JP4305207B2 - 微細フェライト組織を有する熱延鋼板の製造方法 - Google Patents

微細フェライト組織を有する熱延鋼板の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4305207B2
JP4305207B2 JP2004036185A JP2004036185A JP4305207B2 JP 4305207 B2 JP4305207 B2 JP 4305207B2 JP 2004036185 A JP2004036185 A JP 2004036185A JP 2004036185 A JP2004036185 A JP 2004036185A JP 4305207 B2 JP4305207 B2 JP 4305207B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rolling
hot
steel sheet
sec
rolled steel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004036185A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005226123A (ja
Inventor
傑浩 福島
学 江藤
保 佐々木
佳織 河野
昌幸 脇田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP2004036185A priority Critical patent/JP4305207B2/ja
Publication of JP2005226123A publication Critical patent/JP2005226123A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4305207B2 publication Critical patent/JP4305207B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Heat Treatment Of Steel (AREA)
  • Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)

Description

本発明は、炭素鋼のフェライト結晶粒径を微細化する熱延鋼板の製造方法に関する。
フェライト結晶粒の微細化により強度と共に靱性が高められることは知られており、微細フェライト組織を持つ熱延鋼板の製造技術は、鉄鋼材料の材料機能発現のための重要な技術である。また特殊な元素を用いずに強度強化が図れるため、製品のリサイクル性も高く、地球環境に対する負荷も少ない。
微細フェライト組織を持つ熱延鋼板を得る手段として、大歪み加工法が従来から多く研究されている。例えば、特許文献1には、変態域で、1パスまたは累積の大圧下により炭素鋼で粒径3〜5μmの細粒フェライト組織を有する高強度熱延鋼板が得られることが開示されている。
また、特許文献2には、650〜950℃の温度域で、圧下率40%以上で圧下し、更に2秒以内に連続して圧下率40%以上の圧下を加えることにより2〜3μm程度の細粒フェライト組織が得られることが開示されている。
これらはいずれも圧延中のフェライト変態やフェライト再結晶による結晶粒微細化機構を活用するものとされている。
特開昭58−123823号公報 特開昭59−229413号公報
上記公報などによる方法では、2〜3μm程度が細粒化の限界であった。本発明は、従来以上の結晶粒微細化、具体的には平均2μm未満のフェライト結晶粒径を実現するための製造方法を提供することを課題とするものである。
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
本発明は、図1の工程図に概略的に示されるように、熱間加工に適する高温状態にあり、所定の組成を有する素材鋼板を、総圧下率80%以上の第1圧延、1パスの第2圧延、その直後に行う第3圧延、及びその直後に行う冷却を含む各工程により処理して、微細フェライト組織を有する熱延鋼板を得るものである。
本発明者らは、短パス間時間で高圧下圧延が可能な多スタンド熱間試験圧延機(後述する。)を用いて実験した結果から、微細結晶粒を得るため有効な下記の条件を見出した。これらの適切な組み合わせにより、従来の方法によるもの以上の結晶粒微細化が得られることを知見し本発明を完成するに至った。これを金属結晶組織に注目して表現すれば、
(1)最終パスたる第3圧延まではフェライト変態させず、フェライト変態前のオーステナイトは、極力微細化した上で、且つ転位密度を高める。
(2)第1圧延において、十分にオーステナイトを微細化し、再結晶させる。
(3)第2圧延においては、動的再結晶・静的再結晶が著しく早くなるような超高圧下圧延を避けつつも、十分な圧下率の圧延を行って、歪みを蓄積し、転位密度を高める。
(4)第2圧延と最終パスたる第3圧延とのパス間時間はオーステナイトの再結晶や回復を極力少なくし、歪みの蓄積効果を高めるために、従来圧延方法に比べて短いパス間時間とする。
(5)最終パスたる第3圧延においても、十分な圧下率の圧延を行って、歪みを蓄積し、転位密度を高める。
(6)第3圧延後は速やかに冷却して、フェライト変態を促進し、フェライト粒成長を抑制する。
ことを本質とする。
かくして本発明は、微細フェライト組織を有する熱延鋼板の製造方法であって、質量%でC:0.04〜0.20%、Si:0.01〜2.0%、Mn:0.5〜3.0%を含有し残部はFe及び不可避的不純物よりなる素材鋼板をAe3変態点以上の温度域にて総圧下率80%以上で圧延する第1圧延を含むA工程と、前記第A工程に引き続きAe3変態点以上の温度域にて圧下率30〜55%の1パス圧延を行う第2圧延を含むB工程と、前記第B工程における第2圧延の後0.3sec以内に圧下率35〜60%の1パス圧延を行う第3圧延を含むC工程と、前記第C工程における第3圧延の後0.2sec以内に600℃/sec以上の冷却速度で(Ae3変態点−130℃)以下の温度まで冷却するD工程と、を備えたことを特徴とする熱延鋼板の製造方法を提供して前記課題を解決するものである。
上記C工程の第3圧延後の板表面温度(仕上げ温度)は、D工程の冷却により微細なフェライト結晶粒を得るという観点から(Ae3変態点+30℃)〜(Ae3変態点−60℃)の範囲であることが好ましい。
また、第3圧延後の板表面温度を上記仕上げ温度の範囲におさめるために、第1圧延と第2圧延との間(B工程)、及び/又は第2圧延と第3圧延との間(C工程)において、冷却を行うこととしてもよい。このようにすることによって、第1圧延、及び第2圧延により発生する加工熱(通常、材温が数10℃温度上昇する。)を冷却することができる。特に、圧延速度が高速な場合、高圧下率を採用する場合、圧延材の板厚が厚い場合、摩擦係数の高い系で圧延する場合などに有効である。
本発明によれば、汎用的な炭素鋼のフェライト結晶粒径を著しく微細化できる。その効果として、特殊な元素を用いずに強度強化が図れるため、製品のリサイクル性も高く、地球環境に対する負荷を軽減することができる。
以下、本発明について具体的に説明する。本発明は下記の5点により構成される。
(素材鋼板):質量%で、C:0.04〜0.20%、Si:0.01〜2.0%、Mn:0.5〜3.0%を含有し、残部はFe及び不可避的不純物よりなる。
(A工程):オーステナイト単相となるAe3変態点以上の温度域で、総圧下率80%以上の第1圧延(基本的には多パス圧延であるが、これに限定されない。)を行う。
(B工程):引き続きAe3変態点以上の温度域で、圧下率30〜55%の1パス圧延である第2圧延を行う。
(C工程):第2圧延の後0.3sec以内に、圧下率35〜60%の1パス圧延である第3圧延を行う。
(D工程):第3圧延の後0.2sec内に600℃/sec以上の冷却速度で、(Ae3変態点−130℃)以下の温度まで冷却する。
以下、それぞれの項目について詳細に説明する。
(素材鋼板)
本発明による素材の成分としては、普通炭素鋼成分でよく、具体的には、質量%でC:0.04〜0.20%、Si:0.01〜2.0%、Mn:0.5〜3.0%を含有し、残部はFe及び不可避的不純物よりなる素材鋼板とされる。
C:0.04〜0.20質量%
Cは、主に鋼の強度を確保するために必要な元素であるが、多量に含有させると鋼材の溶接性劣化、靱性の著しい低下、プレス成形時の成形性劣化を引き起こす。したがって、本発明の微細フェライト組織を有する熱延鋼板のC含有量は0.20質量%を上限とする。また、C含有量が0.04質量%未満になると結晶粒微細化効果を確保しにくくなるので、C含有量の下限は0.04質量%とする。好ましいC含有量は、0.07質量%〜0.16質量%である。
Si:0.01〜2.0質量%
Siは、成功時の脱酸を行うために必要であり、また鋼板の加工性を高める作用がある合金元素であるが、含有量が2.0質量%を超えると、本発明の微細フェライト組織を有する熱延鋼板としての靭性が損なわれるため、その含有量は2.0質量%を上限とする。一方、含有量が少なすぎると製鋼時の脱酸が十分に行われないので、Si量の下限値は、0.01質量%である。好ましいSi含有量は、0.01質量%〜1.5質量%である。
Mn:0.5〜3.0質量%
Mnは、安価な元素であり、鋼の強度を高める効果を有する元素である。またSによる熱間脆性を防ぎ、Ae3点を低下させる。Mnの含有量が0.5質量%未満であると、かかる効果を十分に発現することができないのでMn含有量の下限値は0.5質量%である。一方、Mnの含有量が3.0質量%を超えると、かかる効果は飽和し、むしろ、熱延鋼板の加工性を劣化させるとともに、熱延鋼板の表面性状を悪化させるため、好ましくない。したがって、Mnの含有量は3.0質量%以下とする。好ましいMn含有量は、0.5質量%〜2.0質量%である。
素材鋼板は、鋳造材ままでもよいが、鋳造時の内部欠陥の低減やオーステナイト径の微小化のために、1回以上の熱間加工を施しておき、粒径600μm以下のオーステナイト組織を得ておくことが好ましい。具体的には、連続鋳造−熱間圧延プロセスにおいては1パス以上の粗圧延を終えた状態であればよい。本発明に関わる基礎実験においては、結晶粒径が約30μmのフェライト組織を有する素材を、下記A工程に入る前に所定温度(例えば1000〜1200℃)にて所定時間(例えば1〜2時間)保持し、オーステナイト粒径を30〜600μmとして実験を行った。
(A工程)
上記素材にオーステナイト単相となるAe3変態点以上の温度域で、総圧下率80%以上の第1圧延を行う。この第1圧延は、総圧下率が80%以上で有れば、パス回数には限定されない。この第1圧延により、加熱後のオーステナイト粒径:30〜600μmの素材を、オーステナイト粒径:30μm程度以下の被圧延材に圧延できる。
(B工程)
上記A工程における第1圧延に連続して、上記圧延により得られた被圧延材にAe3変態点以上の温度域で、圧下率30〜55%の1パス圧延を行う(第2圧延)。圧下率がこの範囲外であると微細粒が得られない。その理由は明確でないが、圧下率が不十分であると圧下による歪み蓄積が不十分となり、圧下率が過大となると、圧延による発熱や、転位密度の過度な増加により再結晶や回復が発生し易くなるためと推察される。
(C工程)
上記B工程における1パス圧延(第2圧延)に連続して、第2圧延により得られた被圧延材に0.3sec以下のパス間時間で、圧下率35〜60%の1パスの圧延(第3圧延)を行う。パス間時間がこれ以上であると結晶粒微細化効果が低下する。その理由は明確ではないが、B工程における第2圧延とC工程における第3圧延との間のパス間時間が0.3secを超えると、静的再結晶が発生してしまうため、歪みの蓄積が不十分となるためと推察する。結晶粒微細化に効果があると推定している「未再結晶域での歪みを蓄積」を効果的に行うためには、第3圧延までのパス間時間を0.3sec以下とする必要がある。第3圧延の圧下率が35%未満では歪みの蓄積が不足し、その後の冷却過程でのフェライト変態を促進する効果が不十分である。一方第3圧延の圧下率が60%を超えると、加工中の再結晶・変態の発生、その後の冷却に影響を与える程の加工発熱が生じるため、結晶粒の微細化効果が薄れる。また、圧延負荷が過大となり、設備の巨大化、設備限界の超過、圧延の不安定化、などの問題も生じる。
(D工程)
上記C工程における1パス圧延(第3圧延)により得られた被圧延材を、0.2sec以内に600℃/sec以上の冷却速度で、(Ae3変態点−130℃)以下の温度域まで冷却を行う。これにより、平均粒径が2.0μm以下の細粒フェライト組織が60%以上を占める熱延鋼板が得られる。上記条件での冷却を行うことによりオーステナイトの再結晶・回復が抑制され、フェライト変態が促進される。好ましくは、(Ae3変態点−130℃)以下で、(Ae3変態点−200℃)以上の温度域まで冷却をおこなう。
なお、上記D工程において、C工程の第3圧延終了後、冷却の開始までの時間を0.1sec以内とすることが好ましい。さらに冷却速度を900℃/sec以上とすることが望ましい。これらにより、平均粒径が1.5μm以下の細粒フェライト組織が50%以上を占める熱延鋼板を得ることができる。
(製造設備)
本発明の微細フェライト組織を有する熱延鋼板を製造する設備は、熱処理設備と、2スタンド以上からなるタンデム圧延設備と、該圧延設備の出側に配置された冷却装置よりなる。圧延設備の各スタンドは所定値以上の圧下率を実現することが必要であり、また第2圧延と第3圧延との間のパス間時間を0.3秒以内に収めるため、所定の圧延速度を要し、圧延機間の距離は所定値以内に設定することが必要である。また冷却装置はタンデム圧延設備の出側近傍に配置して、第三圧延後の被圧延材を直ちに冷却できるようにすることが必要である。
表1に示す成分に調整した素材を、幅100mm、長さ70〜200mmの切り板に切断して供試材とした。この供試材を炉内温度1000℃の加熱炉中に1時間保持した後、熱間圧延・冷却を実施した。
Figure 0004305207
熱間圧延は図2に示すような、3スタンド熱間圧延機を製作して使用した。第1スタンドと第2スタンドとの間の距離は、2.1m、第2スタンドと第3スタンドとの間の距離は1.0mであり、パス間時間:0.3秒以下の圧延が可能である。各圧延スタンドの圧下率は、40%以上取れるようにした。圧延機仕様及び圧延条件を表2に示す。
Figure 0004305207
熱間圧延・冷却後の各供試材の結晶粒平均粒径、及びフェライト分率を、第1〜3圧延の圧延条件、冷却条件と共に表3に示す。なお、結晶粒の平均粒径の測定は、ASTM切断法により行った。
Figure 0004305207
また、本発明の熱延鋼板の製造方法により得られた、微細フェライト組織の顕微鏡写真を図3に示す。
表3において、本発明が規定する範囲からはずれる試番1、4、8、9、14、17、18、19、及び22は、熱間圧延・冷却後の平均粒径が2.0μmを超えるものであった。
これらのうち、試番1は、A工程の第1圧延における総圧下率が、本発明が規定する「80%以上」に満たない75%であったため、平均粒径が2.0μmを超えるものとなった。
試番4は、B工程の第2圧延における圧下率が、本発明が規定する「30〜55%」に満たない20%であったため、平均粒径が2.0μmを超えるものとなった。圧下率20%の第2圧延によっては、歪みの蓄積、転位の高密度化が十分なものではなかったものと推定される。
試番8は、B工程の第2圧延における圧下率が、本発明が規定する「30〜55%」を超える60%であったため、平均粒径が2.0μmを超えるものとなった。第2圧延における圧下率が本発明の規定する範囲を超えたことで、圧延による発熱などによりオーステナイトの再結晶や回復が発生したものと推定される。
試番9は、C工程の第3圧延における圧下率が、本発明が規定する「35〜60%」に満たない30%であったため、平均粒径が2.0μmを超えるものとなった。圧下率30%の第3圧延によっては、歪みの蓄積、転位の高密度化が十分なものではなかったものと推定される。
試番14は、C工程において、第2圧延後、第3圧延までの間のパス間時間が、本発明が規定する「0.3sec以内」を超える0.5secであったため、平均粒径が2.0μmを超えるものとなった。パス間時間が本発明の規定する0.3secを超えたため、静的な再結晶が発生して、歪の蓄積が十分ではなかったからであるものと思われる。
試番17、18は、D工程において、C工程の第3圧延後冷却開始までの時間が、本発明が規定する「0.2sec以内」を超える、0.3sec、0.5secであったため、平均粒径が2.0μmを超えるものとなった。これら試番においては、D工程において、C工程の第3圧延後冷却開始までの時間が、本発明が規定する「0.2sec以内」を超えたため、再結晶、回復の抑制が十分ではなく、フェライト変態の促進が不十分であったためと推定される。
試番19は、D工程における冷却速度が、本発明が規定する「600℃/sec以上」に満たない300℃/secであったため、平均粒径が2.0μmを超えるものとなった。この場合、冷却速度が本発明の規定する「600℃/sec以上」に満たなかったため、再結晶、回復の抑制が十分ではなく、フェライト変態の促進が不十分であったためと推定される。
試番22は、D工程における冷却停止温度が、本発明が規定する「Ae3変態点−130℃以下、本実施例ではAe3変態点が830℃なので、700℃以下」を超える740℃であったため、冷却によるフェライト変態促進が不十分と考えられ、平均粒径が2.0μmを超えるものとなった。
一方、本発明で規定する範囲で熱間圧延、冷却が行われた試番2、3、5〜7、10〜13、15、16、20、21、23にあっては、平均粒径が2.0μm未満の細粒フェライト組織が50%以上を占める熱延鋼板が得られた。特に、試番12、13、15、16、20、及び21では、平均粒径が1.5μm以下の細粒フェライト組織が60%以上を占める熱延鋼板が得られた。
本発明の製造方法の工程を示す図である。 実施例に使用した熱間圧延機等の設備を示す図である。 本発明の熱延鋼板の製造方法により得られた、微細フェライト組織の顕微鏡写真である。

Claims (1)

  1. 微細フェライト組織を有する熱延鋼板の製造方法であって、
    質量%で、C:0.04〜0.20%、Si:0.01〜2.0%、Mn:0.5〜3.0%を含有し、残部はFe及び不可避的不純物よりなる素材鋼板を、Ae3変態点以上の温度域にて、総圧下率80%以上で圧延する第1圧延を含むA工程と、
    前記第A工程に引き続き、Ae3変態点以上の温度域にて、圧下率30〜55%の1パス圧延を行う第2圧延を含むB工程と、
    前記第B工程における第2圧延の後、0.3sec以内に、圧下率35〜60%の1パス圧延を行う第3圧延を含むC工程と、
    前記第C工程における第3圧延の後、0.2sec以内に600℃/sec以上の冷却速度で、(Ae3変態点−130℃)以下の温度まで冷却するD工程と、
    を備えたことを特徴とする熱延鋼板の製造方法。
JP2004036185A 2004-02-13 2004-02-13 微細フェライト組織を有する熱延鋼板の製造方法 Expired - Fee Related JP4305207B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004036185A JP4305207B2 (ja) 2004-02-13 2004-02-13 微細フェライト組織を有する熱延鋼板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004036185A JP4305207B2 (ja) 2004-02-13 2004-02-13 微細フェライト組織を有する熱延鋼板の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005226123A JP2005226123A (ja) 2005-08-25
JP4305207B2 true JP4305207B2 (ja) 2009-07-29

Family

ID=35001071

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004036185A Expired - Fee Related JP4305207B2 (ja) 2004-02-13 2004-02-13 微細フェライト組織を有する熱延鋼板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4305207B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8404060B2 (en) 2007-02-02 2013-03-26 Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation Method for manufacturing hot-rolled sheet having fine-grained ferrite, and hot-rolled sheet
JP5222354B2 (ja) 2008-03-28 2013-06-26 東芝プラントシステム株式会社 ベンチマーク標示具およびベンチマーク標示方法
JP5222711B2 (ja) * 2008-12-22 2013-06-26 新日鐵住金株式会社 中高炭素鋼板及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005226123A (ja) 2005-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101456772B1 (ko) 강판 및 그 제조 방법
JP5092433B2 (ja) 熱延鋼板及びその製造方法
WO2014163087A1 (ja) 熱間圧延用チタン鋳片およびその製造方法
TWI685574B (zh) 肥粒鐵系不鏽鋼熱軋退火鋼板及其製造方法
JP2005213595A (ja) 超微細結晶粒熱延鋼板の製造方法
JP6879378B2 (ja) 熱延鋼板及びその製造方法
JP4367091B2 (ja) 耐疲労特性に優れ、かつ強度−延性バランスに優れた高強度熱延鋼板およびその製造方法
WO2016152678A1 (ja) 冷間圧延用圧延板の製造方法、及び純チタン板の製造方法
JP5605232B2 (ja) α+β型チタン合金の熱間圧延方法
JP6432328B2 (ja) 高強度チタン板およびその製造方法
JP4412418B2 (ja) 微細フェライト組織を有する熱延鋼板の製造方法、及び熱延鋼板
WO2016051499A1 (ja) 熱間圧延用チタン鋳片およびその製造方法
JP7332859B2 (ja) スラブの製造方法
JP4305207B2 (ja) 微細フェライト組織を有する熱延鋼板の製造方法
JP4415914B2 (ja) 微細フェライト組織を有する熱延鋼板の製造方法
JP2007046128A (ja) 微細フェライト組織を有する熱延鋼板の製造方法
JP2005305454A (ja) 微細粒熱延鋼板の製造方法
JP2010202922A (ja) 耐再結晶軟化特性に優れた冷延鋼板の製造方法およびオートマチック・トランスミッション用冷延鋼板
JP4670538B2 (ja) 微細フェライト組織を有する熱延鋼板の製造方法
JP2008189958A (ja) 均一微細フェライト組織を有する熱延鋼板、及びその製造方法
JP2008138236A (ja) 打抜き加工後の平坦度に優れた冷延鋼板およびその製造方法
JP2004137564A (ja) 熱延鋼材及びその製造方法
JP6794585B1 (ja) 熱間圧延用チタン材の製造方法
JP6617858B1 (ja) フェライト系ステンレス鋼板およびその製造方法
JP5644148B2 (ja) 加工後の表面外観に優れたステンレス冷延鋼板およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060322

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090407

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090420

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4305207

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515

Year of fee payment: 3

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20101101

A072 Dismissal of procedure [no reply to invitation to correct request for examination]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A072

Effective date: 20110301

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130515

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130515

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130515

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140515

Year of fee payment: 5

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees