JP4293511B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機等に好適に用いることができる表示装置の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技機、例えば、パチンコ機では、遊技の進行に応じて表示装置に図柄等を表示している。例えば、遊技球が始動口に入賞すると、抽選を行い、抽選結果に応じた変動パターンで抽選図柄を表示装置に表示させ、また、抽選結果に応じた抽選図柄を表示装置に停止表示させている。
従来の遊技機では、表示装置として、例えば、複数の単位表示部と、各単位表示部に設けられた複数色の発光ダイオード(LED)を有する表示装置を用いている。そして、表示する図柄に応じて発光させる単位表示部を決定し、各単位表示部に設けられている複数色の発光ダイオードの1つあるいは複数を作動させることによって、各単位表示部を単色発光あるいは混色発光させている。(特許文献1参照)
【0003】
【特許文献1】
特開平6−134105号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の遊技機に用いられている表示装置は、各単位表示部に複数色の発光ダイオード(発光手段)を設けているため、多数の発光ダイオード(発光手段)が必要である。このため、コストが高くなる。さらに、制御回路も複雑になる。
そこで、本発明は、発光手段の数を減少させることができる遊技機、あるいは、発光手段の数を減少させることができる表示装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりの遊技機である。
請求項1に記載の遊技機は、
遊技の進行に応じて表示装置に図柄を表示する遊技機であって、
前記表示装置は、表示板と、仕切板と、基板を有し、
前記表示板は、レンズ体として構成されており、
前記仕切板は、前記表示板と前記基板の間に、前記表示板から前記基板の方向に、前記基板に達するように設けられた第1の仕切板と、前記表示板から前記基板の方向に、前記基板に達しないように設けられた第2の仕切板を有し、前記第1の仕切板によって囲まれるグループ表示部と、前記第1の仕切板と前記第2の仕切板によってあるいは前記第2の仕切板によって囲まれる単位表示部が形成されるとともに、前記グループ表示部が、前記単位表示部より前記基板側に配置されており、
前記基板には、発光特性が異なる単位発光手段とグループ発光手段が設けられており、前記単位発光手段は前記単位表示部に配置され、前記グループ発光手段は前記グループ表示部に配置されていることを特徴とする。
請求項1に記載の遊技機で用いられている表示装置は、各単位表示部に単位発光手段が設けられているとともに、所定数の単位表示部からなるグループ表示部にグループ発光手段が設けられている。例えば、グループ発光手段が設けられているグループ表示部に含まれている単位表示部に単位発光手段を設けた場合には、単位発光手段あるいはグループ発光手段を作動させると、単位表示部あるいはグループ表示部が単発光(例えば、単色発光)し、単位発光手段とグループ発光手段をともに作動させると、グループ発光手段が設けられているグループ表示部に含まれている単位表示部のうち単位発光手段が設けられている単位表示部が混発光(例えば、混色発光)し、それ以外の単位表示部は単位発光手段あるいはグループ発光手段により単発光する。この場合、例えば、混発光状態を発生させることによって演出効果を高めることができる。あるいは、グループ発光手段が設けられているグループ表示部に含まれている単位表示部以外の単位表示部に単位発光手段を設けた場合には、単位発光手段を作動させると、単位発光手段が設けられている単位表示部が単発光し、グループ発光手段を作動させると、グループ発光手段が設けられているグループ表示部に含まれている単位表示部が単発光する。この場合、例えば、グループ発光手段による単発光状態を発生させることによって(単位発光手段による単発光状態を同時に発生させてもよい)演出効果を高めることができる。これにより、グループ発光手段の数を減少させることができるとともに、変化に富んだ表示を行うことができ、演出効果を高めることができる。なお、例えば、単位発光手段として安価な発光手段を用い、グループ発光手段として高価な発光手段を用いることにより、よりコストを低減することができる。表示装置に表示する図柄としては、抽選結果を示す抽選図柄、演出効果を高める演出図柄、装飾のための装飾図柄等を用いることができる。
また、請求項1に記載の遊技機で用いられている表示装置は、グループ表示部の領域を決定する第1の仕切板と、第1の仕切板と共同してあるいは単独でグループ表示部内の単位表示部の領域を決定する第2の仕切部を有し、単位発光手段は、第1の仕切板と第2の仕切板によってあるいは第2の仕切板によって囲まれる単位表示部に配置され、グループ発光手段は、第1の仕切板によって囲まれるグループ表示部に配置されている。これにより、単位表示部とグループ表示部を簡単に構成することができる。
また、請求項1に記載の遊技機で用いられている表示装置は、単位発光手段とグループ発光手段が設けられた基板を有し、第1の仕切板によって囲まれるグループ表示部は、第1の仕切板と第2の仕切板によってあるいは第2の仕切板によって囲まれる単位表示部より基板側に設けられている。これにより、単位発光手段とグループ発光手段を同じ基板に高さを変えて設ければよいため、単位発光手段とグループ発光手段の取付け作業がより容易となり、構成もより簡単となる。
また、請求項1に記載の遊技機で用いられている表示装置は、単位発光手段とグループ発光手段の発光特性を変えている。発光特性を変える方法としては、例えば、単位発光手段やグループ発光手段から発光される光の色(色特性)や明るさ(明暗特性)を変える方法等を用いることができる。このように単位発光手段とグループ発光手段の発光特性を変えることによって、各単位表示部での単発光特性や混発光特性を任意に選択することができ、例えば、演出効果を高めることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1に、本発明の一実施の形態の概略構成図を示す。本実施の形態は、本発明をパチンコ機に用いたものである。
本実施の形態は、主制御装置10、副制御装置20、表示制御装置30等を有している。これらの主制御装置10、副制御装置20、表示制御装置30等によって、パチンコ機の動作が制御される。
【0007】
主制御装置10は、遊技球が始動口に入賞したことを示す始動信号、遊技球が入賞口に入賞したことを示す入賞信号等の始動信号や記憶回路(図示省略)に記憶されているプログラム等に基づいて、副制御装置20へのコマンド信号あるいは表示制御装置30へのコマンド信号を副制御装置20に出力する。
なお、図示はしていないが、副制御装置20や表示制御装置30以外に、遊技球が入賞口に入賞した時に遊技球を払い出す賞球装置を制御する賞球制御装置や、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別入賞口の開閉部材を開閉駆動する駆動装置等が設けられている。主制御装置10は、これらの装置へのコマンド信号も出力する。
副制御装置20は、主制御装置10から出力されるコマンド信号に基づいてスピーカ21や表示ランプ22を制御する。また、副制御装置20は、主制御装置10から出力されるコマンド信号が表示制御装置30へのコマンド信号である場合には、そのコマンド信号を表示制御装置30に出力する。
なお、副制御装置30は、スピーカ21を制御する音制御装置あるいは表示ランプ22を制御するランプ制御装置として構成することもできる。また、主制御装置10から表示制御装置30にコマンド信号を直接に出力することもできる。表示制御装置30は、主制御装置10から出力されるコマンド信号に基づいて表示装置40を制御する。例えば、表示装置40の図柄表示部(例えば、左図柄表示部、中図柄表示部、右図柄表示部)に、変動パターンコマンド信号に応じた変動パターンで抽選図柄を変動表示させるとともに、停止図柄コマンド信号に応じた抽選図柄を停止表示させる。また、演出効果を高めるための演出図柄等を表示装置40に表示させる。抽選図柄や演出図柄等としては、例えば、数字、文字、キャラクタ、風景等の種々の図柄が用いられる。
【0008】
本実施の形態の表示装置40を図2及び図3に示す。図2は表示装置40を表示側(遊技者側)からみた正面図であり、図3は図2のIII−III線矢視図である。
表示装置40の表示部は、複数の単位表示部と、所定数の単位表示部からなる(所定数の単位表示部を含む)グループ表示部により構成されている。また、各単位表示部にはバックライト用の単位発光手段が設けられ、各グループ表示部にはバックライト用のグループ発光手段が設けられている。
本実施の形態では、複数の角形状の単位表示部A1〜A16がマトリクス状(m行×n列)に配置されている。各単位表示部A1〜A16には、各単位表示部A1〜A16を発光させる単位発光手段として、赤色の発光ダイオード(LED)x1〜x16が設けられている。
また、4つ単位表示部(2×2のマトリクス状に配置された単位表示部)からなる角形状のグループ表示部B1(単位表示部A1、A2、A5、A6を含む)、B2(単位表示部A3、A4、A7、A8を含む)、B3(単位表示部A9、A10、A13、A14を含む)、B4(単位表示部A11、A12、A15、A16を含む)が設けられている。グループ表示部B1〜B4には、各グループ表示部B1〜B4に含まれている単位表示部を発光させるグループ発光手段として、青色の発光ダイオード(LED)y1〜y4が設けられている。
以上の構成により、例えば、赤色のLEDx1を作動させると、対応する単位表示部A1が赤色に発光する。
また、例えば、青色のLEDy2を作動させると、対応するグループ表示部B2に含まれている単位表示部A3、A4、A7、A8が青色に発光する。
さらに、例えば、赤色のLEDx1とx3及び青色のLEDy2を作動させると、単位表示部A1が赤色に発光し、単位表示部A4、A7、A8が青色に発光し、単位表示部A3が赤色と青色の混色である紫色に発光する。
【0009】
次に、本実施の形態の表示装置40の構成を具体的に説明する。
表示装置40は、基板41、仕切板42及び43、表示板44等により構成されている。
表示板44は、ガラスや樹脂等によって形成され、光透過性を有している。表示板44は、拡大機能あるいは縮小機能を有するレンズ体として構成することもできる。
仕切版42は、表示板44から基板41の方向に、基板41に達するように設けられている。この仕切板42は、グループ表示部B1〜B4の領域を決定する位置(図2の波線で示す位置)に設けられる。
また、仕切板43は、表示板44から基板41の方向に、基板41に達しないように(仕切板43と基板41の間に空間が形成されるように)設けられている。仕切板43は、グループ表示部B1〜B4の領域内に、単位表示部A1〜A16の領域を決定する位置に設けられる。なお、図2及び図3では、仕切板42と仕切板43によって単位表示部A1〜A16が形成されるように仕切板43を設けているが、仕切板42と仕切板43だけでなく、仕切板43のみによっても単位表示部が形成されるように仕切板43を設けることもできる。
【0010】
そして、基板41の、単位表示部A1〜A16に対応する位置にそれぞれ赤色のLEDx1〜x16が設けられ、グループ表示部B1〜B4に対応する位置にそれぞれ青色のLEDy1〜y4が設けられている。
ここで、赤色のLEDx1〜x16は、仕切板42と仕切板43によって囲まれる位置または仕切板43によって囲まれる位置に配置されるように、基板41の表面から表示板44の方向に所定の高さの位置に設けられる。
一方、青色のLEDy1〜y4は、仕切板42のみによって囲まれる位置(仕切板43と基板41の間に形成される空間に対応する高さの位置)に配置されるように、基板41の表面の近くに設けられる。
【0011】
以上のように、本実施の形態では、仕切板42によってグループ表示部B1〜B4が形成され、仕切板42と仕切板43によってあるいは仕切板43によって単位表示部A1〜A16が形成されている。また、グループ表示部B1〜B16は、単位表示部A1〜A16より基板41側に設けられている。そして、単位表示部A1〜A16に赤色のLEDx1〜x16が設けられ、グループ表示部B1〜B4に青色のLEDy1〜y16が設けられている。
なお、本実施の形態では、単位表示部A1〜A16が本発明の単位表示部に対応し、グループ表示部B1〜B4が本発明のグループ表示部に対応し、赤色のLEDx1〜x16が本発明の単位発光手段に対応し、青色のLEDy1〜y4が本発明のグループ発光手段に対応し、仕切板42が本発明の第1の仕切部に対応し、仕切板43が本発明の第2の仕切部に対応する。
【0012】
次に、本実施の形態の表示装置を用いて図柄を表示する態様を説明する。以下では、図4〜図6に示すように、表示装置40は、単位表示部が10行(A〜J)×10列(1〜10)のマトリクス状に配置されているとともに、4つの単位表示部(2×2マトリクス状の単位表示部)からなるグループ表示部が5行(a〜e)×5列(21〜25)のマトリクス状に配置されているものとする。
単位表示部A1〜A10、B1〜B10、C1、C2、C8〜C10、D7〜D9、E6〜E8、F5〜F7、G4〜G7、H3〜H6、I2〜I5、J1〜J5に設けられている赤色のLEDを作動させると、図4に示すように、作動させた赤色のLEDに対応する単位表示部が赤色で発光し、図柄「7」が赤色で表示される。他の単位表示部に対応するLEDは作動していないため、他の単位表示部は黒色で表示される。
また、グループ表示部a21〜a25、b25、c24、d23、e22に設けられている青色のLEDを作動させると、図5に示すように、作動させた青色のLEDに対応するグループ表示部に含まれている単位表示部が青色で発光し、図柄「7」が青色で表示される。他の単位表示部に対応するLEDは作動していないため、他の単位表示部は黒色で表示される。
また、グループ表示部a21〜a25、b21〜b25、c21〜c25、d21〜d25、e21〜e25に設けられている青色のLEDを作動させ、単位表示部A1〜A10、B1〜B10、C1、C2、C8〜C10、D7〜D9、E6〜E8、F5〜F7、G4〜G7、H3〜H6、I2〜I5、J1〜J5に設けられている赤色のLEDを作動させると、図6に示すように、作動させた青色のLEDに対応するグループ表示部に含まれている単位表示部であって、作動させた赤色のLEDに対応する単位表示部が青色と赤色の混色である紫色で発光する。また、他の単位表示部は青色で発行する。
【0013】
以上のように、本実施の形態では、各単位表示部に単位発光手段(赤色のLED)を設け、所定数の単位発光部からなるグループ発光部にはグループ発光手段(青色のLED)を設け、単位発光手段及びグループ発光手段を制御することによって、単位発光部を単色発光(赤色発光または青色発光)あるいは混色発光(赤色と青色の混色発光)させている。これにより、グループ発光手段の数を減少させることができる。
また、仕切板42と仕切板43によって形成される単位表示部に単位発光手段を設け、仕切板42によって形成されるグループ表示部にグループ発光手段を設けているため、構成が簡単である。特に、本実施の形態では、単位表示部の領域を決定するための仕切板43と基板41との間に空間を設け、グループ表示部を単位表示部より基板側に設けているため、単位発光手段とグループ発光手段を同じ基板に簡単に取り付けることができる。これにより、構成がより簡単となる。また、例えば、グループ発光手段と、グループ発光手段に対応するグループ表示部に含まれている単位表示部に対応する単位発光手段の作動を組み合わせることにより、従来にない態様で表示を行うことができる。
【0014】
以上の実施の形態では、単位発光手段やグループ発光手段として発光ダイオード(LED)を用いたが、単位発光手段やグループ発光手段としては種々の発光手段を用いることができる。
また、単位発光手段として赤色の光を発光する発光手段を用い、グループ発光手段として青色の光を発光する発光手段を用いたが、単位発光手段やグループ発光手段としてはこれ以外の種々の色を発光する発光手段を用いることができる。また、単位発光手段やグループ発光手段として単色の光を発光する発光手段を用いたが、少なくとも一方に複数色の光を発光可能な発光手段を用いることもできる。
単位発光手段やグループ発光手段から発光される光の色の組み合わせによって種々の演出効果を達成することができる。
【0015】
また、単位発光手段及びグループ発光手段として異なる色を発光する(異なる色特性を有する)発光手段を用いることによって単位発光手段とグループ発光手段の発光特性を変えたが、単位発光手段とグループ発光手段の発光特性を変える方法としては色特性以外の種々の発光特性を変える方法を用いることができる。例えば、単位発光手段及びグループ発光手段として、発光される光の明るさ(明暗特性)が異なる発光手段を用いることができる。この場合には、単位発光手段から発光される光とグループ発光手段から発光される光の混色具合を変化させることができる。これにより、変化に富んだ表示を行うことができ、例えば、演出効果を高めることができる。
また、単位発光手段及びグループ発光手段として発光特性が固定である発光手段を用いたが、単位発光手段及びグループ発光手段の少なくとも一方に発光特性が可変である発光手段を用いることができる。例えば、一方から発光される光の色を固定しておき、他方から発光される光の色を変える。
また、単位発光手段及びグループ発光手段として発光される光の色のみが異なる(色特性のみが異なる)発光手段を用いたが、複数の発光特性を変更可能な発光手段を用いることができる。例えば、単位発光手段及びグループ発光手段として、色特性及び明暗特性が異なる発光手段を用いる。あるいは、色特性及び明暗特性を変更可能な発光手段を用いる。
これにより、より変化に富んだ表示を行うことができ、例えば、演出効果をより高めることができる。
【0016】
また、グループ発光手段が設けられているグループ表示部に含まれている単位表示部に単位発光手段を設けたが、グループ発光手段が設けられているグループ表示部に含まれている単位表示部以外の単位表示部に単位発光手段を設けることもできる。この場合には、単位発光手段あるいはグループ発光手段による単発光状態のみが発生する。
このような構成においても、単位発光手段が設けられる単位表示部やグループ発光手段が設けられるグループ表示部に含まれる単位表示部の組み合わせ方法、あるいは単位発光手段とグループ発光手段の発光特性の組み合わせ方法等を選択することによって、変化に富んだ態様で表示することができる。例えば、通常は単位発光手段のみを作動させ、所定の条件が成立する時にグループ発光手段を作動させる(単位発光手段は作動させてもよいし停止させてもよい)。この場合、単位発光手段及びグループ発光手段として同じ発光特性を有する発光手段を用いてもよい。これにより、遊技者は、グループ発光手段による単発光状態の発生によって所定の条件が成立していることを判別することができるため、演出効果を高めることができる。
【0017】
また、単位発光手段やグループ発光手段の制御態様(例えば、制御条件や制御方法等)を選択することによっても、変化に富んだ表示を行うことができる。
例えば、リーチ条件の成立(例えば、1つだけ変動表示されている抽選図柄が所定の抽選図柄で停止すると大当たり図柄配列が構成される状態)あるいは大当たり条件の成立(例えば、全ての停止した抽選図柄によって大当たり図柄配列が構成される状態)によって、単位発光手段やグループ発光手段を制御することができる。例えば、一方の発光手段によって表示する状態(単発光状態)から他方の発光手段によって表示する状態(単発光状態)とする、または、一方の発光手段によって表示する状態(単発光状態)から両方の発光手段によって表示する状態(混発光状態)とする、または、両方の発光手段によって表示している状態(混発光状態)から少なくとも一方の発光手段の少なくとも1つの発光特性を変更する状態(混発光状態)とする。
これにより、抽選図柄を変化に富んだ態様で表示することができるため、遊技者の遊技に対する興趣を高めることができる。
あるいは、大当たりとなる可能性に応じて単位発光手段やグループ発光手段を制御することができる。例えば、大当たりとなる可能性が低い時には一方の発光手段(例えば、単位発光手段)のみによって抽選図柄を変動表示させ、大当たりとなる可能性が高い時には他方の発光手段(例えば、グループ発光手段)を発光させる。この時、大当たりとなる可能性に応じて他方の発光手段(例えば、グループ発光手段)から発光される光の明度を変化させてもよい(例えば、大当たりとなる可能性が高くなるにしたがって、グループ発光手段から発光される光の明度をあげていく。)。これにより、遊技者は、混発光状態(例えば、混色度合い)によって大当たりとなる可能性を判別することができるため、遊技者への大当たりに対する期待を高めることができる。
あるいは、予告表示を行う時に単位発光手段やグループ発光手段を制御することができる。例えば、抽選図柄の変動表示は一方の発光手段(例えば、単位発光手段)によって行い、予告表示を行う時に他方の発光手段(例えば、グループ発光手段)を制御する(例えば、両方の発光手段によって抽選図柄を変動表示する、あるいは、予告表示用の数字やキャラクタ等の図柄を両方の発光手段によって表示する)。これにより、遊技者は、混発光状態(例えば、混色発光状態)の発生によって、大当たりの可能性が高いこと等を判別することができるため、遊技者への大当たり等に対する期待を高めることができる。
【0018】
本発明は、実施の形態で説明した構成に限定されず種々の変更、追加、削除が可能である。
例えば、仕切板(仕切部)43と基板との間に空間を形成し、基板に近い位置にグループ表示部を設け、基板から遠い位置に単位表示部を設けたが、単位発光手段あるいはグループ発光手段によって各単位表示部を単発光あるいは混発光させることができれば、グループ表示部と単位表示部の配置関係は限定されない。また、仕切板(仕切部)43の形状やグループ発光手段の配設位置等は、グループ発光手段が作動すると、グループ発光手段に対応するグループ表示部に含まれている単位表示部が発光することができれば種々変更可能である。
また、単位表示部やグループ表示部の形状は、角形状に限定されず種々の形状を用いることができる。
また、同じ数の単位表示部によってグループ表示部を形成したが、異なる数の単位表示部によってグループ表示部を形成することもできる。
また、図柄を表示する表示装置について説明したが、本発明の表示装置は装飾用の表示装置として用いることもできる。例えば、遊技盤面のサイドランプ、島設備のトップランプ、島設備の情報表示板等として用いることができる。この場合、本発明は、前記した表示装置を装飾用の表示装置として用いた遊技機として構成することができる。
また、パチンコ機に適用した場合について説明したが、本発明は、パチンコ機以外の種々の遊技機として構成することができる。
さらに、実施の形態で説明した表示装置は、遊技機以外の種々の装置の表示装置として用いることができる。すなわち、本発明は、表示装置として構成することもできる。
【0019】
本発明は、以下のように構成することもできる。
例えば、「(態様1)遊技の進行に応じて表示装置に図柄を表示する遊技機であって、表示装置は、複数の単位表示部と、各単位表示部に設けられた単位発光手段と、所定数の単位表示部からなるグループ表示部に設けられたグループ発光手段を有している、遊技機。」として構成することができる。
態様1の遊技機に記載の遊技機に用いられている表示装置は、各単位表示部に単位発光手段が設けられているとともに、所定数の単位表示部からなるグループ表示部にグループ発光手段が設けられている。例えば、グループ発光手段が設けられているグループ表示部に含まれている単位表示部に単位発光手段を設けた場合には、単位発光手段あるいはグループ発光手段を作動させると、単位表示部あるいはグループ表示部が単発光(例えば、単色発光)し、単位表示部とグループ表示部をともに作動させると、グループ表示手段が設けられているグループ表示部に含まれている単位表示部のうち単位発光手段が設けられている単位表示部が混発光(例えば、混色発光)し、それ以外の単位表示部は単位発光手段あるいはグループ発光手段により単発光する。この場合、例えば、混発光状態を発生させることによって演出効果を高めることができる。あるいは、グループ発光手段が設けられているグループ表示部に含まれている単位表示部以外の単位表示部に単位発光手段を設けた場合には、単位発光手段を作動させると、単位発光手段が設けられている単位表示部が単発光し、グループ発光手段を作動させると、グループ発光手段が設けられているグループ表示部に含まれている単位表示部が単発光する。この場合、例えば、グループ発光手段による単発光状態を発生させることによって(単位発光手段による単発光状態を同時に発生させてもよい)演出効果を高めることができる。これにより、グループ発光手段の数を減少させることができるとともに、変化に富んだ表示を行うことができ、演出効果を高めることができる。なお、例えば、単位発光手段として安価な発光手段を用い、グループ発光手段として高価な発光手段を用いることにより、よりコストを低減することができる。表示装置に表示する図柄としては、抽選結果を示す抽選図柄、演出効果を高める演出図柄、装飾のための装飾図柄等を用いることができる。
また、「(態様2)態様1の遊技機であって、始動条件の成立に起因して抽選を行い、表示装置に抽選図柄を変動表示させるとともに、抽選結果に応じた抽選図柄を停止表示させる、遊技機。」として構成することができる。
態様2の遊技機では、単位表示部に単位発光手段が設けられ、グループ表示部にグループ発光手段が設けられている表示装置に抽選図柄を変動表示及び停止表示させている。この場合、例えば、リーチ条件あるいは大当たり条件が成立する時等に単位発光手段やグループ発光手段を制御(例えば、少なくとも一方の発光手段のオン、オフ制御や発光特性の変更制御)する方法を用いることができる。これにより、抽選図柄を変化に富んだ態様で表示することができるため、遊技者の遊技に対する興趣を高めることができる。
「(態様3)態様1または2の遊技機であって、表示装置は、グループ表示部を形成するための第1の仕切部と、グループ表示部内に単位表示部を形成するための第2の仕切部を有し、単位発光手段は、第1の仕切部と第2の仕切部によって囲まれる領域あるいは第2の仕切部によって囲まれる領域に配置され、グループ発光手段は、第1の仕切部によって囲まれる領域に配置されている、遊技機。」として構成することができる。
態様3の遊技機に用いられている表示装置は、グループ表示部の領域を決定する第1の仕切部と、第1の仕切部と共同してあるいは単独でグループ表示部内の単位表示部の領域を決定する第2の仕切部を有し、単位発光手段は、第1の仕切部と第2の仕切部によって囲まれる領域あるいは第2の仕切部によって囲まれる領域に配置され、グループ発光手段は、第1の仕切部によって囲まれる領域に配置されている。これにより、単位表示部とグループ表示部を簡単に構成することができる。
また、「(態様4)態様3の遊技機であって、表示装置は、単位発光手段とグループ発光手段が配設される基板を有し、第1の仕切部によって囲まれる領域は、第1の仕切部と第2の仕切部によって囲まれる領域あるいは第2の仕切部によって囲まれる領域より基板側に設けられている、遊技機。」として構成することができる。
態様4の遊技機で用いられている表示装置は、単位発光手段とグループ発光手段が設けられる基板を有し、第1の仕切部によって囲まれる領域(グループ表示部)は、第1の仕切部と第2の仕切部によってあるいは第2の仕切部によって囲まれる領域(単位表示部)より基板側に設けられている。これにより、単位発光手段とグループ発光手段を同じ基板に高さを変えて設ければよいため、単位発光手段とグループ発光手段の取付け作業がより容易となり、構成もより簡単となる。
また、「(態様5)態様1〜4のいずれかの遊技機であって、単位発光手段とグループ発光手段は発光特性が異なっている遊技機。」として構成することができる。
態様5の遊技機に用いられている表示装置は、単位発光手段とグループ発光手段の発光特性を変えている。発光特性を変える方法としては、例えば、単位発光手段やグループ発光手段から発光される光の色(色特性)や明るさ(明暗特性)を変える方法等を用いることができる。このように単位発光手段とグループ発光手段の発光特性を変えることによって、各単位表示部での単発光特性や混発光特性を任意に選択することができ、例えば、演出効果を高めることができる。
また、「(態様6)態様5の遊技機であって、単位発光手段とグループ発光手段は発光色が異なっている遊技機。」として構成することができる。
態様6の遊技機に用いられている表示装置は、単位発光手段とグループ発光手段から発光される光の色を変えている。これにより、各単位表示部での単色特性や混色特性を任意に選択することができる。
また、「(態様7)複数の単位表示部と、各単位表示部に設けられた単位発光手段と、所定数の単位表示部からなるグループ表示部に設けられたグループ発光手段を有している表示装置。」として構成することができる。
態様7の表示装置は、各単位表示部に単位発光手段が設けられているとともに、所定数の単位表示部からなるグループ表示部にグループ発光手段が設けられている。これにより、グループ発光手段の数を減少させることができ、簡単な構成で、安価に表示装置を構成することができる。なお、この態様7の表示装置においても、前記した技術的限定が可能である。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の遊技機を用いれば、発光手段の数を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表示装置を用いたパチンコ機の概略構成図である。
【図2】本発明の表示装置の一実施の形態の部分正面図である。
【図3】図2のIII−III線矢視図である。
【図4】本発明に係る表示装置の表示態様の1例を示す図である。
【図5】本発明に係る表示装置の表示態様の他の例を示す図である。
【図6】本発明に係る表示装置の表示態様の他の例を示す図である。
【符号の説明】
10 主制御装置
20 副制御装置
30 表示制御装置
40 表示装置
41 基板
42、43 仕切板(仕切部)
44 表示板
A1〜A16 単位表示部
B1〜B4 グループ表示部
x1〜x16 単位LED(単位発光手段)
y1〜y4 グループLED(グループ発光手段)
Claims (1)
- 遊技の進行に応じて表示装置に図柄を表示する遊技機であって、
前記表示装置は、表示板と、仕切板と、基板を有し、
前記表示板は、レンズ体として構成されており、
前記仕切板は、前記表示板と前記基板の間に、前記表示板から前記基板の方向に、前記基板に達するように設けられた第1の仕切板と、前記表示板から前記基板の方向に、前記基板に達しないように設けられた第2の仕切板を有し、前記第1の仕切板によって囲まれるグループ表示部と、前記第1の仕切板と前記第2の仕切板によってあるいは前記第2の仕切板によって囲まれる単位表示部が形成されるとともに、前記グループ表示部が、前記単位表示部より前記基板側に配置されており、
前記基板には、発光特性が異なる単位発光手段とグループ発光手段が設けられており、前記単位発光手段は前記単位表示部に配置され、前記グループ発光手段は前記グループ表示部に配置されている
ことを特徴とする遊技機。
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