JP4306191B2 - 焼結機冷却装置におけるダスト回収装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、焼結機冷却装置におけるダストを回収するダスト回収装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は、焼結工程の概略図である。焼結機1で焼結用原料が焼成され、焼成された焼結鉱はクラッシャー2で所定寸法に破砕された後、円形のクーラー3で所定温度に空冷される。クーラー3では、焼結鉱がトラフに搭載され、トラフが円を3/4周した位置に来たときに冷却が終了して、高炉に搬送されるようになっている。
【0003】
一方、クーラー3の下方には、クーラー3での処理中に紛化した微粒のダストを回収しダスト回収装置40が設けられている。
【0004】
図6及び図7に、そのダスト回収装置40とそれによるダスト回収作業を示す。図7は、図6のA−A矢視図である。
【0005】
図6、図7において、焼結鉱10を搭載して走行するトラフ7の下方に、走行中のトラフ7から落下するダスト11を貯留するクーラー下ダストホッパー5が、トラフ7の走行エリアをカバーできるように20個程度設けられている。
【0006】
そして、クーラー下ダストホッパー5の下方では、トロッコ41が円形状の軌道42の上を移動して、クーラー下ダストホッパー5から二重ダンパー8a、8bの開放により排出されるダスト11を受取り、受取ったダスト11を搬送コンベア6に向けて運搬している。運搬されたダスト11は、トロッコ41の排出ゲート42から搬送コンベア6上に移されてクーラー3の外に搬送され貯蔵ホッパー(図示しない)に回収される。
【0007】
従来、このダスト回収作業は作業者の手動操作で行われている。例えば、作業者Bがトロッコ41の走行、停止、操舵を手動操作で行い、作業者Cがクーラー下ダストホッパー5の二重ダンパー8a、8bの開閉シリインダ操作とトロッコ41の排出ゲートの開閉ハンドル操作を行い、作業者Aが作業指揮とトロッコ41のホッパー内のダクト量の目視確認を行っている。
【0008】
したがって、このような作業者の手動操作によるダスト回収作業は、ピット内という悪環境での重筋作業となっている。
【0009】
これに対して、クーラー下ダストホッパー5から排出されるダスト11をトロッコ41で運搬するのに替えて、コンベアによって運搬することで無人化する方法が考えられている。特に、特開平11−270972号公報には、密閉式にしてダストの落下を防止したトラフ型コンベアを用いたものが示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、コンベアを用いたダスト回収装置は、多数のクーラー下ダストホッパー全体をカバーするように設置する必要があり、装置全体の重量が重くなり設備費が高くなる。また、重量の重いコンベアの運転には電力コストもかかる。さらに、コンベアのカバーゴムがダストによって摩耗したり熱で損傷した場合の交換やメンテナンスが大変である。
【0011】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、焼結機冷却装置におけるダスト回収作業を自動化するための装置であって、設備費や運転コストが廉価で、メンテナンスも容易なダスト回収装置を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、焼結機冷却装置におけるダストを回収する装置であって、前記冷却装置の下方に設けられ、ダストを貯留するダストホッパーと、該ダストホッパーから排出されるダストを受取って運搬する秤量計搭載の自走台車と、前記ダストホッパーに設けられ、該ホッパー内のダストを排出する二重ダンパーと、前記自走台車に設けられ、受け取ったダストを排出する排出ゲートと、ダスト回収処理制御装置と、前記自走台車で運搬されたダストを貯蔵ホッパーに向けて搬送する搬送コンベアとを備え、前記ダスト回収処理制御装置は、前記二重ダンパーの開閉、前記自走式台車の走行及び停止、前記自走式台車の受け取りダストを排出する排出ゲートの開閉、前記二重ダンパーを介して排出され秤量計で測定されるダスト重量に基づく前記ダストホッパー内のダストの貯留及び排出完了の判定、詰まり異常の判断、警報の発報を行うことを特徴とする焼結機冷却装置におけるダスト回収装置である。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を図1に示す。走行中のトラフ(図示しない)から落下するダストを貯留するクーラー下ダストホッパー5が、トラフの走行エリアをカバーできるように複数個設けられている。
【0014】
そして、クーラー下ダストホッパー5の下方に、曲率半径20m程度で円形状に付設された軌道30の上を走行モータ25によって自走する自走式台車21が配されている。自走式台車21は、クーラー下ダストホッパー5から二重ダンパー8a、8bの開放により排出されるダストを受取り、受取ったダストを搬送コンベア6に向けて運搬する。運搬されたダストは、自走式台車21の排出ゲート23から搬送コンベア6に移されて搬送され貯蔵ホッパー(図示しない)に回収される。
【0015】
また、それぞれのクーラー下ダストホッパー5の近傍と、搬送コンベア6への排出位置の近傍に近接スイッチ37が設けられており、この近接スイッチ37を自走式台車21のストライカ36が叩くことにより、自走式台車21が所定の位置に停止するようになっている。
【0016】
そして、クーラー下ダストホッパー5の二重ダンパー8a、8bの開閉、自走式台車21の走行及び停止、自走式台車21の排出ゲート23の開閉は、ダスト回収処理制御装置(図示しない)によって制御されており、その作動状況はITV39によって監視されている。
【0017】
図2に自走式台車21の詳細を示す。(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。
【0018】
自走式台車21は、走行モータ25が搭載されており、曲率半径20m程度で円形状に敷設されている軌道30の上を4個の車輪26によって走行する。車輪26の前後にはガイドローラ31が取り付けられており、軌道30をガイドローラ31でガイドしながら走行している。
【0019】
自走式台車21にはケーブルリール29が取り付けられており、走行モータ25には電力供給ケーブル28によって電力が供給されている。なお、ケーブルリール29でのケーブル28の乱巻きを防止するために、ケーブルリール29のフリートアングルθは4°以下にしている。
【0020】
そして、自走式台車21は、クーラー下ダストホッパー5から排出されるダストを受取るための受取りホッパー22を備えている。受取りホッパー22にはロードセル27が取り付けられており、受取りホッパー22内のダストの重量を測定できるようになっている。
【0021】
また、受取りホッパー22の底部にはスライド式の排出ゲート23が設けられており、排出ゲート開閉シリンダ24によって開放されて受取りホッパー22内のダストを排出するようになっている。
【0022】
このような構成のダスト回収装置を用いてダスト回収処理を行う手順を図3に示すタイムチャート及び図4に示すフローチャトを用いて説明する。
【0023】
ここで、自走式台車21の受取りホッパー22には最大1000kgのダストを積み込むことができるようになっている。
【0024】
先ず、第1番目のクーラー下ダストホッパーの排出位置に自走式台車21を停止させ、クーラー下ダストホッパー5の二重ダンパーの上ダンパー8aを2秒間開放して閉鎖し、その1.5秒後に、下ダンパー8bを3秒間開放して閉鎖する。これにより、約200kgのダストが自走式台車21に排出される。これを4回繰り返して1サイクルとする。1サイクルは約32秒であり、最大約800kgのダストが自走式台車21に排出されることになる。
【0025】
そして、1サイクル目が終了した時点で、自走式台車21に搭載されているロードセルによって受取りホッパー22内のダスト重量を確認する。
【0026】
重量測定値が700kg以上であれば、第1番目のクーラー下ダストホッパー内には未だダストが貯留されていることを示しているので、自走式台車21は受取ったダストを運搬して搬送コンベア6に排出した後、再び第1番目のクーラー下ダストホッパーの排出位置に停止して2サイクル目の排出を行う。
【0027】
そして、重量測定値が700kg未満であれば、第1番目のクーラー下ダストホッパー内にはもうダストは貯留されていないことを示しているので、自走式台車21は受取ったダストを運搬して搬送コンベア6に排出した後、第2番目のクーラー下ダストホッパーの排出位置に停止して上記の動作を繰り返す。
【0028】
以下、最終のクーラー下ダストホッパーまで上記の動作を繰り返して、ダスト回収処理が終了する。
【0029】
なお、1サイクル目での重量測定値が25kg未満であった場合は、クーラー下ダストホッパーに詰まりが生じた異常と判断して警報を発するようになっている。
【0030】
このように、この実施形態のダスト回収装置では、受取ったダスト重量を測定するロードセルを搭載した自走台車によってクーラー下ダストホッパーからのダスト受取って運搬するようにしており、ダスト回収処理を自動化することができる。また、自走台車によって多数のクーラー下ダストホッパー全体をカバーできるので、従来のコンベアを用いた装置に比べて設備費が安価であり、その運転の電力コストもかからない。さらに、自走台車の一部が損傷しても、長いコンベアの交換等に比べれば、修理やメンテナンスは容易である。
【0031】
【発明の効果】
本発明の焼結機冷却装置におけるダスト回収装置は、設備費や運転コストが廉価で、メンテナンスも容易な構造であるとともに、このダスト回収装置を用いることにより、焼結機冷却装置におけるダスト回収作業を自動化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す全体図である。
【図2】本発明の一実施形態に用いられている自走台車の詳細説明図である。
【図3】本発明の一実施形態におけるダスト回収処理手順のタイムチャートである。
【図4】本発明の一実施形態におけるダスト回収処理手順のフローチャートである。
【図5】燒結工程の概略図である。
【図6】従来技術の説明図である。
【図7】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 焼結機
2 クラッシャー
3 クーラー
5 クーラー下ダストホッパー
6 搬送コンベア
7 トラフ
8a、8b 二重ダンパー
10 焼結鉱
11 ダスト
21 自走式台車
22 受取りホッパー
23 排出ゲート
24 排出ゲート開閉シリンダ
25 走行モータ
26 車輪
27 ロードセル
28 電力供給ケーブル
29 ケーブルリール
30 軌道
31 ガイドローラ
36 ストライカ
37 近接スイッチ
39 ITV

Claims (1)

  1. 焼結機冷却装置におけるダストを回収する装置であって、
    前記冷却装置の下方に設けられ、ダストを貯留するダストホッパーと、該ダストホッパーから排出されるダストを受取って運搬する秤量計搭載の自走台車と、前記ダストホッパーに設けられ、該ホッパー内のダストを排出する二重ダンパーと、前記自走台車に設けられ、受け取ったダストを排出する排出ゲートと、ダスト回収処理制御装置と、前記自走台車で運搬されたダストを貯蔵ホッパーに向けて搬送する搬送コンベアとを備え、
    前記ダスト回収処理制御装置は、前記二重ダンパーの開閉、前記自走式台車の走行及び停止、前記自走式台車の受け取りダストを排出する排出ゲートの開閉、前記二重ダンパーを介して排出され秤量計で測定されるダスト重量に基づく前記ダストホッパー内のダストの貯留及び排出完了の判定、詰まり異常の判断、警報の発報を行うことを特徴とする焼結機冷却装置におけるダスト回収装置。
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