JP4301266B2 - 軸調整構造 - Google Patents

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Description

本発明は軸調整構造及びこれを有してなるホイールアライメント調整構造に関する。
車両の車輪(ホイール)は、そのステアリング操作性や直進性の向上などを図るためにキャンバー、キャスターやトーなどが調整される。
キャンバーとは、車輪中心面と鉛直線とのなす角度(キャンバー角)のことである。一般に左右の前輪は車両前方から見たみとき、上部側が外側に開いた上開きの状態となっている。キャスターとは、車両側面視において車輪中心を通る鉛直線とタイヤの回転軸とがなす角度(キャスター角)のことである。トーとは、車輪中心の高さで測った、左右タイヤ踏面の中心線間の寸法の前後差(後方の寸法−前方の寸法)のことである。なお、車輪の後方より前方が狭まっているときを正、逆の場合を負とし、正の場合はトーイン、負の場合には特にトーアウトということもある。
そして、このようなホイールのキャンバーやキャスターやトーの調整を行うため、車両には、ホイールアライメント調整構造が装備されている。図4(a)は従来のホイールアライメント調整構造を分解して示す斜視図、図4(b)は前記ホイールアライメント調整構造に適用される調整用ボルト及び一方の偏心プレートを抽出して示す側面図、図4(c)は図4(b)の調整用ボルトのA−A線矢視の横断面図、図4(d)は前記ホイールアライメント調整構造に適用される他方の偏心プレートを抽出して示す正面図である。
これらの図に示すように、従来のホイールアライメント調整構造は調整用長孔4,5と、プレートガイド6,7と、調整用ボルト8と、ナット9と、一対の偏心プレート10,11とを有している。
詳述すると、車体側の固定部としてのフレーム1における平行な両側面2,3には一対の調整用長孔4,5と、一対のプレートガイド6,7とがそれぞれ形成されている。調整用長孔4,5は長手方向がキャンバー、キャスター又はトーの調整方向に沿うように開口されている。プレートガイド6,7は同一形状であり、フレーム1の両側面2,3にそれぞれ溶接されている。プレートガイド6は調整用長孔4の長手方向に直交する方向に長い長孔状の枠体であり、調整用長孔4の長手方向の両側に位置する平行な直線部6c,6dと、円弧部6a,6bとを有している。同様にプレートガイド7も、調整用長孔5の長手方向に直交する方向に長い長孔状の枠体であり、調整用長孔5の長手方向両側に位置する平行な直線部7c,7dと、円弧部7a,7bとを有している。
一方、調整用ボルト8は軸部8aと、軸部8aの基端に設けられた六角の頭部8bと、軸部8aの先端部に形成されたプレート嵌合部8cと、プレート嵌合部8cの先端に設けられたねじ部8dとを有してなるものである。軸部8aは円柱状である一方、プレート嵌合部8cは軸部8aよりも径の小さい(細い)円柱の外周面の両側面部分を互い平行な平坦面部8c−3,8c−4に加工した形状を有している。即ち、プレート嵌合部8cは同心の曲面部8c−1,8c−2と、互い平行な平坦面部8c−3,8c−4とを有している。
一方の偏心プレート10は、調整用ボルト8の頭部8bに溶接されて調整用ボルト8と一体になっている。この偏心プレート10は円形板であるが、そのプレート中心が調整用ボルト8(軸部8a)の軸心からずれている。他方の偏心プレート11は調整用ボルト8と別体のものであり、偏心孔11aが設けられている。偏心プレート11は円形板であり、そのプレート中心からずれた位置に偏心孔11aが設けられている。偏心孔11aは円の一部を互い平行な直線部11a−3,11a−4に加工した形状を有している。即ち、偏心孔11aは同心の円弧部11a−1,11a−2と、平行な直線部11a−3,11a−4とを有している。
図示省略するが(図1参照)、本ホイールアライメント調整構造の組み立ては、図示しないホイールのキャンバー、キャスター又はトーを調整するためのアーム12の基端部に設けたブッシュ13をフレーム1の両側面2,3間に介在させた状態で調整用ボルト8(軸部8a)を、調整用長孔4,5及びブッシュ13に挿通する。このとき一方の偏心プレート10は一方のプレートガイド6の内側に回転自在に嵌合されてフレーム1の一方の側面2(調整用長孔4の周縁部)に摺接する。他方の偏心プレート11は、偏心孔11aに調整用ボルト8のプレート嵌合部8cを挿入することによって同プレート嵌合部8cに嵌合する。このとき偏心プレート11は他方のプレートガイド7の内側に回転自在に嵌合されてフレーム1の他方の側面3(調整用長孔5の周縁部)に摺接する。かかる状態でナット9を調整用ボルト8のねじ部8dに螺合して締め付けることにより、調整用ボルト8及び偏心プレート10,11とともにアーム13の基端部(ブッシュ13)がフレーム1に固定される。なお、アーム12の先端部は図示しないキャンバー調整体、キャスター調整体又はトー調整体に連結されている。
かかる構成のホイールアライメント調整構造において、ホイールのアライメント調整(キャンバー調整、キャスター調整又はトー調整)を行う場合、即ちフレーム1に対する調整用ボルト8(軸部8a)の固定位置調整(軸調整)を行う場合には、ナット9を緩めた状態で調整用ボルト8(頭部8b)を工具などにより時計回り又は反時計回りに回す。このとき、一方の偏心プレート10は調整用ボルト8と一体になっており、且つ、他方の偏心プレート11は偏心孔11aの直線部11a−3,11a−4が調整用ボルト8のプレート嵌合部8dの平坦面部8d−3,8d−4に係合するため、何れの偏心プレート10,11も調整用ボルト8とともに回転する。
その結果、偏心プレート10はプレートガイド6(直線部6c,6d)により、調整用長孔4の長手方向への変位が規制されて同長手方向と直交する方向へ変位するように案内され、偏心プレート11もプレートガイド7(直線部7c,7d)により、調整用長孔5の長手方向への変位が規制されて同長手方向と直交する方向へ変位するように案内される。そして、調整用ボルト8(軸部8a)は調整用長孔4,5の長手方向に変位する。かくして、フレーム1に対する調整用ボルト8(軸部8a)の固定位置が調整されてホイールのキャンバー、キャスター又はトーが調整される。
なお、従来のホイールアライメント調整構造に適用される他の調整用ボルトとしては図5に示すような構造のものもある。図5(a)は従来のホイールアライメント調整構造に適用される他の調整用ボルト及び一方の偏心プレートの側面図、図5(b)は図5(a)のB−B線矢視の横断面図、図5(c)は前記ホイールアライメント調整構造に適用される他方の偏心プレートの正面図である。
これらの図に示すように、他の調整用ボルト21は軸部21aと、軸部21aの基端に設けられた六角の頭部21bと、軸部21aの先端に設けたねじ部21cとを有してなるものである。一対の偏心プレート22,23は円形板であり、一方の偏心プレート22は調整用ボルト21の頭部21bに溶接されて調整用ボルト21と一体になっており、他方の偏心プレート23は調整用ボルト21と別体で且つプレート中心からずれた位置に偏心孔23aが形成されている。この偏心孔23aは円形の一部にV字状の突起23a−1を有する形状となっている。そして、調整用ボルト21のねじ部21cはナットが螺合するだけでなく、偏心プレート23の嵌合部としても機能するため、外周面に横断面形状がV字状の溝21c−1が、全長に亘って設けられている。
なお、従来のホイールアライメント調整構造が開示された先行技術文献としては、次の特許文献1がある。
実公平6−37026号公報
しかしながら、図4に示す従来のホイールアライメント調整構造ではアライメント軸調(キャンバー調整、キャスター調整又はトー調整)のために調整用ボルト8を回したとき、偏心プレート10は調整用ボルト8と一体であるため調整用ボルト8と同時に回転する一方、偏心プレート11は偏心孔11aと調整用ボルト8のプレート嵌合部8cとの間にガタ(寸法差)があるため、調整用ボルト8の回転から少し遅れて回転し始めることになり、両偏心プレート10,11間に回転位相のずれが生じる。
その結果、調整用ボルト8は基端側(頭部8b側)が先に調整用長孔4の長手方向に変位し、これに遅れて先端側(ねじ部8d側)が調整用長孔5の長手方向に変位することなるため、同長手方向に傾いた状態となる。このため、調整用ボルト8を調整用長孔4,5の長手方向に円滑に変位させることが難しく、アーム12のブッシュ13はフレーム1に対してこじれながら動くことになる。同様の不具合は図5に示す調整用ボルト21と偏心プレート22,23を用いたホイールアライメント調整構造においても生じる。
なお、調整用ボルト8では軸部8aよりも径の小さい(細い)プレート嵌合部8cを形成することによって寸法精度の向上(ガタの低減)を図っているが、それでも依然としてある程度のガタによる上記不具合が発生しまい、また、小径のプレート嵌合部8cの製作に手間がかかり、強度の低下を招くことにもなる。調整用ボルト21においても、ねじ部21cに溝21c−1を形成するという方法を採ることによって寸法精度の向上(ガタの低減)を図っているが、それでも依然としてある程度のガタによる上記不具合が発生してしまい、また、ねじ部21cの強度の低下を招くことにもなる。
従って本発明は上記の事情に鑑み、寸法精度の向上(=ガタ低減)によらず軸調整時に調整用ボルトを傾斜させることなく調整用長孔の長手方向に円滑に変位させることができ、強度の低下などを招くこともないホイールアライメント調整構造などの軸調整構造を提供することを課題とする。
上記課題を解決する第1発明の軸調整構造は、固定部(31)の両側面(32,33)に設けられた一対の調整用長孔(34,35)と、
前記固定部(31)の両側面(32,33)に設けられ、前記調整用長孔(34,35)の長手方向に位置する一対のプレートガイド(36,37)と、
軸部(38a)と前記軸部(38a)の基端に設けられた頭部(38b)と前記軸部(38a)の先端に設けられたねじ部(38c)とを有し、前記一対の調整用長孔(34,35)に挿通される調整用ボルト(38)と、
前記ねじ部(38c)に螺合されるナット(39)と、
前記一対のプレートガイド(36,37)の間に回転自在に嵌合されて前記固定部(31)の両側面(32,33)に摺接する一対の偏心プレート(40,41)とを有する軸調整構造において、
前記一対の偏心プレート(40,41)は、前記調整用ボルト(38)と別体のものであり、前記調整用ボルト(38)の軸部(38a)が挿通され且つ前記調整用ボルト(38)を回したときに前記軸部(38a)の外周に形成した係合部(38a−3,38a−4)に係合して前記一対の偏心プレート(40,41)を前記調整用ボルト(38)とともに回転せしめる偏心孔(40a,41a)がプレート中心からずれた位置に形成されており、前記偏心孔(40a,41a)には前記係合部(38a−3,38a−4)に係合する係合部(40a−3,40a−4,41a−3,41a−4)が偏心方向に対し直角な位置に設けられていることを特徴とする。
また、第2発明の軸調整構造は、第1発明の軸調整構造において、
前記一対の偏心プレート(40,41)は同一形状のものであることを特徴とする。
また、第3発明の軸調整構造は、第1又は第2発明の軸調整構造において、
前記軸部(38a)の外周に形成した前記係合部(38a−3,38a−4)は、前記軸部(38a)の全長に亘って形成されていることを特徴とする。
また、第4発明のホイールアライメント調整構造は、第1,第2又は第3発明の軸調整構造を有してなるホイールアライメント調整構造であって、
前記固定部(31)は車体側の固定部(31)であり、
前記調整用ボルト(38)は先端部がホイールのキャンバー、キャスター又はトー調整体に連結されたアーム(42)の基端部に連結され、
前記調整用長孔(34,35)は長手方向が前記キャンバー、キャスター又はトーの調整方向に沿うように開口していることを特徴とする。
第1発明の軸調整構造によれば、ナットを緩めた状態で調整用ボルトを回すと、一対の偏心プレートが調整用ボルトとともに回転する。その結果、一対の偏心プレートはプレートガイドに案内されて調整用長孔の長手方向と直交する方向に移動する一方、調整用ボルトが調整用長孔の長手方向に移動することにより、固定部に対する調整用ボルトの固定位置が調整される。
そして、このときに本第1発明の軸調整構造では、一対の偏心プレートが何れも調整用ボルトと別体であることから、調整用ボルトの軸部に対して同様のガタ(寸法差)を有しているため、調整用ボルトの回転にともなって同じように回ることになり、一方の偏心プレートを調整用ボルトと一体にした従来のホイールアライメント調整構造のような偏心プレート間の回転位相差は生じない。従って、調整用ボルトが調整用長孔の長手方向に傾斜することはなくなるため(傾斜したとしても、従来に比べて極僅かであるため)、調整用ボルトを調整用長孔の長手方向に円滑に変位させることできる。
しかも、本第1発明の軸調整構造では、偏心プレートと調整用ボルトとの間のガタが多少大きくても上記の効果が得られるため、従来の調整用ボルト8の如く寸法精度を上げてガタを低減するために軸部8aの先端部を小径のプレート嵌合部8cに加工する必要はない。このため、本第1発明の軸調整構造の調整用ボルトでは、径の大きな軸部に係合部を形成して、この大径の軸部をそのままプレート嵌合部とすることができる。従って、本第1発明の軸調整構造に適用される調整用ボルトは、従来の調整用ボルト8に比べて製作が容易なものとすることができ、強度の向上を図ることもできる。
また、第2発明の軸調整構造によれば、一対の偏心プレートが同一形状であるため、上記の効果が顕著であることに加えて、偏心プレートの製作を効率的に行うことができる。
また、第3発明の軸調整構造に適用する調整用ボルトは、軸部の全長に亘って係合部を形成するため、軸部の一部を小径のプレート嵌合部に加工する従来の調整用ボルトに比べて、製作が容易であり、調整用ボルトの強度も向上する。
また、第4発明の軸調整構造によれば、上記第1,第2又は第3発明の軸調整構造の効果を奏する優れたホイールアライメント調整構造を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態例を図面に基づき詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態例に係るホイールアライメント調整構造を一部破断して示す側面図、図2(a)は前記ホイールアライメント構造における一方の偏心プレート部分を抽出して示す図1のC方向矢視図、図2(b)は前記ホイールアライメント構造における他方の偏心プレート部分を抽出して示す図1のD方向矢視図である。
また、図3(a)は本発明の実施の形態例に係るホイールアライメント調整構造を分解して示す側面図、図3(b)は前記ホイールアライメント調整構造に適用される調整用ボルトを抽出して示す図3(a)のE−E線矢視の横断面図、図3(c)は前記ホイールアライメント調整構造に適用される一方の偏心プレートを抽出して示す図3(a)のF方向矢視図、図3(d)は前記ホイールアライメント調整構造に適用される一方の調整用長孔を抽出して示す図3(a)のF方向矢視図、図3(e)は前記ホイールアライメント調整構造に適用される他方の偏心プレートを抽出して示す図3(a)のG方向矢視図、図3(f)は前記ホイールアライメント調整構造に適用される他方の調整用長孔を抽出して示す図3(a)のG方向矢視図である。
これらの図に示すように、本実施の形態例に係るホイールアライメント調整構造は調整用長孔34,35と、プレートガイド36,37と、調整用ボルト38と、ナット39と、一対の偏心プレート40,41とを有している。そして、偏心プレート40,41は何れも、調整用ボルト38と別体のものであり、調整用ボルト38に対して着脱自在となっている。
詳述すると、車体側の固定部としてのフレーム31における平行な両側面32,33には一対の調整用長孔34,35と、一対のプレートガイド36,37とがそれぞれ形成されている。なお、図示例のフレーム31は横断面形状が逆U字状であり、補強のために二重構造となっている。なお、調整用長孔34,35及びプレートガイド36,37を設けるための固定部としては、車体のフレームに限らず、例えば横断面形状が逆U字状のブラケットなど、適宜の部材を選定することができる。また、前記固定部は左右両側に調整用長孔34,35及びプレートガイド36,37を設けるための平行な側面を有する形状であればよく、従って前記固定部の横断面形状は逆U字状に限らず、例えばU字状や矩形状などであってもよい。
調整用長孔34,35は長手方向がキャンバー、キャスター又はトーの調整方向に沿うように開口されている。プレートガイド36,37は同一形状であり、フレーム31の両側面32,33にそれぞれ溶接されている。プレートガイド36は調整用長孔34の長手方向に直交する方向に長い長孔状の枠体であり、調整用長孔34の長手方向両側に位置する平行な直線部36c,36dと、円弧部36a,36bとを有している。同様にプレートガイド37も、調整用長孔35の長手方向に直交する方向に長い長孔状の枠体であり、調整用長孔35の長手方向の両側に位置する平行な直線部37c,37dと、円弧部37a,37bとを有している。なお、プレートガイドは調整用長孔の長手方向両側に位置する平行な直線部を有していればよく、例えば円弧部を有してなるものや、矩形状の枠体、フレーム31自身の形状で平行な直線部を形成するものなどであってもよい。
一方、調整用ボルト38は軸部38aと、軸部38aの基端に設けられた六角の頭部38bと、軸部8aの先端に設けられたねじ部38cとを有してなるものである。軸部38aは円柱の外周面の両側面部を互い平行な平坦面部38a−3,38a−4に加工した形状を有している。即ち、軸部38aは同心の曲面部38a−1,38a−2と、平行な平坦面部38a−3,38a−4とを有している。平坦面部38a−3,38a−4は、偏心プレート40,41の偏心孔40a,41aとの係合部として機能する部分であり、軸部38aの全長に亘って形成されている。
偏心プレート40と偏心プレート41は同一形状のものである。偏心プレート40は円形板であり、そのプレート中心からずれた位置に偏心孔40aが設けられている。偏心孔40aは円の一部を互い平行な直線部40a−3,40a−4に加工した形状を有している。即ち、偏心孔40aは同心の円弧部40a−1,40a−2と、平行な直線部40a−3,40a−4とを有している。偏心プレート41は偏心プレート40と同じ径や厚みを有する円形板であり、そのプレート中心からずれた位置に偏心孔41aが設けられている。偏心孔41aは偏心孔40aと同様に円の一部を互い平行な直線部41a−3,41a−4に加工した形状を有している。即ち、偏心孔41aは同心の円弧部41a−1,41a−2と、平行な直線部41a−3,41a−4とを有している。
偏心孔40aの直線部40a−3,40a−4及び偏心孔41aの直線部41a−3,41a−4は、調整用ボルト38の軸部38a(平坦面部38a−3,38a−4)との係合部として機能する部分、即ち、調整用ボルト38を回したときに軸部38aが偏心孔40a,41aと係合して調整用ボルト38とともに偏心プレート40,41を回転させるための部分である。
軸部8aの平坦面部38a−3,38a−4間の幅d1と、偏心孔40aの直線部40a−3,40a−4間の幅d2と、偏心孔41aの直線部41a−3,41a−4間の幅d3との関係は、d1<d2=d3となっている。これに対して偏心プレート40を頭部38bに溶接して調整用ボルト38と一体にしたと仮定すると、各幅d1,d2,d3の関係は実質的にd1=d2<d3となり、従来の調整用ボルト8と偏心プレート10,11の関係が、これに相当する。
なお、調整用ボルトの軸部と偏心プレートの偏心孔との係合部の構造は、必ずしも上記のような平坦面部と直線部の構造に限定するものではなく、調整用ボルトを回したときに調整用ボルトとともに偏心プレートを回転させることができる構造であればよい。例えば、前記軸部の外周面に横断面形状がV字状等の溝を前記軸部の全長に亘って形成し、前記偏心孔の一部に前記溝と同形状の突起を形成してもよく、前記軸部の外周面の一箇所にだけ平坦面部を設ける(即ち平坦面部38a−3,38a−4の何れか一方だけを設ける)ようにしてもよい。
ここで図1及び図2に基づき、本ホイールアライメント調整構造を組み立てた状態の構成について説明する。フレーム31の両側面32,33の間には、図示しないホイールのキャンバー、キャスター又はトーを調整するためのアーム42の基端部(図示例では同基端部に設けられたブッシュ43)が介設されている。そして、一方の偏心プレート40は、一方のプレートガイド36の内側(直線部36c,36d間)に回転自在に嵌合されてフレーム31の一方の側面32(調整用長孔34の周縁部)に摺接しており、他方の偏心プレート41は、他方のプレートガイド37の内側(直線部37c,37d)に回転自在に嵌合されてフレーム31の他方の側面33(調整用長孔35の周縁部)に摺接している。
調整用ボルト38の軸部38aは偏心プレート40の偏心孔40a、調整用長孔34、アーム42の基端部(ブッシュ43)、調整用長孔35及び偏心プレート41の偏心孔41aに挿通されている。このとき、偏心プレート40,41のプレート中心は調整用ボルト38(軸部38a)の軸心からずれている。調整用ボルト38の頭部38bは偏心プレート40の外面に当接し、調整用ボルト38のねじ部38cは偏心プレート41から外側に突出している。かかる状態でナット39が調整用ボルト38のねじ部38cに螺合して締め付けられており、このことによって調整用ボルト38及び偏心プレート40,41とともにアーム42の基端部(ブッシュ43)がフレーム31に固定される。なお、アーム42の先端部は図示しないキャンバー調整体、キャスター調整体又はトー調整体に連結されている。
かかる構成のホイールアライメント調整構造において、ホイールのアライメント調整(キャンバー調整、キャスター調整又はトー調整)を行う場合、即ちフレーム31に対する調整用ボルト38(軸部38a)の固定位置調整(軸調整)を行う場合には、ナット39を緩めた状態で調整用ボルト38(頭部38b)を工具などにより時計回り又は反時計回りに回す。ことき、偏心プレート40,41は偏心孔40a,41aの直線部40a−3,40a−4,41a−3,41a−4が調整用ボルト8のプレート嵌合部8dの平坦面部8d−3,8d−4に係合するため、調整用ボルト38とともに回転する。
その結果、偏心プレート40はプレートガイド36の直線部36c,36dにより、調整用長孔34の長手方向への変位が規制されて同長手方向と直交する方向へ変位するように案内され、偏心プレート41もプレートガイド37の直線部37c,37dにより、調整用長孔35の長手方向への変位が規制されて同長手方向と直交する方向へ変位するように案内される。そして、調整用ボルト38(軸部38a)は調整用長孔34,35の長手方向に変位する。かくして、フレーム31に対する調整用ボルト38(軸部38a)の固定位置が調整されてホイールのキャンバー、キャスター又はトーが調整される。
そして、このときに本実施の形態例のホイールアライメント調整構造では、偏心プレート40,41が何れも調整用ボルト38と別体であることから、調整用ボルト38の軸部38aに対して同様のガタ(寸法差)を有しているため、調整用ボルト38の回転にともなって同じように回ることになり、一方の偏心プレートを調整用ボルトと一体にした従来のホイールアライメント調整構造のような偏心プレート間の回転位相差は生じない。従って、調整用ボルト38が調整用長孔34,35の長手方向に傾斜することはなくなるため(傾斜したとしても、従来に比べて極僅かであるため)、調整用ボルト38を調整用長孔34,35の長手方向に円滑に変位させることでき、アーム42のブッシュ43はフレーム1に対して滑らかに動くことができる。
しかも、本実施の形態例のホイールアライメント調整構造では、偏心プレート40,41と調整用ボルト38との間のガタが多少大きくても上記の効果が得られるため、従来の調整用ボルト8の如く寸法精度を上げてガタを低減するために軸部8aの先端部を小径のプレート嵌合部8cに加工する必要はない。一対の偏心プレート40,41の回転位相差は、一対の偏心プレート40,41のガタ量の差によって生じ、ガタ量の絶対値によらないため、本ホイールアライメント調整構造(軸調整構造)ではガタが多少大きくても、一対の偏心プレート40,41の回転位相に差が生じ難い。このため、本実施形態例の調整用ボルト38では、径の大きな軸部38aに係合部(図示例では平坦面部38a−3,38a−4)を形成して、この大径の軸部38aをそのままプレート嵌合部としている。従って、本実施の形態例の調整用ボルト38は、従来の調整用ボルト8に比べて製作が容易であり、強度も向上する。
更に、本実施の形態例のホイールアライメント調整構造によれば、偏心プレート40,41が同一形状であるため、上記の効果が顕著であることに加えて、偏心プレートの製作を効率的に行うことができる。
なお、必ずしも一対の偏心プレートを同一形状にする場合に限定するものではなく、一方の偏心プレートの偏心孔と他方の偏心プレートの偏心孔とに多少の寸法差があっても、また、例えば一方の偏心プレートと他方の偏心プレートを軸部の径の異なる部分に嵌合させるようにした場合でも、一方の偏心プレートを調整用ボルトと一体にした従来の構造に比べれば、上記の効果を得ることができる。
また、本発明は車両のホイールアライメント調整構造に適用して有用なものであるが、必ずしもこれに限定するものではなく、固定部に対する調整用ボルトの固定位置を調整するための各種の機器の軸調整構造に広く適用することができる。
また、プレートガイドの形状は、上記実施の形態例中で説明した内容と同等の効果を奏するのであればよく、例えば突起状のものでもよい。但し、このようなプレートガイドの形状をとった場合、プレートの形状についても卵型や楕円型にするなどの工夫が必要になる。
本発明は軸調整構造及びこれを有してなるホイールアライメント調整構造に関するものであり、調整用ボルトを調整用長孔の長手方向に円滑に変位させて、固定部に対する調整用ボルトの固定位置を円滑に調整することを可能にする場合に適用して有用なものである。
本発明の実施の形態例に係るホイールアライメント調整構造を一部破断して示す側面図である。 (a)は前記ホイールアライメント構造における一方の偏心プレート部分を抽出して示す図1のC方向矢視図、(b)は前記ホイールアライメント構造における他方の偏心プレート部分を抽出して示す図1のD方向矢視図である。 (a)は本発明の実施の形態例に係るホイールアライメント調整構造を分解して示す側面図、(b)は前記ホイールアライメント調整構造に適用される調整用ボルトを抽出して示す(a)のE−E線矢視の横断面図、(c)は前記ホイールアライメント調整構造に適用される一方の偏心プレートを抽出して示す(a)のF方向矢視図、(d)は前記ホイールアライメント調整構造に適用される一方の調整用長孔を抽出して示す(a)のF方向矢視図、(e)は前記ホイールアライメント調整構造に適用される他方の偏心プレートを抽出して示す(a)のG方向矢視図、(f)は前記ホイールアライメント調整構造に適用される他方の調整用長孔を抽出して示す(a)のG方向矢視図である。 (a)は従来のホイールアライメント調整構造を分解して示す斜視図、(b)は前記ホイールアライメント調整構造に適用される調整用ボルト及び一方の偏心プレートを抽出して示す側面図、(c)は(b)の調整用ボルトのA−A線矢視の横断面図、(d)は前記ホイールアライメント調整構造に適用される他方の偏心プレートを抽出して示す正面図である。 (a)は従来のホイールアライメント調整構造に適用される他の調整用ボルト及び一方の偏心プレートの側面図、(b)は(a)のB−B線矢視の横断面図、(c)は前記ホイールアライメント調整構造に適用される他方の偏心プレートの正面図である。
符号の説明
31 フレーム
32,33 フレームの側面
34,35 調整用長孔
36 プレートガイド
36a,36b プレートガイドの円弧部
36c,36d プレートガイドの直線部
37 プレートガイド
37a,37b プレートガイドの円弧部
37c,37d プレートガイドの直線部
38 調整用ボルト
38a 調整用ボルトの軸部
38a−1,38a−2 軸部の曲面部
38a−3,38a−4 軸部の平坦面部
38b 調整用ボルトの頭部
38c 調整用ボルトのねじ部
39 ナット
40,41 偏心プレート
40a 偏心孔
40a−1,40a−2 偏心孔の円弧部
40a−3,40a−4 偏心孔の直線部
41a 偏心孔
41a−1,41a−2 偏心孔の円弧部
41a−3,41a−4 偏心孔の直線部
42 アーム
43 ブッシュ

Claims (4)

  1. 固定部(31)の両側面(32,33)に設けられた一対の調整用長孔(34,35)と、
    前記固定部(31)の両側面(32,33)に設けられ、前記調整用長孔(34,35)の長手方向に位置する一対のプレートガイド(36,37)と、
    軸部(38a)と前記軸部(38a)の基端に設けられた頭部(38b)と前記軸部(38a)の先端に設けられたねじ部(38c)とを有し、前記一対の調整用長孔(34,35)に挿通される調整用ボルト(38)と、
    前記ねじ部(38c)に螺合されるナット(39)と、
    前記一対のプレートガイド(36,37)の間に回転自在に嵌合されて前記固定部(31)の両側面(32,33)に摺接する一対の偏心プレート(40,41)とを有する軸調整構造において、
    前記一対の偏心プレート(40,41)は、前記調整用ボルト(38)と別体のものであり、前記調整用ボルト(38)の軸部(38a)が挿通され且つ前記調整用ボルト(38)を回したときに前記軸部(38a)の外周に形成した係合部(38a−3,38a−4)に係合して前記一対の偏心プレート(40,41)を前記調整用ボルト(38)とともに回転せしめる偏心孔(40a,41a)がプレート中心からずれた位置に形成されており、前記偏心孔(40a,41a)には前記係合部(38a−3,38a−4)に係合する係合部(40a−3,40a−4,41a−3,41a−4)が偏心方向に対し直角な位置に設けられていることを特徴とする軸調整構造。
  2. 請求項1に記載の軸調整構造において、
    前記一対の偏心プレート(40,41)は同一形状のものであることを特徴とする軸調整構造。
  3. 請求項1又は2に記載の軸調整構造において、
    前記軸部(38a)の外周に形成した前記係合部(38a−3,38a−4)は、前記軸部(38a)の全長に亘って形成されていることを特徴とする軸調整構造。
  4. 請求項1,2又は3に記載の軸調整構造を有してなるホイールアライメント調整構造であって、
    前記固定部(31)は車体側の固定部(31)であり、
    前記調整用ボルト(38)は先端部がホイールのキャンバー、キャスター又はトー調整体に連結されたアーム(42)の基端部に連結され、
    前記調整用長孔(34,35)は長手方向が前記キャンバー、キャスター又はトーの調整方向に沿うように開口していることを特徴とするホイールアライメント調整構造。
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