JP3386434B2 - 開閉体の施錠装置 - Google Patents

開閉体の施錠装置

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JP3386434B2 JP2000076722A JP2000076722A JP3386434B2 JP 3386434 B2 JP3386434 B2 JP 3386434B2 JP 2000076722 A JP2000076722 A JP 2000076722A JP 2000076722 A JP2000076722 A JP 2000076722A JP 3386434 B2 JP3386434 B2 JP 3386434B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感震体の動作で開
閉体を係合保持する開閉体の施錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の開閉体の施錠装置とし
て、特許第2926114号公報に記載の構成が知られ
ている。
【0003】この特許第2926114号公報に記載の
開閉体の施錠装置は、地震などの震動時に、この震動で
係合手段としての感震体が移動することにより、この感
震体の係止部が、開閉体に取り付けた係止体の係合部に
磁力または自重で係止して、この開閉体を係合保持す
る。
【0004】ところが、上記特許第2926114号公
報に記載の開閉体の施錠装置では、震動を感知しなくな
った状態で開閉体を開く際に、まず、震動で開いた開閉
体を閉方向に押してこの開閉体の係合部でラッチ体を後
退移動させ、この開閉体の係合部とラッチ体との係合保
持を解除してから開閉体を開く必要がある。このため、
震動を感知しなくなっても開閉体の係合部とラッチ体と
の係合保持が解除されないにも拘わらず、直ちに開閉体
を開くように誤操作するおそれがあり、使い勝手が良く
ない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、例えば特願2
000−042184号の明細書および図面に記載した
ように、震動で動作する感震体の感震動作による変位ま
たは姿勢変化により、閉塞した開閉体とラッチ体との係
合を保持し、また、感震体の非感震動作による復帰動作
で開閉体とラッチ体との係合保持を解除する構成が提案
されている。
【0006】そして、この特願2000−042184
号の明細書に記載した取付け装置は、開閉体の閉塞状態
で、震動を感知しなくなると開閉体を解除できるので、
使い勝手を向上できる。
【0007】しかしながら、上記特願2000−042
184号の明細書に記載した取付け装置では、1つの感
震体の感震動作で閉塞した開閉体を施錠するため、震動
時にこの感震体がある一定の条件で非感震状態に戻され
た場合には、震動時であっても開閉体が解錠してしま
う。このため、震動時に開閉体が解錠してしまい、この
開閉体が開いてしまうおそれがあるという問題を有して
いる。
【0008】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、震動時の開閉体の施錠がより確実な開閉体の施錠
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の開閉体の
施錠装置は、震動で姿勢変化し感震動作および揺動周期
が互いに異なる複数の感震体と、これら複数の感震体の
上端面に当接する複数の係合突部が基端に形成され、下
方に向けて突出する係止爪が先端に形成され、前記複数
の感震体の少なくとも1つ以上の感震動作によって姿勢
変化して前記係止爪を下方へと回動させ、基端側に重心
が設定された回動可能なラッチ保持具と、このラッチ保
持具の回動により前記係止爪が係合する爪係合部が上面
基端側に形成され、下方に向けて突出するフック部が先
端に形成され、前記ラッチ保持具の係止爪による前記爪
係合部への係合により前記フック部の回動が固定される
回動可能なラッチ体と、開閉体に取り付けられ、この開
閉体を閉塞状態とした際に前記ラッチ体のフック部に係
合するとともに、このフック部との係合時にこのフック
部に対して前記開閉体が所定間隔開閉可能である係合体
を具備しているものである。
【0010】そして、この構成では、感震動作および揺
動周期が互いに異なる複数の感震体のいずれか1つ以上
感震動作して姿勢変化すると、ラッチ保持具の係合突
部による複数の感震体の上端面への当接によって、この
ラッチ保持具の係止爪を下方へと回動させて、この係止
爪をラッチ体の爪係合部に係合させる。このとき、ラッ
チ保持具の係止爪によるラッチ体の爪係合部への係合に
より、開閉体を閉塞状態とした際に、この開閉体に取り
付けられた係合体に係合したフック部の回動が固定され
る。この結果、感震体のいずれか1つ以上が感震動作し
ている間は、開閉体が開かない。また、複数の感震体そ
れぞれの感震動作が停止すると、ラッチ保持具の重心を
基端側に設定したことにより、このラッチ保持具の回動
が解除されて、ラッチ体のフック部による係合体の係
解除される。このため、震動停止時には開閉体が自在
に開ける。さらに、感震動作および揺動周期が互いに異
なる複数の感震体による姿勢変化で開閉体の閉塞状態を
持するため、ある感震体が不正な動作をした場合であ
っても、他の感震体による感震動作で開閉体の閉塞状態
保持する。よって、震動時の開閉体の施錠がより確実
になる。またさらに、複数の感震体のいずれか1つ以上
の感震動作による姿勢変化によって、閉塞状態とした開
閉体に取り付けた係合体へのラッチ体のフック部の係合
が固定された際に、この開閉体がラッチ体のフック部に
対して所定間隔開閉可能としたので、開閉体内に収容し
た収容物などが移動して、この収容物などが開閉体に対
して凭れ掛かった場合であっても、この開閉体を押し戻
すことにより、ラッチ保持具とラッチ体との間に生じる
付勢が解除されて、開閉体が開閉可能となる。よって、
使い勝手がより向上する。
【0011】請求項2記載の開閉体の施錠装置は、請求
項1記載の開閉体の施錠装置において、少なくとも2つ
以上の感震体は、震動の感知により揺動して姿勢が変化
する互いに異なった形状の錘体であるものである。
【0012】そして、この構成では、震動の感知により
揺動して姿勢が変化する互いに異なった形状の錘体で、
少なくとも2つ以上の感震体を形成したことにより、こ
れら感震体による震動に対する感震動作がより異なる。
この結果、震動時の開閉体の施錠がより確実になる。
【0013】請求項3記載の開閉体の施錠装置は、請求
項1または2記載の開閉体の施錠装置において、少なく
とも2つ以上の感震体は、震動で動作する際の中心が少
なくとも水平方向成分を有する方向に向けて並設されて
いるものである。
【0014】そして、この構成では、震動で動作する際
の中心が少なくとも水平方向成分を有する方向に、少な
くとも2つ以上の感震体を並設したことにより、水平に
震動した場合でのこれら感震体の感震動作がより異な
る。この結果、あらゆる震動に対応するので、震動時の
開閉体の施錠がより確実になる
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の開閉体の施錠装置
の一実施の形態の構成を図1ないし図7を参照して説明
する。
【0016】図1ないし図7において、1は開閉体の施
錠装置で、この開閉体の施錠装置1は、地震などの震動
時に、例えば、各種の家具、吊り戸棚、事務用キャビネ
ットなどの本体2の開閉体3を施錠するものである。ま
た、この開閉体の施錠装置1は、本体2の天板4の下面
先端側に取り付けられた施錠機構5と、開閉体3の裏面
上端側に取り付けられた係合体6とを備えている。
【0017】そして、この施錠機構5は、天板4の下面
先端側に取り付けられたケース体11を備えており、この
ケース体11内には、震動で動作する複数、例えば2つの
感震体としての質量が互いに異なる第1の感震体12およ
び第2の感震体13が配設されている。また、これら第1
の感震体12および第2の感震体13は、揺動周期が互いに
異なっている。
【0018】また、このケース体11内には、第1の感震
体12および第2の感震体13それぞれの上端に当接して、
これら第1の感震体12および第2の感震体13の少なくと
もいずれか1つ以上による感震動作で回動して固定され
るラッチ保持具14が配設されている。
【0019】さらに、このケース体11内には、ラッチ保
持具14の回動により位置決め固定され、閉塞状態にある
開閉体3に取り付けられた係合体6に係合しこの開閉体
3を保持するラッチ体15が配設されている。
【0020】そして、ケース体11は、水平な載置面21を
上面に有する底面部22を備えており、この底面部22の先
端には、上方に向けて突出した後に先端に向けて傾斜す
るラッチ体当接面部23が形成されている。そして、これ
ら底面部22およびラッチ体当接面部23の周縁には、上部
が開口した周囲板部24が形成されており、この周囲板部
24には、この周囲板部24の上端開口縁に嵌合してこの周
囲板部24の上端開口を閉塞する蓋板部25が取り付けられ
ている。さらに、周囲板部24の上端縁の両側には、外方
に向けて垂直に突出するフランジ部26a,26bがそれぞれ
形成されている。これらフランジ部26a,26bには、天板
4の下面にケース体11を取り付けるための取付けねじを
挿通する挿通孔27a,27bがそれぞれ開口されている。
【0021】さらに、底面部22の基端側には、載置面21
に上面を開口した支持孔28a,28bが形成されている。こ
れら支持孔28a,28bは、載置面21に向けて内径が拡開し
た円筒状に形成されているとともに、いずれの周囲板部
24とも平行でない方向に向けて並設されている。
【0022】また、周囲板部24の先端面には、ラッチ体
15を上下方向に回動可能に挿通する挿通口29が開口され
ており、この挿通口29の下端開口縁にてラッチ体15の下
方への回動を規制するストッパ面30を形成している。
【0023】さらに、周囲板部24のラッチ体当接面部23
と接続する部分の内側には、ラッチ体15を回動可能に支
持する一対のラッチ体支持部31が形成されている。ま
た、このラッチ体支持部31の基端側に位置する周囲板部
24の内側には、ラッチ保持具14を回動可能に支持する一
対のラッチ保持具支持部32が形成されている。
【0024】また、ケース体11の基端側に位置する周囲
板部24の内側面と底面部22の載置面21とには、第2の感
震体13の揺れを規制する規制面部33が、両側に位置する
周囲板部24と平行に形成されている。そして、支持孔28
a,28bは、この規制面部33にて分割された互いに異なる
空間の載置面21上に形成されている。
【0025】そして、第1の感震体12および第2の感震
体13は、開閉体3を閉塞した状態で、感震動作による姿
勢変化により係合体6とラッチ体15との係合を保持し、
非感震動作による復帰動作で開閉体3とラッチ体15との
係合状態を解除する。また、これら第1の感震体12およ
び第2の感震体13は、それぞれ震動を感知すると揺動し
て姿勢を変化する金属製の錘体である。さらに、これら
第1の感震体12および第2の感震体13は、震動に伴う揺
動の周期などの感震動作が互いに異なるように形成され
ている。
【0026】また、第1の感震体12は、中心より上方に
重心を有する略逆円錐台形状の錘本体41を備えており、
この錘本体41の下面中心には、この下面より径小な円盤
状の座板部42が形成されている。さらに、この座板部42
の中心には、下方に向けて突出する突部43が形成されて
おり、この突部43は、座板部42の中心から下方に向けて
進むに連れて徐々に縮径されている。そして、錘本体41
の上部には、中心方向に向かうに連れて徐々に深くなる
凹弧面状、すなわちすり鉢状の凹部44が形成されてい
る。
【0027】さらに、第2の感震体13は、中心より上方
に重心を有する長手方向を上下方向とした略平板矩形状
の錘本体45を備えており、この錘本体45の下面中心に
は、この下面より径小な円盤状の座板部46が形成されて
いる。そして、この座板部46の中心には、下方に向けて
突出する突部47が形成されており、この突部47は、座板
部46の中心から下方に向けて進むに連れて徐々に縮径さ
れている。また、錘本体45の一端面には、外方に向けて
突出する凸部48が形成されており、この凸部48と対向す
る錘本体45の他端面には、水平方向に沿って凹溝状に切
り欠かれた切欠部49が形成されている。さらに、錘本体
45の上端面50は、切欠部49が形成された側面側から凸部
48が形成された側面側に向けて下方に傾斜している。
【0028】また、第1の感震体12および第2の感震体
13は、支持孔28a,28b内に突部43,47をそれぞれ挿入し
て、これら支持孔28a,28bの開口縁に座板部42,46をそれ
ぞれ当接させた状態で、底面部22上に揺動可能に載置さ
れている。さらに、第2の感震体13は、突部47を支持孔
28bに挿入した状態で、ケース体11の周囲板部24および
規制面部33間に挿入されて、これら周囲板部24および規
制面部33によりケース体11における幅方向の震動を規制
されている。また、第1の感震体12および第2の感震体
13は、感震動作を停止した状態で、常時、それぞれ鉛直
状の常体姿勢で載置している。
【0029】さらに、第1の感震体12および第2の感震
体13は、感震動作により揺動すると常体姿勢から所定の
傾斜角度に傾斜した状態に姿勢変化し、ラッチ保持具14
を回動させて、このラッチ保持具14でラッチ体15を固定
し、このラッチ体15で係合体6を係合保持し、閉塞状態
にある開閉体3の開閉を規制する。
【0030】また、これら第1の感震体12および第2の
感震体13は、感震動作による復帰動作で、ラッチ保持具
14の回動を解除することにより、ラッチ体15による係合
体6の保持を解除して、閉塞状態にある開閉体3を開閉
可能にする。
【0031】そして、ラッチ体15は、前後方向を長手方
向としたラッチ本体51を備えており、このラッチ本体51
の先端には幅方向に沿って下方に向けて突出するフック
部52が形成されている。また、ラッチ本体51の上面基端
側には、幅方向に沿ってV溝状に切り欠かれた爪係合部
53が形成されている。さらに、このラッチ本体51の略中
間両側には、幅方向に向けて突出する略円筒状の一対の
支軸54が形成されている。これら一対の支軸54は、ケー
ス体11の一対のラッチ体支持部31にそれぞれ回動可能に
取り付けられる。
【0032】また、ラッチ体15は、フック部52をケース
体11の挿通口29内から先端側に向けて挿通させて突出さ
せた状態で、一対の支軸54にてケース体11内に上下方向
に回動可能に軸支されている。
【0033】そして、ラッチ保持具14は、前後方向を長
手方向とした上面視略矩形状の保持具本体61を備えてお
り、この保持具本体61の長手方向の略中間における幅方
向の両側には、外方に向けて垂直に突出する円筒状の一
対の支軸62が形成されている。これら一対の支軸62は、
ケース体11のラッチ保持具支持部32に回動可能に取り付
けられる。また、保持具本体61の先端には、幅方向に沿
って下方に向けて突出する係止爪63が形成されている。
この係止爪63は、ラッチ体15の爪係合部53に対して係脱
可能である。
【0034】また、保持具本体61の基端には、下方に向
けて突出する略円筒状の第1の係合突部64および第2の
係合突部65が形成されている。これら第1の係合突部64
および第2の係合突部65は、それぞれ先端に向かうに連
れて徐々に縮径されている。また、第1の係合突部64
は、第1の感震体12の突部43を支持孔28aに挿入した状
態で、この第1の感震体12の凹部44内に当接する。ま
た、第2の係合突部65は、第2の感震体13の突部47を支
持孔28bに挿入した状態で、この第2の感震体13の上端
面50に当接する。
【0035】さらに、ラッチ保持具14は、支軸62をラッ
チ保持具支持部32に取り付けてこのラッチ保持具14を回
動可能にケース体11内に配設した状態で、第1の係合突
部64が第1の感震体12の凹部44内に常時当接するととも
に、第2の係合突部65が第2の感震体13の上端面50に常
時当接するように、基端側に重心が設定されている。ま
た、このラッチ保持具14は、第1の感震体12および第2
の感震体13の少なくとも1つ以上の感震動作で固定さ
れ、さらに、これら第1の感震体12および第2の感震体
13それぞれの非感震時、すなわち感震動作が停止した状
態で、固定が解除される。
【0036】そして、係合体6は、開閉体3の裏面に位
置調節可能に取り付けられた取付板71を備えており、こ
の取付板71には、固定ねじなどを挿通するための挿通孔
72が開口されている。また、取付板71の両側には、一対
の支持片73が互いに平行に突設されており、これら一対
の支持片73の先端間には略円筒状の係合ピン部74が橋渡
しした状態で取り付けられている。この係合ピン部74
は、開閉体3を閉塞した状態で、第1の感震体12および
第2の感震体13の少なくともいずれか1つ以上が感震動
作した際に、ラッチ保持具14の係止爪63が下方に向けて
回動して、これら取付板71、支持片73および係合ピン部
74により形成される係合口75内に挿入されたラッチ体15
のフック部52を位置決め固定し、開閉体3を係合保持、
すなわち施錠する。
【0037】この係合口75は、この係合口75内にラッチ
体15のフック部52が挿入した状態で、図6および図7に
示すように、開閉体3を所定間隔開閉できるように形成
されている。
【0038】次に、上記一実施の形態の作用を説明す
る。
【0039】まず、ケース体11の底面部22と水平な方向
成分を有する方向に向かう震動時に第1の感震体12が揺
動する。また、ケース体11の規制面部33に沿った方向成
分を有する方向に向かう震動時に第2の感震体13が揺動
する。
【0040】次いで、非震動時に開閉体3を閉操作する
と、係合体6の係合ピン部74でラッチ体15のフック部52
が上方に向けて回動して押し上げられる。
【0041】このとき、ラッチ保持具14の第1の係合突
部64が第1の感震体12の凹部44内に当接しているととも
に、第2の係合突部65が第2の感震体13の上端面50に当
接しているため、ラッチ保持具14の係止爪63が上方に向
けて回動している。
【0042】このため、ラッチ体15は、ラッチ保持具14
に阻害されることなく、フック部52を円滑に上方に向け
て回動できる。
【0043】その後、ラッチ体15のフック部52が係合体
6の係合ピン部74を乗り越えると、このフック部52が自
重で支軸54を中心として下方に向けて回動し、係合体6
の係合口75内に、このフック部52の先端が挿入する。
【0044】さらに、非震動時に閉塞された開閉体3を
開操作すると、係合体6の係合ピン部74がラッチ体15の
フック部52を上方に向けて回動させて押し上げる。その
後、フック部52が係合ピン部74を乗り越え、このフック
部52が自重によりケース体11のストッパ面30に当接する
まで下方に向けて回動する。
【0045】この結果、非震動時で開閉体3を自由に開
閉できる。
【0046】次いで、開閉体3を閉塞した状態で、地震
などの震動が発生して、第1の感震体12が感震動作によ
り揺動すると、例えば、図6に示すように、この第1の
感震体12が常体姿勢から所定の傾斜角度に傾斜した感震
姿勢に変化する。
【0047】このとき、ラッチ保持具14の第1の係合突
部64が第1の感震体12の凹部44に当接しているため、こ
の第1の感震体12の感震動作で、この第1の感震体12の
凹部44が揺動する。
【0048】よって、第1の係合突部64が上方に向けて
押し上げられるので、ラッチ保持具14の基端側が支軸62
を中心として上方に向けて回動する。
【0049】この結果、ラッチ保持具14の先端側は、下
方に向けて回動するので、このラッチ保持具14の係止爪
63がラッチ体15の爪係合部53に係合し、このラッチ体15
を位置決め固定する。
【0050】この状態で、開閉体3は、所定間隔、すな
わち係合ピン部74と取付板71との間隔のみ移動可能な状
態で施錠される。
【0051】同様に、第2の感震体13が感震動作により
揺動すると、例えば、図7に示すように、ラッチ保持具
14の第2の係合突部65が第2の感震体13の上端面50に当
接しているため、この第2の感震体13の上端面50が揺動
する。このため、第2の係合突部65が上方に向けて押し
上げられるので、ラッチ保持具14がラッチ体15を係合保
持し、開閉体3を施錠する。
【0052】よって、第1の感震体12および第2の感震
体13の少なくともいずれか1つ以上が感震動作で揺動す
ることにより、開閉体3を施錠できる。
【0053】また、開閉体3を施錠した状態で、第1の
感震体12および第2の感震体13それぞれが震動を感知し
なくなると、これら第1の感震体12および第2の感震体
13が姿勢を変化した状態から非感震動作により、常体姿
勢に復帰する。
【0054】この結果、ラッチ保持具14の第1の係合突
部64および第2の係合突部65が自重により、第1の感震
体12の凹部44中央および第2の感震体13の上端面50の所
定位置に向けて移動する、すなわち、ラッチ保持具14の
基端側が下方に向けて回動する。
【0055】この状態で、ラッチ保持具14の先端側が上
方に向けて回動するので、ラッチ体15の爪係合部53から
ラッチ保持具14の係止爪63が離脱して、このラッチ体15
が回動可能となる。よって、ラッチ体15のフック部52と
係合体6の係合ピン部74との係合保持が解除可能となる
ので、開閉体3を解錠できる。
【0056】上述したように、上記一実施の形態によれ
ば、質量、揺動周期および感震動作が互いに異なる第1
の感震体12および第2の感震体13の少なくともいずれか
1つ以上の感震動作で、閉塞した開閉体3を施錠できる
ので、1つの感震体で開閉体3を施錠する場合に比べ、
これら第1の感震体12および第2の感震体13による震動
時における開閉体3の施錠をより確実にできるので、震
動に対する感震感度を向上できる。
【0057】さらに、第1の感震体12と第2の感震体13
とは、形状が異なるととともに、これら第1の感震体12
および第2の感震体13の突部43,47を挿入する支持孔28
a,28bをいずれの周囲板部24とも平行でない方向に向け
て並設したため、これら第1の感震体12と第2の感震体
13との感震動作をより異ならせることができる。この結
果、震動時における開閉体3の施錠をより確実にでき、
震動に対する感震感度をより向上できる。よって、使用
者の使い勝手をより向上できる。
【0058】また、第1の感震体12と第2の感震体13と
による感震動作で開閉体3を施錠するため、これら第1
の感震体12および第2の感震体13のいずれか一方が非感
震時の状態となった場合であっても、これら第1の感震
体12および第2の感震体13のいずれか他方による感震動
作で開閉体3を施錠し続けるので、1つの感震体で開閉
体3を施錠する場合に比べ、これら第1の感震体12およ
び第2の感震体13の感震動作による開閉体3の施錠をよ
り確実にできる。
【0059】さらに、震動時に、第1の感震体12および
第2の感震体13それぞれが非感震時の状態となった場合
には、震動時であっても開閉体3を解錠してしまうが、
第1の感震体12と第2の感震体13との感震動作が互いに
異なるため、1つの感震体で開閉体3を施錠する場合に
比べると、これら第1の感震体12および第2の感震体13
による感震動作により開閉体3が解錠する確率を低くで
きるので、震動時における開閉体3の施錠をより確実に
できる。
【0060】そして、第1の感震体12および第2の感震
体13のいずれか一方が感震動作で揺動している間は、開
閉体3に取り付けた係合体6に対するラッチ体15による
係合保持が解除しない。このため、閉塞した開閉体3が
震動で開くことがなく、地震時に開閉体3内に収納した
収納物が落下等するおそれがないので、地震時における
使用者の負傷などを防止できる。
【0061】さらに、第1の感震体12および第2の感震
体13それぞれの非感震動作による復帰動作で、ラッチ体
15と係合体6との係合保持が解除できるので、震動が終
了した際には、通常通り開閉体3を開閉できる。この結
果、解錠操作などを行なうことなく開閉体3を開閉でき
るので、使用者の使い勝手を向上できる。
【0062】ここで、震動時にラッチ体15による係合体
6の係合保持により開閉体3を閉塞した状態で、本体2
内の収納物が開閉体3の裏面に凭れ掛かった場合、すな
わち、本体2内から開閉体3の裏面に向けて付勢された
場合には、ラッチ体15のフック部52と係合体6の係合ピ
ン部74との間に付勢力が働くので、ラッチ体15の爪係合
部53とラッチ保持具14の係止爪63との係合が解除され
ず、震動が終了した場合であっても、開閉体3を開けな
くなるおそれがある。
【0063】ところが、閉塞した開閉体3を所定間隔開
閉できるように係合体6の係合口75を形成したことによ
り、開閉体3の裏面が本体2内から付勢されて、開閉体
が開けない場合には、第1の感震体12および第2の感震
体13が非感震状態に復帰しているため、開閉体3を一旦
静かに閉めることにより、ラッチ体15と係合体6との間
の付勢力を解消できる。この結果、ラッチ体15とラッチ
保持具14との係合が解除するので、開閉体3を通常通り
開閉できる。よって、使用者に対する使い勝手をより向
上できる。
【0064】そして、第1の感震体12は、中心より上方
に重心を有する略逆円錐台状であり、ケース体11の支持
孔28aに突部43が挿入された状態で載置面21に載置され
ているため、この載置面21に水平な方向成分を有する方
向に沿った震動であるとともに、鉛直方向の震動にも対
応でき、さらに、第2の感震体13は、中心より上方に重
心を有する上端面50が傾斜した略平板矩形状であり、ケ
ース体11の支持孔28bに突部47が挿入された状態で載置
面21に載置されているため、ケース体11の周囲板部24と
規制面部33とにより規制されて、この規制面部33と平行
な方向成分を有する方向に沿った震動であるとともに、
鉛直方向の震動にも対応できる。
【0065】この結果、震動時における第1の感震体12
と第2の感震体13との感震動作、すなわち震動に伴う揺
動周期が異なるので、震動に対する感震感度をより向上
できるとともに、震動時における開閉体3の施錠をより
確実にできる。
【0066】また、ラッチ保持具14は、第1の係合突部
64が常に第1の感震体12の凹部44に当接しているととも
に、第2の係合突部65が常に第2の感震体13の上端面50
に当接しているため、第1の感震体12および第2の感震
体13による感震動作で瞬時にラッチ保持具14の係止爪63
がラッチ体15の爪係合部53に係合する。このため、第1
の感震体12および第2の感震体13の感震動作に伴うラッ
チ体15による係合体6への係合保持速度を向上できる。
【0067】さらに、地震の揺れには、始めに小さく揺
れる初期微動と、次に大きく揺れる主要動とがあるの
で、この初期微動にて本体2内の収容物が動く場合があ
るが、第1の感震体12および第2の感震体13の少なくと
もいずれか1つ以上の感震動作でラッチ保持具14がラッ
チ体15を係合保持するため、本体2内の収容物が内部か
ら開閉体3を付勢した状態で初期微動が停止した場合
に、ラッチ保持具14の係止爪63とラッチ体15の爪係止部
53との係合が保持されるので、本体2内の収容物の付勢
により開閉体3が自然に開かない。このため、連続して
主要動が発生したとしても開閉体3は開かないので、連
続した震動であっても対応できる。
【0068】なお、上記一実施の形態では、第1の感震
体12と第2の感震体13とにより震動を感知する構成につ
いて説明したが、このような構成に限定することはな
く、さらに多数の感震体で震動を感知する構成にするこ
ともできる。
【0069】
【発明の効果】請求項1記載の開閉体の施錠装置によれ
ば、感震動作および揺動周期が互いに異なる複数の感震
体のいずれか1つ以上が感震動作して姿勢変化すると、
ラッチ保持具の係合突部による複数の感震体の上端面へ
の当接によって、このラッチ保持具の係止爪が下方へと
回動してラッチ体の爪係合部に係合し、係合体に係合し
たフック部の回動が固定されるので、感震体のいずれか
1つ以上が感震動作している間は開閉体を開閉できず、
また、複数の感震体それぞれの感震動作が停止すると、
ラッチ保持具の重心を基端側に設定したことにより、こ
ラッチ保持具の回動が解除され、ラッチ体のフック部
による係合体の係合が解除されるので、震動停止時には
開閉体が自在に開閉できるから、使用者の使い勝手を向
上でき、さらに、複数の感震体による姿勢変化で開閉体
の閉塞状態を保持するため、ある感震体が不正な動作を
した場合であっても、他の感震体による感震動作で開閉
閉塞状態を保持できるので、震動時の開閉体の施錠
をより確実にでき、またさらに、複数の感震体のいずれ
か1つ以上の感震動作による姿勢変化によって、係合体
へのラッチ体のフック部の係合が固定された際に、この
開閉体がラッチ体のフック部に対して所定間隔開閉可能
であるので、開閉体内に収容した収容物などが移動し
て、この収容物などが開閉体に凭れ掛かった場合であっ
ても、この開閉体を押し戻すことにより、ラッチ保持具
とラッチ体との間に生じる付勢が解除して、開閉体が開
閉できるので、使い勝手をより向上できる。
【0070】請求項2記載の開閉体の施錠装置によれ
ば、請求項1記載の開閉体の施錠装置の効果に加え、少
なくとも2つ以上の感震体が震動の感知により揺動して
姿勢が変化する互いに異なった形状の錘体であるため、
これら感震体による震動に対する感震動作が異なるの
で、震動時の開閉体の施錠をより確実にできる。
【0071】請求項3記載の開閉体の施錠装置によれ
ば、請求項1または2記載の開閉体の施錠装置の効果に
加え、少なくとも2つ以上の感震体の震動で動作する際
の中心を、少なくとも水平方向成分を有する方向に並設
したため、水平に震動した場合でのこれら感震体による
感震動作がより異なるので、震動時の開閉体の施錠がよ
り確実にできる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の開閉体の施錠装置の一実施の形態を示
す断面図である。
【図2】同上開閉体の施錠装置を示す構成図である。
【図3】同上開閉体の施錠装置を示す上面図である。
【図4】同上開閉体の施錠装置を示す断面図である。
【図5】同上開閉体の施錠装置の感震状態を示す上面図
である。
【図6】同上開閉体の施錠装置の感震状態を示す説明図
である。
【図7】同上開閉体の施錠装置の感震状態を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 開閉体の施錠装置 3 開閉体 6 係合体 12 感震体としての第1の感震体 13 感震体としての第2の感震体 14 ラッチ保持具 15 ラッチ体52 フック部 53 爪係合部 63 係止爪 64 係合突部としての第1の係合突部 65 係合突部としての第2の係合突部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05C 19/00 E05C 21/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 震動で姿勢変化し感震動作および揺動周
    が互いに異なる複数の感震体と、 これら複数の感震体の上端面に当接する複数の係合突部
    が基端に形成され、下方に向けて突出する係止爪が先端
    に形成され、前記複数の感震体の少なくとも1つ以上の
    感震動作によって姿勢変化して前記係止爪を下方へと回
    動させ、基端側に重心が設定された回動可能なラッチ保
    持具と、このラッチ保持具の回動により前記係止爪が係合する爪
    係合部が上面基端側に形成され、下方に向けて突出する
    フック部が先端に形成され、前記ラッチ保持具の係止爪
    による前記爪係合部への係合により前記フック部の回動
    が固定される回動可能な ラッチ体と 開閉体に取り付けられ、この開閉体を閉塞状態とした際
    に前記ラッチ体のフック部に係合するとともに、このフ
    ック部との係合時にこのフック部に対して前記開閉体が
    所定間隔開閉可能である係合体と を具備していることを
    特徴とした開閉体の施錠装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも2つ以上の感震体は、震動の
    感知により揺動して姿勢が変化する互いに異なった形状
    の錘体であることを特徴とした請求項1記載の開閉体の
    施錠装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも2つ以上の感震体は、震動で
    動作する際の中心が少なくとも水平方向成分を有する方
    向に向けて並設されていることを特徴とした請求項1ま
    たは2記載の開閉体の施錠装置。
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