JP4293296B2 - 磁気共鳴スペクトロスコピイ・シーケンスを実行するnmr装置 - Google Patents

磁気共鳴スペクトロスコピイ・シーケンスを実行するnmr装置 Download PDF

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    • G01R33/48NMR imaging systems
    • G01R33/483NMR imaging systems with selection of signals or spectra from particular regions of the volume, e.g. in vivo spectroscopy

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は一般的には磁気共鳴スペクトロスコピイに関し、より具体的には、水のベースライン・アーティファクト信号が減少したボリューム・スペクトロスコピイに関する。
【0002】
【発明の背景】
領域局在化(volume localized)磁気共鳴スペクトロスコピイは、脳内の拡散的化学変化をもたらす異常の検出に特に有用なルーチン的な臨床ツールとなっている。関心領域(volume of interest)内のスピンを直接励起して、3次元の選択を実現する手法としては、誘導エコーの利用及びカー・パーセル(Carr-Purcell)エコーの利用を含めて様々なものが知られている。これらの手法は、局在化スペクトルを1回の走査で取得するものである。例えば、ポイント・リソルブド・スペクトロスコピイ(PRESS、point resolved spectroscopy 。米国特許第4,480,228号を参照されたい)は、各々のパルスが周波数選択性である3つのパルス・シーケンスを用いている。
【0003】
プロトン磁気共鳴スペクトロスコピイの多くの重要な臨床的応用は、限定された励起領域の利用に基づいている。典型的には、領域(ボリューム)の励起は、PRESSを用いて行われており、この方法は、2重のスピン・エコーの形態で3つの直交するスライスを利用して、特定の関心領域を選択している。
脳の局在化プロトン・スペクトロスコピイの絶対的定量化が現在強く求められている。これは、甚だしい信号の重畳、残基の水のスプリアス・サイドバンドによるベースライン・アーティファクト、未知のT2 損失、及び場合によってはパーシャル・ボリュームの問題の絡む重大な課題である。アーティファクトの除去、スペクトルの単純化又は編集、T2 推定、及びパーシャル・ボリューム補正に対する個別のアプローチは数多くあるが、これらの方法を組み合わせても、所望の情報をすべて抽出するには多大な誤差及び非効率性が存在している。
【0004】
Magnetic Resonance Imaging誌、第13巻、第6号、第853頁〜第869頁(1995年)のRyner 等の論文「局在化2次元J分解 1H磁気共鳴スペクトロスコピイ:イン・ビトロ及びイン・ビボにおける強い結合の効果(LOCALIZED 2D J-RESOLVED 1H MR SPECTROSCOPY: STRONG COUPLING EFFECTS IN VITRO AND IN VIVO)」には、2次元(2D)J分解MRスペクトロスコピイ・シーケンス(2D・J−PRESS)が開示されており、このシーケンスは、3次元で完全に局在化されており、全身型MRスキャナ上で実現されている。上記論文に記載されているように、90°RFパルスによって形成される横磁化は、180°RFパルスで再集束されて、進展(evolution) 後でエコー時間TEの間にスピン・エコーを形成することができる。化学シフト、静磁場の不均一性、共鳴オフセット等のような1次の相互作用は、TEの間に平均されて消失する。横磁化の減衰は、T2 緩和のみによるものであるので、スピン拡散及び化学交換による影響は無視される。双1次的な(bilinear)相互作用すなわちJ結合は再集束パルスによる影響を受けないので、TEの間に磁化のJ変調が生ずる。
【0005】
このような2次元J分解シーケンスは、20年以上前に初めて実現されており、このときには、高分解能NMR分光計上で従来のスピン・エコー・パルス方式が用いられていた。2次元J分解データ・セットとしての処理は、2つの軸(t1,t2)に沿ったフーリエ変換を含んでおり、その結果のF2軸に沿って存在する化学シフト及びJ結合周波数、並びにその結果のF1軸に沿って分離されたJ結合周波数が得られる。
【0006】
より具体的には、この磁気共鳴スペクトロスコピイ方法は、(a)物体を磁場内に配置する工程と、(b)横磁化を発生させて、エコー時間TEにおいてエコー信号を形成する工程と、(c)段階的にTEをインクリメント(増分)して2次元データ・セットを収集する工程と、(d)このデータ・セットを処理して、F2軸に沿って化学シフト及びJ結合周波数を求めるから共に、F1軸に沿ってJ結合周波数を求める工程とを含んでいる。工程(c)は、プロトン・プロトンJ結合の帯域幅よりも広いF1帯域幅でTEをインクリメントする。2次元(2D)水信号を分解して、2Dスペクトル内のすべての信号の2D位相補正に用いることができる。更に、完全な(F1,F2)マップを用いて、先験的知識(prior knowledge )マップに基づいて複素(F1,F2)モデル・スペクトルに当てはめる(fit) ことができる。
【0007】
【発明の概要】
本発明は、F1オーバサンプル(oversampled) J分解2Dスペクトロスコピイによる改良された定量的イン・ビボ・スペクトロスコピイを実現するものである。F1のオーバサンプリングによって、干渉性の水のサイドバンドを分解してフィルタ処理により除去することが可能になり、これによって、全水及び代謝物質信号を同時に収集することができる。ベースライン・アーティファクトが存在しないので、全水信号が2D線形状参照基準として用いられ、また更に、T2 及びパーシャル・ボリューム補正に用いられる。その結果として得られる「アーティファクトのない」位相感受性2次元(2D)J分解スペクトルは、2D位相感受性モデル・スペクトルに当てはめられる。この新規の方法の好ましい実施態様は、これらの特徴を脳のPRESS局在化スペクトロスコピイに統合し、水抑制を必要とせずに実行される。
【0008】
より具体的には、本発明の磁気共鳴スペクトロスコピイ方法は、(a)物体を磁場内に配置する工程と、(b)横磁化を発生させて再集束することにより、エコー時間TEにエコー信号を形成する工程と、(c)段階的にTEをインクリメント(増分)して2次元(t1 ,t2 )データ・セットを収集する工程と、(d)このデータ・セットを処理して、F2軸に沿って化学シフト及びJ結合周波数を求めると共に、F1軸に沿ってJ結合周波数を求める工程とを含んでいる。
【0009】
工程(c)は、プロトン・プロトンJ結合の帯域幅よりもかなり広いF1帯域幅でTEをインクリメントする。2D水信号は分解して、F1でのFFTの前と後の両方でt2の関数としてのスペクトルの2D位相補正に用いることができる。更に、完全な位相感受性(F1,F2)マップを用いて、位相感受性(F1,F2)モデル・スペクトルに当てはめることができる。
【0010】
本発明、並びにその目的及び特徴は、以下の詳細な記載及び請求項を図面と共に参照することにより、より容易に明らかとなろう。
【0011】
【発明の実施の形態】
ここで、図面を参照要して説明する。図1(A)は、MRIシステムのコイル装置を部分的に断面で示す斜視図であり、図1(B)〜図1(D)は、図1(A)の装置内で発生させることのできる磁場勾配を示す図である。この装置は、"Proceedings of the IEEE" 誌、第71巻、第3号、1993年3月、第338頁〜第350頁所載のHinshaw 及びLentによる論文「NMRイメージング入門:Bloch 方程式からイメージング方程式まで(An Introduction to NMR Imaging: From the Bloch Equation to the Imaging Equation )」で議論されている。簡単に述べると、コイル対10を含んでいるマグネットによって、一様な静磁場B0 が発生される。円筒12上に巻回することの可能な複合型勾配コイル・セットによって、勾配磁場G(x)が発生される。RF磁場B1 が、RFコイル14によって発生される。被検サンプルが、RFコイル14の内部にZ軸に沿って配置される。
【0012】
図1(B)には、X勾配磁場が示されており、X勾配磁場は、静磁場B0 に垂直で且つX軸に沿って距離と共に直線的に変化するが、Y軸又はZ軸に沿って距離と共に変化することはない。図1(C)及び図1(D)はそれぞれ、Y勾配磁場及びZ勾配磁場についての同様の図である。
図2は、NMR装置の機能ブロック図である。コンピュータ20が、MRI装置の動作を制御すると共に、MRI装置から検出されるFID(自由誘導減衰)信号を処理するようにプログラムされている。勾配増幅器22が勾配磁場を発生させ、また、ラーモア周波数のB1 磁場を発生するRFコイル26が送信器24によって制御されている。選択された核が励起された後に、RFコイル26を用いてFID信号が検出され、FID信号は、受信器28へ伝送された後に、ディジタイザ30を通過してコンピュータ20で処理される。
【0013】
前述したRyner 等の論文には、180°RFパルスを用いてスピン・エコーを進展時間TEで形成する局在化2次元J分解(2D・J−PRESS)シーケンスについて記載している。化学シフト、静磁場の不均一性及び共鳴オフセットのような1次の相互作用はTEの間に平均されて消失するが、J結合のような双1次的な相互作用は再集束パルスによる影響を受けない。
【0014】
本発明によれば、2次元J分解スペクトルは、標準的な非対称PRESSシーケンスにおいて、+/−200HzのF1帯域幅については持続時間2.5msの128段階でTEをインクリメントすることにより得ることができる(実用上は、+/−12Hzより外側の帯域幅が折り返しアーティファクト周波数をも補足することが出来るので、F1の帯域幅+/−100Hzについて5msの64段階にまで減少させることができる。)。これにより、代謝物質の固有の結合を分解するのに十分なF1における約3Hzの分解能が得られる。PRESSの場合には、典型的な初期TEは35msであり、最終TEは355msである。SN比は、非結合スピンについてはTE144のPRESS走査と概略で同等であるが、結合スピンについては遥かに良好である。特に、短いエコーの1次元スペクトルでは埋没してしまう結合スピンについてこのことが言える。
【0015】
水の抑制はおそらく、イン・ビボ・プロトン・スペクトロスコピイ及びスペクトロスコピイ・イメージングの最も制約的な側面である。信号の潜在的な低下及びスピン結合による影響は共通の問題点であり、これは、穏当な不均一性によってさえ、多くの場合に悪化する。しかしながら、水の抑制は、水のサイドバンド・アーティファクトのため、従来技術では必要条件であった。水のサイドバンド・アーティファクトは、比較的順調に水を抑制するシステムでも問題となるものである。これらの研究では、定量化、線形状補正及びアーティファクト減少の方法のためには、水を抑制したデータに加えて水を抑制しないスペクトルを別個に収集しなければならない。抑制を行わなければ、水の強度と共に拡大するこれらのサイドバンド・アーティファクトは、実質的にすべてのシステムで、代謝物質のピークを完全に見えなくする。このことは、水抑制を行わないで収集されたPRESS(TE35)スペクトルを示している図3ではっきりとわかる。垂直方向の拡大率は100倍であり、これにより、1%又はそれよりも少ないにも関わらず、水の広い(ブロード)サイドバンド及び離散的なサイドバンドの両方が、30Hzと230Hzとの間で観測される代謝物質のスペクトルを完全に見えなくしていることがわかる。幸い、図4に示すように、オーバサンプルJ分解2次元スペクトロスコピイが、この障害を克服する。データは、128×1Kの配列(200Hz×1000Hz)として収集されたものである。垂直方向の拡大率は100倍であり、これにより、+/−12Hzの間の代謝物質のピークと並んで、F1=F2及びF1=F2/2におけるアーティファクトが分解されていることがわかる。このJ分解スペクトルの128×1K(200Hz×1kHz)のスタック・プロットでは、障害となるベースライン・アーティファクトがF1において明確に分解されている。これらのアーティファクトは、F1=F2で発生する(90°スライス選択の前または直後の勾配の影響によるものと考えられる)か、又はF1=F2/2で発生する(最後の180°再収束パルスの周囲の勾配からの結合効果によるものと考えられ、従って、t1進展時間の半分にしかさらされない)かのいずれかである。図5は、F1=0でのJ分解スペクトル(実線。以後、J0スペクトルと呼ぶ)を従来のPRESSスペクトル(点線)に重ね合わせたものを示しており、両者とも、抑制は行われておらず、垂直拡大率100として示してある。従来のPRESSスペクトルは、離散的ベースライン歪み及び広いベースライン歪みの両方を有しているが、これらのベースライン歪みは、オーバサンプルJ0スペクトルには明らかに存在していないことに留意されたい。図6は、イン・ビボ(頭頂部白質)のオーバサンプルJ0スペクトルを垂直拡大率250で示している。水抑制を一切行わないで収集されたこのスペクトルの線(line)形状が優れていること、及びアーティファクトが存在していないことに留意されたい。図7は5mMのGABAを含有している第2世代MRS・HD球(HD sphere)についてのJ0スペクトル 、図8は元のMRS・HD球についてのJ0スペクトル、及び図9は後頭部のイン・ビボROIについてのJ0スペクトルを示している。
【0016】
強い水の線は、水のt2信号の各々のt1増分について位相及び残留渦電流の補正に用いることができるばかりでなく、水のt2信号をF1の関数(F1,t2)として補正するのにも用いることができる。これにより、非結合スピンについては2次元の純粋な吸収線形状が形成され、また、θHzと等しくないF1での結合信号の位相が固定される。また、この参照により、極めて長い時定数を有するB0 渦電流、並びに収集の全時間の経過中に生ずる他の不要な位相及び周波数の変化が除去される。この線形状は、近似的に、F2においては1/T2 *であり、F1においては1/T2 である。この工程により、位相感受性(F1,F2)マップを位相感受性(F1,F2)モデル・スペクトルにフィットさせる(当てはめる)ことができる。
【0017】
結果として得られる2次元配列は、生体脳スペクトルを構成する個々の化学物質の各々についての離散的なパターンを含んでおり、モデル・スペクトルである2次元配列に当てはめるのに理想的なものである。F1分解能が加わったことにより、代謝物質のほとんどすべてについてのフィッティング(当てはめ)を向上させることが可能になる。このことは、図10乃至図15に示すように、1次元のJ0、J3及びJ6の各モデル・スペクトル(実線)を第2世代MRS・HD球についてのスペクトル(点線)に重ね合わせることにより示される。例えば、従来のPRESSのTE35のスペクトルにおいて、GLN及びGLUに重なり合ったNAAについて考察する。オーバサンプル2次元Jスペクトロスコピイでは、NAAメチルは、J0スペクトルでは良好に分解されており、J6スペクトルではメチレン信号の極めて特徴的なパターンを示している。ラクテートは、J3スペクトルで編集されている。GLN、GLU及びGABAの分離はもう1つの好例であるが、通常の未編集PRESSスペクトルでは困難な企てであったものである。10のスペクトルを用いるだけでも分離は良好である。GLN及びGLUは、3.8ppmの所では重なっているが、2.35ppmの所の強度によって分離される。GABA及びGLUは、2.35ppmの所では重なっているが、3.8ppm:2.35ppmの信号の比によって分離可能である。GABAの定量化の確認は、J6スペクトルによって行われ、ここでは、GABAのみが2.95ppmの所で部分的に反転した信号として見出される。言うまでもなく、2次元配列を2次元配列モデル・スペクトルに当てはめることは、これらの単純な1次元の実例よりも遥かに特殊である。(t1,F2)データの当てはめから、実際の代謝物質のT2 の推定値が得られ、また、Journal of Magnetic Resonance 誌、B102:9(1993年)に所載のKreis 等の方法を用いれば、水のT2 測定値を用いてCSFのパーシャル・ボリューム及び脳の含水量を推定することができる。
【0018】
以上、F1オーバサンプリングを用いて、関心のあるスペクトル範囲にアーティファクトをもたらす水の不要な干渉性サイドバンドを分解して除去し、また、代謝物質及び水のT2 緩和減衰(t1,F2)を抽出すると共に密集したプロトン・スペクトルを2つの周波数次元において分解するための生データを提供する定量的イン・ビボ・スペクトロスコピイの改良された方法について記載した。水の線形状を2つの次元における参照に用いることができ、これにより、非結合スピンについての2次元の純粋な吸収線形状を形成すると共に、残留の低周波数渦電流の影響を補正することができる。更に、代謝物質の2次元J分解モデル・スペクトルに、結果として得られる位相感受性2次元J分解イン・ビボ・データを当てはめると、代謝物質のT2緩和の(t1,F2)推定及び(t1,F2)の水の信号の双指数的(biexponential )当てはめと合わせて、CSFのパーシャル・ボリューム及び含水量を推定することができる。本発明は、単一ボクセルによる定量的脳検査及び収集時間エンコード式高速スペクトロスコピイ・イメージング検査としても応用することができる。
【0019】
従って、特定の実施例及び応用に関して本発明を記載したが、この記載は発明を説明するためのものであって、発明を限定するものではない。特許請求の範囲によって定められる本発明の要旨及び範囲から逸脱しない様々な改変及び応用が、当業者には想到されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は従来のMRI装置の構成、及び(B)〜(D)はこのMRI装置において発生される磁場を示す図である。
【図2】MRI及びスペクトロスコピイ用装置の機能ブロック図である。
【図3】水抑制を行わない場合のMRS・HD球のPRESSスペクトル図である。
【図4】水抑制を行わない場合のMRS・HD球のオーバサンプルJ分解2次元PRESSスペクトルのスタック・プロット図である。
【図5】MRS・HD球の「J0スペクトル」(F1=0におけるF2の軌跡。実線)をMRS・HD球の従来のPRESSスペクトル(点線)に重ねてプロットした図である。
【図6】水抑制を行わないで得られたイン・ビボROI(頭頂部白質)のJ0スペクトルである。
【図7】5mMのGABAを含んだ第2世代MRS・HD球のJ0スペクトル図である。
【図8】元のMRS・HD球のJ0スペクトル(ブレイノ(Braino)としても知られている)図である。
【図9】後頭葉のイン・ビボROIのJ0スペクトル図である。
【図10】NAA溶液のJ0、J3及びJ6の各スペクトル(実線)を第2世代MRS・HD球のJ0、J3及びJ6の各スペクトルの上にプロットした図である。
【図11】ラクテート溶液のJ0、J3及びJ6の各スペクトル(実線)を第2世代MRS・HD球のJ0、J3及びJ6の各スペクトルの上にプロットした図である。
【図12】ミオイノシトール溶液のJ0、J3及びJ6の各スペクトル(実線)を第2世代MRS・HD球のJ0、J3及びJ6の各スペクトルの上にプロットした図である。
【図13】グルタメート溶液のJ0、J3及びJ6の各スペクトル(実線)を第2世代MRS・HD球のJ0、J3及びJ6の各スペクトルの上にプロットした図である。
【図14】GABA溶液のJ0、J3及びJ6の各スペクトル(実線)を第2世代MRS・HD球のJ0、J3及びJ6の各スペクトルの上にプロットした図である。
【図15】グルタミン溶液のJ0、J3及びJ6の各スペクトル(実線)を第2世代MRS・HD球のJ0、J3及びJ6の各スペクトルの上にプロットした図である。
【符号の説明】
10 コイル対
12 円筒
14 RFコイル
20 コンピュータ
22 勾配増幅器
24 送信器
26 RFコイル
28 受信器
30 ディジタイザ

Claims (5)

  1. (a)物体を磁場内に配置しているときに、横磁化を発生させ再集束することにより、エコー時間TEにエコー信号を形成する手段と、
    )段階的にTEをインクリメントして2次元データ・セットを収集する手段であって、プロトン・プロトンJ結合の帯域幅よりも広いF1帯域幅であって、且つ該J結合の帯域幅よりも大きなF1周波数の所でアーティファクトを離散的にサンプリングするのに十分なF1帯域幅で、TEをインクリメントすることを含む、前記収集する手段と、
    ) 前記データ・セットを処理して、F2軸に沿って化学シフト及びJ結合周波数を求めると共に、F1軸に沿ってJ結合周波数を求める手段と有していることを特徴とする磁気共鳴スペクトロスコピイ・シーケンスを実行するNMR装置
  2. プロトン・プロトンJ結合は最大25Hzであり、前記F1帯域幅は少なくとも100Hzである請求項1に記載のNMR装置
  3. 前記F1帯域幅は少なくとも200Hzである請求項2に記載のNMR装置
  4. 2次元(2D)水信号が分解される請求項2に記載のNMR装置
  5. 位相感受性モデル・スペクトルを用いて、前記位相感受性のあるオーバサンプルJ分解データを当てはめる請求項4に記載のNMR装置
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