JP4298004B2 - チャネルに依存しないクロック信号を有するマルチチャネルアーキテクチャ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に、テスタ回路のようなマルチチャネルアーキテクチャにおけるクロック信号の発生に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
マルチチャネルアーキテクチャは、一般に、メインコンピュータシステムと、複数の個別チャネルを備えている。マルチチャネルアーキテクチャは、複数の個別チャネルのそれぞれが、他のチャネルから独立して機能することができるという点において、他のコンピュータアーキテクチャと区別される。
【0003】
マルチチャネルアーキテクチャの重要な用途は、例えば、ヒューレット・パッカードのHP 83000デジタルICテストシステムのような、集積回路(IC)や他の電子デバイスをテストするためのテスト用途にある。典型的なテストユニットは、テスタ回路と、ICまたは他の任意の電子デバイスとすることが可能な試験中のデバイス(DUT)から構成される。テスタ回路は、刺激データ(ベクターデータとも呼ばれる)のストリームを発生して、DUTに加えるための信号発生ユニットと、DUTからの刺激データのストリームに対する応答を受信するための信号受信ユニットと、その応答と期待するデータストリームの比較を行うための信号解析ユニットを一般に備えている。テスタ回路によって、DUTの特性及び品質についての推定を行うことができる。
【0004】
いくつかのマルチチャネルアーキテクチャシステムでは、データ及び信号は、いわゆる周期駆動アプローチ(period driven approach)により、任意のやり方で加えられ、受信され、供給され、駆動され、あるいは、処理される。この意味するところは、ある周期的なクロック信号の連続する立ち上がりエッジ間の時間周期として定義される、特定のクロックサイクル中に、データの駆動またはサンプリングが行われるということである。例えば、所定の動作を始動すべき瞬間といった、こうしたクロックサイクル内の時間における正確な位置は、それぞれのクロックサイクルの開始を基準にして、ベクターによって駆動またはサンプリングの動作に関連づけられた、いわゆるエッジ遅延によって決定される。すなわち、周期駆動アプローチは、DUTに刺激データを加えて、その応答を捕捉するためのテスタシステムに適用することが可能である。この意味するところは、DUTの1クロックサイクル中に、データの駆動またはサンプリングが行われるということである。
【0005】
ピン当たり1テスタアーキテクチャ(a tester per pin architectur)のようなテスタのマルチチャネルアーキテクチャの場合、DUTの複数の信号ピンの各ピンは、それぞれ、テスタ回路の1つのチャネルに接続されるのが普通である。各チャネルは、それぞれのクロックサイクル内で定義された位置に、時間マークを付けるエッジ遅延発生器を有しており、刺激データと期待されるデータストリームの両方またはどちらか一方を発生するために必要な、全てのコンポーネントから成る完全なテストプロセッサを備えている。
【0006】
図1には、周期駆動アプローチを用いるマルチチャネルアーキテクチャの一例として、当該技術において既知の、ピン当たり1テスタアーキテクチャの例が示されている。マルチチャネルアーキテクチャ(従来技術、及び本発明の実施例に関する説明においては、マルチチャネルアーキテクチャ構成のテスタのことであり、単にテスタと記載)10は、中央マスタクロックゲート50に中央マスタクロック信号200を供給する中央マスタクロック発生器40を備えている。中央マスタクロックゲート50は、クロック変更信号(従来技術、及び本発明の実施例に関する説明においては、中央クロックイネーブル信号)220を通じてタイミング変更回路60によって制御される。中央マスタクロックゲート50の出力、すなわち、ゲートされたマスタクロック210が、中央クロックイネーブル信号220と共に複数のチャネル(従来技術、及び本発明の実施例に関する説明においては、マルチチャネルアーキテクチャ構成のテスタにおけるチャネルを意味しており、テスタチャネルと記載)20aa..20zzに供給される。テスタチャネル20aa..20zzは、それぞれのピンライン300aa..300zzを介してDUT 70の個々のピンにそれぞれ接続される。テスタチャネル20aa..20zzは、それぞれのタイミング発生器30aa..30zzを備えており、それらは、通常、ゲートされたマスタクロック210を使用して、エッジを発生する任意の数のエッジ遅延発生器から構成される。
【0007】
DUT 70のテストに用いられる各クロックサイクル及び各エッジ位置は、通常は、その周波数が、DUT 70のクロック周波数の偶数倍の周波数である、中央マスタクロック信号200から作り出される。
【0008】
エッジ遅延を発生するためのタイミング発生器30aa..30zzのそれぞれは、基準として、ゲートされたマスタクロック210の第1の立ち上がりエッジを使用する。第1のエッジは、中央マスタクロックゲート50を用いて中央マスタクロック信号200をゲートし、ゲートされたマスタクロック210の第1の立ち上がりエッジを受信することによって、中央マスタクロック信号200のプログラム可能なクロックサイクル数、及び、その第1のマスタクロックサイクル後のやはりプログラム可能なアナログ遅延の後に、通常は、発生する。中央マスタクロック信号200のプログラム可能なサイクル数の後に、エッジをさらに繰り返して発生することができる。
【0009】
発生するエッジの遅延が設定されると、その関係は、中央マスタクロック信号200がアクティブである間は固定されたままである。しかし、DUT 70のタイプによっては、テストの実行中に、タイミング発生器30aa..30zzを再プログラムして、クロックサイクルにおける駆動及びサンプリング動作の位置に変更を加えることが必要になるものもある。
【0010】
エッジ位置の再プログラミングを実施するため、タイミング発生器30aa..30zzは、例えば、ワイヤード-アンド接続を使用して、全てのテスタチャネル20aa..20zzから累算される、中央変更可能信号230を出力する。中央変更可能信号230は、タイミング変更回路60に送られて、ゲートされたマスタクロック210の停止を要求し、こうして、タイミング発生器30aa..30zzの再プログラミングが可能になる。タイミング変更回路60は、中央クロックイネーブル信号220を非活性化し、これによって、中央マスタクロックゲート50を通じてゲートされたマスタクロック210を停止させ、さらに、タイミング発生器30aa..30zzに対して、その新たなプログラミング値を受け入れ、中央変更可能信号230を非活性化するように命じる。次に、タイミング変更回路60は、中央クロックイネーブル信号220を介して、ゲートされたマスタクロック210を再スタートさせる。こうして、ゲートされたマスタクロック210の新たな第1の立ち上がりエッジが、タイミング発生器30aa..30zz用の新たな基準として発生する。
【0011】
図1のアーキテクチャは、比類のない速度及び正確さといったいくつかの利点がある。しかし、タイミング発生器30aa..30zzの再プログラミングの間、ゲートされたマスタクロック210をオフにしなければならないという欠点がある。このため、DUT 70の全てのピンライン300aa..300zz上の刺激データストリームが中断されることになる。例えば、位相同期ループ(PLL)回路を用いて、外部基準クロックから内部クロックを発生するDUT 70は、こうした中断後、PLLがロックするまでの間待たなければならない。このため、テスタ10の効率及びスループットが厳しい制限を受け、従って、テスト費用が増大することになる。
【0012】
2つ以上のDUT 70を同時にテストする場合(いわゆるマルチサイトテスト)、図1のアーキテクチャには、もう1つの問題が生じる。コストを節約し、テスタ10を最適に利用するためには、できるだけ多くのデバイスを並列にテストすべきである。並列テストを可能にするアーキテクチャにおいては、キャビネット、コンピュータ、マニピュレータ、及び、コントローラのようなテスタ10の主要な資源は1度だけしか要求されない。
【0013】
テストを受けるデバイスは、速度または機能上の欠点における製造上のばらつきのため、異なって動作する可能性があるので、マルチサイトテストでは、伝統的なピン当たり1テスタアーキテクチャを要求することになる。従って、異なるDUTに関するテスト実行の流れにおいて異なる経路を辿ることが必要になる。複数の異なるDUTに関するテストの実行は、1度に異なる経路について実行する必要性のために、マルチサイトテストのスループットの利点が失われないように、並列に実行することが望ましい。この能力は、他のDUTが同時に異なる動作を実施している間に、あるDUTに関してエッジ遅延の再プログラミングを行うことを含んでいる。しかし、再プログラミングのために、ゲートされたマスタクロック210が、タイミング変更回路60によってオフになるやいなや、他のDUTが、妨害を受けずに動作を継続するというのは不可能となる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、マルチチャネルアーキテクチャ用に改良されたクロック装置を提供することにある。この目的は、特許請求の範囲に記載した特徴によって解決される。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の態様によれば、マルチチャネルアーキテクチャは、中央マスタクロック信号を発生するための中央マスタクロック発生器と、デバイスの入力または出力に接続可能な複数のチャネルを備えている。マルチチャネルアーキテクチャは、さらに、複数のチャネルのそれぞれのチャネルに割り当てられて、中央マスタクロック信号を受信し、中央マスタクロック信号からチャネルクロック信号を発生するチャネルマスタクロック手段を備えている。
【0016】
本発明によるマルチチャネルアーキテクチャによれば、例えば、あるチャネルにおいては連続クロック信号を加えるが、一方では、例えば、DUTをテストするための基準として新たなタイミングエッジを受信するために、他のチャネルのクロック信号を変更することが可能になるといったように、他のチャネルとは無関係に、一つのチャネル毎に、クロック信号を供給することが可能になる。
【0017】
それぞれのチャネルにおけるチャネルクロック信号の発生は、他のテスタチャネルとは関係なく、チャネルクロック信号を個別に発生するためのチャネル選択手段をそれぞれ設けることによって行うことが望ましい。チャネル選択手段は、テスタ内において中央制御を施されるのが望ましい。
【0018】
本発明の第2の態様によれば、本発明によって、例えば、1つ以上の異なるDUTの同時並列テストを実施するための、マルチサイトアーキテクチャを実装することがさらに可能になる。これは、それぞれのサイトについて事前に定義された設定に従って、それぞれのチャネルのチャネルクロックを修正するためのサイト信号、及び、それぞれのチャネルについて事前に定義された設定に従って、それぞれのチャネルのチャネルクロックを修正するためのチャネル信号を供給することによって実施される。さらに、チャネルマスタクロック手段に結合されて、サイト選択信号及びチャネル選択信号を受信し、そのサイト選択信号及びチャネル選択信号によってチャネルクロックの発生を制御するための制御手段も用いられる。
【0019】
マルチチャネルアーキテクチャにおいては、チャネルマスタクロック手段は、それぞれのチャネル用に、中央マスタクロック信号から基準信号を発生するための手段から構成されるのが望ましい。
【0020】
マルチチャネルアーキテクチャは、テスタ装置において使用することが可能であるが、ICテスタに使用するのが望ましい。
【0021】
添付した図と関連して考察するならば、本発明の他の目的及び付随する多くの利点が、以下の詳細な説明を参照することによって、容易に認識され、より良く理解されるであろう。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下では、テスタアーキテクチャの例について、本発明の詳細な説明を行う。しかし、本発明がテスタアーキテクチャに制限されるものではなく、任意のマルチチャネルアーキテクチャに適用することができるのは明白である。
【0023】
図2及び3には、複数のテスタチャネル20aa..20zzのそれぞれに対して連続クロックをサポートする、本発明によるテスタアーキテクチャの第1の実施例が示されている。テスタ10は、中央マスタクロック信号200を発生するための中央マスタクロック発生器40を備えている。本発明によれば、中央マスタクロック信号200は、ゲートされずに、複数のテスタチャネル20aa..20zzの少なくとも1つに、望ましくは、複数のテスタチャネル20aa..20zzのそれぞれに分配される。簡略化のため、今後の説明では、テスタチャネル20aa..20zzの任意の1つについて、中央マスタクロック信号200の分散ゲーティングが示される。しかし、中央マスタクロック信号200の分散ゲーティングが、テスタチャネル20aa..20zzのうちのほんの少数のチャネルでしか実行される可能性がないのも明らかである。
【0024】
図3には、複数のテスタチャネル20aa..20zzの例として、テスタチャネル20aa内における連続クロックのサポートを担う内部構造が示されている。いうまでもなく、それぞれの参照符号の後に「aa」付けて表わされた各要素は、それぞれのテスタチャネル20aaにおける個別の要素であり、テスタチャネル20bb..20zzの他のそれぞれのチャネルに相応じて(それぞれの参照符号の後に「bb」..「zz」を付けて)示される。
【0025】
テスタチャネル20aaは、それぞれのチャネルセクタ80aa、それぞれのタイミング発生器30aa、及び、それぞれのチャネルエンコーダ90aaを備えている。チャネルセレクタ80aaは、中央マスタクロック信号200及び中央クロックイネーブル信号220を受信する。中央クロックイネーブル信号220は、例えば、チャネル信号(本発明の実施例においては、チャネル連続クロック選択設定信号)270aaがアクティブである間は、認定されたチャネルクロックイネーブル信号220aaを真に保つチャネル制御手段(本発明の実施例においては、(OR)ゲート)120aaによって認定される。こうして、認定されたチャネルの認定されたクロックイネーブル信号220aaは、中央マスタクロックゲート50が図1のアーキテクチャにおいて制御されるのと、実質的に同様の方法で制御することが可能な、チャネルマスタクロック手段(ここでは、チャネルマスタクロックゲート)150aaを制御する。チャネルマスタクロックゲート150aa及び中央マスタクロックゲート50は、機能的に同一にすることが可能である。チャネルマスタクロックゲート150aaは、チャネルクロック信号(本発明の実施例においては、ゲートされたチャネルマスタクロック信号)210aaをタイミング発生器30aaに対して出力する。
【0026】
チャネルマスタクロックゲート150aaは、タイミング発生器30aaを駆動するが、それは、機能的に図1のタイミング発生器30aa..30zzと同じにすることが可能であって、やはり、図1のアーキテクチャの場合と実質的に同じ方法で、認定されたチャネルクロックイネーブル信号220aaによって制御される。タイミング発生器30aaは、チャネル変更可能信号230aaをチャネルエンコーダ90aaに対して出力する。
【0027】
チャネルエンコーダ90aaにおいて、チャネル変更可能信号230aaは、例えば、チャネル連続クロック選択設定信号270aaがアクティブの間は、認定されたチャネル変更可能信号230aa’を真に保つ、もう1つの(OR)ゲート130aaによって認定される。認定されたチャネル変更可能信号230aa’は、次に、例えば、ワイヤード-アンド接続を使用して、全てのテスタチャネル20aa..20zzから累算される中央変更可能信号230に加算される。
【0028】
テスタ10が始動するとき、または、エッジ位置の再プログラミングが要求される場合においては、ゲートされたチャネルマスタクロック信号210iiの新たな第1の立ち上がりエッジを発生すべき、複数のテスタチャネル20aa..20zzの各個別のテスタチャネル20ii(iiは参照符aa..zzの任意の1つとすることが可能である)は、累算される中央変更可能信号230に対して、それぞれの認定されたチャネル変更可能信号230ii’を送り出す。累算された中央変更可能信号230は、タイミング変更回路60に送られ、そこから、中央クロックイネーブル信号220が再び、複数のテスタチャネル20aa..20zzに送られる。それぞれのチャネル連続クロック選択設定信号270iiが非活性化される、複数のテスタチャネル20aa..20zzの個々のテスタチャネル20iiにおいては、中央マスタクロック信号200が、それぞれのチャネルマスタクロックゲート150iiによってゲートされて、それぞれのゲートされたチャネルマスタクロック信号210iiになる。ゲートされたチャネルマスタクロック信号210iiは、次に、それぞれのタイミング発生器30iiに加えられ、最終的には、タイミング発生器30iiによって、チャネル変更可能信号230iiが除去される。次に、タイミング変更回路60は、それぞれのチャネル連続クロック選択設定信号270iiと連係した中央クロックイネーブル信号220によって、ゲートされたチャネルマスタクロック信号210iiを再始動する。こうして、ゲートされたチャネルマスタクロック信号210iiの新たな第1の立ち上がりエッジが、タイミング発生器30iiの新たな基準として発生する。
【0029】
各個別のテスタチャネル20iiにおいて、中央マスタクロック信号200のゲーティング、従って、ゲートされたチャネルマスタクロック信号210iiの新たな第1の立ち上がりエッジの発生を、それぞれのチャネル連続クロック選択設定信号270iiによってこのように制御することによって、それぞれのテスタチャネル20ii内におけるクロック信号を、それぞれのチャネルマスタクロックゲート150iiによって、連続して加えるか、あるいは、ゲートするかの制御をすることが可能になる。複数のテスタチャネル20aa..20zzの各々に対するチャネル連続クロック選択設定信号270iiのそれぞれの設定は、当該技術において既知の適合する回路(図示されていない)によって制御することが可能である。
【0030】
テスタ10の始動時には、複数のテスタチャネル20aa..20zzのそれぞれにおいて、ゲートされたチャネルマスタクロック信号210iiの第1の立ち上がりエッジを同時に得るため、それぞれのチャネル連続クロック選択設定信号270iiを活性化するのが望ましい。
【0031】
図2および3の実施例によれば、それぞれのチャネル連続クロック選択設定信号270iiを、それぞれ設定することによって、複数のテスタチャネル20aa..20zzのそれぞれにおける中央マスタクロック信号200(従って、ゲートされたチャネルマスタクロック信号210ii)を連続して持続するか、あるいは、エッジ位置を独立して再プログラムすることが可能になる。例えば、いくつかのチャネルにPLLが用いられる場合、それらのチャネル内のクロック信号は、連続して持続することが可能であり、従って、他のピンに対するタイミング変更シーケンスの間、PLLはロック状態に保持される。
【0032】
図4及び5には、テスタ10のマルチサイトへの適用をさらに可能にする、本発明によるテスタアーキテクチャの第2の実施例を示している。テスタチャネル20aa..20zzは、ピンライン300aa..300zzのそれぞれを介して1つ以上の個々のDUT 70a..70zに接続される。図4に示すように、1つ以上の個々のDUT 70aa..70zを独立して並列にテストを実施することが可能であり、例えば、DUT 70aは、ピンライン300aa及び300bbで受信して、ピンライン300bb及び300ddで出力し、DUT 70zは、ピンライン300ccで受信して、ピンライン300zzで出力する。
【0033】
テスタ10の個々のサイトiは、ピンライン300aa..300zzのそれぞれのピンラインの一つを介して、1つ以上ある個々のDUT 70a..70zの1つに接続されたテスタチャネル20aa..20zzのそれぞれのテスタチャネルによって定義され、決定される。マルチサイト用途では、従って、テスタ10が1つ以上の個別サイトをサポートできるということになる。しかし、いうまでもなく、DUTの数だけではなく、一つのDUTに接続されるピンラインの数も、ピンライン300aa..300zzの総数による制限だけは受けることになる。さらに、DUT 70a..70zは、それぞれのピンライン300aa..300zzに対し任意の順序に配列することが可能である。
【0034】
図4のマルチサイトアーキテクチャには、複数のタイミング変更回路60a..60zが示されており、1つのタイミング変更回路60i(iは参照符a..zの任意の1つとすることが可能である)が1つ以上ある個々のDUT 70a..70zのうちの1つのDUT 70iに割り当てられている。複数のタイミング変更回路60a..60zは、タイミング変更回路60と実質的に同じとすることが可能である。各タイミング変更回路60iは、それぞれのサイト信号(本発明の実施例においては、サイトクロックイネーブル信号)220iをサイトアキュムレータ62に加え、そこで、受信した複数のサイトクロックイネーブル信号220a..220zを累算して、以下では、クロックイネーブルバス220として参照する、累算された中央クロックイネーブル信号220を生じる。クロックイネーブルバス220は、テスタチャネル20aa..20zzの各チャネル内におけるそれぞれのチャネルセレクタ80aa..80zzに接続される。
【0035】
図5には、複数のテスタチャネル20aa..20zzの一例として、テスタチャネル20aa内のマルチサイトへの適用における連続クロックのサポートを担う内部構造が示されている。チャネルセレクタ80aaは、マルチプレクサ100aaとすることが可能なサイト選択手段100aaを用いて、サイト選択設定信号260aaに従って、クロックイネーブルバス220から受信した複数のサイトクロックイネーブル信号220a..220zから対応するサイトクロックイネーブル信号220iを抽出する。次に、こうして受信したチャネルクロックイネーブル信号220aa’が、例えば、チャネル連続クロック選択設定信号270aaが活性化している間、認定されたチャネルクロックイネーブル信号220aaを真に保つ(OR)ゲート120aaによって認定される。認定されたチャネルクロックイネーブル信号220aaによって、ゲートされたチャネルマスタクロック信号210aaを出力する、チャネルマスタクロックゲート150aaが制御される。
【0036】
チャネルエンコーダ90aaにおいては、チャネル変更可能信号230aaは、例えば、チャネル連続クロック選択設定信号270aaが活性化している間、認定されたチャネル変更可能信号230aa’を真に保つ(OR)ゲート130aaによって認定される。この信号は、次に、デマルチプレクサ110aaとすることが可能なサイトエンコーダ110aaを用いて、サイト選択設定信号260aaに従って、中央変更可能信号(ここでは、変更可能バス)230上の適正な位置に出力される。
【0037】
変更可能バス230は、例えば、ワイヤード-アンド接続を利用して、サイトクロックイネーブル信号220a..220zの1つに対応する、テスタチャネル20aa..20zzのチャネルエンコーダ90aa..90zzのそれぞれの認定されたチャネル変更可能信号230aa’..230zz’を累算する。サイトディストリビュータ61は、複数のタイミング変更回路60a..60zの各タイミング変更回路60i用に、複数のサイト変更可能信号230a..230zから、それに対応するサイト変更可能信号230iを選択する。
【0038】
それぞれのサイトiに対する(従って、それぞれのDUTiに対する)それぞれのテスタチャネル20aa..20zzの割り当ては、1つのサイトiに対して所定の数のテスタチャネル20aa..20zzを割り当てるやり方で、定めることが可能である。しかし、望ましい実施例の場合、1つのサイトiに割り当てられるテスタチャネル20aa..20zzの数は、各テスタチャネル20iiにおける、それぞれのサイト選択設定信号260iiによって制御され、決定される。各サイトi及び複数のテスタチャネル20aa..20zzの各チャネルのサイト選択設定信号260iiのそれぞれの設定は、当該技術において既知の適合する回路(図示していない)によって制御可能である。
【0039】
それぞれのサイトiに割り当てられるそれぞれのテスタチャネル20aa..20zzは、チャネルエンコーダ90aa..90zzを介して、変更可能バス230上に、対応するサイト変更可能信号230iを活性化させることが可能である。サイト変更可能信号230iは、サイトディストリビュータ61によって、サイト変更可能信号230a..230zのそれぞれとして、複数のタイミング変更回路60a..60zのそれぞれに送られ、この結果、複数のサイトクロックイネーブル信号220a..220zのそれぞれ、サイトアキュムレータ62、クロックイネーブルバス220、及び、チャネルセレクタ80aa..80zzのそれぞれを介して、ゲートされたチャネルマスタクロック信号210aa..210zzのそれぞれが無効になる。このサイトiにおけるテスタチャネルの再プログラミングが完了すると、複数のタイミング変更回路60a..60zのそれぞれによって、それぞれの変更可能信号が非活性化されて、それぞれのマスタクロックがオンに戻される。他のサイトのテスタチャネルは、それらの個々のタイミング変更回路が活性化されなかったので、妨害を受けることなく、継続して動作状態を保つ。
【0040】
チャネル連続クロック選択設定信号270iiによって、あるテスタチャネル20ii用の連続クロックが選択されると、認定されたチャネルクロックイネーブル信号220iiが(OR)ゲート120iiによって阻止されるため、もはや、認定されたチャネルクロックイネーブル信号220iiによっては、テスタチャネル20iiのゲートされたチャネルマスタクロック210iiを停止することができないので、そのテスタチャネル20iiがタイミング変更シーケンスに関与することはもはやない。同じ理由により、タイミング発生器30iiが再プログラミングされることはなく、(OR)ゲート130iiにより、チャネル変更可能信号230iiはアクティブに保たれるので、テスタチャネル20iiは、同じサイトiの他のテスタチャネルがタイミング変更シーケンスを実施するのを阻止することはできない。連続クロックが選択解除されると、(OR)ゲート120ii及び130iiが透過的になり、従って、その動作に影響しなくなる。
【0041】
クロックイネーブルバス220及び変更可能バス230、及び、それらを取り扱うそれぞれの機能ブロック61、62、100、110を様々な方法で実現できる。それらのバスを実現するいくつかのアプローチは結合することも可能である。
【0042】
図6及び7には、クロックイネーブルバス220及び変更可能バス230が、サイトi当たり単一の信号ラインである、実際の物理ワイヤから構成される実施例が示されている。サイトディストリビュータ61は、従って、バススプリッタ320とすることが可能であり、サイトアキュムレータ62は、バスジャンクション330に簡略化することが可能である。サイト選択手段100aaは、単純なn入力マルチプレクサ100aaとし、サイトエンコーダ110aaは、n出力デマルチプレクサとすることが可能である。この実施は簡単であり、タイミング変更の実行速度には影響を与えない。しかし、システム全体にわたって経路を定めることが必要な、広いバスが要求される可能性がある。
【0043】
図8には、サイトi毎のタイミング変更が、クロックイネーブルバス220及び変更可能バス230上の時間多重化によって行われる別の実施例が示されている。従って、この実施例の場合、クロックイネーブルバス220及び変更可能バス230は、単一の組をなす信号ラインとすることが可能であり、今後は、中央クロックイネーブル信号220及び変更可能信号230として表す。サイトディストリビュータ61及びサイトアキュムレータ62はもはや不要であり、やはり、時間多重化ができるので、一つのタイミング変更回路60’のみが必要となる。ただし、サイト選択手段100aa及びサイトエンコーダ110aaは、時間多重化を実施し、処理するので、より複雑になる。
【0044】
図9に、図8の実施例による時間多重化の実装例を示す。図10は、図9の実装例に関するタイミング図である。しかし、いうまでもなく、当該技術において既知の他の時間多重化の実装例を適用することも可能である。
【0045】
いずれにしろ、時間多重化を構築するためには、それぞれのサイトiに対して、中央クロックイネーブル信号220及び中央変更可能信号230にタイムスロットを割り当てるクロックを発生することが必要になる。この転送クロックは、中央において、クロックディバイダ160によって、中央転送クロック240として、さらに、チャネルクロックディバイダ160aa..160zzによって、テスタチャネル20aa..20zzのそれぞれに分散されるチャネル転送クロック500aa..500zzとして、(ゲートされない)中央マスタクロック信号200から生成されるのが望ましい。チャネルクロックディバイダ160aa..160zzは、機能的に中央クロックディバイダ160と同じにすることが可能である。
【0046】
中央転送クロック240及びチャネル転送クロック500aa..500zzは、全て同じ周期になるように発生するが、チャネル転送クロック500aa..500zzは、中央転送クロック240に対して、その周期の約3/4だけ遅延させることが望ましい。これによって、テスタチャネル20aa..20zzから中央資源までのデータ累算時間として、チャネル転送クロック500aa..500zzの立ち下がりエッジから中央転送クロック240の立ち上がりエッジまでの時間が、1.5周期から選択された遅延を引いた時間になり、中央資源からテスタチャネル20aa..20zzまでのデータ分散時間として、中央転送クロック240の立ち上がりエッジからチャネル転送クロック500aa..500zzの立ち上がりエッジまでの時間が、選択された遅延になる。こうして、累算時間と分散時間の和を1.5で割った値以上の周期、すなわち、換言すれば、累算時間+分散時間>1・5*周期を選択することによって、累算時間及び分散時間の最適な考慮が可能になる。従って、遅延が周期のほぼ55%〜95%の間にある場合、遅延は分散時間として選択することが可能になる(図10の参照符号240と500aaとの関係についても比較されたい)。
【0047】
タイミング変更回路60’において、中央クロックイネーブル信号220は、中央転送クロック240の各立ち上がりエッジ毎に更新され、このクロックの周期毎に1つのサイトiに必要な処理が実施される(図10の参照符号220についても比較されたい)。
【0048】
テスタチャネル20aa..20zzの任意のテスタチャネル20iiの一例としてのテスタチャネル20aaにおいて、サイトカウンタ410aaは、チャネル転送クロック500aaの立ち上がりエッジ毎に、最初のサイトaから初めて、最後のサイトzまでカウントし、さらに、再び最初のサイトからやり直すことによって、全てのテスタチャネル20aa..20zzにプログラムされているサイトパラメータ280ii(図9におけるサイトパラメータ280ii)によって指定される、現在アクティブなサイトiを常に把握している。サイトパラメータ280aa..280zzは、全て、同じ値にセットされており、処理すべきサイト番号を判定する手段である。サイト選択設定信号(ここでは、チャネルサイト番号)260aa..260zzは、テスタチャネル20aa..20zzに対して、それらが定義されたサイトiのうちのどれに属するかを指示するために用いられる。サイトカウンタ410aaによって、アクティブサイト番号510aaが出力され、次に、サイト識別器420aaによってチャネルサイト番号260aaと比較される。アクティブサイト番号510aaがチャネルサイト番号260aaに等しい場合、サイトトーク信号520aaが、チャネル転送クロック500aaのそのサイクル(サイクルは立ち上がりエッジから立ち上がりエッジまでを意味するものとする)について、活性化され、チャネル転送クロック500aaによって刻時される2ステージパイプライン430aaによって遅延されて、サイトリスン信号520aa”が、2サイクル後の転送クロックサイクルについて、活性化される。
【0049】
サイトトーク信号520aaが非活性化している間、認定されたサイトチャネル変更可能信号230aa”は、インバータ440aa及び(OR)ゲート190aaによってハイレベルに保たれるので、ワイヤード-アンドされた中央変更可能信号230は妨害されない。しかし、サイトトーク信号520aaが活性化している間は、認定されたチャネル変更可能信号230aa’は、(OR)ゲート190aaを通過し、その後に出力することが可能になる。認定されたサイトチャネル変更可能信号230aa”は、インバータ440aaを介して、チャネル転送クロック500aaの立ち下がりエッジに応答して、フリップフロップ110aaとすることが可能なサイトエンコーダ110aaによって、中央変更可能信号230に加えられる。
【0050】
中央クロックイネーブル信号220は、サイト選択手段(ここでは、サイトエンコーダ)100aaによって、チャネル転送クロック500aaの立ち上がりエッジで、定期的にサンプリングされる。サイトリスン信号520aa”がアクティブでない場合は、チャネルクロックイネーブル信号220aa’は、(OR)ゲート170aaによってハイレベルに保たれるので、中央クロックイネーブル信号220上の他のサイトiに関するデータは、このテスタチャネル20aaには影響を及ぼさない。しかし、サイトリスン信号520aaがアクティブのときは、サンプリングされたチャネルクロックイネーブル信号220aa”は、(OR)ゲート170aaを通過して、チャネルマスタクロックゲート150aa及びタイミング発生器30aaを制御することができる。
【0051】
テスタチャネル20aa(任意のテスタチャネル20iiの一例として)がそのタイミングを変更する用意ができているある場合は、タイミング発生器30aaは、チャネル変更可能信号230aaを出力する。サイトトーク信号520aaがアクティブになる毎に、このサイトiの全チャネルiiが、それぞれのチャネル変更可能信号230iiを同様に活性化するまで、チャネル変更可能信号230aaは、チャネル転送クロック500aaの立ち下がりエッジで、中央変更可能信号230に加えられる。こうなったときは、中央変更可能信号230は、このサイクルについてハイレベルになる。タイミング変更回路60’は、中央転送クロック240の次の立ち上がりエッジで、1サイクルの間、中央クロックイネーブル信号220を停止して反応する。チャネル転送クロック500aaの次の立ち上がりエッジで、そのサンプリングを行い、この時点において、サイトリスン信号520aa”はアクティブであるため、認定されたチャネルクロックイネーブル信号220aaは非活性化する。こうして、このサイクルについて、ゲートされたチャネルマスタクロック信号210aaは停止し、タイミング発生器30aaに対して、新たなタイミングのプログラミングを起動する指示が出され、チャネル変更可能信号230aaは停止する。チャネル転送クロック500aaの次の立ち上がりエッジで、サイトリスン信号520aa”は、非活性化状態になって、そのチャネルのゲートされたマスタクロック信号210aaが再び許可される。
【0052】
この実施例の利点は、インターフェイスが限定されていることと、殆ど任意のサイト数iに対応できることである。
【0053】
いうまでもなく、本発明の実施に用いられる論理は、上記例において示された論理に制限されるものではない。すなわち、ORゲート(例えば、ORゲート120、130、190、または、170)の代わりに、ANDゲートまたは他の論理ゲートを利用することも可能であり、その結果、それに応じたそれぞれの論理信号及び素子を採用しなければならないのは明らかである。
【0054】
【発明の効果】
本発明によるマルチチャネルアーキテクチャによれば、例えば、あるチャネルにおいては連続クロック信号を加えるが、一方では、例えば、DUTをテストするための基準として新たなタイミングエッジを受信するために、他のチャネルのクロック信号を変更することが可能になるといったように、他のチャネルとは無関係に、一つのチャネル毎に、クロック信号を供給することが可能になる。
【0055】
また、例えば、1つ以上の異なるDUTの同時並列テストを実施するための、マルチサイトアーキテクチャを実装することもさらに可能になる。
【0056】
さらに、本発明によれば、限られたインターフェースで、殆ど任意の数のサイト数に対応することが可能な、マルチチャネルアーキテクチャを構成することができる。
【0057】
以下においては、本発明の種々の構成要件の組み合わせからなる例示的な実施態様を示す。
【0058】
1.中央マスタクロック信号(200)を発生するための中央マスタクロック発生器(40)と、
デバイス(70)の入力または出力と接続可能な複数のチャネル(20aa..20zz)と、
前記複数のチャネル(20aa..20zz)のそれぞれのチャネル(20aa)に割り当てられて、前記中央マスタクロック信号(200)を受信し、前記中央マスタクロック信号(200)からチャネルクロック信号(210aa)を発生するためのチャネルマスタクロック手段(150aa)
とからなるマルチチャネルアーキテクチャ(10)。
【0059】
2.前記複数のチャネル(20aa..20zz)が、複数のデバイス(70a..70z)の入力または出力に接続可能であり、これによって、前記複数のデバイス(70a..70z)の1つに接続される前記チャネル(20aa..20zz)が、それぞれ1つのサイトを形成するようになされたマルチチャネルアーキテクチャ(10)であって、さらに、
それぞれのサイトについて、事前になされた設定に従って、前記それぞれのチャネル(20aa)の前記チャネルクロック信号(210aa)を修正するためのサイト信号(220i)と、
前記それぞれのチャネル(20aa)について、事前になされた設定に従って、前記それぞれのチャネル(20aa)の前記チャネルクロック信号(210aa)を修正するためのチャネル信号(270aa)と、
前記チャネルマスタクロック手段(150aa)に結合されて、前記サイト信号(220i)及び前記チャネル信号(270aa)を受信し、前記サイト信号(220i)及び前記チャネル信号(270aa)によって前記チャネルクロック信号(210aa)の発生を制御するためのチャネル制御手段(120aa)
とからなる上項1に記載のマルチチャネルアーキテクチャ(10)。
【0060】
3.前記サイト信号(220i)の優先順位が、前記チャネル信号(270aa)より低いことからなる上項2に記載のマルチチャネルアーキテクチャ(10)。
【0061】
4.前記チャネルマスタクロック手段(150aa)が、前記中央マスタクロック信号(200)から、前記それぞれのチャネル(20aa)に対する前記チャネルクロック信号(210aa)を、前記それぞれのチャネル(20aa)の基準信号として発生するための手段
を備えている上項1または2に記載のマルチチャネルアーキテクチャ(10)。
【0062】
5.前記複数のチャネル(20aa..20zz)に加えられるクロック変更信号(220)を発生して、前記それぞれのチャネルクロック信号(210ii)の変更を開始させるためのタイミング変更手段(60)を備え、
前記複数のチャネル(20aa..20zz)が、前記それぞれのチャネル(20aa)を選択して、前記それぞれのチャネルクロック信号(210aa)を変更するためのチャネル制御手段(120aa)を、さらに備えている
ことからなる上項1に記載のマルチチャネルアーキテクチャ。
【0063】
6.各サイトのそれぞれに対する前記サイト信号(220i)を発生するための少なくとも1つの前記タイミング変更手段(60)を備えており、前記それぞれのサイト信号(220i)は、前記サイトの前記それぞれのチャネル(20aa..20zz)に加えられて、前記サイトにおける前記それぞれのチャネルクロック信号(210ii)の変更を開始することから成るマルチチャネルアーキテクチャであって、
前記複数のチャネル(20aa..20zz)が、さらに、
前記チャネル(20aa)に対して、前記それぞれのサイト信号(220aa’すなわち220a)を選択し、前記サイトにおける前記それぞれのチャネルクロック信号(210aa)を変更するためのサイト選択手段(100aa)と、前記チャネル信号(270aa)によって前記それぞれのチャネル(20aa)を選択し、前記それぞれのチャネルクロック信号(210aa)を変更するためのチャネル制御手段(120aa)とを備えている
ことから、さらになる上項2に記載のマルチチャネルアーキテクチャ(10)。
【0064】
7.上項1または2に記載のマルチチャネルアーキテクチャ(10)をテスタ装置において、望ましくは、ICテスタ装置において使用すること。
【0065】
8.前記マルチチャネルアーキテクチャ(10)においてクロック信号を発生するための方法であって、
前記中央マスタクロック信号(200)を発生するステップと、
前記マルチチャネルアーキテクチャ(10)内の前記複数のチャネル(20aa..20zz)のうちの前記1つのチャネル(20aa)によって、前記中央マスタクロック信号(200)を受信するステップと、そして、
前記それぞれのチャネル(20aa)に対して、前記中央マスタクロック信号(200)から、前記チャネルクロック信号(210aa)を発生するステップ
とからなる方法。
【0066】
9.前記それぞれのチャネル(20aa)に対する、前記チャネルクロック信号(210aa)を、前記それぞれのチャネル(20aa)に対する、前記基準信号とするステップをさらに含む上項8に記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】当該技術において既知のピン当たり1テスタアーキテクチャを示す図である。
【図2】連続クロックをサポートする、本発明によるテスタアーキテクチャの第1の 実施例を示す図である。
【図3】連続クロックをサポートする、本発明によるテスタアーキテクチャの第1の 実施例を示す図である。
【図4】マルチサイトへの適用を、さらに可能にする、本発明によるテスタアーキテクチャの第2の実施例を示す図である。
【図5】マルチサイトへの適用を、さらに可能にする、本発明によるテスタアーキテクチャの第2の実施例を示す図である。
【図6】図4及び5によるマルチサイトテスタアーキテクチャの実施例を示す図である。
【図7】図4及び5によるマルチサイトテスタアーキテクチャの実施例を示す図である。
【図8】 時間多重化を利用した、図4及び5によるマルチサイトアーキテクチャの別の実施例を示す図である。
【図9】図8によるマルチサイトテスタアーキテクチャ内における時間多重化の実施例を示す図である。
【図10】図9の例に関するタイミング図を示す図である。
【符号の説明】
10 マルチチャネルアーキテクチャ
20aa〜20zz チャネル
40 中央マスタクロック発生器
70 デバイス(DUT)
150aa チャネルマスタクロック手段
200 中央マスタクロック信号
210aa チャネルクロック信号
Claims (6)
- 中央マスタクロック信号(200)を発生するための中央マスタクロック発生器(40)と、
デバイス(70)の入力及び/または出力と接続可能な複数のチャネル(20aa..20zz)と、
前記複数のチャネル(20aa..20zz)のそれぞれのチャネル(20aa)に割り当てられて、前記中央マスタクロック信号(200)を受信し、前記中央マスタクロック信号(200)からチャネルクロック信号(210aa)を発生するためのチャネルマスタクロック手段(150aa)と、
前記それぞれのチャネル(20aa)の事前設定に従って、前記それぞれのチャネル(20aa)のチャネルクロック信号(210aa)を変更するためのチャネル連続クロック選択設定信号(270aa)と、
前記チャンネルマスタクロック手段(150aa)に結合されて、前記チャネル連続クロック選択設定信号(270aa)を受信し、前記チャネル連続クロック選択設定信号(270aa)によって所望のチャネル(20aa)のチャネルクロック信号(210aa)の発生を制御するための制御手段(120aa)
を備えるマルチチャネルアーキテクチャ(10)。 - 前記複数のチャネル(20aa..20zz)が、一つ以上のデバイス(70a..70z)の入力及び/または出力に接続可能であり、これによって、前記一つ以上のデバイス(70a..70z)に接続された前記複数のチャネル(20aa..20zz)のうちの一つまたは複数のチャネルが、それぞれ1つのサイトを形成することからなる、マルチチャネルアーキテクチャ(10)であって、
それぞれの前記サイトについて、事前になされた設定に従って、前記それぞれのチャネル(20aa)の前記チャネルクロック信号(210aa)を変更するためのサイトクロックイネーブル信号(220i)
をさらに有し、
前記制御手段(120aa)が、前記サイトクロックイネーブル信号(220i)を受信して、前記サイトクロックイネーブル信号(220i)及び前記チャネル連続クロック選択設定信号(270aa)によって前記チャネルクロック信号(210aa)の発生を制御することからなる、請求項1に記載のマルチチャネルアーキテクチャ(10)。 - 前記サイトクロックイネーブル信号(220i)の優先順位が、前記チャネル連続クロック選択設定信号(270aa)より低い、請求項2に記載のマルチチャネルアーキテクチャ(10)。
- 各サイトのそれぞれに対する前記サイトクロックイネーブル信号(220i)を発生するための少なくとも1つのクロック変更手段(60)をさらに備え、前記それぞれのサイトクロックイネーブル信号(220i)は、前記サイトの前記それぞれのチャネル(20aa..20zz)に加えられて、前記サイトにおける前記それぞれのチャネルクロック信号(210ii)の変更を開始することからなる、マルチチャネルアーキテクチャ(10)であって、
前記複数のチャネル(20aa..20zz)が、さらに、
前記チャネル(20aa)に対して、前記それぞれのサイトクロックイネーブル信号(220aa’)を選択し、前記サイトにおける前記それぞれのチャネルクロック信号(210aa)を変更するためのサイト選択手段(100aa)と、
前記チャネル連続クロック選択設定信号(270aa)によって前記それぞれのチャネル(20aa)を選択し、前記それぞれのチャネルクロック信号(210aa)を変更するためのチャネル選択手段(120aa)
とを備えることからなる、請求項2に記載のマルチチャネルアーキテクチャ(10)。 - テスタ装置において、望ましくは、ICテスタ装置において使用される、請求項1または2に記載のマルチチャネルアーキテクチャ(10)。
- マルチチャネルアーキテクチャ(10)においてクロック信号を発生するための方法であって、
中央マスタクロック信号(200)を発生するステップと、
前記マルチチャネルアーキテクチャ(10)内の複数のチャネル(20aa..20zz)のうちの1つのチャネル(20aa)によって、前記中央マスタクロック信号(200)を受信するステップと、
前記中央マスタクロック信号(200)から、前記それぞれのチャネル(20aa)のためのチャネルクロック信号(210aa)を発生するステップと、
前記それぞれのチャネル(20aa)についてのチャネル連続クロック選択設定信号(270aa)の事前設定に従って、前記それぞれのチャネル(20aa)のチャネルクロック信号(210aa)を変更するステップと、
前記チャネル連続クロック選択設定信号(270aa)によって所望のチャネル(20aa)のチャネルクロック信号(210aa)の発生を制御するステップ
を含む方法。
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