JP4297222B2 - 引出し用耐震ラッチ - Google Patents

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Description

本発明は、地震が発生したときの大きな揺れにて引出しが飛び出そうとすることを防止することができると共に、その構造を極めて簡単にすることができる引出し用耐震ラッチに関する。
近年の家具では、種々の機構が装着され、引出しがより一層,滑らかで引き出し易くなっているものが多い。その多くは軽く引くだけで、引出しが滑り出すようにして引き出されるものである。このような引出しであるがゆえに、地震が発生したときには、その揺れが大きいと、引出しが勢いよく飛び出してしまい、最悪の場合には家具本体から飛び抜けてしまい、収納物が飛散し、ひいては周囲にいる人々に怪我を負わせるおそれも充分にあり得るものである。
特開2003−24156
上記のように、地震の発生によって、家具本体から引出しが飛び出ることを防止する対策を講ずるために特許文献1等に開示された発明が存在する。この発明では、構成する部品が比較的多く、複雑な構造となっている。したがって、高価なものとなり、また、家具本体及び引出しに装着することにおいては、複雑な作業となり、その装着にも極めて高い精度が要求される。
さらに、地震発生と同時にその揺れによって、前記転動部材が移動して、ロック部材のロック動作を行わせるものであるが、地震が継続している間の揺れによって、ロック部材にロック状態を作動させている転動部材が揺れ動いて、ロック部材から離れて、地震が続いているにも拘わらず、ロック部材のロックが突如解除されるおそれが十分にあり得る。そのために、転動部材にスプリング等により、地震が続いている間は、ロック部材にロック解除とならないように、転動部材がロック部材を押さえておかなければならない。
さらに、転動部材は、地震終了後に元の位置に戻って、ロック部材がロック解除される状態とならなければならない。しかしながら、バネの弾性力には、バラツキがあり、確実に復元が行われなくなることがある。そのためにバネの弾性力を弱くしすぎると、地震が続いている間も転動部材は往復動を行うことになり、動作が極めて不安定となる。本発明が解決しようとする課題(技術的課題又は目的)は、家具本体や引出しに対してその装着が簡単であり、且つ装置の構造が簡単であり、このようなことに加えて地震が続いている間は、不用意にロックが解除されないようにすることを実現することである。
そこで、発明者は、上記課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、請求項1の発明を、傾斜面部を傾斜方向に沿って移動する転動部材が地震時に前記傾斜面部の傾斜上方側へ転動しつつ水平面上を揺動自在とし且つ揺動腕部の長手方向一端側に揺動中心部が形成され、他端側に係止部が形成されたフック部材の揺動自由端側の係止部を筐体部の表面部より外方へ突出させると共に、該筐体部に形成された振動部材支持部に振動自在に装着され,前記傾斜面部の傾斜下方側に設置され且つ短い振動周期を有すると共に下端が略水平面状に形成された振動部材の静止状態のときには、該振動部材の最下端位置と前記傾斜面部との間隔は前記転動部材の直径よりも僅かに大きく設定され、前記振動部材が振動することによって最下端位置が描く軌跡円は、前記傾斜面部の傾斜下方側付近から傾斜面部の略中央箇所に到る範囲とし、前記振動部材の振動時における傾斜状態で該振動部材の最下端位置と前記傾斜面部との間隔は前記転動部材の直径よりも小さくし、前記転動部材は前記傾斜面部の傾斜下方側への移動が妨げられてなる引出し用耐震ラッチとしたことにより、上記課題を解決した。
請求項2の発明を、長手方向に沿って傾斜面部が形成された筐体部と、揺動腕部の長手方向一端側に揺動中心部が形成され,他端側に係止部が形成されると共に,該係止部を前記筐体部の表面側より出入自在且つ常時は引込み状態となるように前記揺動中心部が前記傾斜面部の傾斜下方側に枢支されるフック部材と、前記傾斜面部を傾斜方向に沿って移動するものであって,地震時に該傾斜面部の傾斜上方側への転動によって前記フック部材の係止部を筐体部の表面部より外方へ突出させる転動部材と、前記筐体部に形成された振動部材支持部に振動自在に装着され,且つ下端が略水平面状に形成されると共に地震により振動する振動部材とからなり、該振動部材が静止状態のときには、該振動部材の最下端位置と前記傾斜面部との間隔は前記転動部材の直径よりも僅かに大きく設定され、前記振動部材が振動することによって最下端位置が描く軌跡円は、前記傾斜面部の傾斜下方側付近から傾斜面部の略中央箇所に到る範囲とし、前記振動部材の振動時における傾斜状態で該振動部材の最下端位置と前記傾斜面部との間隔は前記転動部材の直径よりも小さくしてなる引出し用耐震ラッチとしたことにより、上記課題を解決した。
請求項3の発明を、前述の構成において、前記振動部材は、略二等辺三角形とし、振動中心部の位置は頂角付近としてなる引出し用耐震ラッチとしたことにより、上記課題を解決した。請求項4の発明は、前述の構成において、前記振動部材に、略正三角形としてなる引出し用耐震ラッチとしたことにより、上記課題を解決した。請求項5の発明を、前述の構成において、前記振動部材には金属錘が設けられてなる引出し用耐震ラッチとしたことにより、上記課題を解決した。
請求項6の発明を、前述の構成において、請求項1,2,3,4又は5において、前記フック部材2は、前記揺動中心部21に前記揺動腕部22と略直交する被押え部が形成され、該被押え部には、前記転動部材が前記傾斜面部の傾斜下方端部にて当接されてなる引出し用耐震ラッチとしたことにより、上記課題を解決した。請求項7の発明を、前述の構成において、前記転動部材は、球体としてなる引出し用耐震ラッチとしたことにより、上記課題を解決した。請求項8の発明を、前述の構成において、前記傾斜面部の傾斜下方に対応する前記揺動腕部の位置では、前記転動部材を収める凹み部が形成されてなる引出し用耐震ラッチとしたことにより、上記課題を解決した。
請求項1の発明によって、地震時に転動部材が傾斜面部の傾斜上方側へ転動しつつ水平面上を揺動自在としたフック部材の揺動自由端側の係止部を筐体部の表面部より外方へ突出させると共に、前記傾斜面部の傾斜下方側に設置され且つ短い振動周期を有すると共に下端が略水平面状に形成された振動部材の振動時には、前記転動部材は前記傾斜面部の傾斜下方側への移動を妨げる構成としたものである。
すなわち、振動部材は、短い振動周期を有すると共に、下端が略水平面状に形成されており、この振動部材が前記傾斜面部の傾斜下方側に設置されることにより、地震が発生してから終了するまで、又は揺れが続いている間は、振動部材が振動して、その水平面状とした下端箇所の両側角部箇所の振動による軌跡円が前記転動部材に対して、擬似停止壁、或いは擬似障害物となり、前記転動部材が傾斜面部の傾斜下方側へ移動することを妨げるものである。すなわち、振動部材の振動によって、前記傾斜面部の傾斜下方側に転動部材が移動できないように、その移動範囲を規制するものである。
よって、振動部材が振動している間は、前記転動部材は、前記フック部材の揺動自由端側の係止部を筐体部の表面部(正面板部)より外方へ突出した状態に維持することができる。このように地震が発生して揺れが続いている間は、転動部材が傾斜面部の傾斜下方側に移動することができない構造となっているので、前記係止部が表面部から突出して、一旦、ロックした状態となったものが、不用意に解除されてしまうおそれがなく、引出しの飛び出しを地震が終了まで防止することができる。
請求項2の発明によって、振動部材の振動時における傾斜状態で該振動部材の最下端位置と前記傾斜面部との間隔は、前記転動部材の直径よりも小さくしたものである。すなわち、前記振動部材が地震発生により振動すると、前記振動部材の最下端位置の両側角部の軌跡円が形成され、振動部材の振幅範囲において、前記軌跡円と傾斜面部との間隔は、いずれの位置でも前記転動部材の直径よりも小さくなっている。そして、地震が発生して終了するまでの間において、傾斜面部の傾斜上方範囲に位置して、前記フック部材の係止部を表面部(正面板部)から突出させている転動部材に対して、前記振動部材の地震の揺れによる振動動作が、擬似的な障害物或いは停止壁となる。
それゆえに、転動部材が前記傾斜面部の傾斜下方側に移動しようとしても、その移動動作が妨げられることになる。よって、地震が継続しているかぎり、前記フック部材の係止部を表面(正面板部)より突出した状態に維持することができ、一旦、ロックした状態が地震継続中に、不用意に解除されてしまうおそれがなく、引出しの飛び出しを地震終了まで確実に防止することができる。
請求項3の発明は、前記振動部材は、略二等辺三角形とし、振動中心部の位置は頂角付近としてなることにより、地震発生時における振動部材の振動が安定し、傾斜面部における擬似的な壁面体又は障害物として十分に機能させることができる。請求項4の発明は、前記振動部材に、略正三角形としてなることにより、地震発生時における振動部材の振動が安定すると共に、振動周期も短いものにでき、短時間で多数の振動数にすることができ、傾斜面部における擬似的な障害物として十分に役目を果たすことができる。
請求項5の発明は、前記振動部材には金属錘が設けられてなることにより、極めて簡単な構造にて振動部材全体の重量を増加させることができ、これによって安定した振動ができ、ひいては傾斜面部における擬似的な壁面体又は障害物となりうるものである。請求項6の発明は、前記フック部材は、前記揺動中心部に前記揺動腕部と略直交する被押え部が形成され、該被押え部には、前記転動部材が前記傾斜面部の傾斜下方端部にて当接されてなることにより、転動部材が傾斜面部の傾斜下方端部に位置するときには、転動部材の自重によって、前記被押え部が押圧され、フック部材の係止部を筐体部内に引っ込めた状態にすることができる。
請求項7の発明は、前記転動部材は、球体としてなることにより、転動部材は極めて転動(回転)しやすくなり、地震発生時に僅かの振動であっても、感知して転動することができる。請求項8の発明は、前記傾斜面部の傾斜下方に対応する前記揺動腕部の位置では、凹み部が形成されてなる引出し用耐震ラッチとしたことにより、傾斜面部の傾斜下方に位置する転動部材は、前記フック部材の凹み部に納まり、地震以外の僅かな振動で転動しにくいものとし、誤動作を防止することができるものである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。まず、本発明の構成は、図1に示すように、主にケーシング1と,フック部材2と,転動部材3と,振動部材4とから構成されている。前記ケーシング1は、筐体部11と傾斜面部12とからなり、前記筐体部11は、周側壁111と正面板部112とから構成されている。該周側壁111は、正面より見て、略繭形状(或いは、横「8」字形状,「∞」字形状)に形成されたものであり、該周側壁111と正面板部112とによって、筐体が構成される。また、周側壁111は、略楕円形状、長方形状等の形状であっても構わない。
前記筐体部11の内部には、図2(A),図3等に示すように、傾斜面が形成されている。該傾斜面部12は、前記筐体部11の幅方向に沿って形成された傾斜状の平坦面である。この傾斜面部12の傾斜角度θ は、10度以内であり、好ましくは5度程度であり、最適には2度前後である〔図3(A)参照〕。そして、前記傾斜面部12の傾斜面における上方側を傾斜上方12aと称する。また前記傾斜面部12の傾斜面における下方側を傾斜下方12bと称する〔図1(A),図2(A),図3(A)及び図8等参照〕。また、正面板部112には、正面開口部113が形成されている。該正面開口部113は、後述するフック部材2が出入する部位であり、該フック部材2の形状に対応した形状に形成されている。
さらに、前記筐体部11には、図2(A)及び図3等に示すように、軸支部13及び振動部材支持部14が形成されている。前記軸支部13は、後述するフック部材2を揺動支持軸25を介して水平面上に揺動自在となるように支持する部位である(図7参照)。また、振動部材支持部14は、後述する振動部材4を振動自在に支持する役目をなす部位である。前記軸支部13は、図2(A)及び図3(A),(B)に示すように、下部軸支部131と上部軸支部132とからなり、両下部軸支部131,上部軸支部132にて揺動支持軸25を垂直に支持する部位である。
前記筐体部11の周囲には、フランジ部15が形成されている(図1乃至図3参照)。該フランジ部15は、長方形,正方形等の方形状に形成されたものであり、本発明の耐震ラッチを引出し付き家具に装着するときの取付の役目をなすものであり、ビス等の固着具用の取付貫通孔151が穿孔されている。このフランジ部15と、前記正面板部112とは一体的に形成されたものであり、前記筐体部11の形成範囲の内部側が正面板部112であり、前記筐体部11の形成範囲の外部がフランジ部15となる。
該フランジ部15の表面側の面には、横方向に沿って浅溝部152が形成されている。該浅溝部152は、前記筐体部11の上下方向の寸法に合わせて略長方形状に形成されている。その浅溝部152と前記正面板部112とは、同一面となっている〔図1(A),(C)及び図3(B),(C)参照〕。この浅溝部152は、後述するストッパ体6の被係止部62が通過することができるようになっている。
次に、フック部材2は、図2(B),図4に示すように、揺動中心部21、揺動腕部22及び係止部23とから構成され、前記揺動腕部22の長手方向一端側に揺動中心部21が形成され、他端側に係止部23が形成されている。該係止部23は、前記揺動腕部22に対して略直角に形成されている〔図1(D),図4(B)参照〕。さらに、前記揺動腕部22の裏面側は、被押圧面221として使用され、後述する転動部材3が押圧して、前記係止部23を正面板部112に形成された正面開口部113より突出させるものである(図7参照)。
前記揺動腕部22は、帯板状に形成されており、前記係止部23に近接する位置で略正方形又は長方形等の板形状に形成されている。これによって、前記係止部23の面積を広くし、且つ補強としての役目をなしている。さらに、前記揺動腕部22の上下には、補強リブ片223が形成されている。該補強リブ片223は、前記揺動中心部21から前記係止部23に向かって次第に幅が広くなるようにテーパ状に形成されている〔図4(B)参照〕。
前記揺動中心部21には、被押え部24が形成されている。該被押え部24は、前記筐体部11側に位置し、且つ前記傾斜面部12の傾斜下端箇所に位置している。そして、該傾斜面部12を転動する転動部材3がその自重によって前記被押え部24を押さえて、前記フック部材2が前記正面開口部113より筐体部11内部に収納されるように付勢するものである。
さらに、前記被押え部24の付近において、前記揺動腕部22には、図2(B),図4(B)に示すように、凹み部222が形成されている。該凹み部222には、球体状の転動部材3を収めることができる。これによって、転動部材3を傾斜面部12の傾斜下方12b位置に安定した状態で静止させることができ、地震の発生していないときには、誤動作等にて係止部23が正面開口部113から不用意に突出しないようにできる。
前記フック部材2は、前記揺動中心部21に揺動貫通孔211が形成され、該揺動貫通孔211に揺動支持軸25が挿通され、且つ該揺動支持軸25が前記軸支部13に軸支される(図1参照)。これによって、前記フック部材2の揺動中心部21は、前記傾斜面部12の傾斜下端側の位置に設置され、揺動腕部22及び係止部23は、水平面上を揺動することができる構造となる。また、フック部材2は、ケーシング1に装着された状態で、前記係止部23は前記傾斜面部12の傾斜上方12aの端部側に対応する位置となる。
さらに、前記フック部材2の長手方向において、前記揺動中心部21の反対側端部には、図1,図2(B),図4等に示すように、突出規制爪部26が形成されている。具体的には、突出規制爪部26は、前記揺動腕部22の長手方向に沿って、その端部位置から薄板状に突出するように形成されたものであり、且つ前記係止部23付近に形成されたものである。そして、前記突出規制爪部26は、前記フック部材2が水平面上に揺動して、前記正面板部112の裏面側に当接し、これによって、前記係止部23が適正に突出するように、その突出量を規制し、且つ該係止部23が突出しすぎないようにするものである(図7参照)。これによって、フック部材2が突出しすぎることによって破損することを防止できるものである。
次に、転動部材3は、図2(D)に示すように、前記傾斜面部12を傾斜方向に沿って移動するものである。この移動動作は、地震による振動衝撃又は揺れによって、移動するものであり、急激な衝撃による転動部材3の移動は、必ずしも転動するものではなく、非回転状態で移動することもあるが、このような非回転状態で移動する場合も、転動とする。また、前記転動部材3は、球体であるが、円筒状の部材であってもかまわない〔図2(F)参照〕。
次に、振動部材4は、地震の揺れにより振動するものである。該振動部材4は、その下端が略水平面状に形成されている。具体的な形状としては、三角形であり、二等辺三角形や、長矩形、半楕円形状等である(図6参照)。前記振動部材4が前記ケーシング1の振動部材支持部14に振動自在に装着された状態で、その最も低い位置となる部分を最下端位置Pと称する。該最下端位置Pは、前記振動部材4が静止状態のときには、その底面箇所が最下端位置Pとなる〔図1(B)参照〕。また、前記振動部材4が振動状態にあるときには、前記最下端位置Pは、前記振動部材4が傾斜した状態で最も低い位置となる〔図9(A),(B)参照〕。
そして、該振動部材4が静止状態のときには、該振動部材4の最下端位置Pと前記傾斜面部12との間隔Sは前記転動部材3の直径よりも僅かに多きく設定され、転動部材3が傾斜面部12に沿って移動するときに、振動部材4に振れないで移動することができる(図9参照)。具体的には、静止状態の振動部材4の最下端位置Pと転動部材3との間隔は1ミリ以下であり、0.5ミリ以下とすることが好ましく、最適には0.25ミリ程度である。また、前記振動部材4が振動時には、その傾斜状態のときに前記振動部材4の最下端位置Pと前記傾斜面部12との間隔Sは前記転動部材3の直径よりも小さく設定されている(図9参照)。
前記振動部材4の外形は、具体的には略二等辺三角形とし、振動中心部41の位置は頂角付近としたものである。これによって、振動部材4は安定した振動が行われる。さらに、前記振動部材4は、略正三角形に形成されることが好ましい。これによって、振動部材4の重心Gの位置と前記振動中心部41との距離が短くなり、振動数Nを大きくすることができる。前記振動部材4が振動することによって最下端位置Pが描く軌跡を軌跡円Tと称する。該軌跡円Tは、前記傾斜面部12の傾斜下方側12b付近から傾斜面部12の略中央箇所に到る範囲において、前記軌跡円Tと、傾斜面部12との間の間隔Sは、転動部材3の直径よりも小さくなるように設定される〔図9(B)参照〕。
前記振動部材4は、前記筐体部11の振動部材支持部14に振動自在に軸支される。特に、前記振動部材4の振動周期は短く、振動数Nが大きくなるように、設定されることが好ましい。前記転動部材3が傾斜面部12を移動する速度に対して、振動周期が極めて短く、前記振動数Nが大きくなることで、地震が続いている間は、前記振動部材4が振動していることにより、最下端位置Pの軌跡円Tが擬似的停止壁(障害物)となり、該擬似的停止壁によって、前記転動部材3が傾斜面部12の傾斜下方12b側に戻ることを防止し、地震が続いている間は、係止状態が維持されるようにしたものである。
さらに、前記振動部材4には、金属錘44が設けられることもある。この実施形態では、図5に示すように、振動部材4は合成樹脂材からなる2部材の振動枠部42,43から構成され、両振動枠部42,43の間に前記金属錘44が挟持状態で固着される。これによって、簡単に重量のある振動部材4を形成することができる。カバー部材5は、図1(C)に示すように、前記ケーシング1の筐体部11の背面側に嵌合される。そして図2(E)に示すように、前記振動部材4を振動するように支持するピン軸51が形成されている。
次に、ストッパ体6は、図11に示すように、ベース部61,被係止部62,固定フック63,ロック部64及び操作部65とから構成されている。前記ベース部61は、略長方形板状に形成されている。そのベース部61の表面側に被係止部62が形成されている。該被係止部62は、前記フック部材2の係止部23と係止する部位である。具体的にはベース部61の長手方向の一端側で且つ表面側から突出するようにして形成されたものである。その被係止部62の被係止面は、前記ベース部61の長手方向及び表面に対して直角状面として形成されたものである。
そのベース部61の裏面側で且つその長手方向一端側に前記固定フック63が形成され、長手方向の他端側にロック部64が設けられている。その固定フック63は、前記ベース部61の長手方向に対して略直角方向に突出条となるように形成されたものであり、その突出する先端には鉤形状片が形成されている。また、前記ロック部64は、前記ベース部61の裏面側で回動自在とし、その回動操作は、ベース部61の表面側で操作部65によって行なわれる。
前記ロック部64は、略長方形板状に形成されたもので、前記操作部65と連結している。該操作部65は、撮み部651と連結軸652とから構成され、該連結軸652が前記ベース部61を貫通して前記ロック部64に連結している。前記ベース部61には、略切欠形状の貫通部611が形成されており、その貫通部611に前記操作部65の連結軸652が貫通するようになっている。
このとき、前記ベース部61の裏面側とロック部64との間には隙間が設けられている。その隙間は、ストッパ体6が装着される引出しを構成する金属板の厚さに略等しく設定されている。前記撮み部651の表面には、プラス又はマイナスドライバが使用できるドライバ用溝が形成されている。
本発明における引出し用耐震ラッチと、ストッパ体6は、食器棚,箪笥,キャビネット等の引出し付き家具に装着されるものである〔図12(A)参照〕。まず引出し用耐震ラッチ体は、家具本体7側に装着され、前記ストッパ体6は、引出し8側に装着される。具体的には、本発明の引出し用耐震ラッチのケーシング1は、家具本体7の両本体側板71,71の内面側で、且つ前記引出し8の両本体側板71,71に対応する位置に装着される〔図12(B)参照〕。
その引出し用耐震ラッチのケーシング1の装着では、該ケーシング1 を埋め込む窪みが前記本体側板71に形成される。また、前記ストッパ体6は、前記固定フック63が引出し8の本体側板71に形成された貫通孔に挿入され、他方側のロック部64が別の貫通孔に挿入され、ベース部61の表面側に位置する操作部65を回転させることによって、ロック部64が本体側板71に係止される〔図12(B)参照〕。
次に、本発明の地震発生時における作動状態を説明する。まず、地震発生直前では、フック部材2の係止部23は筐体部11内に引込み状態で、納まっている〔図13(A)参照〕。次に、地震が発生すると、家具本体7が揺れて、前記転動部材3がその揺れによって傾斜面部12を傾斜上方12a側に移動し、フック部材2の揺動腕部22を押圧する。これによってフック部材2が筐体部11の正面板部112の正面開口部113より飛び出す。また、引出し8は、地震発生の揺れによって飛び出しを開始している〔図13(B)参照〕。
その引出し8がさらに飛び出すと、該引出し8側に装着されたストッパ体6の被係止部62が、突出した係止部23と係止し、引出し8がそれ以上、飛び出すことを防止できるものである〔図13(C)参照〕。さらに、地震が継続している間は、地震の揺れによって、前記振動部材4は振動が行われている。そして振動部材4が振動している状態で最下端位置Pは軌跡円Tを構成する〔図9(A)参照〕。該振動部材4の振動周期が短いものとすることで、擬似停止壁(擬似障害物)を構成することとなり、前記転動部材3が傾斜面部12を傾斜下方12b側に移動することを防止することができ、前記係止部23を突出した状態に維持することができる〔図9(B),図10参照〕。
そして、前記振動部材4は、振動することにより、前述したように、軌跡円Tによって前記転動部材3に対する擬似停止壁(擬似障害物)を構成しているものであり、且つ前記振動部材4は、図9(B)に示すように、振動により傾斜状態から鉛直状態に常時復帰しようとしている。特に前記傾斜面部12の傾斜下方12b側に傾斜した状態から鉛直状態に戻る振動部材4は、その勢いで反対側に傾斜するように振動移動し、前記傾斜面部12を下りてくる転動部材3を前記傾斜面部12の傾斜上方12a側に弾き飛ばすように作用して、係止部23をロック状態に維持するものである。
また、前記振動部材4は、重心Gの位置が振動中心部41との距離が短いことにより、振動速度が極めて高速となり、前記傾斜面部12の傾斜上方12a位置に弾き飛ばされた転動部材3は、高速振動する振動部材4による擬似停止壁(擬似障害物)の隙間を抜けて傾斜面部12の傾斜下方12b側に移動することはできず、地震による揺れが続く間にロックが解除されて引出しが飛び出してしまうことはない。
また、地震が終了すると、前記振動部材4は、振動が停止し、該振動部材4の最下端位置Pによる軌跡円Tによる擬似的停止壁が消滅する。前記転動部材3は、前記振動部材4の最下端位置Pを通過して前記傾斜面部12の傾斜下方12b側に沿って自然移動し、前記フック部材2の係止部23は、正面板部112の正面開口部113から筐体部11内に引込み、前記ストッパ体6の被係止部62と、前記係止部23との係止が解除され、前記引出し8は、通常の引き出し動作を行うことができる。
(A)は本発明における引出し用耐震ラッチの正面図、(B)は引出し用耐震ラッチのカバー部材を外した状態の背面図、(C)は(B)のXa―Xa矢視断面図、(D)は(B)のXb―Xb矢視断面図である。 (A)はケーシングの斜視図、(B)はフック部材の斜視図、(C)は転動部材の斜視図、(D)は振動部材の斜視図、(E)はカバー部材の斜視図、(F)は別の実施形態の転動部材の斜視図である。 (A)はケーシングの拡大背面図、(B)は(A)のXc―Xc矢視断面図、(C)は(A)のXd―Xd矢視断面図である。 (A)はフック部材の正面図、(B)はフック部材の平面図である。 (A)は振動部材の正面図、(B)は(A)の縦断側面図、(C)は振動部材の分解断面図である。 (A)は台形状とした振動部材の正面図、(B)は長方形状とした振動部材の正面図、(C)は半楕円形状とした振動部材の正面図である。 (A)は地震が発生していない状態におけるフック部材と転動部材との状態を示す作用図、(B)は地震が発生して転動部材がフック部材の係止部を突出させた状態の作用図、(C)は転動部材が傾斜面上方側に移動した状態の作用図である。 は地震が発生して傾斜面部の中間に転動部材が位置している状態を示す本発明の拡大背面図である。 (A)は振動部材の振動時における最下端位置が通過する軌跡円を示す本発明の拡大背面図、(B)は振動部材の軌跡円が傾斜面部における擬似停止壁の役目をなしている状態を示す作用図である。 (A)乃至(C)は振動部材の振動による各傾斜角度における最下端位置が転動部材を傾斜面部の傾斜上方側へ弾き飛ばす状態を示す作用図である。 (A)はストッパ体の斜視図、(B)はストッパ体の平面図、(C)は(B)のXe−Xe 矢視断面図である。 (A)は本発明を家具に装着した状態を示す一部切除した斜視図、(B)は(A)の要部の横断平面図である。 (A)は引出しに装着された引出し用耐震ラッチの地震発生直前における状態を示す作用図、(B)は地震が発生により引出しが飛び出して引出し用耐震ラッチのフック部材が飛び出した状態の作用図、(C)は引出しがさらに飛び出してストッパ体の被係止部にラッチ体の係止部が係止した状態を示す作用図である。
符号の説明
3…転動部材、12…傾斜面部、2…フック部材、23…係止部、11…筐体部、
4…振動部材、21…揺動中心部、22…揺動腕部、222…凹み部、
P… 最下端位置、S…間隔、D…直径。

Claims (8)

  1. 傾斜面部を傾斜方向に沿って移動する転動部材が地震時に前記傾斜面部の傾斜上方側へ転動しつつ水平面上を揺動自在とし且つ揺動腕部の長手方向一端側に揺動中心部が形成され、他端側に係止部が形成されたフック部材の揺動自由端側の係止部を筐体部の表面部より外方へ突出させると共に、該筐体部に形成された振動部材支持部に振動自在に装着され,前記傾斜面部の傾斜下方側に設置され且つ短い振動周期を有すると共に下端が略水平面状に形成された振動部材の静止状態のときには、該振動部材の最下端位置と前記傾斜面部との間隔は前記転動部材の直径よりも僅かに大きく設定され、前記振動部材が振動することによって最下端位置が描く軌跡円は、前記傾斜面部の傾斜下方側付近から傾斜面部の略中央箇所に到る範囲とし、前記振動部材の振動時における傾斜状態で該振動部材の最下端位置と前記傾斜面部との間隔は前記転動部材の直径よりも小さくし、前記転動部材は前記傾斜面部の傾斜下方側への移動が妨げられてなることを特徴とする引出し用耐震ラッチ。
  2. 長手方向に沿って傾斜面部が形成された筐体部と、揺動腕部の長手方向一端側に揺動中心部が形成され,他端側に係止部が形成されると共に,該係止部を前記筐体部の表面側より出入自在且つ常時は引込み状態となるように前記揺動中心部が前記傾斜面部の傾斜下方側に枢支されるフック部材と、前記傾斜面部を傾斜方向に沿って移動するものであって,地震時に傾斜面部の傾斜上方側への転動によって前記フック部材の係止部を筐体部の表面部より外方へ突出させる転動部材と、前記筐体部に形成された振動部材支持部に振動自在に装着され,且つ下端が略水平面状に形成されると共に地震により振動する振動部材とからなり、該振動部材が静止状態のときには、該振動部材の最下端位置と前記傾斜面部との間隔は前記転動部材の直径よりも僅かに大きく設定され、前記振動部材が振動することによって最下端位置が描く軌跡円は、前記傾斜面部の傾斜下方側付近から傾斜面部の略中央箇所に到る範囲とし、前記振動部材の振動時における傾斜状態で該振動部材の最下端位置と前記傾斜面部との間隔は前記転動部材の直径よりも小さくしてなることを特徴とする引出し用耐震ラッチ。
  3. 請求項1又は2において、前記振動部材は、略二等辺三角形とし、振動中心部の位置は頂角付近としてなることを特徴とする引出し用耐震ラッチ。
  4. 請求項3において、前記振動部材に、略正三角形としてなることを特徴とする引出し用耐震ラッチ。
  5. 請求項1,2,3又は4において、前記振動部材には金属錘が設けられてなることを特徴とする引出し用耐震ラッチ。
  6. 請求項1,2,3,4又は5において、前記フック部材は、前記揺動中心部に前記揺動腕部と略直交する被押え部が形成され、該被押え部には、前記転動部材が前記傾斜面部の傾斜下方端部にて当接されてなることを特徴とする引出し用耐震ラッチ。
  7. 請求項2,3,4,5又は6において、前記転動部材は、球体としてなることを特徴とする引出し用耐震ラッチ。
  8. 請求項7において、前記傾斜面部の傾斜下方に対応する前記揺動腕部の位置では、前記転動部材を収める凹み部が形成されてなることを特徴とする引出し用耐震ラッチ。
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