JP4291479B2 - ローラーガイドによる圧延方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば連続圧延を行う形鋼、棒鋼、線材等の圧延機列中に配置したローラーガイドを用いて圧延材の先端部から後端部までを圧延ロールのカリバーに案内して圧延材を圧延するための圧延方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、圧延材の圧延方法として、センサーなどをローラーガイドに用いて圧延材の外形寸法精度を高める例えば次のものが提案されている。
米国特許第4,790,164号に示す入口ローラーガイドによる圧延方法は、圧力センサーを利用してガイドローラーが圧延材から受ける応力を計測手段で計測し、計測結果に基づいてガイドローラーが圧延材から受ける圧力を一定にすることにより、ガイドローラーの摩耗や前段の圧延ロールの摩耗を補償し、入口ローラーガイドの中心を簡単かつ正確にパスラインに合わせて、圧延材の外形寸法精度が高い圧延方法が実現される。
また特開平7−275916号公報に示す入口ガイドのパスライン調整方法は、圧延機の入口に設置されたローラーガイドで圧延材を圧延ロールへ案内し、圧延材機で圧延された圧延材の外形寸法を圧延機の出口側で測定し、その測定結果を利用して、ローラーガイドのパスラインに対するずれを検出し、ローラーガイドの中心を正確に圧延ロールのパスラインに合わせるものである。この方法によりの外形寸法精度の高い圧延が行える。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した前者の従来例によると、ガイドローラーに加わる圧延材の力を左右のセンサーにより検出して、これらのセンサーの検出値が標準の外形寸法を有する圧延材を抱合したときに比べて、圧延材が太いか細いかの判定を行うことが可能である。しかしながら、解決すべき課題は、ガイドローラーの間隔と抱合力を圧延中に圧延材に応じて変更することができないために、圧延材に対してガイドローラーの間隔がわずかに広かったり、狭かったりして、微調整が必要であっても、調整ができない問題があった。
上述した後者の従来例によると、圧延材の外形寸法を計測しながら圧延材の形状が目標値に近づくようにローラーガイドをパスラインに位置合わせすることができる。この従来例の改善点は、圧延材の外形寸法に応じてガイドローラーの間隔やガイドローラーの抱合力を調整して外形寸法の精度が高い圧延材を圧延することである。
本発明の目的は、圧延材の外形寸法の精度が高い圧延を行うことを可能にすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、対のガイドローラーによって前段の圧延機の圧延ロールで圧延された前段の圧延材を後段の圧延機の圧延ロールへ案内するためのローラーガイドを用いると共に、上記後段の圧延機の圧延ロールで圧延された後段の圧延材の外形寸法を計測する計測手段を用いる圧延方法であって、
上記対のガイドローラーの間隔と、上記ガイドローラーによる上記圧延材の抱合力とは、制御手段によって制御される駆動シリンダにより調整可能なものであり、下記の圧延作業の準備段階及び圧延段階を経ることを特徴とするローラーガイドによる圧延方法。
(準備段階)
上記対のガイドローラーの間隔を、上記前段の圧延ロールで圧延され前段の圧延材の標準の外形寸法に合う標準の間隔(Rg)に調整し、通過する上記前段の圧延材から受ける間隔調整された上記ガイドローラーの標準の抱合力(Rp)を計測し、上記間隔(Rg)及び抱合力(Rp)を標準値としておく。
(圧延段階)
上記前段の圧延ロールのロール隙をG1とすると共に、このロール隙を変更したロール隙をG11とし、後段の圧延ロールのロール隙をG2とすると共に、このロール隙を変更したロール隙をG21とし、上記計測手段で計測した圧延材の外形寸法をPfとし、目標とする圧延材の外形寸法をSとする圧延段階において、
上記前段の圧延ロールによって圧延された前段の圧延材を上記対のガイドローラー間に挿入し、挿入に伴って生じる抱合力(Rp1)の数値を上記標準の抱合力(Rp)の数値と比較し、
上記後段の圧延ロールによって圧延されかつ上記計測手段によって計測された後段の圧延材の外形寸法(Pf)と、最終目標の圧延材の外形寸法(S)との差を計算し、
上記抱合力の比較値及び上記外形寸法の比較値に基づいて、上記前段の圧延ロールのロール隙(G1)をロール隙(G11)に調整し、上記後段の圧延ロールのロール隙(G2)をロール隙(G21)に調整するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1乃至図3に示すローラーガイド1を使用して、ガイドローラー2の間隔と抱合力とを標準として、圧延材を圧延する方法を説明する。
まず、上記圧延方法に適用するローラーガイド1を説明する。
ローラーガイド1は、例えば圧延機列中の前段の圧延機と後段の圧延機との間でかつ後段の圧延機の入口側に設置されている。
図1乃至図4に示すように、ローラーガイド1は対のガイドローラー2を備えている。対のガイドローラー2は、ガイドボックス3に回動可能に軸支されている支持軸4の偏芯軸部4aに回転自在に軸支されている。ガイドローラー2は、圧延材5(図6)を案内するためのものである。駆動シリンダである油圧シリンダ6は、ガイドボックス3上に固定されている。
油圧シリンダ6は、ガイドローラー2の間隔とガイドローラーによる圧延材5の抱合力とを遠隔操作で調整することができる。
図5に示す本例における油圧シリンダ6は、特開平10−180337号公報に開示されている駆動シリンダと同様の技術を利用しているが、この例に限られない。図示する油圧シリンダ6は、図右側に示すガイドローラーの抱合力調整部7と、左側に示すガイドローラー2の間隔調整部8とからなる。
抱合力調整部7は、ピストン71とピストンロッド72とを備えている。油圧シリンダ6のピストンロッド72は、その先端にラックギア9を設けている(図2)。ラックギア9の両端部は、両支持軸4の頂部(上部)に設けてあるピニオン4bと噛合している。抱合力調整部7は、ピストン71を挾んで右側に引側室73を、左側に押側室74を設けている。ピストン71内には、調整室75と、この調整室の両側に位置している室73,74とを接続するための流路75a,75bとを設けている。2個のボール76a,76bと、ボール間のばね76cとを内部に有している保持器76は、調整室75内に設けられている。77aは引側作動油口、77bは押側作動油口である。
また間隔調整部8は、ピストン81とピストンロッド82とを備えている。ピストンロッド82の先端部は、押側室74を挿通し、調整室75の図5左側のボール76bに当接可能である。加圧室83には、作動油口(図示せず)が設けられており、この作動油口から送られる作動油の圧力によりピストン81を介してばね84を押圧できる。このために、作動油の圧力を調整することにより、作動油の圧力とばね84のばね力とが平動する位置にピストンロッド82を位置決めすることができる。
またローラーガイド1は、図8に示す油圧制御回路10と制御管理部11とによって制御されている。油圧制御回路10において、電磁弁12は、一方では油圧シリンダ6のガイドローラーの抱合力調整部7にパイロットチェック弁13を介して接続され、他方では制御管理部11と電気的に接続されている。電磁弁付比例リリーフ弁14は、一方では油圧ユニット15及び油圧シリンダ6のガイドローラーの抱合力調整部7に接続され、また他方では制御管理部11との間でガイドローラー2の抱合力の遠隔調整のための回路を形成している。比例電磁式パイロットリリーフ弁16は、一方では油圧シリンダ6のガイドローラーの間隔調整部8に接続され、他方では制御管理部11に接続され、ガイドローラー2の間隔を遠隔調整するための回路を形成している。制御管理部11は、抱合力値入力及びローラー芯間寸法入力の各操作が可能である。制御管理部11は、モニターを通じて抱合力表示及びガイドローラーの芯間表示がそれぞれ可能である。
制御管理部11の遠隔操作によって、油圧シリンダ6のガイドローラーの間隔調整部8に油圧力を加えてピストンロッド72を図2及び図5右方に移動させると、ガイドローラー2の間隔が開く。反対に、ピストンロッド72を図2左方に移動させると、ガイドローラー2の間隔が狭くなる。
ローラーガイド1は、図7に示すように、前段(図左側)の圧延ロール17を有する圧延機と後段の圧延ロール18を有する圧延機(この例では仕上圧延機)との間に配置されている。ローラーガイド1のガイドローラー2は、前段の圧延機の圧延ロール17で圧延された圧延材5を後段の圧延機の圧延ロール18へ案内する。後段の圧延機の下流(図7右側)には、計測手段となるプロフィルメーター19を設けてある。プロフィルメーター19は、後段の圧延ロール18のロール隙で圧延された圧延材の外形寸法を計測するものである。
図1乃至図3において、エントリーガイド20は、ガイドボックス3の上下と左右とに設けられ、ほぼ筒状を形成している。
次に、ローラーガイド1を利用して圧延材を圧延する方法を説明する。
<圧延作業の準備段階>
前段の圧延機の圧延ロール17で圧延された圧延材は、ローラーガイド1のガイドローラー2の間を通過してから、後段の仕上圧延機の圧延ロール18で圧延される。このために、予め、ガイドローラー2の間隔を前段の圧延ロール17で圧延される圧延材の目標となる外形寸法(標準寸法)に合わせて調整しておく。併せて、ガイドローラー2が圧延材から受ける応力すなわちガイドローラー2の標準の抱合力も予め計測しておく。
このように前段の圧延ロール17で圧延される圧延材の標準の外形寸法に合わせて、予めガイドローラーの間隔Rgと抱合力Rpとを標準値として設定しておく。Rgは、前段の圧延ロール17で圧延される圧延材の標準の外形寸法に設定されたときのガイドローラーの間隔である。Rpは、間隔Rgに設定されているガイドローラー2間を標準の外形寸法の圧延材が通過するときに発生するガイドローラーの標準の抱合力である。
ガイドローラー2の間隔を圧延材の標準の外形寸法に一致する間隔Rgに調整する方法は、下記のとおりである。
ガイドローラー2の間隔を、前段の圧延ロール17における現在値のロール隙G1(図7)で圧延される圧延材に比べて僅かに狭い寸法に調整する。そして調整された両ガイドローラー2間に圧延材と同一寸法のゲージバーを挿入して、RpとRgとの関係を得る。
そしてラックギア9を接続している油圧シリンダ6のピストンロッド72は、図8に示す油圧シリンダ6の間隔調整部8の加圧室83(図5)に作動油が流入して、油圧力の調整操作を通じて所定距離移動する。油圧力は、比例電磁式パイロットリリーフ弁16によって調整される。ラックギア9は、ピニオン4bと噛合しているので、支持軸4はピストンロッド72の移動に伴なって、移動距離に応じて回動する。ガイドローラー2の間隔は、支持軸4の回転角度に対応して設定される。
<圧延段階>
図7において、前段の圧延ロール17のロール隙をG1とし、後段の仕上圧延機における圧延ロール18のロール隙の現在値をG2とし、この仕上圧延機の下流側に設けてあるプロフィルメーター19で計測した圧延材の外形寸法をPfとし、目標とする圧延材の外形寸法をSとする。
圧延が開始されると、前段の圧延機の圧延ロール17で圧延された圧延材が調整されたガイドローラー2の間隔に挿入される。すると、圧延材に比べて僅かに狭く設定されているガイドローラー2の間隔が広がって間隔Rg1となり、図8に示す電磁弁付比例リリーフ弁14の回路の油圧力が上昇し、ガイドローラー2の抱合力は変化する。
このとき、圧延材の外形寸法が前記ゲージバーと同一寸法であれば、図9(1)に示す正常圧延がされている状態であり、ガイドローラーにおける定常状態の抱合圧力を標準の抱合力Rp1として記憶する。このとき、Rg=Rg1である。
図9(1)及び後述する図9(2)〜図9(4)において、縦軸はガイドローラーの抱合力を、横軸は時間をそれぞれ示す。
なお、圧延材を案内しているガイドローラー2の間隔及び抱合力における数値は、制御管理部11におけるモニターを通じて表示される。
電磁弁付比例リリーフ弁14の最大リリーフ圧力、すなわちガイドローラー2の最大の抱合力は、ローラーガイド1が破損しないように設定しておく。
本発明では、Rp(標準の抱合力)を標準とし、G1,G11,G2,G21をパラメータとして、測定値Pf=目標値Sを最終圧延目的とするものである。
この目的を達成するためには、下記の条件[1],[2]に応じた圧延方法を採用する。
[1]S>Pf
後段の圧延ロール18で圧延した圧延材の外形寸法Pfが目標とな
る圧延材の外形寸法Sより小さいとき
<1>:Rp1>Rp ・・・・・・・[I]
<2>:Rp1<Rp ・・・・・・・[II]
[2]S<Pf
後段の圧延ロール18で圧延した圧延材の外形寸法Pfが目標とな
る圧延材の外形寸法Sより大きいとき
<3>:Rp1>Rp ・・・・・・・[III]
<4>:Rp1<Rp ・・・・・・・[IV]
以下、[I]〜[IV]までの各圧延方法について説明する。
[I]…[1]<1>:S>Pf,Rp1>Rp
図9(2)に示すように、
Rp1(圧延中の圧延材抱合力)>Rp(標準の圧延材抱合力)
である場合に、Rpを標準として、Rp1=Rpとなるように、前段の圧延ロール17のロール隙G1と後段の圧延ロール18のロール隙G2を調整して、しかも下記の変更圧延条件(1),(2)の双方又はいずれか一方を適用して圧延する。圧延は、測定値Pfを目標値Sに近づくようにし、最終目的として測定値Pf=目標値Sを達成する。
圧延条件(1) G11<G1
(前段の圧延ロールのロール隙を狭めてG1から
G11へ変更する。)
圧延条件(2) G21>G2
(後段の圧延ロールのロール隙を広げてG2から
G21へ変更する。)
この圧延方法を圧延状況と共に詳細に説明する。
S>Pf,Rp1>Rpである場合に得られる圧延の状況は、次のとおりである。
(i)前段の圧延ロール17のロール隙G1で圧延された圧延材の外形寸法が目標値Sより大きい状況(換言すると、ガイドローラーの間隔Rgを通過する圧延材の外形寸法が目標値より大きい状況)。
ガイドローラー2の間隔は、Rg<Rg1となり、圧延材抱合力はRp1>Rpとなっている状況。
(ii)後段の圧延ロール18のロール隙G2で圧延された圧延材の外形寸法が目標値Sより小さい状況。
(i)及び(ii)の状況に対応するための方法は、下記の変更する圧延条件(1),(2)の双方を満す必要がある。また(i)の状況には圧延条件(1)を、(ii)の状況には圧延条件(2)をそれぞれ満す必要がある。
・変更する圧延条件(1)
G11<G1
前段の圧延ロール17のロール隙を狭くする(ロール隙G1をこれより狭いロール隙G11へ変更する)。
・変更する圧延条件(2)
G21>G2
後段の圧延ロール18のロール隙G2を広げる(ロール隙G2をこれより広いG21へ変更する)。
(i)の状況に応ずるために、ロール隙G1を変更して、前段の圧延ロール17で圧延される圧延材の外形寸法を小さくし、そしてRp1=Rp及びRg=Rg1となるようにする。すると、後段の仕上圧延機の入口における圧延材の外形寸法が目標値Sと同一寸法となるから、仕上圧延機の入口までの圧延材の外形寸法を正しく調整することができる。
(ii)の状況に応ずるために、ロール隙G2を変更して測定値Pfを目標値Sに近づくように制御し、最終目的として測定値Pf=目標値Sとなるように圧延すれば、寸法精度の高い圧延材を圧延することが可能である。
最終目的である測定値Pf=目標値Sを実現する圧延過程で、図9(4)に示すように、ガイドローラーの抱合力のRpとRp1とがほぼ等しくなったときには、次の圧延状況(a),(b)を判断して圧延方法を適用する。
(a) ガイドローラーの間隔Rg1が僅かに狭いとき
ガイドローラー2の間隔が前段の圧延ロール17で圧延された圧延材の外形寸法に比べて僅かに狭いと、この圧延材はガイドローラー2の間の隙間に詰まったりする状況になって、後段の仕上圧延機にスムーズに流れて行かず、抱合力が微少範囲で変動する。そのために、プロフィルメーター19が測定する圧延材の外形寸法が僅かに大きい場合には、ガイドローラーの間隔Rg1を僅かに広げることにより、寸法精度の高い圧延が可能になる。
(b) ガイドローラーの間隔Rg1が僅かに広いとき
ガイドローラー2の間隔が前段の圧延ロール17で圧延された圧延材の外形寸法に比べて僅かに広い場合には、この圧延材はガイドローラー2の間の僅かな隙間の中で倒れたり、この隙間の中で振動して、抱合力が微少範囲で変動する。そのために、プロフィルメーター19が測定する圧延材の外形寸法が標準値Sより僅かに小さい場合には、ガイドローラーの間隔Rg1を僅かに狭めることにより、外形寸法の精度が高い圧延が可能になる。
[II]…[1]<2>:S>Pf,Rp1<Rp
この場合には、次の圧延方法が適用される。
油圧シリンダ6の抱合力Rpがモニターにより得られた結果が、図9(3)に示すように、
Rp1(圧延中の圧延材抱合力)<Rp(標準の圧延材抱合力)
である。そこで、Rpを標準として、Rp1=Rpとなるように、ロール隙G1,G2を調整し、後段のロール隙G2で圧延される圧延材の外形寸法がPf=Sに近づくように制御する。
S>Pf及びRp1<Rpの条件から得られる圧延状況を判断すると、次のとおりである。
(i) 前段の圧延ロール17のロール隙G1で圧延された圧延材の外形寸法Pfが目標値Sより小さい状況。
ガイドローラーの間隔は、Rg>Rg1となり、圧延材抱合力はRp1<Rpとなっている状況。
(ii) 後段の圧延ロール18のロール隙G2で圧延された圧延材の外形寸法Pfが目標値Sより小さい状況。
(i)のような状況では、前段の圧延ロール17のロール隙G1を広げて、G11>G1として、前段の圧延ロールで圧延される圧延材の外形寸法を大きくして、Rp1=RpおよびRg=Rg1となるようにする。すると、仕上圧延機の入口における圧延材の外形寸法が目標の圧延材の外形寸法Sと同一寸法となるから、RpとRgを標準として仕上圧延機の入口までの圧延材の外形寸法を正しく調整することができる。
(ii)のような状況では、後段の圧延ロール18のロール隙G2を広げて、G21>G2として、Pf=Sとなるように圧延すれば、寸法精度の高い圧延材を圧延することができる。
このように(i)及び(ii)の状況に対応するための方法は、下記の変更する圧延条件(1),(2)の双方を満す必要がある。(i)の状況では圧延条件(1)を、(ii)の状況では圧延条件(2)をそれぞれ満す必要がある。
・変更する圧延条件(1)
G11>G1
前段の圧延ロール17のロール隙を広げる(ロール隙G1をこれ
より広いロール隙G11へ変更する)。
・変更する圧延条件(2)
G21>G2
後段の圧延ロール18のロール隙G2を広げる(ロール隙G2を
これより広いG21へ変更する)。
最終目的である測定値Pf=目標値Sを実現する圧延過程で、図9(4)に示すように、ガイドローラーの抱合力のRpとRp1とがほぼ等しくなったときには、下記の圧延状況(a),(b)を判断して圧延方法を適用する。この方法により、外形寸法の精度が高い圧延材を圧延することが可能になる。
(a) ガイドローラーの間隔Rg1が僅かに狭い状況
(b) ガイドローラーの間隔Rg1が僅かに広い状況
これらの状況に対応する圧延方法は、上述したS>Pf,Rp1>Rpの条件[I]の下で説明したのと同様の方法に倣えば良いので、説明を省略する。
[III]…[2]<3>:S<Pf,Rp1>Rp
図9(2)に示すように、
Rp1(圧延中の圧延材抱合力)>Rp(標準の圧延材抱合力)
である場合に、Rpを標準として、Rp1=Rpとなるように 前段の圧延ロール17のロール隙G1と後段の圧延ロール18のロール隙G2を調整して、しかも下記の変更圧延条件(1),(2)の双方又はいずれか一方を適用して圧延する。圧延は、測定値Pfを目標値Sに近づくようにし、最終目的として測定値Pf=目標値Sの達成を意図する。
圧延条件(1) G11<G1
(前段の圧延ロールのロール隙を狭めてG1から
G11へ変更する。)
圧延条件(2) G21<G2
(後段の圧延ロールのロール隙を狭めてG2から
G21へ変更する。)
[IV]…[2]<4>:S<Pf,Rp1<Rp
図9(3)に示すように、
Rp1(圧延中の圧延材抱合力)<Rp(標準の圧延材抱合力)
である場合に、Rpを標準として、Rp1=Rpとなるように前段の圧延ロール17のロール隙G1と後段の圧延ロール18のロール隙G2を調整して、しかも下記の変更圧延条件(1),(2)の双方又はいずれか一方を適用して圧延する。圧延は、測定値Pfを目標値Sに近づくようにし、最終目的として測定値Pf=目標値Sの達成を意図する。
圧延条件(1) G11>G1
(前段の圧延ロールのロール隙を広げてG1から
G11へ変更する。)
圧延条件(2) G21<G2
(後段の圧延ロールのロール隙を狭めてG2から
G21へ変更する。)
条件[III]及び[IV]の下における各圧延過程で、図9(4)に示すように、ガイドローラーの抱合力のRpとRp1とがほぼ等しくなったときには、下記の圧延状況(a),(b)を判断して圧延方法を適用する。この方法により、外形寸法の精度が高い圧延材を圧延することが可能になる。
(a) ガイドローラーの間隔Rg1が僅かに狭い状況
(b) ガイドローラーの間隔Rg1が僅かに広い状況
これらの状況に対応する圧延方法は、上述したS>Pf,Rp1>Rpの条件[I]の下で説明したのと同様の方法に倣えば良いので、説明を省略する。
実際の圧延のデータがなく初めて圧延する際に、この圧延方法を適用する場合には、ガイドローラー2の最大の抱合力は、電磁弁付比例リリーフ弁14を用いて当初は低めに設定して、圧延材の先端部や後端部の圧延材全体からみて太く圧延されている部分がガイドローラー2の間に進入したときに、ガイドローラー2やベアリングを破損することなく、かつ、圧延材に倒れが発生しない抱合力になるように、徐々に圧力を高めて行き、最適の抱合力を得る。
また、標準のガイドローラーの抱合力Rpや間隔Rgを得る方法としては、実際の圧延中に、Pf=Sという好ましい結果が得られたときのRp1とRg1をモニター結果から得て、この実際の正確な圧延結果に基づく値を、次回以降の圧延のRpとRg1として使用するとよい。
後段の圧延機から圧延される圧延材の外形寸法を計測する手段として、上例に示すプロフィルメーター19に限られない。例えば、前段の圧延機と後段の圧延機の間に配置してあるローラーガイド1と同様の第2のローラーガイドを用いてもよい。この場合には、第2のローラーガイドを後段の圧延機の下流側に配置して、第2のローラーガイドのガイドローラーの間隔の変化に基づいてローラーガイド1のガイドローラーの抱合力のデータを使用して計測する。
【0006】
本発明において、例示しているローラーガイドは、入口ローラーガイドとして使用しているが、圧延機の出口に設置される出口ローラーガイド、圧延機例の中間に設置される中間ローラーガイド等に使用可能である。本例における圧延機において、説明している後段の圧延機は、仕上げ圧延機に適用しているが、往復圧延を行うビレット等の圧延機や、圧延機列の粗・中間・仕上のいずれの圧延機にも適用することが可能である。
上例では、連続圧延を行う圧延機列中の圧延機の入口に、ローラーガイドを配置して、圧延材を圧延ロールのカリバーに正確に案内して圧延材を圧延する方法を説明した。往復圧延を行うリバースミルの出口または入口に、ローラーガイドを配置して圧延材の先端部から後端部までを正確に案内して寸法精度の高い圧延材を圧延するものであってもよい。さらにスキンパス圧延やサイジング圧延等の圧延材の整形圧延を行うためのローラーガイドによる圧延方法であってもよい。
【0007】
【発明の効果】
本発明によれば、ガイドローラーの抱合力の標準に適合するように、圧延ロールのロール隙をパラメータとして、圧延を行うようにしたので、圧延材の外形寸法の精度が高い圧延を可能にして、高度の熟練技術が不要となり、若年の作業者であっても熟練労働者と同等の圧延を行うことを可能にする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る圧延方法に使用するローラーガイドの正面図である。
【図2】この発明に係る圧延方法に使用するローラーガイドの平面図である。
【図3】この発明に係る圧延方法に使用するローラーガイドの側面図である。
【図4】ローラーガイドにおけるガイドローラーの取付け状態を示す断面図である。
【図5】ローラーガイドにおける油圧シリンダを示す拡大断面図である。
【図6】ローラーガイドにおけるガイドローラーの正面図である。
【図7】圧延材、圧延機列、ガイドローラー及びプロフィルメーターの相互の関係を示す図である。
【図8】油圧制御回路を示す図である。
【図9】ガイドローラーにおける圧延中の圧延材抱合力と標準の圧延材抱合力との関係示すグラフである。
【符号の説明】
1 ローラーガイド
2 ガイドローラー
4 支持軸
4a 偏芯軸部
5 圧延材
6 油圧シリンダ(駆動シリンダ)
7 抱合力調整部
8 間隔調整部
9 ラックギア
10 油圧制御回路
11 制御管理部
Claims (2)
- 対のガイドローラーによって前段の圧延機の圧延ロールで圧延された前段の圧延材を後段の圧延機の圧延ロールへ案内するためのローラーガイドを用いると共に、上記後段の圧延機の圧延ロールで圧延された後段の圧延材の外形寸法を計測する計測手段を用いる圧延方法であって、
上記対のガイドローラーの間隔と、上記ガイドローラーによる上記圧延材の抱合力とは、制御手段によって制御される駆動シリンダにより調整可能なものであり、
下記の圧延作業の準備段階及び圧延段階を経る
ことを特徴とするローラーガイドによる圧延方法。
(準備段階)
上記対のガイドローラーの間隔を、上記前段の圧延ロールで圧延され前段の圧延材の標準の外形寸法に合う標準の間隔(Rg)に調整し、通過する上記前段の圧延材から受ける間隔調整された上記ガイドローラーの標準の抱合力(Rp)を計測し、上記間隔(Rg)及び抱合力(Rp)を標準値としておく。
(圧延段階)
上記前段の圧延ロールのロール隙をG1とすると共に、このロール隙を変更したロール隙をG11とし、後段の圧延ロールのロール隙をG2とすると共に、このロール隙を変更したロール隙をG21とし、上記計測手段で計測した圧延材の外形寸法をPfとし、目標とする圧延材の外形寸法をSとする圧延段階において、
上記前段の圧延ロールによって圧延された前段の圧延材を上記対のガイドローラー間に挿入し、挿入に伴って生じる抱合力(Rp1)の数値を上記標準の抱合力(Rp)の数値と比較し、
上記後段の圧延ロールによって圧延されかつ上記計測手段によって計測された後段の圧延材の外形寸法(Pf)と、最終目標の圧延材の外形寸法(S)との差を計算し、
上記抱合力の比較値及び上記外形寸法の比較値に基づいて、上記前段の圧延ロールのロール隙(G1)をロール隙(G11)に調整し、上記後段の圧延ロールのロール隙(G2)をロール隙(G21)に調整するものである。 - 条件1−1のとき条件2−1を、条件1−2のとき条件2−2を、条件1−3のとき条件2−3を及び条件1−4のとき条件2−4をそれぞれ適用して圧延材を圧延することを特徴とする請求項1記載のローラーガイドによる圧延方法。
条件1−1:S>Pf,Rp1>Rp
条件2−1:下記の変更圧延条件(1),(2)を満す。
圧延条件(1) G11<G1
(前段の圧延ロールのロール隙を狭めてG1から
G11へ変更する。)
圧延条件(2) G21>G2
(後段の圧延ロールのロール隙を広げてG2から
G21へ変更する。)
条件1−2:S>Pf,Rp1<Rp
条件2−2:下記の変更圧延条件(1),(2)を満す。
圧延条件(1) G11>G1
(前段の圧延ロールのロール隙を広げてG1から
G11へ変更する。)
圧延条件(2) G21>G2
(後段の圧延ロールのロール隙を広げてG2から
G21へ変更する。)
条件1−3:S<Pf,Rp1>Rp
条件2−3:下記の変更圧延条件(1),(2)を満す。
圧延条件(1) G11<G1
(前段の圧延ロールのロール隙を狭めてG1を
G11へ変更する。)
圧延条件(2) G21<G2
(後段の圧延ロールのロール隙を狭めてG2を
G21へ変更する。)
条件1−4:S<Pf,Rp1<Rp
条件2−4:下記の変更圧延条件(1),(2)を満す。
圧延条件(1) G11>G1
(前段の圧延ロールのロール隙を広げてG1を
G11へ変更する。)
圧延条件(2) G21<G2
(後段の圧延ロールのロール隙を狭めてG2を
G21へ変更する。)
Rg :前段の圧延ロールで圧延される圧延材の標準の外形寸法に設定された
ときのガイドローラーの間隔
Rg1:圧延中に圧延材を案内しているときのガイドローラーの間隔
Rp :間隔Rgに設定されているガイドローラー間を標準の外形寸法を有す
る圧延材が通過するときに発生するガイドローラーの標準の抱合力
Rp1:圧延中、間隔Rg1となっているガイドローラーで圧延材を案内して
いるときに発生するガイドローラーの抱合力
G1 :前段の圧延機における圧延ロールの現在値のロール隙
G11:ロール隙G1から変更した後のロール隙
G2 :後段の圧延機の現在値のロール隙
G21:ロール隙G2から変更した後のロール隙
Pf :後段の圧延機で圧延されかつこの圧延機の下流側で計測された圧延材
の外形寸法
S :目標の圧延材の外形寸法
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