JP4302071B2 - ボード実装型光コネクタ - Google Patents

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    • G02B6/3897Connectors fixed to housings, casing, frames or circuit boards

Description

本発明は、バックプレーン等のボード上に実装して用いるタイプのボード実装型光コネクタに関する。
近年、情報通信速度の高速化による電線での通信速度限界や、電子機器の小型化による電気ノイズ発生の対策として、光信号伝送が行われている。ルーターなどの莫大な信号処理を行う装置では、バックプレーンボード上で多数の配線が交錯、集中するが、光配線に関しては高密度かつコンパクトなバックプレーンボードは実現できていない。
光配線の高密度化を図った従来技術として、例えば、特開2003−121697がある。図18に、この従来技術による装置の断面を示す。この光コネクタ80は、相手光コネクタ90と嵌合され得る。嵌合を容易にするため、光コネクタ80には、相手光コネクタ90を誘い込む等するための誘い込み部分81aが、これに対応して、相手光コネクタ90には、誘い込み部分81bが設けてある。実際の使用にあたっては、光コネクタ80は、図示のように、バックプレーンボード81上に立設して配置される。立設配置された光コネクタ80に対し、一部をバックプレーンボード81に這わせ且つ光コネクタ80近傍でバックプレーンボード81に対して略直角Rに曲げられた光ファイバー82を光コネクタ80内部に収容して設けることによって、パッケージボードピッチが狭くても光コネクタを実装する事を可能としている。このような構成によれば、光ファイバー82をより高密度配線可能とし、よりコンパクトな光バックプレーンを実現することができる。
図面からは必ずしも明らかではないが、この光コネクタ80の組立は、先ず、先端にフェルール87やフェルール保持体86を取り付けた光ファイバー82を、光コネクタの筒状ハウジング85を通じて予め貫通させておき、バックプレーン81上における光ファイバー82aをバックプレーン81上の所定位置に固定した後に、筒状ハウジング85に予め貫通させておいた光ファイバー82を図示矢印方向Aに引っ張って筒状ハウジング85の筒状内部にフェルール保持体86やフェルール87を圧入固定し、最後に筒状ハウジング85をバックプレーン81上の所定位置に立設させる、といった方法が採用されている。
しかしながら、このような組立方法では、光ファイバー82を後に引っ張ることとしているために、光ファイバー82に余長部を設けておく必要があり、また、光ファイバー82に筒状ハウジング85その他の光コネクタ部品を固定した後にそれらをまとめてバックプレーン81上の所定位置に実装するものであるから、そのような作業途中で光ファイバー82を断線させてしまう危険が大きく、更に、例えば、光ファイバー82或いはそのような光ファイバーを複数束ねたファイバーボードでは、光ファイバーの取り出し部付近に剛性が無く、また、ファイバーボードでは1枚のファイバーボードに多数のコネクタを付けることとされているため、実装工程が難しいといった問題がある。また、高密度実装では、狭パッケージボードピッチが要求されるが、ファイバーボードにコネクタがついた状態でバックプレーンへの実装を行うと、隣接したコネクタが干渉してしまい、バックプレーンへ光コネクタを実装する工程が困難となるといった問題もある。
特開2003−121697
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、光ファイバーに余長部を設けずに、光ファイバーの高密度配線を可能にし、また、ボード上でコネクタの組み立てを行うようにして、更に詳細には、光ファイバーやファイバーボードのバックプレーンに対する位置決めと、光コネクタハウジングのバックプレーンに対する位置決めとを別個に行った後に、光コネクタハウジングに光ファイバーやファイバーボードを取り付けるようにして、組み立て容易な光コネクタを提供することを目的とする。
本発明は、第1ハウジング部品と第2ハウジング部品から成るハウジングを有し、
前記第1ハウジング部品は、収容部を有し、該収容部は、実装面に垂設される側壁の一部に設けた開口部を通じてアクセス可能であって、前記実装面に一部を這わせ且つ前記実装面に対して略直角方向に曲げられた光ファイバーの一部を該光ファイバーに接続された光部品とともに受け入れるものであり、該収容部には、光部品と該光部品が一端に固定された光ファイバーの一部とが、該光ファイバーの一部を前記実装面に這わせながら前記実装面と平行な面に沿って移動させることによって前記開口部を通って収容され得るようになっており、
前記第2ハウジング部品は、前記実装面に接近させる方向で前記第1ハウジング部品に取り付けられて、前記光ファイバーの一部と前記光部品とを前記第1ハウジング部品に内蔵させた状態で前記収容部の開口部を閉じ、前記光部品を前記移動の方向にて抑えることができることを特徴とする。
上記コネクタにおいて、前記収容部に前記移動の方向に凹んだ凹部を設けることにより、前記移動の方向からのみ前記光部品を収容することができるものであってもよい。
上記光コネクタにおいて、前記第1ハウジング部品と前記第2ハウジング部品はそれぞれ一体成形されており、前記光コネクタと嵌合させるべき相手コネクタを誘い込み、或いは、係止する部分をそれぞれ有していてもよい。
また、上記コネクタにおいて、複数の前記光部品を保持する保持部品を設けてもよい。
また、上記光コネクタにおいて、前記保持部品に、前記光コネクタと嵌合させるべき相手コネクタを誘い込み、或いは、係止する部分を有する補助ハウジングを取り付けてもよい
上記光コネクタにおいて、前記第2ハウジング部品は前記第1ハウジング部品に圧入によって固定されてもよい。
上記光コネクタにおいて、前記第1ハウジング部品は前記実装面との固定面にプレスフィット端子を有していもよい。
上記光コネクタにおいて、前記第1ハウジング部品において、前記第1ハウジング部品と前記実装面との固定面の縁を前記開口部を設けた側において切欠いたものであってもよい。
本発明によれば、バックプレーンに光ファイバー或いはファイバーボードを固定する工程と並行してバックプレーンに対する光コネクタの実装が可能であり、光配線の高密度化、狭ボードピッチ化に対応可能である。
以下、図面を参照しつつ本発明を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態によるボード実装型光コネクタ1の組立最終形態の斜視図、更に言えば、バックプレーン10上に実装され且つ光フェルール16が組み込まれた後の光コネクタの斜視図である。これに対し、図2、図3は、バックプレーン10上に実装される前であって且つ光フェルール16が組み込まれる前の光コネクタハウジングの主要部品の斜視図である。更に、図4、図5は、図2、図3に示した主要部品を組み立てて図1の最終形態とする工程を明らかにした図である。
ハウジングは、第1ハウジング部品3と第2ハウジング部品4から成る2つの2分割部品で形成されている。更に言えば、第2ハウジング部品4(第1ハウジング部品3)は、第1ハウジング部品3(第2ハウジング部品4)に対して、バックプレーン10の平面方向(バックプレーンのスロット並び方向、或いは、側壁方向)に分割形成されている。これら第1ハウジング部品3と第2ハウジング部品4は、互いに組み合わされたときに初めて、1つのハウジング部品として機能し得る。このような構成とする事によって、光コネクタハウジングに対する光フェルール16や光ファイバー14の実装工程を簡易化し、従来よりも狭い空間でバックプレーン10上に光コネクタの実装を行う事ができる。尚、第1ハウジング部品3と第2ハウジング部品4は樹脂等で一体成形されていてもよい。各ハウジング部品3、4の一側面の先端には、それぞれ、相手コネクタ(図示されていない)を誘い込み、或いは、係止するための2つの突起31、33が設けられていてもよく、特に、ハウジング部品3、4を一体成形とした場合には、これらの突起31、32をわざわざ別部品として設ける必要がないといった利点が得られる。
第1ハウジング部品3には、2本の固定ピン6が圧入その他の方法で固定される。これらの固定ピン6は、第1ハウジング部品3の底面から垂直に突出した状態で設ける。固定ピン6は、固定用バックパネル8と固定され得る。固定ピン6の内側はメネジ加工されており、固定用バックパネル8には、固定ピン6に対応した位置にネジ加工した2つの穴9が設けてある。第1ハウジング部品3は、これら固定ピン6や固定用バックパネル8を利用して、第1ハウジング部品3の固定面と固定用バックパネル8の間にバックプレーン10を挟み込んだ状態で、且つ、バックプレーン10に固定ピン6を貫通させた状態で、バックプレーン10上に着脱自在に立設される。
本発明で用いる光フェルール16は従来から使用されているものであってよい。例えば、図示のような8芯のものであってもよいし、使用状況によっては、更に多芯のものであってもあるいは、単芯であってもよい。光フェルール16は、この光ファイバー14の先端付近に接続される。光ファイバー14は、これらを束ねるファイバーボード12に固定されていてもよく、便宜上、本明細書では、光ファイバー14やファイバーボード12等を含め、光ファイバーと同様の働きをする部材を光ファイバー部材と呼んでいる。光ファイバー部材のうち、ファイバーボード12は、バックプレーン10に固定され、光ファイバー14の一部は、バックプレーン10上に這わせた状態で設けられる。尚、バックプレーン10に対するファイバーボード12の固定作業は、光コネクタハウジングのバックプレーン10に対する設置作業とは別に、例えば並行して、行うことができる。これらの作業を別個に行うことにより、容易に光配線の高密度化、狭ボードピッチ化に対応することができる。
バックプレーン10にファイバーボード12を固定する際、ファイバーボード12、光フェルール16、及びこれらをつなぐ光ファイバー14は、互いに固定された状態で一体的に取り扱われる。特に、ファイバーボード12と光ファイバー14の間では、ファイバーボード12からの光ファイバー14の取り出し部において強度が確保されていないため、固定作業の際に光ファイバー14が断線しないよう、取り扱いには十分な注意を要する。ただし、光コネクタハウジングを取り付けた状態で固定作業を行っていた従来に比べれば、本発明の固定作業において断線が生ずる危険は非常に少ないということができる。
光フェルール16と、これに接続された光ファイバー14の一部、特に、第1ハウジング部品3に対して略直角方向に曲げられた部分は、第2ハウジング部品4との間に挟み込んだ状態で第1ハウジング部品3の収容部に収容される。第1ハウジング部品3には、これらの内蔵部品の形状に応じて窪み付けした収容部5が形成されている。収容部5には、第1ハウジング部品3の側壁に設けた開口部7を通じてアクセス可能である。開口部7を通じて、バックプレーン10に対して略直角方向に曲げられた光ファイバー14の一部をその先端付近に設けた光フェルール16とともに、例えば、バックプレーン10の平面方向に沿って並行移動させることによって、収容部5に収容することができる。
収容部5に所定部品を収容した後、図示矢印B(図5参照)のように、バックプレーン10の上方、例えば、略直角方向から、第2ハウジング部品4を第1ハウジング部品3に接近させて、第1ハウジング部品3に固定し、収容部5に光フェルール16等を内蔵させた状態で、収容部5の開口部7を閉じることができる。
第2ハウジング部品4の第1ハウジング部品3に対する固定方法として、例えば、第1ハウジング部品3の側方から収容部5の開口部7を閉じてネジ等を使用して両部材を固定することが考えられる。更に別の例として、スライド圧入を使用することができる。スライド圧入を行うため、第2ハウジング部品4には凹状スライド部34が、第1ハウジング部品3には凸状スライド部35が、それぞれスライド方向に設けてある。スライド方式を採用することにより、ネジ等を使用する必要がなくなり、また、光ファイバー14に応力負担をかけずに、第1ハウジング部品3と第2ハウジング部品4を互いに嵌合させることができる。尚、スライド圧入の最終段階として、第2ハウジング部品4の中心底側付近に設けた圧入凸部36を、第1ハウジング部品3の中心底側付近の一端に設けた圧入凹部37に嵌める等して、第2ハウジング部品4を第1ハウジング部品3により強固に固定してもよい。
特に図示していないが、光コネクタをバックプレーン10へ複数個取り付ける場合には、予め、第1ハウジング部品3の全てをバックプレーン10上に固定し、また、これに対応して、ファイバーボード12の全てをバックプレーン10上の所定位置に配置し、その後、第1ハウジング部品3の収容部5にファイバーボード12に取り付けられた光フェルール16等を収容し、第2ハウジング部品4を取り付けることとする。このような取り付け方法により、バックプレーン10上に一旦配置されたファイバーボード12の位置を大きく変更させる必要がなくなる。
以上の本発明によれば、あらかじめバックプレーン10上にコネクタハウジングを固定しておき、光ファイバー14やファイバーボード12をバックプレーン10上に配置する工程で光コネクタの取り付けを行う事ができるから、光ファイバー14やファイバーボード12をコネクタハウジングへ装着してから、バックプレーン10へ実装するよりも工程が容易となり、光ファイバー14の高密度化を容易に図ることができる。また、従来用いられてきた高屈曲ファイバを利用すれば、ファイバ取り出し部11付近における光ファイバー14の曲げ半径をより小さくできるの(長さを短くできる)で、光コネクタの高さを低くでき、省スペース化を図ることもできる。特に、本発明の構成によれば、図18を参照して説明した従来技術に比べて、光ファイバー14の実装用の余長はわずかで済み、最短の長さに適応したコネクタを設計する事が可能である。
図6に、第1ハウジング部品の一つの変形例を示す。この変形例による第1ハウジング部品3Aは、バックプレーンへの固定のために、図3に示した固定ピン6や固定用バックパネル8の代わりに、バックプレーン10との固定面38に設けたプレスフィット端子32を利用する。プレスフィット端子32は、固定面38から突出状態で複数設けてある。図6は、これらプレスフィット端子32がよく現れるよう、固定面側からの斜視図として示している。
プレスフィット端子32は、電気コネクタの分野ではよく使用されているものであり、当業者にはよく知られている。これらプレスフィット端子32には、通常、電気信号伝達機能があるが、本発明で使用するプレスフィット端子32は、バックプレーン10に位置決めすることを主目的とするものであるから、そのような電気信号伝達機能を有するか否かは問題ではない。ただし、この変形例を利用すれば、プレスフィット端子32を利用してバックプレーン10に実装される電気コネクタと同様に、本発明の光コネクタについてもプレスフィット端子32を利用してバックプレーン10へ実装を行うことができるから、全てのコネクタ部品を同じ固定方法で固定することができるといった利点がある。これにより、電気・光複合バックプレーン10の製造工程を簡略化することもできる。
図7に、第1ハウジング部品の他の変形例を示す。図7のa)に、この変形例による第1ハウジング部品3Bの全体図を、光ファイバー部材とともに、図7のb)に、その一部部分拡大図を、それぞれ示す。この変形例では、第1ハウジング部品3Bにおいて、バックプレーン10との固定面の縁22が、開口部7を設けた側において、切欠いてへこませされており、これにより、ファイバーボード12をバックプレーン10へ固定する際に、ファイバーボード12を第1ハウジング部品3Bにより接近させた状態で配置することができるようになっている。また、この構成によれば、ファイバーボード12からの光ファイバー14の露出部をより少なくすることができる。
一般に、狭パッケージボードピッチで高密度光配線する場合、ファイバーボード12の幅がコネクタ間の隙間よりも大きくなる事があるが、この変形例の様に、バックプレーン10へ固定する第1ハウジング部品3Bの脚部を第1ハウジング部品3Bの他の側面より凹ませることによって、図7に示すように、ファイバーボード12の縁を第1ハウジング部品3Bの収容部5の側へより接近させることができる。よって、この構成によれば、バックプレーン10上に配される光ファイバー14の余長部をより短くすることができ、上の第1実施形態の構成よりも更に高密度の配線とすることができる。
図8乃至図17に本発明の第2実施形態を示す。図8は、この第2実施形態によるボード実装型光コネクタの組立の最終形態の斜視図、図9乃至図13は、バックプレーン10上に実装される前であって且つ光フェルール16が組み込まれる前の光コネクタハウジングの主要部品の斜視図である。図14乃至図17は、図9乃至図13に示した主要部品を組み立てて図8の最終形態とする工程を明らかにしたものである。
光コネクタハウジングの主要部品としては、図9に示した第1フェルール保持部品41と図10に示した第2フェルール保持部品42、図11に示した補助ハウジング44、更に、図12に示した第1ハウジング固定部品46と図13に示した第2ハウジング固定部品48が含まれる。
この第2実施形態による光コネクタ40は、第1実施形態のような単一光フェルール用の光コネクタ1とは異なり、複数光フェルールの光コネクタであって(ここでは4個の光フェルール16を内蔵できるものとして示した)、複数の光フェルール16を配列することができるため、第1実施形態の構成よりも更に高密度に配線を行うことができる。尚、光フェルール16を複数設けたことに対応して、この光コネクタ40には、複数の光フェルール16を保持するための第1フェルール保持部品41と第2フェルール保持部品42が設けてある。
尚、第2実施形態による光コネクタ40では、第1実施形態による光コネクタ1とは異なり、光フェルール16を収納する部品、つまり、第1フェルール保持部品41や第2フェルール保持部品42に誘い込み部分は設けられおらず、代わりに、これらフェルール保持部品41、42を外部から囲ってそれらの組み合わせを保持するような筒状の補助ハウジング44に、そのような誘い込み部分45が設けてある。つまり、この第2実施形態では、光フェルール16を収納する部品41、42と誘い込み部分を有する部品44が別部品とされている。この構成により、この第2実施形態では、第1実施形態の構成に比べて、ハウジング筐体をより強固にすることができるようになっている。
図9の第1フェルール保持部品41と図10の第2フェルール保持部品42は、互いに対にして使用される。これら第1フェルール保持部品41と第2フェルール保持部品42の対応箇所には、光フェルール16を保持するための凹状の保持部43が4つ設けてあり、これらの保持部43に光フェルール16を配置した状態でそれらを互いに組み合わせることによって、それらの間に複数(4個)の光フェルール16を挟み込んだ状態で保持することができる。これら第1フェルール保持部品41と第2フェルール保持部品42を組み合わせる際のガイドとして、第1フェルール保持部品41には3つの位置決め突起47が、第2フェルール保持部品42には3つの位置決め穴49が、それぞれ設けられている。
図11に示した補助ハウジング44は、全体として略矩形の筒状を成すように一体形成されており、その先端に誘い込み部分45が設けてある。補助ハウジング44は、互いに組み合わされた第1フェルール保持部品41と第2フェルール保持部品42の側面周囲を覆う。第1フェルール保持部品41と第2フェルール保持部品42は、互いに組み合わされ嵌合された状態で、補助ハウジング44の一方の筒穴51に圧入等の方法によって嵌め込まれて、そこに固定され得る。
図12の第1ハウジング固定部品46と図13の第2ハウジング固定部品48は、第1実施形態の第1ハウジング部品3や第2ハウジング部品4と同様に2分割部品として構成されている、更に言えば、第2ハウジング固定部品48は第1ハウジング固定部品46に対して、バックプレーン10の平面方向で分割形成されている。これら第1ハウジング固定部品46と第2ハウジング固定部品48は互いに組み合わされたときに初めて1つのハウジング固定部品として機能し得る。このような構成とした事により、光コネクタハウジングに対する光フェルール16の実装工程を簡易化し、従来技術よりも狭い空間で光コネクタ実装を行う事ができる。
図12の第1ハウジング固定部品46には、第1フェルール保持部品41と第2フェルール保持部品42を内部に固定した補助ハウジング44が、その略上半分を露出させた状態で配置される。補助ハウジング44は、バックプレーン10の平面方向に沿って並行移動させることによって第1ハウジング固定部品46の収容部54に配置され得る。配置の際、補助ハウジング44の第1ハウジング固定部品46からの抜け落ちを防止する等のため、補助ハウジング44の側面両側に設けた計4つの2組の棒状突起52を、これに対応して第1ハウジング固定部品46の1つの側壁の側面両側に設けた計4つの2組の穴53に挿入する。
収容部54に補助ハウジング44を配置した後、第2ハウジング固定部品48を、第1ハウジング固定部品46の上方から接近させて、例えばスライド圧入等の方法によってそこに固定する。スライド圧入を行うため、第1ハウジング固定部品46には凸状スライド部56が、第2ハウジング固定部品48には凹状スライド部57が、それぞれスライド方向に沿って設けてある。スライド圧入の最終段階として、第2ハウジング固定部品48の中心底側付近に設けた圧入凸部58を、第1ハウジング固定部品46の中心底側付近の一端に設けた圧入凹部59に嵌める等して、第2ハウジング固定部品48を第1ハウジング固定部品46により強固に固定してもよい。
最後に、図8と共に図14乃至図17を参照して、本発明の光コネクタの組立手順を説明する。先ず、図14に示すように、必要な全ての第1ハウジング固定部品46をバックプレーン10上に実装する。これと並行して、図15に示すように、第1フェルール保持部品41と第2フェルール保持部品42によってファイバーボード12から出ている複数の光フェルール16をそれらの間に挟み込み、図16に示すように、その外側周囲に補助ハウジング44を上方から嵌め込んだ後、図17に示すように、バックプレーン10上の所定位置に配置する。このとき、第1ハウジング固定部品46は既にバックプレーン10上の適切な位置に配置されているから、図15に示す部材をその後に大きな位置変更をすることなく図14の第1ハウジング固定部品46に配置することができる。最後に、第2ハウジング固定部品48を第1ハウジング固定部品46にスライド圧入によって固定し、また、第2ハウジング固定部品48の圧入凸部58を第1ハウジング固定部品46の圧入凹部59に嵌めて組立を完了する。この第2実施形態の構成によれば、特に、ボード上組立て可能で、コネクタ脱着時に応力がかかる部品を一体化した、耐久性に優れたコネクタが実現できる。
本発明は、光コネクタのみならず、電気コネクタ等、ボード実装タイプの様々なコネクタに応用することができる。
本発明の第1実施形態によるボード実装型光コネクタの組立最終形態を示す斜視図である。 光コネクタハウジングの第2ハウジング部品を示す斜視図である。 光コネクタハウジングの第1ハウジング部品を示す斜視図である。 バックプレーン上に実装された第1ハウジング部品を示す斜視図である。 バックプレーン上に実装され光フェルールが組み込まれた後の光コネクタハウジングの斜視図である。 プレスフィット端子を用いた第1ハウジング部品の変形例を示す図である。 切欠きを有する第1ハウジング部品の変形例を示す図である。 本発明の第二実施形態によるボード実装型光コネクタの組立最終形態を示す斜視図である。 光コネクタハウジングの第1フェルール保持部品を示す斜視図である。 光コネクタハウジングの第2フェルール保持部品を示す斜視図である。 光コネクタハウジングの補助ハウジングを示す斜視図である。 光コネクタハウジングの第1ハウジング固定部品を示す斜視図である。 光コネクタハウジングの第2ハウジング固定部品を示す斜視図である。 本発明の光コネクタの組立手順の一工程を説明する図である。 本発明の光コネクタの組立手順の一工程を説明する図である。 本発明の光コネクタの組立手順の一工程を説明する図である。 本発明の光コネクタの組立手順の一工程を説明する図である。 従来技術による光コネクタを示す断面図である。
符号の説明
3 第1ハウジング部品
4 第2ハウジング部品
6 固定ピン
8 固定用バックパネル
10 バックプレーン
12 ファイバーボード
16 光フェルール
14 光ファイバー
32 プレスフィット端子
22 縁
41 第1フェルール保持部品
42 第2フェルール保持部品
44 補助ハウジング
46 第1ハウジング固定部品
48 第2ハウジング固定部品

Claims (8)

  1. 第1ハウジング部品と第2ハウジング部品から成るハウジングを有し、
    前記第1ハウジング部品は、収容部を有し、該収容部は、実装面に垂設される側壁の一部に設けた開口部を通じてアクセス可能であって、前記実装面に一部を這わせ且つ前記実装面に対して略直角方向に曲げられた光ファイバーの一部を該光ファイバーに接続された光部品とともに受け入れるものであり、該収容部には、光部品と該光部品が一端に固定された光ファイバーの一部とが、該光ファイバーの一部を前記実装面に這わせながら前記実装面と平行な面に沿って移動させることによって前記開口部を通って収容され得るようになっており、
    前記第2ハウジング部品は、前記実装面に接近させる方向で前記第1ハウジング部品に取り付けられて、前記光ファイバーの一部と前記光部品とを前記第1ハウジング部品に内蔵させた状態で前記収容部の開口部を閉じ、前記光部品を前記移動の方向にて抑えることができることを特徴とする光コネクタ。
  2. 前記収容部に前記移動の方向に凹んだ凹部を設けることにより、前記移動の方向からのみ前記光部品を収容することができる請求項1記載の光コネクタ。
  3. 前記第1ハウジング部品と前記第2ハウジング部品はそれぞれ一体成形されており、前記光コネクタと嵌合させるべき相手コネクタを誘い込み、或いは、係止する部分をそれぞれ有する請求項1又は2記載の光コネクタ。
  4. 複数の前記光部品を保持する保持部品を設けている請求項1記載の光コネクタ。
  5. 前記保持部品に、前記光コネクタと嵌合させるべき相手コネクタを誘い込み、或いは、係止する部分を有する補助ハウジングを取り付けた請求項4記載の光コネクタ。
  6. 前記第2ハウジング部品は前記第1ハウジング部品に圧入固定される請求項1乃至のいずれかに記載の光コネクタ。
  7. 前記第1ハウジング部品は前記実装面との固定面にプレスフィット端子を有する請求項1乃至のいずれかに記載の光コネクタ。
  8. 前記第1ハウジング部品において、前記第1ハウジング部品と前記実装面との固定面の縁を前記開口部を設けた側において切欠いた請求項1乃至のいずれかに記載の光コネクタ。
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