JP4305831B2 - 自走式破砕機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ジョークラッシャ等の破砕装置が搭載された自走式破砕機の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、建造物の取り壊し等の現場で発生するコンクリート等の塊状物を細かく破砕するための機械として、走行体を備えた車体にジョークラッシャ等の破砕装置を搭載した自走式破砕機の重要が増加している。この様な自走式破砕機において、破砕装置の点検、修理、調節、部品交換等のメンテナンス作業のなかには、破砕装置の内部に入り込んで行わなければならない作業がある。
そこで従来、破砕装置のケースを、上方が開口した固定ケースと、該固定ケースの上方を覆う可動ケースとからなる分割型とすると共に、可動ケースの基端側を固定ケースに開閉揺動自在に軸支して、可動ケースを開放することにより破砕装置の内部に入り込んでのメンテナンス作業を行うことができるように構成したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2003−38977号公報(図4、図13)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、前記従来のものにおいて、固定ケースの上方開口が大きいほど破砕装置内部への出入りが容易になるが、開口が大きくなると可動ケースが大型化してしまい、その開閉操作に大きな労力を要する。このため、前記従来のものでは、油圧シリンダを用いて可動ケースの開閉作動をアシストしているが、この様な開閉アシスト用油圧シリンダを設けることは、コストアップの一因となる許りか、破砕装置のケース内に開閉アシスト用油圧シリンダの配設スペースを確保する必要も生じるという問題がある。さらに、前記従来の可動ケースの上面は傾斜状になっていて作業員が載ることができないように設計されているため、該可動ケースの設置スペースは、作業用フロアとして利用することができないデッドスペースになってしまうという問題もあり、ここに本発明が解決しようとする課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の如き実情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、破砕装置を搭載し、該破砕装置の前方に操縦部を配してなる自走式破砕機において、前記破砕装置の内部へのメンテナンス用出入口を開閉自在に覆蓋するための蓋体を、基端側が出入口縁部に揺動自在に支持され、中間部が折曲自在な折畳式の扉体で構成すると共に、前記扉体は、閉鎖状態で操縦用フロアと同一高さ位置でかつ該操縦用フロアから連続した作業用フロアになるようにして設けられていることを特徴とする自走式破砕機である。
そしてこの様にすることにより、出入口を広く開口しても、該出入口を覆蓋する蓋体の開閉操作を簡単に行えることになって、作業性が向上すると共に、扉体のスペースを作業用フロアとして利用できることになって、スペースの有効利用が図れる。
請求項2の発明は、請求項1において、メンテナンス用出入口の側縁部にガイドレールを配設する一方、扉体の先端側に、前記ガイドレールに移動自在に係合して扉体の開閉をガイドするガイド体を設けたことを特徴とする自走式破砕機である。このようにすることにより、扉体を軽い操作利器で速やかに開閉することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図面において、1は自走式破砕機であって、該自走式破砕機1は、クローラ式の走行体2に取付け支持される基台フレーム3の前後方向略中央部に、ジョークラッシャ等からなる破砕装置4が載置されている。該破砕装置4の後側上方には、コンクリート塊等の被破砕物が投入されるホッパ5が配され、該ホッパ5の下方には、ホッパ5に投入された被破砕物を破砕装置4の入口部4aに導入するための振動フィーダ6が配されている。該振動フィーダ6は、所謂グリズリフィーダと称されるものであって、底面部の前半側に鋸歯状プレート6aを有し、ホッパ5に投入された被破砕物を破砕装置4側に順次搬送すると共に、破砕不要の小さなコンクリート塊や土砂等を、鋸歯状プレート6aの間隙から下方に落下させる。そして、該落下物は、振動フィーダ6の前半側の下方から機体左右方に突出する状態で配されるサイドコンベア8によって、自走式破砕機1の左右外方に搬出されるように構成されている。
一方、破砕装置4の左右側方には、後述する左右の作業用フロア9L、9Rが配され、またこれら作業用フロア9L、9Rおよび破砕装置4の前方には、操縦部10、後述のメンテナンス用出入口Eを開閉自在に覆蓋する扉体11、燃料タンク12、作動油タンク13等が配され、さらにその前方には、図示しないエンジンや油圧ポンプ等が収納される動力室14が配されている。また、破砕装置4により破砕された処理物を機外に排出するための搬出コンベア15が、破砕装置4の下方から動力室14の下方に至り、さらに機体前上方に向けて突出する状態で配されている。
尚、図中、16は搬出コンベア15の中途部上方に配される磁選機であって、該磁選機16は、コンクリート塊に含まれる鉄筋等の金属材を磁石で磁着して機外に放出するように構成されている。
【0007】
前記破砕装置4の左右側方に配される左右の作業用フロア9L、9Rは、破砕装置4の前後長方向略全域に亘るように配されていて、該左右の作業用フロア9L、9Rに載った状態で作業員が破砕装置4の状況確認やメンテナンス作業等を行えるようになっているが、さらにこの左右の作業用フロア9L、9Rの後部は振動フィーダ6の搬送終端側に届く位置まで延設されていて、鋸歯状プレート6aや破砕装置4の入口部4aに詰まった滞留物の除去作業等を行うことができるようになっている。この左右の作業用フロア9L、9Rは、作業員が破砕装置4の左右何れかの側からでも作業しやすいように、同一高さ位置に設定されている。
【0008】
一方、操縦部10は、前記右側の作業用フロア9Rから破砕装置4の右部に至る部位の前方に配されているが、該操縦部10の床面となる操縦用フロア17は、右側作業用フロア9Rと同一高さ位置に、右側作業用フロア9Rから連続する状態で設けられている。尚、操縦部10には、操作パネル18や操作レバー19等が配置されていて、自走式破砕機1の走行や、破砕装置4、振動フィーダ6、サイドコンベア8、搬出コンベア15等の作業装置の運転−停止等の各種操作を行えるようになっている。
【0009】
また、破砕装置4の前方には、前記操縦用フロア17の左側に隣接する状態で、破砕装置4の内部のメンテナンス作業(例えば、ジョークラッシャの出口隙間の調節を行うためのシム20の交換作業)等を行うときに破砕装置4の内部に入り込むことができる出入口Eが開設されている。該出入口Eは開閉自在な扉体11によって覆蓋されているが、該扉体11の上面は、前記操縦用フロア17と同一高さ位置に、操縦用フロア17から連続する状態で設けられている。そして、閉鎖状態の扉体11の上面に載ることにより、破砕装置4のメンテナンス作業を行ったり、扉体11の前方側に配される動力室14のメンテナンス作業を行うことができるようになっている。尚、動力室14の後面カバー14aには、扉体11の上面から動力室14の上面に昇るときに用いるステップ21および手摺り22が取り付けられている。
因みに、前記作業用フロア9L、9R、操縦用フロア17、および扉体11の上面は、所謂アンチスリップ加工が施されていて、作業員が不用意に滑らないように配慮されている。
【0010】
前記扉体11は、前述したようにメンテナンス用の出入口Eを開閉するものであって、出入口Eの形状に対応して略四角形状をしており、その一側縁部が出入口Eの一側縁部に丁番23を介して揺動自在に支持されると共に、中間部が折曲自在な折畳式、つまり二枚の扉材11A、11Bを丁番24を介して折曲自在に連結した折畳式扉体で構成されている。
【0011】
さらに扉体11の戸先側(丁番23と反対側の側縁部)の両側端部には、回転自在な転動体25が軸支されている。一方、出入口Eの側縁部を形成するフレーム26には、前記転動体25が転動自在に係合する断面コ字形状のガイドレール27が配設されている。そして、該ガイドレール27に転動体25が転動自在にガイドされることにより、前記折畳式の扉体11の開閉を円滑かつ軽い操作力で行えるようになっている。
尚、扉体11には、扉体11の開閉時に作業員が手を挿入することができる手掛け用孔28が開設されている。
【0012】
また、29は扉体11を閉鎖状態にロックするためのロック装置であって、該ロック装置29は、扉体11の戸先側に設けられ、扉体11の側縁から出没する方向にスライド移動自在な固定用ピン30と、出入口Eの側縁部を形成するフレーム26側に設けられ、前記固定用ピン30が係脱自在に係合する係合孔31aが形成された係合部材31とから構成されている。そして、固定用ピン30に一体的に設けられる摘み部30aを操作して、固定用ピン30を係合部材31の係合孔31aに係脱するようスライド移動させることにより、扉体11を閉鎖状態にロック−ロック解除できるようになっている。
【0013】
尚、扉体11や操縦用フロア17の下方にコントロールバルブ等の部材装置が収納されている場合には、これら部材装置のメンテナンスについても、扉体11を開放して行うようにすることができる。
【0014】
叙述の如く構成されたものにおいて、破砕装置4の内部の点検、修理、部品交換等のメンテナンス作業を行う場合には、扉体11を開けて出入口Eから破砕装置4の内部に入り込んで作業することになるが、上記扉体11は、基端側が出入口Eの縁部に丁番23を介して揺動自在に支持され、且つ中間部が折曲自在に構成された折畳式のもので、しかも該扉体11の開閉は、扉体11の先端側に設けられた転動体25が出入口Eの側縁部に配されたガイドレール27に転動自在にガイドされながら行われることになる。
この結果、作業員が出入りし易いように出入口Eを広く開口し、このため扉体11が大型のものとなっても、扉体11を軽い操作力で簡単に開閉できることになって、メンテナンスの作業性が大幅に向上する。
【0015】
しかも、扉体11は、操縦用フロア17と同一高さ位置に連続する状態で配されているため、操縦用フロア17から破砕装置4内部へのアクセスも容易であると共に、閉鎖状態の扉体11は作業用フロアとして利用できることになるから、出入口Eを開閉する扉体11の配設スペースを有効利用できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】自走式破砕機の平面図である。
【図2】自走式破砕機の側面図である。
【図3】自走式破砕機の一部切欠き拡大側面図である。
【図4】扉体の配設部分の平面図である。
【図5】扉体の配設部分の正面図である。
【図6】扉体の配設部分の側面図である。
【図7】(A)は図5のA部の拡大図、(B)は図5のB部の拡大図、(C)は扉材同士を連結する丁番部分の拡大図である。
【符号の説明】
1 自走式破砕機
4 破砕装置
11 扉体
17 操縦用フロア
25 転動体
27 ガイドレール
E 出入口
Claims (2)
- 破砕装置を搭載し、該破砕装置の前方に操縦部を配してなる自走式破砕機において、前記破砕装置の内部へのメンテナンス用出入口を開閉自在に覆蓋するための蓋体を、基端側が出入口縁部に揺動自在に支持され、中間部が折曲自在な折畳式の扉体で構成すると共に、前記扉体は、閉鎖状態で操縦用フロアと同一高さ位置でかつ該操縦用フロアから連続した作業用フロアになるようにして設けられていることを特徴とする自走式破砕機。
- 請求項1において、メンテナンス用出入口の側縁部にガイドレールを配設する一方、扉体の先端側に、前記ガイドレールに移動自在に係合して扉体の開閉をガイドするガイド体を設けたことを特徴とする自走式破砕機。
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