マグネット60は、図4に示すように、コイン状の永久磁石で、可動ガイド50の磁石投入口46から着磁穴44へ押し込み、図5に示すように、着磁穴44から外部に臨ませた状態でガイド板41に組み込む。すると、作動手段35は、シャッタユニットCを、可動ガイド50を戸先側に向けて、図1に示すように、引戸レール11の側面に組み付けた状態において、引戸12を開閉するときに第1マグネット55と第2マグネット60とが横に並列する高さ位置で引き違うように構成されている。
従って、作動手段35は、引戸12が閉方向Xに移動し、戸先側戸車ユニットrに搭載の第1マグネット55がシャッタ15側の第2マグネット60と引き違うとき、即ち、開口部Sを全閉する直前の所定始動位置に至ると、強磁性の第1マグネット55が第2マグネット60を磁気的に吸引し、引戸12の移動に従い可動ガイド50のガイド板41をシャッタケース30のガイド溝29に沿って閉方向Xへ直進させて、押穴43の穴縁で押圧ピン42を押してシャッタ15を始動させる構成になっている。
一方、ガイド手段30は、シャッタ15が閉方向Xに始動すると、そのシャッタ15の移動に従い、固定ガイド40・45のガイドピン33・34がカム穴36・37の掛止穴部36a・37aから外れてカム面36b・37b上をその斜面に沿って落下し、このカム面36b・37bの案内でガイドピン33・34と一体のシャッタ15を、始めシャッタケース25内に格納して上部隙間gを開放した高さの第1位置から、引戸12と平行な姿勢で降下させて上部隙間gを遮蔽する高さの第2位置に向けて案内する構成になっている。
さて、上記引戸構造体において、引戸12は、図1に示すように、引戸レール11の走行リブ11cの案内で戸車18を転動しながら閉方向Xに移動して開口部Sを閉じるが、この閉時、引戸上部シャッタ装置Rは、引戸12が開口部Sを全閉する直前の所定始動位置に至ると、即ち、図8および図9に示すように、引戸12側の第1マグネット55がシャッタ15側の第2マグネット60と引き違うとき、強磁性の第1マグネット55が第2マグネット60を磁気的に吸引し、引戸12の移動に従い可動ガイド50のガイド板41をシャッタケース30のガイド溝29に沿って閉方向Xへ直進させて押穴43の穴縁で押圧ピン42を押してシャッタ15を始動させる。
シャッタ15が閉方向Xに動き出すと、そのシャッタ15の移動に従い、固定ガイド40・45のガイドピン33・34がカム穴36・37の掛止穴部36a・37aから外れてカム面36b・37bの上を斜面に沿って落下し、このカム面36b・37bの案内でガイドピン33・34と一体のシャッタ15を、シャッタケース25内に格納して上部隙間gを開放した高さの第1位置から引戸12と平行な姿勢を保持して下降する。それから更に引戸12を閉方向Xに移動し、戸先側木口12cが戸枠10の縦枠部10bに当って開口部Sを全閉する頃、シャッタ15を、引戸12と平行に並走しながら、図10および図11に示すように、その引戸12の上端面に先端縁15bを着地させて上枠部10aとの間の上部隙間gを遮蔽し、上部隙間gから音や臭いが漏れないように密閉することができる。
しかも、閉時に上部隙間gを遮蔽するとき、引戸上部シャッタ装置Rでは、シャッタ15を、シャッタケース25内に格納して上部隙間gを開放した高さの第1位置から、引戸12と平行な姿勢を保持して引戸12と平行に並走しながら降下し、その引戸12の上に先端縁15bを着地させて上部隙間gを遮蔽するため、引戸12の閉止途中に、シャッタ15の先端縁15bが引戸12の上端面を擦ったり摺ったりすることがなく、その結果、引戸を擦ったりして騒音を発生したり、シャッタ15が劣化して耐久性が低下するのを防止することができる。
なお、図示例では、上述のように開口部Sを引戸12で閉めるとき、引戸下部シャッタ装置を作動し、図6に示すように、シャッタ20を自動的に降ろして引戸12の下部と床F間に開いた通気用の下部隙間を遮蔽し、下部隙間からも音や臭いが漏れないように密閉する。
しかる後、全閉した開口部Sを再び開けるとき、引戸12を開方向Yに引いて移動すると、引戸上部シャッタ装置Rでは、図11に示すように、作動手段35の第1マグネット55が横に並んだ第2マグネット60を磁気的に吸引して可動ガイド50のガイド板41をシャッタケース30のガイド溝29に沿って開方向Yへ直進させて押穴43の穴縁で押圧ピン42を押してシャッタ15を同方向に動かす。シャッタ15が開方向Yに動き出すと、そのシャッタ15の移動に従い、固定ガイド40・45のガイドピン33・34がカム穴36・37のカム面36b・37bの上をその斜面に沿って上昇して掛止穴部36a・37aに係合し、シャッタ15を、上部隙間gを開放した高さの第1位置へ持ち上げてシャッタケース25内に格納する。
F 床
R 扉用シャッタ装置
S 開口部
g 上部隙間
10 戸枠
10a 上枠部
11 引戸レール
12 引戸
15 シャッタ
25 シャッタケース(支持手段)
30 ガイド手段
31・32・41 ガイド板
33・34 ガイドピン
35 作動手段
36・37 カム穴
36a・37a 掛止穴部
36b・37b カム面
40・45 固定ガイド
42 押圧ピン
50 可動ガイド
55 第1マグネット
60 第2マグネット

Claims (1)

  1. 戸枠の天井側上枠部に引戸レールを固定する一方、引戸は、その上端面の戸先側と戸尻側にそれぞれ戸車を回転自在に枢支した戸車ユニットを搭載し、該戸車ユニットの戸車を前記引戸レールに係合して開閉方向に移動自在に懸架する引戸構造体において、引戸と前記上枠部との間に開いた上部隙間をシャッタで遮蔽する引戸上部シャッタ装置であって、
    前記引戸レールの側面に組み付け、前記シャッタを、前記上部隙間を開放する高さの第1位置と、該上部隙間を遮蔽する高さの第2位置とに昇降可能に支持する支持手段と、
    前記引戸が閉方向に移動して開口部を全閉する直前の所定始動位置に至ると、前記シャッタを閉方向へ動かす作動手段と、
    該作動手段を作動して前記シャッタが閉方向に始動すると、該シャッタを、前記第1位置から、前記引戸と平行な姿勢を保持して並走させながら、カム面の斜面に沿って下降させて前記第2位置に向けて案内する一方、前記シャッタが開方向に始動すると、該シャッタを、前記カム面の斜面に沿って上昇させて前記第1位置に向けて案内するガイド手段とを備え、
    前記作動手段は、引戸側において、前記戸車ユニットにおける前記戸車の戸先側前方に備える第1マグネットと、前記シャッタ側において、引戸を開閉するときに該第1マグネットと横に並んで引き違う高さ位置に備える第2マグネットとで構成し、前記引戸が閉方向に移動し、前記第1マグネットが前記シャッタ側の第2マグネットと引き違う前記シャッタの所定始動位置に至ると、前記第1マグネットが前記第2マグネットを磁気的に吸引して前記シャッタを閉方向に始動させてなることを特徴とする、引戸上部シャッタ装置。
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