JP4293048B2 - 情報配信システム、情報配信システムの配信先登録方法及び情報配信先管理装置 - Google Patents

情報配信システム、情報配信システムの配信先登録方法及び情報配信先管理装置 Download PDF

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Description

本発明は、車両等の移動体と基地局との間の通信に基づく情報配信技術に関する。
車両などの位置情報や車両位置に関連した情報などを簡単な操作で入手できるようにする為に、車両等移動体側に製造番号や呼び出し符号などの固有の識別情報を保持した狭域通信の移動局通信装置を設け、路上に設置した狭域通信の基地局通信装置により前記移動局通信装置の固有情報を読み取り、読取った識別情報に基づき情報の配信先を特定し、携帯電話網あるいはインターネットなどの広域通信網を介して、利用者の所持する携帯電話あるいは情報端末に情報を配信するシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−32083号公報
上記背景技術によれば、予め移動局通信装置の保持する識別情報とそれに対応した情報の配信先を対応付けて情報配信システムに登録しておいた場合には、移動局通信装置毎の識別情報を読み出し、読み出した識別情報に対応つけられた情報の配信先に情報を配信することができる。
この場合、情報配信を行うためには、予め狭域通信の移動局通信装置の識別情報と、それ対応した情報の配信先を情報配信システムに登録する必要がある。つまり利用者が移動局通信装置からその識別情報を読み出す為の読み出し装置等を用いて、識別情報を読み出した上で、情報配信システムに対して移動局通信装置の識別情報と情報の配信先を登録する行為が必要となり、煩雑な過程を必要とし、より一層の簡易な登録方法が望まれている。
また、狭域通信の移動局通信装置の製造番号や呼び出し符号などの識別情報を、利用者が移動局通信装置から読み出す手段が提供されていない場合には、識別情報と対応付けた情報の配信先を登録することが出来ず、上記情報配信システムを利用することが困難であった。また上記特許文献1にはその場合の情報の配信先の登録方法に関しては何ら開示されていない。
本発明の目的は上記背景技術の状況に鑑み、利用者が狭域通信の移動局通信装置からその固有の識別情報を読み出すことなく、簡易な手順にて移動局通信装置の識別情報と情報の配信先の登録を可能とする情報配信システム、情報配信システムの配信先登録方法、および情報配信先管理装置を提供することにある。
上記課題点を解決するために本発明では、基地局と無線通信可能な領域を移動する移動体側に設けられ、自装置の固有情報を保持かつ発信可能な移動局装置と、上記移動局装置との間で無線通信可能な基地局装置と、該基地局装置から上記移動局装置の固有情報を受信時に、受信した固有情報に基づき情報配信先の情報端末を特定する情報配信先管理装置と、該配信先管理装置にて特定された情報端末装置に情報を配信する情報配信装置と、上記基地局装置近傍に設置され上記移動体側に情報を通知する通知手段あるいは上記移動体側より情報を入力する入力手段とを備える。
上記情報配信先管理装置は、上記移動局装置の固有情報を受信時に、該固有情報に対応付けた識別情報を通知手段を介して上記移動体側に通知する。あるいは入力手段を介して移動体側から識別情報を入力する。さらに、該識別情報と共に情報配信先の情報端末を特定する為の宛先情報を受信することにより、上記移動局の固有情報と上記情報端末の宛先情報を対応付けて管理する。上記情報配信先管理装置は上記移動局装置の固有情報を受信時に、該固有情報に対応する情報端末を特定し、情報配信装置にて特定した情報端末装置に情報を配信する。
これにより、利用者が狭域通信の移動局通信装置からその固有の識別情報を読み出すことなく、簡易な手順にて移動局通信装置の識別情報と情報の配信先を登録が可能となり、利用者にとって利便性が向上する。
本発明によれば、利用者の利便性を向上した情報配信システムを提供することができる。
以下、本発明の実施例につき図面を用いて説明する。
図1、図2、図3は本発明の第1の実施例の説明図である。図1は情報配信システムの構成図、図2は情報配信システムの動作説明図、図3は利用者の所持する携帯電話の操作説明図である。
本発明の第1の実施例は、狭域通信の基地局通信装置にて移動局通信装置からその固有の識別情報を受信し、情報の配信先が登録されていない場合に、媒体発行手段により媒体毎の識別情報を記録した記録媒体を利用者に発行し、前記媒体識別情報を用いて移動局通信装置の識別情報と情報配信先を対応付けて登録可能とする場合の例である。
図1において、101は車両に固定して搭載された狭域通信用の移動局通信装置、102は無線通信するためのアンテナ、103は無線通信のための無線送受信部、104は移動局通信装置を制御する通信制御手段、105は移動局通信装置に固有の識別IDを記録した識別情報保持手段、106は路上あるいは施設入退出口等に設置された狭域通信の基地局通信装置、107は無線通信のためのアンテナ、108は無線通信のための無線送受信部、109は移動局通信装置を制御する通信制御手段、110は情報配信のための配信先を管理する情報配信先管理装置、111は情報配信先管理装置を制御する為のID管理制御手段、112は利用者ごとの配信先情報を記録する為の情報記録手段、113は基地局通信装置106近傍に設置され車両運転者である利用者に対し利用者IDカードを発行する為の媒体発行手段、114は媒体発行手段により発行された媒体としての利用者IDカード、115は車両運転者である利用者、116はパーソナルコンピュータ等の情報端末装置、117は電子メイル等の情報送受信機能を備えた携帯電話などの利用者115が所持する携帯端末装置、118は携帯電話の基地局、119はインターネットなどのネットワーク、120はネットワーク119を介して利用者の携帯端末装置117等に電子メイル等により情報を配信する情報配信装置、121は移動局通信装置を搭載した車両である。
車両に搭載される狭域通信の移動局通信装置101としては、自動料金支払いシステム(ETC:Electronic Toll Collection)に用いられる車載器等があげられる。ETC車載器では通信方式としては、社団法人 電波産業会にて定められた標準規格「有料道路自動料金収受システム標準規格ARIB STD−T55 1.0版」(平成9年11月27日策定)に準拠している。前記ARIB標準規格に準拠した移動局通信装置は、無線呼び出し符号(WCN:Wireless Call Number)と呼ばれる移動局通信装置毎に固有の識別情報を保持しており、識別情報保持手段105には例えば前記無線呼び出し符号を移動局の識別IDとして記録している。無線呼び出し符号などの移動局の識別IDは、装置製造時等に装置固有の値が付与され、通常装置利用者に対してはその値は公開されていない、その為一般的には、利用者はその値を知ることが困難である。狭域通信の基地局通信装置106は数mから数十mの通信領域を有しており、移動局通信装置101を搭載した車両121が基地局通信装置106の通信領域内に進入した際に、各無線送受信部103および108を介して無線通信が行なわれ、移動局通信装置101の識別情報保持手段105に格納した移動局識別IDを、基地局通信装置106にて読取ることが出来るよう構成されている。
媒体発行手段113は基地局通信装置106の近傍に配置され、車両121が基地局通信装置106の通信領域への進入時に、運転者である利用者115に対して利用者IDカード114を発行する。利用者IDカード114は、発行された媒体毎に固有の媒体識別IDを記録された記録媒体で、紙あるいは樹脂等からなるカード上媒体に前記媒体識別IDを印刷記録あるいは磁気、電子的な記録がなされている。なお、媒体の発行並びに記録する媒体識別IDは情報配信先管理装置110により制御される。さらに利用者IDカード114上には情報配信先管理装置110に対して電子メイルを送信するための情報配信管理装置メイルアドレスが記録されている。
情報配信先管理装置110は、移動局通信装置101の移動局識別IDとそれに対応した情報の配信先アドレスとしての利用者の電子メイルアドレスを対応付けて情報記録手段112に記録し、車両進入時に受信した移動局識別IDに対し、それに対応した配信先アドレスを情報配信装置120に通知する。情報配信装置120は情報配信先管理装置110より受信した配信先アドレスに対して電子メイルにて情報を配信する。本例の場合、配信情報は予め、該情報配信装置内に保持されている。
情報端末装置117あるいは携帯端末装置117は、電子メイル等の情報の送受信機能を有し情報配信先管理装置110に対する電子メイル等の情報の送信あるいは、情報配信装置120からの電子メイル等の情報の受信を行なう。
配信情報の内容としては、例えば、車両121が通過した基地局の位置や、基地局が位置する地域の地域情報、道路交通情報、天候情報等がある。また基地局が駐車場などの入退出口に設置されている場合には、車両の入退出時刻を配信しても良い。該配信情報の形態は、文字、画像、音声のいずれでもよいし、またはこれらの組合せであってもよい。配信情報として、車両が通過した基地局の位置情報を配信した場合には、離れた位置から、車両の該位置の通過を確認することができるため、車両の位置管理等が可能となる。また、携帯端末装置117を利用者が所持携帯し車121両に持ち込んだ場合には、利用者115が搭乗車両121の現在位置や、車両位置の地域の地域情報などを入手することが可能となる。
図2および図3は上記図1における情報配信先管理装置110に対する情報配信先の登録および情報配信動作の説明図である。同図はそれぞれ利用者115、利用者の携帯端末装置117、移動局通信装置101、基地局通信装置106、情報配信先管理装置110、情報配信装置120、媒体発行手段113の各機器間の動作を示しており、同図を用いて、情報の配信先アドレスが未登録である移動局通信装置の配信先アドレスの登録の処理手順、および登録後の情報配信の処理手順を説明する。まず車両121が基地局通信装置106の通信領域に進入した際に、移動局通信装置101では通信制御手段104の制御により、識別情報保持手段105より固有の識別情報である移動局識別IDを読み出し、無線送受信部103により基地局通信装置106に対して送信する(ステップS201)。基地局通信装置106は通信制御手段109の制御により、無線送受信部108により移動局識別IDを受信し、さらに情報配信先管理装置110に対し受信した移動局識別IDを送信する(ステップS202)。情報配信先管理装置110はID管理制御手段111の制御により、情報記録手段112を参照し、受信した移動局識別IDが未登録あるいは配信先アドレスが未登録であった場合、移動局識別IDを情報記録手段112に新たに登録する。さらに登録した移動局識別IDに対して、それぞれの移動局識別ID毎に固有の識別IDを任意に付番し、移動局識別IDと対応付けた上で情報記録手段112に媒体識別IDとして登録する。また、媒体発行手段113に対し前記媒体識別IDを送信し、媒体の発行を指示する(ステップS203)。媒体発行手段113は利用者DIカード114に、受信した媒体識別ID、及び予め登録された情報配信先管理装置の電子メイルアドレスを記録し、車両の搭乗者である利用者115に対して発行する(ステップS204)。
利用者115は発行された利用者IDカード114を受け取り、利用者が所持する携帯端末装置117により、受け取った利用者IDカードに記録された媒体識別IDを、情報配信先管理装置のアドレスに対して電子メイルで送信する(ステップS205)。電子メイルでは送信元の電子メイルアドレスが送信時に自動的に付加され相手先に送信される。すなわち利用者の携帯端末装置117自身の電子メイルアドレスも同時に付加され、媒体識別IDとともに送信される(ステップS206)。図3に携帯端末装置117による送信操作を示す。利用者115は、電子メイルの宛先欄301に情報配信先管理装置のアドレス、例えば件名欄302に媒体識別IDを入力し電子メイルを送信する。これにより受信した側では、件名を参照することで媒体識別IDの内容を、送信元のメイルアドレスを参照することで利用者の携帯端末装置117の電子メイルアドレスを知ることが出来る。本実施例では特に本文欄303は未入力としても処理の手順には影響しない。
情報配信先管理装置110は、ID管理制御手段114の制御により、携帯端末装置117から送信された電子メイルをネットワーク119を介して受信する。ID管理制御手段114は電子メイルにより受信した利用者の携帯端末装置117の電子メイルアドレスを、同じく受信した媒体識別IDと対応付けて、情報記録手段112に登録する。登録された電子メイルアドレスは情報の配信先アドレスとして用いられる。情報記録手段112には、既にステップS203にて移動局識別IDとそれに対応付けられた媒体識別IDが登録されており、配信先アドレスも移動局識別IDに対応付けて登録される。上記した処理手順にて移動局識別IDと、それに対応する情報の配信先アドレスとして利用者の携帯端末装置117の電子メイルアドレスの登録がなされる。
続いて登録された配信先アドレスへの情報の配信動作を説明する。車両121が基地局通信装置106の通信領域に進入した際に、移動局通信装置101では移動局識別IDを基地局通信装置106に対して送信する(ステップS207)。基地局通信装置106は移動局識別IDを受信し、情報配信先管理装置110に対し受信した移動局識別IDを送信する(ステップS208)。情報配信先管理装置110はID管理制御手段111の制御により、情報記録手段112を参照し、受信した移動局識別IDに対応する配信先アドレスが登録されている場合、登録された配信先アドレスを情報配信装置120に送信する(ステップS209)。情報配信装置120は受信した配信先アドレスに対して電子メイルにて情報を配信し、利用者115は携帯端末装置117にて配信された情報を受信する(ステップS210)。以上の処理手順にて登録された配信先アドレスに対して情報の配信がなされる。
上記した実施例では、ステップS205において利用者の情報配信先アドレスの登録のための操作として、携帯端末装置117による操作例を説明したが、携帯端末装置に限るものではなく、パーソナルコンピュータ等の情報端末装置116にても同様の操作が可能である。また利用者による登録あるいは情報の配信方法として電子メイルを用いた場合について説明を行なったが電子メイルに限定するものもではなく、媒体識別ID、配信先アドレス、配信情報等の送受信が出来る方法であれば電子メイルに限定するものでは無い。
また、情報配信管理装置110に登録する配信先アドレスとして、移動局識別IDに対して複数の配信先アドレスの登録を受付可能に構成した場合には、車両121が基地局通信装置106の通信領域進入時に、登録された複数の配信先アドレスに対して情報の配信が可能となる。この場合には例えば、利用者の携帯電話の電子メイルアドレスと、家庭のパーソナルコンピュータの電子メイルアドレスを登録することで、双方で同じ情報を共有することが出来る。
また本実施例では、利用者115に対して利用者IDカード114の発行を行なっているが、これにより利用者は車両が基地局通信装置116の通信領域外に退出した後であっても配信先アドレスの登録操作すなわち電子メイルの送信操作を行なうことが出来る。そのため、利用者が車両を停止させた安全な状態で、安心して操作を行なうことが出来る。 また、情報配信先管理装置110が付番し、利用者IDカード114に記録し発行する媒体識別IDは、移動局識別IDと同一値であってもかまわず、その場合にも上記説明と同様の動作が可能である。本実施例に示した様に移動局識別IDと媒体識別IDを別の値として管理した場合には、移動局通信装置101の固有情報でなく情報配信先管理装置110が任意に付番した値を利用者IDカード114に記録するため、その利用者IDカードを他人が不正に入手した場合であっても、被害の範囲は本実施例の情報配信システムに関連する領域に止まり、移動局識別IDを用いた他のシステムにおいて悪用される危険性が無い。また移動局識別IDの値が大きな桁数の値であった場合でも、より桁数の小さな値を媒体識別IDとして異なる値として管理した場合には、利用者が携帯端末装置117の操作により配信先アドレスを登録する際の、入力操作の負担を低減することが出来る。
また本実施例では、車両121が基地局通信装置106の通信領域に進入時に、媒体発行手段113により利用者IDカード114を発行するよう説明したが、記録済みの利用者IDカードを予め用意し、係員などが人手により利用者115に手渡しするようにしてもかまわない。また、利用者IDカード114を発行することなく、モニタディスプレイ等の表示装置に媒体識別IDを表示し、利用者115が表示された媒体識別IDを認識し、情報配信先管理装置110に送信するようにしても良い。
また移動局通信装置の例として、ETC自動料金支払いシステムに用いられる車載器等を例に説明を行なったが、車載器に固有の識別情報を送信可能なものであれば通信装置を限定するものでは無く、ナンバープレートを電子化し車両番号等の識別情報を無線で読み取り可能とする電子ナンバープレート等であってもかまわない。
なお基地局通信装置106を複数設置し、設置した各々の個所で情報の配信を行なう場合に、情報配信先管理装置110及び情報配信装置120は複数の基地局通信装置間で共有することが可能である。また、媒体発行手段113は必ずしも全ての基地局通信装置106に対して設置する必要は無く、利用者の利用状況に合わせて高い設置効果を得られる個所にのみ設置しても良い。
上記したごとく、本実施例では狭域通信の移動局通信装置の製造番号や呼び出し符号などの移動局の識別情報を、利用者が移動局通信装置から読み出す手段が提供されていない場合であっても、情報配信システムに対して移動局通信装置の識別情報と情報の配信先の登録が可能となる。それにより、移動局の識別情報に基づき情報の配信先を特定し、携帯電話網あるいはインターネットなどの広域通信網を介して、利用者の所持する携帯電話あるいは情報端末に情報を配信するシステムを利用することが可能となる。
図4、図5は本発明の第2の実施例の説明図である。図4は情報配信システムの構成図、図5は情報配信システムの動作説明図である。本第2の実施例は、狭域通信の基地局通信装置にて移動局通信装置からその固有の識別情報を受信し、情報の配信先が登録されていない場合に、媒体読み取り手段により利用者の所持する記録媒体より利用者毎に固有の利用者識別情報を読み取り、前記利用者識別情報を用いて移動局通信装置の識別情報と情報配信先を対応付けて登録可能とする場合の例である。
図4において、401は情報配信先管理装置、402は情報配信先管理装置401を制御する為のID管理制御手段、403は配信先情報を記録する為の情報記録手段、404は基地局通信装置近傍に設置され、車両運転者である利用者が所持する利用者IDカードから記録された利用者IDを読取る為の媒体読み取り手段、405は利用者が所持する利用者IDカードである。その他、図1と同様の動作をするものには同じ符号を付してある。
利用者IDカード405は例えば、利用者の所持する運転免許証、社員証、施設会員証あるいは自治体の住民カード等の記録媒体であって、該記録媒体上に運転免許番号、社員番号、会員番号、あるいは住民番号等の利用者毎の固有の利用者識別IDが記録された記録媒体である。前記利用者IDカードは紙あるいは樹脂製のカード状記録媒体であって、その表面に前記利用者識別IDが印字記録、バーコード、または表面の凹凸文字、あるいは記録媒体に内蔵されたICチップに電子的に記録されているものである。媒体読み取り手段404は前記利用者IDカード405から、文字認識、バーコード認識、あるいは凹凸形状認識、ICチップに対する電子的な読み出し方法により、記録された利用者識別IDの読み出しを行い、情報配信先管理装置401に送信する。情報配信先管理装置401は、移動局通信装置101の移動局識別IDとそれに対応した情報の配信先アドレスとしての利用者の電子メイルアドレスを対応付けて情報記録手段403に記録し、車両進入時に受信した移動局識別IDに対し、それに対応した配信先アドレスを情報配信装置120に通知し、情報配信装置120により情報を配信する。
図5は上記図4における情報配信先管理装置401に対する情報配信先の登録動作の説明図である。同図はそれぞれ利用者115、利用者の携帯端末装置117、移動局通信装置101、基地局通信装置106、情報配信先管理装置401、情報配信装置120、媒体読み取り手段404の各機器間の動作を示しており、同図を用いて、情報の配信先アドレスが未登録である移動局通信装置の配信先アドレスの登録の処理手順を説明する。
まず車両121が基地局通信装置106の通信領域に進入した際に、移動局通信装置101では移動局識別IDを基地局通信装置106に対して送信する(ステップS501)。基地局通信装置106は移動局識別IDを受信し、情報配信先管理装置401に対し受信した移動局識別IDを送信する(ステップS502)。情報配信先管理装置401はID管理制御手段402の制御により、情報記録手段403を参照し、受信した移動局識別IDが未登録であった場合、移動局識別IDを情報記録手段403に新規に登録する。さらに、媒体読み取り手段404に対し利用者の所持する利用者IDカード405から利用者識別IDの読み取りを指示する(ステップS503)。媒体読み取り手段404は、利用者に対して所持する利用者IDカード405を当該読み取り手段に読取らせるよう表示装置(図示せず)等で操作を促す。利用者115は所持する利用者IDカード405を媒体読み取り手段504に提示、あるいは装置に挿入する等の操作を行い、媒体読み取り手段404は利用者IDカード405より記録された利用者識別IDを読み取る(ステップS504)。媒体読み取り手段404は読取った利用者識別IDを情報配信先管理装置401に送信する(ステップS505)。情報配信先管理装置401は、受信した利用者識別IDを移動局識別IDと対応付けた上で情報記録手段112に登録する。
次に利用者115は、利用者が所持する携帯端末装置117により、利用者IDカードに記録された利用者識別IDを、情報配信先管理装置のアドレスに対して電子メイルで送信する(ステップS506)。送信元の電子メイルアドレスは電子メイル送信時に同時に付加され、利用者識別IDとともに送信される(ステップS507)。情報配信先管理装置の電子メイルアドレスは基地局通信装置106の近傍に掲示(図示せず)、あるいは情報配信先管理装置の電子メイルアドレスを記載した文書の配布、掲示等により利用者に対して通知を行なう。情報配信装置401は、ID管理制御手段402の制御により、携帯端末装置117から送信された電子メイルをネットワーク119を介して受信する。ID管理制御手段402は電子メイルにより受信した利用者の携帯端末装置117の電子メイルアドレスを、同じく受信した利用者識別IDと対応付けて情報記録手段403に登録する。情報記録手段403には、移動局識別IDとそれに対応付けられた利用者識別IDが登録されており、携帯端末装置117の電子メイルアドレスすなわち配信先アドレスが、移動局識別IDに対応付けて登録される。上記した処理手順にて移動局識別IDと、それに対応する情報の配信先アドレスとしての利用者の携帯端末装置117の電子メイルアドレスの登録がなされる。
登録された配信先アドレスへの情報の配信動作については、図2に示すステップS207からステップS210に示すのと同様の処理手順によって行なわれる。
上記した実施例では、利用者115が既に所持する利用者IDカード405を用いる為、利用者毎に発券することなく利用者IDカードの発券に要する資源を節約することが可能である。また、媒体読み取り手段404にて利用者IDカード405の利用者識別IDを読取る場合について説明したが、利用者識別IDの読み取りは媒体読み取り手段404に限定するものではなく、テンキー等の入力手段を設け利用者115のテンキー等の操作により利用者識別IDを入力するような方法であっても良く、利用者を識別可能な識別情報を読み取り可能な手段であれば方式を限定するものではない。
また、移動局通信装置101が有料道路の自動料金支払いシステムに用いる所謂ETC車載器の場合には、製造番号や呼び出し符号などの移動局の識別情報に加えて、利用者が所持し利用者固有の利用者識別IDが記録されたICカードの情報を、ETCの基地局通信装置との通信時に読み出しが可能である。この場合には、媒体読み取り手段404による利用者識別IDの読み取りに代えて、基地局通信装置106にて利用者識別IDを読み出しても良く、基地局通信装置としてETCの料金所に設置された装置を用いることも可能である。この場合には媒体読み取り手段404を設置せずとも、本発明の情報配信システムの構築が可能である。
また上記した実施例では利用者の情報配信先アドレスの登録のための操作として、携帯端末装置117による操作例を説明したが、パーソナルコンピュータ等の情報端末装置116にても同様の操作が可能である。また利用者による登録あるいは情報の配信方法として電子メイルに限定するものもではなく、媒体識別ID、配信先アドレス、配信情報等の送受信が出来る方法であれば良い。また、情報配信管理装置110に登録する配信先アドレスとして、移動局識別IDに対して複数の配信先アドレスの登録を受付可能に構成としても良く、この場合には登録された複数の配信先において同じ情報を共有することが出来る。
また移動局通信装置の例として、ETC自動料金支払いシステムに用いられる車載器等を例に説明を行なったが、車載器に固有の識別情報を送信可能なものであれば通信装置を限定するものでは無く、ナンバープレートを電子化し車両番号等の識別情報を無線で読み取り可能とする電子ナンバープレート等であってもかまわない。
なお基地局通信装置106を複数設置し、設置した各々の個所で情報の配信を行なう場合に、媒体読み取り手段113は必ずしも全ての基地局通信装置106に対して設置する必要は無く、利用者の利用状況に合わせて高い設置効果を得られる個所にのみ設置しても良い。また、上記した様に媒体読み取り手段404による利用者識別IDの読み取りに代えて、有料道路の料金収受に用いるETCの基地局通信装置にて利用者識別IDを読み出す構成とした場合には、ETCの基地局通信装置と同様の機能を、全ての基地局通信装置に持つ必要は無く、既に情報の配信先アドレスを登録済みの利用者に対する情報配信を目的として、移動局識別IDの受信機能のみを備える基地局通信装置106を複数設置することも可能である。このように複数の基地局通信装置を設置した際に、その一部の個所にて利用者識別IDの読み出しを実施することにより、情報配信システムの構築が容易となり、利用者に対して安価にサービスを提供できる。
上記したごとく、本実施例でも狭域通信の移動局通信装置の製造番号や呼び出し符号などの移動局の識別情報を、利用者が移動局通信装置から読み出す手段が提供されていない場合であっても、情報配信システムに対して移動局通信装置の識別情報と情報の配信先の登録が可能となり、情報配信するシステムを利用することが可能となる。
図6、図7は本発明の第3の実施例の説明図である。図6は情報配信システムの構成図、図7は情報配信システムの動作説明図である。本第2の実施例は、狭域通信の基地局通信装置にて移動局通信装置からその固有の識別情報を受信し、情報の配信先が登録されていない場合に、車両番号読み取り手段により車両のナンバープレート等に記録された車両番号情報を読み取り、前記車両番号情報を用いて移動局通信装置の識別情報と情報配信先を対応付けて登録可能とする場合の例である。
図6において、601は車両121に装着された車両番号を印字記録されたナンバープレート、602は基地局通信装置近傍に設置され、車両121のナンバープレート601から車両番号情報を読取るための車両番号読み取り手段、603は情報配信先管理装置、604は情報配信先管理装置603を制御する為のID管理制御手段、605は配信先情報を記録する為の情報記録手段である。その他、図1と同様の動作をするものには同じ符号を付してある。車両番号読み取り手段602は、ナンバープレート601の画像を撮影し、撮影した画像を画像処理し、ナンバープレート601に記載された車両番号を読み取り、その結果を情報配信装置603に送信する。また、情報配信先管理装置603は、移動局通信装置101の移動局識別IDとそれに対応した情報の配信先アドレスとしての利用者の電子メイルアドレスを対応付けて情報記録手段605に記録し、車両進入時に受信した移動局識別IDに対し、それに対応した配信先アドレスを情報配信装置120に通知し、情報配信装置120により情報を配信する。
図7は上記図6における情報配信先管理装置603に対する情報配信先の登録動作の説明図である。同図はそれぞれ利用者115、利用者の携帯端末装置117、移動局通信装置101、基地局通信装置106、情報配信先管理装置603、情報配信装置120、車両番号読み取り手段602の各機器間の動作を示しており、同図を用いて、情報の配信先アドレスが未登録である移動局通信装置の配信先アドレスの登録の処理手順を説明する。
まず車両121が基地局通信装置106の通信領域に進入した際に、移動局通信装置101では移動局識別IDを基地局通信装置106に対して送信する(ステップS701)。基地局通信装置106は移動局識別IDを受信し、情報配信先管理装置603に対し受信した移動局識別IDを送信する(ステップS702)。情報配信先管理装置603はID管理制御手段604の制御により、情報記録手段605を参照し、受信した移動局識別IDが未登録であった場合、移動局識別IDを情報記録手段605に新規に登録する。さらに、車両番号読み取り手段602に対し、車両121のナンバープレート601の車両番号情報の読み取りを指示する(ステップS703)。車両番号読み取り手段602は、ナンバープレート601に記載された車両番号を読み取り、読取った車両番号情報を情報配信先管理装置603に送信する(ステップS704)。情報配信先管理装置603は、受信した車両番号情報を、先に登録した移動局識別IDと対応付けた上で情報記録手段605に登録する。
次に利用者115は、利用者が所持する携帯端末装置117により、車両121のナンバープレート601に記載された車両番号を、情報配信先管理装置のアドレスに対して電子メイルで送信する(ステップS705)。送信元の電子メイルアドレスは電子メイル送信時に同時に付加され、車両番号とともに送信される(ステップS706)。情報配信先管理装置の電子メイルアドレスは基地局通信装置106の近傍に掲示(図示せず)、あるいは情報配信先管理装置の電子メイルアドレスを記載した文書の配布、掲示等により利用者に対して通知を行なう。情報配信装置603は、ID管理制御手段604の制御により、携帯端末装置117から送信された電子メイルをネットワーク119を介して受信する。ID管理制御手段604は電子メイルにより受信した利用者の携帯端末装置117の電子メイルアドレスを、同じく受信した車両番号と対応付けて情報記録手段605に登録する。情報記録手段605には、移動局識別IDとそれに対応付けられた車両番号が登録されており、携帯端末装置117の電子メイルアドレスすなわち配信先アドレスが、移動局識別IDに対応付けて登録される。上記した処理手順にて移動局識別IDと、それに対応する情報の配信先アドレスとしての利用者の携帯端末装置117の電子メイルアドレスの登録がなされる。
登録された配信先アドレスへの情報の配信動作については、図2に示すステップS207からステップS210に示すのと同様の処理手順によって行なわれる。
上記した実施例では、車両121のナンバープレート601に記載の車両番号を用いる為、利用者に対する発券あるいは利用者の所持するIDカードの読み取り操作が不要となり、利用者の手間を軽減することが可能である。また、本実施例では車両番号読取り手段602にて、ナンバープレート601に記載された車両番号を画像として認識し読取りを行なった場合について説明したが、ナンバープレートを電子化した電子ナンバープレートを用いた場合には、車両番号情報を無線通信等により電子的に読み出す方式であってもかまわない。
また移動局通信装置101が有料道路の自動料金支払いシステムに用いる所謂ETC車載器の場合には、製造番号や呼び出し符号などの移動局の識別情報に加えて、ETC車載器が搭載される車両の車両番号情報が車載器内に記録されており、ETCの基地局通信装置との通信時に車両番号の読み出しが可能である。この場合には、車両番号読み取り手段602による車両番号情報の読み取りに代えて、基地局通信装置106にて車両番号を読み出しても良く、基地局通信装置装置としてETCの料金所に設置された装置を用いることも可能である。この場合には車両番号読み取り手段602を設置せずとも、本発明の情報配信システムの構築が可能である。
また上記した実施例では利用者の情報配信先アドレスの登録のための操作として、携帯端末装置117による操作例を説明したが、パーソナルコンピュータ等の情報端末装置116にても同様の操作が可能である。また利用者による登録あるいは情報の配信方法として電子メイルに限定するものもではなく、媒体識別ID、配信先アドレス、配信情報等の送受信が出来る方法であれば良い。また、情報配信管理装置110に登録する配信先アドレスとして、移動局識別IDに対して複数の配信先アドレスの登録を受付可能に構成としても良く、この場合には登録された複数の配信先において同じ情報を共有することが出来る。
なお基地局通信装置106を複数設置し、設置した各々の個所で情報の配信を行なう場合に、車両番号読み取り手段602は必ずしも全ての基地局通信装置106に対して設置する必要は無く、利用者の利用状況に合わせて高い設置効果を得られる個所にのみ設置しても良い。また、上記した様に車両番号読み取り手段602による車両番号の読み取りに代えて、有料道路の料金収受に用いるETCの基地局通信装置にて車両番号情報を読み取る構成とした場合には、ETCの基地局通信装置と同様の機能を、全ての基地局通信装置に持つ必要は無く、既に情報の配信先アドレスを登録済みの利用者に対する情報配信を目的として、移動局識別IDの受信機能のみを備える基地局通信装置106を複数設置することも可能である。このように複数の基地局通信装置を設置した際に、その一部の個所にて利用者識別IDの読み出しを実施することにより、情報配信システムの構築が容易となり、利用者に対して安価にサービスを提供できる。
上記したごとく、本実施例でも狭域通信の移動局通信装置の製造番号や呼び出し符号などの移動局の識別情報を、利用者が移動局通信装置から読み出す手段が提供されていない場合であっても、情報配信システムに対して移動局通信装置の識別情報と情報の配信先の登録が可能となり、情報配信するシステムを利用することが可能となる。
図8は、図1に示した情報配信システムを駐車場等への入退出時の情報配信に適用した場合の構成図である。
本実施例は、図1に示した情報配信システムを用いて、駐車場への入退出時時に電子メイルにて入場時間あるいは、退出時に利用料金等の通知を行なうものである。
図8において、801は駐車場の車両の入退出を管理する駐車場管理装置、802は車両毎に入退出時間と利用料金を管理する駐車料金管理手段、803は入退出時刻を取得する為の時計、805は車両の通過を制御する為の遮断機、806は利用者の情報端末装置あるいは携帯端末装置に情報を配信する為の情報配信装置、807は利用者が所持する携帯電話装置である携帯端末装置、808は携帯端末装置807に内蔵されたバーコード等の画像認識が可能なカメラ、106a及び106bは入り口あるいは出口に設置した基地局通信装置である。その他、図1に示したのと同様の動作をするものについては同一の符号を付してある。
情報配信管理装置は、入り口に設置した基地局通信装置106aを介して移動局通信装置101の移動局識別IDを受信した場合に、情報配信先のアドレスが未登録の場合に、媒体発行手段により、利用者IDカードを114を発行する。媒体発行手段113にて発行する利用者IDカード114には媒体識別IDと情報配信先管理装置のアドレスがバーコードにて印字されている。利用者の携帯端末装置は、バーコード画像を認識可能なカメラ808を備えており、利用者IDカード114のバーコードを、カメラ808で撮影することにより、利用者が複雑なキー操作無しに、図2にて説明したステップS205と同様の、媒体識別IDと携帯端末装置の電子メイルアドレスの送信を行なうものであり、それにより図2にて説明したのと同様にして、移動局識別IDと配信先アドレスの登録がなされる。
駐車料金管理手段は、入り口に設置した基地局通信装置106aを介して移動局通信装置101の移動局識別IDを受信した場合に、時計803より入場時刻を取得し移動局識別ID毎に入場時刻を記録するとともに、情報配信装置802に車両の入場時刻を送信する。情報配信装置806は受信した入場時刻情報を、情報配信先管理装置から受信した配信先アドレスに対して送信する。これにより利用者は、携帯端末装置807にて入場時刻情報を受信することが出来る。
さらに、駐車料金管理手段は、出口に設置した基地局通信装置106bを介して移動局通信装置101の移動局識別IDを受信した場合に、時計803より退出時刻を取得し、取得した退出時刻と移動局識別ID毎に記録された入場時刻から駐車料金算出し、情報配信装置802に対して、車両の退出時刻ならびに駐車料金明細を送信する。情報配信装置806は受信した車両の退出時刻ならびに駐車料金明を、情報配信先管理装置から受信した配信先アドレスに対して送信する。これにより利用者は、携帯端末装置807にて退出時刻情報と利用料金明細情報を受信することが出来る。
上記したごとく、狭域通信の移動局通信装置の製造番号や呼び出し符号などの移動局の識別情報を、利用者が移動局通信装置から読み出す手段が提供されていない場合であっても、情報配信システムに対して移動局通信装置の識別情報と情報の配信先の登録が可能となり、駐車場における入退出時刻ならびに利用料金明細を情報配信するシステムの利用が可能となる。
なお、上記した全ての実施例において移動局通信装置および基地局通信装置の通信に用いる狭域通信方式としては有料道路自動料金収受システムに用いる狭域通信方式に限定するものではなく、IEEE802.11規格等の無線LANを用いた方式であっても、あるいは赤外線などの光通信によるものあっても良く、基地局通信装置の通信領域が狭領域であって、移動局通信装置を搭載した車両位置を概ね特定出来るものであって、配信する情報内容応じて必要とされる位置精度が得られるものであれば、上記実施例に示す情報配信システムに利用可能である。また、上記各実施例にて示すように、移動局通信装置として有料道路自動料金収受システムに用いる車載器、携帯端末装置として携帯電話を用いた場合には利用者が別途特別な装置を用意することなく、情報配信を受けることが可能となるため、利用者の経済的負担を軽減することができ、また本発明の情報配信システムの普及が容易となる。
本発明の情報配信システム、情報配信システムの配信先登録方法、および情報配信システムの情報配信先管理装置は、車両などの位置情報や車両位置に関連した情報等を配信するシステムに適用可能であり、簡易な手順にて情報の配信先を登録が可能となる。
本発明の一実施例による情報配信システムの構成図である。 図1の情報配信システムの動作説明図である。 本発明の一実施例による携帯端末装置の操作説明図である。 本発明の一実施例による情報配信システムの構成図である。 図4の情報配信システムの動作説明図である。 本発明の一実施例による情報配信システムの構成図である。 図6の情報配信システムの動作説明図である。 本発明の一実施例による情報配信システムの応用例としての駐車場の構成図である。
符号の説明
101…移動局通信装置、
105…識別情報保持手段、
106…基地局通信装置、
110…情報配信先管理装置、
111…ID管理制御手段、
112…情報記録手段、
113…媒体発行手段、
114…利用者IDカード、
115…利用者、
116…情報端末装置、
117…携帯端末装置、
119…ネットワーク、
120…情報配信装置、
121…車両。

Claims (4)

  1. 車両の利用者が有する情報端末に情報を配信する情報配信システムであって、
    車両に設置されたETC車載器の固有情報を無線通信にて受信する基地局装置と、
    前記基地局装置から前記ETC車載器の固有情報を受信、受信した固有情報に基づき前記情報端末を特定する情報配信先管理装置と、
    前記情報配信先管理装置にて特定される情報端末に情報を配信する情報配信装置とを備え、
    前記情報配信先管理装置は、受信した固有情報に任意の識別情報を対応付けて登録するとともに、当該識別情報を車両の利用者に通知し、利用者により送信される識別情報及び情報端末を特定するための宛先情報を受信し、該識別情報に該宛先情報を対応付けて登録することにより、前記識別情報を介して前記固有情報に対応付けられた前記宛先情報により、前記情報端末を特定することを特徴とする情報配信システム。
  2. 車両の利用者が有する情報端末に情報を配信する情報配信システムであって、車両に設置されたETC車載器の固有情報を無線通信にて受信する基地局装置と、前記基地局装置から前記ETC車載器の固有情報を受信し、受信した固有情報に基づき前記情報端末を特定する情報配信先管理装置と、前記情報配信先管理装置にて特定される情報端末に情報を配信する情報配信装置とで構成される情報配信システムにおける情報配信先管理装置であって、
    受信した固有情報に任意の識別情報を対応付けて登録するとともに、当該識別情報を車両の利用者に通知し、利用者により送信される識別情報及び情報端末を特定するための宛先情報を受信し、該識別情報に該宛先情報を対応付けて登録することにより、前記識別情報を介して前記固有情報に対応付けられた前記宛先情報により、前記情報端末を特定することを特徴とする情報配信先管理装置。
  3. 車両の利用者が有する情報端末に情報を配信する情報配信システムであって、
    車両に設置されたETC車載器の固有情報を無線通信にて受信する基地局装置と、
    前記基地局装置から前記ETC車載器の固有情報を受信、受信した固有情報に基づき前記情報端末を特定する情報配信先管理装置と、
    前記情報配信先管理装置にて特定された情報端末に情報を配信する情報配信装置と、
    車両の利用者により利用者情報入力される入力手段とを備え
    前記情報配信先管理装置は、受信した固有情報に前記入力手段により入力された利用者情報を対応付けて登録するとともに、利用者により送信される利用者情報及び情報端末を特定するための宛先情報を受信し、該利用者情報に該宛先情報を対応付けて登録することにより、前記利用者情報を介して前記固有情報に対応付けられた前記宛先情報により、前記情報端末を特定することを特徴とする情報配信システム。
  4. 車両の利用者が有する情報端末に情報を配信する情報配信システムであって、車両に設置されたETC車載器の固有情報を無線通信にて受信する基地局装置と、前記基地局装置から前記ETC車載器の固有情報を受信し、受信した固有情報に基づき前記情報端末を特定する情報配信先管理装置と、前記情報配信先管理装置にて特定された情報端末に情報を配信する情報配信装置と、車両の利用者により利用者情報が入力される入力手段とで構成される情報配信システムにおける情報配信先管理装置であって、
    受信した固有情報に前記入力手段により入力された利用者情報を対応付けて登録するとともに、利用者により送信される利用者情報及び情報端末を特定するための宛先情報を受信し、該利用者情報に該宛先情報を対応付けて登録することにより、前記利用者情報を介して前記固有情報に対応付けられた前記宛先情報により、前記情報端末を特定することを特徴とする情報配信先管理装置。
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