JP4306285B2 - 装身具用中留め、装身具及び時計 - Google Patents
装身具用中留め、装身具及び時計 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、誤操作等によりロックが解除されることがない装身具用中留め、装身具及び時計に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、時計本体と時計バンドとを有し、このバンドが中留めを備えた腕時計が知られている。この種のものでは、バンドの一部を構成する中留めが、上箱と、この上箱に連結された下板とを有し、上箱にはこの上箱内に下板が収められた場合、下板に設けられた食付き部に食い付いて上箱からの下板の離脱を阻止するロック機構を備えて構成される。このロック機構は、上箱の両側に設けた一対の操作部を、上箱の内方に押し込むことにより解除される。しかし、上箱の両側に操作部を配置した場合、構造上、上箱の幅が大きくなり、女性用等の細幅バンドではデザイン上の制約を受けるという問題がある。
これに対し、構造を簡素化するために、一対の操作部を形成することなく、一つの操作部だけを形成して、この一つの操作部の操作によって、ロック機構を解除することが提案されている。
【0003】
一対の操作部を、上箱の内方に押し込むことによりロック解除される構成では、一つの操作部だけが押し込まれても、ロック解除されることはないから、誤操作によるロック解除が少ない。
これに対して、一つの操作部の操作によって、ロック解除される構成では、ロック解除する意志に反し、例えば、何かに操作部が接触しただけでも、ロック解除される事態が起こり得るという問題がある。
意志に反してロックが解除された場合、例えば、腕から腕時計が外れ、これを紛失してしまう恐れがある。
このような不用意な外れ等を防止するため、従来、上箱の側壁に押し操作用の凹形状の切り欠きを形成し、この切り欠き内に操作部を収めて、意志に反した誤操作を防止するものが提案されている(特許文献1)。
【特許文献1】
実用新案登録第3037381号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の技術では、上箱の両側に操作部を配置した場合と同様に、構造上、上箱の幅が大きくなり、女性用等の細幅バンドではデザイン上の制約を受けるという問題がある。例えば、上箱の最小幅を6mmに抑えようとした場合、それが不可能になる等の問題がある。
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、デザイン上の制約を受けることなく、一つの操作部の操作によって、ロック機構を解除するに際し、誤操作が起こり得ない構造を備えた装身具用中留め、装身具及び時計を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、上箱と、この上箱に連結された下板とを有し、上箱にはこの上箱内に下板が収められた場合、下板に設けられた食付き部に食い付いて上箱からの下板の離脱を阻止するロック機構を備え、このロック機構を解除する一つの操作部を備え、この一つの操作部を初期位置から第一方向に移動させ、且つ、当該操作部を第一方向とは異なる第二方向に移動させることにより、前記ロック機構を解除させることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のものにおいて、前記操作部が上箱の側壁の開口から突出し、前記第一方向が開口の巾方向であり、前記第二方向が上箱の内方への押し込み方向であることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載のものにおいて、前記操作部が上箱の側壁の開口から突出し、前記第一方向が開口の高さ方向であり、前記第二方向が上箱の内方への押し込み方向であることを特徴とする。
【0006】
請求項4記載の発明は、請求項2又は3記載のものにおいて、前記操作部が上箱内に延びる延長部を有し、この延長部が下板に設けられた食付き部に食い付く食付き孔を備え、一つの操作部を第一方向に移動させる段階では、食付き孔から食付き部が外れず、第一方向に移動させた後、当該操作部を、第一方向とは異なる第二方向に移動させた場合、食付き孔から食付き部が離脱することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項記載のものにおいて、前記操作部が初期位置にある場合、当該操作部の第二方向への移動が規制されることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか一項記載のものにおいて、前記操作部が第一方向と反対方向、並びに第二方向と反対方向にばね付勢されていることを特徴とする。
【0007】
請求項7記載の発明は、請求項1乃至6のいずれか一項記載のものにおいて、前記上箱と前記下板とが中板を介して連結され、この中板が食付き部を通す窓孔を備えたことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1乃至請求項7のいずれか一項記載の中留めを備えことを特徴とする。
【0008】
請求項9記載の発明は、時計本体と、時計バンドとを有し、この時計バンドが中留めを備えた時計において、前記中留めが、上箱と、この上箱に連結された下板とを有し、上箱にはこの上箱内に下板が収められた場合、下板に設けられた食付き部に食付いて上箱からの下板の離脱を阻止するロック機構を備え、このロック機構を解除する一つの操作部を備え、この一つの操作部を初期位置から第一方向に移動させ、且つ、当該操作部を第一方向とは異なる第二方向に移動させることにより、前記ロック機構を解除させることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項9記載のものにおいて、前記操作部が上箱の側壁の開口から突出し、前記第一方向が開口の巾方向であり、前記第二方向が上箱の内方への押し込み方向であることを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項9記載のものにおいて、前記操作部が上箱の側壁の開口から突出し、前記第一方向が開口の高さ方向であり、前記第二方向が上箱の内方への押し込み方向であることを特徴とする。
【0009】
請求項12記載の発明は、請求項10又は11記載のものにおいて、前記操作部が上箱内に延びる延長部を有し、この延長部が下板に設けられた食付き部に食い付く食付き孔を備え、一つの操作部を第一方向に移動させる段階では、食付き孔から食付き部が外れず、第一方向に移動させた後、当該操作部を、第一方向とは異なる第二方向に移動させた場合、食付き孔から食付き部が離脱することを特徴とする。
請求項13記載の発明は、請求項9乃至12のいずれか一項記載のものにおいて、前記操作部が初期位置にある場合、当該操作部の第二方向への移動が規制されることを特徴とする。
請求項14記載の発明は、請求項9乃至13のいずれか一項記載のものにおいて、前記操作部が第一方向と反対方向、並びに第二方向と反対方向にばね付勢されていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による一実施形態を添付の図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る腕時計の外観構成を示す図である。この腕時計1は、時刻表示を行う時計本体3と、この時計本体3に連結されたバンド5とから構成される。時計本体3は、ステンレス、チタン等で形成された金属ケース内に、時計表示部が内蔵されて構成される。
なお、本実施形態では、時刻をアナログ表示する腕時計を例示したが、時刻をデジタル表示する腕時計であってもよい。
バンド5は、ステンレス、チタン等の金属材料で形成された駒を多数連結して構成される。バンド5は、上バンド5Aと、下バンド5Bとからなり、これら上バンド5Aと、下バンド5Bとは、この腕時計1を装着部位(装着者の手首)に止めるため、中留め7で結束される。なお、バンド5は、金属材料で形成された駒を多数連結して構成されるものに限定されず、例えば、皮バンド、ウレタン・ゴム等のラバー系バンドであってもよい。
【0011】
図2は、中留め7を示す。この中留め7は、上バンド5Aにピン11を介して連結された上箱12と、この上箱12にピン13を介して連結された中板14と、この中板14に連結部15を介して連結された下板16とを有し、この下板16は下バンド5Bに連結部17を介して連結されている。この下板16には食付きピン(食付き部)18が一体に形成されている。この食付きピン18は、中留め7が閉じられたとき、中板14の窓孔19を貫通し、上箱12内に延出し、この上箱12内で、一つの操作部21により解除されるロック機構(図示せず)に食付かれる。これによって、この上箱12内に中板14及び下板16が収められた場合、上箱12からの中板14及び下板16の離脱が阻止され、中留め7の閉じた状態がロックされる。
【0012】
図3乃至図5は、ロック機構を示す。
このロック機構を解除する一つの操作部21は、上箱12の側壁12Aの開口12Bから外方に突出している。この操作部21は、上箱12内にこの上箱12とほぼ平行に延びる延長部22を有し、この延長部22には、下板16に設けられた食付きピン18に食付くほぼ矩形状の食付き孔23が形成されている。操作部21と延長部22との境界部には溝24が形成され、この溝24内には、上箱12の側壁12Aが嵌合されている。
この操作部21は、二つのばね25,26によって二方向に付勢されている。すなわち、操作部21は、第一のばね25によって、上記溝24内に上箱12の側壁12Aを嵌合させる方向に付勢され、第二のばね26によって、上箱12の開口12Bから外方に突出する方向に付勢されている。
【0013】
つぎに、この実施形態の動作を説明する。
図3は、中留め7が閉じた状態を示している。この場合、下板16の食付きピン18の首部に、延長部22の食付き孔23が食付いており、上箱12からの中板14及び下板16の離脱が阻止され、中留め7の閉じた状態がロックされている。このロックを解除する場合、図4に示すように、操作部21を、まず初期位置(図3の位置)から第一方向Yに移動させ、且つ、そのままの位置で、当該操作部21を、図5に示すように、第一方向Yとは異なる第二方向Xに移動させる。この場合、第一方向Yは開口12Bの巾方向であり、第二方向Xは上箱12の内方への押し込み方向である。
【0014】
上記動作過程において、一つの操作部21を第一方向Yに移動させる段階では、図3及び図4に示すように、延長部22の食付き孔23から下板16の食付きピン18が外れず、第一方向Yに移動させた後、当該操作部21を、第一方向Yとは異なる第二方向Xに移動させた場合、図5に示すように、延長部22の食付き孔23から下板16の食付きピン18が離脱し、中留め7が外れる。
上記構成では、操作部21が、図3に示す初期位置にある場合、操作部21と延長部22との境界部の溝24内に、上箱12の側壁12Aが嵌合されているため、当該操作部21の第二方向Xへの移動は規制される。
【0015】
本実施形態では、操作部21が、第一方向Yに移動しただけでは、延長部22の食付き孔23から下板16の食付きピン18が外れることがなく、しかも、操作部21が第一方向Yに移動した後でなければ、すなわち、操作部21が、図3に示す初期位置にあるような場合に、当該操作部21の第二方向Xへの直接の移動は、外箱12の側壁12Aによって規制されるため、ロック解除する意志に反し、例えば、何かに操作部が接触しただけで、ロック解除されることがない。
従って、意志に反してロックが解除されて、例えば、腕から時計が外れ、これを紛失する等のトラブルが解消される。
【0016】
本実施形態では、上箱12の側壁12Aに一つの操作部21を配置したため、両側に操作部を配置した従来のものと比較し、上箱12の幅を狭めることができる。従って、上箱12の幅を6mmに抑えることも可能になり、女性用等の細幅バンドにも好適なものとなる。
【0017】
図6は、別の実施形態を示す。
この中留め7は、上バンド5Aにピン11を介して連結された上箱12と、この上箱12にピン13を介して連結された中板14と、この中板14に連結部15を介して連結された下板16とを有し、この下板16は下バンド5Bに連結部17を介して連結されている。この下板16には食付きピン18が一体に形成されている。この食付きピン18は、中留め7が閉じられたとき、中板14の窓孔19を貫通し、上箱12内に延出し、この上箱12内で、一つの操作部31により解除されるロック機構(図示せず)に食付かれる。
これによって、この上箱12内に中板14及び下板16が収められた場合、上箱12からの中板14及び下板16の離脱が阻止され、中留め7の閉じた状態がロックされる。
【0018】
図7乃至図10は、ロック機構を示す。このロック機構を解除する一つの操作部31は、上箱12の側壁12Aの開口12Bから外方に突出している。この操作部31は、上箱21内にこの上箱12とほぼ平行に延びる延長部32を有し、この延長部32には、下板16に設けられた食付きピン18に食付くほぼ矩形状の食付き孔33が形成されている。また、上箱12内には延長部32とほぼ並行にガイド板34が設けられ、このガイド板34には、延長部32の内端32Aが当接可能な突起35と、食付きピン18の先端が貫通する開口36とが形成されている。この操作部31は、二つのばね37,38によって二方向に付勢されている。すなわち、操作部31は、第三のばね37によって、ガイド板34側に付勢され、第四のばね38によって、上箱12の開口12Bから外方に突出する方向に付勢されている。
【0019】
つぎに、この実施形態の動作を説明する。
図7は、中留め7が閉じた状態を示している。この場合、下板16の食付きピン18の首部に、延長部32の食付き孔33が食付いており、上箱12からの中板14及び下板16の離脱が阻止され、中留め7の閉じた状態がロックされている。このロックを解除する場合、図8に示すように、操作部31を、まず初期位置(図7の位置)から第一方向Yに移動させ、且つ、そのままの位置で、当該操作部31を、図9及び図10に示すように、第一方向Yとは異なる第二方向Xに移動させる。この場合、第一方向Yは開口12Bの高さH(図6)方向であり、第二方向Xは上箱12の内方への押し込み方向である。
【0020】
上記動作過程において、一つの操作部31を第一方向Yに移動させる段階では、図7及び図8に示すように、延長部32の食付き孔33から下板16の食付きピン18が外れず、第一方向Yに移動させた後、当該操作部31を、第一方向Yとは異なる第二方向Xに移動させた場合、図9及び図10に示すように、延長部32の食付き孔33から食付きピン18が離脱し、中留め7が外れる。
上記構成では、図7に示す初期位置において、ガイド板34の突起35と、延長部32の内端32Aとが同一面内で対向し、これらが当接可能な状態にある。従って、この初期位置において、操作部31が、第二方向Xへ押圧されたとしても、延長部32の内端32Aがガイド板34の突起35に当接するため、それ以上押し込むことができず、この操作部31の移動は規制される。
【0021】
本実施形態では、操作部31が、第一方向Yに移動しただけでは、延長部32の食付き孔33から食付きピン18が外れることがなく、しかも、操作部31が、第一方向Yに移動した後でなければ、すなわち、操作部31が、図7に示す初期位置にあるような場合には、当該操作部31の第二方向Xへの直接の移動が規制されるため、ロック解除する意志に反して、例えば、何かに操作部が接触しただけで、ロック解除されるようなことがない。
従って、意志に反してロックが解除されて、例えば、腕から時計が外れ、これを紛失する等のトラブルが解消される。
【0022】
以上、一実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は、これに限定されるものでないことは明らかである。上記実施形態では、三折式の中留めについて説明したか、これに限定されず、例えば、図11に示すように、観音式中留め41や、図12に示すように、セパレート式中留め51等にも、上記構成を適用可能なことは云うまでもない。
【0023】
【発明の効果】
本発明では、一つの操作部の操作によって、ロック機構を解除するに際し、意志に反したロック解除を防止できる。上箱に一つの操作部を配置したため、両側に操作部を配置した従来のものと比較し、上箱の幅を狭めることができる。従って、上箱の幅を例えば6mm程度に抑えることも可能になり、女性用等の細幅バンドにも好適なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る腕時計の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】中留めの斜視図である。
【図3】上箱の内部を示す平面図である。
【図4】上箱の内部を示す平面図である。
【図5】上箱の内部を示す平面図である。
【図6】別の実施形態を示す斜視図である。
【図7】上箱の内部を示す断面図である。
【図8】上箱の内部を示す断面図である。
【図9】上箱の内部を示す断面図である。
【図10】上箱の内部を示す断面図である。
【図11】別の実施形態を示す斜視図である。
【図12】別の実施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…腕時計 3…時計本体 5…バンド 7…中留め(結束部) 12…上箱14…中板 16…下板 18…食付きピン 21、31…操作部 22、32…延長部 23、33…食付き孔 24…溝 25,26…ばね
Claims (14)
- 上箱と、この上箱に連結された下板とを有し、
上箱にはこの上箱内に下板が収められた場合、下板に設けられた食付き部に食付いて上箱からの下板の離脱を阻止するロック機構を備え、
このロック機構を解除する一つの操作部を備え、
この一つの操作部を初期位置から第一方向に移動させ、且つ、当該操作部を第一方向とは異なる第二方向に移動させることにより、前記ロック機構を解除させることを特徴とする装身具用中留め。 - 前記操作部が上箱の側壁の開口から突出し、
前記第一方向が開口の巾方向であり、
前記第二方向が上箱の内方への押し込み方向であることを特徴とする請求項1記載の装身具用中留め。 - 前記操作部が上箱の側壁の開口から突出し、
前記第一方向が開口の高さ方向であり、
前記第二方向が上箱の内方への押し込み方向であることを特徴とする請求項1記載の装身具用中留め。 - 前記操作部が上箱内に延びる延長部を有し、
この延長部が下板に設けられた食付き部に食付く食付き孔を備え、
一つの操作部を第一方向に移動させる段階では、食付き孔から食付き部が外れず、第一方向に移動させた後、当該操作部を、第一方向とは異なる第二方向に移動させた場合、食付き孔から食付き部が離脱することを特徴とする請求項2又は3記載の装身具用中留め。 - 前記操作部が初期位置にある場合、当該操作部の第二方向への移動が規制されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項記載の装身具用中留め。
- 前記操作部が第一方向と反対方向、並びに第二方向と反対方向にばね付勢されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項記載の装身具用中留め。
- 前記上箱と前記下板とが中板を介して連結され、この中板が食付き部を通す窓孔を備えたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項記載の装身具用中留め。
- 請求項1乃至請求項7のいずれか一項記載の中留めを備えことを特徴とする装身具。
- 時計本体と、時計バンドとを有し、この時計バンドが中留めを備えた時計において、
前記中留めが、
上箱と、この上箱に連結された下板とを有し、
上箱にはこの上箱内に下板が収められた場合、下板に設けられた食付き部に食い付いて上箱からの下板の離脱を阻止するロック機構を備え、
このロック機構を解除する一つの操作部を備え、
この一つの操作部を初期位置から第一方向に移動させ、且つ、当該操作部を第一方向とは異なる第二方向に移動させることにより、前記ロック機構を解除させることを特徴とする時計。 - 前記操作部が上箱の側壁の開口から突出し、
前記第一方向が開口の巾方向であり、
前記第二方向が上箱の内方への押し込み方向であることを特徴とする請求項9記載の時計。 - 前記操作部が上箱の側壁の開口から突出し、
前記第一方向が開口の高さ方向であり、
前記第二方向が上箱の内方への押し込み方向であることを特徴とする請求項9記載の時計。 - 前記操作部が上箱内に延びる延長部を有し、
この延長部が下板に設けられた食付き部に食付く食付き孔を備え、
一つの操作部を第一方向に移動させる段階では、食付き孔から食付き部が外れず、第一方向に移動させた後、当該操作部を、第一方向とは異なる第二方向に移動させた場合、食付き孔から食付き部が離脱することを特徴とする請求項10又は11記載の時計。 - 前記操作部が初期位置にある場合、当該操作部の第二方向への移動が規制されることを特徴とする請求項9乃至12のいずれか一項記載の時計。
- 前記操作部が第一方向と反対方向、並びに第二方向と反対方向にばね付勢されていることを特徴とする請求項9乃至13のいずれか一項記載の時計。
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