JP4297295B2 - 回転コネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、相対回転する回転部材と固定部材との間で電気信号,光信号あるいは電力等を伝送する回転コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
相対回転する回転部材と固定部材との間で電気信号,光信号あるいは電力等を伝送する回転コネクタとして、例えば、特開昭62−246279号公報に開示された伝送装置が知られている。
このような回転コネクタは、例えば、自動車のステアリング装置に設けてエアバッグを起爆させる際のコネクタとして使用される。このため、回転コネクタは、左右方向の回転の中立位置に調整した状態でステアリング装置に取り付ける必要があることから、各種の中立位置表示手段が工夫されている(例えば、特開昭61−114685号公報,特開平2−86094号公報,特開平3−62478号公報等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、回転コネクタにおける従来の中立位置表示手段は、第1に、構成部品点数が多く、組立が面倒であり、第2に、小型化が難しく、回転コネクタから極端に突出した構造になり、回転コネクタ自体を小型化するうえで妨げにもなっていた。
【0004】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的は、中立位置表示手段を小型化することで全体として小型化することが可能な回転コネクタを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明においては上記した、目的を達成するため、互いに相対回転自在に組み合わされ、内部に環状の空間が形成される回転ケース及び固定ケースと、一端を前記回転ケースに、他端を前記固定ケースに、それぞれ固定して前記環状の空間に渦巻き状に巻回して収納される帯状伝送線とを備えた回転コネクタを構成する。
【0006】
一方、本発明においては上記した目的を達成するため、互いに相対回転自在に組み合わされ、内部に環状の空間が形成される回転ケース及び固定ケースと、一端を前記回転ケースに、他端を前記固定ケースに、それぞれ固定して前記環状の空間に渦巻き状に巻回して収納される帯状伝送線とを備えた回転コネクタにおいて、前記固定ケースに、歯車を回転自在に保持する保持部と、該歯車の回転を規制する規制部とが設けられ、前記回転ケースに、前記歯車と噛合する歯部と、前記歯車と歯部とが噛合する場合にのみ前記規制部による規制を解除する解除部とが設けられた構成としたのである。
【0007】
また、本発明においては上記した目的を達成するため、互いに相対回転自在に組み合わされ、内部に環状の空間が形成される回転ケース及び固定ケースと、一端を前記回転ケースに、他端を前記固定ケースに、それぞれ固定して前記環状の空間に渦巻き状に巻回して収納される帯状伝送線とを備えた回転コネクタにおいて、前記固定ケースに、回転軸が前記両ケースの回転軸と直交配置される歯車が回転自在に設けられると共に、前記回転ケースに、周方向に螺旋状に形成され、前記歯車と噛合する噛合部が設けられている構成としたのである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の参考例および実施形態を図1乃至図12に基づいて詳細に説明する。先ず、本発明の参考例を図1乃至図3に基づいて説明する。回転コネクタ1は、図1及び図2に示すように、回転ケース2、固定ケース3、フラットケーブル4及び歯車5を備え、回転ケース2、固定ケース3及び歯車5はポリアセタール,ポリブチレンテレフタレート,ナイロン,ポリプロピレン等の合成樹脂で成形されている。
【0009】
回転ケース2は、内筒軸部2aと上フランジ2bとを有し、渦巻き状に巻回されるフラットケーブル4の一端(内端)が固定される。上フランジ2b上面の半径方向中央には、図示のように、周壁2cが周方向に形成され、周壁2cの外周には外歯歯車2d(図1,3参照)が形成されている。周壁2cは、上面にマーク2eが設けられている。
【0010】
固定ケース3は、図1及び図2に示すように、外筒部3aと下フランジ3bを有し、フラットケーブル4の他端(外端)が固定される。固定ケース3は、下フランジ3bの中央に開口3cが形成されている。外筒部3aは、上部に半径方向内側へ延出する縁部3dが形成され、縁部3d下部の外筒部3a内周には内歯歯車3e(図1,3参照)が形成されている。縁部3dは、上面にマーク3fが設けられている。固定ケース3は、開口3cに内筒軸部2aの下端を係止させると共に、上フランジ2b外縁を縁部3dの下側へ配置させて回転ケース2に相対回転自在に組み合わされ、内部にフラットケーブル4を収納する環状の空間Sを形成する。
【0011】
フラットケーブル4は、例えば、複数の扁平な電気導体や光ファイバあるいはこれらを組み合わせて所望の配列ピッチで平行に配列し、電気絶縁性の被覆で覆った可撓性を有する帯状の伝送線で、渦巻き状に巻回されて回転ケース2と固定ケース3とによって形成される環状の空間Sに収納される。
歯車5は、図3に示すように、上下方向に突出させた凸部5a,5bが中央に設けられた円盤状の部材で、外周に外歯歯車2dと内歯歯車3eに噛合する多数の歯5cが形成されている。歯車5は、凸部5aを縁部3dと周壁2c上縁との間に配置し、上フランジ2b、周壁2c、外筒部3a及び縁部3dによって回転コネクタ1の上部外周に周方向に形成される空間SGに外歯歯車2dと内歯歯車3eとに噛合させて保持される。
【0012】
上記のように構成される回転コネクタ1は、フラットケーブル4を巻き締まりと巻き緩みの中間位置に調整した状態で環状の空間Sに収納すると共に、回転ケース2と固定ケース3とを組み合わせ、外歯歯車2dと内歯歯車3eとに歯車5を噛合させて組み立てられる。
このとき、回転コネクタ1は、フラットケーブル4を巻き締まりと巻き緩みの中間位置に調整した状態で、マーク2eとマーク3fとの間に歯車5が位置するようにして組み立てる。このようにすると、回転コネクタ1は、両ケース2,3が相対回転しても、マーク2e,3fと歯車5とが一致した位置をフラットケーブル4の巻き締まりと巻き緩みの中間位置、言い換えると、両ケース2,3の左右方向の回転の中立位置として表示することができる。
【0013】
即ち、回転コネクタ1は、回転ケース2が1回転するごとにマーク2e,3fが一致するが、同時に歯車5がこれらの間に位置するように、予め外歯歯車2dと内歯歯車3eの歯数又はピッチ円形を調整しておく。
一般に、歯車の減速率は、外歯歯車2dと内歯歯車3eの歯数の比で決まり、例えば、外歯歯車2dの歯数をS、内歯歯車3eの歯数をRとすると、歯車5が回転コネクタ1の上部外周に周方向に形成される空間SG内を周方向に移動してゆく周回運動の減速率Pは、P=S/(S+R)で表される。
【0014】
従って、仮に、外歯歯車2dの歯数をS=100、内歯歯車3eの歯数をR=80とすると、回転ケース2を中立位置から回転させたときに、次に歯車5とマーク2e,3fとの位置が一致するのは、回転ケース2が18回回転した時である。このため、回転コネクタ1は、フラットケーブル4の長さで左右方向への回転回数が制約されるが、外歯歯車2dと内歯歯車3eの歯数を適切に設定すれば、歯車5とマーク2e,3fとで中立位置を表示するには実用的には十分である。
【0015】
このように、回転コネクタ1は、マーク2e,3fと歯車5とが一致した位置を中立位置として表示するので、中立位置表示手段を構成する部品点数が少なく、容易に組み立てることができる。
ここで、歯車5の数は、歯車5が外歯歯車2dや内歯歯車3eと噛合できれば、複数個にすることができる。この場合、例えば、中立位置表示用の歯車5とそれ以外の歯車とを、例えば、色彩を変えることで明確に識別する必要がある。そして、中立位置表示用の歯車5は、配置位置を調整することで、例えば、回転ケース2が中立位置から2回転したら、マーク2e,3fの間に来るようにすることもできる。また、回転コネクタ1は、回転ケース2が回転可能な限界近くまで回転したときに、その旨の警告表示を行うことも可能である。
【0016】
一方、回転コネクタ1は、回転ケース2と固定ケース3にマークを複数記すことで、これらのマークと歯車5を利用して回転ケース2の回転回数や回転可能な限界近くまで回転したときの警告表示を行うことも可能である。次に、本発明の目的を達成する回転コネクタの第1の実施形態を図4乃至図8に基づいて説明する。
【0017】
回転コネクタ10は、図4及び図5に示すように、回転ケース11、固定ケース12、フラットケーブル14及び歯車15を備え、回転ケース11、固定ケース12及び歯車15は合成樹脂で成形されている。
回転ケース11は、内筒軸部11aと上フランジ11bとを有し、渦巻き状に巻回されるフラットケーブル14の一端(内端)が固定される。上フランジ11b上面の半径方向中央には、図示のように、周壁11cが周方向に形成され、図6乃至図8に示すように、周壁11cの上部には半径方向外方へ突出させた解除片11dが設けられている。解除片11dは、周壁11cとの間に段差を形成しないように周方向の端部がテーパ状に成形されている。また、周壁11cは、解除片11dを設けた部分の外周に2つの駆動歯11eが形成されている。ここで、上フランジ11bは、駆動歯11eを形成した周壁11cの半径方向内側上面にマーク11fが設けられている。
【0018】
固定ケース12は、図4及び図5に示すように、外筒部12aと下フランジ12bを有し、フラットケーブル14の他端(外端)が固定される。固定ケース12は、下フランジ12bの中央に開口12cが形成されている。外筒部12aは、上部に半径方向内側へ延出する縁部12dが周方向に形成され、適宜位置には半径方向内方へ延出する保持片12eが設けられている。保持片12eは、歯車15を回転自在に保持するもので、延出長さが解除片11dと干渉しない程度に設定され、先端側に保持孔12fが、外筒部12a側に透視孔12gが、それぞれ形成されている。固定ケース12は、開口12cに内筒軸部11aの下端を係止させると共に、上フランジ11b外縁を縁部12dの下側へ配置させて回転ケース11に相対回転自在に組み合わされ、内部にフラットケーブル14を収納する環状の空間Sを形成する。また、固定ケース12は、保持片12eを設けた部分に、歯車15の回転を規制する規制片13が取り付けられている。
【0019】
規制片13は、平面視U字形の板ばねで、2又に分かれた先端側の支点13a,13aで固定ケース12に取り付けられ、支点13aを固定点として半径方向内側が弾性的に撓む。規制片13は、周方向両側下面に歯車15と噛合して歯車15の回転を規制する係止歯13bが設けられている。
フラットケーブル14は、フラットケーブル4と同様に構成される帯状の伝送線で、渦巻き状に巻回されて回転ケース11と固定ケース12によって形成される環状の空間Sに収納される。
【0020】
歯車15は、図6及び図7に示すように、中央に保持片12eの保持孔12fに係合する凸部15aが上面中央に設けられた円盤状の部材で、凸部15aに対応する下面は緩やかな湾曲部15bに成形され、外周には多数の歯15cが形成されている。
上記のように構成される回転コネクタ10は、フラットケーブル14を巻き締まりと巻き緩みの中間位置に調整した状態で環状の空間Sに収納すると共に、歯車15を保持片12eに保持させて固定ケース12に取り付け、回転ケース11と固定ケース12とを組み合わせて組み立てられる。このとき、歯車15は、特定の歯15cに着色等で目印を設けておき、保持片12eの透視孔12gからこの特定の歯15cが視認でき、駆動歯11eが歯車15と噛合し、回転ケース11に設けたマーク11fが歯車15の位置にあるときを回転コネクタ10の中立位置となるように設定する。
【0021】
このように設定した回転コネクタ10は、駆動歯11eと歯車15とが噛合していないとき、即ち、解除片11dが規制片13の位置にないときには、規制片13の係止歯13bが噛合して歯車15の回転を規制した状態で回転ケース11が回転する。
そして、回転ケース11が回転して解除片11dが規制片13の位置に来ると、周方向の端部がテーパ状に成形された解除片11dによって規制片13が押し上げられ、係止歯13bと歯15cの噛合が解除される。これと並行して、歯車15が、駆動歯11eとの噛合により1歯分回転される。
【0022】
このようにして、回転ケース11が回転して駆動歯11eが歯車15の位置を通過すると、同時に解除片11dも通過し、規制片13が弾性的に元の状態に復帰し、係止歯13bと歯15cとが噛合する。これにより、歯車15は、振動等による不用意な回転が規制されることになる。
このように、回転コネクタ10は、回転ケース11が1回回転するごとに、歯車15が1歯分だけ回転する。このとき、歯車15は、保持片12eに形成した透視孔12gによって歯15cを視認することができる。従って、回転コネクタ10は、前記した着色等で目印を設けた特定の歯15cの有無をマーク11fと共に観察することで、中立位置か否かを極めて簡単に確認することができる。
【0023】
しかも、回転コネクタ10は、解除片11d、マーク11f及び規制片13によって中立位置を表示するので、中立位置表示手段が小型化される結果、回転コネクタ10自体も小型化することができる。
ここで、本実施形態においては、解除片11dと駆動歯11eを回転ケース11側に、保持片12eと規制片13を固定ケース12側に、それぞれ形成した。しかし、この逆に、解除片と駆動歯を固定ケース12側に、保持片と規制片を回転ケース11側に、それぞれ形成してもよい。
【0024】
更に、本発明の本発明の参考例を図9乃至図12に基づいて説明する。回転コネクタ20は、図9及び図10に示すように、回転ケース21、固定ケース22、フラットケーブル24及び歯車25を備え、回転ケース21、固定ケース22及び歯車25は合成樹脂で成形されている。
【0025】
回転ケース21は、内筒軸部21aと上フランジ21bとを有し、渦巻き状に巻回されるフラットケーブル24の一端(内端)が固定される。上フランジ21b上面の外周側には、図示のように、周方向に螺旋状に形成された噛合凸条21cと、噛合突条21cに対して半径方向内側の適宜位置にマーク21dとが設けられている。
【0026】
固定ケース22は、図9及び図10に示すように、外筒部22aと下フランジ22bを有し、フラットケーブル24の他端(外端)が固定される。固定ケース22は、下フランジ22bの中央に開口22cが形成されている。外筒部22aは、上部に半径方向内側へ延出する縁部22dが周方向に形成され、適宜位置には半径方向内方へ延出する2つの保持片22e(図11,12参照)が設けられている。固定ケース22は、開口22cに内筒軸部21aの下端を係止させると共に、上フランジ21b外縁を縁部22dの下側へ配置させて回転ケース21に相対回転自在に組み合わされ、内部にフラットケーブル24を収納する環状の空間Sを形成する。
【0027】
フラットケーブル24は、フラットケーブル4と同様に構成される帯状の伝送線で、渦巻き状に巻回されて回転ケース21と固定ケース22によって形成される環状の空間Sに収納される。
歯車25は、図10乃至図12に示すように、2つの保持片22eの間に、回転軸25aを両ケース21,22の回転軸Ac(図10参照)と直交配置して回転自在に保持される。歯車25は、外周に多数の歯25bが設けられ、下側の歯25bが噛合突条21cと噛合する。
【0028】
上記のように構成される回転コネクタ20は、フラットケーブル24を巻き締まりと巻き緩みの中間位置に調整した状態で環状の空間Sに収納すると共に、マーク21dと対向した位置で歯車25を噛合突条21cの中間位置に噛合させ、回転ケース21と固定ケース22とを組み合わせて組み立てられる。このとき、歯車25は、上面側中央に位置する歯25cに着色等で目印を設けておけば、この目印を設けた歯25cと歯車25がマーク21dと対向する位置とにより、回転コネクタ20が中立位置にあるか否かを極めて簡単に確認することができる。
【0029】
しかも、回転コネクタ20は、歯車25とマーク21dとによって中立位置を表示するので、中立位置表示手段が小型化される結果、回転コネクタ20自体も小型化することができる。
ここで、回転ケース21は、ガイド25が噛合することができれば、噛合突条21cに代えて凹溝としてもよい。
【0030】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、中立位置表示手段を小型化することで全体として小型化することが可能な回転コネクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転コネクタの参考例を示すもので、回転コネクタの半分側を示す平面図である。
【図2】図1の回転コネクタを歯車を含む直径上で切断した断面図である。
【図3】図2のA部を拡大した拡大図である。
【図4】本発明の回転コネクタの第1の実施形態を示すもので、回転コネクタの半分側を示す平面図である。
【図5】図4の回転コネクタを歯車を含む直径上で切断した断面図である。
【図6】図5の歯車近傍を拡大した拡大図である。
【図7】図5の歯車近傍を拡大した平面図である。
【図8】図5の回転コネクタの解除部の近傍を示す斜視図である。
【図9】本発明の回転コネクタの参考例を示すもので、回転コネクタの半分側を示す平面図である。
【図10】図9の回転コネクタを歯車を含む直径上で切断した断面図である。
【図11】図9の回転コネクタの歯車近傍を拡大した平面図である。
【図12】図11の歯車部分における断面側面図である。
Claims (1)
- 互いに相対回転自在に組み合わされ、内部に環状の空間が形成される回転ケース及び固定ケースと、一端を前記回転ケースに、他端を前記固定ケースに、それぞれ固定して前記環状の空間に渦巻き状に巻回して収納される帯状伝送線とを備えた回転コネクタにおいて、
前記回転ケース11は、内筒軸部11aと上フランジ11bとを有し、上フランジ11b上面の半径方向中央部の周方向に形成された周壁11cには2つの駆動歯11eが形成されると共に、周壁11cの上部には半径方向外方へ突出する解除片11dが設けられ、さらにその部分の周壁11cの半径方向内側上面にはマーク11fが設けられており、
前記固定ケース12は、外筒部12aと下フランジ12bを有し、外筒部12a上部の周方向には半径方向内側へ延出する縁部12dが形成されると共に適宜位置には半径方向内方へ延出する保持片12eが設けられ、該縁部12dには歯車15が設けられ、該歯車15は前記保持片12eにより回転自在に保持され、その回転を規制する規制片13が前記固定ケースの前記保持片12eが設けられている部分に取り付けられ、さらに、規制片13には係止歯13bが、保持片12eの外筒部12a側には透視孔12gが、それぞれ形成されており、
前記駆動歯11eと歯車15とが噛合していないときは、規制片13の係止歯13bが噛合して歯車15の回転を規制した状態で回転ケース11を回転させ、回転ケース11が回転して解除片11dが規制片13の位置に来ると解除片11dによって規制片13が押し上げられ、係止歯13bと歯15cの噛合が解除され、前記回転ケース11が回転して駆動歯11eが歯車15の位置を通過すると同時に解除片11dも通過して、規制片13が元の状態に復帰して係止歯13bと歯15cとが噛合するようになっており、
前記帯状伝送線を巻き締まりと巻き緩みの中間位置に調整した状態で前記環状の空間に収納して回転ケース11と固定ケース12とが組み立てられた状態で保持片12eの透視孔12gから前記歯車15の特定の歯15cを視認できるように、該歯15cに予め目印が設けられており、
回転ケース11が1回回転した状態では、歯車15が1歯分だけ回転した状態となっており、このとき、前記透視孔12gから前記特定の歯15cを視認でき、且つ前記マーク11fが前記特定の歯15cの位置にあると視認できるとき、回転コネクタが中立位置にあると確認されることを特徴とする回転コネクタ。
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