JP4294472B2 - 布帛物品から偶発的な汚れを除去するための組成物及び方法 - Google Patents

布帛物品から偶発的な汚れを除去するための組成物及び方法 Download PDF

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Description

本発明の組成物は、布帛物品、特に衣服、リネン類、及び掛け布から偶発的な汚れを除去するための組成物及び方法に関するが、その後の洗浄プロセス又はその他の全布地ケアプロセスの有無にかかわらず、前記組成物は偶発的汚れの改善された洗浄を提供する。前記組成物及び方法は、家庭であっても、広範囲にわたる布帛物品での使用に安全である。
布帛物品に偶発的な汚れが発生することは、避けがたい事実である。これらの汚れが布帛物品から除去できなければ、その「汚れた」外観のため、物品を意図する目的に再び使用することはできない。その結果、そうでなければ着用可能な衣類の用途が失われることになり、これは金銭的損失と同様に一部の着用者が衣類物品に抱く感情的愛着の損失のために、消費者にとっては望ましくない。
家庭では、従来の洗濯洗浄は、比較的多量の水を用いて、典型的には消費者の家の洗濯機で、又はコインランドリーのような専用の場所で行われる。洗濯機及び洗濯用洗剤は非常に高性能になったが、従来の洗濯方法はまだ一部の汚れを布帛物品から除去できない。多種多様な「前処理」組成物及び装置が、汚れ除去を支援するために消費者に提供されている。これらの組成物は多くの場合、酵素、漂白剤、及び界面活性剤を含んでなり、汚れ除去を完了するためにはその後の水性洗浄を必要とする。その後の洗浄で布帛物品を高濃度の水に曝露することは、汚れの洗浄に有効であるが、染料移行及び縮みのリスクを生じる。さらに、消費者によって使用される布帛物品の大部分は、従来の洗濯方法での洗浄に適さない。「洗濯機で安全」と考えられる布帛物品でさえも、しばしば洗濯プロセスの結果酷い皺を生じてアイロンがけを必要とし、さらに色あせを生じる場合がある。
さらに最近では、家庭用ドライクリーニングキットが消費者に利用可能になっている。これらのキットには、偶発的な汚れの処理手段を提供するものがある。しかし、これらの組成物は水を含んでなり、布帛の損傷(色のにじみ、変色、残留物生成、局所的縮み、輪等)が発生しないことを確認するため、それ自体を使用前に布帛物品の目立たない領域で試験しなければならない。
さらに、消費者は、物品を着用したまま、又は物品を再着用する直前に、その後の処理を行わずに偶発的な汚れを除去したいと思うかもしれない。既存の家庭用前処理システムは、長時間の乾燥後でも、衣服物品上に望ましくない残留物を残す可能性があり、汚れをより広い領域に目に見えるほど広げ、元の汚れの周囲に輪を作る可能性がある。これらの目に見える残留物は、布帛物品をその後の処理、即ち洗浄なしには使用することのできない状態にする場合がある。
従って、家庭での使用が安全であり、水に敏感なものを含む広範囲の種類の布帛への使用が安全であり、その後の従来の洗浄を必要としない、布帛物品から汚れをスポット除去するための組成物及び方法に対する、満足されていない必要性が存在する。
対照的に、商業的なドライクリーニングプロセスは、洗浄を非水性溶媒に頼っている。水を避けることにより、このプロセスは、縮みや皺が生じる可能性を最小限にするが、しかし、汚れの洗浄、特に水性及びアルコール性の汚れの洗浄は、このプロセスでは非常に制限される。典型的には、ドライクリーニング店は、このような汚れをドライクリーニングプロセスの前に手で除去する。この方法は複雑であり、生じる様々な汚れに対処する広範囲の組成物を必要とし、非常に手間のかかる仕事であり、作業者の慎重な取り扱いにもかかわらず、処理される物品に局部的な損傷を与える結果となることが多い。プロセスをさらに複雑にするのは、ドライクリーニング機内の非水性流体がスポット処理薬品で汚染されるのを避けるため、溶媒を用いてスポット処理流体を布帛物品からすすぐ又は「除去」する必要があることである。
したがって、ドライクリーニング産業では、使用が簡単で、ドライクリーニング可能な布帛物品への使用が安全であり、広い範囲の汚れに有効であり、ドライクリーニング操作の前に追加の処理工程を必要としない洗浄組成物及び方法に対する、満足されていない必要性も存在する。
本発明は、布帛物品の偶発的な汚れの洗浄を改善し、同時に布地ケア特性を維持する使用が安全な組成物を提供する。その後の任意選択的な洗浄又はリフレッシュ工程の前に追加の処理工程を必要としない、これらの組成物の利用方法も提供する。
一般に、本発明の組成物は所望の極性溶媒の量に応じて2つの部類に分かれる。極性溶媒は、こうした極性溶媒のない組成物と比較した時に親水性の汚れを改善するため、本発明の組成物に望ましい。
本発明の一つの態様においては、比較的低濃度の極性溶媒が望ましいとき、a)親油性流体と、b)アミノ官能シリコーンと、c)極性溶媒とを含んでなる組成物が提供される。
本発明の別の態様においては、比較的高濃度の極性溶媒が存在するとき、a)親油性流体と、b)親油性流体中に水を懸濁し及び親油性流体の汚れ除去効果を向上させることが可能な界面活性剤と、c)極性溶媒と、d)少なくとも1つの追加の非溶媒洗浄補助剤とを含んでなる組成物が提供される。
本発明の別の態様においては、処理を必要とする布帛物品から偶発的な汚れを除去するための方法であって、a)布帛の汚れた領域を、i)親油性流体と、ii)アミノ官能シリコーンと、iii)極性溶媒とを含んでなる組成物と接触させ、b)任意選択的に、組成物の一部を布帛物品から除去し、c)任意選択的に、処理した布帛物品をその後の洗浄又はリフレッシュプロセスに付すことを含んでなり、布帛物品が処理される方法が提供される。
本発明のさらに別の態様においては、処理を必要とする布帛物品から偶発的な汚れを除去するための方法であって、a)布帛の汚れた領域を、i)親油性流体と、ii)親油性流体中に水を懸濁し及び親油性流体の汚れ除去効果を向上させることが可能な界面活性剤成分と、iii)極性溶媒と、iv)少なくとも1つの追加の非溶媒洗浄補助剤とを含んでなる組成物と接触させ、b)任意選択的に、組成物の一部を布帛物品から除去し、c)任意選択的に、処理した布帛物品をその後の洗浄又はリフレッシュプロセスに付すことを含んでなる、布帛物品が処理される方法が提供される。
本発明のさらに別の態様においては、処理を必要とする布帛物品の全表面領域を処理する全ドライクリーニングプロセスであって、
(i)本発明に記載の汚れ除去プロセスを、布帛物品の局所的な汚れ領域で実施し、
(ii)工程(i)からの布帛物品全体を、水性洗浄組成物を含有するキャリアと共に汚染物バッグに入れ、
(iii)前記バッグを攪拌するために装置、好ましくは高温空気衣類乾燥機に入れ、前記バッグを攪拌し、
(iv)布帛物品を前記バッグから取り出すことの全てを含んでなる、布帛物品が処理されるプロセスが提供される。
本発明のさらになお別の態様においては、処理を必要とする布帛物品の全表面領域を処理する全ドライクリーニングプロセスであって、
(i)本発明に記載の汚れ除去方法を、布帛物品の局所的な汚れ領域で実施し、
(ii)工程(i)の布帛物品全体を、水性洗浄組成物を含有するキャリアと共に攪拌するために装置、好ましくは高温空気衣類乾燥機に入れ、前記布帛物品を攪拌し、
(iii)布帛物品を前記装置から取り出すことの全てを含んでなる、布帛物品が処理されるプロセスが提供される。
本発明のさらに別の態様では、処理を必要とする布帛物品を処理する全洗濯プロセスであって、
(i)本発明に記載の汚れ除去方法を、布帛物品の局所的な汚れた領域で実施し、
(ii)工程(i)からの処理した布帛物品全体を従来の水性洗濯プロセスで洗濯することの全てを含んでなる、布帛物品が処理されるプロセスが提供される。
本発明のさらになお別の態様においては、布帛から染みを除去するための全汚れ除去プロセスであって、
(i)本発明に記載の汚れ除去方法を、布帛物品の局所的な汚れ領域で実施し、
(ii)空気乾燥によって、及び/又は布帛物品を攪拌するために装置、好ましくは高温空気衣類乾燥機に入れ、前記布帛物品を攪拌して布帛を乾燥することによって、布帛物品を乾燥することの全てを含んでなる、布帛物品が処理されるプロセスが提供される。
本発明の別の態様においては、キットであって、
a)汚れ除去組成物と、
b)物品、好ましくは布帛物品から汚れを除去するための汚れ除去組成物の使用に関する説明書と、
c)任意選択的に、ユーザーが前記汚れ除去組成物の使用説明を練習可能な汚れを含んでなる練習用物品を含んでなる練習用の汚れと、
d)任意選択的に、吸収性汚れ受け物品と、
e)任意選択的に、液体洗浄/リフレッシュメント組成物であり、好ましくはキャリアシートに放出可能に含有された液体洗浄/リフレッシュメント組成物と、
f)任意選択的に、汚染物バッグと
を含んでなるキットが提供される。
したがって、本発明は、物品、好ましくは布帛物品から偶発的な汚れを除去する方法であって、マイナスの吸い上げ効果を防止する方法、並びに偶発的な汚れの除去の説明を含んでなる製品及びキットを提供する。
これら及び他の態様、特徴及び利点は、以下の詳細な説明及び記載された請求項を読むことにより、当業者には明らかになるであろう。ここでのすべての割合、比率、及び百分率は特に指定のない限り重量による。全ての温度は、特に指定しない限り摂氏(℃)で表す。全ての測定値は、特に指定のない限りSI単位による。関連部分において記載されるすべての文献は、本明細書中に引用して援用する。
(定義)
本明細書で用いられる場合、用語「布帛物品」及び/又は「布帛」は、従来の洗濯プロセス又はドライクリーニングプロセスにて、通例洗浄される任意の物品を意味することを意図する。そのようなものとして、前記用語は、衣服、リネン類、掛け布、及び衣服付属品を包含する。前記用語は、大型買物袋、家具カバー、防水布など、全体的に又は部分的に布で作られた品目をも包含する。
本明細書で使用される用語「親油性流体」とは、以下でより詳細に記載されるように、皮脂を除去することが可能な任意の非水性流体を意味することを意図する。
用語「揮発性シリコーン」は、ジメチルシロキサンのオリゴマーによって例証される周知の部類の物質を説明する。前記オリゴマーは、直鎖、分枝状又は環状の性質であってもよい。本発明の好ましい揮発性シリコーンは、洗浄プロセスの終了時に目に見える残留物を残さない揮発性シリコーンである。一般に、好ましいシロキサンオリゴマーは、通常条件下で沸点が240℃以下のものである。
用語「偶発的な汚れ」及び/又は「汚れ」は、布帛上に見出される望ましくない物質のことをいう。一般にこのような偶発的な汚れは物品の一部でのみ見出され、汚れと布帛物品との偶発的な接触によって発生する。偶発的な汚れの非限定的な例は、飲料品、食品のソース及び薬味、体液(例えば、血液、尿、及び糞便)、屋外汚れ(例えば、草、泥、及び埃)、化粧品(例えば、メークアップ及びリップスティック)である。このような偶発的な汚れは一般に「染み」とも呼ばれる。本明細書で使用する時、偶発的な汚れは、布帛物品の広い部分にわたって広がった皮脂(皮膚分泌物)のような汚れ、油及び/又はグリースを含まない。
本明細書で使用される用語「洗浄組成物」は、洗浄される布帛物品と直接接触する任意の親油性流体含有組成物を意味することを意図する。前記用語は、コンディショニング及びサイジングなどの洗浄以外の用途を包含することが理解されるべきである。
用語「親油性流体中に水を懸濁することが可能」は、ある物質が水を懸濁、溶媒和、又は乳化することができ、組成物の5重量%の濃度で、最初の構成成分の混合後少なくとも5分間静置した時に、水が目に見えて懸濁、溶媒和又は乳化した状態を保つ形で親油性流体と不混和性であることを意味する。本発明の組成物の幾つかの実施例では、組成物は、コロイドの性質であっても、及び/又は乳濁性に見えてもよい。本発明の組成物の他の実施例では、組成物は透明であってもよい。
用語「親油性流体に不溶性」は、親油性流体に添加された時に、物質が、添加後5分以内に親油性流体から物理的に分離(すなわち、沈殿、凝集、浮遊)し、それに対して「親油性流体に可溶性」である物質は、添加後5分以内に親油性流体から物理的に分離しないことを意味する。
本明細書で使用する時、用語「混合」は、2つ以上の物質を、均一な混合物が形成されるような方法で組み合わせることを意味する。好適な混合プロセスは、当該技術分野において既知である。好適な混合プロセスの非限定的な例には、渦混合プロセス及び静的混合プロセスなどが挙げられる。
(本発明の組成物)
本発明は、布帛物品からの偶発的な汚れの洗浄(即ち、汚れの除去及び/又は低減)を改善すると同時に、卓越した布地ケア特性を維持する組成物を提供する。
(親油性流体)
本明細書の親油性流体は、布帛物品処理機器の運転条件下で、換言すれば、本発明にしたがっての布帛物品の処理中に、液体相を有するものである。一般に、このような親油性流体は周囲温度及び圧力で完全に液体であり得、容易に溶融する固体(例えば、約0℃〜約60℃の範囲の温度で液体になるもの)であり得、又は周囲温度及び圧力、例えば25℃及び1気圧で液相と蒸気相の混合物を含んでなり得る。従って、親油性流体は、二酸化炭素のような圧縮性気体ではない。
本明細書の親油性流体は、既知の慣用的なドライクリーニング流体の性質と等しい、又は好ましくはそれを上回る不燃性を有するか又は比較的高い引火点及び/若しくは低VOC(揮発性有機化合物)性を有することが好ましく、これらの用語はドライクリーニング産業で使用されるような慣用的な意味を有する。
さらに、本明細書の好適な親油性流体は、流動し易く、粘性ではない。
一般に、本明細書の親油性流体は、下記の試験の中で定義されるように、皮脂又は身体の汚れを少なくとも部分的に溶解可能な流体であることが必要である。親油性流体の混合物もまた好適であり、下記の親油性流体試験の要件が満たされることを条件として、親油性流体は、任意の分率のドライクリーニング溶媒、特にフッ素化溶媒又は過フッ素化アミンを含む、より新しい種類のものを含み得る。パーフルオロトリブチルアミンなどの幾つかの過フッ化アミン類は、親油性流体として使用するには適さないが、親油性流体含有組成物中に存在し得る多くの可能性ある補助剤の1つとして存在してよい。
他の好適な親油性流体には、ジオール溶媒系、例えば、C6−若しくはC8−などの高級ジオール、又はさらに高級のジオール類、環状及び非環状型の両方を含む有機シリコーン溶媒類等、及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
本発明の組成物の主構成成分として組み込むのに好適な非水性親油性液体の好ましい群には、低揮発性非フッ素化有機物、シリコーン、特にアミノ官能シリコーン以外のもの、及びこれらの混合物が挙げられる。低揮発性非フッ素化有機物には、例えばオレアン(OLEAN)(登録商標)及びその他のポリオールエステル類、又は特定の比較的非揮発性の生分解性中鎖分枝状石油留分が含まれる。
本発明の組成物の主構成成分として組み込むのに好適な非水性親油性流体の別の好ましい群には、グリコールエーテル、例えば、プロピレングリコールメチルエーテル、プロピレングリコールn−プロピルエーテル、プロピレングリコールt−ブチルエーテル、プロピレングリコールn−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールn−プロピルエーテル、ジプロピレングリコールt−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールn−ブチルエーテル、トリプロピレングリコールメチルエーテル、トリプロピレングリコールn−プロピルエーテル、トリプロピレングリコールt−ブチルエーテル、トリプロピレングリコールn−ブチルエーテルなどが挙げられるが、これらに限定されない。組成物の主構成成分として、例えば、50%を超過して用いられる好適なシリコーンには、「D5」と称されることもあるシクロペンタシロキサン、及び/又はほぼ同様の揮発性を有し、任意選択的に他の適合性のあるシリコーンにより補完される直鎖類似体が挙げられる。好適なシリコーン類は、文献で周知であり(例えば、カーク・オスマー(Kirk Othmer)工業化学百科事典(Encyclopedia of Chemical Technology)を参照されたい)、ゼネラル・エレクトリック(General Electric)、東芝シリコーン(株)、バイエル(Bayer)、及びダウ・コーニング(Dow Corning)を含む多数の供給源から入手可能である。他の好適な親油性流体が、プロクター・アンド・ギャンブル社(Procter & Gamble)、又はダウ・ケミカル(Dow Chemical)、及び他の供給元から市販されている。
(親油性流体の適合性及び親油性流体試験(LF試験))
ドライクリーニング流体に対する既知の要求(例えば、引火点)を満たすことができ、下記の試験法に示されるように、少なくとも部分的に皮脂を溶解可能な任意の非水性流体が本明細書の親油性流体として好適である。一般指針としてパーフルオロブチルアミン(フロリナート(Fluorinert)FC−43(登録商標))はそれ自体(添加物と共に、又は添加物なしで)では、本質的に本明細書で使用される親油性流体として好適でない(本質的に非溶媒である)標準物質であるが、一方でシクロペンタシロキサンは好適な皮脂溶解特性を有し、皮脂を溶解させる。
以下は親油性流体として使用する他の物質、例えば、他の低粘度、自由流動性シリコーンの調査及び適格性認定方法である。この方法は、皮脂に関するモデルの汚れとして、市販されているクリスコ(Crisco)(登録商標)キャノーラ油、オレイン酸(純度95%、シグマ・アルドリッチ社(Sigma Aldrich Co.)から入手可能)、及びスクアラン(純度99%、J.T.ベーカー(J.T.Baker)から入手可能)を使用する。試験材料は、実質的に無水であり、いかなる添加された添加物又は評価中の他の材料も無しでなければならない。
3本のバイアル瓶を用意し、各バイアル瓶に一種類の親油性汚れを入れる。第一のバイアル瓶にキャノーラ油1.0gを入れ、第二のバイアル瓶にオレイン酸(95%)1.0gを入れ、最後の第三のバイアル瓶にスクアラン(99.9%)1.0gを入れる。各バイアル瓶に、親油性を試験する流体を1g入れる。室温で個別に混合し、標準的な攪拌混合機において、最大設定で20秒間、試験される親油性汚れ及び流体を含有する各バイアル瓶を加圧する。バイアル瓶を作業台に載置し、室温及び圧力において15分間安定させる。静止した時に、親油性汚れの入ったいずれかのバイアル瓶に透明で単一の相が形成された場合は、その非水性流体は、本発明による「親油性流体」として使用するに好適であると見なされる。しかし、3本のバイアル瓶全部に2つ以上の分離相が形成されている場合には、非水性流体を適切なものとして拒絶又は容認する前に、油相中に溶解される非水性流体の量を、さらに決定する必要がある。
このような場合には、注射器により、各バイアル瓶の各層から200μlのサンプルを注意深く抜き取る。3つのモデル各々の汚れ及び試験される流体の補正サンプルの保持時間決定後、注射器で抜き取った層のサンプルをGCオートサンプラーのバイアル瓶に入れ、慣例的なGC分析にかける。オレイン酸層、キャノーラ油層、又はスクアラン層からなる層のいずれか一つに、試験流体が1%を超過して、好ましくはより多く、GCにより存在することが見つかった場合には、その試験流体も親油性流体として使用する格付けがなされる。必要であれば、方法をさらにヘプタコサフルオロトリブチルアミン、つまりフロリナートFC−43(不合格)及びシクロペンタシロキサン(合格)を使用して補正し得る。好適なGCは、スプリット/スプリットレス注入器及びFIDを装備したヒューレット・パッカード(Hewlett Packard)のガスクロマトグラフHP5890シリーズIIである。親油性流体存在量を決定するのに使用する好適なカラムは、J&Wサイエンティフィック社(J&W Scientific)の、30メートル、内径0.25mm、膜厚0.1um、カタログ番号1221131のキャピラリーカラムDB−1HTである。GCは以下の条件下で操作されるのが好適である:
キャリアガス:水素
カラムヘッド圧:60kPa(9psi)
流速:カラム流量@〜1.5ml/分
スプリットベント@〜250〜500ml/分
セプタムパージ@1ml/分
注入:HP7673オートサンプラー、10ul注入器、1μl注入
注入器の温度:350℃
検出器温度:380℃
オーブン温度プログラム:開始60℃、1分保持
速度25℃/分
最終380℃、30分保持
本発明で使用するのに好適な好ましい親油性流体は、優れた衣類を保護する特徴を有することに基づいて、使用のためにさらに格付けし得る。衣類処理特性試験は当該技術分野において周知であり、継ぎ目等や様々なボタンに使用される布帛、糸、及びゴムひもを含む幅広い範囲の衣類又は布帛物品構成要素を使用して特定化される試験を含む。本明細書に用いるのに好ましい親油性流体は、優れた衣類処理特性を有する、例えば、良好な収縮及び/又は布帛ひだ寄せ特性を有し、プラスチックボタンに目立った損傷を与えない。例えばエチルラクテートのような、皮脂の除去において親油性流体として使用するのが適切である特定の物質は、ボタンを溶解する傾向があるために極めて好ましくなく、そのような物質が本発明の組成物中に使用される場合、混合物全体が実質的にボタンに損傷を与えないように、水及び/又は他の物質と配合される。他の親油性流体、D5は、例えば衣服ケアの要件を極めてよく満たす。幾つかの好適な親油性流体は、付与された米国特許第5,865,852号、第5,942,007号、第6,042,617号、第6,042,618号、第6,056,789号、第6,059,845号、及び第6,063,135号の中に見出されるが、これらを本明細書に引用して援用する。
親油性流体には、直鎖及び環状ポリシロキサン、炭化水素、並びに塩素化炭化水素などを挙げることが可能であるが、本明細書で使用される親油性流体の定義によって明確に包含されないPERCは例外とする。(特定的には、DF2000及びPERCを除外する。)より好ましいのは線状及び環状ポリシロキサン、並びにグリコールエーテル、アセテートエステル、ラクテートエステル類の炭化水素である。好ましい親油性流体には、760mmHgにおいて約250℃以下の沸点を有する環状シロキサンが挙げられる。本発明で使用する特に好ましい環状シロキサンは、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、及びドデカメチルシクロヘキサシロキサンである。好ましくは、環状シロキサンはデカメチルシクロペンタシロキサン(D5、ペンタマー)を含んでなり、実質的にオクタメチルシクロテトラシロキサン(テトラマー)及びドデカメチルシクロヘキサシロキサン(ヘキサマー)は含まない。
しかし、有用な環状シロキサンの混合物は、好ましい環状シロキサンに加えて微量の他の環状シロキサンを含有する可能性があることを理解する必要があり、こうした他の環状シロキサンには、オクタメチルシクロテトラシロキサン及びヘキサメチルシクロトリシロキサン、又はテトラデカメチルシクロヘプタシロキサンのようなより高級な環状物が挙げられる。一般的に、環状シロキサン混合物に有用なこれらの他の環状シロキサンの量は、混合物全体の約10重量%未満である。環状シロキサン混合物の工業規格では、このような混合物は混合物の1重量%未満のオクタメチルシクロテトラシロキサンを含んでなるものである。
したがって、本発明の親油性流体は、好ましくは約50重量%超過、より好ましくは約75重量%超過、さらにより好ましくは少なくとも約90重量%、最も好ましくは少なくとも95重量%のデカメチルシクロペンタシロキサンの親油性流体を含んでなる。あるいは、親油性流体は、約50重量%超過、好ましくは約75重量%超過、さらに好ましくは少なくとも約90重量%、最も好ましくは少なくとも95重量%〜約100重量%のデカメチルシクロペンタシロキサンの混合物、及び約10重量%未満、好ましくは約5重量%未満、より好ましくは約2重量%未満、さらにより好ましくは約1重量%未満、最も好ましくは約0.5重量%未満のオクタメチルシクロテトラシロキサンの混合物及び/又はドデカメチルシクロヘキサシロキサンを有する環状シロキサンの混合物であるシロキサンを含んでなり得る。
親油性流体の濃度は、本発明の布帛物品処理組成物中に存在する場合、好ましくは布帛物品処理組成物の約70重量%〜約99.99重量%、さらに好ましくは約90重量%〜約99.9重量%、さらにより好ましくは約95重量%〜約99.8重量%である。
親油性流体の濃度は、本発明の洗浄組成物中に存在する場合、好ましくは洗浄組成物の約60重量%〜約99.95重量%、さらに好ましくは約75重量%〜約99重量%、さらにより好ましくは約80重量%〜約95重量%である。比較的低濃度の極性溶媒が存在する時、前記洗浄組成物は、最も好ましくは親油性流体が約88重量%〜約99.8重量%で含まれてなる。
(界面活性剤成分)
本発明の界面活性剤成分は、親油性流体中に水を懸濁し及び/又は親油性流体の汚れ除去効果を向上させ得る物質とすることが可能である。この物質は、親油性流体中に可溶性であってもよい。
1部類の物質には、シロキサンをベースにした界面活性剤(シロキサンをベースにした物質)を含み得る。この用途のシロキサンをベースにした界面活性剤は、他の用途向けのシロキサンポリマーであってもよい。シロキサンをベースにした界面活性剤は、典型的には、重量平均分子量500〜20,000を有する。ポリ(ジメチルシロキサン)に由来するこのような物質は、当該技術分野において周知である。本発明では、このようなシロキサンをベースにした界面活性剤全てが好適であるとは限らないが、それは、これらが親油性流体自体によって提供される洗浄のレベルと比較して、改善された汚れの洗浄を提供しないためである。
シロキサンをベースにした好適な界面活性剤は、次式を有するポリエーテルシロキサンを含んでなる:
D’D”M’2−a
式中、aは0〜2であり、bは0〜1000であり、cは0〜50であり、dは0〜50であり、但しa+c+dは少なくとも1であり;
Mは、R 3〜eSiO1/2であり、式中、Rは独立に、H又は一価の炭化水素基であり、Xはヒドロキシル基であり、eは0又は1であり;
M’は、R SiO1/2であり、式中、Rは、独立に、H、一価の炭化水素基、又は(CH−(C6H4)O−(CO)−(CO)−(C2kO)−Rであり、但し、少なくとも1つのRが(CH−(C6H4)O−(CO)−(CO)−(C2kO)−Rであり、式中、Rは、独立に、H、一価の炭化水素基、又はアルコキシ基であり、fは1〜10であり、gは0又は1であり、hは1〜50であり、iは0〜50であり、jは0〜50であり、kは4〜8であり;
Dは、R SiO2/2であり、式中、Rは、独立に、H又は一価の炭化水素基であり;
D’はR SiO2/2であり、式中、Rは、独立にRであり、但し、少なくとも1つのRは、(CH−(C6H4)O−(CO)−(CO)−(C2kO)−Rであり、式中、Rは、独立に、H、一価の炭化水素基、又はアルコキシ基であり、fは1〜10であり、gは0又は1であり、hは1〜50であり、iは0〜50であり、jは0〜50であり、kは4〜8であり;
D”は、R” SiO2/2であり、式中、Rは、独立に、H、一価の炭化水素基、又は(CH(C(A)−[(L)−(A’)−]−(L’)Z(G)であり、式中、lは1〜10であり、mは0又は1であり、nは0〜5であり、oは0〜3であり、pは0又は1であり、qは0〜10であり、rは0〜3であり、sは0〜3であり、Cは、C1〜10アルキル又はアルケニルで置換されていないか又は置換されており、A及びA’は、それぞれ独立に連結部分であって、エステル、ケト、エーテル、チオ、アミド、アミノ、C1〜4フルオロアルキル、C1〜4フルオロアルケニル、分枝又は直鎖ポリアルキレンオキシド、ホスフェート、スルホニル、サルフェート、アンモニウム、及びこれらの混合物を表し、L及びL’は、それぞれ独立に、非置換又は置換の、C1〜30直鎖若しくは分枝アルキル又はアルケニル又はアリ−ルであり、Zは、水素、カルボン酸、ヒドロキシ、ホスホナト、ホスフェートエステル、スルホニル、スルホネート、サルフェート、分枝又は直鎖ポリアルキレンオキシド、ニトリル、グリセリル、C1〜30アルキル又はアルケニルで置換されていないか又は置換されているアリール、C1〜10アルキル又はアルケニル又はアンモニウムで置換されていないか又は置換されている炭水化物であり、Gは、H、Na、Li、K、NH 、Ca+2、Mg+2、Cl、Br、I、メシラート、又はトシラートなどの陰イオン若しくは陽イオンである。
シロキサンをベースにした前述の界面活性剤の種類の例は、欧州特許第1043443A1号、欧州特許第1041189号、及び国際公開第01/34,706号(全てGEシリコーンズ(GE Silicones)に発行)、及び米国特許第5,676,705号、米国特許第5,683,977号、米国特許第5,683,473号、及び欧州特許第1092803A1号(全てレバー・ブラザーズ(Lever Brothers)に発行)に見出し得る。
商業的に入手可能な好適なシロキサンベースの界面活性剤の非限定的な例は、TSF4446(ゼネラル・エレクトリック・シリコーンズ(General Electric Silicones)より)、XS9−B5476(ゼネラル・エレクトリック・シリコーンズ(General Electric Silicones)より)、ジェナミン(Jenamine)HSX(デルコン(DelCon)より)、及びY12147(OSiスペシャルティズ(OSi Specialties)より)である。
界面活性剤成分に好適な第2の好ましい部類の物質は、有機物の性質である。好ましい物質は、炭素原子が約6〜約20の炭素鎖を有する、有機スルホサクシネート界面活性剤である。それぞれが炭素原子約6〜約20の炭素鎖を有する、ジアルキル鎖を含有する有機スルホサクシネートが最も好ましい。アリール又はアルキルアリール、置換又は非置換、分枝又は直鎖、飽和又は不飽和基を含有する鎖も好ましい。
好適な有機スルホサクシネート界面活性剤の市販されている非限定的な例は、エアゾール(Aerosol)OT及びエアゾール(Aerosol)TR−70(例えば、サイテック(Cytec))の商標名で入手可能である。
界面活性剤成分は、本発明の布帛物品処理組成物中に存在する場合、好ましくは布帛物品処理組成物の約0.01重量%〜約10重量%、さらに好ましくは約0.02重量%〜約5重量%、さらにより好ましくは約0.05重量%〜約2重量%で含まれてなる。
(極性溶媒)
本発明の組成物はさらに極性溶媒を含んでなってもよい。極性溶媒の非限定的な例には、水、アルコール、グリコール、ポリグリコール、エーテル、カーボネート、二塩基性エステル、ケトン、他の酸素化溶媒、及びこれらの混合物などが挙げられる。アルコールの他の例には、プロパノール、エタノール、イソプロピルアルコールなどのC1〜C126アルコール、ベンジルアルコール、及び1,2−ヘキサンジオールなどのジオールなどが挙げられる。ダウ・ケミカル(Dow Chemical)によるダウアノール(Dowanol)シリーズは、本発明に有用なグリコール及びポリグリコールの例であり、例えば、ダウアノール(Dowanol)TPM、TPnP、DPnB、DPnP、TPnB、PPh、DPM、DPMA、DB、及び他のものなどがある。他の例には、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ポリブチレングリコール、及びさらに疎水性のグリコールなどが挙げられる。カーボネート溶媒の例には、エチレン、プロピレン、及びブチレンカーボネート、例えばジェフソル(Jeffsol)の商標名で入手可能なものなどがある。本発明用の極性溶媒は、分散性(δ)、極性(δ)、及び水素結合(δ)ハンセン溶解度パラメータによってさらに同定し得る。好ましい極性溶媒又は極性溶媒混合物は、極性分率の値(f)及び水素結合分率の値(f)が、f>0.02及びf>0.10であり、ここでf=δ/(δ+δ+δ)及びf=δ/(δ+δ+δ)、さらに好ましくはf>0.05及びf>0.20、最も好ましくはf>0.07及びf>0.30である。
本発明の洗剤組成物では、極性溶媒の濃度は、洗剤組成物の約0〜約70重量%、好ましくは1〜50重量%、さらに好ましくは1〜30%重量とすることが可能である。
本発明の組成物がアミノ官能シリコーンを唯一の乳化剤として含んでなる場合、極性溶媒の好ましい濃度は、組成物の約0.01重量%〜約2重量%、好ましくは0.05重量%〜0.8重量%、さらにより好ましくは0.1重量%〜0.5重量%である。
本発明の組成物がさらに高濃度の極性溶媒を含んでなる場合、前記組成物は、好ましくは組成物の約2重量%〜約25重量%、より好ましくは約5重量%〜約20重量%、さらにより好ましくは約8重量%〜約15重量%で含まれてなる。
(洗浄補助剤)
本発明の組成物は、さらに任意選択的に少なくとも1つの追加洗浄補助剤を含んでなる。前記洗浄補助剤は、広範にわたることが可能であり、広範にわたる濃度で使用することが可能である。例えば、洗濯又は洗浄製品で全て有用なマンガン又は類似の遷移金属を有する大環状型を含む漂白触媒と同様に、プロテアーゼ類、アミラーゼ類、セルラーゼ類、リパーゼ類などの洗浄性酵素を、非常に低い濃度で、又はあまり普通ではないがより高い濃度で、本明細書に使用し得る。触媒作用をする洗浄補助剤、例えば、酵素は「前進」又は「逆進」モードで用いることができ、これは本発明の布帛処理方法とは無関係に有用な発見である。例えば、リポラーゼ又は他の加水分解酵素は、任意選択的にアルコールの存在下で洗浄補助剤として使用されて、脂肪酸をエステルに変換し、それにより親油性流体中での溶解性を増大させ得る。これは「逆進」操作であって、水に対する溶解度がより小さい脂肪酸エステルを、水に対する溶解度がより大きい物質に転換するための水中における加水分解酵素の通常の使用法とは対照的である。とにかく、どのような洗浄補助剤も、本発明の親油性流体と組み合わせて使用するのに好適でなければならない。
好適な洗浄補助剤には、ビルダー、界面活性剤、界面活性剤成分に関する前述のもの以外、酵素、漂白活性化剤、漂白触媒、漂白促進剤、漂白剤、アルカリ供給源、抗菌剤、着色剤、香料、副香料、仕上げ助剤、石灰石鹸分散剤、賦香剤、臭気中和剤、ポリマー移染抑制剤、結晶成長抑制剤、光漂白剤、重金属イオン封鎖剤、変色防止剤、抗微生物剤、酸化防止剤、再付着防止剤、汚れ放出ポリマー、電解質、pH調整剤、増粘剤、研磨剤、二価又は三価のイオン、金属イオン塩、酵素安定剤、腐食抑制剤、ジアミン又はポリアミン及び/又はそのアルコキシレート、泡安定化ポリマー、溶媒、加工助剤、柔軟仕上げ剤、蛍光増白剤、ヒドロトロープ、泡又は発泡抑制剤、泡又は発泡促進剤、並びにこれらの混合物などが挙げられるが、これらに限定されない。
仕上げ剤として任意選択的に使用されてもよい好適な賦香剤には、シクロデキストリン、臭気中和剤、臭気遮断剤、及びこれらの混合物などが挙げられる。好適な臭気中和剤としては、アルデヒド類、フラボノイド類、金属性塩、水溶性ポリマー、ゼオライト、活性炭、及びこれらの混合物が挙げられる。
本発明の組成物に有用な香料及び香料的成分は、多種多様な天然及び合成の化学成分を含んでなり、アルデヒド類、ケトン類、及びエステル類などが挙げられるが、これらに限定されない。オレンジ油、レモン油、バラ抽出物、ラベンダー、麝香、パチョリ、バルサムのエキス、白檀油、松根油、スギなどのような成分の複雑な混合物を含んでなり得る、種々の天然の抽出物及びエキスもまた含まれる。完成した香料は、かかる成分の極めて複雑な混合物を含んでなってもよい。副香料も本発明で有用である。そのような物質は、化学的に反応可能なその前駆体又は混合物であり、例えば加水分解により香料を放出するが、プロクター・アンド・ギャンブル社(Procter and Gamble)、フィルメニッチ(Firmenich)、ギボウダン(Givaudan)、及び他の特許及び/又は発行された特許出願に記載されている。
漂白剤、特に酸素漂白剤は、本発明の組成物中に使用するのに好適な別の種類の洗浄補助剤である。これは特に、ノナノイルオキシベンゼンスルホネート及び/又はその直鎖状若しくは分枝鎖状高級若しくは低級類似体のいずれか、並びに/あるいはテトラアセチルエチレンジアミン及び/又はその誘導体のいずれか、あるいはフタロイルイミドペルオキシカプロン酸(PAP)の誘導体、あるいはラクタム型を含む他のイミド−又はアミド−置換漂白剤活性化剤、あるいはより一般的に、親水性及び/又は疎水性漂白剤活性化剤のいずれかの混合物(特に、C〜C16置換オキシベンゼンスルホネート類のものを含むアシル誘導体)による活性化及び触媒化型のための場合である。
PAP及びPAP以外のものを含む有機又は無機過酸も好適である。本発明で使用される好適な有機又は無機過酸としては、ペルカルボン酸類及び塩類、ペル炭酸類及び塩類、ペルイミド酸類及び塩類、ペルオキシモノ硫酸類及び塩類、モノペルスルフェートのようなペルスルフェート類、ジペルオキシドデカンジオン酸(DPDA)のようなペルオキシ酸、ペルオキシフタル酸マグネシウム、過ラウリン酸、過安息香酸類及びアルキル過安息香酸類、並びにこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
好適な有機ペルカルボン酸の一種は次式を有する:
Figure 0004294472
式中、Rは1〜約22個の炭素原子を含有するアルキレン若しくは置換アルキレン基、又はフェニレン若しくは置換フェニレン基であり、Yは水素、ハロゲン、アルキル、アリール、−C(O)OH、若しくは−C(O)OOHである。
特に好ましい過酸化合物は次式を有するものである:
Figure 0004294472
式中、RはC1〜4アルキルであり、nは1〜5の整数である。特に好ましい過酸は、RがCHであり、nが5である式を有する。すなわち米国特許第5,487,818号、第5,310,934号、第5,246,620号、第5,279,757号、及び第5,132,431号に記載のフタロイルアミノ過オキシカプロン酸(PAP)である。PAPは、オウシモントSpA(Ausimont SpA)から商標名ユーロコ(Euroco)として入手可能である。
過酸化水素は非常に好ましい漂白剤である。
本発明の組成物に使用するのに好適な他の洗浄補助剤には、ゼオライトA、P、及びいわゆる最大アルミニウムPを含むゼオライト類のような不溶性型と同様に、ホスフェート類及びポリホスフェート類のような可溶性型、いずれかの含水水溶性又は非水溶性シリケート類、2,2’−オキシジサクシネート類、タータレートサクシネート類、グリコレート類、NTA、及び多くの他のエーテルカルボキシレート類又はシトレート類を含むビルダー;EDTA、S,S’−EDDS、DTPA、及びホスホネート類を含むキレート剤;水溶性ポリマー、コポリマー、及びターポリマー;汚れ放出ポリマー;蛍光増白剤;クリスピング剤(crisping agent)及び/フィラーのような加工助剤;再付着防止剤;クメンスルホン酸ナトリウム又はカルシウム、ナフタレンスルホン酸カリウム等のヒドロトロープ、保湿剤;他の香料又は副香料;染料;光漂白剤;増粘剤;単塩;水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩、及び硫酸塩を含むナトリウム又はカリウムをベースとするものなどのアルカリ;並びにこれらの洗浄補助剤の一種以上の組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
特に好ましい洗浄補助剤の種類の一つは、極性の高い及び/又は水素結合する先端基を含んでなる添加剤で、本発明の組成物による汚れ除去をさらに向上させる。極性の高い及び/又は水素結合する先端基の例は、アルコール、カルボン酸、スルフェート、スルホネート、ホスフェート、ホスホネート、及び窒素含有物質である。好ましい添加剤は、一級、二級、及び三級アミン、ジアミン、トリアミン、エトキシ化アミン、アミンオキシド、アミド、ベタイン、四級アンモニウム塩、及びこれらの混合物からなる群から選択される窒素含有物質である。最も好ましい物質は、次の特性の1つ又はそれ以上を有するアミノ官能シロキサンである:i)シリコーン含有量が少なくとも60重量%、及びii)アルキレンオキシ基、最も好ましくはエチレンオキシ基。
洗浄補助剤は、組成物の好ましくは約0.01重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.02重量%〜約7重量%、さらにより好ましくは約0.05重量%〜約5%重量で含まれてなる。
(方法)
本発明の好ましい汚れ除去方法においては、本発明の汚れ除去組成物が吸収性汚れ受けと共に使用され、容器内に放出可能に収容され、それが分配手段を備えている。(容器とその分配手段との組み合わせは本明細書で合わせて「ディスペンサー」と呼ばれる)。本発明のプロセスにおいて、布帛は局所的な染み領域がないか検査される。続いて、汚れた領域を吸収性汚れ受けと密着させ、ディスペンサーを用いて処理する。
本明細書で論じる時、本発明の組成物は布帛物品上の局所的な染み領域から汚れを除去するためのプロセスに用いられてもよく、前記プロセスは布帛の汚れた領域を吸収性汚れ受け上に接触させて置き、本発明の組成物を、好ましくは分配口を有する容器から前記汚れに適用することを含んでなる。
本明細書で予備染み抜き操作に使用される吸収性汚れ受けは、いかなる吸収性物質でもよく、予備染み抜き操作で使用される本発明の組成物を吸収する。使い捨ての紙タオル、バウンティ(BOUNTY)(商標)ブランドのタオルなどの布タオル、きれいな布きれなどを使用し得る。しかし、好ましい方法では、吸着性汚れ受けは、特に汚れた領域から汚れ除去組成物を「吸い取る」又は「吸い出す」ように設計される。不織布パッドからなる汚れ受けが好ましい。好ましい実施例において、不織布全体は、約72%の木材パルプ及び約28%の2成分短繊維ポリエチレン−ポリプロピレン(PE/PP)を含む吸収構造である。その厚さは約60milである。前記不織布は、任意選択的であるが好ましくは、汚れ除去組成物が、予備染み抜き操作が実施されている表面上にまで通過するのを防止するため、その裏面にバリアフィルムを有する。汚れ受けの構造は、上部の流体受け層から下層までの毛管勾配を確立する。前記勾配は、物質全体の密度を制御することによって、並びに低い毛管吸引が上層及び大きな毛管吸収力が下層になるように構成要素を層化することによって、達成される。低い毛管吸引は、上層の合成短繊維含有量(これらの繊維は、木材パルプ繊維よりも接触角が大きく、それに対応して水への親和力が低い表面を有する)が下層より小さいことに由来する。本発明に用いてもよい追加の汚れ受けは、米国特許第5,489,039号に開示されているが、この開示を本明細書に参考のために示す。
本明細書に用いる別の種類の汚れ受けは、機能性吸収性材料(FAM)を含んでなり、制御された毛管寸法を有する水吸収性フォームの形態をとる。FAM型フォームの物理構造及びその結果得られる高度の毛管現象は、非常に有効な水吸収を提供し、同時にFAMの化学的組成は一般的に高い親油性を付与する。したがって、FAMは本質的に親水性と親油性との両方を同時に付与し得る。(FAMフォームは、親水性となるに処理することが可能である。疎水性又は親水性のいずれのFAMも本明細書に使用し得る。)
予備染み抜きでは、衣類又は布帛見本の汚れた領域を汚れ受け部分に被せて置き、続いて本発明の汚れ除去組成物で、好ましくは機械的攪拌を提供するためのディスペンサーチューブの先端と共に処理する。先端での繰り返し操作及び汚れ除去組成物の洗浄効果は、汚れを浮かせて汚れ受けに移動させる役割を果たす。染み抜きが進む間、汚れ受けの毛管の吸い込み作用が汚れ除去組成物及び汚れの細片を汚れ受けに送り、そこで汚れの細片の大部分が保持される。この工程の終了時に、汚れと同様にほぼ全ての汚れ除去組成物が、処理された布帛から除去されて受けに移動することが確認された。この結果、布帛表面は湿っているだけで、布帛上に望ましくない輪を生じ得る汚れ除去組成物/汚れ細片の残留物がほとんど又はまったく残らない。
本明細書で典型的なディスペンサーは次の寸法を有するが、これは寸法を制限するものとみなされるべきではない。ディスペンサーに使用される容器瓶の容積は、一般的に2オンス〜4オンスである(液量オンス;59ml〜118ml)。容器の大型瓶は高密度ポリエチレンであってもよい。小型瓶には、絞り易いことから、低密度ポリエチレンの使用が好ましい。口の全長は約0.747インチ(1.89cm)である。口は一般に円錐形であり、その直径は近位(口が容器瓶と接続する場所)で約0.596インチ(1.51cm)及び遠位で0.182インチ(4.6mm)である。予備染み抜き流体が流れる口内の経路の直径は、約0.062インチ(1.57mm)である。この実施形態において、前記経路は容器瓶から約0.474インチ(1.2cm)の距離を通り、その後凹部と連絡して口の遠位端で出口オリフィスを形成する際にわずかに拡大する。
本発明の組成物と共に使用可能な、布帛物品から汚れを除去する別の方法は、最初に、汚れ除去組成物で処理すべき汚れた領域を取り囲み(又は汚れた領域が布帛物品の端部にある場合は実質的に取り囲み)、その後汚れた領域を汚れ除去組成物と接触させる方法である。
(キット)
本発明の製品(汚れ除去組成物に使用説明書を加えたもの)は、本発明に記載のキットに組み込んでもよい。
本発明による好ましい実施形態において、本発明に記載のキットは、汚れ除去組成物及び汚れ除去の説明書及び汚染物バッグ、好ましくは再利用可能な汚染物バッグ、より好ましくは布帛再利用可能な汚染物バッグを含んでなる。このような汚染物バッグの非限定例は、米国特許第5,789,368号及び第5,681,355号、米国特許出願第60/190,640号、並びに国際公開第00/37733号に記載されている。
(洗浄/リフレッシュメント組成物)
本発明のキットは、キャリアシートに好ましくは放出可能に吸収される洗浄/リフレッシュメント組成物を、好ましくはさらに含んでなる。前記キャリアシートは、好ましくは異なる伸びの複合物質を含んでなる。「放出可能に含有する」とは、前記組成物がキャリアシートから物品上、好ましくは汚れた布帛上に、本明細書に記載の非浸漬洗浄及び布帛リフレッシュメントプロセスの一部として有効に放出されることを意味する。この放出は主に、キャリアシートからの組成物の揮発によって発生する。
洗浄/リフレッシュメント組成物は、水、並びに界面活性剤、香料、防腐剤、漂白剤、補助洗浄剤、有機溶媒、及びこれらの混合物からなる群より選択される要素を含んでなることが好ましい。好ましい有機溶媒は、グリコールエーテル類であり、具体的には、メトキシプロポキシプロパノール、エトキシプロポキシプロパノール、プロポキシプロポキシプロパノール、ブトキシプロポキシプロパノール、ブトキシプロパノール及びこれらの混合物である。界面活性剤は、好ましくは、エトキシル化アルコール又はエトキシル化アルキルフェノールのような非イオン性界面活性剤であり、洗浄/リフレッシュメント組成物の最大約2重量%までで存在する。本明細書の代表的な布帛洗浄/リフレッシュメント組成物は、水を少なくとも約80重量%、好ましくは少なくとも約90重量%、さらに好ましくは少なくとも約95重量%含んでなり得る。
洗浄/リフレッシュメント組成物の個々の構成成分、即ち、有機溶媒、界面活性剤、香料、防腐剤、漂白剤、及び補助洗浄剤のさらに詳細な説明は、米国特許第5,789,368号(ヨウ(You)ら、1998年8月4日発行)及び米国特許第5,591,236号(ロトカー(Roetker)、1997年1月7日発行)に見出し得る。ヨウ(You)ら及びロトカー(Roetker)の特許の全開示を本明細書に引用して援用する。さらに、洗浄/リフレッシュメント組成物は、1997年1月24日にトリン(Trinh)らの名で出願され同時係属中の米国特許出願第08/789,171号に記載されている。トリン(Trinh)らの出願の全開示を本明細書に引用して援用する。
(汚れ除去組成物の実施例)
以下は、本発明の汚れ除去組成物の非限定的な実施例である。
Figure 0004294472
デカメチルシクロペンタシロキサン、GEシリコーンズ(GE Silicones)よりSF1202流体の商標名で入手可能。
ポリエーテル変性シリコーン流体、GEシリコーンズ(GE Silicones)より入手可能。
アミノ官能シロキサン、GEシリコーンズ(GE Silicones)より入手可能、60〜80%活性。
アミノベースのシリコーンコポリオール、デルコン(DelCon)より入手可能
オルガノ変性ポリジメチルシロキサン、OSiスペシャルティーズ(OSi Specialties)より入手可能。
ビストリデシルスルホコハク酸ナトリウム、サイテック(Cytec)より入手可能、70%活性。
9−オクタデセン−1−アミン、アクゾ・ノーベル(Akzo Nobel)よりアーミーン(Armeen)18Dの商標名で入手可能。
(処理された布帛物品)
本発明の方法に従って処理された布帛物品も、本発明の範囲内である。好ましくは、そのような処理された布帛物品は、表面エネルギー改質効果を有するが静電気防止効果を有さない少なくとも一種の化合物(例えば、オルガノシリコーン)の分析的に検出可能な量、又は表面エネルギー改質及び/若しくは感触改質及び/若しくは快適さ改質及び/若しくは美的効果を有する少なくとも一種の化合物、並びに前記少なくとも一種の化合物以外の少なくとも一種の静電気防止剤の分析的に検出可能な量を含んでなる。

Claims (9)

  1. 布帛物品から偶発的な汚れを除去するための前処理組成物であって、
    a)直鎖、分枝状、及び環状のジメチルシロキサンシリコーン、及びこれらの混合物を含んでなる群から選択される親油性流体と、
    前記親油性流体が前記組成物の60重量%〜99.95重量%で含まれてなり
    b)親油性流体の汚れ除去効果を向上させ及び/又は親油性流体中に水を懸濁することが可能な界面活性剤成分と、
    前記界面活性剤成分が、アルキレンオキシ官能基を有するポリエーテルシロキサン、オルガノスルホサクシネート界面活性剤、及びこれらの混合物からなる群より選択されてなり、かつ、前記界面活性剤成分が前記組成物の0.01重量%〜10重量%で含まれてなり、
    c)極性溶媒と、及び
    前記極性溶媒が、前記組成物の2重量%〜25重量%で含まれてなり、
    d)少なくとも一種の追加の非溶媒洗浄補助剤を含んでなり、
    前記非溶媒洗浄補助剤がアミノ官能シリコーンである、組成物。
  2. 前記界面活性剤成分が、アルキル鎖がそれぞれ約C6〜約C20であるジアルキルスルホサクシネートである、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記極性溶媒が、水である、請求項1に記載の組成物。
  4. 前記非溶媒洗浄補助剤が、ビルダー、界面活性剤、乳化剤、酵素、漂白活性化剤、漂白触媒、漂白促進剤、漂白剤、アルカリ性供給源、抗菌剤、着色剤、香料、石灰石鹸分散剤、賦香剤、臭気中和剤、ポリマー移染抑制剤、結晶成長阻害剤、光漂白剤、重金属イオン封鎖剤、変色防止剤、抗微生物剤、酸化防止剤、再付着防止剤、汚れ放出ポリマー、電解質、pH調整剤、増粘剤、研磨剤、二価イオン、金属イオン塩、酵素安定化剤、腐食防止剤、ジアミン、泡安定化ポリマー、溶媒、加工助剤、糊剤、蛍光増白剤、ヒドロトロープ、及びこれらの混合物からなる群から選択される物質をさらに含んでなる、請求項1に記載の組成物。
  5. 前記非溶媒洗浄補助剤が、漂白剤をさらに含んでなる、請求項1に記載の組成物。
  6. 布帛物品から偶発的な汚れを除去する為の前処理組成物であって、
    a)前記組成物の60重量%〜99.95重量%の、直鎖、分枝状、及び環状のジメチルシロキサンシリコーン、及びこれらの混合物と、
    b)前記組成物の0.01重量%〜10重量%の、親油性流体の汚れ除去効果を向上させ及び/又は親油性流体中に水を懸濁することが可能な界面活性剤成分と、ここで、前記界面活性剤成分が、アルキレンオキシ官能基を有するポリエーテルシロキサン、オルガノスルホサクシネート界面活性剤、及びこれらの混合物からなる群より選択されてなり、
    c)前記組成物の2重量%〜25重量%の極性溶媒と、及び
    d)前記組成物の0.01重量%〜10重量%のアミノ官能シロキサン洗浄補助剤とを含んでなる、組成物。
  7. 前記親油性流体がデカメチルシクロペンタシロキサンである、請求項6に記載の組成物。
  8. 前記極性溶媒が、水である、請求項6に記載の組成物。
  9. 酵素をさらに含んでなる、請求項1に記載の組成物。
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