JP4301240B2 - 自動取引システム - Google Patents
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Description
図において1は自動取引装置であり、この自動取引装置1は、顧客の操作により入出金等の取引が行えるものである。
自動取引装置1を構成するハードウエアとしては、紙幣の入出金を行う紙幣入出金機、硬貨の入出金を行う硬貨入出金機、操作誘導等の各種情報提供を行うディスプレイ、顧客による暗証番号や引き出し金額等の情報の入力および取引の選択を行うためのタッチパネル、顧客のカードを取り込み、ストライプ情報の読み取り等を行うカード処理機、顧客の通帳を取り込み、印字等を行う通帳処理機、取引明細票とジャナールの印字を行い、取引明細票を顧客に発行するジャーナルプリンタ等を備える。
このWebサーバ2には、自動取引装置1で取引を実行するために必要なアプリケーション(AP)プログラム2aや自動取引装置1のディスプレイ等から顧客に提供するコンテンツ等を格納してある。
3は自動取引装置1に搭載されたWebブラウザで、Webサーバ2からAPプログラム2aをダウンロードし、表示する。また、APプログラム2aのダウンロードがタイムアウトを起こしたことを検出する。
5は自動取引装置1に搭載されたI/Oドライバで、APプログラム2aが紙幣入出金機等のI/Oを駆動するためのドライバである。
6は自動取引装置1に搭載された監視プログラムで、Webブラウザ3を監視する。
7は自動取引装置1に搭載されたローカルAPプログラムで、Webサーバ3からダウンロードするAPプログラム2aにより実現可能な機能と同じ機能を実現可能なAPプログラムで、自動取引装置1の常駐させてある。
8は自動取引装置1に搭載された障害処理プログラムで、自動取引装置1で障害が発生した場合に実行され、取り込んでいる顧客のカード等の媒体等の返却、障害ログの記録等の障害処理を行う。
9は自動取引装置1の図示しないメモリ上に確保した取引情報セーブエリアで、APプログラム2aが取引途中の情報をセーブする。
次に第1の実施例の動作を説明する。
そして、APプログラム2aは、取引の進行状況に応じて、Webに起因する障害が発生した際にローカルAPプログラム7で取引を継続するために必要な情報を取引情報セーブエリア9にセーブする。この必要な情報としては、取引の種別やカードと通帳のような取引で使用している媒体の種類等の取引情報と、カードのストライプ情報、暗証情報、引き出し金額等の顧客の入力情報と、進行ページ等が挙げられる。この取引情報セーブエリア9にセーブした情報は、一取引が終了すると、クリアされる。
監視プログラム6は、APプログラム2aのダウンロードのタイムアウトを検出した時点で、取引情報セーブエリア9にセーブした情報から取引を継続可能であると判断すると、該取引情報セーブエリア9にセーブした進行ページを参照し、自動取引装置1に常駐させているローカルAPプログラム7内の該当する処理へジャンプさせる。
監視プログラム6は、Webブラウザ3の障害を検出した時点、もしくはAPプログラム2aのダウンロードのタイムアウトを検出した時点で、取引情報セーブエリア9にセーブした情報から取引を継続不可能であると判断すると、障害処理プログラム8を実行し、取り込んでいるカード等の媒体の返却や、障害ログの記録等、障害処理を実行する。
自動取引装置とWebサーバを接続し、該自動取引装置がWebサーバからAPプログラムをダウンロードして取引を実行するシステムでは、Webブラウザがハングすると、APプログラムのダウンロードが不可能となり、取引を継続できない。また、障害処理プログラムもWebサーバからダウンロードするAPプログラムに含まれているので、障害処理も行えないものであった。
ここで、この第1の実施例では、取引を継続させるため、ローカルAPプログラム7を搭載している。これにより、上述したように顧客サービスは向上するが、Webサーバ2側のAPプログラム2aを更新した場合、このローカルAPプログラム7も更新しなければならず、金融機関側から見ると、手間がかかるものである。
図において、1は自動取引装置であり、この自動取引装置1は、顧客の操作により入出金等の取引が行えるものである。
自動取引装置1を構成するハードウエアとしては、紙幣の入出金を行う紙幣入出金機、硬貨の入出金を行う硬貨入出金機、操作誘導等の各種情報提供を行うディスプレイ、顧客による暗証番号や引き出し金額等の情報の入力および取引の選択を行うためのタッチパネル、顧客のカードを取り込み、ストライプ情報の読み取り等を行うカード処理機、顧客の通帳を取り込み、印字等を行う通帳処理機、取引明細票とジャナールの印字を行い、取引明細票を顧客に発行するジャーナルプリンタ等を備える。
3は自動取引装置1に搭載されたWebブラウザで、Webサーバ2からAPプログラム2aをダウンロードし、表示する。また、APプログラム2aのダウンロードがタイムアウトを起こしたことを検出する。
5は自動取引装置1に搭載されたI/Oドライバで、APプログラム2aが紙幣入出金機等のI/Oを駆動するためのドライバである。
6は自動取引装置1に搭載された監視プログラムで、Webブラウザ3を監視する。
10は自動取引装置1に搭載された業務管理プログラムで、自動取引装置1に搭載された各ソフトウエアが実行する業務を管理する。
次に第2の実施例の動作を説明する。
自動取引装置1を長時間運用していると、Webブラウザ3がメモリリークを起こす場合がある。
そこで、監視プログラム6は、Webブラウザ3のメモリリーク量を監視し、メモリリーク量が自動取引装置1の運用に影響が起こらない値であらかじめ設定してあるしきい値を超えた時、該監視プログラム6は業務管理プログラム10へその旨通知する。
業務管理プログラム10は、取引選択待ちの状態になったことを検出すると、自動取引装置1のシステムのリブート処理を行い、メモリリークを解消する。
これにより、メモリリークにより自動取引装置1のシステムがホルト状態となることを防ぐことができる。
すなわち、業務管理プログラム10は取引選択待ち状態においても定期的なチェックを監視プログラム6に対し行う。
また、監視プログラム6は、業務管理プログラム10からの定期的なチェックを基に、Webブラウザ3に対しWebサーバ2の監視を行う旨指示を行う。
Webブラウザ3は、ハングやメモリリークを起こしていない場合はWebサーバ2側の障害有無、および回線の使用状況、例えばタイムアウト発生するか否かを監視することが可能であり、その結果を監視プログラム6へ通知する。監視プログラム6は、Webブラウザ3によるWebサーバ2側のチェック結果も併せて業務管理プログラム10へ通知する。
後処理の方法としては、Webベース取引の縮退もしくは取扱中止を選べることにする。例えば、情報提供のような、業務の主力とならないようなアプリケーションのみWebベースで構築されたようなシステムでは、業務管理プログラム10はWebベースの取引を縮退させる。逆に主力業務がWebベースの場合は取扱を中止する。後処理の後、復旧処理を行うが、これは後述する。
図において1は自動取引装置であり、この自動取引装置1は、顧客の操作により入出金等の取引が行えるものである。
自動取引装置1を構成するハードウエアとしては、紙幣の入出金を行う紙幣入出金機、硬貨の入出金を行う硬貨入出金機、操作誘導等の各種情報提供を行うディスプレイ、顧客による暗証番号や引き出し金額等の情報の入力および取引の選択を行うためのタッチパネル、顧客のカードを取り込み、ストライプ情報の読み取り等を行うカード処理機、顧客の通帳を取り込み、印字等を行う通帳処理機、取引明細票とジャナールの印字を行い、取引明細票を顧客に発行するジャーナルプリンタ等を備える。
3は自動取引装置1に搭載されたWebブラウザで、Webサーバ2からAPプログラム2aをダウンロードし、表示する。また、APプログラム2aのダウンロードがタイムアウトを起こしたことを検出する。
5は自動取引装置1に搭載されたI/Oドライバで、APプログラム2aが紙幣入出金機等のI/Oを駆動するためのドライバである。
6は自動取引装置1に搭載された監視プログラムで、Webブラウザ3を監視する。この監視プログラム6では、Webブラウザ3のハングといった、Webブラウザ3自体の障害と、Webブラウザ3のメモリリーク量を検出するとともに、Webブラウザ3からの通知によりAPプログラム2aのダウンロードがタイムアウトを起こしたことを検出する。
9は自動取引装置1の図示しないメモリ上に確保した取引情報セーブエリアで、APプログラム2aが取引途中の情報をセーブする。
10は自動取引装置1に搭載された業務管理プログラムで、自動取引装置1に搭載された各ソフトウエアが実行する業務を管理する。この業務管理プログラム10は、自動取引装置1が取引中、障害中、取引選択待ち等の各状態を把握したり、監視プログラム6に対してWebブラウザ3の監視の実行を指示する。また、Webブラウザ3等のリブートの実行を指示する。
図4は第3の実施例の流れを示すフローチャートで、このフローチャートは、取引選択待ち状態での監視、および復旧処理の流れを示している。
業務管理プログラム10は、取引選択待ち状態において、定期的なチェックを監視プログラム6に対し行う(S1)。これに対し監視プログラム6は、Webブラウザ3のハングおよびリーク有無を業務管理プログラム10へ通知する。
Webブラウザ3は、ハングやメモリリークを起こしていない場合はWebサーバ2側の障害有無、および回線の使用状況、例えばタイムアウト発生するか否かを監視することが可能であり、その結果を監視プログラム6へ通知する。監視プログラム6は、Webブラウザ3によるWebサーバ2側のチェック結果も併せて業務管理プログラム10へ通知する。
上述した定期チェックでシステムが正常である間に、顧客の操作で取引が選択されると、自動取引装置1のシステムは取引選択待ちの状態から取引中の状態へ切り替わる。
そして、APプログラム2aは、取引の進行状況に応じて、Webに起因する障害が発生した際にローカルAPプログラム7で取引を継続するために必要な情報を取引情報セーブエリア9にセーブする。
監視プログラム6は、取引中、Webブラウザ3がハングする等の障害を起こしたか否かを監視し、Webブラウザ3の障害を検出した時点で、取引情報セーブエリア9にセーブした情報から取引を継続可能であると判断すると、該取引情報セーブエリア9にセーブした進行ページを参照し、自動取引装置1に常駐させているローカルAPプログラム7内の該当する処理へジャンプさせる。
監視プログラム6は、Webブラウザ3の障害を検出した時点、もしくはAPプログラム2aのダウンロードのタイムアウトを検出した時点で、取引情報セーブエリア9にセーブした情報から取引を継続不可能であると判断すると、障害処理プログラム8を実行し、取り込んでいるカード等の媒体の返却や、障害ログの記録等、障害処理を実行する。なお、この障害処理プログラム8も上述したようにWebベースで構築しないことから、Webブラウザ3が障害の状態でも、障害処理を行うことが可能である。
この後処理は、Webに起因する障害が発生してその復旧処理を実行するに前に、主力業務のアプリケーションがWebベースで構築されている場合は、業務管理プログラム10は、取引制限として、一旦取扱中止にする。これに対し、情報提供のような業務の主力とならないアプリケーションのみWebベースで構築してある場合は、取引制限として、該当取引の選択キーを消し、このWebベースの取引を縮退させる。
そして、業務管理プログラム10は、障害の内容に応じて、復旧処理を行う。 すなわち、Webブラウザ3がホルトを起こした場合は(S4)、業務管理プログラム10は監視プログラム6へリスタート指示を行う。監視プログラム6は、ホルト状態のWebブラウザ3を強制終了し、再度Webブラウザ3を起動する(S5)。起動が完了したらその旨業務管理プログラム10へ通知する。
Webブラウザ3がメモリリークを起こした場合は(S4)、自動取引装置1のシステムがホルトを起こす可能性があるので、Webで提供されるアプリケーションによらず、S3における取引制限として、一旦取扱中止にする。そして、業務管理プログラム10は自動取引装置1のシステムをリブートする(S7)。システム再起動後、業務管理プログラム10は、再度定期チェックを開始し(S1)、結果正常となれば、取扱中止を解除する(S6)。
以上説明した第3の実施例では、事前のチェックで顧客の取引中の障害の発生を防ぐとともに、もし、取引中に障害が発生しても、取引の継続あるいは障害処理への移行、そして、障害の復旧が行えるので、顧客が長時間待たされることはなく、顧客サービスが向上するものである。
上述した各実施例において、Webサーバ2から提供されるのはAPプログラム2aとしたが、自動取引装置1の画面を構成するコンテンツのみをWebサーバ2から提供を受ける自動取引システムであっても、本発明は適用可能である。
2 Webサーバ
2a APプログラム
3 Webブラウザ
6 監視プログラム
7 ローカルAPプログラム
8 障害処理プログラム
9 取引情報セーブエリア
Claims (6)
- 自動取引装置とアプリケーションプログラムをダウンロードにより提供するサーバを接続し、前記自動取引装置は前記サーバから取引実行のための第1のアプリケーションプログラムをダウンロードしながら取引を行う自動取引システムにおいて、
前記自動取引装置は、前記サーバからアプリケーションプログラムをダウンロードできるか否かを検出する検出部を備え、かつ記憶部と判断手段を備えると共に、前記サーバからダウンロードした第1のアプリケーションプログラムにより実行される取引と同じ取引を実現できる第2のアプリケーションプログラムを常駐させ、
前記自動取引装置が取引待ちの状態のとき、前記サーバからアプリケーションプログラムをダウンロードできなくなったことを前記検出手段が検出した場合、前記自動取引装置での取引の取扱を中止し、
取引時には前記自動取引装置が取引実行の過程で取得した情報を前記記憶部に記憶しておき、取引実行中に前記サーバからアプリケーションプログラムをダウンロードできなくなったことを前記検出手段が検出したとき、前記記憶部に記憶した情報から前記判断手段が取引の継続が可能であると判断した場合、前記第2のアプリケーションプログラムにより、該当する処理から前記実行中の取引を継続することを特徴とする自動取引システム。 - 請求項1において、
前記サーバはWebサーバであり、前記アプリケーションプログラムのダウンロードは前記自動取引装置に設けられたWebブラウザが行うことを特徴とする自動取引システム。 - 請求項2において、
前記検出手段は、前記Webブラウザの障害の検出と、前記Webブラウザに対して前記Webサーバの障害の有無を監視させるための指示を行い、
前記Webブラウザは、前記Webサーバの監視結果を前記検出部に通知することを特徴とする自動取引システム。 - 請求項2または請求項3において、
前記自動取引装置は、前記Webブラウザをリブートすることで、前記Webサーバからアプリケーションプログラムをダウンロードできる環境を保持することを特徴とする自動取引システム。 - 請求項4において、
前記自動取引装置は、前記Webサーバからアプリケーションプログラムをダウンロードして実行する取引を実行不可としている間に、前記Webブラウザをリブートすることを特徴とする自動取引システム。 - 請求項2または請求項3において、
前記自動取引装置は、自動取引装置側のWeb環境に起因しない前記Webサーバ側で障害が発生すると、Webサーバからアプリケーションプログラムをダウンロードして実行する取引を実行不可とするとともに、Web環境の定期的なチェックを続け、Webサーバ側の障害が復旧すると、前記取引の実行不可を解除することを特徴とする自動取引システム。
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