JP2000353443A - キーボード装置 - Google Patents

キーボード装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のキーボード装置では、防滴及び防塵対
策が十分ではなく、且つ確実なクリック感触を損わずに
薄型化を図ることが困難であった。 【解決手段】 複数の押圧部材8の表面に共通の伸縮性
を有するシート部材10が設けられ、押圧部材8の押圧
動作に応じてシート部材10が伸縮する。またベースプ
レート2とメンブレンスイッチ5との間に圧電素子部3
が設けられ、メンブレンスイッチ5の接点の切り換えに
よって、前記圧電素子部3の中央部が上方へ湾曲変形す
るとともに、この圧電素子部3の変形により押圧部材8
が上方へ突き上げられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータの入
力装置として使用されるキーボード装置に係り、特に薄
型のコンピュータ用として好適なキーボード装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来のキーボード装置のキー単
体の断面図を示している。図4に示すキーボード装置2
0は、ベースプレート2、メンブレンスイッチ5、付勢
部材6、ステム7、キートップ18、支持部材9から構
成される。
【0003】前記ベースプレート2上には、メンブレン
スイッチ5が設けられ、このメンブレンスイッチ5の上
に、キートップ18が支持部材9により上下動可能に支
持されている。
【0004】前記メンブレンスイッチ5は、2枚重ねの
フィルム状部材からなり、このフィルム状部材の対向内
面で且つ前記ステム7で押される位置に、所定寸法の隙
間を挟んでそれぞれ接点5aが対向して設けられてい
る。
【0005】前記接点5a上には、常に上方へ付勢され
る付勢部材6が設けられ、この付勢部材6とキートップ
18の下面中央部に設けられたステム7とが当接してい
る。
【0006】前記キーボード装置20では、図4の矢印
Pで示すように、キートップ18を指等で下方へ押圧す
ると、前記付勢部材6の付勢力に抗して付勢部材6が変
形するとともにメンブレンスイッチ5の接点5aが接触
してONに切換えられる。このとき、前記キートップ1
8が押されたことを示すON信号が図示しない回路で検
出され、所定の処理が行なわれる。また、キートップ1
8から指等を離すと、付勢部材6の付勢力によってステ
ム7が押し上げられると同時にキートップ18が持ち上
げられてメンブレンスイッチ5がOFF状態となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のキーボード装置では、防滴や防塵の対策が施さ
れているわけではなく、キートップとキートップとの間
の隙間から水などの液体や塵等が侵入する問題があっ
た。
【0008】すなわち、従来型のキーボード装置が搭載
されるノートブックサイズのパーソナルコンピュータで
は、回転可能に支持されている液晶ディスプレイが蓋の
役目を果たし、使用していないときには液晶ディスプレ
イを閉じることで、防滴及び防塵に対して効果を発揮す
ることができる。しかしながら、業務用として屋外や工
場など劣悪な環境で使用する場合には、水滴や塵などの
侵入により、キーボード装置さらにはコンピュータ本体
に不具合を引き起こす可能性が高まる。
【0009】その対策として、キーボード装置の表面を
覆うように設置するゴム製のシートがコンピュータ本体
と別体のものとして販売されており、これを購入してキ
ーボードに被せるという防滴及び防塵対策も図られてい
る。
【0010】しかし、上記シートを購入してキーボード
に被せた状態では、シートとキーとの間に一体性がな
く、シートとキー表面との間に隙間が発生してキーを押
すときに違和感があったり、またキーボード上でシート
が位置ずれする問題がある。
【0011】さらに、近年のノートブックサイズの小型
薄型化を図った携帯用パソコン等の普及に伴って、キー
ボード装置の薄型化の要求が高まっている。上記した従
来型のキーボード装置では、確実なクリック感触を起こ
させるのに付勢部材の高さが所定以上必要になり、確実
なクリック感触を保ちながら薄型化を図ることは困難で
あった。また、このような薄型のキーボードに前記のよ
うな別売りのシートを被せて使用すると、キーそのもの
のクリック感触が少ない上にさらにキーとシートとの間
に隙間が形成されやすく、さらにキーの押圧時の反発感
触が少なくなる。
【0012】本発明は、上記従来の課題を解決するため
になされたものであり、操作感触を損なうことなく防滴
性及び防塵性を付与することができ、しかも薄型化を図
ることができるキーボード装置を提供することを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数個の押圧
部材と、前記押圧部材を上下動可能に支持する支持部材
と、前記押圧部材を常に上方へ付勢する付勢部材と、前
記押圧部材が押圧されたときに接点が切り換えられるメ
ンブレンスイッチと、前記メンブレンスイッチの操作に
より接点が切り換えられたときに前記押圧部材が押し込
まれる方向とは逆方向へ反発させる圧電素子部と、前記
複数個の押圧部材の表面に密着して複数の押圧部材を覆
う伸縮性を有する共通のシート部材とが設けられている
ことを特徴とするものである。
【0014】上記のように、複数の押圧部材を共通の1
枚のシート部材で全体を覆うことにより、水滴や塵など
のキーボード装置内部への侵入が防止されることで防滴
性及び防塵性を付与することができる。例えば水滴の侵
入により回路がショートしたり、塵の堆積により操作感
触を損なうといった不具合を防止することができ、屋外
や工場などの劣悪な環境で使用したとしても不具合を引
き起こす確率を低く抑えることができる。
【0015】さらに、圧電素子部を設けることにより、
キーボード装置を薄型化したとしても、十分なクリック
感触を操作者に感じさせることができる。すなわち、操
作者が押圧部材を押圧操作して、メンブレンスイッチが
ONに切り換わったときに圧電素子部が押圧部材を上方
へ反発させる方向へ変形駆動することにより、押圧部材
を上方へ突き上げさせることができる。これによって、
実際には押圧部材のストロークは変化していないもの
の、実際のストローク以上のストロークで操作したよう
に操作者に錯覚を起こさせることが可能になる。
【0016】また本発明では、前記シート部材は、シリ
コーン系のゴムであることが好ましい。特に伸縮性を有
するものであれば、上記シリコーン系のゴムに限定され
るものではない。
【0017】上記手段により、操作者が指等で押圧部材
を押圧操作した場合にはシート部材が十分に引き伸ばさ
れ、また押圧部材から指等を離した場合にはシート部材
は直ちに押圧部材を操作する前の状態に復帰できる。上
記のように、十分な伸縮性を有するシート部材を用いる
ことで、特に操作時に隣接するキーに対して、シート部
材の弾性力によってキーが変形するなどといった悪影響
を防止できる。
【0018】また本発明では、複数の各押圧部材の間
が、前記シート部材のみで接続されていることが好まし
い。
【0019】上記手段により、防滴性及び防塵性を阻害
することなく且つ操作感触を損なうことなく、入力操作
できる。また、操作者が誤ってペンなどでシート部材を
刺してしまった場合でも孔が開くことを防止できる場合
がある。
【0020】また本発明では、前記シート部材の表面
は、各押圧部材の境界で段差を有していることが好まし
く、これにより各キーの境界を明確にすることができ、
例えば操作者が所望のキーとは異なるキーを押してしま
うといった誤操作の発生を防止できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明のキーボード装置に
ついて図面を参照して説明する。
【0022】図1は本発明のキーボード装置の押圧操作
前と押圧操作後の状態を示す断面図、図2は圧電素子の
制御回路を示す概略図、図3は本発明のキーボード装置
の他の実施の形態である。
【0023】本発明のキーボード装置1は、図1に示す
ように、ベースプレート2、圧電素子部3、スペーサ
4、メンブレンスイッチ5、付勢部材6、ステム7、押
圧部材(キートップ)8、支持部材9、シート部材10
により構成されている。
【0024】前記ベースプレート2は、平板状のアルミ
等の金属板等からなり、キーボード装置1の下端部に設
けられる。ベースプレート2の上には、複数の圧電素子
部3が設けられる。
【0025】前記圧電素子部3は、図2に示すように、
圧電素子制御回路11によって制御される。押圧部材8
を押圧操作してメンブレンスイッチ5がONになると、
圧電素子制御回路11がこのON信号を検知して、圧電
素子部3を駆動させるための駆動信号を生成する。この
駆動信号により圧電素子制御回路11に組込まれている
スイッチ素子を制御して、圧電素子部3に所定の駆動電
圧を印加するようになっている。
【0026】前記圧電素子部3に所定の駆動電圧が印加
されると、圧電素子部3の少なくとも中央部が伸張し、
中央部が上下方向に湾曲するようになっている。
【0027】前記圧電素子部3の中央部を上方へ湾曲さ
せることによって、圧電素子部3よりも上方に設けられ
ているメンブレンスイッチ5及び付勢部材6が上方に突
き上げられてクリック感触が生起される。このクリック
感触がステム7を介して、押圧操作している押圧部材8
に伝達される。この場合、前記とは逆に圧電素子部3を
下方に湾曲させることにより、クリック感触を生起させ
るようにしてもよい。
【0028】前記圧電素子部3とベースプレート2との
間には、複数のスペーサ4が設けられ、このスペーサ4
によって圧電素子部3とベースプレート2との間に所定
寸法の隙間4aが形成される。
【0029】前記スペーサ4は、所定の厚さ寸法の絶縁
材料からなり、圧電素子部3の外周部の下面に接着剤等
により取り付けられる。
【0030】前記圧電素子部3の上には、フィルム状の
メンブレンスイッチ5が設けられる。このメンブレンス
イッチ5は、従来例で示したものと同様であり、2枚重
ねのフィルム状部材からなり、この部材の対向内面で且
つステム7で押される位置に、所定寸法の隙間が形成さ
れた一対の接点が設けられている。このとき互いに対向
する接点は、前記圧電素子部3の少なくとも中央部上に
位置している。
【0031】前記メンブレンスイッチ5は、接点の外部
からの押圧操作によって、互いに対向する接点が接離し
て、接点の切り換えが行われる。
【0032】また、前記接点上には、板ばね等の弾性部
材からなるドーム状の反転可能な付勢部材6が設けられ
ている。これによりメンブレンスイッチ5の上側表面と
付勢部材6の内側の頂上部との間に所定寸法の隙間6a
が形成される。
【0033】前記付勢部材6は、その頂上部が押圧され
て反転されることでキートップが押圧操作されたときの
クリック感触を生起させると共に、メンブレンスイッチ
5の接点を接離させて、接点の切り換えを行なうように
なっている。
【0034】また付勢部材6は、ドーム状の頂上部の外
側がステム7の真下に配置されている。なおこのときの
付勢部材6は、ステム7に接着させておいてもよい。す
なわち、押圧部材8の押圧操作によるステム7の上下動
により付勢部材6を反転、あるいはこの反転から初期状
態のドーム状に復帰させることができる。
【0035】前記ステム7は、例えばシリコーンゴム等
の発泡体の弾性体からなり、このステム7の弾性力は、
前記付勢部材6の弾性力と同等になるように設定され
る。
【0036】またステム7の上部には、外形が略矩形の
押圧部材8が設けられ、この押圧部材8の中央部にステ
ム7が接着剤等で取り付けられる。
【0037】前記押圧部材8の下面外周寄りには、押圧
部材8を上下動可能に支持する弾性体からなる支持部材
9が、固着されている。前記支持部材9の弾性力は、ス
テム7より小さく設定されて、押圧部材8を押圧すると
きの押圧力が大きくならないように設定される。
【0038】さらに前記押圧部材8の上面には、シート
部材10が設けられる。このシート部材10は、複数の
押圧部材が共通(1枚)のシートで覆われる。前記シー
ト部材10により、シート部材10の上側と下側とで完
全に分離され、水などの液体や塵等の行き来ができない
ようになっている。
【0039】また前記シート部材10は、各押圧部材8
の境界が容易に識別できるように、段差部10aが形成
される。なお、段差部10aを設けない場合には、シー
ト部材10の表面に境界を示す線等を印刷等により形成
してもよい。
【0040】また前記シート部材10は、シリコーン系
のゴムで且つ伸縮性を有するものが用いられる。この場
合、前記シート部材10は、押圧部材8を押圧操作した
ときに隣接する押圧部材に影響を与えないように、十分
な伸張性を有するとともに縮んだときに操作前の初期状
態に確実に復帰できる部材であることが好ましい。な
お、伸縮性を有するものであれば、シリコーン系のゴム
に限られるものではなく、樹脂系のものなどであっても
よい。
【0041】次に、本発明のキーボード装置1の動作に
ついて説明する。図1に示すように、押圧部材8を指F
で押圧荷重Pを加えて押圧操作すると、支持部材9が弾
性変形して縮むと共に、ステム7が下方に移動して付勢
部材6の頂上部を押圧して、ステム7と付勢部材6とが
共に弾性変形する。
【0042】そして、所定量だけ付勢部材6が弾性変形
すると反転し、この付勢部材6の反転によってクリック
感触が生起されて押圧部材8に伝達されると共に、押圧
部材8に加えていた押圧荷重Pによって、互いに対向し
た接点が接触し、メンブレンスイッチ5の接点の切り換
えが行なわれる。この接点の切り換えで、メンブレンス
イッチ5のスイッチ回路(図示せず)がONされる。
【0043】さらに、スイッチ回路(図示せず)のON
信号が、前記圧電素子制御回路11により検出され、圧
電素子制御回路11が駆動されて、圧電素子部3の少な
くとも中央部が伸張されて上方に湾曲されて、前記メン
ブレンスイッチ5及び付勢部材6を上方に突き上げてク
リック感触が生起される。
【0044】このクリック感触が、ステム7を介して押
圧部材8に伝達されて、押圧部材8を押圧していた操作
者にクリック感触を伝達することができる。
【0045】また、前記付勢部材6が反転してメンブレ
ンスイッチ5の接点の切り換えが行なわれた後において
も、押圧部材8の押圧荷重Pにより、圧電素子部3が下
方に押圧され、圧電素子部3の少なくとも中央部が隙間
4a側に撓み、圧電素子部3がベースプレート2の表面
に当接する。すると、ステム7が押圧部材8の押圧荷重
Pによる押圧力により弾性変形して所定寸法縮む。
【0046】また図1の両矢印で示されているように、
押圧部材8を指Fにより押圧荷重Pで押圧すると、シー
ト部材10が引き伸ばされる。このとき、シート部材1
0は、その部材が有する伸縮性により隣接する押圧部材
を、例えば隣接する押圧部材が同時に押されてしまうな
どの影響を与えることなく操作できる。そして、押圧部
材8から指Fを離すと、押圧部材8が上方へ押し上げら
れるとともにシート部材10が前記とは逆に縮んで初期
状態に復帰する。
【0047】本発明のキーボード装置は、押圧部材8を
押圧操作して、圧電素子部3が駆動するまでの時間を非
常に短く設定しているので、付勢部材6の反転によるク
リック感触と、圧電素子部3の駆動によるクリック感触
とが、ほぼ同時に生起される。したがって、押圧部材8
が押圧操作されている操作者に伝達されるクリック感触
は、互いのクリック感触が合成された、1回だけのクリ
ック感触として伝達されたように感じ取ることができ
る。
【0048】また、本発明のキーボード装置は、図3に
示すキーボード装置15として提供できる。なおこの場
合、図1と同一の符号は同一のものであり、その説明を
省略する。
【0049】図3に示すキーボード装置15は、支持部
材9に直接シート部材10が接着剤等を用いて取り付け
られ、前記シート部材10の下面には矩形状の押圧部材
16が接着剤等で直接取り付けられているものである。
このように、キーボード装置15は、図1に示すキーボ
ード装置1とは異なり、弾性を有するステム7が省略さ
れ、前記押圧部材16により付勢部材6が直接押圧され
るものである。この場合、押圧部材16を押圧操作して
いないときには、シート部材10が撓まずに水平状態と
なる位置で、付勢部材6と押圧部材16とが当接するよ
うになっている。
【0050】また図示していないが、図1に示したよう
に複数のキーは共通のシート部材10で覆われ、隣接す
るキーはシート部材10のみで接続されている。
【0051】前記キーボード装置15は、シート部材1
0を指Fで押圧操作すると、支持部材9が弾性変形して
縮むと共に、押圧部材16が下方に移動して付勢部材6
の頂上部を押圧して、押圧部材16と付勢部材6とが共
に弾性変形する。以下、前記と同様にして、付勢部材6
の反転によるクリック感触と、圧電素子部3の駆動によ
るクリック感触との合成されたクリック感触が操作者に
伝達される。
【0052】本発明のキーボード装置は、上記実施の形
態に限らず、例えば、圧電素子部をメンブレンスイッチ
の上側に設けるタイプでもよく、また圧電素子部を縦長
状に配置して横方向に湾曲させるようにしてもよい。ま
た圧電素子部が下方へ湾曲したときに押圧部材を突き上
げるようにしてもよく、あるいは一部を湾曲させるだけ
ではなく波状に変形させるものでもよい。また圧電素子
部は、薄板状のものではなく、片持ちタイプのものであ
ってもよい。
【0053】
【発明の効果】本発明のキーボード装置は、キーボード
装置内への水滴などの液体や塵等の浸入が食い止めら
れ、回路のショートや操作感の悪化を防止することがで
き、業務用に限らず屋外や工場などの劣悪な環境で使用
したとしても故障する確率を低く抑えることができる。
しかも、キーボード装置を薄型化に形成したとしても、
操作者に確実なクリック感触を伝達させることができ、
操作感を損うことがなく、キー入力の誤操作が防止され
る。
【0054】また、伸縮性を有するシート部材を使用す
ることにより、押圧部材を指等で押圧操作した場合でも
十分に伸張して押圧部材を操作することができるととも
に、押圧部材から指等を離した場合でも撓みのないしっ
かりと張られた元の状態に復帰することができるため、
操作感触を損うことがない。
【0055】また、操作者が誤ってシート部材をペン等
で刺してしまった場合でも孔が開くことを防止できると
ともに、押圧部材の押圧操作によって、隣接する押圧部
材のシート部材が変形するといった悪影響を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキーボード装置の押圧操作前と押圧操
作後の状態を示す断面図、
【図2】圧電素子の制御回路を示す概略図、
【図3】本発明のキーボード装置の他の実施形態を示す
断面図、
【図4】従来のキーボード装置を示す断面図、
【符号の説明】
1,15 キーボード装置 2 ベースプレート 3 圧電素子部 4 スペーサ 5 メンブレンスイッチ 6 付勢部材 7 ステム 8,16 押圧部材 9 支持部材 10 シート部材 10a 段差部 11 圧電素子制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安田 勇一 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内 (72)発明者 遠藤 芳久 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内 (72)発明者 片岡 安弘 東京都品川区北品川6−7−35 ソニー株 式会社内 (72)発明者 蓑宮 武夫 東京都品川区北品川6−7−35 ソニー株 式会社内 Fターム(参考) 5G006 AA01 BA01 BB03 CB05 DB03 FB04 FB14 LG02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の押圧部材と、前記押圧部材を上
    下動可能に支持する支持部材と、前記押圧部材を常に上
    方へ付勢する付勢部材と、前記押圧部材が押圧されたと
    きに接点が切り換えられるメンブレンスイッチと、前記
    メンブレンスイッチの操作により接点が切り換えられた
    ときに前記押圧部材が押し込まれる方向とは逆方向へ反
    発させる圧電素子部と、前記複数個の押圧部材の表面に
    密着して複数の押圧部材を覆う伸縮性を有する共通のシ
    ート部材とが設けられていることを特徴とするキーボー
    ド装置。
  2. 【請求項2】 前記シート部材は、シリコーン系のゴム
    である請求項1記載のキーボード装置。
  3. 【請求項3】 複数の押圧部材の間が、前記シート部材
    のみで接続されている請求項1または2記載のキーボー
    ド装置。
  4. 【請求項4】 前記シート部材の表面は、各押圧部材の
    境界で段差を有している請求項1ないし3のいずれかに
    記載のキーボード装置。
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