JP4298347B2 - 自動、手動フォーカス切り換え機能を有する撮像装置 - Google Patents
自動、手動フォーカス切り換え機能を有する撮像装置 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビカメラやビデオカメラ等に好適なズームレンズに関し、特に自動焦点検出手段と手動による合焦手段を有するズームレンズに適用される。
【0002】
【従来の技術】
変倍移動群より物体側に合焦移動群を配置する前玉フォーカス方式は、変倍を行っても、繰り出し量が変化しないため、マニュアルフォーカス方式に有利であることから、手動操作を重視する放送用ズームレンズや業務用ズームレンズにおいて広く採用されている。
【0003】
一方、変倍移動群より像側に合焦移動群を配置するリアフォーカス方式は、フォーカス群の小型軽量化に有利であることから、オートフォーカス方式のズームレンズに広く採用されている。近年、テレビカメラのズームレンズは、撮影者及び撮影条件の多様化に伴い、操作性及び、その簡便性、機動性を高めることが要求されている。これに対応し、マニュアルフォーカス(以下MFと記す)とオートフォーカス(以下AFと記す)の両方を備え持つズームレンズの要望が高まっている。
【0004】
特登録2561637号や実公昭62−43286号では、これらの点を鑑み、AF用としては、変倍移動群より像側のレンズ群を使用し、MF用としては、変倍移動群より物体側のレンズ群を使用しており、AF/MF切り換えが可能なズームレンズが提唱されている。
【0005】
従来のAF/MF切り換え可能なズームレンズは、物体側から順に、手動合焦のための、第1フォーカスレン群、光軸上を移動して変倍を行う変倍群、変倍に伴って変動する像面を補正するための補正群、結像に寄与するリレーレンズ群で構成されている。自動合焦用の第2のフォーカスレンズ群は、リレーレンズ群の中に配置されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
MFモード動作中においては、第2のフォーカスレンズ群は定位置に固定であり、第1のフォーカスレンズ群により手動で合焦を行う。AFモード切り換え、及び、AFモード動作時においては、第1のフォーカスレンズ群は定位置で固定であり、第2フォーカス群により自動合焦が行われる。AFモードからMFモードへ切り換わると、第2フォーカスレンズ群は切り換えに連動して定位置に復帰される。これにより例えば、第1フォーカスレンズ群が無限配置で固定されていたとすると、有限距離にある被写体を撮影している場合、AFモードからMFモードへ切り換わるとピントずれが発生し、見苦しい映像となってしまい、撮影に支障をきたすという問題点があった。
【0007】
本出願に関わる発明の目的は、AFモードからMFモードへ切り換える際に生ずるピントずれによる映像のボケを目立たなくするような機構を持つ撮像装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の撮像装置又はズームレンズ装置は、第1フォーカスレンズレンズユニットと、前記第1のフォーカスレンズユニットをマニュアル操作するマニュアル操作手段と、変倍レンズユニットと、前記変倍レンズユニットを駆動するズームモータと、第2フォーカスレンズユニットと、オートフォーカス制御手段の出力に基いて前記第2フォーカスレンズユニットを駆動するフォーカスモータと、オートフォーカス機能をオンにするオートフォーカスモードとオフにするマニュアルフォーカスモードとに切り換える切り換えスイッチと、を有し、前記オートフォーカスモードから前記マニュアルフォーカスモードへの切り換えに連動して、前記第2フォーカスレンズユニットを第1の決められた位置に駆動すると共に、前記変倍レンズユニットをワイド端の位置に駆動する制御手段を有することを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図1〜図4に基づき説明する。
【0010】
図1は本発明による撮像装置の構成を示す概略図である。同図において、1は手動による合焦のためのフォーカスレンズ群、2は変倍レンズ群であり、光軸上を移動して変倍を行うレンズ群2aと変倍に伴って変動する像面を補正するためのレンズ群2bとを有している。3は光量を調節するための絞り装置、4は結像に寄与するリレーレンズ群であり、全ズームレンズ系の焦点距離範囲を変移させる効果を持つ変倍光学系(エクステンダーレンズ)5が挿脱可能な空間を有し、変倍光学系よりも前側にある前側リレーレンズ群4a、変倍光学系よりも後側にある後側リレーレンズ群4bとから構成されている。本実施例において、第2のフォーカスレンズ群6は後側リレーレンズ群4bの中に配置されている。同図では以上の各要素1〜6にてズームレンズが構成されている。7は光信号を電気信号に変換して映像信号として出力するCCD(撮像素子)、8は映像信号処理回路であり、撮像素子7からの信号にもとづいて映像信号を得ている。9は処理された映像信号をもとにAF評価値として尖鋭度を算出するAF評価部、10は第2のフォーカスレンズ群6を電気的に駆動するための駆動部、11はCPU(中央演算装置)、12は記録部である。13は変倍群を電気的に駆動するための駆動部、14はAF/MFモード切り換えスイッチである。AF/MFモード切り換えスイッチ14はCPU11によって常に監視されている。
【0011】
図2はMF動作時のズームレンズの状態図である。MFモードがONの時は、フォーカスレンズ群1により手動合焦が行われる。第2のフォーカスレンズ群6は不動であり、この時の第2フォーカスレンズ群の位置を基準位置として、記録部12に記録しておく。MFモードからAFモードへ切り換わる時、フォーカスレンズ群1は定位置で固定されている。
【0012】
図3に示すように、AFモードがONの時は、CPU11はAF評価部9で算出された尖鋭度をもとに、尖鋭度が最大値をとるような第2のフォーカスレンズ群6の位置を検知し、フォーカスレンズ群6の駆動部10に位置指令信号を入力する。駆動部10はCPU11からの位置指令信号をもとに、フォーカスレンズ群6を駆動し、位置制御を行うことで合焦が行われる。
【0013】
図4に示すように、AFモードからMFモードの切り換えが行われると、CPU11はフォーカスレンズ群6の駆動部10に基準位置に復帰するように指令信号を送り、また同時に変倍群2の駆動部13に広角端まで駆動するように指令信号を送る。第2のフォーカスレンズ群6の駆動部10はフォーカスレンズ群6を基準位置まで駆動し、変倍群の駆動部13は変倍群2を広角端まで駆動し、MFモードでの撮影が開始される。本実施例においては、変倍レンズ群は、変倍群2a、補正群2bにより構成されているが、複数の群を連動させて変倍を行う多群ズームレンズにおいても本発明は適用できる。また、本実施例では変倍光学系(エクステンダ―)を着脱する空間を有しているが、変倍光学系が存在しなく、着脱空間を有していない光学系においても本発明は適用される。また本実施例において、第2のフォーカスレンズ群は、後側リレーレンズ群の中に配置されているが、前側リレーレンズ群に配置することも可能である。また、MFモードからAFモードへ切り換わる時、第1フォーカスレンズ群は無限端、至近端、その他の有限距離など任意の定位置に固定されることが可能である。その場合、第1フォーカスレンズ群の定位置に対応して、第2フォーカスレンズ群の基準位置及び、移動範囲を決めれば良い。
【0014】
以上のような構成をとることにより、AFモードからMFモードに移行する際に、自動的に変倍群が広角端まで駆動することによって、ピントずれによるボケを目立たなくすることが可能であり、鮮鋭な映像を保つことができる。
【0015】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に関わる撮像装置は、AFモードからMFモードに移行する際に、変倍群が広角端まで駆動することにより発生したピントずれを目立たなくすることができ、鮮鋭な像を保ったまま撮影を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に関わる撮像装置の構成図
【図2】本発明の実施例に関わるMF動作時でのズームレンズの状態図
【図3】本発明の実施例に関わるAF動作時でのズームレンズの状態図
【図4】本発明の実施例に関わるAF⇒MF切り換え時でのズームレンズの状態図
【符号の説明】
1 手動合焦のためのフォーカスレンズ群
2 変倍レンズ群
2a 変倍レンズ群
2b 像面補正レンズ群
3 開口絞り装置
4 リレーレンズ群
4a 前側リレーレンズ群
4b 後側リレーレンズ群
5 エクステンダーレンズ着脱空間
6 第2のフォーカスレンズ群
7 撮像素子
8 映像信号処理回路
9 AF評価部
10 第2のフォーカスレンズ群電動駆動部
11CPU(中央演算処理装置)
12 記録図
13 変倍群電動駆動部
14 AF/MF切り換え様スイッチ
Claims (2)
- 第1フォーカスレンズレンズユニットと、
前記第1のフォーカスレンズユニットをマニュアル操作するマニュアル操作手段と、
変倍レンズユニットと、
前記変倍レンズユニットを駆動するズームモータと、
第2フォーカスレンズユニットと、
オートフォーカス制御手段の出力に基いて前記第2フォーカスレンズユニットを駆動するフォーカスモータと、
オートフォーカス機能をオンにするオートフォーカスモードとオフにするマニュアルフォーカスモードとに切り換える切り換えスイッチと、を有し、
前記オートフォーカスモードから前記マニュアルフォーカスモードへの切り換えに連動して、前記第2フォーカスレンズユニットを第1の決められた位置に駆動すると共に、前記変倍レンズユニットをワイド端の位置に駆動する制御手段を有することを特徴とする撮像装置。 - 第1フォーカスレンズレンズユニットと、
前記第1のフォーカスレンズユニットをマニュアル操作するマニュアル操作手段と、
変倍レンズユニットと、
前記変倍レンズユニットを駆動するズームモータと、
第2フォーカスレンズユニットと、
オートフォーカス制御手段の出力に基いて前記第2フォーカスレンズユニットを駆動するフォーカスモータと、を有し、
オートフォーカスのオンからオフへ切り換えに連動して、前記第2フォーカスレンズユニットを第1の決められた位置に駆動すると共に、前記変倍レンズユニットをワイド端の位置に駆動する制御手段を有することを特徴とするズームレンズ装置。
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