JP2006277692A - 降車警告装置及び降車警告システム - Google Patents

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Abstract

【課題】電子チケット情報の保持担体を用いて乗車を行う乗客が降車駅に接近したことを警告できる降車警告装置を、提供する。
【解決手段】携帯電話機1には、CPU11と、キーボード14と、スピーカー16と、公共交通機関に対する乗車債権を化体した電子チケット情報22を格納したメモリ18と、自動改札機3のアンテナ31との間で交信することによって当該自動改札機3が設置されている駅の識別情報を受信するとともに電子チケット情報22の内容を送信するRFIDチップ17と、乗車駅の識別情報及びキーボード14により設定された降車駅の識別情報に基づいて両駅間の所要時間を計算させる所要時間検索機能プログラム23,及び、現在時刻から上記所要時間経過後の時刻を到着予想時刻と算出させ、この到着予想時刻の所定時間前にスピーカー16からアラーム音を出力させる乗り過し防止機能プログラム21が格納されたメモリ18とが、備えられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、公共交通機関が運行する車両に乗車した乗客に対して当該車両が当該乗客が降車すべき降車駅に接近したことを警告する降車警告装置及び降車警告システムに、関する。
駅間を運行する車両(電車、汽車、モノレール、等)によって乗客を輸送する公共交通機関では、乗客との運送契約に基づいて、その乗車債権を化体した切符を乗客に発行し、乗客が車両に乗車しようとする乗車駅の改札において、駅員が当該切符に入鋏するとともに、当該乗客が降車しようとする降車駅の改札において、駅員がその切符を回収することによって、第三者による不正乗車を防止していた。なお、定期券の場合には、その定期券に記載された乗車債権の内容を、各改札において駅員が視認していた。
近年、このような改札は、無人化によるコスト削減を目的として、自動改札装置に置き換えられている。このような自動改札の初期のものは、切符や定期券の裏面に塗布された磁気記憶層から、その切符や定期券に化体された乗車債権の内容を記録した磁気情報を読み取ることによって、入鋏及び回収若しくは定期券の乗車債権内容の確認を行っていた。プリペイドカード式の乗車券も、この方式で処理される。
更に、最近では、RFID(Radio Frequentry Identification)の技術発展を背景に、乗車債権の内容を所謂電子チケットの形態に化体し、この電子チケットの情報を専用の非接触ICカード(RFカード)に格納し、このRFカードを定期券やプリペイドカードのように扱うシステムが、実用化されている(例えば、東日本旅客会社のSUICA[同社の登録商標]やSUICAイオカード[同社の登録商標])。この種のシステムに用いられる自動改札装置は、従来の磁気方式の改札機能の他に、RFアンテナをその上面に備えており、このRFアンテナの受信面に置かれた上記RFカードから、そのメモリ内に記録されている電子チケット情報の内容を読み取って、その電子チケットに化体されている乗車債権が有効であるか否かをチェックし、有効(即ち、定期券式の乗車債権の場合には、その乗車債権の有効期限内であり、且つ、当該自動改札装置が設置されている駅が乗車区間内であること,プリペイドカード式の乗車債権の場合には、乗車時において残金額が最低区間料金以上残っており、降車時において残金額が乗越代金額以上残っていること)であれば、ゲートを開き、無効の場合にはゲートを閉じて警告音と警告光を出力する。さらに、プリペイドカード方式の場合、乗車時においては、メモリに記憶されている残金額から最低区間料金を減額し(減額後の残金額をメモリに上書きし)、降車時においては、メモリに記憶されている残金額から乗越代金額を減額する(減額後の残金額をメモリに上書きする)。
一方、携帯電話機は、そのデジタル化に伴って多機能化し、従来、電子辞書やPDAやデジタルカメラが担っていた個人情報管理機能を取り込んできており、更には、各種の電子チケットや電子マネーの媒体としても用いられるようになっている。その流れを受けて、上述した乗車債権を化体した電子チケット情報を、携帯電話機に格納させることによって、この携帯電話を、現行のRFカードと同様に定期券やプリペイドカードとして利用させることも、計画されている。
このように、携帯電話機に定期券やプリペイドカードの機能が備えられた場合には、現行のRFカードの場合と異なり、元々携帯電話機に備えらている各種機能を定期券やプリペイドカードの機能に関連付けて、様々な有益情報を利用者(即ち、当該携帯電話機の保有者である乗客)に対して提供することができる。なお、このような乗車債権を化体した電子チケット情報の保持担体として可能性がある電子機器は、必ずしも携帯電話に限るものではなく、需要があれば、PDAであっても良い。
本発明では、そのような乗車債権を化体した電子チケット情報の保持担体が利用者に提供する有益情報の一つとして、乗客が車両に乗車した場合において、当該乗客が降車しようとする降車駅を乗り過ごすことを防止するために、当該降車駅に当該車両が近づいた時に、その旨の警告(警告音,警告光,バイブレーション)を出力することを、提案する。
即ち、従来においても、携帯電話機には、時計機能と連動したアラーム機能が備えられていたので、車両に乗車する乗客は、乗車駅への到着時刻を事前に調べておき、その到着時刻よりも所定時間前の時刻にアラーム音及びバイブレーションが発生する様、アラーム機能をセットすることが可能である。
しかしながら、降車駅への到着時刻を調べることや、その到着時刻をアラーム機能にセットすることは非常に煩雑であった。しかも、到着時刻が市販の時刻表に記載されている長中距離列車であれば兎も角、都市部の短距離列車の場合には、市販の時刻表には詳細な到着時刻は掲載されていないので、到着時刻を調べるのは困難であった。さらに、このような都市部の短距離列車を乗り継いで移動する場合には、正確な到着時刻を知ることは殆ど不可能であり、敢えて調べようとするならば、駅すぱあと(株式会社ヴァル研究所の登録商標)のような所要時間検索アプリケーションを用いて検索しなければならない。
本発明は、以上のように想定される問題点に鑑みてなされたものであり、公共交通機関に対する乗車債権を化体した電子チケット情報の保持担体に、当該保持担体を用いて当該公共交通機関が運行する車両に乗車するために乗車駅の自動改札機を通過した乗客に対して、当該乗客が降車すべき降車駅への到着時刻の設定を求めることなく、当該乗客が当該降車駅に向かうために最後に乗車した車両が当該降車駅に接近したことを警告する機能を持たせることを、課題とする。
上記課題を解決するために案出された本発明の第1の態様による降車警告装置は、公共交通機関に対する乗車債権を化体した電子チケット情報を保持するメモリと、公共交通機関の各駅に設置された自動改札装置のアンテナとの間で非接触近距離無線通信することよって、前記自動改札装置が設置されている駅の識別情報を前記アンテナから受信するとともに、前記電子チケット情報を前記アンテナへ送信する非接触近距離無線通信装置と、利用者によって降車駅を特定するための操作がなされる操作部と、前記非接触近距離無線通信装置が前記アンテナから受信した前記識別情報及び前記操作部への操作によって特定された降車駅の識別情報に基づいて、前者の識別情報が示す駅から前記降車駅へ移動するのに要する所要時間を算出する所要時間算出手段と、前記非接触近距離無線通信装置が前記識別情報を受信した時刻から前記所要時間算出手段によって算出された所要時間の経過後の時刻を、到着予想時刻として算出する到着予想時刻算出手段と、前記到着予想時刻算出手段によって算出された到着予想時刻の所定時間前に警告の出力を行う警告出力手段とを、備えたことを特徴とする。
このように構成された降車警告装置によると、降車警告装置である電子チケット情報の保持担体を保持している利用者が、乗車駅に設置された自動改札装置のアンテナと当該保持担体の非接触近距離無線通信装置とを非接触近距離無線通信させるとともに、操作部を操作することによって降車駅を特定するだけで、所要時間算出手段が乗車駅から降車駅まで移動するのに要する所要時間を算出し、到着予想時刻算出手段が到着予想時刻を算出し、この到着予想時刻の所定時間前に警告出力手段が警告の出力を行う。よって、この利用者は、最後に乗車した車両が降車駅に到着する直前に警告を受けるので、降車駅を乗り過ごすことがない。
上記課題を解決するために案出された本発明の第2の態様による降車警告装置は、公共交通機関に対する乗車債権を化体した電子チケット情報を保持するメモリと、公共交通機関の各駅に設置された自動改札装置のアンテナとの間で非接触近距離無線通信することよって、前記電子チケット情報を前記アンテナへ送信する非接触近距離無線通信装置と、利用者によって降車駅を特定するための操作がなされる操作部と、自己の位置を検出してその位置を示す位置情報を出力する位置検出手段と、前記操作部への操作によって特定された降車駅の識別情報に基づいて、前記降車駅の位置を示す位置情報を取得する降車駅位置情報取得手段と、前記位置検出手段が出力した位置情報が示す自己の位置が、前記降車駅位置情報取得手段が取得した位置情報が示す前記降車駅の位置から所定の範囲内に入ると、警告の出力を行う警告出力手段とを、備えたことを特徴とする。
このように構成された降車警告装置によると、降車警告装置である電子チケット情報の保持担体を保持している利用者が、乗車駅に設置された自動改札装置のアンテナと当該保持担体の非接触近距離無線通信装置とを非接触近距離無線通信させるとともに、操作部を操作することによって降車駅を特定するだけで、降車駅位置情報取得手段が降車駅の位置を調べるとともに、位置検出手段が当該保持担体の位置を検出し、当該保持担体の位置が降車駅の位置から所定の範囲内に入ると、警告出力手段が警告の出力を行う。よって、この利用者は、最後に乗車した車両が降車駅に到着する直前に警告を受けるので、降車駅を乗り過ごすことがない。
上記課題を解決するために案出された本発明の第1の態様による降車警告システムは、公共交通機関に対する乗車債権を化体した電子チケット情報を担持する無線通信端末と、無線通信網を介して前記無線通信端末と通信するサーバ装置とからなる降車警告システムであって、前記無線通信端末は、前記無線通信網に無線接続される通信装置と、前記電子チケット情報を保持するメモリと、公共交通機関の各駅に設置された自動改札装置のアンテナとの間で非接触近距離無線通信することよって、前記自動改札装置が設置されている駅の識別情報を前記アンテナから受信するとともに、前記電子チケット情報を前記アンテナへ送信する非接触近距離無線通信装置と、利用者によって降車駅を特定するための操作がなされる操作部と、前記非接触近距離無線通信装置が前記アンテナから受信した前記識別情報を、乗車駅の識別情報として、前記非接触近距離無線通信装置が前記識別情報を受信した時刻を示す時刻情報,及び、前記操作部への操作によって特定された降車駅の識別情報とともに、前記通信装置を用いて前記サーバ装置へ送信する情報送信手段と、前記通信装置を用いて前記サーバ装置からアラームオン信号を受信するアラームオン信号受信手段と、このアラームオン信号受信手段によって受信された前記アラームオン信号に基づいて警告の出力を行う警告出力手段とを備え、前記サーバ装置は、前記無線通信端末から受信した前記乗車駅の識別情報及び前記降車駅の識別情報に基づいて、前記乗車駅から前記降車駅へ移動するのに要する所要時間を算出する所要時間算出手段と、前記無線通信端末から受信した時刻情報が示す時刻から前記所要時間算出手段によって算出された所要時間の経過後の時刻を、到着予想時刻として算出する到着予想時刻算出手段と、前記到着予想時刻算出手段によって算出された到着予想時刻の所定時間前に前記無線通信端末へアラームオン信号を送信するアラームオン信号送信手段とを備えたことを、特徴とする。
このように構成された降車警告システムによると、電子チケット情報の保持担体としての無線通信端末を保持している利用者が、乗車駅に設置された自動改札装置のアンテナと当該無線通信端末の非接触近距離無線通信装置とを非接触近距離無線通信させるとともに、操作部を操作することによって降車駅を特定するだけで、乗車駅の識別情報,この識別情報を受信した時刻を示す時刻情報,及び、降車駅の識別情報がサーバ装置へ送信される。すると、サーバ装置の所要時間算出手段が乗車駅から降車駅まで移動するのに要する所要時間を算出し、到着予想時刻算出手段が到着予想時刻を算出し、この到着予想時刻の所定時間前にアラームオン送信信号手段がアラームオン信号を無線通信端末へ送信する。すると、このアラームオン信号を受信した無線通信端末の警告出力手段が警告の出力を行う。よって、この利用者は、最後に乗車した車両が降車駅に到着する直前に警告を受けるので、降車駅を乗り過ごすことがない。
上記課題を解決するために案出された本発明の第2の態様による降車警告システムは、公共交通機関に対する乗車債権を化体した電子チケット情報を担持する無線通信端末と、無線通信網を介して前記無線通信端末と通信するサーバ装置とからなる降車警告システムであって、前記無線通信端末は、前記無線通信網に無線接続される通信装置と、前記電子チケット情報を保持するメモリと、公共交通機関の各駅に設置された自動改札装置のアンテナとの間で非接触近距離無線通信することよって、前記自動改札装置が設置されている駅の識別情報を前記アンテナから受信するとともに、前記電子チケット情報を前記アンテナへ送信する非接触近距離無線通信装置と、利用者によって降車駅を特定するための操作がなされる操作部と、前記非接触近距離無線通信装置が前記アンテナから受信した前記識別情報を、乗車駅の識別情報として、前記非接触近距離無線通信装置が前記識別情報を受信した時刻を示す時刻情報,及び、前記操作部への操作によって特定された降車駅の識別情報とともに、前記通信装置を用いて前記サーバ装置へ送信する情報送信手段と、前記通信装置を用いて前記サーバ装置が発呼した呼を着信する着信手段とを備え、前記サーバ装置は、前記無線通信端末から受信した前記乗車駅の識別情報及び前記降車駅の識別情報に基づいて、前記乗車駅から前記降車駅へ移動するのに要する所要時間を算出する所要時間算出手段と、前記無線通信端末から受信した時刻情報が示す時刻から前記所要時間算出手段によって算出された所要時間の経過後の時刻を、到着予想時刻として算出する到着予想時刻算出手段と、前記到着予想時刻算出手段によって算出された到着予想時刻の所定時間前に前記無線通信端末へ発呼する発呼手段とを備えたことを、特徴とする。
このように構成された降車警告システムによると、電子チケット情報の保持担体としての無線通信端末を保持している利用者が、乗車駅に設置された自動改札装置のアンテナと当該無線通信端末の非接触近距離無線通信装置とを非接触近距離無線通信させるとともに、操作部を操作することによって降車駅を特定するだけで、乗車駅の識別情報,この識別情報を受信した時刻を示す時刻情報,及び、降車駅の識別情報がサーバ装置へ送信される。すると、サーバ装置の所要時間算出手段が乗車駅から降車駅まで移動するのに要する所要時間を算出し、到着予想時刻算出手段が到着予想時刻を算出し、この到着予想時刻の所定時間前に発呼手段が、無線通信端末に対して発呼する。よって、最後に乗車した車両が降車駅に到着する直前に無線通信端末の着呼手段が着呼するので、利用者は降車駅を乗り過ごすことがない。
上記課題を解決するために案出された本発明の第3の態様による降車警告システムは、公共交通機関に対する乗車債権を化体した電子チケット情報を担持する無線通信端末と、無線通信網を介して前記無線通信端末と通信するサーバ装置とからなる降車警告システムであって、前記無線通信端末は、前記無線通信網に無線接続される通信装置と、前記電子チケット情報を保持するメモリと、公共交通機関の各駅に設置された自動改札装置のアンテナとの間で非接触近距離無線通信することよって、前記電子チケット情報を前記アンテナへ送信する非接触近距離無線通信装置と、利用者によって降車駅を特定するための操作がなされる操作部と、自己の位置を検出してその位置を示す位置情報を繰り返し出力する位置検出手段と、前記操作部への操作によって特定された降車駅の識別情報,及び、前記位置検出手段から繰り返し出力される位置情報を、夫々、前記通信装置を用いて前記サーバ装置へ送信する情報送信手段と、前記通信装置を用いて前記サーバ装置からアラームオン信号を受信するアラームオン信号受信手段と、このアラームオン信号受信手段によって受信された前記アラームオン信号に基づいて警告の出力を行う警告出力手段とを備え、前記サーバ装置は、前記無線通信端末から受信した降車駅の識別情報に基づいて、前記降車駅の位置を示す位置情報を取得する降車駅位置情報取得手段と、前記無線通信端末から受信した位置情報が示す当該無線通信端末の位置が、前記降車駅位置情報取得手段が取得した位置情報が示す前記降車駅の位置から所定の範囲内に入ると、前記無線通信端末へアラームオン信号を送信するアラームオン信号送信手段とを備えたことを、特徴とする。
このように構成された降車警告システムによると、電子チケット情報の保持担体としての無線通信端末を保持している利用者が、乗車駅に設置された自動改札装置のアンテナと当該無線通信端末の非接触近距離無線通信装置とを非接触近距離無線通信させるとともに、操作部を操作することによって降車駅を特定するだけで、降車駅の識別情報がサーバ装置へ送信される。また、位置検出手段が当該保持担体の位置を検出するごとに、その位置を示す位置情報がサーバ装置へ送信される。すると、サーバ装置の降車駅位置情報取得手段が降車駅の位置を調べ、無線通信端末の位置が降車駅の位置から所定の範囲内に入ると、アラームオン送信信号手段が、アラームオン信号を無線通信端末へ送信する。そして、このアラームオン信号を受信した無線通信端末の警告出力手段が警告の出力を行う。よって、最後に乗車した車両が降車駅に到着する直前に警告を受けるので、利用者は降車駅を乗り過ごすことがない。
上記課題を解決するために案出された本発明の第4の態様による降車警告システムは、公共交通機関に対する乗車債権を化体した電子チケット情報を担持する無線通信端末と、無線通信網を介して前記無線通信端末と通信するサーバ装置とからなる降車警告システムであって、前記無線通信端末は、前記無線通信網に無線接続される通信装置と、前記電子チケット情報を保持するメモリと、公共交通機関の各駅に設置された自動改札装置のアンテナとの間で非接触近距離無線通信することよって、前記電子チケット情報を前記アンテナへ送信する非接触近距離無線通信装置と、利用者によって降車駅を特定するための操作がなされる操作部と、自己の位置を検出してその位置を示す位置情報を繰り返し出力する位置検出手段と、前記操作部への操作によって特定された降車駅の識別情報,及び、前記位置検出手段から繰り返し出力される位置情報を、夫々、前記通信装置を用いて前記サーバ装置へ送信する情報送信手段と、前記通信装置を用いて前記サーバ装置が発呼した呼を着信する着信手段とを備え、前記サーバ装置は、前記無線通信端末から受信した降車駅の識別情報に基づいて、前記降車駅の位置を示す位置情報を取得する降車駅位置情報取得手段と、前記無線通信端末から受信した位置情報が示す当該無線通信端末の位置が、前記降車駅位置情報取得手段が取得した位置情報が示す前記降車駅の位置から所定の範囲内に入ると、前記無線通信端末へ発呼する発呼手段とを備えたことを、特徴とする。
このように構成された降車警告システムによると、電子チケット情報の保持担体としての無線通信端末を保持している利用者が、乗車駅に設置された自動改札装置のアンテナと当該無線通信端末の非接触近距離無線通信装置とを非接触近距離無線通信させるとともに、操作部を操作することによって降車駅を特定するだけで、降車駅の識別情報がサーバ装置へ送信される。また、位置検出手段が当該保持担体の位置を検出するごとに、その位置を示す位置情報がサーバ装置へ送信される。すると、サーバ装置の降車駅位置情報取得手段が降車駅の位置を調べ、無線通信端末の位置が降車駅の位置から所定の範囲内に入ると、発呼手段が、無線通信端末に対して発呼する。よって、最後に乗車した車両が降車駅に到着する直前に無線通信端末の着呼手段が着呼するので、利用者は降車駅を乗り過ごすことがない。
以上説明したように、本発明によれば、公共交通機関に対する乗車債権を化体した電子チケットの保持担体に、当該保持担体を用いて当該公共交通機関が運行する車両に乗車するために乗車駅の自動改札機を通過した乗客に対して、当該乗客が降車すべき降車駅への到着時刻の設定を求めることなく、当該乗客が当該降車駅に向かうために最後に乗車した車両が当該降車駅に接近したことを警告することができる。
以下、図面に基づいて、本発明による降車警告装置の実施の形態を2例、降車警告システムを2例、説明する。なお、これら4例の実施形態の何れにおいても、電子チケットの保持担体は携帯電話機であり、その電子チケットに化体された乗車債権は定期券式のものである。しかし、第1実施形態及び第2実施形態においては、携帯電話はサーバと通信することなく降車警告装置として機能できるので、これを、PDAのような通信機能を有さない保持担体に置き換えることも可能である。また、乗車債権が定期券式のものであればその降車駅は乗車区間の端の駅であると推測できるが、乗車駅名を利用者に特定させさえすれば、乗車債権はプリペイドカード式のものであっても構わない。
実施形態1
本発明の第1実施形態は、電子チケットの担体としての携帯電話機が単独で降車警告装置を構成するとともに、この携帯電話機を保持する利用者の乗車した車両が降車駅に接近したことを、予め計算によって予測した到着時刻に現在時刻が近付いたか否かに基づいて判断する例である。
図1は、この携帯電話機1の構成を示すブロック図である。この図1に示されているように、この携帯電話機1は、バスBによって相互に接続されたCPU11,無線装置12,ディスプレイ13,キーボード14,マイク装置15,スピーカー装置16,RFIDチップ17,及び、メモリ18から、構成されている。
CPU11は、プログラムに従った処理を実行することによって、当該携帯電話機1を構成する各回路部品12〜18の動作を制御する処理装置である。
ディスプレイ13は、このCPU11によって生成されたテキストデータやイメージデータに基づく画像を表示する表示装置である。
キーボード14は、CPU11に各種コマンドや各種データをなす文字列を入力するために押下される多数のボタンである(操作部に相当)。
マイク装置15は、通話のために利用者が発した音声をデジタルデータに変換して無線装置12へ転送する装置である。
スピーカー装置16は、通話の相手方が発した音声を当該相手方の携帯電話機や図示せぬ携帯電話網内の図示せぬ交換機のデジタルトランクが変換したデジタル信号や、CPU11が生成した動作音や後述のアラーム音を示すデジタル信号を、音声として再生する装置である(警告出力手段に相当)。
無線装置12は、図示せぬ携帯電話網内の地上局に対して無線接続し、所定の通信プロトコルに従ってこの地上局や図示せぬ交換機等を通じて相手方の携帯電話機又は地上固定電話と交信を行う装置であり、マイク装置15やCPU11が生成した通信用のデジタルデータを、パケット化して図示せぬ地上局へ送出したり、図示せぬ地上局からパケットを受信して、復元した後に、CPU11又はスピーカー装置16へ転送する(通信装置に相当)。
メモリ18は、CPU11に読み込まれることによってこのCPU11に対して上述した処理を実行させる各種プログラムや各種データを格納している。このメモリ18に格納されている各種プログラムには、図2のフローチャートを参照して後で詳しく説明される乗り過し防止機能プログラム21や所要時間検索機能プログラム23が、含まれている。この所要時間検索機能プログラム23は、公共交通機関の乗車駅が特定されるとともに降車駅が特定された場合に、内蔵する時刻表データ又は所要時間データに基づいて当該乗車駅から降車駅までの所要時間を算出し、現在時刻から当該所要時間が経過した後の時刻である到着時刻を算出する。これら乗り過し防止機能プログラム21や所要時間検索機能プログラム23は、当該携帯電話機1の工場出荷時にプリインストールされていても良いが、利用者の必要に応じて、図示せぬ携帯電話網の先に設置されているサーバからダウンロードされるのであっても良い。
このメモリ18に格納されている各種データには、電子チケット情報22及び乗車記録24が含まれている。この電子チケット情報22は、上述したように、当該携帯電話機1を保持する利用者が公共交通機関と締結した運送契約に従って、当該利用者が当該公共交通機関に対して有する債権(乗車債権)を化体した電子情報である。この電子チケット情報22に化体されている乗車債権の種類としては、定期券式のものと、回数券式のものと、プリペイドカード式のものがある。定期券式のものは、有効期間内において、乗車区間内での乗降が回数制限なく可能な乗車債権である。回数券式のものは、有効期間内において、乗車区間内での乗降が所定回数まで可能な乗車債権である。プリペイドカード式のものは、予め設定された残金額から、一回の乗車毎に、その乗車に要する運賃額を減算していき、残金額が最小区間料金を下回るまで乗車を可能とする乗車債権である。これら各種類の乗車債権を化体した複数の電子チケット情報22が、メモリ18内に併存していても良い。この場合、各乗車債権行使の優先順位は、定期券式,回数券式,プリペイドカード式の順である。なお、電子チケット情報22は、RFID17を通じて交信を行う専用のリーダライタ(改札機3はそのようなリーダライタの一種である)でのみ、読み書きが可能なように暗号化されている。また、図においては、電子チケット情報22は、便宜上、他のプログラムやデータと同一のメモリ18上に格納されているように記載されているが、実際には、高度のアクセス制限がなされた専用の不揮発メモリ上に格納されている。
乗車記録24は、上記各電子チケット情報22に化体された乗車債権を行使してなされた乗車の記録であり、各乗車毎に、乗車駅名及び乗車駅の自動改札機3を通過した時刻(RFIDが当該自動改札機3のアンテナ31と交信した時刻,即ち、乗車時刻),並びに、降車駅名及び降車駅の自動改札機3を通過した時刻(RFIDが当該自動改札機3の上面に設けられたアンテナ31と交信した時刻,即ち、降車時刻)からなる。
RFIDチップ17は、FRIDの通信方式に従って自動改札機3のアンテナ31と非接触近距離無線通信を行い、このアンテナ31から発せられた電磁波を電気信号に変換し、この電気信号に搬送された駅名(駅の識別情報)や回数デクリメントコマンドや引去額をCPU11に渡すとともに、CPU11から渡された電子チケット情報22の内容を電磁波に変換してアンテナ31へ送信する(非接触近距離無線通信装置に相当)。
なお、CPU11は、RFIDチップ17から駅名を渡されると、乗車記録24を参照することによって、その駅名が乗車駅名であるか降車駅名であるかを判断して、乗車時刻又は降車時刻としての現在時刻とともに、乗車記録24に追記する。また、CPU11は、メモリ18から電子チケット情報22を読み出して、RFIDチップ17に渡す。さらに、CPU11は、RFIDチップ17から回数デクリメントコマンドを渡された場合には、回数券方式の乗車債権を化体した電子チケット情報22中の残回数を一つデクリメントする。さらに、CPU11は、RFIDチップ17から引去額を渡された場合には、プリペイドカード方式の乗車債権を化体した電子チケット情報22中の残金額から、当該引去額を減算する。
他方、自動改札機3は、上記駅名を搬送した電気信号をアンテナ31によって電磁波に変換して送出し続け、アンテナ31によって電子チケット情報22が受信されると、この電子チケット情報22に化体された乗車債権の内容が有効であるか,即ち、定期券式の乗車債権の場合には、その乗車債権の有効期限内であり、且つ、その乗車債権の乗車区間内に当該自動改札機3が設置されている駅が含まれるか否か,回数券式の乗車債権の場合には、残回数が1以上であり、且つ、その乗車債権の乗車区間内に当該自動改札機3が設置されている駅が含まれるか否か,プリペイドカード式の乗車債権の場合には、当該自動改札機3が乗車用であれば、残金額が最低区間料金以上であるか否か,当該自動改札機3が降車用であれば、残金額が乗越代金額以上である否かをチェックする。そして、その乗車債権の内容が有効である場合には、図示せぬゲートを、乗客一人が通過できるに足る時間だけ開けるとともに、回数券式の乗車債権であれば、回数デクリメントコマンドを、プリペイドカード式の乗車債権であって当該自動改札機3が乗車用であれば最小区間料金分の引去額を、プリペイドカード式の乗車債権であって当該自動改札機3が降車用であれば乗越代金額分の引去額を、アンテナ31によって電磁波に変換して送出する。これに対して、その乗車債権の内容が無効である場合には、図示せぬゲートを閉じるとともに、図示せぬ出力装置から、警告音及び警告光を発する。
次に、図2のフローチャートを参照して、上述した乗り過し防止機能プログラム21に従ってCPU11が実行する処理(乗り過し防止機能)の内容を、説明する。この処理は、ディスプレイ13上に図示せぬ機能設定画面が表示された状態下で、この機能設定画面中に表示された各種機能のうち、乗り過し防止機能が選択されたときにスタートする。
そして、スタート後最初のS001では、CPU11は、図3に示す乗り過し防止機能起動画面を起動する。この乗り過し防止機能起動画面には、ON及びOFFのオプションボタン41,42,並びに、「次へ」ボタン43が、含まれている。
次のS002では、CPU11は、「次へ」ボタン43が操作されたか否かをチェックする。そして、「次へ」ボタン43が操作された場合には、何れのオプションボタン41,42が選択されているのかをチェックし、OFFオプションボタン42が選択されている場合には、S003において、画面を元の機能設定画面に戻し、この処理を終了する。一方、ONオプションボタン41が選択されている場合には、CPU11は、処理をS004へ進める。
このS004では、CPU11は、通常利用駅検索を行う。即ち、CPU11は、乗車記録24を参照して、現在時刻の前後1時間(一例、これ以外の時間であっても良い)内に乗車した場合において最も多い降車駅名を、通常利用駅として決定する。該当する降車駅名がない場合には、通常利用駅の決定は行わない。
次のS005では、CPU11は、図4に示す降車駅選択画面を表示する。この降車駅選択画面には、通常駅利用オプションボタン44,降車駅指定オプションボタン45,降車駅名入力テキストボックス46,及び、「次へ」ボタン48が、含まれている。なお、通常駅利用オプションボタン44には、S004にて決定された通常利用駅の駅名が附記されている。また、降車駅指定オプションボタン45が選択されている場合には、キーボード14への操作によって降車駅名入力テキストボックス46に降車駅名が入力された場合に限って、キーボード14への操作によって「次へ」ボタン48の操作が可能になる。
次のS006では、CPU11は、キーボード14への操作によって「次へ」ボタン43が操作されたか否かをチェックする。そして、「次へ」ボタン48が操作された場合には、次のS007において、キーボード14への操作によって何れのオプションボタン44,45が選択されたかをチェックし、通常駅利用オプションボタン44が選択されている場合には、S004にて決定した通常利用駅の駅名を、降車駅名(降車駅の識別情報)としてメモリ18に一時記憶する。これに対して、降車駅指定オプションボタン45が選択されている場合には、降車駅名テキストボックス46に入力されている駅名を、降車駅名(降車駅の識別情報)としてメモリ18に一時記憶する。
次のS008では、CPU11は、乗車記録24を参照して、現在時刻前の1時間内に含まれる乗車時刻が記録されているかどうかを、チェックする。そして、そのような乗車時刻が記録されていない場合には、CPU11は、乗車駅の自動改札機3を未だ通過していないものと判断して、S009において、RFIDチップ17を通じて改札機3のアンテナ31から乗車駅名(乗車駅の識別情報)を受信するのを待ち、乗車駅名を受信すると、乗車時刻(即ち、非接触近距離無線装置が乗車駅の識別情報を受信した時刻)としての現在時刻情報とともに、乗車記録24に追記する。S009を完了すると、CPU11は、処理をS008に戻す。これに対して、そのような乗車時刻が記録されている場合には、CPU11は、乗車駅の自動改札機3を通過したものとして、処理をS010へ進める。
S010では、CPU11は、所要時間検索機能プログラム23を起動し、乗車記録24に最新に追記された乗車駅名(乗車駅の識別情報)及びS007にてメモリ18に一時記憶させた降車駅名(降車駅の識別情報)に基づいて、両駅間を移動するのに要する所要時間を計算し(所要時間算出手段に相当)、乗車記録24に最新に追記された乗車時刻(非接触近距離無線装置が乗車駅の識別情報を受信した時刻)から当該所要時間の経過後の時刻を、降車駅に到着する到着予想時刻として算出する(到着予測時刻算出手段)。そして、算出した到着予想時刻を、アラーム用としてメモリ18に一時記憶させる。
次のS011では、CPU11は、現在時刻が、メモリ18に一時記憶させた到着予想時刻のY分前(所定時間前)になるのを待つ。そして、現在時刻が、メモリ18に一時記憶させた到着予想時刻のY分前になると、CPU11は、次のS012において、アラームを作動させる。即ち、スピーカー装置16から警告音を出力させたり、図示せぬバイブレーターを作動させたり、図示せぬLEDを点滅させる等の警告の出力を行う(警告出力手段に相当)。このようなアラームに応答して、利用者がキーボード14を操作すると、CPU11は、アラームを停止して、この処理を終了させる。
実施形態2
本発明の第2実施形態は、電子チケットの担体としての携帯電話機が単独で降車警告装置を構成するとともに、この携帯電話機を保持する利用者の乗車した車両が降車駅に接近したことを、GPS機能によって検知した位置情報に基づいて判断する例である。
図5は、この携帯電話機1の構成を示すブロック図である。この図5に示されているように、この携帯電話機1は、バスBによって相互に接続されたCPU11,無線装置12,ディスプレイ13,キーボード14,マイク装置15,スピーカー装置16,RFIDチップ17,メモリ18,及び、GPSモジュール19から、構成されている。これらの回路部品のうち、図1に示す第1実施形態のものと同じ回路部品については、図1と同じ参照番号を付して、その説明を省略する。
GPSモジュール19は、3個以上のGPS衛星Sから受信したGPS信号(衛星識別情報及び時刻情報を含む信号)に基づいて、自己の現在位置を示す緯度及び経度(位置情報)を算出し、これら緯度及び経度をCPU11に入力する装置である(位置検出手段に相当)。
また、メモリ18には、第1実施形態における所要時間検索機能プログラム23は格納されていない代わりに、駅位置データ25が格納されている。この駅位置データ25は、各駅の緯度及び経度である。この駅位置データ25は、当該携帯電話機1の工場出荷時にプリインストールされていても良いが、利用者の必要に応じて、図示せぬ携帯電話網の先に設置されているサーバからダウンロードされるのであっても良い。また、乗り過し防止機能プログラム211の内容は、図6のフローチャートに示すように、第1実施形態における乗り過し防止機能プログラム21と異なる。
次に、図6のフローチャートを参照して、上述した乗り過し防止機能プログラム211に従ってCPU11が実行する処理(乗り過し防止機能)の内容を、説明する。この処理は、ディスプレイ13上に図示せぬ機能設定画面が表示された状態下で、この機能設定画面中に表示された各種機能のうち、乗り過し防止機能が選択されたときにスタートする。
そして、スタート後最初のS101からS109までは、CPU11は、図2のフローチャートにおけるS001からS009までの処理と全く同じ処理を実行するので、その説明を省略する。
乗車駅の自動改札機3を通過したとS108にて判断した場合に実行されるS010では、CPU11は、GPSモジュール19を起動して、現在位置を示す緯度及び経度を受信する。
次のS111では、CPU11は、S107にてメモリ18に一時記憶した降車駅名(降車駅の識別情報)が示す降車駅の緯度及び経度(位置情報)を、駅位置データ25から読み出す(降車駅位置情報取得手段に相当)。そして、駅位置データ25から読み出した緯度及び経度が示す降車駅の位置からXkmの範囲内に、S110にて受信した緯度及び経度が示す当該携帯電話機1の現在位置が入ったか否かを、チェックする。そして、降車駅の位置からXkmの範囲内に未だ当該携帯電話機1の現在位置が入っていない場合には、CPU11は、処理をS110に戻す。
これに対して、降車駅の位置からXkmの範囲内に当該携帯電話機1の現在位置が入った場合には、CPU11は、次のS112において、アラームを作動させる。即ち、スピーカー装置16から警告音を出力させたり、図示せぬバイブレーターを作動させたり、図示せぬLEDを点滅させる等の警告の出力を行う(警告出力手段に相当)。このようなアラームに応答して、利用者がキーボード14を操作すると、CPU11は、アラームを停止して、この処理を終了させる。
実施形態3
本発明の第3実施形態は、電子チケットの担体としての携帯電話機(無線通信端末)とアラームサーバ(サーバ装置)とが降車警告システムを構成するとともに、この携帯電話機を保持する利用者が最後に乗車した車両が降車駅に接近したことをアラームサーバが予め計算によって予測した到着予想時刻に基づいて判断し、携帯電話機に通知する例である。
図7は、この降車警告システムの構成を示すブロック図である。この図7に示されているように、この降車警告システムは、携帯電話機1と、携帯電話網N,この携帯電話網Nに接続されたISP(Internet Service Provider)運営になるルータ4,及び同ISPのローカルエリアネットワークLを介して上記携帯電話機1と交信可能なアラームサーバ6と、ローカルエリアネットワークLを介して上記アラームサーバ6と交信可能な時刻表データベースサーバ7とから、構成されている。
この携帯電話機1は、バスBによって相互に接続されたCPU11,無線装置12,ディスプレイ13,キーボード14,マイク装置15,スピーカー装置16,RFIDチップ17,及び、メモリ18から、構成されている。これらの回路部品のうち、図1に示す第1実施形態のものと同じ回路部品については、図1と同じ参照番号を付して、その説明を省略する。
メモリ18には、第1実施形態における所要時間検索機能プログラム23は格納されていない。また、乗り過し防止機能プログラム212の内容は、図8のフローチャートに示すように、第1実施形態における乗り過し防止機能プログラム21と異なる。
アラームサーバ6は、バスBによって相互に接続されたインターフェイス60,CPU61,RAM62,及び、ディスク装置63から、構成されている。インターフェイス60は、ローカルエリアネットワークLとバスBとの間でのデータフォーマット変換を行う装置である。CPU61は、プログラムに従った処理を実行することによって、当該アラームサーバ6を構成する各回路部品62,63の動作を制御する処理装置である。RAM62は、CPU61が処理を実行するためにアクセスする作業領域が展開される主記憶装置である。
ディスク装置63は、CPU61に読み込まれることによってこのCPU61に対して上述した処理を実行させる各種プログラムや各種データを格納している。このディスク装置63に格納されている各種プログラムには、図9のフローチャートを参照して後で詳しく説明されるアラームサーバプログラム64が、含まれている。また、このディスク装置63に格納されている各種データには、データベース65が含まれている。このデータベース65は、図10に示すように、各利用者の個々の乗車毎に生成された複数のレコードからなり、各レコードは、ID,日付,乗車駅,指定降車駅,乗車時刻,予想乗車列車の発車時刻,降車駅までの所要時間,降車駅到着予想時刻の各フィールドから構成される。このうち、IDフィールドには、その乗車を行った利用者の識別情報(電話番号)が、記録される。また、日付フィールドには、その乗車が行われた日付が、記録される。また、乗車駅フィールドには、その乗車がなされた乗車駅の識別情報(乗車駅名)が、記録される。また、指定降車駅フィールドには、その乗車の目的地である降車駅の識別情報(降車駅名)が、記録される。また、乗車時刻フィールドには、その乗車がなされた乗車時刻が、記録される。また、予想乗車列車の発車時刻フィールドには、その乗車によってその利用者が利用する列車の発車時刻が、記録される。また、降車駅までの所要時間フィールドには、その列車が発車してから最終的にその利用者が降車駅に到着するまでの時間が、記録される。また、降車駅到着予想時刻フィールドには、最終的にその利用者が降車駅に到着すると予想される時刻が、記録される。
時刻表データベースサーバ7は、時刻表の内容を登録してある時刻表データベースを保持し、アラームサーバ6の要求に応じて、当該時刻表データベースを検索して応答するデータベースサーバである。
次に、図8及び図9のフローチャートを参照して、上述した乗り過し防止機能プログラム212に従って携帯電話機1のCPU11が実行する処理(乗り過し防止機能)及び上述したアラームサーバプログラム64に従ってアラームサーバ6のCPU61が実行する処理の内容を、説明する。図8の処理は、携帯電話機1において、ディスプレイ13上に図示せぬ機能設定画面が表示された状態下で、この機能設定画面中に表示された各種機能のうち、乗り過し防止機能が選択されたときにスタートする。
そして、スタート後最初のS201からS209までは、CPU11は、図2のフローチャートにおけるS001からS009までの処理と全く同じ処理を実行するので、その説明を省略する。
乗車駅の自動改札機3を通過したとS208にて判断した場合に実行されるS210では、CPU11は、アラームサーバ6にアクセスして、乗車地情報(乗車記録24に最新に追記された乗車駅名[乗車駅の識別情報],乗車時刻[非接触近距離無線装置が乗車駅の識別情報を受信した時刻を示す時刻情報],等)とS207にてメモリ18に一時記憶させた降車駅名(降車駅の識別情報)を、送信する(情報送信手段に相当)。
CPU11は、後述するS305にてアラームサーバ6が当該携帯電話機1に対して発呼する場合には、次のS211及びS212を実行しないでこの処理をそのまま終了するが、S305にてアラームサーバ6がアラームONの信号を発信する場合には、S211において、当該アラームONの信号の受信を待つ。
一方、アラームサーバ6は、図9の最初のS301において、携帯電話がS210にて送信する上記乗車地情報及び降車駅名を受信するのを、待つ。そして、これら上記乗車地情報及び降車駅名を受信すると、CPU61は、処理をS301からS302へ進める。
このS302では、CPU61は、新たなレコードをデータベース65に追加し、S301にて受信した乗車地情報(乗車駅名,乗車時刻)及び降車駅名を、送信元携帯電話機の電話番号及び現在日付とともに、この新たなレコードに記録する。
次のS303では、CPU61は、時刻表データベースサーバ7にアクセスし、S302にて新たなレコードに記録された乗車時刻後に同乗車駅名が示す駅から同降車駅名が示す駅へ向かうために最初に乗車すべき列車の当該乗車駅における発車時刻,同乗車駅名が示す駅から同降車駅名が示す駅へ移動するのに要する所要時間を算出するとともに(所要時間算出手段)、上記発車時刻から上記所要時間後の時刻を降車駅到着予想時刻として算出する(到着予想時刻算出手段に相当)。そして、これら発車時刻,所要時間,降車駅到着予想時刻を、S302にてデータベース65に新たに追加されたレコードに記録する。
次のS304では、CPU61は、現在時刻が、S303にてデータベース65に記録された降車駅到着予想時刻のY分前になるのを待つ。そして、現在時刻が、S303にてデータベース65に記録された降車駅到着予想時刻のY分前になると、CPU61は、処理を次のS305へ進める。
S305では、CPU61は、初期設定に従って、アラームON信号を情報送信元の携帯電話機1に送信するか(アラームオン信号送信手段)、S302にてデータベース65に記録した電話番号に発呼を行う(発呼手段に相当)。S305の完了後、CPU61は、この処理を完了する。
一方、情報送信元の携帯電話機1のCPU11は、S305にてアラームサーバ6が送信したアラームONの信号を受信すると(アラームオン信号受信手段に相当)、処理を図8のS211からS212に進める。このS212では、CPU11は、アラームを作動させる。即ち、スピーカー装置16から警告音を出力させたり、図示せぬバイブレーターを作動させたり、図示せぬLEDを点滅させる等の警告の出力を行う(警告出力手段に相当)。このようなアラームに応答して、利用者がキーボード14を操作すると、CPU11は、アラームを停止して、この処理を終了させる。
これに対して、携帯電話機1のCPU11は、S305にてアラームサーバ6が発呼した呼を着呼すると、着信音をスピーカー装置16から出力させる(着信手段に相当)。
実施形態4
本発明の第4実施形態は、電子チケットの担体としての携帯電話機(無線通信端末)とアラームサーバ(サーバ装置)とが降車警告システムを構成するとともに、この携帯電話機を保持する利用者の乗車した車両が降車駅に接近したことを、GPS機能によって検知した位置情報に基づいてアラームサーバが判断し、携帯電話機に通知する例である。
図11は、この降車警告システムの構成を示すブロック図である。この図11に示されているように、この降車警告システムは、携帯電話機1と、携帯電話網(無線通信網)N,この携帯電話網Nに接続されたISP(Internet Service Provider)運営になるルータ4,及び同ISPのローカルエリアネットワークLを介して上記携帯電話機1と交信可能なアラームサーバ6と、ローカルエリアネットワークLを介して上記アラームサーバ6と交信可能な地図データベースサーバ8とから、構成されている。
この携帯電話機1は、バスBによって相互に接続されたCPU11,無線装置12,ディスプレイ13,キーボード14,マイク装置15,スピーカー装置16,RFIDチップ17,メモリ18,及び、GPSモジュール19から、構成されている。これらの回路部品のうち、図1に示す第1実施形態のものと同じ回路部品については、図1と同じ参照番号を付して、その説明を省略する。
GPSモジュール19は、3個以上のGPS衛星Sから受信したGPS信号(衛星識別情報及び時刻情報を含む信号)に基づいて、自己の現在位置を示す緯度及び経度(位置情報)を算出し、これら緯度及び経度をCPU11に入力する装置である(位置検出手段に相当)。
また、メモリ18には、第1実施形態における所要時間検索機能プログラム23は格納されていない。また、乗り過し防止機能プログラム213の内容は、図12のフローチャートに示すように、第1実施形態における乗り過し防止機能プログラム21と異なる。
アラームサーバ6は、バスBによって相互に接続されたインターフェイス60,CPU61,RAM62,及び、ディスク装置63から、構成されている。これらの回路部品のうち、図7に示す第3実施形態のものと同じ回路部品については、図7と同じ参照番号を付して、その説明を省略する。
ディスク装置63に格納されているアラームサーバプログラム66の内容は、図13のフローチャートに示すように、第3実施形態におけるアラームサーバプログラム64と異なり、データベース67の内容は、図14に示すように、第3実施形態におけるデータベース65と異なる。即ち、このデータベース67は、各利用者の個々の乗車毎に生成された複数のレコードからなり、各レコードは、ID,日付,乗車駅,指定降車駅,降車駅の緯度経度の各フィールドから構成される。このうち、IDフィールドには、その乗車を行った利用者の識別情報(電話番号)が、記録される。また、日付フィールドには、その乗車が行われた日付が、記録される。また、乗車駅フィールドには、その乗車がなされた乗車駅の識別情報(乗車駅名)が、記録される。また、指定降車駅フィールドには、その乗車の目的地である降車駅の識別情報(降車駅名)が、記録される。また、降車駅の緯度経度フィールドには、降車駅の位置を示す緯度及び経度(位置情報)が、記録される。
地図データベースサーバ8は、各駅を含む様々なランドマークの位置を夫々示す緯度及び経度の組み合わせを登録してある地図データベースを保持し、アラームサーバ6の要求に応じて、当該地図データベースを検索して応答するデータベースサーバである。
次に、図12及び図13のフローチャートを参照して、上述した乗り過し防止機能プログラム213に従って携帯電話機1のCPU11が実行する処理(乗り過し防止機能)及び上述したアラームサーバプログラム66に従ってアラームサーバ6のCPU61が実行する処理の内容を、説明する。図12の処理は、携帯電話機1において、ディスプレイ13上に図示せぬ機能設定画面が表示された状態下で、この機能設定画面中に表示された各種機能のうち、乗り過し防止機能が選択されたときにスタートする。
そして、スタート後最初のS401からS409までは、CPU11は、図2のフローチャートにおけるS001からS009までの処理と全く同じ処理を実行するので、その説明を省略する。
乗車駅の自動改札機3を通過したとS408にて判断した場合に実行されるS410では、CPU11は、アラームサーバ6にアクセスして、乗車地情報(乗車記録24に最新に追記された乗車駅名,乗車時刻,等)とS407にてメモリ18に一時記憶させた降車駅名(降車駅の識別情報)を、送信する(情報送信手段に相当)。
次のS411では、CPU11は、GPSモジュール19を起動して、現在位置を示す緯度及び経度(位置情報)を受信する(位置検出手段に相当)。そして、これら緯度及び経度(位置情報)を、アラームサーバ6へ送信する(情報送信手段に相当)。
次のS412では、CPU11は、アラームサーバ6がアラームONの信号を発信してくるのを待つ。そして、未だアラームONの信号を受信していない場合には、処理をS411に戻し、再度GPSモジュール19から緯度及び経度を受信して、アラームサーバ6へ送信する。
一方、アラームサーバ6は、図13の最初のS501において、携帯電話がS410にて送信する上記乗車地情報及び降車駅名を受信するのを、待つ。そして、これら上記乗車地情報及び降車駅名を受信すると、CPU61は、処理をS501からS502へ進める。
このS502では、CPU61は、新たなレコードをデータベース67に追加し、S501にて受信した乗車地情報(乗車駅名,乗車時刻)及び降車駅名を、送信元携帯電話機の電話番号及び現在日付とともに、この新たなレコードに記録する。
次のS503では、CPU61は、地図データベースサーバ8にアクセスし、S502にて新たなレコードに記録された降車駅名が示す駅の緯度及び経度(位置情報)を検索する(降車位置情報取得手段)。そして、これら緯度及び経度を、S502にてデータベース67に新たに追加されたレコードに記録する。
次のS504では、CPU61は、携帯電話がS411にて送信する上記現在位置情報を受信するのを、待つ。そして、現在位置情報を受信すると、CPU61は、処理をS504からS505へ進める。S505では、CPU61は、S503にて地図データベースサーバ8から緯度及び経度が示す降車駅の位置からXkmの範囲内に、S504にて受信した緯度及び経度が示す当該携帯電話機1の現在位置が入ったか否かを、チェックする。そして、降車駅の位置からXkmの範囲内に未だ当該携帯電話機1の現在位置が入っていない場合には、CPU61は、処理をS504に戻す。
これに対して、降車駅の位置からXkmの範囲内に当該携帯電話機1の現在位置が入った場合には、CPU61は、次のS506において、初期設定に従って、アラームON信号を情報送信元の携帯電話機1に送信するか(アラームオン信号送信手段に相当)、S502にてデータベース65に記録した電話番号に発呼を行う(発呼手段に相当)。S506の完了後、CPU61は、この処理を完了する。
一方、情報送信元の携帯電話機1のCPU11は、S506にてアラームサーバ6が送信したアラームONの信号を受信すると(アラームオン信号受信手段)、処理を図12のS412からS413に進める。このS413では、CPU11は、アラームを作動させる。即ち、スピーカー装置16から警告音を出力させたり、図示せぬバイブレーターを作動させたり、図示せぬLEDを点滅させる等の警告の出力を行う(警告出力手段に相当)。このようなアラームに応答して、利用者がキーボード14を操作すると、CPU11は、アラームを停止して、この処理を終了させる。
これに対して、携帯電話機1のCPU11は、S506にてアラームサーバ6が発呼した呼を着呼すると、着信音をスピーカー装置16から出力させる(着信手段に相当)。この場合には、CPU11は、図12の処理を強制終了する。
本発明の第1実施形態による携帯電話機の構成を示すブロック図 図1の乗り過し防止機能プログラムによって実行される処理を示すフローチャート 乗り過し防止機能起動画面を示す図 降車駅選択画面を示す図 本発明の第2実施形態による携帯電話機の構成を示すブロック図 図5の乗り過し防止機能プログラムによって実行される処理を示すフローチャート 本発明の第3実施形態による降車警告システムの構成を示すブロック図 図7の乗り過し防止機能プログラムによって実行される処理を示すフローチャート 図7のアラームサーバプログラムによって実行される処理を示すフローチャート 図7のデータベースのデータ構造を示す表 本発明の第4実施形態による降車警告システムの構成を示すブロック図 図11の乗り過し防止機能プログラムによって実行される処理を示すフローチャート 図11のアラームサーバプログラムによって実行される処理を示すフローチャート 図11のデータベースのデータ構造を示す表
符号の説明
1 携帯電話機
3 自動改札機
6 アラームサーバ
7 時刻表データベースサーバ
8 地図データベースサーバ
11 CPU
12 無線装置
14 キーボード
16 スピーカー
18 メモリ
19 GPSモジュール
21,211〜213 乗り過し防止機能プログラム
22 電子チケット情報
23 所要時間検索機能プログラム
25 駅位置データ
31 アンテナ
61 CPU
63 ディスク装置
64,66 アラームサーバプログラム
65,67 データベース

Claims (6)

  1. 公共交通機関に対する乗車債権を化体した電子チケット情報を保持するメモリと、
    公共交通機関の各駅に設置された自動改札装置のアンテナとの間で非接触近距離無線通信することよって、前記自動改札装置が設置されている駅の識別情報を前記アンテナから受信するとともに、前記電子チケット情報を前記アンテナへ送信する非接触近距離無線通信装置と、
    利用者によって降車駅を特定するための操作がなされる操作部と、
    前記非接触近距離無線通信装置が前記アンテナから受信した前記識別情報及び前記操作部への操作によって特定された降車駅の識別情報に基づいて、前者の識別情報が示す駅から前記降車駅へ移動するのに要する所要時間を算出する所要時間算出手段と、
    前記非接触近距離無線通信装置が前記識別情報を受信した時刻から前記所要時間算出手段によって算出された所要時間の経過後の時刻を、到着予想時刻として算出する到着予想時刻算出手段と、
    前記到着予想時刻算出手段によって算出された到着予想時刻の所定時間前に警告の出力を行う警告出力手段と
    を備えたことを特徴とする降車警告装置。
  2. 公共交通機関に対する乗車債権を化体した電子チケット情報を保持するメモリと、
    公共交通機関の各駅に設置された自動改札装置のアンテナとの間で非接触近距離無線通信することよって、前記電子チケット情報を前記アンテナへ送信する非接触近距離無線通信装置と、
    利用者によって降車駅を特定するための操作がなされる操作部と、
    自己の位置を検出してその位置を示す位置情報を出力する位置検出手段と、
    前記操作部への操作によって特定された降車駅の識別情報に基づいて、前記降車駅の位置を示す位置情報を取得する降車駅位置情報取得手段と、
    前記位置検出手段が出力した位置情報が示す自己の位置が、前記降車駅位置情報取得手段が取得した位置情報が示す前記降車駅の位置から所定の範囲内に入ると、警告の出力を行う警告出力手段と
    を備えたことを特徴とする降車警告装置。
  3. 公共交通機関に対する乗車債権を化体した電子チケット情報を担持する無線通信端末と、無線通信網を介して前記無線通信端末と通信するサーバ装置とからなる降車警告システムであって、
    前記無線通信端末は、
    前記無線通信網に無線接続される通信装置と、
    前記電子チケット情報を保持するメモリと、
    公共交通機関の各駅に設置された自動改札装置のアンテナとの間で非接触近距離無線通信することよって、前記自動改札装置が設置されている駅の識別情報を前記アンテナから受信するとともに、前記電子チケット情報を前記アンテナへ送信する非接触近距離無線通信装置と、
    利用者によって降車駅を特定するための操作がなされる操作部と、
    前記非接触近距離無線通信装置が前記アンテナから受信した前記識別情報を、乗車駅の識別情報として、前記非接触近距離無線通信装置が前記識別情報を受信した時刻を示す時刻情報,及び、前記操作部への操作によって特定された降車駅の識別情報とともに、前記通信装置を用いて前記サーバ装置へ送信する情報送信手段と、
    前記通信装置を用いて前記サーバ装置からアラームオン信号を受信するアラームオン信号受信手段と、
    このアラームオン信号受信手段によって受信された前記アラームオン信号に基づいて警告の出力を行う警告出力手段とを備え、
    前記サーバ装置は、
    前記無線通信端末から受信した前記乗車駅の識別情報及び前記降車駅の識別情報に基づいて、前記乗車駅から前記降車駅へ移動するのに要する所要時間を算出する所要時間算出手段と、
    前記無線通信端末から受信した時刻情報が示す時刻から前記所要時間算出手段によって算出された所要時間の経過後の時刻を、到着予想時刻として算出する到着予想時刻算出手段と、
    前記到着予想時刻算出手段によって算出された到着予想時刻の所定時間前に前記無線通信端末へアラームオン信号を送信するアラームオン信号送信手段とを備えた
    ことを特徴とする降車警告システム。
  4. 公共交通機関に対する乗車債権を化体した電子チケット情報を担持する無線通信端末と、無線通信網を介して前記無線通信端末と通信するサーバ装置とからなる降車警告システムであって、
    前記無線通信端末は、
    前記無線通信網に無線接続される通信装置と、
    前記電子チケット情報を保持するメモリと、
    公共交通機関の各駅に設置された自動改札装置のアンテナとの間で非接触近距離無線通信することよって、前記自動改札装置が設置されている駅の識別情報を前記アンテナから受信するとともに、前記電子チケット情報を前記アンテナへ送信する非接触近距離無線通信装置と、
    利用者によって降車駅を特定するための操作がなされる操作部と、
    前記非接触近距離無線通信装置が前記アンテナから受信した前記識別情報を、乗車駅の識別情報として、前記非接触近距離無線通信装置が前記識別情報を受信した時刻を示す時刻情報,及び、前記操作部への操作によって特定された降車駅の識別情報とともに、前記通信装置を用いて前記サーバ装置へ送信する情報送信手段と、
    前記通信装置を用いて前記サーバ装置が発呼した呼を着信する着信手段とを備え、
    前記サーバ装置は、
    前記無線通信端末から受信した前記乗車駅の識別情報及び前記降車駅の識別情報に基づいて、前記乗車駅から前記降車駅へ移動するのに要する所要時間を算出する所要時間算出手段と、
    前記無線通信端末から受信した時刻情報が示す時刻から前記所要時間算出手段によって算出された所要時間の経過後の時刻を、到着予想時刻として算出する到着予想時刻算出手段と、
    前記到着予想時刻算出手段によって算出された到着予想時刻の所定時間前に前記無線通信端末へ発呼する発呼手段とを備えた
    ことを特徴とする降車警告システム。
  5. 公共交通機関に対する乗車債権を化体した電子チケット情報を担持する無線通信端末と、無線通信網を介して前記無線通信端末と通信するサーバ装置とからなる降車警告システムであって、
    前記無線通信端末は、
    前記無線通信網に無線接続される通信装置と、
    前記電子チケット情報を保持するメモリと、
    公共交通機関の各駅に設置された自動改札装置のアンテナとの間で非接触近距離無線通信することよって、前記電子チケット情報を前記アンテナへ送信する非接触近距離無線通信装置と、
    利用者によって降車駅を特定するための操作がなされる操作部と、
    自己の位置を検出してその位置を示す位置情報を繰り返し出力する位置検出手段と、
    前記操作部への操作によって特定された降車駅の識別情報,及び、前記位置検出手段から繰り返し出力される位置情報を、夫々、前記通信装置を用いて前記サーバ装置へ送信する情報送信手段と、
    前記通信装置を用いて前記サーバ装置からアラームオン信号を受信するアラームオン信号受信手段と、
    このアラームオン信号受信手段によって受信された前記アラームオン信号に基づいて警告の出力を行う警告出力手段とを備え、
    前記サーバ装置は、
    前記無線通信端末から受信した降車駅の識別情報に基づいて、前記降車駅の位置を示す位置情報を取得する降車駅位置情報取得手段と、
    前記無線通信端末から受信した位置情報が示す当該無線通信端末の位置が、前記降車駅位置情報取得手段が取得した位置情報が示す前記降車駅の位置から所定の範囲内に入ると、前記無線通信端末へアラームオン信号を送信するアラームオン信号送信手段とを備えた
    ことを特徴とする降車警告システム。
  6. 公共交通機関に対する乗車債権を化体した電子チケット情報を担持する無線通信端末と、無線通信網を介して前記無線通信端末と通信するサーバ装置とからなる降車警告システムであって、
    前記無線通信端末は、
    前記無線通信網に無線接続される通信装置と、
    前記電子チケット情報を保持するメモリと、
    公共交通機関の各駅に設置された自動改札装置のアンテナとの間で非接触近距離無線通信することよって、前記電子チケット情報を前記アンテナへ送信する非接触近距離無線通信装置と、
    利用者によって降車駅を特定するための操作がなされる操作部と、
    自己の位置を検出してその位置を示す位置情報を繰り返し出力する位置検出手段と、
    前記操作部への操作によって特定された降車駅の識別情報,及び、前記位置検出手段から繰り返し出力される位置情報を、夫々、前記通信装置を用いて前記サーバ装置へ送信する情報送信手段と、
    前記通信装置を用いて前記サーバ装置が発呼した呼を着信する着信手段とを備え、
    前記サーバ装置は、
    前記無線通信端末から受信した降車駅の識別情報に基づいて、前記降車駅の位置を示す位置情報を取得する降車駅位置情報取得手段と、
    前記無線通信端末から受信した位置情報が示す当該無線通信端末の位置が、前記降車駅位置情報取得手段が取得した位置情報が示す前記降車駅の位置から所定の範囲内に入ると、前記無線通信端末へ発呼する発呼手段とを備えた
    ことを特徴とする降車警告システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008112263A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Sony Computer Entertainment Inc 無線id管理装置および無線id検出通知方法
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