JP4303849B2 - 検体処理容器並びに検体処理容器を構成する容器本体および蓋体 - Google Patents

検体処理容器並びに検体処理容器を構成する容器本体および蓋体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、検体を収容して薬剤処理等の各種処理に供するための検体処理容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
顕微鏡で検体を観察する際には、事前に薬剤により処理が行われる。この処理工程において検体は、検体の損傷防止、検体の紛失防止、検体の分類を明確化等のために検体処理用の容器に収容された状態で処理される。検体処理容器は、通称カセットと呼ばれる容器本体と、蓋体とから構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
検体処理の終盤に実施される一工程において、検体にパラフィンを浸透させるため、検体を収容した容器は約60℃の溶融パラフィンの中に浸漬される。
【0004】
この工程が終了した後、蓋を開いて検体が取り出される。この作業は従来から、人の手により行われているが、容器が熱いため作業者が難渋している。蓋を開くための専用装置を用意することも考えられるが、装置に容器をセットするのも面倒であるし、また費用もかさむ。
【0005】
本発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、専用の器具を使用することなく、簡単な操作を行うことにより、容易に蓋を開くことができる検体処理容器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、検体を収容するための収容部と、収容部の前後にそれぞれ設けられた前側係止部および後側係止部と、を有する容器本体と、少なくともその一部が湾曲した蓋体と、を備え、蓋体の後側に容器本体の後側係止部に対して係合可能な後側係合部材が設けられており、蓋体の前側に容器本体の前側係止部に対して係合可能な後側係合部材が設けられており、蓋体の前側係合部材および後側係合部材をそれぞれ容器本体の前側係止部および後側係止部に係合させた場合、蓋体は弾性変形して平面となった状態または湾曲の度合いが減少した状態で容器本体に装着され、容器本体の前側係止部に対する蓋体の前側係合部材の係合を解除した場合、蓋体が弾性的に復元して蓋体の前側が容器本体から離間するように構成されていることを特徴とする検体処理容器を提供する。
【0007】
また、本発明は、検体を収容するための収容部と、収容部の前後にそれぞれ設けられた前側係止部および後側係止部と、を有する容器本体と、容器本体の後側係止部に対して係合可能な後側係合部材が設けられた基部と、左右方向に並列に基部の前側に接続された第1可動部および第2可動部と、を有する蓋体と、を備え、容器本体の前側係止部と係合可能な前側係合部材が第1可動部に設けられるとともに、容器本体の前側係止部に作用して前側係止部と前側係合部材との係合を解除する係合解除部材が第2可動部に設けられており、第1可動部が弾性変形した状態で前側係合部材が前側係止部に係合するように、かつ、係合解除部材により前側係止部に対する前側係合部材の係合を解除した場合、第1可動部が弾性的に復元して第1可動部の前側係合部材が容器本体の前側係止部から離れるように構成されていることを特徴とする検体処理容器を提供する。
【0008】
更に、本発明は、検体を収容するための収容部と、収容部の前後にそれぞれ設けられた前側係止部および後側係止部と、を有する容器本体と、後側係止部と係合可能な後側係合部材が設けられた基部と、左右方向に並列に基部の前側に接続されるとともに基部に対して実質的に不動の固定部および基部に対して可動な可動部と、を有する蓋体と、を備え、蓋体の固定部に、容器本体の前側係止部と係合可能な前側係合部材が設けられており、固定部を前記容器本体の前側係止部に向けて変位させることにより、可動部が弾性変形した状態で容器本体の前側係止部材に係合するように、かつ、固定部の前側係合部材と容器本体の前側係止部との係合を解除した場合に、可動部が弾性的に復元することにより固定部の前側係合部材が容器本体の前側係止部から離間するように構成されていることを特徴とする検体処理容器を提供する。
【0009】
本発明におけるさらに有利な構成およびそれに基づく効果は、従属請求項並びに下記の発明の実施の形態により更に詳細に説明される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0011】
[第1の実施形態]
まず、図1乃至図6を参照して第1の実施形態について説明する。なお、以下においては、説明の簡略化のため、図1の左手前側を「後」、右奥側を「前」、右手前側を「左」、左奥側を「右」、上側を「上」、下側を「下」と呼ぶこととする。
【0012】
図1に示すように、検体処理容器は、容器本体100と、この容器本体100に着脱可能に装着される蓋体200とを備えている。容器本体100および蓋体200の形状は、左右対称となっている。容器本体100および蓋体200は、樹脂材料により形成され、射出成形等の技法により一体成形されている。樹脂材料としては、ポリアセタールを用いることが好適である。
【0013】
図1に示すように、容器本体100は、検体を収容するための収容部110と、収容部110の後方に設けられた後側係止部120と、収容部110の前方に設けられた前側係止部130とを有する。
【0014】
まず、収容部110の構成について説明する。図1に示すように、収容部110は、左右一対の側壁111と、前壁112と、後壁113と、底壁114とにより形成されている。これら壁111〜114により、上方が開放された略直方体形状の検体収容空間115が区画されている。底壁114には、碁盤目状に配置された複数の円形の貫通穴116が形成されている。
【0015】
次に、後側係止部120の構成について説明する。図1、図4および図5に示すように、後側係止部120は、収容部110の後壁113と、後壁113に結合された傾斜壁121とから形成されている。傾斜壁121の左右端は、両側壁111,111の後側の延長部111a,111aに結合されている。傾斜壁121は、水平面に対して略45度傾斜している。傾斜壁121の内側上端部には、後に詳述される蓋体200の後側係合部材211の係合爪212が噛み合う段部122が形成されている。段部122は同一断面形状を維持しつつ左右方向に延びている。傾斜壁120と後壁113との間には空間123が形成されており、この空間123の底部側は開放されている。後壁113および傾斜壁121はそれぞれの上端部分において互いに結合されているが、この結合部分は左右方向略中央部において切り欠かれており、当該切り欠き部に開口124が形成されている。開口124は後に詳述される後側係合部材211を受け入れる。
【0016】
次に前側係止部130の構成について説明する。前側係止部130は、直立した板状の前側係止部材131と、収容部110の前壁112とから構成されている。前側係止部材131は左右方向に延在している。図4および図5に示すように、前側係止部材131の上端には、後に詳述される蓋体200の第1可動部220の前側係合部材221を係止するために、後方向に突出する係止爪132が形成されている。係止爪132は同一断面形状を維持して左右方向に延びている。
【0017】
図1及び図2に示されるように、前側係止部材131の左右端は、両側壁111の前側の延長部111b,111bに結合されており、前側係止部材131と収容部110の前壁112との間には、間隙133が形成されている(図4及び図5参照)。
【0018】
図3に示すように、前側係止部材131の左右端付近には、左右対称位置に、上側から下側に延びるスリット134,134が形成されており、更にスリット134,134より内側には下側から上側に延びるスリット135,135が左右対称位置に形成されている。両スリット134,135があるため、前側係止部材131の係止要素である係止爪132は、細い水平方向結合部136および鉛直方向結合部137を介して、両側壁111の前側の延長部111b,111bに結合されることになる。従って、係止爪132に前後方向の力を加えた場合、鉛直方向結合部137が優先的に撓む。このため係止爪132および係止爪132近傍の前側係止部材131は、それ自体が歪むことなくスムーズに、鉛直方向結合部137を通り左右方向に延びる仮想の軸線周りに揺動することができ、この揺動動作に伴い、前側係止部材131の係止爪132およびその近傍部分は前後方向に変位することができる(図4(b)参照)。
【0019】
次に、蓋体200について説明する。図1及び図2に示すように、蓋体200は、略板状の形状を有しており、その全面には、碁盤目状に配置された複数の円錐台形の貫通孔201が形成されている。蓋体200の上面の四隅には、半球状の突起202が形成されている。
【0020】
蓋体200は、後側に位置する基部210と、前側に位置する一対の第1可動部220,220および第2可動部230を有する。第1可動部220および第2可動部230は、舌片状の形状を有している。第2可動部230は、第1可動部220,220により左右両側から挟まれる位置にある。第1可動部220、220および第2可動部230は、唯一つの基部210に対して左右方向に関して並列に接続されており、基部210に対して可動、すなわち基部210に対して変位可能である。本実施形態においては、第1及び第2の可動部220,230は、蓋体200の後側部分に基部210を残して蓋体200の前側部分に2つのスリット203を設けて、蓋体の前側部分を3分割することにより形成されている。
【0021】
まず、蓋体200の構成要素のうち、基部210の構成について説明する。図1及び図2に示すように、基部210は、実質的に平坦な平板状の形状を有する。基部210の後端には、下方に向かって延びる後側係合部材211が設けられている。後側係合部材211の先端には係合爪212が設けられている。後側係合部材211は、図4及び図5に示すように、容器本体100の開口124を介して傾斜壁121と後壁113との間の空間123に差し込むことができ、係合爪212と傾斜壁121の段部122とを互いに係合させることにより、蓋体200の後端側を容器本体100に係合させることができる。なお、図4及び図5に示されるように、係合爪212の前後方向の幅は開口124の前後方向の幅より小さくなっている。このため、蓋体200の後側係合部材211を容器本体100の後側係止部120に対して容易に着脱することができる。
【0022】
次に、第1可動部220及び第2可動部230の構成について説明する。図1及び図2に示すように、第2可動部230は、実質的に平坦であり、平板状の基部210を含む平面と略同一平面上に位置して前方に向かって延びている。一方、第1可動部220は、第1可動部220に何ら外力が作用していない場合には、その前端側に行くに従って基部210を含む平面から次第に上方に遠ざかるように湾曲して(反って)いる。
【0023】
湾曲した第1可動部220は、その前端が容器本体100の前側係止部130に接離する方向(実質的には上下方向)に変位できるように、弾性変形することができる。同様に、第2の可動部230は、その前端が容器本体100の前側係合部130に接離する方向(実質的には上下方向)に変位できるように、弾性変形することができる。
【0024】
各第1可動部220の前端は、左右方向に関して2つに分割されている。第1の可動部220の先端のうち、内側すなわち第2可動部230に近い側には、前側係合部材221が設けられている。前側係合部材221は下方に向かって延びており、その下端に前方向に突出する係合要素すなわち係合爪222を有している。前側係合部材221は、前壁112と前側係止部材131との間の間隙133に挿入することが可能であり、この場合、前側係止部材131の係止爪132と前側係合部材221の係合爪222とを互いに係合させることにより、蓋体200の前端側を容器本体100に固定することができる(図4(b)参照)。
【0025】
また、第1可動部220の先端のうち、外側すなわち第2可動部230から遠い側には、蓋体200の開操作を補助するためのタブ225が設けられている。
【0026】
一方、図2、図5及び図6に示すように、中央に位置する第2可動部230の先端には、下方に向けて突出する略三角形断面の楔状の突起231すなわち係合解除部材が設けられている。突起231の前側には、傾斜面232が設けられている。
【0027】
図2及び図5に示すように、第2可動部230は、突起231の後側部分の肉厚が薄くなっており、第2可動部230の下面に逃げ部233が形成されている。また、容器本体100の前壁112の中央上部は、斜めに切り欠かれている。これにより、第2可動部230を動作させた場合に生じうる前壁112との干渉を回避している。
【0028】
図2に示すように、基部210の下面には、下方に突設されたコの字型の突起213が設けられている。更に、各第1可動部220の下面には、下方に突設された左右方向に延びる突起226が設けられている。突起213は容器本体100の側壁111,111および後壁113の内面と当接し、突起226は容器本体100の前壁112の内面と当接し、これにより、容器本体100に対する蓋体200の位置決めを行うことができる。なお、基部210の下面の突起213は基部210の剛性を向上させるリブとしての機能を併せ持つ。なお、本例と同様の機能が実現できるならば、突起213、233の形状を変更したり、配置する位置を変更することができる。
【0029】
次に、蓋体200を容器本体100に着脱する方法について説明する。
【0030】
蓋体200を容器本体100に装着する場合には、まず、蓋体200の基部210の後側係合部材211を、容器本体100の開口124に差し込み、傾斜壁121に形成された段部122と後側係合部材211の係合爪212とを係合させる。
【0031】
この状態で蓋体200を容器本体100の上面に載せると、蓋体200の基部210及び第2可動部230は、容器本体100の開口面と平行な状態となり、容器本体100の収容部110の上側を覆う。このとき、第2可動部230の先端の突起231は、容器本体100の前側係止部材131の上端に対して接するか、若しくはごく僅かな隙間をあけた状態となる(図5(a)及び図6参照)。従って、第2可動部230は、この状態ですでに収容部110を覆う蓋としての機能を果たしている。一方、湾曲した第1可動部220は、容器本体100の開口面から離間し、いわば半開状態となっている(図4(a)参照)。
【0032】
この状態で、第1可動部220の前端の上面をピンセット若しくは指等により下方に押し下げる(図4(a)矢印参照)。すると、前側係合部材221の係合爪222は、その前側の傾斜面222aが前側係止部材131の係止爪132を前方へ押しやりながら、間隙133内に侵入する。係合爪222の侵入後、前側係止部材131は弾性的に復元し、これにより前側係合部材221の係合爪222が前側係止部材131の係止爪132に係止される(図4(b)参照)。なお、第1可動部220の前端部の下面および前側係合部材221の後面は、容器本体100の収容部110の前壁112に支持されている。
【0033】
以上により、容器本体100の前側係止部130に蓋体200の第1可動部220の前側係合部材221が係止され、第1可動部220は閉状態に移行する。なお、このとき、第1可動部220は、弾性変形した状態にあり、実質的に平坦な状態となっている。また複数の(2つの)前側係合部材221は唯一つの前側係止部材131に同様の態様で係合している。以上により、蓋体200を容器本体100に装着する作業が終了する。なお、蓋体200が容器本体100に装着されている場合、蓋体200全体は平板形状となり、収容部110の上方を覆う。
【0034】
次に、蓋体200を容器本体100から取り外す場合について説明する。まず、第2可動部230の前端部の上面をピンセット等により押し下げる(図5(b)矢印参照)。すると、第2可動部230の突起231が下降してゆく過程において、突起231の前面にある傾斜面232が、容器本体100の前側係止部材130の上端部(本例では係止爪132)に接触して、前側係止部材131の上側すなわち係止爪132が前方に変位するように前側係止部材131を弾性的に撓ませる(図5(b)参照)。
【0035】
前側係止部材131の変位に伴い、図4(b)において二点鎖線で示すように、前側係止部材131の係止爪132と、各第1可動部220の前側係合部材221の係合爪222との係合が同時に解除される。すると、弾性変形した状態で前側係止部130に係止されていた第1可動部220は、図4(b)において二点鎖線で示す位置(半開位置)、すなわち湾曲した状態に戻り、容器本体100から上方に離間する。この状態で、第1可動部220のタブ225をピンセット等でつまみ、蓋体200を大きく開くことができる。引き続き、タブ225をピンセット等でつまんだまま、蓋体200の後側係合部材211を容器本体100の開口124から抜き出すことにより、蓋体200を容器本体100から完全に分離することができる。
【0036】
以上説明したように、本実施形態によれば、容器本体100に対する蓋体200の着脱をワンタッチで容易に行うことができる。また、検体処理容器は非常に軽量のため、蓋体100を開く場合に斜め方向の力や左右方向の力を加えなければならないとすると、検体処理容器が移動してしまい、作業が行いにくいという難点があるが、本実施形態によれば、下向きの力を加えることにより蓋体100を開くことができるため、蓋体を開く際に検体処理容器がずれたりすることはなく、非常に作業が行いやすいという利点がある。
【0037】
なお、上記実施形態を説明する図面においては、第2可動部230の突起231が前側係止部材131にのみ当接することにより容器本体100の前側係止部材131を変位させるように記載されているが、これに限定させるものではない。すなわち突起231が、前側係止部材131および前壁112の両方に当接しながら、前側係止部材131を変位させるようなものであってもよい。この場合、突起231は、間隙131を拡げる楔として作用する。
【0038】
また、突起231の断面形状は三角形形状に限定されるものではない。更に、突起231は必ずしも傾斜面232を有している必要はなく、前側係止部材131が傾斜面を有していてもよい。要するに、第2可動部230を下方に押し下げることにより、突起231に当接する前側係止部材131に前方向の変位をもたらす手段が、突起231および前側係止部材131の少なくとも一方に設けられていれば足りる。
【0039】
さらに、上記実施形態においては、爪状の部材同士(係止爪132及び係合爪222)を相互に係合させることにより、第1可動部220を前側係止部130に係止させているが、これに限定されるものではない。すなわち、前側係止部材131に係止爪132にかえて左右方向に延びる凹部を設けるとともに、第1可動部220に前記凹部と係合可能な凸部を設けてもよい。要するに、前側係止部材131が弾性変形状態にある第1可動部220の上方への変位を抑止することができ、かつ前側係止部材131を前後方向に変位させることにより、前側係止部130に対する第1可動部220の係止を解除することができる構成ならば構わない。
【0040】
[第2の実施形態]
次に図7乃至図11を参照して第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態に係る蓋体200に代えて構成の異なる蓋体300を用いた点が異なり、容器本体100の構成は第1の実施形態で説明したものと同一である。従って容器本体100に関する重複説明は省略する。
【0041】
図7に示すように、蓋体300は、頂壁301と、一対の側壁302,302と、前壁303および後壁304とを有し、下方が開放された略箱形の形状を有している。
【0042】
頂壁301の全面には、碁盤目状に配置された複数の円錐台形の貫通孔305が形成されている。また、両側壁302、前壁303および後壁304には複数の矩形の貫通穴306が形成されている。蓋体300は、左右対称の形状を有している。なお、頂壁301の上面の四隅に第1の実施形態と同様に半球状の突起を設けてもよい。
【0043】
蓋体300は、後側に位置する基部310と、前側に位置する一対の固定部320,320および可動部330を有する。可動部330は、固定部320,320により左右両側から挟まれる位置にある。
【0044】
固定部320及び可動部330は、略箱形の蓋体300の後側部分に基部310を残して蓋体300の前側部分に2つのスリット307を設けて、蓋体300の前側部分を3分割することにより形成することができる。なお、蓋体300は、樹脂材料により形成され、射出成形等の技法により一体成形されている。樹脂材料としては、ポリアセタールを用いることが好適である。
【0045】
次に、蓋体300の基部310の構成について説明する。図7に示すように、基部310は、頂壁301および両側壁302の後側部分と、後壁304により構成されている。各固定部320は、頂壁301の前側部分の側部と、側壁302の前側部分と、前壁303の側部とにより構成されている。可動部330は、頂壁301の前側部分の中央部と、前壁303の中央部とにより構成されている。
【0046】
従って、各固定部320,320は、基部310に対して実質的に不動であり、また、可動部330は、基部310に対して可動、すなわち基部310に対して変位することができる。
【0047】
頂壁301のうち可動部330を構成する部分は、前端側に行くに従って基部310を構成する頂壁301を含む平面から次第に下方に遠ざかるように湾曲している。図7には、全く外力が加わっていない場合の蓋体300の状態が示されている。
【0048】
固定部320を構成する前壁301の下端部には、左右方向に関して内側に前側係合部材221(これは第1の実施形態で説明したものと同一のものである)が、左右方向に関して外側にタブ225が、それぞれ設けられている。
【0049】
図9に示すように、前側係合部材221が接続される前壁301の下端部は、前方に向けて折れ曲がっており、この折れ曲がり部分の下面は、容器本体100の前壁112の上面に当接する座321となっている(図9(a)参照)。前側係合部材221は下方に向かって延びている。また、図7に示すように、タブ225は前方に向かって延びており、タブ225の下面は容器本体100の前壁112の上面に当接する座226となっている。
【0050】
図7に示すように、可動部330を構成する前壁303には、係合解除部331が設けられている。図8に詳細に示されるように、係合解除部331は、係合解除部材332とこの係合解除部材332を回動可能に支持する支持部材333とから構成されている。支持部材333は、略コの字形の形状を有しており、その両端が(図8には片側のみが表示されている)可動部330を構成する前壁303に結合されている。支持部材333と係合解除部材332とは、周囲部分に比べて薄肉の連結部334を介して結合されている。このため、係合解除部材332は、連結部334を通り左右方向に延びる軸線335を中心として回動可能となっている(図8の矢印参照)。
【0051】
図8及び図11に示すように、支持部材333のうち前後方向に延びる部分333aと前壁303との接続部分の下面は、容器本体100の前壁112の上面に当接する座336となっている。また、支持部材333のうち左右方向に延びる部分333bの下面は、容器本体100の前側係止部材131の上面に当接する座337となっている。
【0052】
なお、図8において符号303aで示す部材は、容器内の検体が外に出ることを防止するため残された前壁303の一部である。
【0053】
次に、蓋体300を容器本体100に着脱する方法について説明する。まず、第1の実施形態で説明したのと同様にして、後側係合部材211を、容器本体100の開口124に差し込み、傾斜壁121に形成された段部122と後側係合部材211の係合爪212とを係合させる。
【0054】
その後、蓋体300を容器本体100に被せるようにすると、下方に反った可動部330の前端側にある座336、337がそれぞれ容器本体100に着座し、固定部320の前端は容器本体100の前端から離間し、固定部320は半開状態となる。すなわちこの場合、固定部320と可動部330は、図9(a)に示す状態となり、図9(a)において省略されている可動部330の先端部は、概ね図11に示すように、容器本体の前壁112および前側係止部材131の上面に着座する。
【0055】
この状態から、図9(a)に矢印で示すように、固定部320を構成する頂壁301の前端部の上面をピンセット等(手指等によってもよい)により下方に押し下げる。すると、可動部330を構成する頂壁301が弾性変形して湾曲状態から略平坦な状態へと移行する一方で(図9(a)の矢印参照)、固定部320の前端の前側係合部材221が容器本体100の前側係止部130に係止される。
【0056】
上記の係止動作が完了した後の、固定部320および可動部330の容器本体100の前側係止部130に対する関係が、図9(b)と、図10及び図11(a)に示される。
【0057】
すなわち、図9(b)に示すように固定部320の座321は容器本体100の前壁112の上面に着座し、タブ225の座226も前壁112の上面に着座し(図示せず)、そして固定部320の前側係合部材221は容器本体100の前側係止部130に係止される(前側係止部130に対する前側係合部材221の係合形態は第1の実施形態と同一である)。
【0058】
また、可動部330の座336は容器本体100の前壁112の上面に着座し、また、可動部330の座337は前側係止部材131の上面に着座する。そして、係合解除部材332は、容器本体100の前壁112と前側係止部材131との間の間隙131に侵入する。
【0059】
なお、この係止動作が完了すると、可動部330を構成する容器本体300の頂壁301は実質的に平坦な状態となり、固定部320と可動部330とは、左右方向から見た場合、ほぼ重なり合う位置関係となる。すなわち固定部320と可動部330のうち頂壁301により構成される部分は実質的に同一面上に位置する。そして、蓋体200は下方が開放された箱形の形状となり、容器本体100の収容部110の上方を覆う蓋としての機能を果たすようになる。
【0060】
次に、蓋体300を容器本体100から取り外す場合について説明する。まず、係合解除部材332の略上方を向いた操作面338をピンセット等により押圧する(図11(a)矢印参照)。すると係合解除部材332は、軸線335を中心として回動する。これにより、係合解除部材332の略前方を向いた作用面339は、容器本体100の前側係止部材131の上端部分(本例では係止爪132の部分)を前方に向けて移動させる(図11(b)参照)。
【0061】
これに伴い、容器本体100の前側係止部材131に対する固定部320の各前側係合部材221の係合が解除される。すると、可動部330を構成する頂壁301はその弾性により、元の形状に復元しようとするため、固定部320の先端は容器本体100から離間し、固定部320は半開位置に戻る。この状態で、固定部320のタブ225をピンセット等でつまみ、蓋体300を大きく開くことができる。引き続き、タブ225をピンセット等でつまんだまま、蓋体300の後側係合部材211を容器本体100の開口124から抜き出すことにより、蓋体200を容器本体100から完全に分離することができる。
【0062】
本実施形態の検体処理容器においても、ピンセットにより下向きの力を加えることによりワンタッチで蓋体300を開くことができるため、作業性は非常に良好である。
【0063】
[第3の実施形態]
次に、図12乃至図15を参照して第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、蓋体の前側がスリットにより3分割されていない点と、容器本体の前側係止部材の形状が異なっている点において第1の実施形態と異なり、他は体1の実施形態と略同一である。第3の実施形態において、第1の実施形態と同一部分については同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0064】
図12および図13に示すように、本実施形態に係る蓋体200Aは、湾曲した板状の形状を有している。詳細にいえば、蓋体200Aは、突起213が設けられている後側領域において平板形状を有し、当該後側領域より前側の領域が湾曲している。なお、蓋体200Aの全体が湾曲していても構わない。
【0065】
第1の実施形態に係る蓋体200と同様に、蓋体200Aの後端には後側係合部材212が、蓋体200Aの前端には、左右方向に所定の間隔をおいて一対の前側係合部材221が設けられている。蓋体200Aの前端部のうち、一対の前側係合部材221の間の部分は、切欠部240となっている。
【0066】
また、図13に示すように、本実施形態に係る容器本体100Aの前側係止部材131Aは、第1の実施形態に係る容器本体100の前側係止部材131と構成が異なっている。
【0067】
すなわち、容器本体100Aの底壁114は、前壁112より前方まで延長されている。前側係止部材131Aは、底壁114の延長部114a上に垂直に立設されており、左右方向に延在している。前側係止部材131Aの前側の下部の左右両側は切り欠かかれており(符号140参照)は、肉厚が薄くなっている。
【0068】
前側係止部材131Aには、蓋体200Aの前側係合部材221の係合爪222、222とそれぞれ係合可能な孔141、141が形成されている。また、前側係止部材131Aの上面は、傾斜面142となっている。
【0069】
このように構成された前側係止部材131Aは、第1の実施形態に係る前側係止部材131と同様に、左右方向に延びる仮想の軸線まわりに揺動(回動)することができ、この揺動動作に伴い、前側係止部材131Aの孔141およびその近傍部分は前後方向に変位することができる。
【0070】
なお、容器本体100Aの構成は、上記の部分を除いて第1の実施形態の容器本体100と同一である。
【0071】
次に、蓋体200Aを容器本体100Aに着脱する方法について説明する。まず、第1の実施形態で説明したのと同様にして、後側係合部材211を、容器本体100Aの開口124に差し込み、傾斜壁121に形成された段部122と後側係合部材211の係合爪212とを係合させる。
【0072】
この状態で蓋体200Aを容器本体100Aの上面に載せると、蓋体200Aの後側部分(第1の実施形態の基部210の領域に相当する)は、容器本体100の開口面と平行な状態となり、容器本体100の収容部110の上側を覆う。このとき、蓋体200Aの前側部分は、容器本体100(の前側係止部材131A)から離間し、いわば半開状態となっている。
【0073】
この状態から、蓋体200Aの前端の上面をピンセット若しくは指等により下方に押し下げる。すると、前側係合部材221の係合爪222は、その前側の傾斜面222aが前側係止部材130Aを前方へ押しやりながら、間隙133内に侵入する。係合爪222の侵入後、前側係止部材131Aは弾性的に復元し、これにより前側係合部材221の係合爪222が前側係止部材131Aの孔141に係止される。なお、蓋体200Aの前端部の下面および前側係合部材221の後面は、容器本体100の収容部110の前壁112に支持されている。
【0074】
以上により、容器本体100Aの前側係止部130に蓋体200Aの前側係合部材221が係止され、蓋体200Aは閉状態に移行する。なお、このとき、蓋体200は、弾性変形した状態にあり、実質的に平坦な状態となっている。以上により、蓋体200Aを容器本体100Aに装着する作業が終了する。なお、蓋体200Aが容器本体100Aに装着されている場合、蓋体200A全体は平板形状となり、収容部110の上方を覆う。
【0075】
この状態で、検体処理容器の前側を上方から見た状態を示すのが図15である。この図15に示すように、蓋体200Aの前端に切欠部240が設けられているため、当該部位において、前側係止部材131Aと前壁112の間の間隙133は、蓋体200Aに覆われることなく上方に露出している。従って、この間隙133に上方からピンセット等の部材(所定の部材)の先端を差し込むことができる。また、前側係止部材131Aと前壁112の上面は、それぞれ傾斜面142、112aとなっているため、これら傾斜面がガイドの役割を果たし、ピンセットの先端を容易に差し込むことができる。
【0076】
この間隙133にピンセットの先端を差し込むと、ピンセットの楔作用により、前側係止部材131Aは弾性変形し、前側係止部材131Aの上側部分が前方に変位する(図14(b)の鎖線参照)。これにより、前側係合部材221の係合爪222と前側係止部材131Aの孔141との係合が解除される。
【0077】
すると、蓋体200Aはその弾性により元の形状に復元しようとするため、図14(b)に鎖線で示すように、蓋体200Aの前側が容器本体100Aから離間する。その後は、第1の実施形態で説明したのと同様にして蓋体200Aを容器本体100Aから分離することができる。
【0078】
本実施形態の検体処理容器においても、ピンセットにより下向きの力を加えることによりワンタッチで蓋体200Aを開くことができるため、作業性は非常に良好である。また、本実施形態によれば、第1の実施形態に比べて蓋体の構成を簡略化することができるという利点もある。
【0079】
なお、上記実施形態においては、容器本体100Aの前壁112を前側係止部130の一部として用いたが、これに限定されるものではなく、前壁112とは別の壁体(固定部材)を前側係止部材131と所定の間隔をおいて対向させて設け、この壁体と前側係止部材131との間に、蓋体200の前側係合部材221を差し込むようにしてもよい。
【0080】
[第4の実施形態]
次に、図16乃至図18を参照して第4の実施形態について説明する。第4の実施形態は、蓋体の前側に係合解除部材が設けられていない点と、容器本体として第3の実施形態に係る容器本体100Aが用いられている点とが、第2の実施形態に対して異なり、他は第2の実施形態と略同一である。第4の実施形態において第2(第3)の実施形態と同一部分については同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0081】
図16に示すように、本実施形態に係る蓋体300Aの構成は、第2の実施形態に係る蓋体300から、支持部材333の部分333bと係合解除部材332とを除去した構成に相当する。第2の実施形態において支持部材333の部分333aは残されているが、この部分333aは、蓋体300Aの可動部330に対して、容器本体100Aの前壁112の上面に着座する座336を提供することのみを目的として残されている。
【0082】
次に、蓋体300Aを容器本体100Aに着脱する方法について説明する。蓋体300Aを容器本体100Aに装着する手順は、第2の実施形態で説明したものと略同一である。
【0083】
蓋体300Aを容器本体100Aに装着した状態が図17および図18に示されている。すなわち図17(a)に示すように、固定部320に設けられた前側係合部材221は隙間133に侵入し、前側係合部材221の係合爪222が前側係止部材131Aの孔141に係止されている。また、図17(b)に示すように、可動部330の座336は容器本体100Aの前壁112の上面に着座している。
【0084】
この状態で検体処理容器の前側を上方から見た状態を示すのが図18である。この図18に示すように、前側係止部材131Aと前壁112の間の間隙133は、可動部330の前方においては蓋体300Aには覆われておらず、上方に露出している。従って、この部位において間隙133に上方からピンセット等の部材の先端を差し込むことができる。
【0085】
間隙133にピンセット等の部材を差し込むと、前側係止部材131Aが変位し、前側係止部材131Aと固定部320の前側係合部材221との係合が解除される。すると第2の実施形態で説明したのと同様にして、可動部330が弾性的に復元するとともに固定部320の前側が容器本体100Aから離間する。その後は、第2の実施形態で説明したのと同様にして蓋体300Aを容器本体100Aから分離することができる。
【0086】
本実施形態の検体処理容器においても、ピンセットにより下向きの力を加えることによりワンタッチで蓋体300Aを開くことができるため、作業性は非常に良好である。また、本実施形態によれば、第2の実施形態に比べて蓋体の構成を簡略化することができる。
【0087】
なお、上記の説明から理解できるように、上記第1乃至第4の実施形態に共通する特徴は、蓋体に付随する部品ではなく収容部110を覆う蓋体の本質的部分を弾性変形させた状態で容器本体に装着し、この弾性変形を解放することにより、蓋体を容易に開くように構成したことと、蓋体と容器本体との係合を解除するために下方に向けて力を負荷するのみで済むように構成したことにある。
【0088】
次に、図19及び図20を参照して検体処理容器により検体を処理する方法について説明する。なお、ここでは、第1の実施形態に係る検体処理容器の使用方法について説明するが、第2乃至第4の実施形態に係る検体処理容器も同様に使用することが可能である。
【0089】
まず、容器本体100(容器本体100Aでもよい)に検体(図19には図示せず)を収容して蓋体200(蓋体200A、300、300Aでもよい)を装着する。そして、図19に示すように、複数の検体処理容器を立てて並べ、検体処理容器同士をバンド等により固定し、各種薬剤が収容された複数の処理槽(図示せず)に順次浸漬する。各処理槽内では薬剤を流動させて検体に各種処理(脱脂、脱水等)が施されるが、容器本体100および蓋体200に貫通穴116、201が多数設けられているため、薬剤は容器本体100の収容部110内をスムーズに通流し収容部110内に滞留することはない。また、蓋体200に半球状突起202が設けられているため、検体処理容器同士の間隔を適当に確保することができる。このため、薬剤の通流がよりスムーズになる。
【0090】
一連の処理が終了すると、容器本体100から蓋体200が取り出され、検体401は図20(a)に示すような包埋皿400に移される。次いで図20(b)に示すように、包埋皿400の上側を容器本体100で塞ぎ、容器本体100の底壁114の貫通穴116を介して、包埋皿400内にパラフィン402を流入させる。
【0091】
パラフィン402が固化した後、包埋皿400は容器本体100から取り外され、容器本体100は万力等のバイス(図示せず)によりクランプされる。この状態でパラフィン402に鋳込まれた検体401は、パラフィン402とともに薄くスライスされる。スライスされた検体401はその後更に伸展され、スライドガラスに載置された後、顕微鏡観察に供される。
【0092】
なお、クランプ時に容器本体100が歪むことを防止するため、容器本体100(容器本体100A)には、底壁114にのみ貫通穴が設けられており、他の部分には貫通穴は設けられていない。
【0093】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、容器本体に対する着脱操作を容易に行うことができる検体処理容器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による検体処理容器の第1の実施形態を示す斜視図。
【図2】図1に示す蓋体を下面側から見た斜視図。
【図3】図1に示す容器本体を下面側から見た斜視図。
【図4】検体処理容器の作用を説明する図であって、第1可動部を含む断面図。
【図5】検体処理容器の作用を説明する図であって、第2可動部を含む断面図。
【図6】図5の領域VIを詳細に示す図。
【図7】本発明による検体処理容器の第2の実施形態を示す斜視図であって、蓋体のみを示す図。
【図8】図7に示す蓋体に設けられた係合解除部の構成を説明する部分断面図。
【図9】検体処理容器の作用を説明する図であって、固定部を含む断面図。
【図10】検体処理容器の作用を説明する図であって、可動部を含む断面図。
【図11】図8に示す係合解除部の作用を説明する断面図であって、図10の右側を拡大して示す図。
【図12】本発明による検体処理容器の第3の実施形態を示す斜視図であって、蓋体のみを示す図。
【図13】本発明による検体処理容器の第3の実施形態を示す斜視図であって、容器本体のみを示す図。
【図14】検体処理容器の作用を説明する図であって、前側係合部材を含む断面図。
【図15】容器本体に蓋体を装着した状態で検体処理容器を真上から見た平面図。
【図16】本発明による検体処理容器の第4の実施形態を示す斜視図であって、蓋体のみを示す図。
【図17】検体処理容器の作用を説明する図であって、図17(a)は固定部を含む断面図、図17(b)は可動部を含む断面図。
【図18】容器本体に蓋体を装着した状態で検体処理容器を真上から見た平面図。
【図19】検体処理容器の使用方法を説明する図。
【図20】検体処理容器の使用方法を説明する図。
【符号の説明】
100,100A 容器本体
110 収容部
112 前壁(固定部材)
120 後側係止部
130 前側係止部
131,131A 前側係止部材
132 係止爪
133 間隙
200,200A 蓋体
210 基部
211 後側係合部材
220 第1可動部、湾曲部
221 前側係合部材
222 係合爪
230 第2可動部、平坦部
231 係合解除部材(楔状の部材)
232 傾斜面
300,300A 蓋体
301 頂壁
310 基部
320 固定部、平坦部
330 可動部、湾曲部
332 係合解除部材

Claims (29)

  1. 検体を収容するための収容部と、収容部の前後にそれぞれ設けられた前側係止部および後側係止部と、を有する容器本体と、
    少なくともその一部が湾曲した蓋体と、を備え、
    蓋体の後側に容器本体の後側係止部に対して係合可能な後側係合部材が設けられており、蓋体の前側に容器本体の前側係止部に対して係合可能な後側係合部材が設けられており、
    蓋体の前側係合部材および後側係合部材をそれぞれ容器本体の前側係止部および後側係止部に係合させた場合、蓋体は弾性変形して平面となった状態または湾曲の度合いが減少した状態で容器本体に装着され、
    容器本体の前側係止部に対する蓋体の前側係合部材の係合を解除した場合、蓋体が弾性的に復元して蓋体の前側が容器本体から離間するように構成されていることを特徴とする検体処理容器。
  2. 容器本体の前側係止部は、左右方向に延在するとともに前後方向に弾性的に変位可能であってかつ蓋体の前側係合部材と係合可能な前側係止部材と、この前側係止部材に対して前後方向に所定の間隙をもって配置された固定部材と、を有し、
    蓋体の前側係合部材は、容器本体の前側係止部材と係合している場合、容器本体の前側係止部材と固定部材との間の間隙内に位置しており、
    前側係止部材と固定部材との間の間隙に所定の部材を押し込むことにより、この所定の部材の楔作用により容器本体の前側係止部材が前後方向に変位して、容器本体の前側係止部材に対する蓋体の前側係合部材の係合が解除できるように構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の検体処理容器。
  3. 容器本体の前側係止部の固定部材は、容器本体の収容部の前側を区画する前壁から構成されていることを特徴とする、請求項2に記載の検体処理容器。
  4. 容器本体の前側係止部材は、左右方向に延びる軸線を中心として揺動可能な部材からなり、前側係止部材の揺動動作に伴い前側係止部材が前後方向に変位することを特徴とする、請求項2または3に記載の検体処理容器。
  5. 蓋体を容器本体に装着した場合、容器本体の前側係止部材と固定部材との間の間隙のうち少なくとも一部は、蓋体に覆われることなく上方に露出していることを特徴とする、請求項2乃至4のいずれか一項に記載の検体処理容器。
  6. 蓋体の前側係合部材は一対設けられており、
    蓋体を容器本体に装着した場合、容器本体の前側係止部材と固定部材との間の間隙は、一対の前側係合部材の間において、蓋体に覆われることなく上方に露出していることを特徴とする、請求項5に記載の検体処理容器。
  7. 検体を収容するための収容部と、収容部の前後にそれぞれ設けられた前側係止部および後側係止部と、を有する容器本体と、
    容器本体の後側係止部に対して係合可能な後側係合部材が設けられた基部と、左右方向に並列に基部の前側に接続された第1可動部および第2可動部と、を有する蓋体と、を備え、
    容器本体の前側係止部と係合可能な前側係合部材が第1可動部に設けられるとともに、容器本体の前側係止部に作用して前側係止部と前側係合部材との係合を解除する係合解除部材が第2可動部に設けられており、
    第1可動部が弾性変形した状態で前側係合部材が前側係止部に係合するように、かつ、係合解除部材により前側係止部に対する前側係合部材の係合を解除した場合、第1可動部が弾性的に復元して第1可動部の前側係合部材が容器本体の前側係止部から離れるように構成されていることを特徴とする、検体処理容器。
  8. 容器本体の前側係止部は、左右方向に延在するととともに前後方向に弾性的に変位可能な前側係止部材を有し、
    この前側係止部材は、第1可動部の前側係合部材と係合可能であり、かつ、第2可動部の係合解除部材を作用させることにより変位させることが可能となっており、
    第2可動部の係合解除部材を容器本体の前側係止部材に当接させて下方に変位させた場合、前側係止部材が変位し、これにより容器本体の前側係止部に対する第1可動部の前側係合部材の係合が解除されるように構成されていることを特徴とする、請求項7に記載の検体処理容器。
  9. 蓋体は、容器本体に装着された場合に略平板状の形状となるように形成されており、
    蓋体の前側部分は、前後方向に延びる2つのスリットにより3つの部分に分割されており、これら3つの部分のうち中央の部分が実質的に平坦な第2可動部を構成しており、これら3つの部分のうち左右両側の部分が湾曲した第1可動部を構成しており、
    蓋体のうちスリットが設けられていない後側部分が基部を構成していることを特徴とする、請求項7または8に記載の検体処理容器。
  10. 容器本体の前側係止部は、容器本体の収容部の前側を区画する前壁と、収容部の前壁の前側に所定の間隙をおいて設けられた前側係止部材と、を有しており、係合解除部材は、第2可動部の下面に設けられた楔状の部材からなり、この楔状の部材を収容部の前壁と前側係止部材との間の間隙に押し込むことにより前側係止部材が前方向に変位し、これにより容器本体の前側係止部に対する第1可動部の前側係合部材の係合が解除されるように構成されていることを特徴とする、請求項7乃至9のいずれか一項に記載の検体処理容器。
  11. 容器本体の前側係止部材は、左右方向に延びる軸線を中心として揺動可能な部材からなり、前側係止部材の揺動動作に伴い前側係止部材が前後方向に変位することを特徴とする、請求項8乃至10のいずれか一項に記載の検体処理容器。
  12. 係合解除部材は、第2可動部の下面に設けられるとともに傾斜面を有しており、
    係合解除部材の傾斜面を容器本体の前側係止部材に当接させて係合解除部材を下方に変位させることにより、傾斜面に押された前側係止部材が前方に変位し、これにより容器本体の前側係止部に対する第1可動部の前側係合部材の係合が解除されるように構成されていることを特徴とする、請求項8乃至11のいずれか一項に記載の検体処理容器。
  13. 検体を収容するための収容部と、収容部の前後にそれぞれ設けられた前側係止部および後側係止部と、を有する容器本体と、
    後側係止部と係合可能な後側係合部材が設けられた基部と、左右方向に並列に基部の前側に接続されるとともに基部に対して実質的に不動の固定部および基部に対して可動な可動部と、を有する蓋体と、を備え、
    蓋体の固定部に、容器本体の前側係止部と係合可能な前側係合部材が設けられており、固定部を前記容器本体の前側係止部に向けて変位させることにより、可動部が弾性変形した状態で容器本体の前側係止部材に係合するように、かつ、固定部の前側係合部材と容器本体の前側係止部との係合を解除した場合に、可動部が弾性的に復元することにより固定部の前側係合部材が容器本体の前側係止部から離間するように構成されていることを特徴とする、検体処理容器。
  14. 容器本体の前側係止部は、左右方向に延在するとともに前後方向に弾性的に変位可能であってかつ蓋体の前側係合部材と係合可能な前側係止部材と、この前側係止部材に対して前後方向に所定の間隙をもって配置された固定部材と、を有し、
    蓋体の前側係合部材は、容器本体の前側係止部材と係合している場合、容器本体の前側係止部材と固定部材との間の間隙内に位置しており、
    前側係止部材と固定部材との間の間隙に所定の部材を押し込むことにより、この所定の部材の楔作用により容器本体の前側係止部材が前後方向に変位して、容器本体の前側係止部材に対する蓋体の前側係合部材の係合が解除できるように構成されていることを特徴とする、請求項13に記載の検体処理容器。
  15. 容器本体の前側係止部の固定部材は、容器本体の収容部の前側を区画する前壁から構成されていることを特徴とする、請求項14に記載の検体処理容器。
  16. 蓋体を容器本体に装着した場合、容器本体の前側係止部材と固定部材との間の間隙のうち少なくとも一部は、蓋体に覆われることなく上方に露出していることを特徴とする、請求項14または15に記載の検体処理容器。
  17. 蓋体を容器本体に装着した場合、容器本体の前側係止部材と固定部材との間の間隙は、可動部に対応する領域において、蓋体に覆われることなく上方に露出していることを特徴とする、請求項16に記載の検体処理容器。
  18. 蓋体の可動部に、容器本体の前側係止部と固定部の前側係合部材との係合を解除するための係合解除部材が設けられていることを特徴とする、請求項13に記載の検体処理装置。
  19. 容器本体の前側係止部は、左右方向に延在するととともに前後方向に弾性的に変位可能な前側係止部材を有しており、
    この前側係止部材は、固定部の前側係合部材と係合可能であり、かつ、可動部の係合解除部材を作用させることにより変位させることが可能となっており、
    可動部の係合解除部材を容器本体の前側係止部材に当接させて変位させた場合に前側係止部材が変位し、これにより容器本体の前側係止部に対する固定部の前側係合部材の係合が解除されるように構成されていることを特徴とする、請求項18に記載の検体処理容器。
  20. 係合解除部材は、左右方向に延びる軸線を中心として回動可能に可動部に接続され、係合解除部材を下方に向けて押圧することにより、係合解除部材はその回動動作に伴い容器本体の前側係止部材に作用して前後方向に変位させることを特徴とする、請求項18または19に記載の検体処理容器。
  21. 容器本体の前側係止部材は、左右方向に延びる軸線を中心として揺動可能な部材からなり、前側係止部材の揺動動作に伴い前側係止部材が前後方向に変位することを特徴とする、請求項13乃至20のいずれか一項に記載の検体処理容器。
  22. 蓋体の固定部は、可動部を挟んで一対設けられていることを特徴とする、請求項13乃至20のいずれか一項に記載の検体処理容器。
  23. 蓋体は、容器本体に装着された場合に略箱形の形状となるように形成されており、
    蓋体の前側部分は、前後方向に延びる2つのスリットにより3つの部分に分割されており、これら3つの部分のうち中央の部分が可動部を構成しており、これら3つの部分のうち左右両側の部分が固定部を構成しており、
    蓋体のうちスリットが設けられていない後側部分が基部を構成していることを特徴とする、請求項22に記載の検体処理容器。
  24. 蓋体の前側係合部材と容器本体の前側係止部との係合が解除されている場合に、固定部の頂壁は、基部の頂壁を含む平面上にほぼ位置し、かつ、可動部の頂壁が、前側に行くに従って基部の頂壁を含む平面から下方に離間するように湾曲していることを特徴とする、請求項23に記載の検体処理容器。
  25. 請求項1乃至24のいずれか一項に記載の検体処理容器を構成する容器本体であって、
    検体を収容するための収容部と、
    収容部の前側に設けられた前側係止部と、
    収容部の後側に設けられた後側係止部と、を備え、
    前側係止部は、左右方向に延びるとともに前後方向に変位可能な前側係止部材を有していることを特徴とする、容器本体。
  26. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の検体処理容器を構成する蓋体であって、 略平板状の蓋体であって、
    後側に配置され、その後側に後側係合部材が設けられた基部と、
    基部の前側に左右方向に関して並列に接続された、湾曲した第1可動部および実質的に平坦な第2可動部と、を備え、
    第1可動部の前側に、前側係合部材が設けられており、
    第2可動部の前側に、傾斜面を有する楔状の部材が設けられていることを特徴とする、蓋体。
  27. 請求項7乃至12のいずれか一項に記載の検体処理容器を構成する蓋体であって、
    少なくともその一部が湾曲した略平板状の蓋体であって、
    後側に後側係合部材が設けられるとともに、前側に前側係合部材が設けられたことを特徴とする蓋体。
  28. 請求項13乃至24のいずれか一項に記載の検体処理容器を構成する蓋体であって、
    略箱形の蓋体であって、
    後側に配置された基部と、
    基部の前側に左右方向に関して並列に接続された、湾曲した可動部および実質的に湾曲していない固定部と、を備え、
    固定部に、前側係合部材が設けられていることを特徴とする、蓋体。
  29. 可動部の前側に、係合解除部材が設けられていることを特徴とする、請求項28に記載の蓋体。
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