JP4296453B2 - キースイッチ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はキースイッチに関する。詳しくは、当該キースイッチの薄型化及び操作性の向上を図る技術分野に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、キーボード等の入力装置に使用されるキースイッチにおいては、操作性の向上の観点から、操作者が操作を行ったことを感触として受ける所謂クリック感が生じるような構造とする必要がある。
【0003】
例えば、従来のキースイッチにあっては、ハウジングにスイッチ素子が内蔵されると共にハウジングに昇降自在に被操作部が支持されており、押圧操作が行われていない状態においては被操作部の被操作面が戻しバネによってハウジングから上方へ突出されている。
【0004】
そして、戻しバネに抗して被操作面を押圧操作すると、被操作部の移動過程において反転バネから成るクリック機構が作動して操作者の指にクリック感触が与えられると共にスイッチ素子の可動接点が固定接点に接触してスイッチのON動作が行われる。
【0005】
また、被操作面に対する押圧操作を解除すると、戻しバネのバネ力によって、被操作部が押圧操作前の位置に上昇移動し、スイッチ素子の可動接点が固定接点から離間してスイッチOFFの状態に復帰する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、携帯型の端末装置が普及するに伴って、特にキースイッチの薄型化が要求されているが、上記した従来のキースイッチでは、クリック機構を作動させるための被操作部の移動量が大きく薄型化には限界があった。
【0007】
また、上記した従来のキースイッチのように、戻しバネや反転バネを用いる機構にあっては、押圧操作時に大きな押圧力が必要とされると共にバネ力の低下である所謂バネのへたり等の問題もあり寿命が短いといった不具合がある。
【0008】
そこで、本発明キースイッチは、上記した問題点を克服し、当該キースイッチの薄型化及び操作性の向上を図ることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明キースイッチは、上記した課題を解決するために、シート状を為す形状記憶合金部材とシート状を為すスペーサとを積層状に配置し、形状記憶合金部材に通電するための通電回路を設け、被操作部への操作が行われないときには通電回路から形状記憶合金部材に通電が為されず、被操作部への操作が行われたときに通電回路から形状記憶合金部材に通電が為されて該形状記憶合金部材が超弾性を呈するようにし、非通電時における形状記憶合金部材の形状を保持するためのシート状を為すバイアス部材とシート状を為す弾性部材を設け、形状記憶合金部材とバイアス部材と弾性部材とを積層状に配置し、非通電時における形状記憶合金部材をスペーサ側に、またはスペーサと反対側に突出する曲面形状に形成したものである。
【0010】
従って、本発明キースイッチにあっては、当該キースイッチが薄型になると共に被操作部への操作が為されたときに形状記憶合金部材が記憶された形状に回復し操作者に操作を行ったことが感触として付与される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明キースイッチの実施の形態を、添付図面を参照して説明する。
【0012】
先ず、キースイッチ100の構成の概要を説明する(図1参照)。
【0013】
キースイッチ100は、シート状を為す各構成要素、即ち、上方側からトップシート101、ストローク感発生部102、バイアス手段103、形状記憶手段104、入力部105及びベースシート106が積層状に配置されて成る。
【0014】
次に、キースイッチ100の各構成要素を具体的に説明する(図2参照)。
【0015】
トップシート101としては、例えば、平板状を為すフィルム部材1が用いられており、該フィルム部材1は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の高分子材料や金属材料によって形成されている。そして、フィルム部材1の一部が押圧操作が為される被操作部1aとして形成されている。
【0016】
ストローク感発生部102としては、例えば、ゴム材料等によって形成された弾性部材2が用いられている。
【0017】
バイアス手段103としては、例えば、クロム(Cr)等により1ミクロン以下に成膜されたバイアス部材3が用いられており、該バイアス部材3は所定の状態における形状記憶手段104の形状を保持するための機能を有する。そして、バイアス部材3は、中央部が僅かに下方へ突出された緩やかな曲面形状に形成されている(図2にはバイアス部材3の突出量を誇張して示している。)。尚、バイアス部材3の上側には弾性部材2が配置されているが、該弾性部材2は、図2に示すように、バイアス部材3の形状に従って下方へ突出された緩やかな曲面形状を為していてもよく、また、平板状を為した状態で配置されていてもよい。
【0018】
形状記憶手段104としては、チタン(Ti)及びニッケル(Ni)等により形成された形状記憶合金部材4が用いられており、形状回復温度に達すると超弾性を呈し記憶された形状に回復する機能を有する。そして、形状記憶合金部材4は、バイアス部材3の下面に接合され、形状回復温度に達していない状態においてバイアス部材3によって下方へ突出された緩やかな曲面形状を為している。尚、形状記憶合金部材4については、Ti及びNiに他の材料、例えば、銅(Cu)、鉛(Pb)、コバルト(Co)、金(Au)等の金属を微量に含有させて、形状回復温度を適宜に設定してもよい。
【0019】
入力部105はスペーサ5と電極6とを有し、該電極6は、ベースシート106として形成された基板フィルム7上に形成された回路パターン7a上にマウントされ、スペーサ5に形成された孔5aに対応した位置に配置されている。そして、基板フィルム7は、PET等の高分子材料や金属材料によって形成されている。また、スペーサ5上には形状記憶合金部材4が配置され、該形状記憶合金部材4の下方へ突出した部分4aが孔5aに対応して位置され、当該部分4aが電極6と対向した状態とされている。
【0020】
電極6は通電線8を介して形状記憶合金部材4に接続されており、電極6、通電線8及び基板フィルム7に形成された回路パターン7a等によって形状記憶合金部材4に通電を行うための通電回路9が構成される。
【0021】
尚、上記したバイアス部材3及び形状記憶合金部材4は以下のようにして形成される(図5参照)。
【0022】
形状記憶合金部材4は、形状記憶合金の材料(Ti、Ni等)を平面形状で数ミクロン程度の厚さを有する薄膜として成膜し、500゜Cから700゜C程度の高温で熱処理を行い平面形状で形状記憶することにより形成する。
【0023】
バイアス部材3は、Cr等の材料に一定の力を加えて曲面形状に形成した状態でバイアス膜として1ミクロン以下で成膜することにより形成する。
【0024】
以上のようにしてバイアス部材3と形状記憶合金部材4とを形成し、バイアス部材3と形状記憶合金部材4とを、例えば、接着等の適宜の手段により接合する。従って、形状記憶合金部材4は、通電回路9から通電が為されず形状回復温度に達していない状態においてバイアス部材3によって下方へ突出された緩やかな曲面形状を為す。
【0025】
次に、キースイッチ100の動作を説明する(図2乃至図4参照)。
【0026】
上記したように、形状記憶合金部材4が形状回復温度に達していない状態においては、該形状記憶合金部材4がバイアス部材3に従って下方へ突出された緩やかな曲面形状を為している(図2参照)。また、形状記憶合金部材4の部分4aが電極6と所定の間隔を以って離間し対向した状態とされている(図2参照)。
【0027】
操作者によってフィルム部材1の被操作部1aが押圧操作されると、フィルム部材1が屈曲されると共にスペーサ5が変形され弾性部材2及びバイアス部材3を介して形状記憶合金部材4が下方へ移動される(図3参照)。形状記憶合金部材4が下方へ移動される過程においては、図3に示すように、弾性部材2が圧縮されるようにして弾性変形されるため、操作者には押圧操作に伴って被操作部1aが下方へ移動されたことが感触として付与される所謂ストローク感が付与される。従って、ストローク感の発生によって、キースイッチ100の良好な操作性を確保することができる。
【0028】
形状記憶合金部材4が下方へ移動されると、該形状記憶合金部材4の部分4aの下面が電極6に接触し(図3参照)、通電回路9が閉塞されて形状記憶合金部材4に通電が為される。形状記憶合金部材4に通電が為されると、形状記憶合金部材4の温度が形状回復温度に達し該形状記憶合金部材4が超弾性を呈し記憶された平板形状に回復される(図4参照)。従って、形状記憶合金部材4に従ってバイアス部材3も平板状に変形され、操作者には形状記憶合金部材4が記憶された形状に回復されることによって押圧力に対する反力としての所謂クリック感が付与される。
【0029】
尚、形状記憶合金部材4が下方へ移動され通電回路9が閉塞されたときに、形状記憶合金部材4に周期的に通電することにより振動を発生させ、操作者にこの振動によるクリック感を付与するようにしてもよい。
【0030】
形状記憶合金部材4が下方へ移動され部分4aと電極6とが接触すると、通電回路9から形状記憶合金部材4へ通電が為されると同時に、スイッチONの状態となり図示しない検出手段(検出回路)によって所定の入力信号が検出されるようになっている。
【0031】
形状記憶合金部材4が超弾性を呈し記憶された平板形状に回復すると、スペーサ5が変形される元の状態に戻って形状記憶合金部材4の部分4aと電極6とが離間され、スイッチOFFの状態となる(図4参照)。形状記憶合金部材4の部分4aと電極6とが離間されると、通電回路9からの形状記憶合金部材4への通電が解除され形状記憶合金部材4の温度が下降していく。従って、形状記憶合金部材4は形状回復温度に達する前の状態に戻り、押圧操作を解除することによりキースイッチ100が操作される前の元の状態に戻る(図2参照)。
【0032】
キースイッチ100が操作される前の元の状態に戻ったときには、形状記憶合金部材4はバイアス部材3に従って下方へ突出された緩やかな曲面形状の状態が保持される。従って、形状記憶合金部材4が非操作状態において常に一定の形状に保持され、操作者は操作時において常に一定の操作感覚を得ることができる。また、バイアス部材3と形状記憶合金部材4とが積層されているため、キースイッチ100の薄型化を図ることができる。
【0033】
キースイッチ100にあっては、上記したように、非通電時における形状記憶合金部材4をスペーサ5側に突出する曲面形状に形成しているため、通電されて形状記憶合金部材4が記憶された形状に回復するときに大きな反力が操作者に付与され、良好な操作性を確保することができる。また、形状記憶合金部材4をスペーサ5側に突出する曲面形状に形成することにより、操作時において形状記憶合金部材4と電極6とを確実に接触させることができる。
【0034】
上記には、非通電時においてスペーサ5側に凸の曲面形状を為す形状記憶合金部材4を有するキースイッチ100について説明したが、逆に、図6に示すように、非通電時においてスペーサ5と反対側に凸の曲面形状を為す形状記憶合金部材4Aを有するキースイッチ100Aを用いるようにしてもよい。尚、形状記憶合金部材4Aは、中央部が僅かに上方へ突出された緩やかな曲面形状に形成されたバイアス部材3Aに接合されている。
【0035】
このように、スペーサ5と反対側に凸の曲面形状を為す形状記憶合金部材4Aを有するキースイッチ100Aを用いた場合であっても、キースイッチ100と同様に、形状記憶合金部材4が記憶された形状に回復するときに大きな反力が操作者に付与され、キースイッチ100Aの良好な操作性を確保することができる。
【0036】
以上に記載した通り、キースイッチ100及びキースイッチ100Aにあっては、シート状を為す形状記憶合金部材4とスペーサ5とが積層状に配置されているため、当該キースイッチ100及びキースイッチ100Aの薄型化を図ることができる。また、被操作部1aへの操作が行われたときに通電回路9から形状記憶合金部材4に通電が為されて該形状記憶合金部材4が超弾性を呈するため、従来のキースイッチのように戻しバネやクリック感を発生させるための反転バネを用いる必要がなく、薄型にも拘らず良好な操作性を確保することができると共にバネのへたり等の問題がなく寿命を長くすることができる。
【0037】
図7は複数のバイアス部材3と形状記憶合金部材4とを交互に積層したキースイッチ100Bを示す概念図である。
【0038】
キースイッチ100Bにあっては、ストローク感発生部102と入力部105との間にバイアス手段103、103、・・・と形状記憶合金手段104、104、・・・とが交互に積層状に配置されている。
【0039】
キースイッチ100Bにあっては、各構成要素が積層状に配置されていることから、キースイッチ100及びキースイッチ100Aと同様に薄型化を図ることができる。また、バイアス手段103、103、・・・と形状記憶合金手段104、104、・・・とが交互に積層状に配置されているため、操作時において操作者に特に大きな反力が付与され操作性の一層の向上を図ることができると共に各形状記憶合金手段104、104、・・・がバイアス手段103、103、・・・によって非操作状態において常に一定の形状に保持され、操作者が操作時において常に一定の操作感覚を得ることができる。
【0040】
上記したキースイッチ100Bにあっては、バイアス手段103、103、・・・を用いているが、例えば、バイアス手段103、103、・・・を用いずに形状記憶合金手段104、104・・・のみを積層状に配置することも可能である。このように形状記憶合金手段104、104、・・・のみを積層状に配置すれば、部品点数の削減を図ることができると共に一層の薄型化を図ることができる。尚、この場合形状記憶合金手段104、104、・・・間の絶縁を図る必要がある場合でも、通常、形状記憶合金手段104、104、・・・の表面には酸化膜が形成されるため、この酸化膜が絶縁機能を有することとなり、別に絶縁性を有する部材等を形状記憶合金手段104、104、・・・間に配置する必要はない。
【0041】
また、キースイッチ100Bにおける通電は、形状記憶合金手段104、104、・・・を直列に接続して行ってもよく、また、形状記憶合金手段104、104、・・・を並列に接続して行ってもよいが、直列に接続する場合の方が並列に接続する場合に比し、消費電力が少なくて済むという効果が奏される。
【0042】
尚、上記した実施の形態において示した各部の具体的な形状及び構造は、何れも本発明の実施を行うに際しての具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
【0043】
【発明の効果】
以上に記載したところから明らかなように、本発明キースイッチは、被操作部への操作が行われて所定の入力信号の入力検出が検出手段によって為されるキースイッチであって、シート状を為す形状記憶合金部材とシート状を為すスペーサとを積層状に配置し、形状記憶合金部材に通電するための通電回路を設け、被操作部への操作が行われないときには通電回路から形状記憶合金部材に通電が為されず、被操作部への操作が行われたときに通電回路から形状記憶合金部材に通電が為されて該形状記憶合金部材が超弾性を呈するようにし、非通電時における形状記憶合金部材の形状を保持するためのシート状を為すバイアス部材とシート状を為す弾性部材を設け、形状記憶合金部材とバイアス部材と弾性部材とを積層状に配置し、非通電時における形状記憶合金部材をスペーサ側に、またはスペーサと反対側に突出する曲面形状に形成したことを特徴とする。
【0044】
従って、形状記憶合金部材とスペーサとが積層状に配置されているためキースイッチの薄型化を図ることができ、また、被操作部への操作が為されたときに形状記憶合金部材が超弾性を呈するため薄型にも拘らず良好な操作性を確保することができると共にバネのへたり等の問題がなく寿命を長くすることができる。さらに、形状記憶合金部材とバイアス部材と弾性部材とを積層状に配置したので、キースイッチの一層の薄型化を図ることができるだけでなく、形状記憶合金部材が非操作状態において常に一定の形状に保持され操作者は操作時において常に一定の操作感覚を得ることができ、また、操作時において弾性部材が弾性変形されるため、操作者には被操作部が移動されたことが感触として付与される所謂ストローク感が付与され、ストローク感の発生によって良好な操作性を確保することができる。そして、さらに、非通電時における形状記憶合金部材をスペーサ側に、またはスペーサと反対側に突出する曲面形状に形成したので、通電されて形状記憶合金部材が記憶された形状に回復するときに大きな反力が操作者に付与され、良好な操作性を確保することができる。
【0047】
請求項3及び請求項4に記載した発明にあっては、複数の形状記憶合金部材とバイアス部材と弾性部材とを交互に積層状に配置したので、操作時において操作者に特に大きな反力が付与され操作性の一層の向上を図ることができると共に、各形状記憶合金部材がバイアス部材によって非操作状態において常に一定の形状に保持され、操作者が操作時において常に一定の操作感覚を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】キースイッチを示す概念図である。
【図2】操作される前の状態を示すキースイッチの概略断面図である。
【図3】操作され形状記憶合金部材が電極と接した状態を示すキースイッチの概略断面図である。
【図4】操作され形状記憶合金部材が超弾性を呈して記憶された形状に回復された状態を示すキースイッチの概略断面図である。
【図5】形状記憶合金部材とバイアス部材とを接合する前後の状態を示す概略断面図である。
【図6】記憶された形状が異なる形状記憶合金部材を有するキースイッチを示す概略断面図である。
【図7】複数のバイアス部材と形状記憶合金部材とが積層されたキースイッチを示す概略断面図である。
【符号の説明】
100…キートップ、102…ストローク感発生部(弾性部材)、103…バイアス手段(バイアス部材)、104…形状記憶手段(形状記憶合金部材)、1a…被操作部、2…弾性部材、3…バイアス部材、4…形状記憶合金部材、5…スペーサ、9…通電回路
Claims (4)
- 被操作部への操作が行われて所定の入力信号の入力検出が検出手段によって為されるキースイッチであって、
シート状を為す形状記憶合金部材とシート状を為すスペーサとを積層状に配置し、
形状記憶合金部材に通電するための通電回路を設け、
被操作部への操作が行われないときには通電回路から形状記憶合金部材に通電が為されず、被操作部への操作が行われたときに通電回路から形状記憶合金部材に通電が為されて該形状記憶合金部材が超弾性を呈するようにし、
非通電時における形状記憶合金部材の形状を保持するためのシート状を為すバイアス部材とシート状を為す弾性部材を設け、形状記憶合金部材とバイアス部材と弾性部材とを積層状に配置し、
非通電時における形状記憶合金部材をスペーサ側に突出する曲面形状に形成した
ことを特徴とするキースイッチ。 - 被操作部への操作が行われて所定の入力信号の入力検出が検出手段によって為されるキースイッチであって、
シート状を為す形状記憶合金部材とシート状を為すスペーサとを積層状に配置し、
形状記憶合金部材に通電するための通電回路を設け、
被操作部への操作が行われないときには通電回路から形状記憶合金部材に通電が為されず、被操作部への操作が行われたときに通電回路から形状記憶合金部材に通電が為されて該形状記憶合金部材が超弾性を呈するようにし、
非通電時における形状記憶合金部材の形状を保持するためのシート状を為すバイアス部材とシート状を為す弾性部材を設け、形状記憶合金部材とバイアス部材と弾性部材とを積層状に配置し、
非通電時における形状記憶合金部材をスペーサと反対側に突出する曲面形状に形成した
ことを特徴とするキースイッチ。 - 複数の形状記憶合金部材とバイアス部材と弾性部材とを交互に積層状に配置した
ことを特徴とする請求項1に記載のキースイッチ。 - 複数の形状記憶合金部材とバイアス部材と弾性部材とを交互に積層状に配置した
ことを特徴とする請求項2に記載のキースイッチ。
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