JP2000294080A - キースイッチ - Google Patents
キースイッチInfo
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- JP2000294080A JP2000294080A JP11100954A JP10095499A JP2000294080A JP 2000294080 A JP2000294080 A JP 2000294080A JP 11100954 A JP11100954 A JP 11100954A JP 10095499 A JP10095499 A JP 10095499A JP 2000294080 A JP2000294080 A JP 2000294080A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- switch
- key switch
- ceramic element
- piezoelectric ceramic
- detection signal
- Prior art date
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- Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 操作性の向上を図ると共に薄型化を図る。
【解決手段】 所定の操作方向へ移動操作される被操作
部9と、該被操作部への操作に伴って閉成されるスイッ
チ部8と、該スイッチ部の閉成された状態を検出して検
出信号を送出する検出部14と、該検出部から送出され
た検出信号が入力されて駆動信号を送出する駆動部16
と、該駆動部から送出された駆動信号が入力されて被操
作部が移動される方向へ変位し該被操作部を上記操作方
向へ移動させるアクチュエータ12とを設けた。
部9と、該被操作部への操作に伴って閉成されるスイッ
チ部8と、該スイッチ部の閉成された状態を検出して検
出信号を送出する検出部14と、該検出部から送出され
た検出信号が入力されて駆動信号を送出する駆動部16
と、該駆動部から送出された駆動信号が入力されて被操
作部が移動される方向へ変位し該被操作部を上記操作方
向へ移動させるアクチュエータ12とを設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はキースイッチに関す
る。詳しくは、操作性の向上を図ると共に薄型化を図る
技術分野に関する。
る。詳しくは、操作性の向上を図ると共に薄型化を図る
技術分野に関する。
【0002】
【従来の技術】スイッチ部とキートップ等の被操作部と
を有し、該被操作部が押圧操作されてスイッチ部への入
力が為されるキースイッチがある。
を有し、該被操作部が押圧操作されてスイッチ部への入
力が為されるキースイッチがある。
【0003】このようなキースイッチにあっては、操作
性の向上を図るために、一般に、適度な操作ストローク
が得られるような構造にされていると共に操作者が操作
を行ったことを感触として受ける所謂クリック感が生じ
るような構造とされている。
性の向上を図るために、一般に、適度な操作ストローク
が得られるような構造にされていると共に操作者が操作
を行ったことを感触として受ける所謂クリック感が生じ
るような構造とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、キー
スイッチを有する携帯端末装置等の普及により、当該装
置の操作性の向上と共に装置全体の薄型化の観点からの
キースイッチの薄型化を図る必要が生じている。
スイッチを有する携帯端末装置等の普及により、当該装
置の操作性の向上と共に装置全体の薄型化の観点からの
キースイッチの薄型化を図る必要が生じている。
【0005】ところが、このようなキースイッチの薄型
化に伴って上記操作ストロークが小さくなる傾向にある
ため、操作性の向上を図るためにはクリック感を主眼と
せざるを得ない状況となっており、薄型の装置において
操作者にとって良好な操作性が十分に得られなくなって
いるという問題がある。
化に伴って上記操作ストロークが小さくなる傾向にある
ため、操作性の向上を図るためにはクリック感を主眼と
せざるを得ない状況となっており、薄型の装置において
操作者にとって良好な操作性が十分に得られなくなって
いるという問題がある。
【0006】そこで、本発明キースイッチは、上記した
問題点を克服し、操作性の向上を図ると共に薄型化を図
ることを課題とする。
問題点を克服し、操作性の向上を図ると共に薄型化を図
ることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明キースイッチは、
上記した課題を解決するために、所定の操作方向へ移動
操作される被操作部と、該被操作部への操作に伴って閉
成されるスイッチ部と、該スイッチ部の閉成された状態
を検出して検出信号を送出する検出部と、該検出部から
送出された検出信号が入力されて駆動信号を送出する駆
動部と、該駆動部から送出された駆動信号が入力されて
被操作部が移動される方向へ変位し該被操作部を上記操
作方向へ移動させるアクチュエータとを設けたものであ
る。
上記した課題を解決するために、所定の操作方向へ移動
操作される被操作部と、該被操作部への操作に伴って閉
成されるスイッチ部と、該スイッチ部の閉成された状態
を検出して検出信号を送出する検出部と、該検出部から
送出された検出信号が入力されて駆動信号を送出する駆
動部と、該駆動部から送出された駆動信号が入力されて
被操作部が移動される方向へ変位し該被操作部を上記操
作方向へ移動させるアクチュエータとを設けたものであ
る。
【0008】従って、本発明キースイッチにあっては、
被操作部への操作時に実際に操作した以上の擬似的なス
トローク感が操作者に付与される。
被操作部への操作時に実際に操作した以上の擬似的なス
トローク感が操作者に付与される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明キースイッチの実
施の形態を添付図面を参照して説明する。
施の形態を添付図面を参照して説明する。
【0010】キースイッチ1はベース2と該ベース2の
上方に支柱3、3、・・・を介して配置された本体部4
とを備えている(図1参照)。
上方に支柱3、3、・・・を介して配置された本体部4
とを備えている(図1参照)。
【0011】本体部4は支柱3、3、・・・の上面に取
り付けられた金属材料から成るフレーム5と該フレーム
5と一体に形成されたステー6とを有し、フレーム5の
中央部に形成されたコ字状のスリット5aに囲まれた部
分がステー6として設けられている(図1参照)。
り付けられた金属材料から成るフレーム5と該フレーム
5と一体に形成されたステー6とを有し、フレーム5の
中央部に形成されたコ字状のスリット5aに囲まれた部
分がステー6として設けられている(図1参照)。
【0012】ステー6の上面には絶縁フィルム7を挟ん
で圧電フィルム8が貼着されている(図1及び図2参
照)。圧電フィルム8はキースイッチ1のスイッチ部と
して設けられており、ポリフッ化ビニリデン材料(PV
DF)によって形成され、変形されて電圧を発生し閉成
される感圧スイッチとして機能する。そして、圧電フィ
ルム8の先端部上面には、キートップ9が取り付けられ
ている。
で圧電フィルム8が貼着されている(図1及び図2参
照)。圧電フィルム8はキースイッチ1のスイッチ部と
して設けられており、ポリフッ化ビニリデン材料(PV
DF)によって形成され、変形されて電圧を発生し閉成
される感圧スイッチとして機能する。そして、圧電フィ
ルム8の先端部上面には、キートップ9が取り付けられ
ている。
【0013】ステー6の下面にはその基端側に導電性接
着剤によって圧電セラミック素子10が貼着されてお
り、該圧電セラミック素子10に連続してさらにステー
6の下面の基端側にスペーサ11が取り付けられている
(図1乃至図3参照)。そして、ステー6に圧電セラミ
ック素子10が貼着されることにより、上記キートップ
9を下方へ移動させるためのアクチュエータ12が構成
される。
着剤によって圧電セラミック素子10が貼着されてお
り、該圧電セラミック素子10に連続してさらにステー
6の下面の基端側にスペーサ11が取り付けられている
(図1乃至図3参照)。そして、ステー6に圧電セラミ
ック素子10が貼着されることにより、上記キートップ
9を下方へ移動させるためのアクチュエータ12が構成
される。
【0014】圧電セラミック素子10及びスペーサ11
の下面にはフィルム状の基板13が貼着され、上記圧電
セラミック素子10が基板13の上面に形成された配線
パターン13aと接続されている。そして、基板13の
配線パターン13aはスペーサ11によってステー6と
絶縁されている。
の下面にはフィルム状の基板13が貼着され、上記圧電
セラミック素子10が基板13の上面に形成された配線
パターン13aと接続されている。そして、基板13の
配線パターン13aはスペーサ11によってステー6と
絶縁されている。
【0015】尚、上記のようにキースイッチ1が構成さ
れた状態においては、基板13の下面とベース2の上面
との間に所定の小さな間隙が形成される(図2参照)。
れた状態においては、基板13の下面とベース2の上面
との間に所定の小さな間隙が形成される(図2参照)。
【0016】しかして、キートップ9が下方へ押圧操作
されると、圧電フィルム8が屈曲するように変形されて
その表面側に形成された導電パターンと裏面側に形成さ
れた導電パターン間に電圧が生じ、この電圧の発生に基
づいて検出部(検出回路)14によって圧電フィルム
(感圧スイッチ)8が閉成された状態が検出される(図
4参照)。そして、圧電フィルム8の閉成された状態の
検出に基づいて検出部14から検出信号がホストコンピ
ュータ15、例えば、マイクロコンピュータ及び駆動部
(駆動回路)16に送出される。
されると、圧電フィルム8が屈曲するように変形されて
その表面側に形成された導電パターンと裏面側に形成さ
れた導電パターン間に電圧が生じ、この電圧の発生に基
づいて検出部(検出回路)14によって圧電フィルム
(感圧スイッチ)8が閉成された状態が検出される(図
4参照)。そして、圧電フィルム8の閉成された状態の
検出に基づいて検出部14から検出信号がホストコンピ
ュータ15、例えば、マイクロコンピュータ及び駆動部
(駆動回路)16に送出される。
【0017】駆動部16に検出部14から検出信号が入
力されると、該検出信号に基づいて駆動部16から圧電
セラミック素子10に配線パターン13aとステー6を
介して駆動信号としてのパルス状の電圧が印加される。
そして、圧電セラミック素子10に電圧が印加されると
該圧電セラミック素子10の先端部が下方へ変位するよ
うに屈曲され、押圧操作に先行するようにしてキートッ
プ9を下方へ強制的に移動させる。
力されると、該検出信号に基づいて駆動部16から圧電
セラミック素子10に配線パターン13aとステー6を
介して駆動信号としてのパルス状の電圧が印加される。
そして、圧電セラミック素子10に電圧が印加されると
該圧電セラミック素子10の先端部が下方へ変位するよ
うに屈曲され、押圧操作に先行するようにしてキートッ
プ9を下方へ強制的に移動させる。
【0018】従って、操作者がキートップ9を押圧操作
したときに、該キートップ9が操作者の指から逃げるよ
うに下方へ移動されるため、操作者には実際に押圧操作
を行ったストローク以上の擬似的なストローク感が付与
される。
したときに、該キートップ9が操作者の指から逃げるよ
うに下方へ移動されるため、操作者には実際に押圧操作
を行ったストローク以上の擬似的なストローク感が付与
される。
【0019】これにより、操作者にとって良好な操作感
覚が得られて操作性の向上が図られる。また、キートッ
プ9が移動する実際のストロークが小さくても良好な操
作感覚が得られるため、その分、ストロークを小さくす
ることができ、キースイッチ1の薄型化を図ることがで
きる。
覚が得られて操作性の向上が図られる。また、キートッ
プ9が移動する実際のストロークが小さくても良好な操
作感覚が得られるため、その分、ストロークを小さくす
ることができ、キースイッチ1の薄型化を図ることがで
きる。
【0020】キートップ9への押圧操作を解除すると、
屈曲されていたステー6が操作前の元の状態に戻り、圧
電フィルム8が開成され、圧電セラミック素子10に対
する電圧の印加が解除される。
屈曲されていたステー6が操作前の元の状態に戻り、圧
電フィルム8が開成され、圧電セラミック素子10に対
する電圧の印加が解除される。
【0021】キースイッチ1にあっては、上記アクチュ
エータ12が金属板から成るステー6と該ステー6に貼
着された圧電セラミック素子10とによって構成されて
いるので、アクチュエータ12が薄型でありキースイッ
チ1の一層の薄型化を図ることができると共にアクチュ
エータ12の構成が簡単でありキースイッチ1を安価に
提供することが可能となる。また、アクチュエータ12
が金属板から成るステー6が構成要素とされているた
め、一定の剛性を保持することができ、キートップ9へ
の非押圧操作時における形状が確保され操作に支障を来
たすことがない。さらに、圧電セラミック素子10を用
いることにより、アクチュエータ12の制御を容易に行
うことができるという利点もある。
エータ12が金属板から成るステー6と該ステー6に貼
着された圧電セラミック素子10とによって構成されて
いるので、アクチュエータ12が薄型でありキースイッ
チ1の一層の薄型化を図ることができると共にアクチュ
エータ12の構成が簡単でありキースイッチ1を安価に
提供することが可能となる。また、アクチュエータ12
が金属板から成るステー6が構成要素とされているた
め、一定の剛性を保持することができ、キートップ9へ
の非押圧操作時における形状が確保され操作に支障を来
たすことがない。さらに、圧電セラミック素子10を用
いることにより、アクチュエータ12の制御を容易に行
うことができるという利点もある。
【0022】また、キースイッチ1には、スイッチ部と
して圧電フィルム8を用いているので、スイッチ部の感
度調整が容易であると共にキースイッチ1の薄型化に寄
与する。
して圧電フィルム8を用いているので、スイッチ部の感
度調整が容易であると共にキースイッチ1の薄型化に寄
与する。
【0023】図5乃至図7はキースイッチの第1の変形
例乃至第3の変形例を示すものである。尚、図5乃至図
7に示す各キースイッチ1A、1B、1Cは、上記した
キースイッチ1と比較して、本体部の構成が異なること
のみが相違するため、キースイッチ1A、1B、1Cの
説明にあっては、キースイッチ1と比較して異なる部分
についてのみ詳細に説明し、その他の部分についてはキ
ースイッチ1における同様の部分に付した符号と同じ符
号を付して説明は省略する。
例乃至第3の変形例を示すものである。尚、図5乃至図
7に示す各キースイッチ1A、1B、1Cは、上記した
キースイッチ1と比較して、本体部の構成が異なること
のみが相違するため、キースイッチ1A、1B、1Cの
説明にあっては、キースイッチ1と比較して異なる部分
についてのみ詳細に説明し、その他の部分についてはキ
ースイッチ1における同様の部分に付した符号と同じ符
号を付して説明は省略する。
【0024】先ず、図5に示すキースイッチ1Aについ
て説明する。
て説明する。
【0025】キースイッチ1Aの本体部4Aは、ステー
6と該ステー6の上面に絶縁フィルム7を挟んで貼着さ
れた圧電フィルム8とを有している。尚、圧電フィルム
8の先端部には、キースイッチ1と異なりキートップ9
は設けられておらず、圧電フィルム8の先端部上面が被
操作部8aとして形成されている。
6と該ステー6の上面に絶縁フィルム7を挟んで貼着さ
れた圧電フィルム8とを有している。尚、圧電フィルム
8の先端部には、キースイッチ1と異なりキートップ9
は設けられておらず、圧電フィルム8の先端部上面が被
操作部8aとして形成されている。
【0026】ステー6の下面にはその基端側に圧電セラ
ミック素子10が貼着されており、該圧電セラミック素
子10に連続してステー6の下面にスペーサ11が取り
付けられている。
ミック素子10が貼着されており、該圧電セラミック素
子10に連続してステー6の下面にスペーサ11が取り
付けられている。
【0027】圧電セラミック素子10及びスペーサ11
の下面には基板13が貼着され、圧電セラミック素子1
0が配線パターン13aと接続されている。
の下面には基板13が貼着され、圧電セラミック素子1
0が配線パターン13aと接続されている。
【0028】しかして、被操作部8aが下方へ押圧操作
されると、圧電フィルム8が屈曲するように変形され、
検出部14から送出された検出信号に基づいて駆動部1
6から圧電セラミック素子10に電圧が印加され、押圧
操作に先行するようにして被操作部8aが下方へ強制的
に移動される。
されると、圧電フィルム8が屈曲するように変形され、
検出部14から送出された検出信号に基づいて駆動部1
6から圧電セラミック素子10に電圧が印加され、押圧
操作に先行するようにして被操作部8aが下方へ強制的
に移動される。
【0029】従って、操作者が被操作部8aを押圧操作
したときに、該被操作部8aが操作者の指から逃げるよ
うに下方へ移動されるため、操作者には実際に押圧操作
を行ったストローク以上の擬似的なストローク感が付与
される。
したときに、該被操作部8aが操作者の指から逃げるよ
うに下方へ移動されるため、操作者には実際に押圧操作
を行ったストローク以上の擬似的なストローク感が付与
される。
【0030】また、キースイッチ1Aにあっては、被操
作部8aが圧電フィルム8の一部として形成されている
ため、押圧操作時に直接圧電フィルム8を変形させるこ
とになり、操作者による押圧操作とアクチュエータ12
による強制的な下方への移動のタイミングを取り易く、
圧電セラミック素子10に対する制御の適正化を図るこ
とができる。
作部8aが圧電フィルム8の一部として形成されている
ため、押圧操作時に直接圧電フィルム8を変形させるこ
とになり、操作者による押圧操作とアクチュエータ12
による強制的な下方への移動のタイミングを取り易く、
圧電セラミック素子10に対する制御の適正化を図るこ
とができる。
【0031】さらに、被操作部8aが圧電フィルム8の
一部として形成されているため、別部品としてのキート
ップが不要であり、部品点数の削減を図ることができ
る。
一部として形成されているため、別部品としてのキート
ップが不要であり、部品点数の削減を図ることができ
る。
【0032】次に、図6に示すキースイッチ1Bについ
て説明する。
て説明する。
【0033】キースイッチ1Bの本体部4Bは、ステー
6と該ステー6の上面に絶縁フィルム7を挟んで貼着さ
れた圧電フィルム8Aとを有している。圧電フィルム8
Aの先端部は上方に突出され被操作部8bとして形成さ
れている。
6と該ステー6の上面に絶縁フィルム7を挟んで貼着さ
れた圧電フィルム8Aとを有している。圧電フィルム8
Aの先端部は上方に突出され被操作部8bとして形成さ
れている。
【0034】ステー6の下面にはその基端側に圧電セラ
ミック素子10が貼着されており、該圧電セラミック素
子10に連続してステー6の下面にスペーサ11が取り
付けられている。
ミック素子10が貼着されており、該圧電セラミック素
子10に連続してステー6の下面にスペーサ11が取り
付けられている。
【0035】圧電セラミック素子10及びスペーサ11
の下面には基板13が貼着され、圧電セラミック素子1
0が配線パターン13aと接続されている。
の下面には基板13が貼着され、圧電セラミック素子1
0が配線パターン13aと接続されている。
【0036】しかして、被操作部8bが下方へ押圧操作
されると、圧電フィルム8Aが屈曲するように変形さ
れ、検出部14から送出された検出信号に基づいて駆動
部16から圧電セラミック素子10に電圧が印加され、
押圧操作に先行するようにして被操作部8bが下方へ強
制的に移動される。
されると、圧電フィルム8Aが屈曲するように変形さ
れ、検出部14から送出された検出信号に基づいて駆動
部16から圧電セラミック素子10に電圧が印加され、
押圧操作に先行するようにして被操作部8bが下方へ強
制的に移動される。
【0037】従って、操作者が被操作部8bを押圧操作
したときに、該被操作部8bが操作者の指から逃げるよ
うに下方へ移動されるため、操作者には実際に押圧操作
を行ったストローク以上の擬似的なストローク感が付与
される。
したときに、該被操作部8bが操作者の指から逃げるよ
うに下方へ移動されるため、操作者には実際に押圧操作
を行ったストローク以上の擬似的なストローク感が付与
される。
【0038】また、キースイッチ1Bにあっては、被操
作部8bが圧電フィルム8Aの一部として形成されてい
るため、押圧操作時に直接圧電フィルム8Aを変形させ
ることになり、操作者による押圧操作とアクチュエータ
12による強制的な下方への移動のタイミングを取り易
く、圧電セラミック素子10に対する制御の適正化を図
ることができる。
作部8bが圧電フィルム8Aの一部として形成されてい
るため、押圧操作時に直接圧電フィルム8Aを変形させ
ることになり、操作者による押圧操作とアクチュエータ
12による強制的な下方への移動のタイミングを取り易
く、圧電セラミック素子10に対する制御の適正化を図
ることができる。
【0039】さらに、被操作部8bが圧電フィルム8A
の一部として形成されているため、別部品としてのキー
トップが不要であり、部品点数の削減を図ることができ
る。
の一部として形成されているため、別部品としてのキー
トップが不要であり、部品点数の削減を図ることができ
る。
【0040】加えて、被操作部8bが上方へ突出して形
成されているため、操作者が押圧操作を行うべき部分を
容易に認識することができる。
成されているため、操作者が押圧操作を行うべき部分を
容易に認識することができる。
【0041】次いで、図7に示すキースイッチ1Cにつ
いて説明する。
いて説明する。
【0042】キースイッチ1Cの本体部4Cは、ステー
6と該ステー6の上面に設けられたスイッチ部17とを
有している。
6と該ステー6の上面に設けられたスイッチ部17とを
有している。
【0043】スイッチ部17は、絶縁シート18と該絶
縁シート18を挟んで上下に設けられた上部フィルム1
9、下部フィルム20とが積層状に配置されて成る所謂
メンブレンスイッチである。上部フィルム19及び下部
フィルム20には、それぞれ上部接点19a及び下部接
点20aが形成され、該上部接点19a及び下部接点2
0aは絶縁シート18に形成された孔18a内に対向し
た状態で配置されている。そして、上部フィルム19の
先端部上面にはキートップ9Aが取り付けられている。
縁シート18を挟んで上下に設けられた上部フィルム1
9、下部フィルム20とが積層状に配置されて成る所謂
メンブレンスイッチである。上部フィルム19及び下部
フィルム20には、それぞれ上部接点19a及び下部接
点20aが形成され、該上部接点19a及び下部接点2
0aは絶縁シート18に形成された孔18a内に対向し
た状態で配置されている。そして、上部フィルム19の
先端部上面にはキートップ9Aが取り付けられている。
【0044】ステー6の下面にはその基端側に圧電セラ
ミック素子10が貼着されており、該圧電セラミック素
子10に連続してステー6の下面にスペーサ11が取り
付けられている。
ミック素子10が貼着されており、該圧電セラミック素
子10に連続してステー6の下面にスペーサ11が取り
付けられている。
【0045】圧電セラミック素子10及びスペーサ11
の下面には基板13が貼着され、圧電セラミック素子1
0が配線パターン13aと接続されている。
の下面には基板13が貼着され、圧電セラミック素子1
0が配線パターン13aと接続されている。
【0046】しかして、キートップ9Aが下方へ押圧操
作されると、上部フィルム19が屈曲され、上部接点1
9aが下部フィルム20の下部接点20aに接触する。
上部接点19aと下部接点20aとの接触によってスイ
ッチ部17が閉成され、検出部14によってスイッチ部
17が閉成された状態が検出される。そして、検出部1
4から検出信号が駆動部16に送出され、該検出信号に
基づいて駆動部16から圧電セラミック素子10に電圧
が印加されて押圧操作に先行するようにしてキートップ
9Aが下方へ強制的に移動される。
作されると、上部フィルム19が屈曲され、上部接点1
9aが下部フィルム20の下部接点20aに接触する。
上部接点19aと下部接点20aとの接触によってスイ
ッチ部17が閉成され、検出部14によってスイッチ部
17が閉成された状態が検出される。そして、検出部1
4から検出信号が駆動部16に送出され、該検出信号に
基づいて駆動部16から圧電セラミック素子10に電圧
が印加されて押圧操作に先行するようにしてキートップ
9Aが下方へ強制的に移動される。
【0047】従って、操作者がキートップ9Aを押圧操
作したときに、該キートップ9Aが操作者の指から逃げ
るように下方へ移動されるため、操作者には実際に押圧
操作を行ったストローク以上の擬似的なストローク感が
付与される。
作したときに、該キートップ9Aが操作者の指から逃げ
るように下方へ移動されるため、操作者には実際に押圧
操作を行ったストローク以上の擬似的なストローク感が
付与される。
【0048】このように、実際に押圧操作を行ったスト
ローク以上の擬似的なストローク感の付与は、上記した
圧電フィルム8、8Aをスイッチ部として用いたキース
イッチ1、1A、1Bに限らず、スイッチ部17として
所謂メンブレンスイッチを用いたキースイッチ1Cにあ
っても実現することができる。
ローク以上の擬似的なストローク感の付与は、上記した
圧電フィルム8、8Aをスイッチ部として用いたキース
イッチ1、1A、1Bに限らず、スイッチ部17として
所謂メンブレンスイッチを用いたキースイッチ1Cにあ
っても実現することができる。
【0049】尚、上記には、操作者の押圧操作時にアク
チュエータによって押圧操作に先行するようにして被操
作部を下方へ強制的に移動させる場合を示したが、例え
ば、逆に、操作者の押圧操作時にアクチュエータを変形
させて被操作部を上方へ移動させるような力を発生させ
ることもできる。このように被操作部を上方へ移動させ
るような力を発生させた場合には、操作者に押圧操作に
抗する力が付与され、操作者が操作を行ったことを当該
力によって感触として受け得る。
チュエータによって押圧操作に先行するようにして被操
作部を下方へ強制的に移動させる場合を示したが、例え
ば、逆に、操作者の押圧操作時にアクチュエータを変形
させて被操作部を上方へ移動させるような力を発生させ
ることもできる。このように被操作部を上方へ移動させ
るような力を発生させた場合には、操作者に押圧操作に
抗する力が付与され、操作者が操作を行ったことを当該
力によって感触として受け得る。
【0050】上記した実施の形態において示した各部の
具体的な形状及び構造は、何れも本発明の実施を行うに
際しての具体化のほんの一例を示したものにすぎず、こ
れらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈される
ことがあってはならないものである。
具体的な形状及び構造は、何れも本発明の実施を行うに
際しての具体化のほんの一例を示したものにすぎず、こ
れらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈される
ことがあってはならないものである。
【0051】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明キースイッチは、所定の操作方向へ移動操作
される被操作部と、該被操作部への操作に伴って閉成さ
れるスイッチ部と、該スイッチ部の閉成された状態を検
出して検出信号を送出する検出部と、該検出部から送出
された検出信号が入力されて駆動信号を送出する駆動部
と、該駆動部から送出された駆動信号が入力されて被操
作部が移動される方向へ変位し該被操作部を上記操作方
向へ移動させるアクチュエータとを備えたことを特徴と
する。
に、本発明キースイッチは、所定の操作方向へ移動操作
される被操作部と、該被操作部への操作に伴って閉成さ
れるスイッチ部と、該スイッチ部の閉成された状態を検
出して検出信号を送出する検出部と、該検出部から送出
された検出信号が入力されて駆動信号を送出する駆動部
と、該駆動部から送出された駆動信号が入力されて被操
作部が移動される方向へ変位し該被操作部を上記操作方
向へ移動させるアクチュエータとを備えたことを特徴と
する。
【0052】従って、押圧操作時に操作者には実際に押
圧操作を行ったストローク以上の擬似的なストローク感
が付与されるため、操作者にとって良好な操作感覚が得
られることにより操作性の向上を図ることができる。
圧操作を行ったストローク以上の擬似的なストローク感
が付与されるため、操作者にとって良好な操作感覚が得
られることにより操作性の向上を図ることができる。
【0053】また、被操作部が移動する実際のストロー
クが小さくても良好な操作感覚が得られるため、その
分、ストロークを小さくすることができ、キースイッチ
の薄型化を図ることができる。
クが小さくても良好な操作感覚が得られるため、その
分、ストロークを小さくすることができ、キースイッチ
の薄型化を図ることができる。
【0054】請求項2に記載した発明にあっては、上記
アクチュエータが金属板と該金属板に貼着された圧電セ
ラミック素子とから成るので、アクチュエータが薄型で
ありキースイッチの一層の薄型化を図ることができると
共にアクチュエータの構成が簡単でありキースイッチを
安価に提供することができる。
アクチュエータが金属板と該金属板に貼着された圧電セ
ラミック素子とから成るので、アクチュエータが薄型で
ありキースイッチの一層の薄型化を図ることができると
共にアクチュエータの構成が簡単でありキースイッチを
安価に提供することができる。
【0055】また、アクチュエータが金属板が構成要素
とされているため、一定の剛性を保持することができ、
被操作部の非押圧操作時における形状が確保され操作に
支障を来たすことがない。
とされているため、一定の剛性を保持することができ、
被操作部の非押圧操作時における形状が確保され操作に
支障を来たすことがない。
【0056】さらに、アクチュエータの構成要素として
圧電セラミック素子を用いることにより、アクチュエー
タの制御を容易に行うことができる。
圧電セラミック素子を用いることにより、アクチュエー
タの制御を容易に行うことができる。
【0057】請求項3及び請求項4に記載した発明にあ
っては、上記スイッチ部として圧電フィルムを用いたの
で、スイッチ部の感度調整が容易であると共にキースイ
ッチの薄型化に寄与する。
っては、上記スイッチ部として圧電フィルムを用いたの
で、スイッチ部の感度調整が容易であると共にキースイ
ッチの薄型化に寄与する。
【図1】図2乃至図4と共に本発明キースイッチの実施
の形態を示すものであり、本図は概略斜視図である。
の形態を示すものであり、本図は概略斜視図である。
【図2】非押圧操作時における概略拡大断面図である。
【図3】押圧操作時における概略拡大断面図である。
【図4】回路構成を示す図である。
【図5】キースイッチの第1の変形例を示す概略拡大断
面図である。
面図である。
【図6】キースイッチの第2の変形例を示す概略拡大断
面図である。
面図である。
【図7】キースイッチの第3の変形例を示す概略拡大断
面図である。
面図である。
1…キースイッチ、6…ステー(金属板)、8…圧電フ
ィルム(スイッチ部)、9…キートップ(被操作部)、
10…圧電セラミック素子、12…アクチュエータ、1
4…検出部、16…駆動部、1A…キースイッチ、8a
…被操作部、1B…キースイッチ、8A…圧電フィルム
(スイッチ部)、8b…被操作部、1C…キースイッ
チ、9A…キートップ(被操作部)、17…スイッチ部
ィルム(スイッチ部)、9…キートップ(被操作部)、
10…圧電セラミック素子、12…アクチュエータ、1
4…検出部、16…駆動部、1A…キースイッチ、8a
…被操作部、1B…キースイッチ、8A…圧電フィルム
(スイッチ部)、8b…被操作部、1C…キースイッ
チ、9A…キートップ(被操作部)、17…スイッチ部
Claims (4)
- 【請求項1】 所定の操作方向へ移動操作される被操作
部と、 該被操作部への操作に伴って閉成されるスイッチ部と、 該スイッチ部の閉成された状態を検出して検出信号を送
出する検出部と、 該検出部から送出された検出信号が入力されて駆動信号
を送出する駆動部と、 該駆動部から送出された駆動信号が入力されて被操作部
が移動される方向へ変位し該被操作部を上記操作方向へ
移動させるアクチュエータとを備えたことを特徴とする
キースイッチ。 - 【請求項2】 上記アクチュエータが金属板と該金属板
に貼着された圧電セラミック素子とから成ることを特徴
とする請求項1に記載のキースイッチ。 - 【請求項3】 上記スイッチ部として圧電フィルムを用
いたことを特徴とする請求項1に記載のキースイッチ。 - 【請求項4】 上記スイッチ部として圧電フィルムを用
いたことを特徴とする請求項2に記載のキースイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11100954A JP2000294080A (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | キースイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11100954A JP2000294080A (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | キースイッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000294080A true JP2000294080A (ja) | 2000-10-20 |
Family
ID=14287762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11100954A Pending JP2000294080A (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | キースイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000294080A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100456771B1 (ko) * | 2002-02-04 | 2004-11-12 | 주식회사 엠에스솔루션 | 고주파용 압전 스위칭 소자 |
CN104934250A (zh) * | 2014-03-18 | 2015-09-23 | 联想(新加坡)私人有限公司 | 键盘装置、按钮装置以及电子设备 |
-
1999
- 1999-04-08 JP JP11100954A patent/JP2000294080A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100456771B1 (ko) * | 2002-02-04 | 2004-11-12 | 주식회사 엠에스솔루션 | 고주파용 압전 스위칭 소자 |
CN104934250A (zh) * | 2014-03-18 | 2015-09-23 | 联想(新加坡)私人有限公司 | 键盘装置、按钮装置以及电子设备 |
JP2015179577A (ja) * | 2014-03-18 | 2015-10-08 | レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド | キーボード装置、押しボタン装置、及び電子機器 |
US9847192B2 (en) | 2014-03-18 | 2017-12-19 | Lenovo (Singapore) Ptd Lte | Push button keyboard device |
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