JP4302369B2 - 自動車用ドア構造 - Google Patents

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Description

【0001】
本発明は、自動車用ドア構造に係り、特に、ドアパネル本体をアウタパネルと共に接合形成するインナパネルに改良を施した自動車用ドア構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動車用ドアは、図12及び図13に示すように、ドアパネル本体1がアウタパネル2とインナパネル3とで接合形成されているとともに、これら両パネル2,3との空間部に、ドア窓ガラスのサッシュ4や、インナパネル3の前後方向に沿って架橋するインパクトバー5を溶接にて組み付けている。また、図14に示すように、インナパネル3には、例えば、インナハンドルの取付ベース6やスピーカの防水用庇7、衝突用エネルギー吸収パッド8及びハーネスクリップ9等の樹脂製のドア付属用部品の一部または全体が別途にそれぞれ組み付けられて、ドア全体を構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記した従来の自動車用ドア構造では、アウタパネル2は云うに及ばず、インナパネル3もまた板金素材による打抜き加工にて全体を一体に、または、各部位を複数に分割して溶接することにより接合して形成されている。このため、材料歩留まりが非常に悪く、コスト高になるばかりでなく、重量も重くなり、ドア全体の重量を低減化させるには不利な構造となっている。
【0004】
しかも、インナパネル3には、前記したように、インナハンドルの取付ベース6やスピーカの防水用庇7、衝突用エネルギー吸収パッド8及びハーネスクリップ9等のドア付属用部品の一部または全体が別途に組み付けられていることから、インナハンドルやスピーカなどの本体を含めて組付け部品点数も多くなる。これにより、それらの組付作業にも多大な手間を要するために、製造コストの削減化を図ることができない。また、インナパネル3へのドア付属用部品の誤組付けや組付け忘れ等も発生し易い。
【0005】
本発明は、前記の事情に鑑みてなされたものであり、ドア全体の軽量化および製造コストの大幅な削減化を図ることができる自動車用ドア構造を提供することを課題とする。
【0007】
前記した課題を解決するために、請求項1に係る自動車用ドア構造の発明はドアパネル本体を金属製アウタパネルとインナパネルとで接合形成してなる自動車用ドア構造において、前記インナパネルは、前方部位が金属製パネル部材からなり、中間部位および後方部位が一枚板からなる樹脂製パネル部材からなり、前記前方部位の金属製パネル部材と前記金属製アウタパネルとがヘミング加工され、前記後方部位の前記樹脂製パネル部材と前記金属製アウタパネルとがヘミング加工され、前記金属製パネル部材の縁部と前記樹脂製パネル部材の縁部を係合させて、隣接するように配置し、前記樹脂製パネル部材の成形型内に前記金属製パネル部材を位置決め配置し、前記樹脂製パネル部材の成形型内に溶融樹脂を注入して前記金属製パネル部材の縁部を前記樹脂製パネル部材の縁部で包囲して一体成形してなる盛り上がり部が形成され、前記金属製パネル部材の縁部には複数の小孔が貫通形成され、前記金属製パネル部材の縁部を前記樹脂製パネル部材の縁部で包囲して、かつ前記複数の小孔に樹脂を流し込むことによって前記盛り上がり部が形成された接合部が構成され、前記樹脂製パネル部材におけるヘミング加工される先端部に凸部または凹部が設けられ、前記樹脂製パネル部材の前記凸部または凹部と前記金属製アウタパネルとが係合するようにしてヘミング加工されたことを特徴とする。
【0008】
請求項2に係る自動車用ドア構造の発明は、ドアパネル本体を金属製アウタパネルとインナパネルとで接合形成してなる自動車用ドア構造において、前記インナパネルは、前方部位および中間部位が一枚板からなる樹脂製パネル部材からなり、後方部位が金属製パネル部材からなり、前記後方部位の金属製インナパネルと前記金属製アウタパネルとがヘミング加工され、前記前方部位および中間部位の前記樹脂製パネル部材と前記金属製アウタパネルとがヘミング加工され、前記金属製パネル部材の縁部と前記樹脂製パネル部材の縁部を係合させて、隣接するように配置し、前記樹脂製パネル部材の成形型内に前記金属製パネル部材を位置決め配置し、前記樹脂製パネル部材の成形型内に溶融樹脂を注入して前記金属製パネル部材の縁部を前記樹脂製パネル部材の縁部で包囲して一体成形してなる盛り上がり部が形成され、前記金属製パネル部材の縁部には複数の小孔が貫通形成され、前記金属製パネル部材の縁部を前記樹脂製パネル部材の縁部で包囲して、かつ前記複数の小孔に樹脂を流し込むことによって前記盛り上がり部が形成された接合部が構成され、前記樹脂製パネル部材におけるヘミング加工される先端部に凸部または凹部が設けられ、前記樹脂製パネル部材の前記凸部または凹部と前記金属製アウタパネルとが係合するようにして、ヘミング加工されたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1から図11に示す図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明の図示の実施の形態において、図12から図13に示す従来の自動車用ドア構造と構成が重複する部分は、同一符号を用いて説明する。
【0015】
本発明に係る自動車用ドアは、図12及び図13に示す従来構造と同様に、ドアパネル本体1がアウタパネル2とインナパネル3とで接合形成され、これら両パネル2,3との空間部に、ドア窓ガラスのサッシュ4や、インナパネル3の前後方向に沿って架橋するインパクトバー5を溶接にて組み付けてなる基本的構成を有する。
【0016】
図1から図6は、本発明に係る自動車用ドアのドアパネル本体1を形成するインナパネル3の第1の実施形態を示す。この第1の実施形態において、インナパネル3は、図1に示すように、その前後両部側に相当する前方部位3Aと後方部位3Bが、板金素材にて所望の形状に打抜き加工された金属製パネル部材31,32にてそれぞれ形成されている。また、前部側の金属製パネル部材31の後端縁部31aと、後部側の金属製パネル部材32の前端縁部32aには、複数の小孔33が上下方向に適宜の間隔を存してそれぞれ貫通形成されている。
【0017】
一方、前後両金属製パネル部材31,32間である中間部位3Cは、一枚板からなる樹脂製パネル部材34にて形成され、この樹脂製パネル部材34の前後両端縁部34a,34bは、前部側金属製パネル部材31の後端縁部31aと、後部側金属製パネル部材32の前端縁部32aに接合されている。
【0018】
この場合、樹脂製パネル部材34の前後両端縁部34a,34bを、前部側金属製パネル部材31の後端縁部31a及び後部側金属製パネル部材32の前端縁部32aに接合するには、アウトサート成形にて行われる。例えば、図2に示すように、樹脂製パネル部材34の後端縁部34bと後部側金属製パネル部材32の前端縁部32aとを接合する際、樹脂製パネル部材34の成形型(図示せず)内に、予め、後部側金属製パネル部材32の前端縁部32aを位置決め配置しておく。
【0019】
次いで、成形型内に溶融樹脂を注入し、溶融樹脂が後部側金属製パネル部材32の前端縁部32aの周りを包囲するように充填する。このとき、溶融樹脂は、後部側金属製パネル部材32の前端縁部32aに貫通形成した小孔33に充填された状態で硬化し、これにより、両パネル部材32,34の互いの強固な組付け一体化を可能にしている。
【0020】
ところで、樹脂製パネル部材34の成形にあたっては、その肉厚を部分的に変化させてなる断面形態とすることにより、インナパネル全体の重量をより削減化することが可能になるため、ドア全体の一層の軽量化が図れる。
【0021】
また、前記樹脂製パネル部材34は、図3に示すように、その上端縁部側に凹陥部35を前後長手方向に沿って形成することにより、強度及び剛性を高めるようになっているが、この凹陥部35に、図4に示すように、複数条の補強リブ36をその長手方向に一体に形成すれば、より一層の強度及び剛性の向上を図ることができる。しかも、図4に点線で示すように、補強板等の他の補強部材を別途に用いる必要がなくなるために、軽量化と共にコストの削減化を図ることができる。
【0022】
さらに、樹脂製パネル部材34には、図1及び図3に示すように、インナハンドルの取付ベース37A、スピーカの防水用庇37B、ハーネスクリップ37C、スクリューグロメット37D、ケーブルクリップ37E、及びリセスブラケット37F等のドア付属用部品の一部または全体が一体成形されている。これにより、インナパネル3へのドア付属用部品の組付け部品点数を従前よりも削減化することが可能になるため、組付作業も簡便に行うことができ、製造コストの削減化を図ることができる。しかも、インナパネルへのドア付属用部品の誤組付けや組付け忘れ等の発生も防止することができる。
【0023】
また、図1に示すように、一枚板からなる樹脂製パネル部材34の成形時に、切欠部38を前後両端縁部34a,34b側に形成すれば、インナパネル全体の重量をより削減化することが可能になる。これにより、ドア全体の一層の軽量化が図れる。
【0024】
さらに、図6(a)(図5参照)に示すように、樹脂製パネル部材(インナパネル3)34の下縁部とアウタパネル2の縁部を、図示しない金型により、アウタ沿い面34cの先端部に形成される係合部としての突出部34c1に対して、アウタパネル2の縁部となる先端部21がその突出部34c1に沿って巻き込むように係合させてヘム構造を形成しても良い。なお、ここでは、ヘム構造は、インナパネル3の下縁部の位置として説明したが、インナパネル3の両側縁の少なくとも一方、あるいは、インナパネル3の両側縁の少なくとも一方と下縁部、または、インナパネル3の両側縁および下縁部の位置として、アウタパネル2の対応する縁部と合せて形成しても構わない。これらの構成によってもインナパネル3とアウタパネル2との組み付けを強固なものとすることができる。
【0025】
また、ヘム構造の形態は、その係合部を凹状または凸状として、図6(b)〜(c)に示すようなものとしても構わない。なお、図6(a)と同じ構成の部材は、同じ符号を付して説明を省略する。図6(b)に示すように、インナパネル3のアウタ沿い面34cの先端部を予め凸状に形成した凸部34c2と合せてヘム構造を構成しても良い。さらに、図6(c)に示すように、インナパネル3のアウタ沿い面34cの先端部に予め係合部としての凹部(貫通、非貫通)34c3を形成しておき、この凹部34c3の形状に沿うようにヘム構造を構成しても構わない。このように、ヘム構造は、インナパネル3の縁部に凹状または凸状とした係合部に対して、アウタパネル2の縁部を沿わせて折り曲げて係合することができる構成であれば、特に限定されるものではない。
【0026】
図7は、本発明におけるインナパネル3の第2の実施形態を示す。この第2の実施形態では、インナパネル3は、図7に示すように、その前部側に相当する前方部位3Aのみが、金属製パネル部材31にて形成されており、後方部位3B及び中間部位3Cは、一枚板からなる樹脂製パネル部材34にて形成され、この樹脂製パネル部材34の前端縁部34aは、前部側金属製パネル部材31の後端縁部31aに接合されてなる形態を有する。これにより、必要な強度を維持してインナパネル全体の重量をより削減化することが可能になるため、ドア全体の一層の軽量化が図れる。この場合、樹脂製パネル部材34からなる後方部位3B及び中間部位3Cは、必ずしも一枚板からなる必要はなく、例えば、後方部位3Bと中間部位3Cとを別々の樹脂製パネルとして形成してもよい。なお、金属パネル部材31としては、鋼製、アルミニウム合金製、あるいは、マグネシューム合金製等で形成され、インナパネル3として使用可能なものであれば、特に限定されるものではない。
【0027】
図8は、本発明におけるインナパネル3の第3の実施形態を示す。この第3の実施形態では、インナパネル3は、図8に示すように、その後部側に相当する後方部位3Bのみが、板金素材にて所望の形状に打抜き加工された後部側金属製パネル部材32にて形成されており、前方部位3A及び中間部位3Cは、一枚板からなる樹脂製パネル部材34にて形成され、この樹脂製パネル部材34の後端縁部34bが後部側金属製パネル部材32の前端縁部32aに接合されてなる形態を有する。これにより、必要な強度を維持してインナパネル全体の重量をより削減化することが可能になるため、ドア全体の一層の軽量化が図れる。この場合も、樹脂製パネル部材34からなる前方部位3Aと中間部位3Cとを別々の樹脂製パネルとして形成する等、複数の樹脂製パネルから形成してもよい。
【0028】
図9は、本発明におけるインナパネル3の第4の実施形態を示す。この第4の実施形態では、前記第1の実施形態において、樹脂製パネル部材34の一部が、後部側金属製パネル部材32の下部を形成してなる形態を有する。これにより、インナパネル全体の重量をより削減化することが可能になるため、ドア全体の一層の軽量化が図れる。
【0029】
図10は、本発明におけるインナパネル3の第5の実施形態を示す。この第5の実施形態では、上下一対の樹脂製パネル部材34を上下に2分割するとともに、これら上下両樹脂製パネル部材34A,34Bをそれぞれ前後両金属製パネル部材31,32間に架橋させて組付け一体化させてなる形態を有する。これにより、上下両樹脂製パネル部材34A,34B間には、空間39が形成されて、インナパネル全体の重量をより削減化することが可能になるため、ドア全体の一層の軽量化が図れる。
【0030】
図11は、本発明におけるインナパネル3の第6の実施形態を示す。この第6の実施形態では、前記第5の実施形態と同様に、上下一対の樹脂製パネル部材34を上下に2分割し、これら上下両樹脂製パネル部材34A,34Bをそれぞれ前後両金属製パネル部材31,32間に架橋させて組付け一体化させてなるとともに、下部樹脂製パネル部材34Bの一部が、後部側金属製パネル部材32の下部を形成してなる形態を有する。これにより、上下両樹脂製パネル部材34A,34B間に形成される空間39と共にインナパネル全体の重量をより削減化することが可能になるため、ドア全体の一層の軽量化が図れる。
【0031】
なお、本発明は、上記した各実施形態には限定されるものではなく、例えば、インナパネルを形成する樹脂製パネル部材34を、高強度、高剛性の材質、例えば、ポリプロピレンに長繊維ガラスファイバを含有させた素材を用いれば、より薄板化が可能になり、本発明の作用効果を一段と高める。その他、本発明は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更実施可能なことは云うまでもない。例えば、樹脂製パネル部材34に一体成形するドア部品は、前記実施形態で示したものに限られず、例えば、衝突用エネルギー吸収パッドやトリムポケットの裏面やリセスブラケット等の他のドア部品を樹脂製パネル部材34に一体成形してもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る自動車用ドア構造では、以下に示すような優れた効果を奏する。
【0034】
請求項1に係る発明は、金属製アウタパネルと共に接合されてドアパネル本体を形成するインナパネルを、前方部位が金属製パネル部材と中間部位および後方部位が樹脂製パネル部材にし、樹脂製パネル部材の先端部の係合部に、突出部や凸部または凹部のヘム構造を設けたことから、両者の組み付けが強固なものにすることができる。また、従前よりも金属製パネル部材の材料歩留まりが良くなるため、インナパネル全体のコスト及び重量の削減化を図ることができ、これにより、ドア全体の軽量化を図ることができる。
【0035】
請求項2に係る発明は、金属製アウタパネルと共に接合されてドアパネル本体を形成するインナパネルを、前方部位および中間部位が樹脂製パネル部材と後方部位が金属製パネル部材にして形成し、樹脂製パネル部材の先端部の係合部に、突出部や凸部または凹部のヘム構造を設けたことから、両者の組み付けが強固なものにすることができる。また、インナパネル全体の重量をより削減化することができるため、ドア全体の一層の軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】 本発明に係る自動車用ドア構造におけるインナパネルの第1の実施形態を示す正面図である。
【図2】 図1のI−I線における要部拡大横断面図である。
【図3】 図1のII−II線における要部拡大横断面図である。
【図4】 図3のA部における補強状態を示す要部拡大断面図である。
【図5】 図1のII−II線における要部拡大横断面図である。
【図6】 (a)、(b)、(c)は、本発明に係るインナパネルとアウタパネルとの接合状態を示す要部拡大断面図である。
【図7】 本発明に係る自動車用ドア構造におけるインナパネルの第2の実施形態を示す正面図である。
【図8】 本発明に係る自動車用ドア構造におけるインナパネルの第3の実施形態を示す正面図である。
【図9】 本発明に係る自動車用ドア構造におけるインナパネルの第4の実施形態を示す正面図である。
【図10】 本発明に係る自動車用ドア構造におけるインナパネルの第5の実施形態を示す正面図である。
【図11】 本発明に係る自動車用ドア構造におけるインナパネルの第6の実施形態を示す正面図である。
【図12】 従来の自動車用ドア構造を概略的に示す説明図である。
【図13】 図12のIV−IV線における要部拡大縦断面図である。
【図14】 同じくアウタパネルの取外し状態での従来のインナパネルを示す正面図である。
【符号の説明】
【0040】
1……ドアパネル本体
2……アウタパネル
3……インナパネル
3A……前方部位
3B……後方部位
3C……中間部位
31……前部側金属製パネル部材
31a……後端縁部
32……後部側金属製パネル部材
32a……前端縁部
33……小孔
34……樹脂製パネル部材
34a……前端縁部
34b……後端縁部
34c……アウタ沿い面
34c1…突出部
34c2…凸部
34c3…凹部
35……凹陥部
36……補強リブ
37A……インナハンドルの取付ベース
37B……スピーカの庇
37C……ハーネスクリップ
37D……スクリューグロメット
37E……ケーブルクリップ
37F……リセスブラケット
38……切欠部
4……サッシュ
5……インパクトバー

Claims (2)

  1. ドアパネル本体を金属製アウタパネルとインナパネルとで接合形成してなる自動車用ドア構造において、
    前記インナパネルは、前方部位が金属製パネル部材からなり、中間部位および後方部位が一枚板からなる樹脂製パネル部材からなり、
    前記前方部位の金属製パネル部材と前記金属製アウタパネルとがヘミング加工され、前記後方部位の前記樹脂製パネル部材と前記金属製アウタパネルとがヘミング加工され、
    前記金属製パネル部材の縁部と前記樹脂製パネル部材の縁部を係合させて、隣接するように配置し、
    前記樹脂製パネル部材の成形型内に前記金属製パネル部材を位置決め配置し、前記樹脂製パネル部材の成形型内に溶融樹脂を注入して前記金属製パネル部材の縁部を前記樹脂製パネル部材の縁部で包囲して一体成形してなる盛り上がり部が形成され、
    前記金属製パネル部材の縁部には複数の小孔が貫通形成され、前記金属製パネル部材の縁部を前記樹脂製パネル部材の縁部で包囲して、かつ前記複数の小孔に樹脂を流し込むことによって前記盛り上がり部が形成された接合部が構成され
    前記樹脂製パネル部材におけるヘミング加工される先端部に凸部または凹部が設けられ、前記樹脂製パネル部材の前記凸部または凹部と前記金属製アウタパネルとが係合するようにしてヘミング加工されたことを特徴とする自動車用ドア構造。
  2. ドアパネル本体を金属製アウタパネルとインナパネルとで接合形成してなる自動車用ドア構造において、
    前記インナパネルは、前方部位および中間部位が一枚板からなる樹脂製パネル部材からなり、後方部位が金属製パネル部材からなり、
    前記後方部位の金属製インナパネルと前記金属製アウタパネルとがヘミング加工され、前記前方部位および中間部位の前記樹脂製パネル部材と前記金属製アウタパネルとがヘミング加工され、
    前記金属製パネル部材の縁部と前記樹脂製パネル部材の縁部を係合させて、隣接するように配置し、
    前記樹脂製パネル部材の成形型内に前記金属製パネル部材を位置決め配置し、前記樹脂製パネル部材の成形型内に溶融樹脂を注入して前記金属製パネル部材の縁部を前記樹脂製パネル部材の縁部で包囲して一体成形してなる盛り上がり部が形成され、
    前記金属製パネル部材の縁部には複数の小孔が貫通形成され、前記金属製パネル部材の縁部を前記樹脂製パネル部材の縁部で包囲して、かつ前記複数の小孔に樹脂を流し込むことによって前記盛り上がり部が形成された接合部が構成され
    前記樹脂製パネル部材におけるヘミング加工される先端部に凸部または凹部が設けられ、前記樹脂製パネル部材の前記凸部または凹部と前記金属製アウタパネルとが係合するようにして、ヘミング加工されたことを特徴とする自動車用ドア構造。
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