JP4298021B2 - 商品陳列フック及び表示具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品を吊り下げて販売に供する商品陳列フック及び陳列商品の情報を表示する表示具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、商品を吊り下げる商品陳列フックや、陳列商品の商品名や価格などを表示する表示具には、陳列棚等に横設された四角柱状の横設バーに取り付けられる取付部が設けられている。
【0003】
この取付部は、一般に、金属製の板材が断面コ字状に屈曲形成されてなり、相対向した対向部と両対向部を連設する連設部とにより形成されている。そして、前記取付部は、下方へ向けて開口するように固定されている。
【0004】
これにより、この取付部を備えた前記商品陳列フックあるいは前記表示具を固定する際には、前記取付部を前記横設バーの上方より嵌合させて固定できるように構成されている。また、前記横設バーに固定された状態においては、前記取付部の上部に設けられた前記連設部が横設バーの天面に面接するとともに、対向部が前記横設バーの側面に当接することによって、不用意な回動が防止されるように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記商品陳列フックあるいは前記表示具にあっては、その取付部が四角柱状の横設バーに取り付けられるように構成されているため、固定できる場所が自ずと制限されてしまうという問題点があった。
【0006】
すなわち、図11は、マーケットなどの売場で一般的に用いられている陳列棚101を示す図であり、該陳列棚101は、商品102,・・・を載置して陳列するように構成されている。この陳列棚101の前端には、カードレール103が設けられており、該カードレール103には、商品名や価格を表示するカード体104が、上縁が折り返されてなる上縁折返し部105と下縁が折り返されてなる下縁折返し部106とに係止された状態で保持されている。また、前記陳列棚102の前端と前記カードレール103との間には、商品102,・・・のずれ落ちを防止する止め板107が固定されており、この陳列棚101に前述した取付部を取り付けることは不可能であった。
【0007】
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、陳列棚に取り付けることができる商品陳列フック及び表示具を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明の請求項1の商品陳列フックにあっては、取付箇所に取り付けられる取付部が、相対向する板状の対向部と両対向部を連設する連設部とからなる下方開口状に形成され、前記取付箇所を前記両対向部間に配置した取付状態を形成可能な商品陳列フックにおいて、前記取付部の一方の対向部に商品が吊り下げられるフックを突設し、他方の対向部の下端を、陳列棚のカードレールの下縁が上方へ折り返されてなる下縁折返し部に係止した状態で、前記カードレールの上縁が下方へ折り返されてなる上縁折返し部に係止可能な上爪部を前記他方の対向部の上端部に設けるとともに、前記他方の対向部を弾性変形可能に構成した。
【0009】
すなわち、この商品陳列フックの取付部には、連設部により連設された相対向する板状の対向部が設けられており、両対向部の間には、下方開口状の挿入空間が形成される。このため、商品が載置されるとともに商品のずれ落ちを防止する止め板が設けられた陳列棚において、商品陳列フックを取り付ける際には、該商品陳列フックは、前記取付部の両対向部の間に形成された前記挿入空間に前記止め板が挿入された状態で係止される。
【0010】
さらに、前記取付部には、前記他方の対向部の下端を陳列棚のカードレールの下縁折返し部に係止した状態で、前記カードレールの上縁折返し部に係止可能な上爪部が形成されているので、カードレールが前端に設けられた陳列棚において、商品陳列フックを取り付ける際には、前記取付部の他方の対向部の下端が前記カードレールの下縁折返し部に係止されるとともに、前記上爪部がカードレールの上縁折返し部に係止された状態で固定される。
【0011】
また、請求項2の商品陳列フックにおいては、前記一方の対向部の長さ寸法を、前記他方の対向部より長く設定した。
【0012】
すなわち、前記表示具における取付部は、フックが突設された一方の対向部の長さ寸法が、他方の対向部より長く設定されているため、この取付部が固定される前記止め板が、横方向に延在する複数の横桟部及び縦方向に延在する複数の縦桟部からなる金網により形成され、上下の横桟部の間に網目が形成されている場合であっても、前記両対向部の長さ寸法が同寸法に設定された場合と比較して、前記一方の対向部における下方の横桟部への当接状態の確保が容易に行われる。
【0013】
さらに、請求項3の商品陳列フックでは、前記他方の対向部を、前記一方の対向部より薄肉に形成した。
【0014】
すなわち、前記取付部の他方の対向部の下端を前記カードレールの下縁折返し部に係止させた後、前記取付部に設けられた上爪部をカードレールの上縁折返し部に係止する際には、前記他方の対向部の弾性変形が促進される。
【0015】
加えて、請求項4の商品陳列フックにおいては、前記他方の対向部を、前記一方の対向部へ向けて突出する湾曲状に形成した。
【0016】
これにより、陳列棚の止め板が挿入される前記取付部の両対向部の間に形成された挿入空間には、幅寸法の狭い幅狭部が形成されるので、前記止め板が挿入された状態におけるガタツキが防止される。また、前記取付部の他方の対向部の下端を前記カードレールの下縁折返し部に係止させた後、前記取付部に設けられた上爪部をカードレールの上縁折返し部に係止する際には、前記一方の対向部が平板状に形成された場合と比較して、前記他方の対向部の弾性変形が促進される。
【0017】
そして、本発明の請求項5の表示具にあっては、取付箇所に取り付けられる取付部が、相対向する板状の対向部と両対向部を連設する連設部とからなる下方開口状に形成され、前記取付箇所を前記両対向部間に配置した取付状態を形成可能な表示具であって、前記取付部の一方の対向部側に、商品名や価格などの表示情報が表示される表示手段を設け、他方の対向部の下端を、陳列棚のカードレールの下縁が上方へ折り返されてなる下縁折返し部に係止した状態で、前記カードレールの上縁が下方へ折り返されてなる上縁折返し部に係止可能な上爪部を前記他方の対向部の上端部に設けるとともに、前記他方の対向部を弾性変形可能に構成した。
【0018】
すなわち、この表示具の取付部には、連設部により連設された相対向する板状の対向部が設けられており、両対向部の間には、下方開口状の挿入空間が形成される。このため、商品が載置されるとともに商品のずれ落ちを防止する止め板が設けられた陳列棚において、前記表示具を取り付ける際には、該表示具は、前記取付部の両対向部の間に形成された前記挿入空間に前記止め板が挿入された状態で係止される。
【0019】
さらに、前記取付部には、前記他方の対向部の下端を陳列棚のカードレールの下縁折返し部に係止した状態で、前記カードレールの上縁折返し部に係止可能な上爪部が形成されているので、カードレールが前端に設けられた陳列棚において、商品陳列フックを取り付ける際には、前記取付部の他方の対向部の下端が前記カードレールの下縁折返し部に係止されるとともに、前記上爪部がカードレールの上縁折返し部に係止された状態で固定される。
【0020】
また、請求項6の表示具においては、前記一方の対向部の長さ寸法を、前記他方の対向部より長く設定した。
【0021】
すなわち、前記表示具における取付部は、商品名や価格などの表示情報が表示される表示手段側の前記一方の対向部の長さ寸法が、他方の対向部より長く設定されているため、この取付部が固定される前記止め板が、横方向に延在する複数の横桟部及び縦方向に延在する複数の縦桟部からなる金網により形成され、上下の横桟部の間に網目が形成されている場合であっても、前記両対向部の長さ寸法が同寸法に設定された場合と比較して、前記一方の対向部における下方の横桟部への当接状態の確保が容易に行われる。
【0022】
さらに、請求項7の表示用具では、前記他方の対向部を、前記一方の対向部より薄肉に形成した。
【0023】
すなわち、前記取付部の他方の対向部の下端を前記カードレールの下縁折返し部に係止させた後、前記取付部に設けられた上爪部をカードレールの上縁折返し部に係止する際には、前記他方の対向部の弾性変形が促進される。
【0024】
加えて、請求項8の表示具においては、前記他方の対向部を、前記一方の対向部へ向けて突出する湾曲状に形成した。
【0025】
これにより、陳列棚の止め板が挿入される前記取付部の両対向部の間に形成された挿入空間には、幅寸法の狭い幅狭部が形成されるので、前記止め板が挿入された状態におけるガタツキが防止される。また、前記取付部の他方の対向部の下端を前記カードレールの下縁折返し部に係止させた後、前記取付部に設けられた上爪部をカードレールの上縁折返し部に係止する際には、前記一方の対向部が平板状に形成された場合と比較して、前記他方の対向部の弾性変形が促進される。
【0026】
【実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態を図面にしたがって説明する。図1は、本実施の形態にかかる商品陳列フック1を示す斜視図であり、該商品陳列フック1は、商品を吊り下げて販売に供するものである。
【0027】
この商品陳列フック1は、合成樹脂により形成されており、図2にも示すように、商品陳列フック1を所定の部位に取り付ける取付部11と、該取付部11に設けられたフック12と、前記取付部11に設けられた表示手段としての表示プレート13とにより構成されている。前記取付部11は、取付状態において前後方向へ水平に延在した板状の連設部としての水平板14と、該水平板14の後端より下方へ延出した板状の対向部としての下方延出板15と、前記水平板14における後端より前方側の部位から下方へ垂下した対向部である垂下板16とからなり、下方へ開口した断面コ字状に形成されている。前記垂下板16の中央部には、商品が吊り下げられる前記フック12が突設されており、該フック12は、先端部が上方へ向けて屈曲されている。そして、前記垂下板16の長さ寸法は、前記下方延出板15の長さ寸法より長く設定されている。
【0028】
該下方延出板15の厚み寸法T1は、前記垂下板16の厚み寸法T2より薄肉に形成されており、前記垂下板16においては、前記フック12に加えられる荷重による変形が防止される一方、前記下方延出板15にあっては、弾性変形が容易となるように構成されている。この下方延出板15の下端部には、前記垂下板16より離れる方向、つまり後方へ向けて折曲して延在する折曲部17が形成されており、該折曲部17の先端には、下方へ突出する下爪部18が設けられている。
【0029】
前記水平板14の後端からは、該水平板14より薄肉の薄肉部21が後方へ向けて延出しており、該薄肉部21の端部には、図3にも示すように、前記下方延出板15の前記下爪部18を、陳列棚22のカードレール23の下縁が上方へ折り返されてなる下縁折返し部24に係止した状態で、前記カードレール23の上縁が下方へ折り返されてなる上縁折返し部25に係止可能な上爪部26が、上方へ向けて突設されている。これにより、該上爪部26と前記水平板14との間には、前記カードレール23の上縁折返し部25の先端が挿入される溝部27が形成されているとともに、前記下爪部18と前記折曲部17との間には、前記カードレール23の下縁折返し部24の先端が当接される段差部28が形成されている。
【0030】
また、前記水平板14の前端には、垂直方向に延在する前記表示プレート13が設けられている。該表示プレート13には、図1に示したように、前記水平板14の高さ位置を境にした上方側の上方表示領域31と、該上方表示領域31より狭小な下方側の下方表示領域32とが形成されており、両表示領域31,32には、商品名や価格などの表示情報が印刷されたシールが貼着されるように構成されている。
【0031】
以上の構成にかかる本実施の形態において、前記商品陳列フック1を、図3に示したように、陳列棚22の前端に設けられたカードレール23に取り付ける際には、取付部11の下方延出板15の下端に設けられた下爪部18を、前記カードレール23の下縁折返し部24の内側に係止させた後、厚肉に形成された変形しにくい垂下板16を挟持しつつ、薄肉に形成された前記下方延出板15を弾性変形させて、水平板14より後方へ延出した薄肉部21を、前記カードレール23の上縁折返し部25の内側へ挿入する。すると、前記薄肉部21に形成された上爪部26が前記上縁折返し部25に係止されるとともに、前記下方延出板15に設けられた下爪部18が前記下縁折返し部24に係止された状態で、商品陳列クック1を前記カードレール23に固定することができる。このとき、前記下方延出板15の厚み寸法T1は、前記垂下板16の厚み寸法T2より薄肉に形成されているので、前記下方延出板15の弾性変形を促進させることができ、前記カードレール23への取付性が向上する。
【0032】
また、前記カードレール23の上縁折返し部25は、前記上爪部26と前記水平板15との間に形成された溝部27挿入されるので、前記上爪部26と前記上縁折返し部25との係止状態が維持される。また、前記カードレール23の下縁折返し部24の先端は、前記下爪部18と前記折曲部17との間に形成された段差部28に当接されるので、前記下爪部18と前記下縁折返し部24との係止状態が維持される。
【0033】
そして、図4に示すように、陳列棚22の前端とカードレール23との間に、商品のずれ落ちを防止する止め板41が設けられている場合には、前記取付部11の前記垂下板16と前記下方延出板15との間に前記止め板41を挿入させ、両板15,16間に形成された挿入空間42へ前記止め板41を挿入した状態で、前記商品陳列フック1を陳列棚22に取り付けることができる。このとき、前記止め板41が、図5に示すように、厚肉の場合、前記下方延出板15が弾性変形することによって、これを吸収することができる。
【0034】
さらに、図6に示すように、陳列棚22の前端とカードレール23との間に、上縁を形成する上縁横桟部51と、下縁を形成する下縁横桟部52と、両横桟部51,52を連結する縦桟部53とからなる金網54が設けられ、上縁及び下縁横桟部51,52の間に網目が形成されている場合であっても、商品を吊り下げるフック12が突設された前記垂下板16の長さ寸法は、前記下方延出板15より長く設定されているとともに、前記網目の隙間寸法より十分に長く設定されているため、前記垂下板16の長さ寸法が前記下方延出板15の長さ寸法と同寸法に設定された場合と比較して、前記垂下板16の下部を、前記下縁横桟部52及び前記カードレール23の上縁折返し部25へ確実に当接させることができる。これにより、前記フック12に吊り下げられた商品の荷重を、前記垂下板16を介して前記下縁横桟部52及び前記カードレール23に加えることができ、商品陳列フック1の不用意な回動を防止することができる。
【0035】
加えて、図7に示すように、陳列棚22の前端とカードレール23との間に、商品のずれ落ちを防止する起立壁61と、該起立壁61より斜め下方へ延出した傾斜壁62と、該傾斜壁62より上方へ延出した前部壁63とからなるカードホルダー64が設けられている場合には、前記取付部11の前記垂下板16と前記下方延出板15との間に、前記カードホルダー64の前記前部壁63を挿入し、両板15,16間に形成された挿入空間42へ前記前部壁63を挿入した状態で、前記商品陳列フック1を陳列棚22に取り付けることができる。
【0036】
このように、陳列棚22の前方に商品陳列フック1を取り付け、該商品陳列フック1のフック12に商品を吊り下げて陳列することができるので、陳列棚22の前方空間を有効利用することができる。
【0037】
(第2の実施の形態)
図8は、第2の実施の形態にかかる商品陳列フック71を示す側面図であり、第1の実施の形態における取付部11の下方延出部15の中央部が、垂下板16へ向けて突出した湾曲状に形成されている。
【0038】
これにより、前述した取付部11の下方延出板15と垂下板16との間に形成された挿入空間42には、幅寸法の狭い幅狭部75が形成されるので、前記挿入空間42に陳列棚22の止め板41が挿入された状態におけるガタツキを防止することができる(図4及び図5参照)。
【0039】
また、前記下方延出板15の下爪部18を前記カードレール23の下縁折返し部24に係止させた後、前記取付部11の上爪部26をカードレール23の上縁折返し部25に係止する際には(図3参照)、前記下方延出部15が平板状に形成された第1の実施の形態と比較して、前記下方延出板15の弾性変形をさらに促進させることができるので、前記カードレール23への取付性がより一層向上する。
【0040】
(第3の実施の形態)
図9は、本発明の表示具81を示す図であり、第1の実施の形態における商品陳列フック1からフック12を取り除いたものが示されている。つまり、取付部11から前方へ延出した水平板14には、商品名や価格などの表示情報が印刷されたシールが貼着される表示手段としての表示プレートが設けられている。
【0041】
本実施の形態における表示用具81にあっては、図3〜図7に示した場合と同様に、陳列棚22に表示具81を取り付け、表示プレート13に貼着されるシールに表示された商品名や価格などの商品情報を表示することができるとともに、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0042】
(第4の実施の形態)
図10は、第4の実施の形態にかかる表示具91を示す図であり、第2の実施の形態における商品陳列フック71からフック12を取り除いたものが示されている。
【0043】
この表示具91においても、第2の実施の形態と同様に、取付状態におけるガタツキを防止することができるとともに、下方延出板15の弾性変形を、第3の実施の形態と比較して、さらに促進させることができ、取付性をより一層向上させることができる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の請求項1の商品陳列フックにあっては、取付部の両対向部の間には、下方開口状の挿入空間が形成されるので、前記取付部の挿入空間に陳列棚の前端に設けられた止め板を挿入した状態で、前記商品陳列フックを陳列棚に取り付けることができる。また、前記取付部には、前記他方の対向部の下端を陳列棚のカードレールの下縁折返し部に係止した状態で、前記カードレールの上縁折返し部に係止可能な上爪部が形成されているので、カードレールが前端に設けられた陳列棚において、前記取付部の他方の対向部の下端を前記カードレールの下縁折返し部に係止するとともに、前記上爪部をカードレールの上縁折返し部に係止させた状態で、商品陳列フックを前記カードレールに固定することができる。
【0045】
このように、陳列棚の前方に商品陳列フックを取り付け、該商品陳列フックに商品を吊り下げることができるので、陳列棚の前方空間を有効利用することができる。
【0046】
また、請求項2の商品陳列フックにおいては、前記取付部における一方の対向部の長さ寸法を、他方の対向部より長く設定することで、この取付部が固定される前記止め板が金網により形成され、上下の横桟部の間に網目が形成されている場合であっても、前記両対向部の長さ寸法が同寸法に設定された場合と比較して、前記一方の対向部における下方の横桟部への当接状態の確保が容易となる。これにより、フックに吊り下げられた商品の荷重を、前記一方の対向部を介して前記横桟部に加えることができ、商品陳列フックの不用意な回動を防止することができる。
【0047】
さらに、請求項3の商品陳列フックでは、前記取付部の他方の対向部を、一方の対向部より薄肉に形成することにより、取付部の他方の対向部の下端をカードレールの下縁折返し部に係止させた後、取付部の上爪部をカードレールの上縁折返し部に係止する際に、前記他方の対向部の弾性変形を促進させることができるので、前記カードレールへの取付性が向上する。
【0048】
加えて、請求項4の商品陳列フックでは、前記取付部の他方の対向部を、一方の対向部へ向けて突出した湾曲状にすることにより、陳列棚の止め板が挿入される前記取付部の両対向部の間に形成された挿入空間に、幅寸法の狭い幅狭部を形成することができ、これにより、前記止め板が挿入された状態におけるガタツキを防止することができる。また、前記取付部の他方の対向部の下端をカードレールの下縁折返し部に係止させた後、前記取付部の上爪部をカードレールの上縁折返し部に係止する際には、前記一方の対向部が平板状に形成された場合と比較して、前記他方の対向部の弾性変形を促進させることができるので、前記カードレールへの取付性が向上する。
【0049】
そして、本発明の請求項5の表示具にあっては、取付部の両対向部の間には、下方開口状の挿入空間が形成されるので、前記取付部の挿入空間に陳列棚の前端に設けられた止め板を挿入した状態で、前記表示具を陳列棚に取り付けることができる。さらに、前記取付部には、前記他方の対向部の下端を陳列棚のカードレールの下縁折返し部に係止した状態で、前記カードレールの上縁折返し部に係止可能な上爪部が形成されているので、カードレールが前端に設けられた陳列棚において、前記取付部の他方の対向部の下端を前記カードレールの下縁折返し部に係止するとともに、前記上爪部をカードレールの上縁折返し部に係止させた状態で、表示具を前記カードレールに固定することができる。
【0050】
また、請求項6の表示用具においては、前記取付部における一方の対向部の長さ寸法を、他方の対向部より長く設定することで、この取付部が固定される前記止め板が金網により形成され、上下の横桟部の間に網目が形成されている場合であっても、前記両対向部の長さ寸法が同寸法に設定された場合と比較して、前記一方の対向部における下方の横桟部への当接状態の確保が容易となる。これにより、前記一方の対向部に生じる傾きを前記横桟部で支持することができ、表示具の不用意な回動を防止することができる。
【0051】
さらに、請求項7の表示具においては、前記取付部の他方の対向部を、一方の対向部より薄肉に形成することによって、取付部の他方の対向部の下端をカードレールの下縁折返し部に係止させた後、取付部の上爪部をカードレールの上縁折返し部に係止する際に、前記他方の対向部の弾性変形を促進させることができるので、前記カードレールへの取付性が向上する。
【0052】
加えて、請求項8の表示具では、前記取付部の他方の対向部を、一方の対向部へ向けて突出した湾曲状にすることにより、陳列棚の止め板が挿入される前記取付部の両対向部の間に形成された挿入空間に、幅寸法の狭い幅狭部を形成することができ、これにより、前記止め板が挿入された状態におけるガタツキを防止することができる。また、前記取付部の他方の対向部の下端をカードレールの下縁折返し部に係止させた後、前記取付部の上爪部をカードレールの上縁折返し部に係止する際には、前記一方の対向部が平板状に形成された場合と比較して、前記他方の対向部の弾性変形を促進させることができるので、前記カードレールへの取付性が向上する。
【0053】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】同実施の形態を示す側面図である。
【図3】同実施の形態にかかる商品陳列フックを陳列棚の前端に設けられたカードレールに取り付ける状態を示す説明図である。
【図4】同実施の形態にかかる商品陳列フックを陳列棚の前端に設けられた止め板に取り付けられた状態を示す側面図である。
【図5】同実施の形態にかかる商品陳列フックを陳列棚の前端に設けられた厚肉の止め板に取り付けられた状態を示す側面図である。
【図6】同実施の形態にかかる商品陳列フックを陳列棚の前端に設けられた金網に取り付けられた状態を示す側面図である。
【図7】同実施の形態にかかる商品陳列フックを陳列棚の前端に設けられたカードホルダーに取り付けられた状態を示す側面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態を示す側面図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態を示す斜視図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態を示す側面図である。
【図11】従来の陳列棚を示す側面図である。
【符号の説明】
1 商品陳列フック
11 取付部
12 フック
13 表示プレート(表示手段)
14 水平板(連設部)
15 下方延出板(対向部)
16 垂下板(対向部)
22 陳列棚
23 カードレール
24 下縁折返し部
25 上縁折返し部
26 上爪部
51 上縁横桟部
52 下縁横桟部
53 縦桟部
54 金網
71 商品陳列フック
81 表示具
91 表示具
T1 厚み寸法

Claims (8)

  1. 取付箇所に取り付けられる取付部が、相対向する板状の対向部と両対向部を連設する連設部とからなる下方開口状に形成され、前記取付箇所を前記両対向部間に配置した取付状態を形成可能な商品陳列フックにおいて、
    前記取付部の一方の対向部に商品が吊り下げられるフックを突設し、
    他方の対向部の下端を、陳列棚のカードレールの下縁が上方へ折り返されてなる下縁折返し部に係止した状態で、前記カードレールの上縁が下方へ折り返されてなる上縁折返し部に係止可能な上爪部を前記他方の対向部の上端部に設けるとともに、
    前記他方の対向部を弾性変形可能に構成したことを特徴とする商品陳列フック。
  2. 前記一方の対向部の長さ寸法を、前記他方の対向部より長く設定したことを特徴とする請求項1記載の商品陳列フック。
  3. 前記他方の対向部を、前記一方の対向部より薄肉に形成したことを特徴とする請求項1または2記載の商品陳列フック。
  4. 前記他方の対向部を、前記一方の対向部へ向けて突出する湾曲状に形成したことを特徴とする請求項1、2または3記載の商品陳列フック。
  5. 取付箇所に取り付けられる取付部が、相対向する板状の対向部と両対向部を連設する連設部とからなる下方開口状に形成され、前記取付箇所を前記両対向部間に配置した取付状態を形成可能な表示具であって、
    前記取付部の一方の対向部側に、商品名や価格などの表示情報が表示される表示手段を設け、
    他方の対向部の下端を、陳列棚のカードレールの下縁が上方へ折り返されてなる下縁折返し部に係止した状態で、前記カードレールの上縁が下方へ折り返されてなる上縁折返し部に係止可能な上爪部を前記他方の対向部の上端部に設けるとともに、
    前記他方の対向部を弾性変形可能に構成したことを特徴とする表示具。
  6. 前記一方の対向部の長さ寸法を、前記他方の対向部より長く設定したことを特徴とする請求項5記載の表示具。
  7. 前記他方の対向部を、前記一方の対向部より薄肉に形成したことを特徴とする請求項5または6記載の表示具。
  8. 前記他方の対向部を、前記一方の対向部へ向けて突出する湾曲状に形成したことを特徴とする請求項5、6または7記載の表示具。
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