JP4290868B2 - 指向性導光板及びその製造方法 - Google Patents

指向性導光板及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4290868B2
JP4290868B2 JP2000365682A JP2000365682A JP4290868B2 JP 4290868 B2 JP4290868 B2 JP 4290868B2 JP 2000365682 A JP2000365682 A JP 2000365682A JP 2000365682 A JP2000365682 A JP 2000365682A JP 4290868 B2 JP4290868 B2 JP 4290868B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
guide plate
light guide
concave
texture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000365682A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002169033A (ja
Inventor
純男 中橋
裕純 田口
望 美藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissen Chemitec Corp
Original Assignee
Nissen Chemitec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissen Chemitec Corp filed Critical Nissen Chemitec Corp
Priority to JP2000365682A priority Critical patent/JP4290868B2/ja
Publication of JP2002169033A publication Critical patent/JP2002169033A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4290868B2 publication Critical patent/JP4290868B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
  • Planar Illumination Modules (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、均一な輝度を有して大型画面構成に好適な指向性導光板及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
端面から入射された光を表裏の2面間で導光すると共に表裏いずれかの面から出射するいわゆるサイドライト型面光源に用いられる導光板のうち、サンドブラスト法により視認できない微小な凹凸(シボパターン)を形成したいわゆる指向性導光板が、表示画面の大型薄肉化、省エネルギー化等の点から注目されて来ている。
【0003】
このような指向性導光板を、サイドライト型面光源装置に用いる場合、冷陰極管を設けるためのゴムホルダがこの導光板の入光端面の幅方向両端部にかかり、このゴムホルダの影が導光板に影響して出光面の入光側両隅部に輝度の低い部分を形成する。
【0004】
また、導光板の入光端面は、鏡面状であると出光面において暗帯部を構成するので通常これは粗面化されるが、しかしながら粗面化されていても、出光面の入光側端縁部は輝度が低くなる。
【0005】
さらに、導光板は面光源用装置に組み込まれる際、冷陰極管等の光源との位置関係が大切であるので、導光板を正確に位置決めするために、通常導光板の幅方向の両側端面に位置決め用凹部又は凸部が設けられているが、この位置決め用凹部又は凸部が出光面に輝線や輝度の低い暗部を形成してしまう。
【0006】
以上のように、大画面用の指向性導光板において暗部又は暗帯部が形成されることは導光板の構造や導光板を組み込んだ装置の構造上の点から避け難いものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、均斉でかつ高輝度な大画面用の面光源を実現し得る指向性導光板及びその製造方法を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かくして本願『請求項1』に係る発明によれば、『端面から入射された光を表裏いずれかの面から出射すると共にこの出光面(a13)側に無数の微小な球面状シボ(a10)が設けられ、対向する面に入光面に直交する方向でプリズムが連続的に設けられた指向性導光板(A)であって、出光面(a13)において相対的に輝度が低くなる領域(イ)(ロ)(ハ)に、出光面に直交する断面略V字状の微小な角状シボ(a20)がランダムに重ねて設けられたことを特徴とする指向性導光板(A)』が提供される。
【0009】
また、本願『請求項4』に係る発明によれば、『端面から入射された光を表裏いずれかの面から出射する導光板の製造方法であって、金属材料(b)にブラスト法にて微小球状粒子を吹き付けて塑性変形させることにより無数の微小な球面状凹シボ付金属材料を形成する工程と、該球面状凹シボ付金属材料の所定領域にブラスト法にて微小角状粒子を吹き付けて前記球面状凹シボ上にてランダムに重ねて塑性変形させることにより角状凹シボを設ける工程と、上記金属材料の上記シボ面に対して電鋳法にてダイレクト転写して無数の微小な球面状凸シボ(d10)及び所定領域の角状凸シボ(d20)付成形用入子(d)を作製する工程と、この成形用入子(d)の上記凸シボ面に射出成形することにより一面に無数の微小な球面状凹シボが転写形成されかつ所定領域に球面状凹シボ及び角状凹状からなる拡散シボパターンが転写形成された導光板を得る工程とからなり、上記所定領域が、最終的に得られる導光板の出光面における光源用ゴムホルダに起因する導光量不足が反映される出光面入光側両隅部、入光端面の拡散不足に起因する出光面入光側縁部、側面に設けられる位置決め用凹・凸部に起因する光ムラが反映される出光面側辺部の少なくとも1つに相当することを特徴とする指向性導光板の製造方法』が提供される。
【0010】
本願『請求項1』の指向性導光板(A)又は本願『請求項4』の方法により製造される指向性導光板(A)によれば、導光板の構造上の点から出光面(a13)において輝度の低い部分が生じ得る領域(イ)(ロ)(ハ)に、出光面に直交する断面略V字状の微小な角状シボ(a20)がランダムに重ねて設けられているので、この角状シボ(a20)のところに導光されてきた光はここで大きく方向転換されることとなり、この領域(イ)(ロ)(ハ)に充分な光量が拡散・供給されることとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の指向性導光板(A)において、出光面に直交する断面略V字状の角状シボ(a20)がランダムに設けられる領域としては、光源用ゴムホルダ(41)に起因する導光量不足が反映される出光面入光側両隅部(a130)(a130)、入光端面(a11)の拡散不足に起因する出光面入光側縁部(a131)、側面(a15)に設けられる位置決め用凹・凸部(a16)に起因する光ムラが反映される出光面側辺部(a132)等が挙げられ、これらの内から少なくとも1つが選択される。
【0012】
なお、本発明の指向性導光板(A)は、本願『請求項3』に示すように、『球面状シボ(a10)の分布密度が、入光端面(a11)からこれに対向する反入光端面(a12)に向かって、次第に高密度になりかつ最高密度に達した後次第に密度を減じるグラデーションパターンに構成されている』ものであっても良い。
【0013】
以下、実施例により本発明を詳細に説明するが、これにより本発明は限定されるものではない。
【0014】
[実施例1]
図1に、本発明の指向性導光板を用いたサイドライト型面光源装置の一例の分解斜視図を、図2にはそのサイドライト型面光源装置の側面構成図をそれぞれ示す。
【0015】
これらの図のサイドライト型面光源装置(1)は、指向性導光板(A)と、この指向性導光板(A)の非出光面(a14)側に配設される反射シート(2)及び入光端面(a11)に対向する反入光端面(a12)に配設される反射テープ(3)と、上記指向性導光板(A)の入光端面(a11)に沿って配設される冷陰極放電管(4)と、冷陰極放電管(4)の背面側に配設され、冷陰極放電管(4)の光を反射して入光端面(a11)に入光させるリフレクタ(5)と、前記指向性導光板(A)の出光面(a13)側に配設されるプリズムシート(6)及び光拡散シート(7)とから主として構成されている。なお、この光拡散シート(7)の上には通常液晶パネル(8)が設置される。また、上記冷陰極放電管(4)に替えてLED等を用いることもできる。
【0016】
上記指向性導光板(A)は、本例ではいわゆる截頭楔形のもので、例えばアクリル樹脂(PMMA)のような透光性樹脂を射出成形法により形成することができる。そして、肉厚側端面が入光端面(a11)であり、これに対向する薄肉側端面が反入光端面(a12)である。また、図における上面側が出光面(a13)であり、反対側が非出光面(a14)である。なお、一対の側面(a15)(a15)にそれぞれ設けられている各突起(a16)(a16)は位置合わせ用凸部である。
【0017】
上記指向性導光板(A)の出光面(a13)のほぼ全面には、球面状凹シボ(a10)が形成されている。なお、この球面状凹シボ(a10)の形成は非出光面(a14)であっても又両方の面であっても良い。上記球面状凹シボ(a10)の形状は、図1中の拡大図(x)及び図4に示すように、平均径《r》が30μm以下、深さ4μm以下の球面を呈しており、その球状凹面(a101)では反射した光が散乱せず、規則正しく所定の方向を向くように平滑曲面に形成されている。
【0018】
球面状凹シボ(a10)は、本例ではその分布密度が、指向性導光板(a1)の入光端面(a11)から反入光端面(a12)までの全幅中、入光端面(a11)から計って1/5〜1/4の範囲が最も密となり、この密の部分を中心に入光端面(a11)及び反入光端面(a12)に向かって次第に粗となっていく様に形成されている。従って、入光端面(a11)から反入光端面(a12)に向けて粗、密、粗となるグラデーションパターンを有している。
【0019】
なお、非出光面(a14)には、図5〜8に示されるように、入光端面(a11)に直交する方向でプリズム(p)が連続的に設けられている。
【0020】
上記指向性導光板(A)の出光面(a13)には、更に、以下に説明するように導光量が不足し得る領域に、図1中の拡大図(y)及び図3に示すような角状凹シボ(a20)と前記球面状凹シボ(a10)とによる拡散シボパターン(pa)が設けられている。そして、上記角状凹シボ(a20)は、図3に示すように、断面V字状のものでその平均粗さ(Ra)は0.03〜1.0程度のもので構成されている。
【0021】
出光面(a13)における導光量が不足し得る部分としては、まず、図5に示すように、冷陰極放電管(4)を固定する一対のゴムホルダ(41)(41)が影となって導光量が不足し、その結果、周囲と比べて輝度が低くなる領域(イ)すなわち図面に示される出光面(a13)の入光側両隅部(a130)(a130)が挙げられる。
【0022】
また、図6に示すように、入光端面(a11)の近傍であって非出光面(a14)からの反射光量不足で、その結果、導光量が不足して周囲と比べて輝度が低くなる領域(ロ)すなわち図面に示される出光面(a13)の入光側縁部(a131)が挙げられる。
【0023】
さらに、図7に示すように、導光板(A)の側面(a15)に突出している位置決め用凸部(a16)の影響により均一な導光が達成できず、その結果、輝線及び暗部が生じる領域(ハ)すなわち図面に示される出光面(a13)の両側縁の要部(a132)(a132)が挙げられる。
【0024】
本例のサイドライト型面光源装置(1)の指向性導光板(A)には、上記3つの領域(イ)(ロ)(ハ)にそれぞれ角状凹シボ(a20)によるいわゆる拡散シボパターン(pa)が設けられている。
【0025】
なお、上記拡散シボパターン(pa)は、場合に応じてその領域が任意に選択され、本例のように3箇所でなくとも、これらの内の2箇所や1箇所だけであっても良いことは言うまでもない。また、上記3箇所以外にも導光量不足による輝度低下の部分があれば適宜設けられて良い。また、大きさの異なる角形粒子(例えば#120、#240等)を用いて図8に示すように重ね合わせることもできる。
【0026】
反射シート(2)及び反射テープ(3)は、散乱型白色シート又は正反射シートで形成されており、指向性導光板(a1)の非出光面(a14)及び反入光端面(a12)の全面を覆うように配設されている。
【0027】
リフレクタ(5)は断面が半円状又は放物状のもので、その中心或いは焦点位置に冷陰極放電管(4)が配置されており、指向性導光板(a1)の入光端面(a11)に沿って配設され、冷陰極放電管(4)から出る光のうち、入光端面(a11)に直接入光しない光を効率良く反射して入光端面(a11)に入光させるもので、金属箔のようなもので形成される正反射部材或いは白色PETフィルムにて形成されるシート状乱反射部材などが用いられる。
【0028】
プリズムシート(6)は、アクリル樹脂のような透光性樹脂シートにて形成されており、片面に三角柱を並べた様な平行突条(61)が形成されているもので、前記突条(61)の延長方向に直交する方向に出光面(a13)から出た指向性ある光を法線方向に方向転角する。このプリズムシート(6)は、図2に示すように、前記突条(61)が形成されている側の面が指向性導光板(a1)の出光面(a13)側に対向しかつこの突条(61)が入光端面(a11)から反入光端面(a12)に向かう軸に対して直交するように配置される。
【0029】
光拡散シート(7)は、プリズムシート(6)からの透過光を散乱させることにより、プリズムシート(6)により補正された指向性を緩和すると共に外観・品位を高める効果を有している。
【0030】
次に、上記指向性導光板(A)の製造方法について、図9〜11に模式的に示す工程により説明する。まず、図9に示すように、平板状の金属ブロック(b)の一端部(b01)を支持台(c)上に載せて斜めに配置し、ショットガン(g)を前後左右に移動させ、平均径100μm〜1μmの微小球状粒子を所定圧力で均一に該金属ブロック(b)の一面(b11)にショットしてブラストエッチングを行った。
【0031】
この場合、該金属ブロック(b)の一端部(b01)側からこれに対向する他端部(b02)側に至る途中の位置〔上記一端部(b01)側から1/5〜1/4〕までは上記金属ブロック(b)に次第に近づくようにショットガン(g)を移動させ、最近接位置を過ぎると次第に金属ブロック(b)から離間するように移動させた。これにより、上記一端部(b01)側から他端部(b02)側に向かって粗・密・粗というグラデーションパターンが得られた。
【0032】
次いで、上記で説明した拡散シボパターン領域に相当する部分に、角状粒子をショットする。この場合、角状粒子としては例えば120番以上600番以下のアルミナ、カーボンランダム等が好適に用いられる。
【0033】
次いで、上記球状粒子及び角状粒子のショットによりエッチングされた金属ブロック(b)に対して、エッチング面に向けて電鋳法により金属層を形成してシボパターンをダイレクト転写し、図10に示すように、球面状凸シボ(d10)による上記グラデーションパターン及び角状凸シボ(d20)による拡散シボパターン(pd)を有する面(d01)が形成された成形用入子(d)を得た。
【0034】
なお、この凸シボ付成形用入子(d)は、同図に示すように、断面楔形の凹所(d1)を有するもので、この凹所(d1)の底面に上記球面状凸シボ(d10)によるグラデーションパターン及び角状凸シボ(d20)による拡散シボパターン(pd)が施されており、該凹所(d1)の深い方の端部が上記金属ブロック(b)の一端部(b01)に対応している。
【0035】
上記で得られた凸シボ付成形用入子(d)を、図11に示すように、その凸シボパターン面(d01)が射出成形金型(k1)(k2)のキャビティ(kc)内に露呈するように導入した後、ここにアクリル樹脂(PMMA)を射出し成形した。得られた成形体には、その一面に上記凸シボ付成形用入子(d)によって球面状凹シボ(a10)が上記グラデーションパターン通りに転写成形されると共に、球面状凹シボ(a10)及び角状凹シボ(a20)による上記拡散シボパターンも転写形成されていた。このようにして、本例の指向性導光板(A)を製造することができる。
【0036】
以上の構成のサイドライト型面光源装置(1)は、指向性導光板(A)の出光面(a13)には、前記で説明した導光量が不足しうる領域(イ)(ロ)(ハ)には角状凹シボ(a20)と球面状凹シボ(a10)との混合された拡散シボパターン(pa)が設けられているので、これらの領域(イ)(ロ)(ハ)に導入される光は角状凹シボ(a20)により大きく方向転換され、これらの領域(イ)(ロ)(ハ)に充分な光量を拡散・供給することが出来る。従って、上記構造上の理由で従来生じていた光ムラを解消することができる。
【0037】
また、これらの領域以外の出光面(a13)においては、球面状凹シボ(a10)によるグラデーションパターンを有するので球面状凹シボ(a10)で反射される光は殆ど広角に散乱しなく、全体に高輝度で均質な面光源を実現できる。
【0038】
【発明の効果】
本願各請求項に係る発明によれば、無数の微小な球面状シボが設けられた指向性導光板の出光面において、相対的に輝度が低くなる領域に、出光面に直交する断面略V字状の微小な角状シボがランダムに重ねて設けられているので、ここでは導入される光は大きく方向転換させられ、導光量を供給することができ、輝度低下を解消する事が出来る。従って、出光面全体に亘って均一でかつ高輝度の出光面を構成する事が出来る。
【0039】
さらに、出光面における球面状凹シボに所定のグラデーションパターンを持たせば、より均斉度が増した大出光面を構成でき、均斉かつ高輝度な大画面用の面光源を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の指向性導光板の一例を用いたサイドライト型面光源装置の分解斜視図
【図2】図1の面光源装置の側面構成図
【図3】拡散シボパターンの一例を示す要部断面図
【図4】球面状凹シボの形状を説明する断面概略図
【図5】出光面における導光量不足に基づく輝度低下領域の一例を示す斜視図
【図6】出光面における導光量不足に基づく輝度低下領域の他の例を示す斜視図
【図7】出光面における導光量不足に基づく輝度低下領域の更に他の例を示す斜視図
【図8】拡散シボパターンにおける角状シボの設け方の他の例の斜視図
【図9】指向性導光板の製造例における第1工程を説明する模式図
【図10】指向性導光板の製造例における第2工程を説明する模式図
【図11】指向性導光板の製造例における第3工程を説明する模式図
【符号の説明】
(A)…指向性導光板
(a10)…球面状凹シボ
(a11)…入光端面
(a12)…反入光端面
(a13)…出光面
(a14)…非出光面
(a20)…角状凹シボ
(a21)…突条
(b)…金属ブロック
(d)…凸シボ付成形用入子
(d10)…球面状凸シボ
(d20)…角状凸シボ
(pa)…拡散シボパターン
(1)…サイドライト型面照明装置
(2)…反射シート
(3)…反射テープ
(4)…冷陰極放電管
(5)…リフレクタ
(6)…プリズムシート
(7)…光拡散シート
(8)…液晶パネル

Claims (4)

  1. 端面から入射された光を表裏いずれかの面から出射すると共にこの出光面側に無数の微小な球面状シボが設けられ、対向する面に入光面に直交する方向でプリズムが連続的に設けられた指向性導光板であって、
    出光面において相対的に輝度が低くなる領域に、出光面に直交する断面略V字状の微小な角状シボがランダムに重ねて設けられたことを特徴とする指向性導光板。
  2. 相対的に輝度が低くなる部分が、光源用ゴムホルダに起因する導光量不足が反映される出光面入光側両隅部、入光端面の拡散不足に起因する出光面入光側縁部、側面に設けられる位置決め用凹・凸部に起因する光ムラが反映される出光面側辺部から選択される領域の少なくとも1つである請求項1記載の指向性導光板。
  3. 球面状シボの分布密度が、入光端面からこれに対向する反入光端面に向かって、次第に高密度になりかつ最高密度に達した後次第に密度を減じるグラデーションパターンに構成されている請求項1又は2に記載の指向性導光板。
  4. 端面から入射された光を表裏いずれかの面から出射する導光板の製造方法であって、
    金属材料にブラスト法にて微小球状粒子を吹き付けて塑性変形させることにより無数の微小な球面状凹シボ付金属材料を形成する工程と、該球面状凹シボ付金属材料の所定領域にブラスト法にて微小角状粒子を吹き付けて前記球面状凹シボ上にてランダムに重ねて塑性変形させることにより角状凹シボを設ける工程と、上記金属材料の上記シボ面に対して電鋳法にてダイレクト転写して無数の微小な球面状凸シボ及び所定領域の角状凸シボ付成形用入子を作製する工程と、この成形用入子の上記凸シボ面に射出成形することにより一面に無数の微小な球面状凹シボが転写形成されかつ所定領域に半球状凹シボ及び角状凹状からなる拡散シボパターンが転写形成された導光板を得る工程とからなり、上記所定領域が、最終的に得られる導光板の出光面における光源用ゴムホルダに起因する導光量不足が反映される出光面入光側両隅部、入光端面の拡散不足に起因する出光面入光側縁部、側面に設けられる位置決め用凹・凸部に起因する光ムラが反映される出光面側辺部の少なくとも1つに相当することを特徴とする指向性導光板の製造方法。
JP2000365682A 2000-11-30 2000-11-30 指向性導光板及びその製造方法 Expired - Fee Related JP4290868B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000365682A JP4290868B2 (ja) 2000-11-30 2000-11-30 指向性導光板及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000365682A JP4290868B2 (ja) 2000-11-30 2000-11-30 指向性導光板及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002169033A JP2002169033A (ja) 2002-06-14
JP4290868B2 true JP4290868B2 (ja) 2009-07-08

Family

ID=18836413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000365682A Expired - Fee Related JP4290868B2 (ja) 2000-11-30 2000-11-30 指向性導光板及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4290868B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005183363A (ja) 2003-11-25 2005-07-07 Sharp Corp 導光板、それを備えた照明装置、及び、液晶表示装置、並びに、導光板成形型
JP2006159712A (ja) * 2004-12-08 2006-06-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 外面にグラデーション模様を有する成形品の製造方法及びその成形品の製造に使用するマスターの製造方法
KR100726715B1 (ko) 2005-06-01 2007-06-11 제이엠아이 주식회사 하이브리드 도광판의 제조방법 및 하이브리드 도광판
JP5016921B2 (ja) 2005-07-13 2012-09-05 三菱レイヨン株式会社 面光源装置用導光体および面光源装置
JP4736937B2 (ja) * 2006-05-02 2011-07-27 日亜化学工業株式会社 導光体およびそれを用いた発光装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002169033A (ja) 2002-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4225448B2 (ja) 導光板、面光源装置及び表示装置
US6104854A (en) Light regulator and surface light source device
US6502947B2 (en) Planar light source device and liquid crystal display apparatus
KR0168879B1 (ko) 렌티큘러 렌즈, 면광원 및 액정 표시 장치
US6799859B1 (en) Surface illuminant device and prism sheet used therefor
JP2742880B2 (ja) 面光源、それを用いた表示装置、及びそれらに用いる光拡散シート
JPH10260315A (ja) レンズ導光板、及びそれを用いた面光源装置
JP2562265B2 (ja) 光制御シート
JP2006114239A (ja) 面状光源用導光体とその製造方法、面状光源、照明装置、看板及び液晶表示装置
JP2004046076A (ja) 光偏向素子及び面光源装置
JP5424901B2 (ja) 面光源装置及びそれに用いる導光体
TWI247927B (en) Planar light source apparatus and light guide used therein
JP2001176315A (ja) 面状発光照明装置およびそれを用いた卓上照明装置
JPH07159607A (ja) 光制御シート及びこれを備えた面状発光装置
JP2005203182A (ja) 導光板及びそれを用いた面光源装置
JP4290868B2 (ja) 指向性導光板及びその製造方法
JP2007080800A (ja) バックライトユニットの導光板
JP4400845B2 (ja) 光拡散シートおよびそれを用いた映像表示素子、面光源装置
JP4402803B2 (ja) 指向性導光板と該導光板用金型の製造方法
JP2006108032A (ja) 面光源装置用導光体及びその製造方法並びに面光源装置
JP3688036B2 (ja) 非光拡散性導光板を用いた面光源装置、及びレンズフィルム
JP2004127745A (ja) 面光源装置
JP2002216530A (ja) 面光源装置、面光源装置用導光体およびその製造方法
JP2002075031A (ja) 面光源用部材及びそれに用いる導光板の製造方法
JP3758708B2 (ja) ライトボックス

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071031

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080924

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080930

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090310

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090402

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150410

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees