JP4295897B2 - 車両用ヒータコントロール装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両空気調和装置に備え付けられた車両用ヒータコントロール装置に関するものである。特に、送風モード切換装置の送風モード位置をデフロスタ位置に切り換えたとき、内気循環を外気導入に自動的に切り換えるデフロスタ制御機能を有する車両用ヒータコントロール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両用ヒータコントロール装置には、車内に導入される空気の送風モードを切り換える送風モード切換装置に、この装置の送風モード位置を検出する位置検出スイッチを設け、制御回路がこの位置検出スイッチからの信号を受けて送風モード位置がデフロスタ位置であるか否かを判断し、デフロスタ位置の場合、アクチュエータを駆動して内気循環を外気導入に切り換えることで、窓ガラスに付着した曇りなどを早急に取るようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この車両用ヒータコントロール装置には、前述したように検出スイッチと、マイコンや内気外気切換アクチュエータ駆動回路等が内蔵された制御回路とを設ける必要があり、コストアップになるという問題があった。
【0004】
本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなされたもので、送風モード切換装置の送風モード位置により内気循環を外気導入に自動的に切り換える制御をメカ機構により行なう車両用ヒータコントロール装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための手段として、本発明は、
車両の内気循環を行なうために操作されてオンする内気循環スイッチと、外気導入を行なうために操作されてオンする外気導入スイッチと、前記内気循環スイッチと前記外気導入スイッチを共にオフするロック解除部材とを有し、前記内気循環スイッチがオンすると内気循環モードとし、前記外気導入スイッチがオンすると外気導入モードとし、前記ロック解除部材により前記内気循環スイッチと前記外気導入スイッチが共にオフすると外気導入モードとする内外気選択部と、
前記内気または外気を車内に送風するモードを切り換えるためのバイレベル位置、ヒートデフ位置、ヒート位置およびデフロスタ位置の少なくとも4つの送風モード位置に切り換える送風モード切換用ロータリースイッチを有する送風モード切換装置とからなる車両用ヒータコントロール装置において、
前記送風モード切換装置に、前記送風モード切換用ロータリースイッチのモード切換え動作と連動して回動するカム部材を設け、
前記内外気選択部に、前記カム部材と係合して前記ロック解除部材を押圧可能な押圧部材を設け、
前記カム部材に、前記送風モード切換装置による前記送風モード切換用ロータリースイッチのヒートデフ位置からデフロスタ位置への切り換えが完了したときに、前記押圧部材を介して前記ロック解除部材を押圧して前記内気循環スイッチと前記外気導入スイッチを共にオフした状態を維持するカム部を設けたものである。
【0006】
前記発明では、送風モード切換装置において、デフロスタ位置への切り換えが完了したときに、ロック解除部材を作動したまま維持するカム部を設けたので、送風モード切換装置をデフロスタ位置に切り換えるだけで、メカ機構により、ロック解除部材を作動して車両用ヒータコントロール装置に外気を導くようにさせることができる。これにより、内外気選択部の外気導入スイッチを操作して外気導入を行なうことを省くことができる。
【0007】
前記課題を解決するための他の手段として、本発明は、
車両の内気循環を行なうために操作されてオンする内気循環スイッチと、外気導入を行なうために操作されてオンする外気導入スイッチと、前記内気循環スイッチと前記外気導入スイッチを共にオフするロック解除部材とを有し、前記内気循環スイッチがオンすると内気循環モードとし、前記外気導入スイッチがオンすると外気導入モードとし、前記ロック解除部材により前記内気循環スイッチと前記外気導入スイッチが共にオフすると外気導入モードとする内外気選択部と、
前記内気または外気を車内に送風するモードを切り換えるためのバイレベル位置、ヒートデフ位置、ヒート位置およびデフロスタ位置の少なくとも4つの送風モード位置に切り換える送風モード切換用ロータリースイッチを有する送風モード切換装置とからなる車両用ヒータコントロール装置において、
前記送風モード切換装置に、前記送風モード切換用ロータリースイッチのモード切換え動作と連動して回動するカム部材を設け、
前記内外気選択部に、前記カム部材と係合して前記ロック解除部材を押圧可能な押圧部材を設け、
前記カム部材に、前記送風モード切換装置による前記送風モード切換用ロータリースイッチのヒート位置からヒートデフ位置又はヒートデフ位置からヒート位置に切り換えられる途中に前記ロック解除部材を押圧して前記内気循環スイッチと前記外気導入スイッチを共にオフするカム部を設けたものである。
【0008】
前記発明では、送風モード切換装置が、ヒート位置またはヒートデフ位置に切り換えられる途中にロック解除部材を作動するカム部を設けたので、メカ機構により、車両用ヒータコントロール装置に外気を導くようにさせることができる。これにより、内外気選択部の外気導入スイッチを操作することを省くことができるとともに、カム部は切り換えが完了したときにはロック解除部材が作動していないので、外気導入から内気循環への変更も可能となる。
【0009】
前記カム部材に、前記押圧部材に設けた係合部が通過する往路と復路を設け、
前記往路には、前記送風モード切換装置により前記送風モード切換用ロータリースイッチをバイレベル位置からヒート位置に切り換えるときに、前記ロック解除部材を押圧して前記内気循環スイッチと前記外気導入スイッチを共にオフするカム部を設け、
前記復路には、前記送風モード切換装置により前記送風モード切換用ロータリースイッチをヒート位置からバイレベル位置に切り換えるときに、前記ロック解除部材を押圧するカム部を設けないことが好ましい。これにより、バイレベル位置からヒート位置に切り換えるときには、外気を導くようにさせ、ヒート位置からバイレベル位置に切り換えるときには、外気を導かないようにさせることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
【0011】
図1、2は、本発明にかかる車両に搭載される車両空気調和装置の車両用ヒータコントロール装置1を示す。この車両用ヒータコントロール装置1は、ベース部材2内部に、内外気選択部3と、その両側に温度調節用ワイヤコントロール装置4と、送風モード切換用ワイヤコントロール装置5とが取り付けられている。
【0012】
前記ベース部材2の前端に設けられた前面パネル2aは、その中央部に、エアコンのオン、オフ操作をするためのエアコンスイッチ6、風量調節をするための風量調節ロータリースイッチ7、リアウィンドウの電熱線のオン、オフ操作をするためのリアデフォガスイッチ8、内気循環をするために押圧される内気循環プッシュボタン9、外気導入をするために押圧される外気導入プッシュボタン10、その両側に、温度調節用ロータリースイッチ11および送風モード切換用ロータリースイッチ12が設けられている。また、前記送風モード切換用ロータリースイッチ12は、車内前方に空気を導くためのベント位置12a、車内前方と車内前方足元に空気を導くためのバイレベル位置12b、車内前方足元に空気を導くためのヒート位置12c、車内前方足元と車内フロントガラス近傍に空気を導くためのヒートデフ位置12dおよび車内フロントガラス近傍に空気を導くためのデフロスタ位置12eの送風モード位置を有する。
【0013】
前記内外気選択部3は、2連連動スイッチ13と押圧部材14からなる。前記2連連動スイッチ13は、図3に示すように、内気循環スイッチ本体15と、外気導入スイッチ本体16と、図中矢印Aで示す方向にバネ17aにより付勢されている切換軸部18a、bと、図中矢印B方向にバネ17bにより付勢されているロック解除部材19からなるものである。さらに、前記内気循環プッシュボタン9と前記外気導入プッシュボタン10とが、前記切換軸部18a、bにそれぞれ前記前面パネル2a側から取り付けられ、前記内気循環プッシュボタン9、前記外気導入プッシュボタン10が押圧されると、それぞれ前記切換軸部18a、bを介して前記内気循環スイッチ本体15もしくは外気導入スイッチ本体16をオンする。
【0014】
この2連連動スイッチ13の機構は周知のものであり、前記切換軸部18aがバネ17aの付勢力に抗して軸方向に押圧されて内気循環スイッチ本体15がオンすると、前記切換軸部18bがバネ17aの付勢力により復帰して外気導入スイッチ本体16がオフして、この状態に保持され、逆に、前記切換軸部18bがバネ17aの付勢力に抗して軸方向に押圧されて外気導入スイッチ本体16がオンすると、前記切換軸部18aがバネ17aの付勢力により復帰して内気循環スイッチ本体15がオフして、この状態を保持する。これにより前記内気循環スイッチ本体15、外気導入スイッチ本体16に対応した電気信号を、車両に搭載された図示しない制御回路に出力するものである。また、前記ロック解除部材19をバネ17bの付勢力に抗して押圧すると、前記切換軸部18a、bの両方とも復帰させて前記内気循環スイッチ本体15と外気導入スイッチ本体16とを共にオフ状態にし、これに対応した電気信号を前記制御回路に出力するものである。このとき、前記切換軸部18a、bの両方ともオンすることはできない。
【0015】
なお、前記制御回路は、前記内気循環スイッチ本体15がオンされ、これに対応した電気信号が入力されると、車両の車両空気調和装置を内気循環モードにし、前記外気導入スイッチ本体16がオンされ、これに対応した電気信号が入力されると、車両の車両空気調和装置を外気導入モードにし、両方のスイッチ本体がオフされ、これに対応した電気信号が入力されると、車両の車両空気調和装置を外気導入モードするものである。
【0016】
前記押圧部材14は、図3に示すように、スイッチ押圧部20、係合部21および基部22からなる。前記スイッチ押圧部20と前記係合部21は、共に円柱形状であり、前記基部22の両端から互いに反対方向に延び、前記基部22と一体に形成されている。前記スイッチ押圧部20は、収容部23に、その中心軸を中心にして円周方向に回動可能なように保持されるとともに、矢印Cで示す方向にバネ17cにより付勢され、その中心軸方向に移動可能に保持されている。
【0017】
前記温度調節用ワイヤコントロール装置4および送風モード切換用ワイヤコントロール装置5は、従来の車両用ヒータコントロール装置と同様に周知の構成であり、先端に前記温度調節用ロータリースイッチ11および送風モード切換用ロータリースイッチ12が取り付けられ、前記ベース部材2に対して回動可能に取り付けられた回転軸24a、bと、前記回転軸24a、bに設けられたかさ歯車25a、bと、このかさ歯車25a、bを介して円周方向に回動させられる円板部材26a、bとを有して、前記温度調節用ロータリースイッチ11および送風モード切換用ロータリースイッチ12を切り換えると、前記円板部材26a、bが回動し、ワイヤ27を介して車両に搭載された図示しない温度調節手段と送風モード切換手段とが連動してそれぞれにおいて温度調節と送風モード切換が行なわれる。さらに前記送風モード切換用ワイヤコントロール装置5の円板部材26bには、一体にカム部材29が設けられている。前述したように、前記送風モード切換用ロータリースイッチ12が前記送風モード位置(12a〜e)のいずれかに切り換えられると、前記カム部材29は、図3に示すように、それぞれの送風モード位置(12a〜e)に対応したベント位置29a、バイレベル位置29b、ヒート位置29c、ヒートデフ位置29d、デフロスタ位置29eの送風モード位置に連動して回動するものである。
【0018】
前記カム部材29は、図4(a)に示すように、前記円板部材26bと同心の円弧を有する扇形であり、この円弧状の側壁面には、半径方向に陥没した凹部断面を有する通路30が設けられ、図4(b)に示すように、第1通路31と第2通路32とが形成されている。また、前記第1通路31と第2通路32の凹部底面には、半径方向に変位するカム33が形成されている。
【0019】
前記第1通路31のカム33は、図5(a)に示すように、前記カム部材29の中心点から半径r1の円弧部分に第1カム部33aと、これに連続するとともに徐々に半径r2(r2>r1)に達する第2カム部33bと、第1段部34aとが形成され、この第1段部34aを介して前記第2通路32に連続している。また、図5(b)に示すように、前記第2通路32のカム33は、前記カム部材29の中心点から半径r2の円弧部分と半径r3(r1<r3<r2)の円弧部分に連続する部分とからなる第3カム部33cと、これに連続して半径r3から半径r2に隆起して再び半径r3に下降して連続する第4カム部33dと、これに連続する半径r3の円弧部分に第5カム部33eと、第2段部34bとが形成され、この第2段部34bを介して前記第1通路31に接続されている。
【0020】
また、前記第1通路31と前記第2通路32からなる前記カム部材29の往路は、第1カム部33a、第2カム部33b、第1段部34a、第5カム部33e、第4カム部33dおよび第3カム部33cという順番のカム33で形成され、前記カム部材29の復路は、第3カム部33c、第4カム部33d、第5カム部33e、第2段部34bおよび第1カム部33aという順番のカム33で形成されている。
【0021】
次に、前記構成からなる車両用ヒータコントロール装置1の送風モード切換用ワイヤコントロール装置5の動作について説明する。
【0022】
図3に示すように、送風モード切換用ロータリースイッチ12がベント位置12aにあるとき、係合部21はベント位置29aに位置しており、ここでは、ユーザが、内気循環プッシュボタン9または外気導入プッシュボタン10をオンして内気循環と外気導入のいずれにも切り換えることができる。次に、ベント位置12aからバイレベル位置12bに切り換えると、円板部材26bとともにカム部材29は、矢印D方向に回動する。このとき、係合部21は、第1カム部33aを通過し、バイレベル位置29bに位置する。この位置においても、ベント位置と同様、内気循環プッシュボタン9または外気導入プッシュボタン10をオンして内気循環と外気導入のいずれにも切り換えることができる。
【0023】
続いて、送風モード切換用ロータリースイッチ12をバイレベル位置12bからヒート位置12cにまで切り換えると、係合部21は、第1通路31の位置31aにおいて、係合部21が第2段部34bにより第2通路32に侵入することを防止され、第2カム部33bを通過する際に軸方向に押圧される。これにより、ロック解除部材19が押圧され、切換軸部18a、bの両方とも復帰させて、内気循環スイッチ本体15と外気導入スイッチ本体16とを共にオフ状態にする。そして、これに伴う電気信号が、制御回路に出力され車内に外気が導入される(外気優先)。そして、第2カム部33bを通過した係合部21は、第1段部34aを通過してヒート位置29cで停止する。
【0024】
このように、バイレベル位置からヒート位置に切り換えると、バイレベル位置で内気循環にしていても優先的に外気導入に切り換えられる。これにより、ヒートモードでの窓の曇りを防止することができる。しかし、ロック解除部材19が押圧されていないので、ユーザは、必要に応じて内気循環プッシュボタン9をオンして、前述した外気導入を内気循環に切り換えることができる。また、外気導入プッシュボタン10をオンして再び外気導入へと切り換えることもできる。
【0025】
次にユーザが、送風モード切換用ロータリースイッチ12をヒート位置12cからヒートデフ位置12dに切り換えると、第4カム部33dが係合部21を押圧することによりロック解除部材19が押圧されて、ユーザがヒート位置12cにおいてオンした内気循環プッシュボタン9または外気導入プッシュボタン10を復帰させて両方ともオフ状態にする。これにより、ヒート位置と同様に外気導入される(外気優先)。そして、第4カム部33dを通過した係合部21はヒートデフ位置29dで停止する。ここで、ユーザは、前述したカムヒート位置29cの場合と同様に、内気循環プッシュボタン9と外気導入プッシュボタン10のオンオフを切り換えることができる。
【0026】
ユーザが、送風モード切換用ロータリースイッチ12をヒートデフ位置12dからデフロスタ位置12eに切り換えると、第3カム部33cが係合部21を押圧することによりロック解除部材19が押圧されたままとなり、ユーザがヒートデフ位置においてオンした内気循環プッシュボタン9または外気導入プッシュボタン10を復帰させて両方ともオフ状態にする。これにより、外気が導入される(外気固定)。そして、カムデフロスタ位置29eで停止する。ここでは、前述したヒートデフ位置29dの場合とは異なり、第3カム部33cが係合部21を押圧しロック解除部材19を押圧したまま維持するので、内気循環プッシュボタン9と外気導入プッシュボタン10のオンオフを切り換えることができない。
【0027】
次に、送風モード切換用ロータリースイッチ12をデフロスタ位置12eからヒートデフ位置12dに切り換えると、円板部材26bとともにカム部材29が、矢印Dの逆方向に回動して係合部21は、ヒートデフ位置29dで停止する。これにより、ユーザは内気循環プッシュボタン9と外気導入プッシュボタン10のオンオフを切り換えることができるようになる。さらに、ヒートデフ位置12dからヒート位置12cに切り換えるときの動作は、前述したヒート位置12cからヒートデフ位置12dへの切り換えと同様である。ただし、ヒート位置12cからバイレベル位置12bまたはベント位置12aへの切り換えにおいて、係合部21は、復路の第4カム部33dを通過した後、第2通路32の位置32aにおいて、係合部21が第1段部34aにより第1通路31に侵入することを防止され、第5カム部33eを通過するので、係合部21は軸方向に押圧されない。そして、第2段部34bを通過した係合部21は、バイレベル位置29bまたはベント位置29aで停止する。これにより、ヒート位置においてユーザがオンした内気循環プッシュボタン9または外気導入プッシュボタン10が、オンされたままで維持して切り換えることができる。
【0028】
なお、内気循環スイッチ本体15と外気導入スイッチ本体16は、必ずしも2個である必要はなく、1個のスイッチ本体であっても良い。この場合、例えば押し込み位置で内気循環を行ない、戻り位置で外気導入を行なうようにして、ロック解除部材19が作動したときに、戻り位置に移動するようにすれば良い。
【0029】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、カム部材に、送風モード切換装置において、デフロスタ位置への切り換えが完了したときに、ロック解除部材を作動したまま維持するカム部を設けたので、メカ機構により、車両用ヒータコントロール装置に外気を導くようにさせることができ、車両の窓の曇りを速やかに除くことができる。また、ユーザが内外気選択部の外気導入プッシュボタンをオンする手間を省くことができる。
【0030】
また、本発明によれば、カム部材に、送風モード切換装置が、ヒート位置またはヒートデフ位置に切り換えられる途中にロック解除部材を作動し、切り換えが完了したときには作動しないカム部を設けたので、メカ機構により、車両用ヒータコントロール装置に外気を導くようにさせることができ、さらにユーザが内外気選択部の外気導入プッシュボタンを操作する手間を省くことができるとともに、外気導入から内気循環への変更も可能となる。
【0031】
特に、カム部材に、ロック解除部材を作動してバイレベル位置からヒート位置に切り換える往路と、ロック解除部材を作動しないでヒート位置からバイレベル位置に切り換える復路とを設けたことにより、復路における切り換えにおいては、外気導入とならずユーザがヒート位置において選択していた外気、内気いずれかの車内に送風するモードを維持したまま切り換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態にかかる車両用ヒータコントロール装置の部分破断平面図。
【図2】 図1の車両用ヒータコントロール装置の正面図。
【図3】 図1の車両用ヒータコントロール装置の部分拡大図。
【図4】 (a)図1の車両用ヒータコントロール装置のカム部材の拡大斜視図。(b)図3(a)のカム部材のカム部分の展開図。
【図5】 (a)図3(b)のカム部材のI−I線断面図。(b)図3(b)のカム部材のII−II線断面図。
【符号の説明】
1 車両用ヒータコントロール装置
3 内外気選択部
5 送風モード切換用ワイヤコントロール装置(送風モード切換装置)
15 内気循環スイッチ本体(内気循環スイッチ)
16 外気導入スイッチ本体(外気導入スイッチ)
19 ロック解除部材
29 カム部材
29a ベント位置
29b バイレベル位置
29c ヒート位置
29d ヒートデフ位置
29e デフロスタ位置
33 カム
Claims (3)
- 車両の内気循環を行なうために操作されてオンする内気循環スイッチと、外気導入を行なうために操作されてオンする外気導入スイッチと、前記内気循環スイッチと前記外気導入スイッチを共にオフするロック解除部材とを有し、前記内気循環スイッチがオンすると内気循環モードとし、前記外気導入スイッチがオンすると外気導入モードとし、前記ロック解除部材により前記内気循環スイッチと前記外気導入スイッチが共にオフすると外気導入モードとする内外気選択部と、
前記内気または外気を車内に送風するモードを切り換えるためのバイレベル位置、ヒートデフ位置、ヒート位置およびデフロスタ位置の少なくとも4つの送風モード位置に切り換える送風モード切換用ロータリースイッチを有する送風モード切換装置とからなる車両用ヒータコントロール装置において、
前記送風モード切換装置に、前記送風モード切換用ロータリースイッチのモード切換え動作と連動して回動するカム部材を設け、
前記内外気選択部に、前記カム部材と係合して前記ロック解除部材を押圧可能な押圧部材を設け、
前記カム部材に、前記送風モード切換装置による前記送風モード切換用ロータリースイッチのヒートデフ位置からデフロスタ位置への切り換えが完了したときに、前記押圧部材を介して前記ロック解除部材を押圧して前記内気循環スイッチと前記外気導入スイッチを共にオフした状態を維持するカム部を設けたことを特徴とする車両用ヒータコントロール装置。 - 車両の内気循環を行なうために操作されてオンする内気循環スイッチと、外気導入を行なうために操作されてオンする外気導入スイッチと、前記内気循環スイッチと前記外気導入スイッチを共にオフするロック解除部材とを有し、前記内気循環スイッチがオンすると内気循環モードとし、前記外気導入スイッチがオンすると外気導入モードとし、前記ロック解除部材により前記内気循環スイッチと前記外気導入スイッチが共にオフすると外気導入モードとする内外気選択部と、
前記内気または外気を車内に送風するモードを切り換えるためのバイレベル位置、ヒートデフ位置、ヒート位置およびデフロスタ位置の少なくとも4つの送風モード位置に切り換える送風モード切換用ロータリースイッチを有する送風モード切換装置とからなる車両用ヒータコントロール装置において、
前記送風モード切換装置に、前記送風モード切換用ロータリースイッチのモード切換え動作と連動して回動するカム部材を設け、
前記内外気選択部に、前記カム部材と係合して前記ロック解除部材を押圧可能な押圧部材を設け、
前記カム部材に、前記送風モード切換装置による前記送風モード切換用ロータリースイッチのヒート位置からヒートデフ位置又はヒートデフ位置からヒート位置に切り換えられる途中に前記ロック解除部材を押圧して前記内気循環スイッチと前記外気導入スイッチを共にオフするカム部を設けたことを特徴とする車両用ヒータコントロール装置。 - 前記カム部材に、前記押圧部材に設けた係合部が通過する往路と復路を設け、
前記往路には、前記送風モード切換装置により前記送風モード切換用ロータリースイッチをバイレベル位置からヒート位置に切り換えるときに、前記ロック解除部材を押圧して前記内気循環スイッチと前記外気導入スイッチを共にオフするカム部を設け、
前記復路には、前記送風モード切換装置により前記送風モード切換用ロータリースイッチをヒート位置からバイレベル位置に切り換えるときに、前記ロック解除部材を押圧するカム部を設けないこと特徴とする請求項2に記載の車両用ヒータコントロール装置。
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